JPH08170669A - 水冷式ディスクブレーキ - Google Patents

水冷式ディスクブレーキ

Info

Publication number
JPH08170669A
JPH08170669A JP31729694A JP31729694A JPH08170669A JP H08170669 A JPH08170669 A JP H08170669A JP 31729694 A JP31729694 A JP 31729694A JP 31729694 A JP31729694 A JP 31729694A JP H08170669 A JPH08170669 A JP H08170669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
metal pads
disk rotor
cooling water
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31729694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Matsukawa
勉 松川
Takao Morita
隆夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP31729694A priority Critical patent/JPH08170669A/ja
Publication of JPH08170669A publication Critical patent/JPH08170669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構成を簡略化すると共に、冷却効率を向上す
る水冷式ディスクブレーキを提供する。 【構成】 車輪と共に回転し、両面に摩擦材2,3が固
着されたディスクロータ1と、ディスクロータ1の両側
に配置された一対の金属パッド4,5と、各金属パッド
4,5を、ディスクロータ1を挾むように押圧する押圧
手段7,9と、各金属パッド4,5の内部に、ディスク
ロータ1の回転方向に沿ってそれぞれ形成された複数の
冷却水路19と、ディスクロータ1の回転方向に対して
各金属パッド4,5の一端に設けられ、各冷却水路へ並
列に接続させた給水孔と、ディスクロータ1の回転方向
に対して各金属パッド4,5の他端に設けられ、各冷却
水路へ並列に接続させた排水孔17とを備えた構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に用いられる制動
装置に関し、詳しくは水冷式ディスクブレーキに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の制動装置としてディスクブ
レーキ装置を用いるのが主流になっている。このディス
クブレーキ装置において制動動作を行うと、ディスクロ
ータとパッドとの摩擦により発熱し、これらの温度が上
昇する。これらの温度が高温になると、摩擦係数が低下
するフェード現象、ブレーキ液のベーパロック現象、デ
ィスクロータの変形による振動やブレーキ鳴き、あるい
は摩擦材の偏摩耗等の問題が発生する可能性がある。
【0003】そこで、ディスクロータやパッドを冷却す
る技術として、特開平2−159431号公報に冷却式
ディスクブレーキが開示されている。この冷却式ディス
クブレーキは、ディスクロータ50と、ディスクロータ
50の両面に設けられた摩擦部材51,51と、ディス
クロータ50の両側に配置された一対のパッド52,5
2と、ディスクロータ50を両側から挾むようにパッド
52,52を押圧する押圧部材53,53と、摩擦部材
51,51と押圧部材53,53との少なくとも一方に
設けられた冷却室54,54と、この冷却室54,54
に冷却水を給排水する冷却水管55,56とを有し、冷
却室54,54に冷却水を循環させてディスクブレーキ
装置を冷却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
冷却式ディスクブレーキでは、摩擦部材と押圧部材とに
より冷却室を形成した場合には、冷却水とブレーキ液と
が隣合っているため、冷却水の熱がブレーキ液に伝導し
やすく冷却水の温度が上昇するとブレーキ液の温度も上
昇し、ベーパロック現象を発生しやすいという問題点が
ある。摩擦部材に冷却水路を形成した場合には、冷却水
路の流路抵抗が高く、摩擦部材の十分な冷却が困難であ
り、フェード現象やディスクロータが変形するという問
題点がある。また、上述の冷却式ディスクブレーキで
は、キャリパ本体に穴を設けて冷却水管を通しているの
で、構造が複雑になり冷却水管の配管が困難になると共
に、加工するためのコストがかかるという問題点があ
る。
【0005】よって、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、構成を簡略化すると共に、冷却効
率を向上する水冷式ディスクブレーキを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輪
と共に回転し、両面に摩擦材が固着されたディスクロー
タと、ディスクロータの両側に配置された一対の金属パ
ッドと、各金属パッドを、上記ディスクロータを挾むよ
うに押圧する押圧手段と、各金属パッドの内部に、上記
ディスクロータの回転方向に沿ってそれぞれ形成された
複数の冷却水路と、ディスクロータの回転方向に対して
各金属パッドの一端に設けられ、各冷却水路へ並列に接
続させた給水孔と、ディスクロータの回転方向に対して
各金属パッドの他端に設けられ、各冷却水路へ並列に接
続させた排水孔とを備えた構成である。
【0007】請求項2の発明は、給水孔及び排水孔が、
金属パッドの背面の、押圧手段が金属パッドを押圧する
押圧部以外の部位に設けられている構成である。
【0008】請求項3の発明は、各金属パッドの給水孔
同士、及び排出孔同士が、蛇腹部を有する接続パイプ又
はホースにより互いに接続されている構成である。
【0009】請求項4の発明は、各金属パッドがディス
クロータの前側または後側に配置され、給水孔が各金属
パッドの下部に、排水孔が各金属パッドの上部にそれぞ
れ配置されている構成である。
【0010】請求項5の発明は、金属パッドが、一方の
面に上記ディスクロータに押圧される摺動摩擦面を有す
ると共に、他方の面に複数の溝が形成された主パッド部
材と、この主パッド部材の他方の面に溶接され、溝と協
働して各冷却水路を形成するカバー部材とから構成され
ている。
【0011】請求項6の発明は、主パッド部材とカバー
部材とが互いに溶接される各面の略中央部に、互いに嵌
合する嵌合部をそれぞれ形成した構成である。
【0012】請求項7の発明は、ディスクロータがアル
ミハニカム材により形成されている構成である。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、ディスクロータの両
側に配置された一対の金属パッドの内部に、複数の冷却
水路をディスクロータの回転方向に沿ってそれぞれ形成
し、各金属パッドの一端部に給水孔を、他端部に排水孔
を設けたので、金属パッドの内部を流れる冷却水の流路
抵抗が低減される。
【0014】請求項2の発明によれば、給水孔及び排水
孔が、押圧手段と干渉しない金属パッドの背面に設けら
れているので、給排水パイプの配管が容易に行える。
【0015】請求項3の発明によれば、各金属パッドの
給水孔同士、及び排出孔同士が、蛇腹部を有する接続パ
イプにより互いに接続されているので、金属パッドが摺
動してもその移動変位量が吸収される。
【0016】請求項4の発明によれば、各金属パッドが
ディスクロータの前側または後側に配置され、給水孔が
各金属パッドの下部に、排水孔が各金属パッドの上部に
それぞれ配置されているので、各金属パッド内の冷却水
は、冷却水の対流によって上部に移動して循環が促進さ
れる。
【0017】請求項5の発明によれば、金属パッドが、
主パッド部材とカバー部材とから構成されているので、
冷却水路が容易に形成される。
【0018】請求項6の発明によれば、主パッド部材と
カバー部材とが互いに溶接される各面の略中央部に、互
いに嵌合する嵌合部をそれぞれ形成したので、主パッド
部材からカバー部材への熱伝導が向上し、金属パッドの
剛性が高くなる。
【0019】請求項7の発明によれば、ディスクロータ
がアルミハニカム材により形成されているので、小型軽
量化される。
【0020】
【実施例】図1において、符号1はディスクロータを示
し、このディスクロータ1は、図示しない車軸に固定さ
れている。ディスクロータ1は円板状に形成され、その
外周部の両面にはそれぞれ断熱性有機材からなる摩擦部
材2,3が全周にわたって固着されている。これら摩擦
部材2,3の摺動摩擦面2a,3aに対向して一対の金
属パッド4,5がディスクロータ1の前部に配設されて
いる。
【0021】ディスクロータ1の外周部には、金属パッ
ド4,5を介してディスクロータ1を挾むようにキャリ
パ6が配置されている。キャリパ6は、金属パッド5の
背面をディスクロータ1側に押圧するピストン7を収納
するピストン収納部8と、金属パッド5の背面を支持す
るキャリパ爪部9とが一体形成されている。キャリパ6
は、図示しないキャリパサポートによって、ディスクロ
ータ1の軸に平行な方向に摺動可能に支持されている。
【0022】ピストン7は、中空円筒状に形成され、ピ
ストン収納部8に摺動可能に嵌合されている。ピストン
7の背面には油圧室7aが形成され、この油圧室7aに
はピストン収納部8に設けられた油路8aが連通してい
る。摩擦部材2,3が固着されるディスクロータ1の外
周部は、軽量化のためアルミハニカム材により構成され
ている。この外周部はアルミニウム材で格子状に形成し
ても良い。
【0023】図3,4に示すように、金属パッド4,5
は熱伝導率の高い銅合金材による主パッド部材10及び
カバー部材15の2分割構造で構成されている。主パッ
ド部材10の一方の面(紙面に関して裏面)には、ディ
スクロータ1の摺動摩擦面2aに摺動する摺動摩擦面が
形成され、他方の面(紙面に関して表面)には、外周縁
を残した凹部11が形成されている。さらに凹部11の
底面には、ディスクロータ1の回転方向に対応して、図
中左右方向に延びる複数の凸部12が形成されている。
凹部11の略中央に位置する凸部12には、主パッド部
材10の熱をカバー部材15に効率良く伝導するため、
及び金属パッド4,5の剛性を高くするための複数の突
起部13が、外周縁の高さと略同一の高さとなるように
設けられている。
【0024】カバー部材15は、凹部11に嵌合する形
状に形成され、この両端部には給水孔16及び排水孔1
7がそれぞれ設けられている。カバー部材15には、こ
のカバー部材15が凹部11に嵌合したとき、突起部1
3に対応して嵌合する複数の嵌合孔18が設けられてい
る。
【0025】図5に主パッド部材10とカバー部材15
とが互いに嵌合したときのA−A断面図を示す。主パッ
ド部材10とカバー部材15とを嵌合させ、カバー部材
15の全周及び嵌合孔18の全周を溶接すると、各凸部
12の間にはそれぞれ空間が形成されて、この各空間が
複数の冷却水路19となる。各冷却水路19の両端部
は、給水孔16及び排水孔17に連通している。
【0026】図2において、金属パッド4,5がディス
クロータ1の前部に配設されているので、図中の上下方
向が車両上下方向となる。金属パッド4,5の下端部に
は、給水孔16がそれぞれ設けられており、各給水孔1
6には、給水パイプ20,21がそれぞれ接続されてい
る。給水パイプ20の他端は、接続継手22の接続口2
2aに接続されている。給水パイプ21の他端は、接続
継手23の接続口23aに接続されている。接続継手2
2の接続口22bと接続継手23の接続口23bとは、
蛇腹部24を有する接続パイプ25によって互いに接続
されている。接続継手23の接続口23cには、給水パ
イプ26が接続されており、この給水パイプ26は後述
する熱交換器41(図6参照)に接続されている。
【0027】金属パッド4,5の上端部には、排水孔1
7がそれぞれ設けられており、各排水孔17には排水パ
イプ30,31がそれぞれ接続されている。排水パイプ
30,31は、給水パイプ20,21と同様に接続継手
32,33を介して、蛇腹部24を有する接続パイプ2
5によって互いに接続されており、排水パイプ36は、
後述する熱交換器41(図6参照)に接続されている。
【0028】図6に示す金属パッド4,5を冷却する冷
却水回路40は、高温になった冷却水を冷却する熱交換
器41と、この熱交換器41から各車軸に設けられた金
属パッド4,5に冷却水を給水する給水経路42と、各
金属パッド4,5によって高温になった冷却水を熱交換
器41に戻す排水経路43と、冷却水回路40に冷却水
を循環させるポンプ44とから構成される。ポンプ44
は給水経路42の途中部分に配設されている。
【0029】このように構成された水冷式ディスクブレ
ーキにおいて、車両の制動を行なったときの金属パッド
の冷却について説明する。図示しないブレーキペダルが
踏み込まれると、周知の油圧回路から油路8aを介して
油圧室7aに油圧がかかる。ピストン7がディスクロー
タ1側に摺動し、金属パッド5を摺動摩擦面3aに押圧
する。同時にキャリパ6が、ピストン7の押圧力の反作
用の力によってピストン7の移動する向きとは反対の向
きに摺動されて、キャリパ9が金属パッド4を摺動摩擦
面2aに押圧する。従って、金属パッド4,5によって
ディスクロータ1を両側から挾むように押圧し、ディス
クロータ1に対して制動が行われる。この制動が繰返し
行われると、摩擦部材2,3と金属パッド4,5との摩
擦により発熱する。この熱は、摩擦部材2,3が断熱性
の有機材によって形成されているので、ディスクロータ
1にはほとんど伝わらずに、熱伝導率の高い金属パッド
4,5に伝導して、各冷却水路19の冷却水の温度を上
昇させる。また、金属パッド4,5においては、主パッ
ド部材10とカバー部材15とが中央部分で嵌合されて
いるので、主パッド部材10からカバー部材15に効率
良く熱が伝導し、両者の温度差による歪が防止される。
【0030】一方、図6に示すように、ポンプ44は、
エンジンの始動と同時に作動して、冷却水回路40に冷
却水を図中矢印の向きに循環させる。冷却水の循環が行
われると、金属パッド4,5によって温度を上昇させら
れた冷却水は、金属パッド4,5から排水経路43を通
り熱交換器41に戻されて、熱交換器41で冷却され給
水経路42を通りポンプ44を経由して、再び金属パッ
ド4,5に循環される。この冷却水の循環によって金属
パッド4,5は冷却される。
【0031】次に、金属パッド4,5内の冷却水の流れ
について説明する。金属パッド4,5の下部の給水孔1
6からは冷却された冷却水が給水され、金属パッド4,
5内の冷却水は、金属パッド4,5の上部の排水孔17
から排水される。このとき、金属パッド4,5内で高温
になった冷却水は、冷却水の対流によって上部に移動す
るので、冷却水の循環は効率良く行われる。
【0032】冷却水回路40の一部を構成する熱交換器
40を、エンジン冷却に用いる熱交換器と共用しても良
い。この場合には、冷却水に十分な圧力が付与されてい
るのでポンプは必要なくなる。さらに、冷却水の温度を
検出して、その温度が高温になるとポンプを作動させて
も良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、制動が繰返し行われて摩擦部材と金属パッドと
の摩擦により発熱しても、金属パッドの内部を流れる冷
却水の流路抵抗が低減され、金属パッドを効率良く冷却
するので、ベーパロック現象、フェード現象、ディスク
ロータの変形等を防止し、ブレーキ性能を向上すること
ができ、摩擦部材や金属パッドの摩耗を低減することが
できる。
【0034】請求項2の発明によれば、給水孔及び排水
孔が、押圧手段と干渉しない金属パッドの背面に設けら
れているので、押圧手段やキャリパ本体に改造を加える
ことなく金属パッドに給排水パイプを接続することがで
き、給排水パイプの配管作業性に優れ、改造を加えるこ
となく既存のキャリパを流用することができ、コストも
低減できる。
【0035】請求項3の発明によれば、制動時に金属パ
ッド対がディスクロータ側に摺動して移動しても、各金
属パッドを互いに接続する接続パイプの蛇腹部が、この
移動変位量を吸収するので、他の接続パイプに不要な力
が加わらず、接続パイプの耐久性が向上し、配管が簡素
化される。また、ホースでも同様の効果が得られる。
【0036】請求項4の発明によれば、排水孔が給水孔
より高位置に設けられており、金属パッド内で高温にな
った冷却水は、冷却水の対流によって上部に移動して排
水孔から排水されるので、冷却水の循環が促進され、金
属パッドの冷却効率が向上する。
【0037】請求項5の発明によれば、金属パッドが、
主パッド部材とカバー部材とから構成されているので、
複数の冷却水路を容易に形成することができ、摺動摩擦
面とは逆側の面で溶接するので十分な溶接強度を確保す
ることができる。
【0038】請求項6の発明によれば、主パッド部材と
カバー部材とに、互いに嵌合する嵌合部をそれぞれ形成
することにより、主パッド部材からカバー部材への熱伝
導、及び金属パッドの剛性が向上するので、歪による変
形を防止することができ、摩擦部材や金属パッドの摩耗
を低減することができる。
【0039】請求項7の発明によれば、ディスクロータ
がアルミハニカム材により形成されているので、ディス
クロータの厚さを薄くすることができると共に、ディス
クロータの重量を軽くすることができる。また、ディス
クロータが小型軽量化されて、ばね下重量が軽くなり乗
心地が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水冷式ディスクブレーキの縦断面図で
ある。
【図2】金属パッドと給排水パイプの接続とを表す斜視
図である。
【図3】主パッド部材の正面図である。
【図4】カバー部材正面図である。
【図5】主パッド部材とカバー部材とが互いに嵌合した
ときのA−A断面図である。
【図6】冷却水回路を説明する回路図である。
【図7】従来の水冷式ディスクブレーキの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスクロータ 2,3 摩擦部材 4,5 金属パッド 6 キャリパ 7 ピストン 8 ピストン収納部 9 キャリパ爪部 10 主パッド部材 11 凹部 12 凸部 13 突起部 15 カバー部材 16 給水孔 17 排水孔 18 嵌合孔 19 冷却水路 24 蛇腹部 25 接続パイプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪と共に回転し、両面に摩擦材が固着さ
    れたディスクロータと、 上記ディスクロータの両側に配置された一対の金属パッ
    ドと、 上記各金属パッドを、上記ディスクロータを挾むように
    押圧する押圧手段と、 上記各金属パッドの内部に、上記ディスクロータの回転
    方向に沿ってそれぞれ形成された複数の冷却水路と、 上記ディスクロータの回転方向に対して上記各金属パッ
    ドの一端に設けられ、上記各冷却水路へ並列に接続させ
    た給水孔と、 上記ディスクロータの回転方向に対して上記各金属パッ
    ドの他端に設けられ、上記各冷却水路へ並列に接続させ
    た排水孔と、 を備えたことを特徴とする水冷式ディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】上記給水孔及び上記排水孔は、上記各金属
    パッドの背面の、上記押圧手段が上記各金属パッドを押
    圧する押圧部以外の部位に設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の水冷式ディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】上記各金属パッドの給水孔同士、及び排出
    孔同士は蛇腹部を有する接続パイプ又はホースにより互
    いに接続されていることを特徴とする請求項2記載の水
    冷式ディスクブレーキ。
  4. 【請求項4】上記各金属パッドは上記ディスクロータの
    前部側または後部側に配置され、上記給水孔は上記各金
    属パッドの下部に、上記排水孔は上記各金属パッドの上
    部にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の水冷式ディスクブレーキ。
  5. 【請求項5】上記各金属パッドは、一方の面に上記ディ
    スクロータに押圧される摺動摩擦面を有すると共に、他
    方の面に複数の溝が形成された主パッド部材と、この主
    パッド部材の他方の面に溶接され、上記溝と協働して上
    記各冷却水路を形成するカバー部材とから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の水冷式ディスクブレー
    キ。
  6. 【請求項6】上記主パッド部材と上記カバー部材とが互
    いに溶接される各面の略中央部に、互いに嵌合する嵌合
    部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項5記載の
    水冷式ディスクブレーキ。
  7. 【請求項7】上記ディスクロータは、アルミハニカム材
    により形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    水冷式ディスクブレーキ。
JP31729694A 1994-12-20 1994-12-20 水冷式ディスクブレーキ Pending JPH08170669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31729694A JPH08170669A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 水冷式ディスクブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31729694A JPH08170669A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 水冷式ディスクブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08170669A true JPH08170669A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18086647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31729694A Pending JPH08170669A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 水冷式ディスクブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08170669A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6164421A (en) * 1998-10-14 2000-12-26 Shimano Inc. Disc brake assembly
US6170617B1 (en) 1998-07-08 2001-01-09 Shimano Inc. Method of cooling bicycle disc brake
US6196358B1 (en) 1998-07-08 2001-03-06 Shimano Inc. Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake
US6202802B1 (en) 1998-07-06 2001-03-20 Shimano Inc. Fluid cooled disc brake for bicycle
EP1468203B2 (en) 2002-01-14 2011-10-12 Alcon Components Limited Cooling arrangement for brake caliper
CN111561532A (zh) * 2020-07-16 2020-08-21 莱州三力汽车配件有限公司 一种新型高散热排水刹车盘
JP2020534495A (ja) * 2017-09-22 2020-11-26 ビーアールエル・ブレイク・ソリューションズ・ソシエダッド・リミターダBrl Brake Solutions, S.L. ブレーキ装置
CN116164062A (zh) * 2023-04-25 2023-05-26 东营博世机电科技有限公司 一种石油钻机刹车片及其制造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6202802B1 (en) 1998-07-06 2001-03-20 Shimano Inc. Fluid cooled disc brake for bicycle
US6321879B2 (en) 1998-07-06 2001-11-27 Shimano Inc. Fluid cooled disc brake for bicycle
US6170617B1 (en) 1998-07-08 2001-01-09 Shimano Inc. Method of cooling bicycle disc brake
US6196358B1 (en) 1998-07-08 2001-03-06 Shimano Inc. Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake
US6321880B2 (en) 1998-07-08 2001-11-27 Shimano Inc. Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake
US6164421A (en) * 1998-10-14 2000-12-26 Shimano Inc. Disc brake assembly
EP1468203B2 (en) 2002-01-14 2011-10-12 Alcon Components Limited Cooling arrangement for brake caliper
JP2020534495A (ja) * 2017-09-22 2020-11-26 ビーアールエル・ブレイク・ソリューションズ・ソシエダッド・リミターダBrl Brake Solutions, S.L. ブレーキ装置
CN111561532A (zh) * 2020-07-16 2020-08-21 莱州三力汽车配件有限公司 一种新型高散热排水刹车盘
CN116164062A (zh) * 2023-04-25 2023-05-26 东营博世机电科技有限公司 一种石油钻机刹车片及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5445242A (en) Disc brake caliper with auxiliary system to cool brake fluid
US5394963A (en) Composite cast brake caliper
EP1996828B1 (en) Liquid-cooled disc brakes
JP3393095B2 (ja) ディスクブレーキアッセンブリ及びブレーキキャリパーアッセンブリ
US2821271A (en) Liquid cooled brake with copper friction surfaces
US20070163851A1 (en) High thermal transfer caliper
EP1929171A1 (en) Brake pad cooling apparatus and method
US6722476B1 (en) Caliper for a disk brake for a high-performance motorcar
WO2010051135A1 (en) Brake caliper including heat pipes
JP3136956B2 (ja) 水冷式ディスクブレーキ装置
JP2009036212A (ja) ブレーキキャリパー、及びブレーキ液冷却装置
JPH08170669A (ja) 水冷式ディスクブレーキ
US6648104B1 (en) Water cooled single piece brake caliper
KR20040101513A (ko) 유체 냉각식 브레이크 하우징
JPH11153162A (ja) ブレーキキャリパ
JPH05187468A (ja) 水冷式ディスクブレーキ
JP2005330978A (ja) ピンスライド型車両用ディスクブレーキ
JP3180637B2 (ja) 液冷式ディスクブレーキ
JPH03234934A (ja) 多ポット型車両用ディスクブレーキ
CN217682939U (zh) 一种耐高温摩托车刹车块
GB2036214A (en) Disc brake
JPS6323618Y2 (ja)
JPH0130015B2 (ja)
KR100422542B1 (ko) 자동차의 디스크 로터 구조
RU77924U1 (ru) Дисковый тормозной механизм

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001121