JPH08167452A - Emi対策用コネクタならびに接地端末処理方法 - Google Patents

Emi対策用コネクタならびに接地端末処理方法

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JPH08167452A
JPH08167452A JP6310731A JP31073194A JPH08167452A JP H08167452 A JPH08167452 A JP H08167452A JP 6310731 A JP6310731 A JP 6310731A JP 31073194 A JP31073194 A JP 31073194A JP H08167452 A JPH08167452 A JP H08167452A
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cylindrical
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Masayuki Matsuda
雅之 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EMI対策用コネクタで、ケーブル芯線とコ
ネクタとの接続部にストレスがかからないようなコネク
タの導入部でのケーブルの固定処理ならびにコネクタの
金属フード部とケーブルのシールド導体部の電気的接続
を同時にかつ簡単に行う。 【構成】 金属フードとそれに覆設された外被フードの
ケーブルクランプ部に切り込みを設け、金属フードのク
ランプ部にはケーブルのシールド導体部に接触する接地
コンタクト部と外被フードのクランプ部内面と接触する
外被接触部が設けられ、外被フードのクランプ部の外部
には雄ねじが形成されている。外被フードのクランプ部
を係着するかしめリングの内面には、一部にクランプ部
の雄ねじと螺合する雌ねじが設けられ、残りにはテーパ
ー部が設けられ、かしめリングを螺入させるとテーパー
部で外被フードのクランプ部を介して金属フードのクラ
ンプ部の接地コンタクト部をケーブルのシールド導体に
圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電気機器あるいは通信
機器等において使用される電磁波障害対策を施したEM
I対策用コネクタならびにケーブルコネクタの接地端末
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられているこの種のEMI対策
用コネクタならびに接地端末処理方法について文献(ノ
イズ対策最新技術、1986年総合技術出版発行)に記
載の内容により説明する。
【0003】図5は該文献のケーブル側コネクタのグラ
ンド接続方法によるシールド効果の説明図(前記文献1
36頁)を引用して作製したEMI対策用コネクタの各
部分の関係ならびに接地端末処理方法を示した斜視図で
ある。
【0004】コンタクトソケット51には、ケーブル5
9の芯線59bと接続され、外部のバックワイヤリング
ボードの雄コンタクトと接続される雌コンタクトを内蔵
し、プラスチックシェル52はコンタクトソケット51
を保持するとともに、バックワイヤリングボードの接地
導体部と接触して金属フード(下)54を接地するアー
ス板53が配接されている。
【0005】金属フード(下)54はプラスチックシェ
ル52に係着され、内面下部には複数のねじ穴付き台座
56d、57cが形成されている。このねじ穴付き台座
56d、57cには、ケーブル59を固定するとともに
ケーブル59のシールド導体59aと金属フード(下)
54とを電気的に接続するためのクランプ56a,58
aや接地用リード線57aのラグ端子が固着される。
【0006】金属フード(上)55は、金属フード
(下)54ならびにプラスチックシェル52に係着され
る。
【0007】図5中の(a)、(b)、(c)は3種の
接地端末処理方法を示す。(a)は第1のケーブルクラ
ンプ56aを用いる方法で、露出されてケーブル59の
外側に折り返されたシールド導体59aの上にアルミ箔
56bが巻かれ、ケーブルクランプ56aがアルミ箔5
6bを金属フードの内面に圧迫しつつ小ねじ56cを介
して金属フード(下)に形成されたねじ穴付き台座56
dに固着される。このことによりケーブル59のシール
ド導体59aはアルミ箔56b、ケーブルクランプ56
a、ねじ56c、台座56d、金属フード(下)54、
アース板53を介して外部のバックワイヤリングボード
の接地導体部に電気的に接続される。
【0008】図5の(b)の第2の方法ではでは、ケー
ブル59のシールド導体59aに接続されたリード線5
7aのラグ端子を小ねじ57bでねじ穴付き台座57c
に固着することにより、第1の方法と同様にシールド導
体59aは外部のバックワイヤリングボードの接地導体
部に電気的に接続される。この方法ではケーブル59の
固定は別途行う必要がある。
【0009】図5の(c)の第3の方法では露出されて
ケーブル59の外側に折り返されたシールド導体59a
を金属U型クランプ58aで拘持し、金属U型クランプ
58aを小ねじ57bを介してねじ穴付き台座57cに
固着することにより、ケーブル59が金属フード(下)
54に固着されるとともに第1の方法と同様にシールド
導体59aは外部のバックワイヤリングボードの接地導
体部に電気的に接続される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の方法にお
いて、クランプを用いる方法では台座に固定するため
に、ねじ止めをするためのドライバ等の工具を必要とす
るため作業がしずらく、クランプの寸法により適用でき
るケーブル径が限定されるという欠点があった。
【0011】またラグ端子付きリード線を用いる場合に
は、ケーブル径の限定はないが、リード線とシールド導
体との接続と、ケーブルの固定が別に必要となり、かつ
クランプ方式に比べシールド効果が劣ることは前述の資
料にも明らかである。
【0012】本発明の目的は、以上のような欠点を克服
し、多種の径のケーブルを、工具を必要とせずにコネク
タに固定し、同時にケーブルのシールド導体を金属フー
ドに優れたシールド効果で電気的に接続可能なEMI対
策用コネクタならびに接地端末処理方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のEMI対策用コ
ネクタでは、ケーブルの芯線が接続されるコンタクトソ
ケットと、コンタクトソケットを保持するとともに、外
部の接地導体部と接触して金属フードを接地するアース
板が配接されるプラスチックシェルと、プラスチックシ
ェルに係着され、ケーブルのシールド導体と接地端末処
理で接続される上下2枚の金属フードから構成されるE
MI対策用コネクタにおいて、金属フードのケーブル線
導入部に、係着した状態では筒型となるように半筒型の
クランプ部が形成されている。
【0014】クランプ部には先端から基部近くまで複数
の切り込み部が設けられ、クランプ部の最先端部分に
は、筒型の内部にわん曲しかつ先端部には筒型の軸線と
平行な部分を有する接地コンタクト部と、接地コンタク
ト部の基部方向に隣接して外部に膨出した凸状の外被接
触部が設けられている。
【0015】金属フードにはそれぞれに外被フードが覆
接され、外被フードはプラスチック等の可撓性の材質で
作られ、外被フードの金属フードのクランプ部に覆接さ
れる部分には、係着した状態では筒型となるように半筒
形のクランプ部が形成され、クランプ部には先端から基
部近くまで複数の切り込み部が設けられ、クランプ部の
内面は金属フードの外被接触部の外径と近似の内径で平
滑な筒型に形成され、外部には雄ねじが形成されいる。
【0016】外被フードのクランプ部分はかしめリング
で係着され、かしめリングの内面の一端からの所定範囲
には、外被フードのクランプ部に設けられた雄ねじと螺
合可能な雌ねじが螺刻され、内面の他端からは前記ねじ
部との連接部分をねじ外径とし、リング端面部が所定の
小径となるように円錐状にテーパー部が設けられている
ことを特徴とする。
【0017】このEMI対策用コネクタの接地端末処理
方法では、金属フードのクランプ部に設けられた接地コ
ンタクト部に対応するように、露出されてケーブルの外
側に折り返されたシールド導体を配置し、金属フードに
覆接された外被フードの雄ねじ部と、あらかじめケーブ
ルを貫通させて配置したかしめリングの雌ねじ部とを螺
合させて回転前進させることにより、ケーブルを金属フ
ードに固定させるとともに、シールド導体と金属フード
とが電気的に接続されることを特徴とする。
【0018】本発明の他の形態によるEMI対策用コネ
クタでは、外被フードのクランプ部の外面が平滑な筒型
で、その所定位置に円柱状の係止用突起が形成されてい
る。
【0019】かしめリングの内面の一端からの所定範囲
は、外被フードのクランプ部の外面と摺動可能な円筒部
となり、内面の他端からは円筒部との連接部分を円筒部
内径と同径とし、リング端面部が所定の小径となるよう
円錐状にテーパー部が設けられている。
【0020】円筒部には、外被フードのクランプ部の係
止用突起が挿入可能な係止溝がその端面から所定位置ま
で螺旋状に削成され、係止溝の端面側の側壁には複数の
係止用凹部が設けられていることを特徴とする。
【0021】このEMI対策用コネクタの接地端末処理
方法では、金属フードのクランプ部に設けられた接地コ
ンタクト部に対応するように、露出されてケーブルの外
側に折り返されたシールド導体を配置し、金属フードに
覆接された外被フードの係止用突起と、あらかじめケー
ブルを貫通させて配置したかしめリングの係止溝とを掛
合させながらかしめリングを外被フードに嵌装して回転
前進させることにより、ケーブルを金属フードに固定さ
せるとともに、シールド導体と金属フードとが電気的に
接続されることを特徴とする。
【0022】
【作用】金属フードのクランプ部の接地コンタクト部に
対応するように、露出されてケーブルの外側に折り返さ
れたシールド導体を配置し、外被フードのクランプ部の
外部の雄ねじと、あらかじめケーブルを貫通させて配置
したかしめリングの内面の雌ねじ部とを螺合させ、かし
めリングを回転前進させると、かしめリングの内面のテ
ーパー部が可撓性の材料で作られた外被フードのクラン
プ部の雄ねじの先端を内径方向に圧縮し、外被フードの
クランプ部の内面が金属フードのクランプ部の外被接触
部を内径方向に圧縮し、金属フードのクランプ部先端の
接地コンタクト部が強くケーブルのシールド導体に押し
付けられ、芯線とコンタクトソケットとの接合部にスト
レスがかからないようにケーブルを金属外被に固定する
とともにシールド導体と金属フードが電気的に接続され
る。
【0023】他の形態では外被フードのクランプ部の外
面に、係止用突起ががかしめリングの係止溝に掛合する
ようかしめリングの筒状部の内面を挿入し、係止用突起
と係止溝を掛合させながらかしめリングを回転前進させ
ると、かしめリングの内面のテーパー部が可撓性の材料
で作られた外被フードのクランプ部の先端を内径方向に
圧縮し、外被フードのクランプ部の内面が金属フードの
クランプ部の外被接触部を内径方向に圧縮し、金属フー
ドのクランプ部先端の接地コンタクト部が強くケーブル
のシールド導体に押し付けられ、芯線とコンタクトソケ
ットとの接合部にストレスがかからないようにケーブル
を金属外被に固定するとともに、シールド導体と金属フ
ードが電気的に接続される。
【0024】その状態でかしめリングを引き戻すと、係
止用突起がかしめリングの係止用凹部に嵌合し、かしめ
リングはその位置で固定される。
【0025】外被フードならびに金属フードのクランプ
部は、軸方向に複数の切り込み部を有するので先端部分
での内径方向の力によって、容易に内径方向にわん曲す
る。テーパー部の最大径と最小径およびクランプ部の切
り込み幅を所定の寸法に設定することによって、多種の
径のケーブルの固定に対応できる。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例のEMI対策
用コネクタと接地端末処理方法を説明するための部分構
造斜視図であり、図2はその断面図である。
【0027】外部のバックワイヤリングボードの雄コン
タクトと接続して、ケーブル16の芯線16bとを電気
的に接続する雌コンタクトを内蔵するコンタクトソケッ
ト、コンタクトソケットを保持するとともに、バックワ
イヤリングボードの接地導体部と接触して金属フード
(下)を接地するアース板が配接されるプラスチックシ
ェルは従来例と同様なので説明を省略し、従来例と異な
る接地端末処理に係わる構造部分を説明する。
【0028】金属フード(上)11、金属フード(下)
12のケーブル導入部には、金属フード(上)11と金
属フード(下)12とが係着した状態では筒型となるよ
うに、半筒形のクランプ部11a、12aが形成されて
いる。
【0029】クランプ部11a、12aには先端から基
部近くまで複数の切り込み部11b、12bが設けら
れ、クランプ部11a、12aの最先端部分には、筒型
の内部にわん曲しかつ先端部には筒型の軸線と平行な部
分を有する接地コンタクト部11c、12cが設けら
れ、それの基部側に隣接して筒型の外部に膨出した凸状
の外被接触部11d、12dが設けられている。
【0030】金属フード(上)11、金属フード(下)
12に覆接される外被フード(上)13、外被フード
(下)14は、プラスチック等の可撓性の材質で作ら
れ、外被フード(上)13、外被フード(下)14の金
属フードのクランプ部に覆接される部分は、係着した状
態では筒型となるように、半筒形のクランプ部13a、
14aが形成されている。
【0031】クランプ部13a、14aには先端から基
部近くまで複数の切り込み部13b、14bが設けら
れ、クランプ部13a、14aの内面は金属フードクラ
ンプ部の外被接触部11d、12dの外径と近似の内径
で平滑な筒型に形成され、外部には雄ねじが形成されて
いる。
【0032】外被フード(上)13と外被フード(下)
14とのクランプ部分を係着させるためのかしめリング
15の内面の一端から所定の範囲には、外被フードのク
ランプ部13aに設けられた雄ねじと螺合可能な雌ねじ
部15aが螺刻され、かしめリング15の内面の他端か
らはねじ部との連接部分をねじ外径とし、かしめリング
端面部が所定の小径となるように円錐状のテーパー部1
5bが設けられている。
【0033】図2(a)は外被フードのクランプ部13
a、14aにかしめリング15が未装着の状態を示し、
図2(b)はかしめリング15がクランプ部13a、1
4aに螺合された状態を示す。
【0034】金属フード11、12のクランプ部11
a、12aの接地コンタクト部11c、12cに対応す
るように、露出されてケーブル16の外側に折り返され
たシールド導体16aを配置し、外被フードのクランプ
部13a、14aの外部の雄ねじと、あらかじめケーブ
ルを貫通させて配置したかしめリング15の内面の雌ね
じ部15aとを螺合させ、かしめリング15を回転前進
させると、かしめリングの内面のテーパー部15bが可
撓性の材料で作られた外被フードのクランプ部13a、
14aの雄ねじの先端を内径方向に圧縮し、外被フード
のクランプ部13a、14aの内面が金属フードのクラ
ンプ部の外被接触部11d、12dを内径方向に圧縮
し、金属フードのクランプ部先端の接地コンタクト部1
1c、12cが強くケーブル16のシールド導体16a
に押し付けられ、芯線16bとコンタクトソケットとの
接合部にストレスがかからないようにケーブル16が金
属フード11、12に固定されるとともにケーブル16
の外側に折り返されたシールド導体16aと金属フード
11、12が電気的に接続される。
【0035】外被フードならびに金属フードのクランプ
部11a、12a、13a、14aは、軸方向に複数の
切り込み部11b、12b、13b、14bを有するの
で先端部分での内径方向の力によって、容易に内径方向
にわん曲する。
【0036】テーパー部15bの最大径と最小径および
クランプ部の切り込み部11b、12b、13b、14
bの幅を所定の寸法に設定することによって、多種の径
のケーブルの固定に対応できる。
【0037】図3は本発明の第2の実施例のEMI対策
用コネクタと接地端末処理方法を説明するための部分構
造斜視図であり、図4はその正面断面図と上面図であ
る。第2の実施例では、外被フードのクランプ部とかし
めリングの構造を除いては第1の実施例と同じなので、
相違点についてのみ説明する。
【0038】金属フード(上)31、金属フード(下)
32に覆接される外被フード(上)33、外被フード
(下)34は、プラスチック等の可撓性の材質で作ら
れ、外被フード(上)33、外被フード(下)34の金
属フードのクランプ部31a、32aに覆接される部分
には、係着した状態では筒型となるように、半筒形のク
ランプ部33a、34aが形成されている。
【0039】クランプ部33a、34aには先端から基
部近くまで複数の切り込み部33b、34bが設けら
れ、クランプ部33a、34aの内面は金属フードクラ
ンプ部の外被接触部31d、32dの外径と近似の内径
で平滑な筒型に形成され、外面も平滑な筒型で、その所
定の位置に円柱状の係止用突起33cが形成されてい
る。
【0040】外被フード(上)33と外被フード(下)
34とのクランプ部分を係着させるためのかしめリング
35の内面の一端から所定範囲は、外被フードのクラン
プ部33a、34aの外面と摺動可能な円筒部35aと
なり、かしめリング35の内面の他端からは円筒部35
aとの連接部分を円筒部内径と同径とし、かしめリング
端面部が所定の小径となるように円錐状のテーパー部3
5bが設けられている。
【0041】円筒部35aには、外被フードのクランプ
部の係止用突起33cが挿入可能な係止溝35cがその
端面から所定位置まで螺旋状に削成され、係止溝35c
の端面側の側壁には複数の係止用凹部35dが設けられ
ている。
【0042】図4(a)は外被フードのクランプ部33
a、34aにかしめリング35が未装着の状態を示し、
図4(b)は外被フードのクランプ部33aの上面図で
ある。
【0043】金属フード31、32のクランプ部31
a、32aの接地コンタクト部31c、32cに対応す
るように、露出されてケーブル36の外側に折り返され
たシールド導体36aを配置し、外被フードのクランプ
部33a、34aの外面に、係止用突起35cがかしめ
リング35の係止溝35cに掛合するように、あらかじ
めケーブル36を貫通させて配置したかしめリング35
の円筒部35aの内面を挿入し、係止用突起33cと係
止溝35cを掛合させながらかしめリング35を回転前
進させると、かしめリングの内面のテーパー部35bが
可撓性の材料で作られた外被フードのクランプ部33
a、34aの先端を内径方向に圧縮し、外被フードのク
ランプ部33a、34aの内面が金属フードのクランプ
部の外被接触部31d、32dを内径方向に圧縮し、金
属フードのクランプ部先端の接地コンタクト部31c、
32cが強くケーブル36のシールド導体36aに押し
付けられ、芯線36bとコンタクトソケットとの接合部
にストレスがかからないようにケーブル36が金属フー
ド31、32に固定されるとともにケーブル36の外側
に折り返されたシールド導体36aと金属フード31、
32が電気的に接続される。 その状態でかしめリング
35を引き戻すと、係止用突起33cがかしめリングの
係止用凹部35dに嵌合し、かしめリング35はその位
置で固定される。
【0044】外被フードならびに金属フードのクランプ
部31a、32a、33a、34aは、軸方向に複数の
切り込み部31b、32b、33b、33bを有するの
で先端部分での内径方向の力によって、容易に内径方向
にわん曲する。
【0045】テーパー部35bの最大径と最小径および
クランプ部の切り込み部31b、32b、33b、33
bの幅を所定の寸法に設定することによって、多種の径
のケーブルの固定に対応できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によるEMI対策用コネクタなら
びに接地端末処理方法は、以上のような構成と作用によ
って、次のような効果を得ることができる。すなわち、 1.多種の径のケーブルに対応できるので、多種のコネ
クタを用意する必要がない。
【0047】2.取付に工具を必要としないので作業が
容易である。
【0048】3.芯線とコンタクトソケットとの接合部
にストレスがかからないようにコネクタに確実に固定で
きる。
【0049】4.ケーブルの固定と同時に、ケーブルの
シールド導体を金属フードに確実かつ容易に電気的に接
続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のEMI対策用コネクタと
接地端末処理方法を説明するための部分構造斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例のEMI対策用コネクタと
接地端末処理方法を説明するための部分断面図である。
(a)はかしめリングがクランプ部に未装着の状態であ
る。(b)はかしめリングがクランプ部に螺合された状
態である。
【図3】本発明の第2実施例のEMI対策用コネクタと
接地端末処理方法を説明するための部分構造斜視図であ
る。
【図4】(a)は本発明の第2実施例のEMI対策用コ
ネクタと接地端末処理方法を説明するための部分断面図
である。(b)は本発明の第2実施例のEMI対策用コ
ネクタと接地端末処理方法を説明するための部分上面図
である。
【図5】従来例におけるEMI対策用コネクタの各部分
の関係ならびに接地端末処理方法を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 金属フード(上) 11a クランプ部 11b 切り込み部 11c 接地コンタクト部 11d 外被接触部 12 金属フード(下) 12a クランプ部 12b 切り込み部 12c 接地コンタクト部 12d 外被接触部 13 外被フード(上) 13a クランプ部 13b 切り込み部 14 外被フード(下) 14a クランプ部 14b 切り込み部 15 かしめリング 15a 雌ねじ部 15b テーパー部 16 ケーブル 16a シールド導体 16b 芯線 31 金属フード(上) 31a クランプ部 31b 切り込み部 31c 接地コンタクト部 31d 外被接触部 32 金属フード(下) 32a クランプ部 32b 切り込み部 32c 接地コンタクト部 32d 外被接触部 33 外被フード(上) 33a クランプ部 33b 切り込み部 33c 係止用突起 34 外被フード(下) 34a クランプ部 34b 切り込み部 35 かしめリング 35a 円筒部 35b テーパー部 35c 係止溝 35d 係止用凹部 36 ケーブル 36a シールド導体 36b 芯線 51 コンタクトソケット 52 プラスチックシェル 53 アース板 54 金属フード(下) 55 金属フード(上) 56a ケーブルクランプ 56b アルミ箔 56c 小ねじ 56d 台座 57a ラグ端子付リード線 57b 小ねじ 57c 台座 58a 金属U型クランプ 59 ケーブル 59a シールド導体 59b 芯線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの芯線と接続される雌コンタク
    トを内蔵するコンタクトソケットと、 該コンタクトソケットを保持するとともに、外部の接地
    導体部と接触して金属フードを接地するアース板が配接
    されるプラスチックシェルと、 該プラスチックシェルに係着され、ケーブルのシールド
    導体と接地端末処理で接続される上下2枚の金属フード
    から構成されるEMI対策用コネクタにおいて、 前記2枚の金属フードのケーブル導入部に、係着した状
    態では筒型となるように半筒形のクランプ部が形成さ
    れ、 前記クランプ部には先端から基部近くまで複数の切り込
    み部が設けられ、クランプ部の最先端部分には、筒型の
    内部にわん曲し、かつ先端部には筒型の軸線と平行な部
    分を有する接地コンタクト部と、該接地コンタクト部の
    基部方向に隣接して外部に膨出した凸状の外被接触部が
    設けられており、 前記金属フードにはそれぞれに外被フードが覆接され、
    該外被フードはプラスチック等の可撓性の材質で作ら
    れ、外被フードの前記金属フードのクランプ部に覆接さ
    れる部分は、係着した状態では筒型となるように半筒形
    のクランプ部が形成され、該クランプ部には先端から基
    部近くまで複数の切り込み部が設けられ、クランプ部の
    内面は前記金属フードの前記外被接触部の外径と近似の
    内径で平滑な筒型に形成され、外部には雄ねじが形成さ
    れており、 前記外被フードのクランプ部分を係着させるためのかし
    めリングの内面の一端からの所定範囲には、前記外被フ
    ードのクランプ部に設けられた雄ねじと螺合可能な雌ね
    じが螺刻され、内面の他端からは前記ねじ部との連接部
    分をねじ外径とし、リング端面部が所定の小径となるよ
    うに円錐状のテーパー部が設けられていることを特徴と
    するEMI対策用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のEMI対策用コネクタに
    おいて、 前記外被フードのクランプ部の外面が平滑な筒型で、そ
    の所定位置に円柱状の係止用突起が形成されており、 前記かしめリングの内面の一端からの所定範囲には、前
    記外被フードのクランプ部の外面と摺動可能な円筒部が
    設けられ、内面の他端からは前記円筒部との連接部分を
    円筒部内径と同径とし、かしめリング端面部が所定の小
    径となるように円錐状のテーパー部が設けられており、 前記円筒部には、外被フードのクランプ部の前記係止用
    突起が挿入可能な係止溝がその端面から所定位置まで螺
    旋状に削成され、該係止溝の端面側の側壁には複数の係
    止用凹部が設けられていることを特徴とするEMI対策
    用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のEMI対策用コネクタを
    用いた接地端末処理方法であって、 前記金属フードのクランプ部に設けられた前記接地コン
    タクト部に対応するように、露出されてケーブルの外側
    に折り返されたシールド導体を配置し、前記金属フード
    に覆接された前記外被フードの雄ねじ部と、あらかじめ
    ケーブルを貫通させて配置した前記かしめリングの雌ね
    じ部とを螺合させて回転前進させることにより、前記ケ
    ーブルが前記金属フードに固定されるとともに、前記シ
    ールド導体と前記金属フードとが電気的に接続されるこ
    とを特徴とする接地端末処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のEMI対策用コネクタを
    用いた接地端末処理方法であって、 前記金属フードのクランプ部に設けられた前記接地コン
    タクト部に対応するように、露出されてケーブルの外側
    に折り返されたシールド導体を配置し、前記金属フード
    に覆接された外被フードの前記係止用突起と、あらかじ
    めケーブルを貫通させて配置した前記かしめリングの係
    止溝とを掛合させながら、かしめリングを前記外被フー
    ドに嵌装して回転前進させることにより、前記ケーブル
    が前記金属フードに固定されるとともに、前記シールド
    導体と前記金属フードとが電気的に接続されることを特
    徴とする接地端末処理方法。
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