JPH08166407A - 半導体素子チェック用プローブカード - Google Patents

半導体素子チェック用プローブカード

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JPH08166407A
JPH08166407A JP26002295A JP26002295A JPH08166407A JP H08166407 A JPH08166407 A JP H08166407A JP 26002295 A JP26002295 A JP 26002295A JP 26002295 A JP26002295 A JP 26002295A JP H08166407 A JPH08166407 A JP H08166407A
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JP
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probe pin
tip
probe
curved surface
semiconductor element
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JP26002295A
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English (en)
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Shigenori Kusumoto
栄典 楠本
Hideo Fujii
秀夫 藤井
Atsushi Hisamoto
淳 久本
Tsugumoto Ikeda
貢基 池田
Ikuo Hashimoto
郁郎 橋本
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブピンへのSnの溶着を防止して、疑
似不良が発生することのないプローブカードを提供す
る。 【解決手段】 複数のプローブピンを有して、半導体素
子の電気的特性を検査または測定する際に用いるプロー
ブカードであって、上記プローブピンの先端面と側面が
交わる稜部が曲面で形成されていることを要旨とする。
また、上記プローブピンの先端形状が、略球面状の曲面
であり、その曲率半径rが下記(1)式を満足するプロ
ーブカードも推奨される。 0.5R≦r≦5R…(1) 但し、Rはプローブピン
の先端径 さらに、前記プローブピンの先端部は、少なくともプロ
ーブピンと電極パッドが接触する部分が曲面に形成され
ていればよく、該曲面における最大粗さを2μm以下に
制御することが推奨され、電解法を用いれば上記先端部
の曲面加工が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の電気
的特性の検査に用いられるプローブカードに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体素子のパッケージには、フラット
パッケージ(FP)やテープキャリアパッケージ(TC
P)など種々の方式があるが、いずれのパッケージにお
いても、リード部に設けられる電極パッドを介して内部
回路と外部回路が接続される。従って上記電極パッドに
は、配線の際の接合性を確保する為に、予めSnメッキ
処理またはハンダ付け処理が施されてSn含有被覆層が
形成されている。
【0003】前記半導体素子の電気的特性を検査するに
あたっては、複数のプローブピンが配設されたプローブ
カードが用いられており、上記プローブピンを前記電極
パッドに圧接することによって半導体素子とテスターの
導通が得られる様に構成されている。上記プローブカー
ドとして、例えば特開平1−128535には、図1の
(a),(b)に示すようなプローブカードが開示され
ている。図1の(a)はプローブカードの平面図、
(b)はプローブカードの側面図であり、1がプローブ
ピン、2がカード基板、3がプローブピン取付部を夫々
示す。尚、上記プローブピン取付部においてはハンダ付
け処理がなされており、プローブピン1はカード基板2
に固着されている。上記プローブピンの材質としては、
高温強度に優れたWなどが用いられているが、Wに数%
のNi,Co,Feなどの元素を加えた合金を用いるこ
とによってWのハンダ濡れ性の向上を図ることも知られ
ている。
【0004】しかしながら、上記のようなプローブピン
を用いて検査を行うと、テスト回数が増えるにつれて、
電極パッドのSn含有被覆層に由来するSnがプローブ
ピンの先端に溶着してSn酸化物を形成し、プローブピ
ンと電極パッド間の接触抵抗が大きくなり、やがては良
品も不良品と判定する疑似不良が発生し、安定した検査
結果が得られなくなるという問題を有していた。
【0005】尚、半導体素子の電気的特性の検査は、一
般的に連続生産ラインの一工程として行われているが、
上記プローブピンを用いて検査を行うことにより疑似不
良が発生すると、製品歩留が低下すると共に、連続生産
ラインの稼働率も低下させるという問題を起こしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、プローブピンへのSnの
溶着を防止して、疑似不良が発生することのないプロー
ブカードを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明とは、複数のプローブピンを有して、半導体素子の電
気的特性を検査または測定する際に用いるプローブカー
ドであって、上記プローブピンの先端面と側面が交わる
稜部が曲面で形成されていることを要旨とするものであ
る。
【0008】また、上記プローブピンの先端形状が、略
球面状の曲面であり、その曲率半径rが下記(1)式を
満足するプローブカードも推奨される。 0.5R≦r≦5R …(1) 但し、Rはプローブピンの先端径
【0009】さらに、前記プローブピンの先端部は、少
なくともプローブピンと電極パッドが接触する部分が曲
面に形成されていればよく、該曲面における最大粗さを
2μm以下に制御することが推奨され、電解法を用いれ
ば上記先端部の曲面加工が容易である。
【0010】尚、プローブピンの先端部では十分な評価
長さを取ることができないので、JIS規格に従って表
面粗さを直接測定することはできない。本発明において
表面の最大粗さとは、レーザ顕微鏡を用いて得た粗さ曲
線における最深の谷の深さと最大の山の高さの差(谷底
線と山頂線の間隔)であり、基準長さ及び評価長さを除
けば、JIS規格(B0601-1994 )の最大高さRy
に相当する。また疵とみなされるような並はずれて高い
山及び低い谷がない部分を抜き取ることはRyを求める
場合と同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】プローブピンへのSn溶着を招く
要因としては、プローブピンの先端形状、先端部の表面
粗さ、及び先端部の材質が挙げられる。上記プローブピ
ンの先端形状は、図2に示す通り、先端面が平坦である
と共に、側面とで形成される角度aが95°前後と鋭い
形状を呈し、この部分が電極パッド部上にコンタクトさ
れるものであるから、例えばプローブピン又は半導体素
子の位置や角度が多少なりともずれると、コンタクト時
の接触面積が非常に小さくなる場合が発生する。接触面
積が小さいと検査時に通電される電流密度が高くなるこ
とによって接触部分の温度が上昇し、メッキ層中のSn
が溶融してプローブピンの先端に溶着する。
【0012】プローブピン先端部の表面粗さが大きい場
合には、コンタクト時の接触面積が非常に小さくなる場
合が更に発生し易くなる。また、電極パッド部にプロー
ブピン先端面を接触させる際には、複数のプローブピン
が配設されたプローブカードを一定の荷重以上で押し付
けながら検査を行うことから、電極パッド上においてS
n含有被覆層の表面をプローブピン先端部が摺動するこ
ととなる。先端部の表面粗さが大きいと、この摺動によ
り凝着が発生しやすく、更に凝着したSnが溶融してプ
ローブピンの先端に溶着する。一方先端部の材質とし
て、Wの母材中にNi,Co,Feのいずれか1種以上
を含有する場合には、Sn溶着が発生しやすいことが分
かっている。
【0013】上記知見をもとに本発明者らは、まずプロ
ーブピンの先端形状に関しては、プローブピン又は半導
体素子が多少ずれた場合であっても、コンタクト時の接
触面積が小さくなることがない様に上記プローブピンの
先端に曲面部を形成することが重要であるとの結論に至
った。
【0014】図3および図4は、本発明に係るプローブ
カードのプローブピンの先端形状を示す縦断面図であ
り、図3はプローブピンの先端面と側面が交わる稜部が
曲面で形成された例であり、図4は上記プローブピンの
先端形状が、略球面状の曲面であり、その曲率半径rが
下記(1)式を満足する例である。 0.5R≦r≦5R …(1)
【0015】但し、Rはプローブピンの先端径であっ
て、より詳細にはプローブピンの先端部を図4に示す様
に、円柱または円錐台の形状をした部分(以下、円錐台
部1という)と、球面状の曲面からなる部分(以下、球
面部5という)に分けるとすると、円錐台部4と球面部
5の境界位置における上記円錐台部4の直径をいう。
【0016】上記曲率半径rが0.5Rの場合、円錐台
部4の直径と球面部5の直径が同じとなり、0.5R未
満の場合では、円錐台部4の直径が球面部5の直径より
大きくなることから、曲面の形成が実質的に困難であ
る。一方上記曲率半径rが5Rを超えるものでは、プロ
ーブピンまたは半導体素子の位置や角度がずれると、コ
ンタクト時の接触面積が非常に小さくなり、コンタクト
不良が発生しやすい。
【0017】尚、プローブピンが電極パッド部に圧接さ
れる際の両者によって形成される交差角度は必ずしも垂
直とはならず、プローブピンが多少傾いた状態で圧接さ
れることがある。このプローブピンの傾斜角度(垂直位
置からの角度)が小さい場合は、上記曲率半径rが5R
に近い程よく、傾斜角度が大きくなるにしたがって、
0.5Rに近い範囲に設定すればよい。
【0018】さらに、図2に示す様に鋭い先端形状を有
する従来のプローブピンでは、先端の稜部が切削工具と
類似の働きをして、電極パッド部のSn含有被覆層を削
り取ることがあり、めっき層の剥離の原因となって半導
体素子用リードの接合性に悪影響を与えることも分かっ
ている。例えば半導体素子チェック時におけるプローブ
ピンの傾斜角度が1〜10°の場合であっても、プロー
ブピンが電極パッド部に圧接される際の摺動によって、
プローブピンがSn含有被覆層に接触する面が先端面だ
けでなく、稜部を越えて側面部にまで及ぶことがあり、
このような場合に上記Sn含有被覆層の削り取りが生じ
易くなるのである。先端面を略球面状に形成したプロー
ブピンであっても、その曲率半径rが5Rを超えると従
来のプローブピンと同様、Sn含有被覆層の削り取りが
生じることがあるので、本発明では上記曲率半径rの上
限を5Rに設定した。
【0019】本発明に係るプローブピンは、先端の稜部
が曲面で形成されているか、或いは先端面が特定範囲の
曲率半径である略球面状に形成されているので、プロー
ブピンの側面部がSn含有被覆層と接触して削り取るよ
うなことはなく、半導体素子用リードの接合性に悪影響
を与えることもない。
【0020】本発明は、プローブピンの先端形状を曲面
に加工する方法を限定するものではないが、電解法を用
いることが推奨される。WまたはW合金を材質とするプ
ローブピンに対して、先端径Rが50μm程度の微細な
曲面加工をすることは通常の研磨法では容易ではない
が、アルカリ性溶液を用いる電解を行うことによって前
述の形状に加工することが容易となる。
【0021】上記アルカリ性溶液としては、NaOHや
KOHなどのアルカリ金属水酸化物を含有する溶液か、
或いはKNO2 ,KNO3 ,NaNO2 ,Ca(NO
22,Ca(NO32 などのアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属の硝酸塩または亜硝酸塩(以下、代表し
てアルカリ金属硝酸塩ということがある)を含有する溶
液を用いればよく、電解条件は、目的の加工形状に応じ
て溶液濃度,溶液温度,電解電圧,電解時間などを適宜
設定すればよい。
【0022】尚、電解電圧は、まず初期段階では比較的
高い電圧を適用して先端部の全体形状をおおむね目的に
従った形に加工しておき、次に、できるかぎり電圧を低
く設定して緩和な条件で電解を行うことにより、先端部
の表面粗さを小さくして、表面性状の良好なプローブピ
ンが製造できる。
【0023】但し、プローブピン先端部に凹凸が形成さ
れて表面粗さが大き過ぎると、たとえ先端形状が適正で
あっても、凸部のみでコンタクトが生じて接触面積が非
常に小さくなり、前述の様に、接触部分の温度が上昇し
てメッキ層中のSnが溶融し、プローブピンの先端に溶
着することがある。またコンタクト時の摺動により、比
較的硬度の低いSn含有被覆層が先端部に凝着したり、
削り取りを生じることがある。さらに、針先に凝着した
Snが溶融してプローブピンの先端に溶着する現象も付
加される。
【0024】従って、先端部の表面性状を制御すること
も極めて重要であり、最大粗さが2μm以下に制御する
ことが推奨され、1μm以下であれば望ましく、0.8
μm以下であればより望ましい。
【0025】尚、実際の使用時には、プローブピン先端
部の高さ調整や、溶着が生じた場合の再生を目的とし
て、#2000程度の粗さの研磨紙を用いて先端部の研
磨作業が行われることが多い。しかしながら、研磨紙に
より、最大粗さを2μm以下にすることは困難であるの
で、前記電解法を採用することが推奨される。
【0026】更に、プローブピンの材質としては、前述
の通り、Ni,Co,Feなどの元素を含有するW合金
が用いられたり、またはWの母材にNiなどのメッキ処
理が施されていることがある。Ni,Co,Feなどの
元素はSnとの化合物をつくりやすくSn溶着を起こし
やすいことから、プローブピンの先端部にNi,Co,
Feなどの元素が存在する場合には、電解条件を少なく
とも2段階に設定し、まず全ての元素が溶出する電解条
件に設定してプローブピンの先端に所望形状の曲面部を
形成し、次いでWは溶出せず、Ni,Co,Feなどの
元素だけが溶出する条件によって電解を行えばよい。
【0027】具体的には、アルカリ金属水酸化物を含有
する溶液を用いる場合は、まず0.1〜10Vの電圧で
電解を行い、ついで0.01〜1.0Vの電圧で電解を
行えばよい。一方、アルカリ金属硝酸塩を含有する溶液
を用いる場合には、まず0.2〜10Vで電解を行い、
次いで0.02〜1.0Vの電圧で電解を行えばよい。
この様に、電解電圧は溶液の種類などその他の電解条件
によって、上記の範囲内で適宜設定すればよいが、少な
くとも2段階に設定して最初の電解電圧は、変更後の電
解電圧よりも高くすることにより、プローブピンの先端
を所望の形状に加工すると共に、Snと化合物をつくり
やすいNi,Co,Feなどの元素を溶出させて、Sn
溶着を防止することができる。しかも電解途中で電圧を
下げることになるので、表面粗さも小さくできる。
【0028】また、プローブピンの形状によっても制限
を受けず、図1に例示した湾曲形状プローブピンの他、
直線的に形成され途中で屈曲した形状のもの(例えば特
公平1−45029号公報に記載)や、途中で二股にな
ったもの(例えば特開平5−144895号公報に記
載)など種々の形状のプローブピンに適用できる。
【0029】
【実施例】実施例1 表1に示す材質のプローブピンを用いて、電解法により
先端部を加工した本発明例No.1〜5と、何ら加工を
施していない従来のプローブピンNo.6,7、及びそ
の先端部を機械的に研磨したプローブピンNo.8,9
を用いて、TCP型半導体素子の連続評価試験(100
回)を行った。
【0030】本発明例No.1〜5のプローブピンは、
各種溶液により3Vで15秒間の電解を行い、上記プロ
ーブピンの先端の稜部を曲面状に形成したものである。
電解に用いた溶液の濃度および温度は表1に併記する。
尚、No.3は、表面粗さを調整することを目的とし
て、No.4はNiを溶出させることを目的として、ま
たNo.5は表面粗さの調整とCoを溶出させることを
目的として、上記条件で電解を行った後、電圧を変更し
て電解を行った。変更後の電解電圧および電解時間を表
1に示す。
【0031】尚、実際の使用時には、プローブピン先端
部の高さ調整や、溶着が生じた場合の再生を目的とし
て、先端部の研磨作業が行われることがある。上記N
o.8,9のプローブピンは、従来のプローブピンN
o.6,7の先端部を研磨した比較例であり、No.8
のプローブピンはNo.6のプローブピンを#2000
の粗さの研磨紙を用いて研磨したものであり、No.9
のプローブピンはNo.7のプローブピンを#2000
の研磨紙で研磨した後、次いで#6000の研磨紙で仕
上げ研磨したものである。
【0032】表面粗さに関しては、プローブピンの針先
端部では十分な評価長さを取ることができないので、表
面粗さをJIS規格に従って測定することはできない。
そこで、プローブピン先端部の半導体素子との接触が予
想される領域近傍で、レーザ顕微鏡を用いて粗さ曲線を
作成し、最深の谷の深さと最大の山の高さの差(谷底線
と山頂線の間隔)を最大粗さとして採用した。この測定
値の妥当性を確認することを目的として、同一条件で処
理した同材質材の表面粗さRy をJIS規格(B060
1-1994 )に従い、基準長さ80μm及び評価長さ0.
4mmの条件で測定した結果も併せて表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】本発明のプローブピンNo.1〜5の先端
部にはSn酸化物の溶着は全く見られなかった。これに
対して、従来例または比較例のプローブピンNo.6〜
9の先端部にはSn酸化物の溶着が見られ、特に、表面
粗さの大きいNo.8のプローブピンでは、先端部のS
n酸化物の溶着量が多かった。
【0035】実施例2 表2に示す材質のプローブピンを用いて、電解法により
先端部を加工した本発明例No.1〜5と、何ら加工を
施していない従来のプローブピンNo.6,7、及び実
施例1と同様にしてその先端部を機械的に研磨したプロ
ーブピンNo.8,9を用いて、TCP型半導体素子の
連続評価試験(100回)を行った。
【0036】尚、本発明例No.1〜5のプローブピン
は、各種溶液により3Vで15秒間の電解を行い、上記
プローブピンの先端に表2に併記する曲率半径rの曲面
部を形成したものである。電解に用いた溶液の濃度およ
び温度は表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】本発明のプローブピンNo.1〜5の先端
部にはSn酸化物の溶着は全く見られなかった。これに
対して、従来例または比較例のプローブピンNo.6〜
9の先端部にはSn酸化物の溶着が見られ、特に、表面
粗さの大きいNo.8のプローブピンでは、先端部のS
n酸化物の溶着量が多かった。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、プローブピンの先端にSnが溶着することを防止し
て疑似不良を起こすことのないプローブカードが提供で
きることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】プローブカードの概略説明図であって、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図2】従来のプローブピンの先端部形状を示す図であ
る。
【図3】本発明に係るプローブカードのプローブピン先
端形状を縦断面図により示す概略説明図である。
【図4】本発明に係るプローブカードのプローブピン先
端形状を縦断面図により示す概略説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 貢基 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 橋本 郁郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプローブピンを有して、半導体素
    子の電気的特性を検査または測定する際に用いるプロー
    ブカードであって、上記プローブピンの先端面と側面が
    交わる稜部が曲面で形成されていることを特徴とする半
    導体素子チェック用プローブカード。
  2. 【請求項2】 複数のプローブピンを有して、半導体素
    子の電気的特性を検査または測定する際に用いるプロー
    ブカードであって、上記プローブピンの先端形状が、略
    球面状の曲面であり、その曲率半径rが下記(1)式を
    満足することを特徴とする半導体素子チェック用プロー
    ブカード。 0.5R≦r≦5R …(1) 但し、Rはプローブピンの先端径
  3. 【請求項3】 前記プローブピンの先端部の曲面が、電
    解法により形成されている請求項1または2に記載の半
    導体素子チェック用プローブカード。
  4. 【請求項4】 前記プローブピンの先端部の曲面におけ
    る最大粗さが、2μm以下である請求項1〜3のいずれ
    かに記載の半導体素子チェック用プローブカード。
JP26002295A 1994-10-14 1995-10-06 半導体素子チェック用プローブカード Withdrawn JPH08166407A (ja)

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