JPH08163717A - プレアラーム付住宅用分電盤 - Google Patents

プレアラーム付住宅用分電盤

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JPH08163717A
JPH08163717A JP6304477A JP30447794A JPH08163717A JP H08163717 A JPH08163717 A JP H08163717A JP 6304477 A JP6304477 A JP 6304477A JP 30447794 A JP30447794 A JP 30447794A JP H08163717 A JPH08163717 A JP H08163717A
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JP
Japan
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alarm
overcurrent
leakage
distribution board
relay
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Application number
JP6304477A
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English (en)
Inventor
Tadashige Kashiwabara
忠茂 柏原
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線用遮断器が遮断する前に予め警報を出
し、電源の遮断を未然に知ることができるようにし、不
意な電源遮断による不都合を除去する。 【構成】 複数の負荷側回路に接続されるそれぞれの分
岐回路用遮断器27と、電源側回路との間に、トリップ
機構部49を有する過電流・漏電プレアラーム付遮断器
25を設ける。この過電流・漏電プレアラーム付遮断器
25に、トリップ機構部49の動作前の事前警報信号が
取り出せる警報信号接点67a、67bを有した漏電リ
レー55及び過電流リレー63を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏電及び過電流により
電源を遮断するプレアラーム付住宅用分電盤に関し、更
に詳しくは、電源遮断前に漏電或いは過電流の警報を事
前に出すようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建築物の電気使用場所には分
電盤が設けられ、分電盤には電気回路の保護、漏電防止
を目的とする配線用遮断器(MCCB)が設けられる。
図3は従来の住宅用分電盤を表す正面図、図4は図3の
側面図、図5は従来の住宅用分電盤の内部図である。分
電盤1の外函3には複数の開口が形成され、それぞれの
開口には配線用遮断器である主遮断器5、分岐回路用遮
断器7が露出状態で配設される。また、外函3には電力
会社が契約用に取り付けるリミッターの取付けスペース
9が開口となって確保されている。分電盤1の内部には
リミッター取付け用の木板11が設けられる一方、分岐
回路用遮断器7の近傍には分岐配線用銅バーの収容スペ
ース13が確保されている。これら、主遮断器5、分岐
回路用遮断器7の寸法は、規格で統一されたものとなっ
ている。
【0003】配線用遮断器は、回路に流れる電流が設定
値を超え且つ一定時間以上流れた場合、或いは、回路に
流れる電流が回路外に漏れた場合に、一次側の電源回路
と二次側の負荷回路とを自動的に遮断する。この配線用
遮断器には、遮断後に警報信号を出す接点が設けられた
ものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば住宅
で使用される分電盤の主遮断器(内線規程上は漏電遮断
器が義務付けられている)及び契約用のリミッター(M
CCBと仕様は同じ)は、負荷側の分岐回路(6〜12
回路。各回路の容量は20アンペア)の使用率を見込
み、その合計容量を30〜60アンペアと小さく抑える
ことで、基本料金の低下を図っている。しかしながら、
例えば比較的大容量の機器類(炊飯器、オーブンレン
ジ、トースタなど)を同時使用する調理などの場合に
は、使用率が通常時に比べて高くなり、合計容量を超過
してしまう結果、主遮断器又はリミッターが容易に動作
してしまうことがあった。近年では、電気器具類にタイ
マー機構を組み込んだものが多く、このような状況下で
は、一旦電源が遮断されてしまうと、全ての製品のタイ
マー機構をリセットし直さなければならない不都合が生
じた。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、MC
CBが遮断する前に予め警報を出し、電源の遮断を未然
に知らせることができるプレアラーム付住宅用分電盤を
提供し、不意な電源遮断による不都合除去を図ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るプレアラーム付住宅用分電盤の構成は、
複数の負荷側回路に接続されるそれぞれの分岐回路用遮
断器と、これら分岐回路用遮断器と電源側回路との間に
接続されトリップ機構部を有する過電流・漏電プレアラ
ーム付遮断器とからなり、この過電流・漏電プレアラー
ム付遮断器には漏電検出用変流器及び電流検出用変流器
と接続される漏電リレー及び過電流リレーが設けられ、
この漏電リレー及び過電流リレーはトリップ機構部の動
作前の事前警報信号が取り出せる警報信号接点を有して
いることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】漏電或いは過電流が負荷側回路に生じると、漏
電検出用変流器、電流検出用変流器を介して漏電リレ
ー、過電流リレーが動作し、先ず、事前警報が警報信号
接点から出され、ブザーが鳴動される。これにより、住
人は漏電機器の使用や電気使用オーバーを知り、該当電
気器具の使用が中止されることで、配線用遮断器の自動
遮断が事前に回避される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るプレアラーム付住宅用分
電盤の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図2は本発明に係るプレアラーム付住宅用分電盤の外観
図である。図に示すように、プレアラーム付住宅用分電
盤(以下、「分電盤」という)21の外函23には複数
の開口が形成され、開口には過電流・漏電プレアラーム
付遮断器25、分岐回路用遮断器27がそれぞれ露出状
態で配設されている。また、外函23には電力会社が契
約用に取り付けるリミッターの取付けスペース29が開
口となって確保されている。
【0008】過電流・漏電プレアラーム付遮断器25の
表面には複数のボタン類が上下二段に設けられ、ボタン
類は上段の左から漏電表示灯(LED)31、漏電リセ
ットボタン33、漏電テストボタン35、漏電感度切換
ネジ37、下段の左側から過電流表示灯(LED)3
9、過電流リセットボタン41、過電流テストボタン4
3、過電流感度切換ネジ45となっている。また、外函
23にはブザー又は音声合成音の鳴動穴47が形成され
ている。
【0009】ここで過電流・漏電プレアラーム付遮断器
25の回路を図1によって更に詳しく説明する。図1は
本発明に係るプレアラーム付住宅用分電盤に用いられる
過電流・漏電プレアラーム付遮断器の回路図である。一
次側電源の受電部にはトリップ機構部49が設けられ、
トリップ機構部49は後述する過電流リレー、漏電リレ
ーにより作動される。トリップ機構部49の負荷側配線
には漏電検出用変流器(ZCT)51が設けられ、漏電
検出用変流器51は漏電感度切換え装置53を介して漏
電リレー55へと接続されている。漏電感度切換え装置
53には、前述した漏電感度切換ネジ37が設けられ
る。漏電リレー55にはトリップ機構部49の動作コイ
ル57、前述した漏電リセットボタン33、漏電テスト
ボタン35が設けられる。
【0010】また、トリップ機構部49の負荷側配線に
は電流検出用変流器(CT)59が設けられ、電流検出
用変流器59は過電流感度切換え装置61を介して過電
流リレー63へと接続されている。過電流感度切換え装
置61には、前述した過電流感度切換ネジ45が設けら
れる。過電流リレー63にはトリップ機構部49の動作
コイル65、前述した過電流リセットボタン41、過電
流テストボタン43が設けられる。
【0011】漏電リレー55及び過電流リレー63には
漏電及び過電流による遮断前に漏電又は過電流の事前警
報の取り出せる警報信号接点67a、67bが設けられ
ている。事前警報を取り出す方式としては、過電流の場
合、従来では回路に流れる電流が設定値を超え且つ一定
時間以上流れた場合にトリップするようになっている
が、一定時間の経過を待たずこの設定値を超えた時点で
警報を出すようにするものが考えられる。また、漏電の
場合では、漏電検出と同時に警報を出し、その後遅延さ
せてトリップさせる方式などが考えられる。
【0012】事前警報の取り出せる警報信号接点67
a、67bには前述した漏電表示灯31、過電流表示灯
39がそれぞれ接続されている。更に、警報信号接点6
7a、67bにはブザー鳴動部69、音声合成装置7
1、外部信号接続部73が並列に接続され、漏電或いは
過電流の事前警報が分電盤21の外部へも送り出せるよ
うになっている。
【0013】このように構成された分電盤21の作用を
説明する。漏電或いは過電流が負荷側回路に生じると、
漏電検出用変流器51、電流検出用変流器59を介して
漏電リレー55、過電流リレー63が動作し、先ず、事
前警報が警報信号接点67a、67bから出され、ブザ
ー鳴動部69によりブザーが鳴動されるとともに、漏電
表示灯31或いは過電流表示灯39が点灯又はフリッカ
ーされる。また、分電盤21に組み込みの音声合成装置
71が作動され、「使用中の負荷を切って下さい」など
の音声を連呼させる。
【0014】なお、分電盤21が常時人のいない場所に
設置されている場合には、住宅内取付けのインターホー
ンや、住宅設備制御ユニットなどの情報表示盤に信号を
送出させ、前述のブザー又は音声合成音を鳴動させる。
【0015】これらにより、住人は漏電機器の使用や電
気使用オーバーを知り、該当電気器具の使用が中止され
る(コンセントから電源コードを抜く又はスイッチを切
る)ことで、MCCBの自動遮断が事前に回避されるこ
とになる。一方、住人により、該当電気器具の使用が中
止されなかった場合には、漏電リレー55、過電流リレ
ー63の動作コイル57、65がトリップ機構部49を
作動させ、従来と同様に一次側電源と負荷側回路とが遮
断されることになる。
【0016】なお、上述の実施例では、分電盤21のM
CCBに漏電と過電流のそれぞれのプレアラーム機能を
組み込んだ場合を例に説明したが、分電盤21は漏電ア
ラーム遮断器に過電流プレアラームリレーを接続するこ
とにより、漏電と過電流の事前警報を出すものであって
もよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るプレアラーム付住宅用分電盤によれば、分岐回路用遮
断器と電源側回路との間に過電流・漏電プレアラーム付
遮断器を設け、事前警報信号が取り出せる漏電リレー及
び過電流リレーをこの過電流・漏電プレアラーム付遮断
器に具備させたので、漏電或いは過電流が負荷側回路に
生じると、先ず、事前警報が警報信号接点から出され、
住人が漏電機器の使用や電気使用オーバーを知ることが
でき、これによって該当電気器具の使用が中止されるこ
とで、配線用遮断器の自動遮断を事前に回避することが
できる。これによって、不意な電源遮断によるタイマー
のリセットなどの不都合を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレアラーム付住宅用分電盤に用
いられる過電流・漏電プレアラーム付遮断器の回路図で
ある。
【図2】本発明に係るプレアラーム付住宅用分電盤の外
観図である。
【図3】従来の住宅用分電盤を表す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来の住宅用分電盤の内部図である。
【符号の説明】
21 プレアラーム付住宅用分電盤 25 過電流・漏電プレアラーム付遮断器 27 分岐回路用遮断器 49 トリップ機構部 51 漏電検出用変流器 55 漏電リレー 59 電流検出用変流器 63 過電流リレー 67a、67b 警報信号接点 69 ブザー 71 音声合成装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の負荷側回路に接続されるそれぞれ
    の分岐回路用遮断器と、これら分岐回路用遮断器と電源
    側回路との間に接続されトリップ機構部を有する過電流
    ・漏電プレアラーム付遮断器とからなり、該過電流・漏
    電プレアラーム付遮断器には漏電検出用変流器及び電流
    検出用変流器と接続される漏電リレー及び過電流リレー
    が設けられ、該漏電リレー及び過電流リレーは前記トリ
    ップ機構部の動作前の事前警報信号が取り出せる警報信
    号接点を有していることを特徴とするプレアラーム付住
    宅用分電盤。
  2. 【請求項2】 前記警報信号接点に接続され前記事前警
    報信号に基づいて鳴動するブザーが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のプレアラーム付住宅用分電
    盤。
  3. 【請求項3】 前記警報信号接点に接続され前記事前警
    報信号に基づいて音声を発する音声合成装置が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のプレアラーム付
    住宅用分電盤。
JP6304477A 1994-12-08 1994-12-08 プレアラーム付住宅用分電盤 Pending JPH08163717A (ja)

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JP6304477A JPH08163717A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 プレアラーム付住宅用分電盤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537618A (ja) * 2007-08-22 2010-12-02 シャンテェン ジャックス インテリジェント エレクトリック コーポレーション リミティッド インテリジェント電気エネルギー管理システム総装置
WO2020174657A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 オムロン株式会社 太陽光発電システム
CN114814638A (zh) * 2022-03-11 2022-07-29 燕山大学 一种用于电力传动用漏电报警装置

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