JPH08159335A - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

Info

Publication number
JPH08159335A
JPH08159335A JP33113894A JP33113894A JPH08159335A JP H08159335 A JPH08159335 A JP H08159335A JP 33113894 A JP33113894 A JP 33113894A JP 33113894 A JP33113894 A JP 33113894A JP H08159335 A JPH08159335 A JP H08159335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
valve
chamber
vacuum
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33113894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Ishigaki
垣 恒 雄 石
Kenji Waratani
谷 健 二 藁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP33113894A priority Critical patent/JPH08159335A/ja
Publication of JPH08159335A publication Critical patent/JPH08159335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急速排気によるトラブルがなく、しかも小形
で安価な真空バルブを提供する。 【構成】 チャンバポート6とポンプポート5間に設け
た弁座8を開閉する弁体11に、ポンプポート側が開口
する凹部12を設け、この凹部12内に、弁座よりポン
プポート側において絞り部を形成する絞り部材21を気
密に変位可能に挿入して、通路25によってチャンバポ
ート6に連通する圧力作用室24を区画し、弁体内に絞
り部材21をポンプポート5と反対側に付勢する絞り開
放ばね27を組み付ける。チャンバポート6の圧力が高
いときは、弁体11が弁座8を開放しても両ポート間が
絞り部材21による絞り状態で連通し、排気によって上
記差圧の作用力が小さくなると、絞り開放ばね27によ
り絞り部材21が変位して両ポートが全開状態で連通す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空チャンバ内の気体
の急速排気によるトラブルを防止した真空バルブに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】真空ポンプに接続されるポンプポート
と、真空チャンバに接続されるチャンバポートと、これ
らのポートを連通させる流路中の弁座と、該弁座を開閉
する弁体と、該弁体の駆動部とを備えた真空バルブは、
真空チャンバ内に大量の空気があるときは、弁体が弁座
を開放すると一時的に大量の空気がポンプポートに排出
されるために、真空チャンバ内の空気が攪乱され、該チ
ャンバ内における反応生成物等の塵埃が舞い上がって以
後の作業に支障を来すので、空気の急速排気を防止する
手段を設ける必要がある。
【0003】この問題を解決するために、真空チャンバ
内の気体の急速排気防止機能を有する真空バルブが、実
願平5−73132号において提案されている。この既
提案の真空バルブは、真空チャンバ内の気体の急速排気
によるトラブルを防止することができ、しかも真空ポン
プの運転の有無に関係なくポート間の連通を遮断するこ
とができるという利点を有するが、主弁体による主弁座
の開閉ストロークと、バイパス弁体によるバイパス弁座
の開閉ストロークとが直列のために、これらのストロー
クが加算されるので弁が大形で高価になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、急速排気によるトラブルがなく、しかも小
形で安価にできる真空バルブを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、真空源に接続されるポンプポート、真空
チャンバに接続されるチャンバポート、及びこれらのポ
ートを連通させる流路中の弁座を有するボディと、上記
弁座を開閉する弁体と、該弁体の駆動部とを備えた真空
バルブにおいて、上記弁体内に、上記流路の弁座よりポ
ンプポート側を絞り状態で連通させる絞り部材と、該絞
り部材を上記流路の開放方向に付勢する絞り開放ばねと
を組み付け、上記弁体内に変位可能に挿入された上記絞
り部材が、ポンプポート側が気密に区画されかつチャン
バポートに連通する圧力作用室を備え、上記絞り部材
が、圧力作用室に対向して作用する両ポート間の差圧の
作用力と絞り開放ばねの付勢力との大小により変位し
て、流路を絞り状態と開放状態とに切り換えて連通させ
ることを特徴としている。
【0006】また、同様の課題を解決するため、上記真
空バルブのボディに、絞り部材のポンプポート側への移
動位置を規制するストッパを取付けたことを特徴として
いる。
【0007】さらに、同様の課題を解決するため、これ
らの真空バルブの絞り部材が、弁座よりポンプポート側
の流路を絞り状態で連通させる底板と、弁体との間をシ
ールするシール部材を有し圧力作用室を区画する側板と
を備えていることを特徴としている。
【0008】
【作用】弁体が弁座を閉鎖しているときは、ポンプポー
トとチャンバポート間の連通が遮断されている。したが
って、ポンプポートを真空源に連通させても、チャンバ
ポートの気体は排出されない。駆動部を弁座の開放方向
に駆動すると、弁体が弁座を開放するが、弁座の開放当
初はチャンバポートの圧力が高いために、圧力作用室に
対向して作用する両ポート間の差圧による作用力が絞り
開放ばねの付勢力より大きいので、絞り部材が弁座より
ポンプポート側に移動した状態を保持している。したが
って、チャンバポートの気体は、絞り部材により排気量
が制限されてポンプポートに吸引されるので、チャンバ
ポートの気体が急速に排気されることはない。
【0009】チャンバポートの圧力が低下して、真空チ
ャンバ内における塵埃の舞い上がりがなくなる圧力にな
ると、圧力作用室に対向して作用する両ポート間の差圧
の作用力が絞り開放ばねの付勢力より小さくなるので、
絞り開放ばねの付勢力により絞り部材が流路の開放方向
に移動して流路が全開状態で連通する。この場合は、チ
ャンバポート及び真空チャンバの圧力が低下しいるの
で、気体が急速に排気されることはない。駆動部を弁座
の閉鎖方向に駆動すると弁体が弁座を閉鎖するので、ポ
ンプポートとチャンバポート間の連通が遮断される。
【0010】また、ボディに、絞り部材のポンプポート
側への移動位置を規制するストッパを取付けたので、チ
ャンバポートとポンプポート間の差圧が大きくても、絞
り部材のポンプポート側への移動位置を規制することが
できる。
【0011】さらに、絞り部材が、弁座よりポンプポー
ト側の流路を絞り状態で連通させる底板と、弁体との間
をシールするシール部材を有し圧力作用室を区画する側
板とを備えているので、圧力作用室の形成が容易であ
る。
【0012】
【実施例】図1ないし図3は本発明の第1実施例を示
し、この真空バルブは、ボディ1と、ボンネット2と、
ボンネット2内に組み付けられた駆動部3(図示の例で
は空気圧シリンダ)とを備え、ボディ1に、真空ポンプ
等の真空源(図示省略)に接続されるポンプポート5
と、真空チャンバ(図示省略)に接続されるチャンバポ
ート6が形成されており、これらのポート5と6を連通
させる流路7中に、駆動部3と対向する弁座8と、該弁
座8よりポンプポート5側の、後記するストッパの支持
部9とが形成されている。
【0013】上記弁座8を開閉する弁体11は、先端部
分に弁座側が開口する凹部12を、中間部分に凹部12
に連通する中空部13をそれぞれ備え、ボンネット2を
貫通した先端が駆動部3の受圧体を構成するピストン1
4に取付けられている。ボディ1とボンネット2との間
にはメタルプレート15の外周縁が気密に挾着され、メ
タルプレート15の内周縁と弁体11の第1肩部11a
とに、メタルベローズ16の両端が気密に固着されてお
り、メタルベローズ16で気密に区画された空間内に、
弁体11の復帰ばね17が縮設されている。
【0014】上記凹部12の周縁の先端に形成された取
付溝18には、弁座8をシールする弁部材(Oリング)
19が嵌着されており、取付溝18の内側縁18aは弁
座8より小径で、弁体11が弁座8を閉鎖したときに弁
座8より下方に突出する(図1参照)。上記凹部12内
には、弁座8より小径の絞り部材21が移動可能に挿入
されている。この絞り部材21は、底板22と、一端が
底板22の周縁近くに他端が凹部12の底面または側面
にそれぞれ気密に固着されたメタルベローズ23または
ベロフラム(図示省略)とを備え、これらによって気密
に区画された圧力作用室24は、弁体11に開設した通
路25によってチャンバポート6に連通している。
【0015】上記支持部9には、絞り部材21の図にお
ける下降位置を規制するストッパ26が装着されてい
る。このストッパ26は、適宜の太さの線材をほぼ三角
形状に屈曲したものとして構成され、2つの屈曲部と両
端とによって支持部9に係止されている(図3参照)。
そして、絞り部材21の底板22は、弁部材19が弁座
8を気密に閉鎖したときは凹部12の上記内側縁18a
に押圧されてストッパ26に当接し(図1参照)、この
状態において、その外周とボディ1との間に排気量を制
限する絞り流路が形成される。
【0016】上記底板22の中心部分に設けた軸22a
は、中空部13に挿入された先端にフランジ22bを有
し、フランジ22bと弁体11に設けた係止部11bと
の間に、絞り部材21を弁座8の開放方向に付勢する絞
り開放ばね27が縮設されている。また、ボンネット2
には、ピストン14で区画されたシリンダ室28に圧縮
空気を給排するポート29が開設されている。なお、駆
動部3における受圧体は、ピストン14に限定されるも
のではなく、例えばベローズとすることもできる。
【0017】図1は、シリンダ室28の空気がポート2
9から排出され、かつ真空チャンバ内が大気圧の状態を
示し、復帰ばね17の付勢力により弁体11が図におい
て下動して弁体11が弁座8を閉鎖し、取付溝18の内
側縁18aにより押圧された絞り部材21は、ストッパ
26に当接して流路7を絞り状態で連通させている。こ
の状態においては、ポンプポート5とチャンバポート6
間の連通が弁体11によって遮断されているので、真空
ポンプを運転してもチャンバポート6の空気は排出され
ない。
【0018】ポート29からシリンダ室28に圧縮空気
を供給すると、ピストン14と弁体11が図において上
動するので、弁体11が弁座8を開放し、弁体11の上
動位置は、第2肩部11cがボンネット2に当接するこ
とによって規制される。しかしながら、圧力作用室24
には、チャンバポート6の圧力とポンプポート5の真空
圧とが対向して作用し、弁座8の開放当初はチャンバポ
ート6の圧力が高いために、圧力作用室24における両
ポート間の差圧の作用力が絞り開放ばね27の付勢力よ
り大きいので、絞り部材21はストッパ24に当接した
状態を保持している(図2参照)。したがって、絞り部
材21によってチャンバポート6が絞り状態でポンプポ
ート5に連通するので、チャンバポート6の空気が徐々
に排気される。
【0019】ポンプポート5からの排気によって、チャ
ンバポート6の圧力が真空チャンバ内の空気が舞い上が
らない圧力(図4におけるx)近くに低下すると、圧力
作用室24における差圧の作用力が絞り開放ばね27の
付勢力より小さくなるので、絞り開放ばね27の付勢力
により絞り部材21が図において上動して、流路7が全
開状態で連通する。この場合は、チャンバポート6及び
真空チャンバの圧力が低下しているので、空気が急速に
排気されることはない。したがって、急速排気によるト
ラブルがなく、しかも絞り状態のみで排気する場合に比
べて排気時間を短縮することができ、かつ真空ポンプの
過負荷を防止することができる。また、絞り開放ばね2
7の付勢力を適宜の大きさにすることによって、ポート
5と6の間を全開状態で連通させるときの真空圧を変更
することができる。
【0020】シリンダ室28の空気を排出すると、弁体
11が復帰ばね17の付勢力により図において下動して
弁座8を閉鎖するので、ポンプポート5とチャンバポー
ト6間の連通が遮断される。また、絞り部材21は、取
付溝18の内側縁18aで押圧されて同方向に移動し
て、ストッパ26に当接する。
【0021】図5は本発明の第2実施例を示し、第2実
施例における絞り部材32は、底板22と、メタルベロ
ーズ23に代わる側板33とを有し、凹部12内に変位
可能に挿入されており、側板33の外周面に凹部12内
壁との間を気密にシールして圧力作用室24を区画する
シール部材(図示の例ではOリング)34が嵌着されて
いる。このOリング34は、弁体11が図において上動
して弁座8を開放したときも、凹部12内を気密にシー
ルできる位置に取りつけられていることは、勿論であ
る。
【0022】第2実施例の他の構成及び作用は第1実施
例と同じであるから、詳細な説明は省略する。上記第2
実施例は、メタルベローズ23の両端を固着する必要が
なく、絞り部材32を凹部12に挿入することによって
圧力作用室24が形成されるので、圧力作用室の形成が
容易である。
【0023】
【発明の効果】本発明の真空バルブは、チャンバポート
とポンプポート間の流路を絞り状態で連通させる絞り部
材を、弁座を開閉する弁体内に組み付けたことにより、
絞り部材の絞り開放ストロークが弁体による弁座の開放
ストロークとが並列となるために、急速排気によるトラ
ブルがない真空バルブを、小形で安価なものとすること
ができる。
【0024】また、ポンプポートとチャンバポートを絞
り状態と開放状態とに切り換えて連通させる圧力作用室
を、弁体内に気密に移動可能に挿入した側板及びシール
部材を有する絞り部材によって構成したので、圧力作用
室の構成が簡単で一層安価なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】弁体が弁座を開放したときの要部断面図であ
る。
【図3】ストッパの取付け態様の図である。
【図4】弁座の開度とチャンバ圧力の線図である。
【図5】第2実施例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 3 駆動部 5 ポンプポート 6 チャンバポート 7 流路 8 弁座 11 弁体 21,32 絞り部材 24 圧力作用室 26 ストッパ 27 絞り開放ばね 33 側板 34 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空源に接続されるポンプポート、真空チ
    ャンバに接続されるチャンバポート、及びこれらのポー
    トを連通させる流路中の弁座を有するボディと、上記弁
    座を開閉する弁体と、該弁体の駆動部とを備えた真空バ
    ルブにおいて、 上記弁体内に、上記流路の弁座よりポンプポート側を絞
    り状態で連通させる絞り部材と、該絞り部材を上記流路
    の開放方向に付勢する絞り開放ばねとを組み付け、 上記弁体内に変位可能に挿入された上記絞り部材が、ポ
    ンプポート側が気密に区画されかつチャンバポートに連
    通する圧力作用室を備え、 上記絞り部材が、圧力作用室に対向して作用する両ポー
    ト間の差圧の作用力と絞り開放ばねの付勢力との大小に
    より変位して、流路を絞り状態と開放状態とに切り換え
    て連通させる、ことを特徴とする真空バルブ。
  2. 【請求項2】ボディに、絞り部材のポンプポート側への
    移動位置を規制するストッパを取付けた、ことを特徴と
    する請求項1に記載した真空バルブ。
  3. 【請求項3】絞り部材が、弁座よりポンプポート側の流
    路を絞り状態で連通させる底板と、弁体との間をシール
    するシール部材を有し圧力作用室を気密に区画する側板
    とを備えている、ことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載した真空バルブ。
JP33113894A 1994-12-08 1994-12-08 真空バルブ Pending JPH08159335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33113894A JPH08159335A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 真空バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33113894A JPH08159335A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 真空バルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08159335A true JPH08159335A (ja) 1996-06-21

Family

ID=18240301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33113894A Pending JPH08159335A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 真空バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08159335A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3745427B2 (ja) 真空圧制御用スロー排気バルブ
JPS649510B2 (ja)
JP2002089736A (ja) パイロット式2ポート真空バルブ
KR20070029558A (ko) 유로의 본질적인 기밀 폐쇄를 위한 밸브
WO2007130957A9 (en) Double diaphragm actuator
US6173938B1 (en) Two speed air cylinder for slit valve motion control
JP2002089737A (ja) 真空排気弁
EP0062060B1 (en) Back-flow prevention valve
US5042521A (en) Switching apparatus for suction system in a vacuum pump
JP3300686B2 (ja) 多段ピストンアクチュエータ
US6062260A (en) Dual piston pilot valve
JP3375444B2 (ja) 真空バルブ
JPH08159335A (ja) 真空バルブ
US7014433B2 (en) Shaped valve seats in displacement compressors
JPH10267002A (ja) 増圧装置
US7328881B2 (en) Evacuating valve
EP0488781B1 (en) Pumping device and containers fitted therewith
JP3294962B2 (ja) 真空バルブ
JP3008232U (ja) 空気圧駆動装置
JP2006234085A (ja) 真空バルブ
JP2912867B2 (ja) スプール弁タイプの機械操作弁
JPH0332791Y2 (ja)
KR20220154726A (ko) 진공 장치용 밸브
JPH0741173U (ja) 真空バルブ
JPH0449420Y2 (ja)