JPH08157920A - 炉芯活性度測定法 - Google Patents

炉芯活性度測定法

Info

Publication number
JPH08157920A
JPH08157920A JP33048294A JP33048294A JPH08157920A JP H08157920 A JPH08157920 A JP H08157920A JP 33048294 A JP33048294 A JP 33048294A JP 33048294 A JP33048294 A JP 33048294A JP H08157920 A JPH08157920 A JP H08157920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
core
time
furnace
core part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33048294A
Other languages
English (en)
Inventor
Morimasa Ichida
守政 一田
Kazuya Kunitomo
和也 国友
Kazuyuki Morii
和之 森井
Takashi Kumaoka
尚 熊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP33048294A priority Critical patent/JPH08157920A/ja
Publication of JPH08157920A publication Critical patent/JPH08157920A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高炉休風時に炉芯全体の活性度を
測定する。 【構成】 高炉の休風時に、4箇所以上の羽口から金棒
または金属管を炉芯部の所定の深度まで打ち込み、打ち
込み開始から終了までの打ち込み時間を測定し、あらか
じめ測定した前記炉芯部の所定の深度および1400℃
の温度での打ち込み時間を基準にして、打ち込み箇所の
半数以上の打ち込み時間が基準の打ち込み時間を超えた
場合、または最大打ち込み時間が基準の打ち込み時間の
1.5倍以上の場合に、炉芯不活性と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉休風時の炉芯活性
度の測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄用高炉は大量の銑鉄を生産できしか
も熱効率が90%と高い。このため現在でも銑鉄製造の
主流を維持している。しかし、高炉は巨大な向流移動層
であるために、生産性、生産弾力性等に問題があり、安
定した生産量と溶銑品質の確保のためには、より一層の
制御性の向上が望まれている。一方、高炉では、鉄源競
争力強化の観点から、安価原燃料使用操業や高微粉炭比
操業が実施されつつある。上記の操業下では、鉱石・コ
ークスの粉化が増加し未燃焼チャーを含む炉下部での粉
率が上昇して炉芯部の通気性・通液性の確保が困難とな
りやすい。したがって、有効な炉芯活性度の測定方法お
よび活性化技術の確立が望まれている。
【0003】従来の炉芯部活性度測定方法として、羽口
コークスサンプリングによる粉率測定、コークス履歴温
度測定が実施されてきた。しかし、この方法ではサンプ
ル処理等に時間がかかりすぎてデータが得られるまでに
1ヶ月以上を要するため、タイムリーなアクションが取
れないという問題点があり、いくつかの簡易的かつ迅速
な方法が検討されてきた。
【0004】炉芯部の簡易的な活性度測定方法として
は、特開平3−271308号公報では休風時の羽口コ
ークスサンプリングの打ち込み時間よりコークス粉率を
推定する方法、特開平3−215610号公報では操業
時に羽口から挿入したゾンデの挿入抵抗値より炉芯通気
性を推定する方法、特開平5−255723号公報では
操業時に羽口から挿入したゾンデにより測定した炉芯内
と羽口先との圧力差より炉芯活性度を推定する方法が開
示されている。
【0005】一方、特開平2−77507号公報では炉
芯でのスラグ組成(Al23 )を測定し、高炉装入平
均スラグ組成(Al23 )と比較することにより炉芯
活性度を推定する方法、特開平5−148519号公報
では羽口から検出材を挿入し、出銑口から排出される溶
銑中の検出材の炉内滞留時間より炉芯活性度を推定する
方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平3−27
1308号公報、特開平3−215610号公報、特開
平5−255723号公報の方法では、簡易的かつ迅速
に炉芯活性度を推定できるが、いずれも羽口1箇所から
の推定結果であるため、炉芯全体の活性度を評価してい
ることにならない可能性がある。また、特開平2−77
507号公報、特開平5−148519号公報も炉芯活
性度の円周分布を推定するという発想はない。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、炉芯内への金棒または金属管の所定挿入深度に対
する打ち込み時間の円周分布を従来値と比較することに
より、上記問題点を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、高炉
の休風時に、4箇所以上の羽口から金棒または金属管を
炉芯部の所定の深度まで打ち込み、打ち込み開始から終
了までの打ち込み時間を測定し、あらかじめ測定した前
記炉芯部が1400℃の場合の所定深度の打ち込み時間
を基準にして、打ち込み箇所の半数以上の打ち込み時間
が基準の打ち込み時間を超えた場合、または最大打ち込
み時間が基準の打ち込み時間の1.5倍以上の場合に、
炉芯不活性とすることを特徴とする。
【0009】
【作用】高炉の休風時に、4箇所以上の羽口から炉芯部
に金棒または金属管を、エアーハンマーと油圧の組み合
わせで打ち込む可搬型の打ち込み装置により打ち込み、
所定の挿入深度に打ち込むのに必要な時間を測定する。
従来の測定結果によると、炉芯温度と羽口先端から3m
の挿入深度の打ち込み時間との間には図2に示すような
関係がある。よって、あらかじめ、金棒または金属管の
炉芯の所定挿入深度までの打ち込み時間と所定深度の炉
芯温度の関係を推定することにより、打ち込み時間から
炉芯温度を推定できる。したがって、打ち込み時間の円
周分布より炉芯温度の円周分布を把握し、本来円周方向
に分布をもっている炉芯全体の活性度を評価することが
できる。
【0010】炉芯温度は1400℃以下になると溶滓の
推定粘度が10ポアズ以上となるので、炉芯の通液性が
悪化していると推定でき、炉芯温度が1400℃時の打
ち込み時間が炉芯活性度のひとつの基準と考えることが
できる。具体的には、金棒または金属管を打ち込んだ羽
口の中で、半数以上の所定深度までの羽口の打ち込み時
間が、1400℃の炉芯温度に対応する打ち込み時間よ
り長い場合、あるいは、所定深度までの打ち込み時間の
最大値が、1400℃の炉芯温度に対応する打ち込み時
間の、1.5倍以上の場合に炉芯不活性と判断する。
【0011】ここで、半数以上としたのは、炉芯状態を
精度よく評価するためである。また、1.5倍以上とし
たのは、1400℃の炉芯温度に対応する打ち込み時間
の、1.5倍の打ち込み時間になった場合には、図2よ
り炉芯温度は1380℃に対応し、溶滓の推定粘度が1
2ポアズ以上と高くなり、局部的ではあるが炉芯を悪化
させる可能性が大きいためである。
【0012】このように炉芯掘削時間の円周バランスを
測定することにより、炉芯活性度を精度よく評価するこ
とができる。なお、円周方向分布を評価するためには最
低4ヶ所の測定値が必要で、測定ヶ所の数は多い程測定
精度が向上する。休風中に測定できる羽口数は休風時間
により異なり、休風時間が24時間以下の場合の測定箇
所の上限は16箇所である。
【0013】金棒または金属管の最低打ち込み深度は、
レースウェイ奥のコークスの灰と粉で固められた鳥の巣
と、炉芯表層部の通気性の悪い領域を打ち込む必要から
3mであり、打ち込み深度としては、3mから5mの範
囲にすることが望ましい。休風中の炉芯内に打ち込まれ
た金棒または金属管は打ち込み中も常に1400℃近い
温度領域にさらされる。したがって、金棒または金属管
の材質は高温強度の高い品質のものを使用することが望
ましい。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。 (実施例1)内容積が4000m3 以上で羽口数が38
本の大型高炉の休風時に、図1に示すような方式で8箇
所の羽口から100Aの金属管を挿入深度3mに打ち込
み、打ち込む時間を測定した。具体的には、エアーハン
マーと油圧の組み合わせで打ち込み可搬型の打ち込み装
置1と、打ち込み用治具2を用いて、長さが3mの金属
管3を羽口4から炉芯部5に打ち込んだ。炉芯温度が1
400℃の際に、羽口から炉芯に3mの深度で挿入した
場合の打ち込み時間は、10分であったためこの値を基
準にした。打ち込んだ半数以上の5箇所の羽口の打ち込
み時間が、炉芯温度が1400℃時の打ち込み時間の1
0分より長かったので炉芯不活性と判断し、炉芯活性化
のためのアクションとして、次の休風まで燃料比を10
kg/t上昇させた。次の休風時に前回の休風時と同じ
8箇所の羽口から、金属管の打ち込みを実施した結果、
図3に示すように、挿入深度3mの打ち込み時間はすべ
て炉芯温度が1400℃時の打ち込み時間より短くな
り、炉芯の状態が改善された。
【0015】(実施例2)内容積が4000m3 以上で
羽口数が38本の大型高炉の休風時に、図1に示すよう
な方式で8箇所の羽口から100Aの金属管を挿入深度
3mに打ち込み、打ち込み時間を測定した。具体的に
は、エアーハンマーと油圧の組み合わせで打ち込む可搬
型の打ち込み装置1と、打ち込み用治具2を用いて、長
さが3mの金属管3を羽口4から炉芯部5に打ち込ん
だ。炉芯温度が1400℃の際に羽口から炉芯に、3m
の深度で挿入した場合の打ち込み時間は、10分であっ
たためこの値を基準にした。打ち込み時間の最大値が1
8分と炉芯温度が1400℃時の打ち込み時間10分の
1.5倍以上であったので炉芯不活性と判断し、炉芯活
性化のためのアクションとして、次の休風まで燃料比を
10kg/t、湿分を10g/Nm3 増加させた。次の
休風に前回の休風時と同じ8箇所の羽口から金属管の打
ち込みを実施した結果、図4に示すように、挿入深度3
mの打ち込み時間の最大値は、炉芯温度が1400℃時
の打ち込み時間より短くなり、炉芯の状態が改善され
た。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、炉芯活性度の円周分布
より炉芯全体の活性度を評価するために、従来の1箇所
の羽口からの測定結果に基づく炉芯活性度測定法に比べ
て、炉芯全体の活性度を評価できる。したがって、炉芯
活性度のアクションも的確かつタイムリーに実施するこ
とができ、炉芯を効率的に活性化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による炉芯部への金棒または金属管打ち
込み方法の概要説明図
【図2】炉芯温度と炉芯打ち込み時間の関係を示す説明
【図3】本発明法実施による炉芯活性度測定結果を示す
【図4】本発明法実施による炉芯活性度測定結果を示す
【符号の説明】
1 可搬式簡易パイプ打ち込み装置 2 パイプ打ち込み用治具 3 金棒または金属管 4 羽口 5 炉芯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊岡 尚 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の休風時に、4箇所以上の羽口から
    金棒または金属管を炉芯部の所定の深度まで打ち込み、
    打ち込み開始から終了までの打ち込み時間を測定し、あ
    らかじめ測定した前記炉芯部が1400℃の場合の所定
    深度の打ち込み時間を基準にして、打ち込み箇所の半数
    以上の打ち込み時間が基準の打ち込み時間を超えた場
    合、または最大打ち込み時間が基準の打ち込み時間の
    1.5倍以上の場合に、炉芯不活性とすることを特徴と
    する高炉炉芯の活性度測定方法。
JP33048294A 1994-12-08 1994-12-08 炉芯活性度測定法 Withdrawn JPH08157920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33048294A JPH08157920A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 炉芯活性度測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33048294A JPH08157920A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 炉芯活性度測定法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08157920A true JPH08157920A (ja) 1996-06-18

Family

ID=18233122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33048294A Withdrawn JPH08157920A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 炉芯活性度測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08157920A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08157920A (ja) 炉芯活性度測定法
JPH08311512A (ja) 高炉炉芯の活性度測定方法
Chung et al. Coke properties at tuyere level in blast furnace with pulverized coal injection
JP4140939B2 (ja) 転炉吹錬方法
US3819164A (en) Operation of a blast furnace
Matsuura et al. Development of the oxygen blast furnace process
JP2694588B2 (ja) 高炉の操業方法
JP3465718B2 (ja) 高炉における炉芯コークス更新速度の制御方法
JP2741140B2 (ja) 高炉の操業方法
JPH0570814A (ja) 高炉の操業方法
JPH09170007A (ja) 高炉操業法
JP2000129322A (ja) 高炉への微粉炭吹き込み用ランス
Smith All you need to know about refining Part 2: Puddling Hearths
US3099551A (en) Snuffing blast furnaces
Godoy et al. Tests for Evaluating Attack by Alkaline Vapor on Refractories for Injection in the Blast Furnace
RU2090621C1 (ru) Способ подготовки доменной печи к задувке
Buehl et al. Production of Spiegeleisen from Open-Hearth Slag in an Experimental Blast Furnace
KR940009670B1 (ko) 전로취련말기의 용강냉각방법
JPH07268417A (ja) 高炉操業方法
Koch et al. Blast Furnace III Relit
Bleloch Theoretical considerations in the operation of iron blast furnaces with cold oxygen-carbon dioxide blast, by Wm. Bleloch, published in the Journal, May 1950: author's reply to discussion
JP2002129212A (ja) 高炉の操業方法
Kurihara et al. BLAST FURNACE LIFE PROLONGATION THROUGH TAPHOLE RELINING AT NO. 1 BF IN KURE WORKS
Fujii et al. Possibility for the Computing Control of Oxygen Converter Process on the Basis of Decarburization Kinetics
Sakano et al. Investigations of burden distributions at high ore to coke ratio

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305