JPH08157048A - 長尺野菜の等級別仕分け装置 - Google Patents

長尺野菜の等級別仕分け装置

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JPH08157048A
JPH08157048A JP30065294A JP30065294A JPH08157048A JP H08157048 A JPH08157048 A JP H08157048A JP 30065294 A JP30065294 A JP 30065294A JP 30065294 A JP30065294 A JP 30065294A JP H08157048 A JPH08157048 A JP H08157048A
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章伴 山崎
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Hajime Okita
肇 沖田
Noboru Oyamada
昇 小山田
Hidetaro Mori
秀太郎 森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長尺野菜の傷付がなく、作業員の手直しを不
要とする自動選別箱詰めシステム用等級別仕分け装置を
提供する。 【構成】 仕分けコンベアの幅方向を長尺野菜50の2
幅分毎に分割し、選別コンベアCから落下する長尺野菜
50を受け、底部へ導く傾斜を設けたホッパプレート
1、ホッパプレート1の下端部に枢着され、ホッパプレ
ート1の底部を開閉する上部ゲートプレート2、および
上部ゲートプレート2を駆動する上部回動装置からなる
受取りホッパ10と、受取りホッパ10の直下に長尺野
菜50の1幅分の間隔で立設された仕切りフレーム1
1、仕切りフレーム11の下端部に枢着され、仕切りフ
レーム11間を開閉する下部ゲートプレート12、およ
び下部ゲートプレート12を駆動する下部回動装置から
なる中間ゲート20と、中間ゲート20を長尺野菜の1
幅分横移動させる横移動装置からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選果装置により、曲り
具合、寸法、傷等の外形形状をもとに判別され、選別コ
ンベアで搬送される各等級別の胡瓜、長茄子等の長尺野
菜を、選別して、仕分けコンベア、及び幅寄せ整列装
置、箱詰め装置に自動的に供給するための長尺野菜の等
級別仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺野菜の等級別選別に使用され
ている一般的な自動選別箱詰めシステムを、図4及び図
5によって説明する。
【0003】生産者が収穫し、専用コンテナに収納して
出荷した胡瓜等の長尺野菜は、農協等の集荷場に集荷さ
れ、冷蔵保管の後、先ず、オートダンパAによって、コ
ンテナ内の胡瓜を整列供給装置Bのコンベア上に排出
し、数段に設けたコンベアの速度差を利用して、1本づ
つ整列して搬送し、次いで、選別コンベアCの選果皿4
1へ移される。次いで、選別コンベアCで1本づつ間隔
をおいて搬送される胡瓜を、選別コンベアCのライン上
に設けられたカメラ式の選果装置Dによって各等級別を
判別する。
【0004】次いで、図5に示すように、高速で走行す
る選別コンベアCに係合した選果皿41によって、搬送
されて来た同一等級の胡瓜50だけを、その選果皿41
から仕切りフレーム31内に落下させ、選別コンベアC
と直交する方向に設けられ、循環移動する、同一等級の
仕分けコンベアE上の幅方向に、選別コンベアCの下流
側の区画から順次供給する。仕分けコンベアE上の幅方
向にその長手方向を向けて、複数列供給された胡瓜50
は、幅寄せ・整列装置Fに搬送され、箱詰め装置Gによ
って箱詰めされた後、出荷される。
【0005】しかしながら、従来の装置では、図5に示
すように、高速で走行する選別コンベアCの選果皿41
から、仕切りフレーム31で区切られた区画の下流側か
ら仕分けコンベアEの幅方向に、順次1個づつ供給され
る胡瓜50は、仕分けフレーム31の区画幅が、胡瓜5
0の1幅分の間隔、すなわち、仕分けコンベアEの進行
方向に、胡瓜50の長手方向を向けて整列させて搬送す
るときに必要とする胡瓜50、1本の搬送幅、とされて
いるため、区画が狭く指定された区画内に落下しないこ
とがある。また、胡瓜50が仕分けフレーム31の区画
内に移送されるとき、仕切りフレーム31の上端エッジ
部に当たって傷が付くことがある。
【0006】これらの不具合を解消するため、仕分けフ
レーム31の区画幅を大きくすることが考えられるが、
1区画の幅を大きくすることは、仕分けコンベアEの幅
を大きくすることとなり、仕分けコンベアEの大型化を
まねき、また多数の等級に仕分けされた胡瓜50をそれ
ぞれ搬送するために、多数の仕分けコンベアEを選別コ
ンベアCと直交させて、下方に配設する必要があるた
め、選果装置Dの下流側に、大きい選別コンベアCの搬
送区間が必要となり、選別コンベアCを延長する必要が
あるとともに、広い面積の選果場が必要となる不具合が
ある。
【0007】また、仕分けコンベアEに、順次1本づつ
供給される胡瓜50は、先に供給されたものから、幅寄
せ・整列装置Fに搬送されるので、上述の指定の区画内
への胡瓜50の落下が起らず、また、傷付きが生じる
と、全自動により所定数を整列、及び箱詰めすることが
困難となる。このため、所定数にするための胡瓜50の
補充、又は傷付いた胡瓜50の取替え作業は、人手に頼
らざる得ず、自動選別箱詰めシステムの完全自動化が難
しくなるとともに、人手による作業が単純作業のため、
疲労がたまって作業効率が低下し、特に夏場の出荷のピ
ーク時には、人手不足等の問題が生じる不具合があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の不具
合を解消するため、選別コンベアで搬送された来た長尺
野菜が、判別された等級の長尺野菜を搬送する仕分けコ
ンベア上の指定の区画内に、傷がつくことなく、正確に
落下するとともに、仕分けコンベア、又は選別コンベア
の大型化の必要がなく、また、所定数の長尺野菜の整
列、箱詰めのための、人手による調整を必要とすること
なく、自動選別箱詰めシステムの完全自動化が達成で
き、作業効率の高い選果を行うことのできる、長尺野菜
の等級別仕分け装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の長尺
野菜の等級別仕分け装置は、次の手段とした。
【0010】(1)選別コンベアの下方と、選別コンベ
アに直交して設けられた仕分けコンベアの上方との間
に、次の構成の受取りホッパを設けた。
【0011】(a)その長手方向を、仕分けコンベアの
進行方向に向けて長尺野菜を搬送するときの、長尺野菜
1本の搬送に必要な幅を長尺野菜の1幅分としたとき、
仕分けコンベアの幅を長尺野菜の2幅分毎に分割し、上
方を移動する選果皿からその上方の開口に落下する長尺
野菜を底部へ緩やかに導くため、傾斜が設けられたホッ
パプレート、(b)ホッパプレートの下端部に1側端部
が枢着され、枢着軸まわりの回動により、ホッパプレー
トの底部を開閉する上部ゲートプレート、(c)枢着軸
まわりに上部ゲートプレートを回動させる上部回動装
置、 (2)仕分けコンベアの上方で、受取りホッパの直下
に、次の構成の中間ゲートを設けた。
【0012】(d)仕分けコンベアの幅方向に、ホッパ
プレートの直下を長尺野菜の1幅分毎に分割し、立設さ
れた仕切りフレーム、(e)仕切りフレームの下端部に
1側端部が枢着され、枢着軸まわりの回動により仕切り
フレーム間の下端部を開閉する下部ゲートプレート、
(f)枢着軸まわりに下部ゲートプレートを回動させる
下部回動装置、 (3)仕分けコンベアの上方で、中間ゲートを支持する
とともに、仕切りコンベアの幅方向に、中間ゲートを長
尺野菜の1幅分づつ横移動させることのできる横移動装
置を設けた。
【0013】
【作用】本発明の長尺野菜の等級別仕分け装置は、上述
の手段により、選果装置で等級を判別して、選別コンベ
アの選果皿に載せて搬送される長尺野菜のうちの同一等
級のものだけを、受取りホッパの上方でホッパプレート
内の収まるように、順次落下させ、ホッパプレートの底
部を閉塞した上部ゲートプレートによって受け止める。
【0014】ホッパプレートは、長尺野菜の2幅分の幅
で選別コンベアの下方に開口しているため、選果皿から
落下する長尺野菜は、同一等級の指定された区画に、確
実に落下し、その下方に設けた仕分けコンベアの端から
受取りホッパ内に順次供給される。また、ホッパプレー
トに、長尺野菜を底部に緩やかに落下させるための傾斜
を設けているので、落下時、長尺野菜を傷めることがな
く、傷付いた長尺野菜の交換作業が不要になるととも
に、商品価値の低下を来すことがない。
【0015】また、その取付軸まわりに回動し、長尺野
菜を落下させる選果皿とホッパプレートを、互いに逆パ
ターンのくし歯状の形状にすることによって、反転した
選果皿の下部とホッパプレートの傾斜上部とは重ね合わ
せるようにすることが可能であり、これにより、長尺野
菜を受取りホッパに順次落下させるときの落下高さが低
くでき、長尺野菜のダメージを全んどなくすることもで
きる。
【0016】また、この受取りホッパのあらかじめ設定
した区画に、同一等級の長尺野菜が入ると、上部ゲート
プレートを上部回動装置によって所要の角度で回動し
て、各々のホッパプレートの底部を開き、受け止めてい
た各々の長尺野菜を中間ゲートに落下させて、中間ゲー
トで受け止めた後、再び上部ゲートプレートを上部回動
装置によって所要の角度で回動して、各々のホッパプレ
ートの底部を閉塞することができ、受取りホッパには、
引続き長尺野菜を落下させることができる。
【0017】また、長尺野菜が落下した中間ゲートに
は、受取りホッパの直下に設けた長尺野菜の1幅分の間
隔で仕切りフレームが設けられており、この仕切りフレ
ーム内には、上部ゲートプレートの真下にある1箇所お
きの区画に、長尺野菜が供給されることとなる。
【0018】次いで、中間ゲートを横移動装置によっ
て、長尺野菜の1幅分だけ横移動させ、長尺野菜の入っ
ていない1箇所おきの区画を、受取りホッパの真下に移
動させる。
【0019】同様にして、長尺野菜の入っていない仕切
りフレームの1箇所おきの区画用に、長尺野菜が供給さ
れて、中間ゲートに長尺野菜の1幅分毎に分割されて設
けられた、仕切りフレームの所定数の区画に長尺野菜が
保持されると、中間ゲートを横移動装置によって、もと
の位置に戻し、下部ゲートプレートを下部回動装置によ
って所要の角度で回動して、各々の仕切りフレーム間を
開き、仕切りコンベアの進行方向に、長尺野菜の1幅分
の間隔で整列させた所定数の長尺野菜が、仕分けコンベ
ア上に同時に排出する。
【0020】この所定数の長尺野菜は、仕分けコンベア
上で幅方向に略等間隔で横一列に並べられて、幅寄せ、
整列装置Fに搬送される。これにより、仕分けコンベア
上への長尺野菜の補充、又は傷付いた長尺野菜を取替え
るために必要としていた、人手による整列作業が不要と
なり、自動選別箱詰めシステムの完全自動化が達成でき
るとともに、作業効率を向上させることができる。
【0021】さらに、本発明の長尺野菜の等級別仕分け
装置を採用することにより、従来装置の不具合を解消す
るために必要と考えられていた、自動選別箱詰めシステ
ムを構成する、仕分けコンベアの幅拡大、若しくは選別
コンベアの搬送距離の延長が不要となり、従来装置が必
要としていたと同程度の選果場で選果作業が実施でき、
設備投資を低減することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の長尺野菜の等級別仕分け装置
の一実施例を、図面にもとづき説明する。図1は本発明
の長尺野菜の等級別仕分け装置の一実施例を示す正面
図、図2は図1の矢視A側面図、図3は図1の矢視B−
B平面図である。なお、本実施例においては、長尺野菜
の一例として胡瓜を対象としたものを示す。
【0023】図において、選別コンベアCは仕分けコン
ベアEと直交するようにして、仕分けコンベアEの上方
に配設されており、仕分けコンベアEは所定数の胡瓜5
0の長手方向をその進行方向に向け、幅方向に横一列に
並べて搬送する目的を有している。該仕分けコンベアE
は幅方向にホッパプレート1によって、搬送を行う胡瓜
50の所定の半数、すなわち、横一列に並べて搬送する
胡瓜50の2本分の搬送幅寸法毎、(以下、この胡瓜1
本分の搬送幅寸法を長尺野菜の1幅分という。)の区画
に分割されている。
【0024】また、この各々のホッパプレート1には、
ホッパプレート1の上方を直交して走行する選別コンベ
アCの選果皿41から供給される胡瓜50を、ホッパプ
レート1の底部に導く為の傾斜面8が設けられるととも
に、該傾斜面8は、図2に示すようにくし歯状にされて
いる。なお、選果皿41も該傾斜面8と逆パターンのく
し歯状にされている。
【0025】各ホッパプレート1の底部には、軸受4が
装着され、上部回動軸3が回動自在に軸着されている。
この上部回動軸3には、上部ゲートプレート2の1側部
が装着され、隣接する上部回動軸3を互いに反対方向に
回転させると、各々のホッパプレート1の底部を閉塞、
及び開放する。また、図3に示すように、各々の上部回
動軸3の端部には、仕分けコンベアEの上流、及び下流
側でレバー5が、1本おきにそれぞれ装着されている。
この両側のレバー5の各々は、リンク6によってそれぞ
れ連結され、このリンク6は、上部回動装置としての開
閉シリンダ7によって駆動され、仕分けコンベアEの幅
方向に往復移動する。従って、コンベアEの上流及び下
流側のリンク6を開閉シリンダ7によって、それぞれ逆
方向に作動させることによって、ホッパプレート1の底
部は開閉できる。
【0026】以上説明した、ホッパプレート1、上部ゲ
ートプレート2、上部回転軸3、軸受4、レバー5、お
よび開閉シリンダ6によって受取りホッパ10が構成さ
れている。
【0027】また、図1において、受取りホッパ10の
下方には、ホッパプレート1によって長尺野菜の2幅分
毎に分割された区画を、長尺野菜の1幅分毎の区画に分
割する仕切りフレーム11が配設されている。この仕切
りフレーム11の下部には、軸受14が装着され、下部
回動軸13が回動自在に軸着されている。この下部回動
軸13には、下部ゲートプレート12の1側部が装着さ
れ、隣接する下部回動軸13を互いに反対方向に回転さ
せると、各々仕切りフレーム11で分割された区画の下
部を閉塞及び開放する。
【0028】そして、受取りホッパ10と同様に、各々
の下部回動軸13の端部には、仕分けコンベアEの上
流、及び下流側でレバー15が1本おきにそれぞれ装着
されている。この上流および下流側の各々のレバー15
は、リンク16によってそれぞれ連結され、このリンク
16は下部回動装置としての開閉シリンダ17の作動に
よって往復移動する。従って、仕分けコンベアEの上流
及び下流側にそれぞれ設けたリンク16を開閉シリンダ
17によって逆方向に作動させることによって、仕切り
フレーム11の下部は開閉できる。
【0029】以上の仕切りフレーム11、下部ゲートプ
レート12、下部回動軸13、軸受14、レバー15、
リンク16、および開閉シリンダ17によって中間ゲー
ト20が構成されている。
【0030】さらに、図1において、中間ゲート20の
下方で、仕分けコンベアEの上方には、中間ゲート20
を支える固定フレーム21が配設されている。この固定
フレーム21上で、中間ゲート20は、横移動装置とし
ての横移動シリンダ22によって、長尺野菜の1幅分往
復移動できるようにされている。
【0031】次に、上述した本実施例の作用について説
明する。図1に示すように、等級が判別されて選別コン
ベアCの選果皿41に載せて、図の左側から右側へ搬送
される胡瓜50のうちの同一等級のものだけを、受取り
ホッパ10の上方で、ホッパプレート1内に収まるよう
に、選別コンベアCの下流側の区画から上流側の区画、
すなわち、仕分けコンベアEの幅方向に順次落下させ
る。この胡瓜50の落下は、図の左側、選別コンベアC
の上流側に設けられた選果装置Dからの判別信号によ
り、選果皿41に載せられた胡瓜50と同一等級の胡瓜
50だけを搬送する仕分けコンベアE上に選果皿41が
到達したとき、選果皿41を支持する取付軸42を回動
することにより、選果皿41を反転させて行われる。
【0032】また、受取りホッパ10は、長尺野菜の2
幅分の間隔毎に設けられたホッパプレート1で構成され
ているので、落下する胡瓜50は確実に指定された受取
りホッパ10の区画内に落下し、閉塞した上部ゲートプ
レート2によって受け止められる。このとき、ホッパプ
レート1には傾斜面8が設けられており、さらに、前述
したように、ホッパプレート1の傾斜面7と選果皿41
は互いに、逆パターンのくし歯状の形状となっている
為、反転した選果皿41の下部とホッパプレート1の上
部とは、重なり合うことか可能であり、胡瓜50を受取
りホッパ10に底部順次落下させるときの落下高さが、
低くできるとともに、上部ゲートプレート2上にソフト
ランディングさせることができ、胡瓜50の落下に伴う
ダメージを抑えることができる。
【0033】この受取りホッパ10のあらかじめ設定し
た区間に、同一等級の胡瓜50が入ると、開閉シリンダ
7、及びリンク6によって、ホッパプレート1の底部に
対向させて配置した上部回動軸3のレバー5を所要の
量、横移動させることにより、各々の上部ゲートプレー
ト2は逆方向に回動して、ホッパプレート1の底部を開
き、上部ゲートプレート2上で受け止めていた、各々の
胡瓜50を中間ゲート20に落下させ、ホッパプレート
1の底部の直下に位置する下部ゲートプレート12で受
け止められる。
【0034】続いて、開閉シリンダ7を上記と逆の作動
をさせることによって、レバー5、及び上部回動軸3を
所要の角度で回動して、各々の上部ゲートプレート2を
閉塞する。このとき、中間ゲート20の仕切りフレーム
11には、ホッパプレートの直下、即ち、上部ゲートプ
レート2の真下にある1箇所おきの区画に胡瓜50が入
っている。
【0035】続いて、中間ゲート20を固定フレーム2
1上で横移動シリンダ22によって長尺野菜の1幅分横
移動させ、胡瓜50の入っていない1箇所おきの仕切り
フレーム11の間の区画を、上部ゲートプレート2の真
下に移動させるため、図1,図3の点線で示す位置に、
中間ゲート20を横移動させる。
【0036】この中間ゲート20の横移動が行われてい
る間、上部ゲートプレートを閉鎖した受取りホッパ10
では、等級が判別されて選別コンベアCの選果皿41に
載せて搬送される胡瓜50のうちの同一等級のものだけ
を、前述と同様に受取りホッパ10の上方で、ホッパプ
レート1内に収まるように下流側の区画から上流側の区
画に順次落下させ、閉塞した上部ゲートプレート2によ
って受け止める。このようにして、この受取りホッパ1
0のあらかじめ設定した区画に、同一等級の胡瓜50が
入ると、上述と同様に開閉シリンダ7、及びリンク6に
よって、ホッパプレート1の底部に対向させて配置した
上部回動軸3のレバー5を所要の量、横移動させること
により、各々の上部ゲートプレート2は逆方向に回動し
て、ホッパプレート1の底部を開き、上部ゲートプレー
ト2上で受け止めていた各々の胡瓜50を中間ゲート2
0に落下させ、ホッパプレート1の底部の直下に移動さ
せられた胡瓜50の入ってない、1箇所おきの仕切りフ
レーム11間の区画に設けられた下部ゲートプレート1
2で受け止める。
【0037】続いて、開閉シリンダ7を上記と逆の作動
をさせることによってレバー5及び上部回動軸3を所要
の角度で回動して、各々の上部ゲートプレート2を閉塞
する。このとき、中間ゲート20の仕切りフレーム11
間の全ての区画に胡瓜50が入っている。
【0038】前記中間ゲート20の仕切りフレーム11
に設けた区画の全てに胡瓜50が保持されると、中間ゲ
ート20を横移動シリンダ22によって、もとの位置に
戻し、開閉シリンダ17及びリンク16によって、レバ
ー15及び下部回動軸13を所要の角度で回動して、各
々の下部ゲートプレート12を開き、所定数の胡瓜50
を、仕分けコンベアE上に同時に排出する。この所定数
の胡瓜50は、仕分けコンベアE上に幅方向に横一列に
並んで整列装置Fに搬送される。
【0039】このように、本実施例の長尺野菜の等級別
仕分け装置によれば、仕分けコンベアEの幅方向に長尺
野菜の1幅分の区画内に、欠けることなく、正確に、長
尺野菜が配設され、しかも、仕分け作業に伴う長尺野菜
の傷みも生じることがないため、その整列作業が容易に
なり、この整列作業及び箱詰め作業を全自動化すること
が可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の長尺野菜の
等級別仕分け装置によれば、特許請求の範囲に示す構成
により、次の効果が得られる。 (1)選別コンベアで搬送された長尺野菜を、仕分けコ
ンベアの幅方向に長尺野菜の1幅分毎に正確に供給し、
整列させることができる。 (2)仕分けコンベア上への長尺野菜の移送時、長尺野
菜を傷めることがなく商品価値の低下を来すことがな
い。 (3)人手を必要とする作業がなくなり、自動選別箱詰
めシステムの完全自動化が達成できるとともに、選果作
業の効率を向上でき、出荷時間の短縮が図れる。 (4)選別コンベアの延長、又は仕分けコンベアの拡幅
の必要がなく、また、これらの設置する場所を、特に広
くする必要がないので、選果設備の設置のための投資額
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長尺野菜の等級別仕分け装置の一実施
例を示す縦断正面図、
【図2】図1の矢視A側面図、
【図3】図1の矢視B−B平面図、
【図4】従来の長尺野菜の自動選別箱詰めシステムの平
面図、
【図5】図4の等級別仕分け装置の一例としての縦断正
面図である。
【符号の説明】
1 ホッパプレート 2 上部ゲートプレート 3 上部回転軸 4 軸受 5 レバー 6 上部回動装置としての開閉シリンダ 7 開閉シリンダ 8 傾斜 10 受取りホッパ 11 仕切りフレーム 12 下部ゲートプレート 13 下部回動軸 14 軸受 15 レバー 16 リンク 17 下部回動装置としての開閉シリンダ 20 中間ゲート 21 固定フレーム 22 横移動装置としての横移動シリンダ 41 選果皿 42 取付軸 50 胡瓜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山田 昇 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 森 秀太郎 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等級を選果装置で判別し、選別コンベア
    の選果皿に載置して搬送する長尺野菜を、前記選別コン
    ベアの下方に直交させて設けた仕分けコンベア上へ移動
    して、仕分ける、長尺野菜の等級別仕分け装置におい
    て、前記選別コンベアの下方に設置され、前記仕分けコ
    ンベアの幅を、搬送する前記長尺野菜の2幅分毎に分割
    し、前記選果皿から移動する前記長尺野菜を底部へ導く
    傾斜を設けたホッパプレート、前記ホッパプレートの下
    端部に1側端部を枢着した上部ゲートプレート、および
    前記上部ゲートプレートを回動させ、前記ホッパプレー
    トの底部を開閉する上部回動装置からなる受取りホッパ
    と、前記受取りホッパの直下に設置され、前記長尺野菜
    の1幅分毎に分割する仕切りフレーム、前記仕切りフレ
    ームの下端部に1側端部を枢着した下部ゲートプレー
    ト、および前記下部ゲートプレートを回動させ、前記仕
    切りフレームの間を開閉する下部回動装置からなる中間
    ゲートと、前記中間ゲートと前記仕分けコンベアの間に
    介装され、前記中間ゲートを前記長尺野菜の1幅分移動
    させる横移動装置を具えたことを特徴とする長尺野菜の
    等級別仕分け装置。
JP06300652A 1994-12-05 1994-12-05 長尺野菜の等級別仕分け装置 Expired - Fee Related JP3073410B2 (ja)

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