JPH08155437A - 特殊セラミックの３重層構造の浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】 浄水器の殺菌装置において、鉱物系セラ
ミックとカルシウム系セラミックを三重にする。 【構 成】 原子層と電子層に分離してある鉱物系セ
ラミック（１）が上下に位置して、中間にカルシウム系
セラミック（３）をはさむようにして三重構造にする。
その時、二つの鉱物系セラミックは電子層が向かい合う
格好でカルシウム系セラミックをはさみ、三重構造は鉱
物系セラミックとカルシウム系セラミックの二種類三つ
のセラミックで構成してもよいが、二種類三つが一つに
合体しても同様の効果を発揮するので、二種類三つおよ
び二種類一つ、いずれも三重構造である。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は特殊セラミックを３重層にしてつくった浄水
器に関するものである。（以下、「３重層浄水器」と略
する）。一般に浄水器とは、特定の濾過材を用いて水道
水に含まれるカルキ（塩素分）やトリハロメタンなどの
有害物質を除去する装置である。従来の浄水器は、この
濾過材に活性炭や中空糸膜を使っているものがほとんど
である。しかし、活性炭や中空糸膜を使った浄水器は、
カルキやトリハロメタン等を除去するものの、完全な除
去ではなく単に減少させているにすぎない。そのため従
来の浄水器は水の「殺菌」機能はなく、「滅菌」機能し
かなかったのが実情である。さらに、活性炭や中空糸膜
による浄水は、カルキやトリハロメタンを濾過材に吸着
させることによって「除去」「滅菌」しているため、定
期的に濾過材を交換しないと吸着力が弱まって効果を発
揮しなくなる欠点を持っている。これに対して本考案で
ある「３重層浄水器」は、従来の活性炭や中空糸膜によ
る浄水器とは根本的に原理を異にする。従来の浄水器は
活性炭や中空糸膜等の濾過材によって、カルキや菌を減
少させる構造であるのに対して、本考案である「３重層
浄水器」は濾過材を一切使用しない。また、「濾過」と
いった原理そのものがないことに特色がある。本考案で
ある「３重層浄水器」は濾過でなく電子射撃殺菌法の原
理を応用している。電子射撃殺菌法は電子の波の電離作
用を応用したもので、水道水に含まれる菌や他の有害物
質を殺菌または中和して、菌や有害物質の存在そのもの
を消滅させる働きをする。従来の浄水器が濾過によって
菌や有害物質の存在を残しながら、吸着および濾過によ
って菌や有害物質を減らすのに対して、本考案である
「３重層浄水器」は電子射撃殺菌によって菌や有害物質
の存在をなくすといった相違点がる。そのため、従来の
浄水器は「滅菌」（菌を減らす）作用はあるが、「殺
菌」（菌を殺す）作用はなかった。それに対して本考案
である「３重層浄水器」は完全な「殺菌」作用のある画
期的な方法といえる。この電子射撃殺菌法を効果的に実
現する方法が、本考案である特殊セラミックによる３重
層構造である。特殊セラミックは電子層と原子層が表裏
の構造になつているものを使用しないと電子射撃殺菌の
効果は発揮されない。また、特殊セラミックを使用して
も、特殊セラミックの配列を本考案のように３重層にし
ないと電子射撃殺菌の効果は発揮されない。このように
雷子射撃殺菌の効果を完全にするためには、前述の特殊
セラミックを３重層に配列することが不可欠となる。本
考案の特殊セラミックの３重層構造の浄水器の構造を説
明すると以下のようになる。特殊セラミックを３枚もし
くは３重に配列して、配列した特殊セラミック層に水を
通過させると電子射撃殺菌効果が得られる。特殊セラミ
ックは鉱物系のセラミック２枚とカルシウム系のセラミ
ック１枚で構成される。鉱物系セラミックの電子層の面
を向かい合わせて、その中間にカルシウム系セラミック
を入れる構造にする。この構造は３枚の特殊セラミック
を使用してもよいし、３枚分を１枚にまとめて３重層に
しても同様の効果が得られる。したがって、本考案の
「３重層浄水器」は特殊セラミックを３枚使用する場合
と１枚にまとめて３重層にした２種類のものを想定して
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の３枚の特殊セラミックによる３重層の
浄水器の断面図である。第２図は特殊セラミックの平面
図である。第３図は本考案の１枚の特殊セラミックによ
る３重層の浄水器の断面図である。１は鉱物系セラミッ
ク、２はセラミックを固定する金具、３はカルシウム系
セラミック、４は鉱物系セラミックとカルシウム系セラ
ミックを１枚に結合させたもの。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉱物系セラミックとカルシウム系セラミックを３重層に
   してつくった浄水器。