JPH08154263A - ページングシステム - Google Patents

ページングシステム

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Publication number
JPH08154263A
JPH08154263A JP6315506A JP31550694A JPH08154263A JP H08154263 A JPH08154263 A JP H08154263A JP 6315506 A JP6315506 A JP 6315506A JP 31550694 A JP31550694 A JP 31550694A JP H08154263 A JPH08154263 A JP H08154263A
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JP
Japan
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paging
paging system
message
user
control channel
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Application number
JP6315506A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamoto
洋志 川本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼制御を用いずに発呼者番号を知ることがで
き、さらに、着信者が応答しなくても、発信者がその理
由を知ることができるようなページングシステムを提供
する。 【構成】 ユーザAにより、PHSの携帯端末PSを持
つユーザBに電話番号がダイヤルされ(SIG10)、
PSが通話モードであれば、PSからリンクチャネル確
立要求が基地局CSに送信され(SIG11)、若しチ
ャネル割当が可能であれば、チャネルが割り当てられ通
話可能となる。一方、PSからの要求に対しCSが割当
拒否を送信した場合(SIG12)、PSは、ページン
グサービス要求を送信する(SIG13)。CSは、要
求メッセージ中のキャリア番号及びPCH相対位置番号
パラメータの位置のPCHに発信者番号を入れPSに報
知する(SIG14)。これで、ユーザBは、発信者の
電話番号を知ることができる。ユーザBが通話中などの
時には、すぐにページングサービス要求をCSへ送信し
(SIG13)、ユーザBは、発信者の電話番号を知る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、簡易型携帯電話シス
テムにおけるページングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の簡易型携帯電話システムの概念図
を図12に示す。20は、例えば携帯電話のような携帯
端末(以下PSと記す)である。21は、基地局(以下
CSと記す)である。CS21は、PS20との情報の
やり取りを行なう。22は、回線交換などを行う在圏ノ
ード(以下MSCと記す)である。MSC22には、複
数のCS21が接続されている。
【0003】このような簡易型携帯電話システムにおけ
る着呼シーケンスの抜粋を図13に示し、この着呼の動
作について説明する。ここでは、ある電話加入者がPS
20を持つユーザに発信する場合について考える。ま
た、このPS20の位置は、予めMSC22に位置登録
されているものとする。先ず、電話加入者がPS20を
持つユーザに発信すると、MSC22へ回線交換され、
このMSC22が管理するCS群へ、着呼情報が放送さ
れる(SIG30)。
【0004】そして、自分への着呼を検出したPS20
は、最寄りのCSと無線リンクを確立するための処理を
行う。先ず、PS20からCS21に対して、リンクチ
ャネル確立要求信号SIG31が発信される。CS21
にこのSIG31が受信されると、リンクチャネル割り
当てが可能な場合には、PS20に対し、リンクチャネ
ル割り当て信号SIG32が発信される。このSIG3
2がPS20に受信されると、PS20およびCS21
の間で同期バースト信号SIG33のやり取りが行なわ
れ、無線リンクが確立される。
【0005】PS20およびCS21の間で無線リンク
が確立されると、PS20は、無線管理(RT)に含ま
れる着呼応答信号SIG34をCS21へ送信する。S
IG34がCS21に受信されると、呼設定信号SIG
35がCS21よりPS20に発信される。このSIG
35がPS20に受信されると、呼設定受付信号SIG
36がCS21に発信され、PS20およびCS21の
間で呼制御(CC)に含まれるメッセージが送受信さ
れ、通話が可能となる。
【0006】ここで、この簡易型携帯電話システムにお
ける通信方式について、簡単に説明する。簡易型携帯電
話システムの通信には、周波数帯としては準マイクロ波
帯が用いられており、変調方式としては、π/4シフト
QPSK方式が用いられている。また、音声信号をディ
ジタル化する際の音声符号化方式としては、CCITT
準拠の32kbps−ADPCM方式が採用されてい
る。
【0007】また、アクセス方式としては、4チャネル
多重TDMA/TDD方式が採用されている。これは、
簡易型携帯電話システムに割り当てられた複数の無線キ
ャリアの各々のチャネルを利用して、送信情報と受信情
報を交互に通信すると共に多重伝送する方式である。
【0008】この4チャネル多重TDMA/TDD方式
の送受信タイミングを図14に示す。この図のように、
1フレームに5msチャネルの送受信スロットが625
μsずつ設定されている。CSからは、4台のPSに対
して5ms間の情報が625μsでバースト信号として
この図に示したタイミングで送信される。各PSは、C
Sからの信号を受信した時間から2.5ms後に自局の
送信情報を625μsに圧縮し、バースト的に送信す
る。
【0009】スロット内の通信には、制御用スロットと
通信用スロットがある。各スロットの概略を図15に示
す。ここで、報知用チャネルは、システムの構成などを
PSに報知するためのものであり、制御チャネルは、着
信時の呼び出し、発信時位置登録時、および着信応答時
のTCH要求とそのリンク確立のためのものである。ま
た、通話チャネルは、ダイヤル情報、機能ボタン情報な
どの通話に必要な情報の伝送、および音声データの伝送
に用いられる。
【0010】これらのスロットのうち、制御用スロット
の構成を図16に示す。この図からわかるように、各ス
ロット(625μs)の符号長は、240ビットとされ
ている。図16Aは、上り(PSからCSに送信され
る)の無線リンクチャネル設定用メッセージであるSC
CHである。これには、送信先のCSのための着識別符
号の領域が42ビット、および送信するPS番号のため
の発識別符号の領域が28ビット設けられている。これ
らには、それぞれCS番号およびPS番号が入れられ
る。また、オプションの領域として、情報領域が34ビ
ット割り当てられている。
【0011】図16Bは、下り(CSからPSに送信さ
れる)のSCCHである。これには、送信するCSのた
めの発識別符号の領域が42ビット、および受信するP
Sのための着識別符号の領域が28ビット設けられてい
る。これらには、それぞれ上りSCCH同様CS番号お
よびPS番号が入れられる。また、これにも、オプショ
ンの領域として、情報領域が34ビット割り当てられて
いる。
【0012】また、図16Cは、下りのBCCH(無線
チャネルまたはシステム情報報知用メッセージ)および
PCH(着呼情報)である。これらにはSCCHのよう
にPS番号のための領域が無く、CSのための発識別符
号の領域が42ビット、およびその他の情報領域として
62ビットが設けられている。
【0013】さらに、上述した図16A、図16B、お
よび図16Cに共通の設定として、以下のようなものが
ある。図中のRは、バースト過渡応答時間であり、これ
は、PSのバースト送信信号の立ち上がりと立ち下がり
の過渡状態を緩和するためのものであって10.4μs
(4ビット)の時間が設けられている。2ビットが割り
当てられているSS(スタートシンボル)は、受信信号
からクロック信号を再生し、CSとPS間のビット同期
を確立するための信号である。PRは、プリアンブルで
あり、62ビットが割り当てられている。UW(ユニー
クワード)は、バースト信号のワード同期を確立するた
めの信号であり、CIは、チャネル識別用のための信号
である。このCIにより、BCCH、SCCH、PCH
などが識別される。また、CRCは、誤り検査用ビット
であって、さらに、ガードビット41.7μs(16ビ
ット)が割り当てられている。
【0014】このような簡易型携帯電話システムにおい
ては、通話が主な機能であり、現在のところ、ページャ
ーのみの機能は存在しない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の簡易型携帯電話システムにおいては、着呼情報を放
送するメッセージ内においては、着呼者番号のフィール
ドはあるが、発信者を示す発呼者番号のフィールドが無
い。そのため、ページングを行うためには、無線リンク
を確立した後の呼制御手順を用いないと発呼者番号を知
ることができないという問題点があった。
【0016】また、エア側輻輳等の要因によりPSが無
線リンクを確立できなかったとき、そのPSが着呼を認
識したかどうかの検出を、CSとMSCが管理していな
い。そのため、発信者は、着信者がどのような理由で応
答しないのか分からず、緊急用件を伝達するためには、
相手が応答するまで発信を続けなければならないという
問題点があった。
【0017】したがって、この発明の目的は、呼制御を
用いなくても発呼者番号を知ることができるようなペー
ジングシステムを提供することにある。
【0018】また、この発明の別の目的は、着信者が応
答しない場合でも、発信者がその理由を知ることができ
るようなページングシステムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決する手段】この発明は、上述した課題を解
決するために、発呼者番号情報を基地局へ送信する在圏
ノードと、携帯端末からの要求がある場合には携帯端末
へリンクチャネル設定用メッセージまたはユーザ特別制
御チャネルを用いた応答メッセージを送信し発呼者番号
情報を制御用キャリアの論理制御チャネルスーパーフレ
ームまたはユーザ特別制御チャネルスーパーフレームを
用いて該携帯端末に送信する基地局と、発呼者番号情報
を検出する検出手段と発呼者番号をユーザに知らせる通
達手段を有しリンクチャネル設定用メッセージを用いて
基地局へ発呼者番号情報を要求するようにされた携帯端
末とを具備し、簡易型携帯電話システムを用いて発信ユ
ーザからの要求があるときに携帯端末を有する着信ユー
ザに発信ユーザの電話番号を知らせることを特徴とする
簡易型携帯電話システムを用いたページングシステムで
ある。
【0020】
【作用】上述の構成によれば、ページングシステムの携
帯端末を所持したユーザは、呼制御を用いなくても発呼
者番号を知ることができる。また、着信者、すなわちこ
のページングシステムの携帯端末を所持したユーザが応
答しない場合でも、発信者がその理由を知ることができ
【0021】
【実施例】次に、この発明の第1の実施例について、図
面を参考にしながら説明する。図1に、この発明の第1
の実施例の構成を示す。1はPSである。このPS1
は、検出回路2、通達装置3、および切替スイッチ4に
よって構成されている。検出回路2は、PS番号および
発呼者番号を検出するためのものであり、検出された発
呼者番号は、通達装置3によって音や文字表示等を用い
てユーザに知らせられる。また、切替スイッチ4は、P
S1のモードを、ページャモードと通信モードとに切り
替える。
【0022】5は、簡易型携帯電話システムのCSであ
る。また、6は回線交換などを行うMSCであり、複数
のCSがMSCに接続されている。この場合、PS1の
最寄りのCSを、CS5とする。
【0023】また、この第1の実施例によるページング
システムのシーケンスを図2に示す。ここでは、ある電
話加入者がPS1を持つユーザに発信する場合について
説明する。先ず、ある電話加入者からの発信要求が電話
サービス運用会社のネットワークを介して、予め着信ユ
ーザの位置登録がされているMSC6まで回線交換され
る。このMSC6は、MSC6が管理している一斉呼び
出しエリア内で着呼情報を報知する(SIG10)。
【0024】この報知された着呼情報は、簡易型携帯電
話システムのPSおよびCS間のプロトコルであるRC
R−STD28で標準化されているリンクチャネル確立
フェーズの中の一斉呼び出しチャネル(以下PCHと記
す)が用いられている。RCR−STD28において、
リンクチャネル確立フェーズで用いられる報知用メッセ
ージ群は、論理制御チャネルスーパーフレーム(以下、
LCCHスーパーフレームと記す)構成となっており、
一斉呼び出しエリア内で共通のフォーマットで各PSに
通知される。
【0025】このLCCHスーパーフレームの一構成例
を図3に示す。図3中で、BCCHが無線チャネルまた
はシステム情報報知用メッセージであり、SCCHが無
線リンクチャネル設定用メッセージである。また、PC
Hは、着呼情報であり、この例の場合9つの着信を受け
付けることができる。
【0026】SIG10においてPS1が着呼情報を受
信し、検出回路2により自分の電話番号が検出される。
そして、自分の電話番号を検出したPS1から、SCC
Hの一つであるリンクチャネル割当要求が最寄りのCS
であるCS5に送信される(SIG11)。このリンク
チャネル割当要求がCS5に受信されたとき、通話チャ
ネルに空きが無かったり、また、輻輳中等であった場
合、SCCHの一つであるリンクチャネル割当拒否がC
S5によりPS1に送信される(SIG12)。
【0027】従来では、このようにリンクチャネルの確
立ができなかった場合、発信者からの発呼者番号を知る
手段は無く、ここで通信処理が終了する。
【0028】そこで、この第1の実施例においては、S
CCHのオプション用として確保されているオプション
用メッセージ領域を用いて、PS1からCS5にページ
ングサービス要求が送信される(SIG13)。このS
CCHのメッセージ領域は、その長さを34ビットとさ
れており、この中に着PS番号を入れることは困難であ
る。そこで、この領域の内容を、例えば図4のようにす
る。このメッセージ領域は、図に示すように、オクテッ
ト(8ビット)単位で構成されており、第1オクテット
に(予約ビット、および1000000)、第2オクテ
ットにキャリア番号、さらに第3オクテットにPCH相
対位置番号が割り当てられており、残りの領域はオプシ
ョンとされている。
【0029】LCCHスーパーフレームは、2つの制御
用キャリアから構成されている場合があり、キャリア番
号は、そのうちどのキャリアで着信したかを示すパラメ
ータである。また、PCH相対位置番号は、着信したキ
ャリア中の最初のPCHから数えて何番目のPCHで着
信を識別したのかを示すパラメータである。例えば、図
3に示されるようなLCCHスーパーフレーム構成にお
いて、PCH6で自分のPS番号が検出されたとき、P
CH相対位置番号には6(この場合、0000011
0)が、また、キャリア番号には受信したLCCHスー
パーフレームのキャリア番号が入れられ、CSに送信さ
れる。このときのキャリア番号の例を図5に示す。
【0030】SIG13で、CS5によりPS1からの
ページングサービス要求が受信されると、PS1に発信
した発信者の発呼者番号がLCCHスーパーフレームの
PCHに入れられ、PS1に送信される(SIG1
4)。このとき、この、発信者の発呼者番号の入れられ
たPCHの位置を、ページングサービス要求を送信した
PS1のPS番号の入ったPCHと全く同じ位置(すな
わち、この場合、最初のPCHから数えて6番目)にす
る。
【0031】このとき、CSが発呼者番号を得る方法と
して、ディジタル加入者線伝送方式(以下DTT1と記
す)におけるレイヤ3のSETUPメッセージ内に含ま
れる発呼者番号パラメータを用いて、MSCから得る方
法が考えられる。
【0032】ここで、CSが発呼者番号をこのSETU
Pメッセージで得られない場合とは、すなわち、MSC
が発呼者番号を管理している場合である。このときに
は、ページングサービス要求を受信したCSからの発呼
者番号要求に応じ、MSCがそのCSへ発呼者番号を送
信するか、または、MSCが管理する一斉呼び出しエリ
ア内の全てのCSにMSCが発呼者番号を送信し、この
一斉呼び出しエリア内で再度PSへ報知する方法が考え
られる。
【0033】SIG13でPS1からCS5にページン
グサービス要求メッセージが送信されると、PS1は、
自分のPS番号の入っていたPCHを注目する。そし
て、CS5から発呼者番号が報知され(SIG14)、
PS1が自分のPS番号と異なる番号を受信したなら
ば、通達装置3によりPS1を所持するユーザに知らせ
る。こうすることにより、リンクチャネル割当要求の中
にPS番号のパラメータが無くても、PSの所持者は、
発信者の発呼者番号をPCHを通じて知ることができ
る。
【0034】ここで、PSを使用するユーザに発呼者番
号を知らせる必要がない場合について説明する。これは
例えば、発信者が発呼者番号を登録していない、あるい
は、発信者が着信ユーザに発呼者番号を知らせたくな
い、等の場合が考えられる。第1の方法として、SIG
14においてPS1へ発信した発信者の発呼者番号が、
LCCHスーパーフレーム中のPCHに入れられPSへ
送信される際に、PS番号の入っていたPCHと同じ位
置のPCHに、全て0を入れるという方法がある。この
場合には、ページングサービス要求を発信したPSが全
て0のPS番号を受信した場合、ページングサービスを
発信者が要求していないと認識させる。こうすることに
より、PSを使用するユーザに発呼者番号を知らせなく
できる。
【0035】また、第2の方法として、SCCHにおけ
るオプション用メッセージの1つとして、図6に示すよ
うなページングサービス応答メッセージを規定し、その
中に拒否理由パラメータを設けるという方法がある。こ
れは、PSからSIG13のページングサービス要求が
CSにあったときに、その応答のSIG15としてCS
がPSに知らせるものである。このページングサービス
応答メッセージは、ページングサービス要求メッセージ
を着信したら必ず返送することにしてもよい。
【0036】図6中、正常パラメータは、ページング情
報を正常にPSへ送信できるか否かの情報である。ま
た、ページング情報が正常にPSに送信できないとき、
理由表示パラメータにその理由が示される。例えば、発
信者がページングサービスを希望していない場合、また
はMSCから送信されるDSS1レイヤ3のSETUP
メッセージ内に発呼者番号パラメータがなかった場合な
どがこの状態に該当する。この場合には、正常パラメー
タに非正常を表す値を入れ、理由表示パラメータには
「発信者ページングサービス拒否」のコーディングをす
ればよい。こうすることによっても、PSを使用するユ
ーザに発呼者番号を知らせなくできる。
【0037】なお、ページングサービス要求メッセージ
およびページングサービス応答メッセージを用いて、P
Sの使用者の簡易な認証を行うことも可能である。例え
ば、ページングサービス要求メッセージを利用して、図
4の第4および第5オクテットのオプションパラメータ
に、PS使用者が使用時に加入者IDを入れて送信し、
ネットワークで認証する方法が考えられる。あるいは、
ページングサービス応答メッセージを利用して、図6の
第3、第4および第5オクテットのオプションパラメー
タにスクランブル情報を入れ、それを用いないとPCH
の発信者電話番号を解読できないといったような一種の
認証の方法なども考えられる。
【0038】次に、この第1の実施例における具体的な
ページングシステムの動作について説明する。先ず、P
HSの携帯端末PS1を持つユーザ(ユーザBとする)
に通話を行いたいユーザ(ユーザAとする)により、P
S1の電話番号およびページングサービス番号がダイヤ
ルされる。さらに、ユーザAがページングサービスを要
求する場合には、ユーザA自身の電話番号もダイヤルさ
れる。ダイヤルされると、予め着信PS1が位置登録さ
れているMSC6まで回線交換され、MSC6が管理す
る一斉呼び出しエリア内で、着信PS1の電話番号がM
SC6の管理下のCSを介して報知される(図2のSI
G10)。
【0039】PS1には、切替スイッチ4が内蔵されて
おり、通話モードとページャモードが切り替えられるよ
うにされている。この切替スイッチ4が通話モードの場
合には、上述の着信PS1の電話番号の報知に対し着呼
を検出したPS1により、リンクチャネル確立要求が最
寄りのCS5に送信される(図2のSIG11)。この
PS1からのリンクチャネル確立要求に対し、若し、リ
ンクチャネル割当が可能であれば、CS5によりリンク
チャネル割当がPS1に送信される。
【0040】PS1にこのリンクチャネル割当が受信さ
れたならば、通常のRCR−STD28に標準化されて
いるシーケンスに則り、ユーザAとユーザBは、PS1
を介して通話が可能となる。
【0041】一方、上述のPS1からのリンクチャネル
確立要求に対し、エア側輻輳などの理由でCS5により
リンクチャネル割当拒否が送信され(図2のSIG1
2)、これがPS1に受信された場合、PS1によりペ
ージングサービス要求が送信される(図2のSIG1
3)。
【0042】このPS1からのページングサービス要求
を受信したCS5がそのPS1への発信者番号を持って
ないときには、CS5からMSC6にページングサービ
ス要求メッセージが送信される。MSC6によりページ
ングサービス要求メッセージ中のキャリア番号およびP
CH相対位置番号パラメータの位置のPCHに発信者番
号を入れられ、CS5を介してPS1に報知される(図
2のSIG14)。
【0043】また、CS5が発信者番号を持っていると
きには、ページングサービス要求メッセージ中のキャリ
ア番号およびPCH相対位置番号パラメータの位置のP
CHに発信者番号を入れられPS1に報知される(図2
のSIG14)。これにより、ユーザBは、発信者の電
話番号を知ることが可能となる。
【0044】また、ユーザBが通話中および切替スイッ
チ4がページャモードの時には、検出回路2で着信が検
出されると、すぐにページングサービス要求をCSへ送
信し(図2のSIG13)、上述した方法と全く同様な
方法で、ユーザBは、発信者の電話番号を知ることが可
能となる。
【0045】次に、この発明の第2の実施例について、
図面を参考にしながら説明する。この第2の実施例にお
けるシステム構成および着呼のシーケンスは、全体とし
ては上述した第1の実施例と同一であるので、以下の説
明においても、第1の実施例の説明に用いた図1をその
システムの構成とし、また、図2をそのシーケンスの説
明に用いる。さらに、このシーケンスの詳細について
も、上述した第1の実施例におけるリンクチャネル割当
拒否のシーケンス、すなわち、図2におけるSIG12
までは共通であるので、その部分についての詳細な説明
を省略する。
【0046】この第2の実施例においても、第1の実施
例と同様、ある電話加入者がPS1を持つユーザに発信
する場合について説明する。先ず、ある電話加入者から
の発信要求が電話サービス運用会社のネットワークを介
して、予め着信ユーザの位置登録がされているMSC6
まで回線交換される。その後、上述した第1の実施例に
おけるシーケンスのSIG12まで、同じ手順を踏んで
通信が行なわれる。すなわち、CS5からの着呼の送信
がPS1に受信されると(SIG10)、リンクチャネ
ル確立要求がPS1からCS5に送信される(SIG1
1)。そして、リンクチャネルが確立できない場合CS
5からリンクチャネル割当拒否が送信される(SIG1
2)。
【0047】CS5から送られたリンクチャネル割当拒
否をSIG12において受信したPS1によって、ペー
ジングサービス要求がCS5に対して送信される(SI
G13)。この第2の実施例においては、このページン
グサービス要求に、ユーザ特別制御チャネル(USCC
H)が用いられる。
【0048】USCCHは、その使用方法がオプション
とされているため自由であるので、メッセージ送出に利
用できる情報領域も、SCCHのときの34ビットに加
えてプリアンブル領域の62ビットも利用でき(したが
って、96ビットとなる)、SCCHに比べ多く使うこ
とができる。この、USCCHを用いた場合の、PS1
からCS5に送られるページングサービス要求メッセー
ジの構成例を、図7に示す。このメッセージ領域は、図
に示すように、オクテット単位で構成されており、第1
オクテットは、メッセージ種別を表す値が入れられる。
【0049】また、第2オクテット以降には、着信PS
のPS番号パラメータの領域が4ビットずつ設けられて
おり、これにより0〜9の数字を表すようにされてい
る。この情報領域は、上述したように全部で96ビット
あり、その中でメッセージ種別のパラメータを入れる第
1オクテットを除くと、この着信PS番号の領域は合計
で84ビットとなる。したがって、4ビットずつのPS
番号パラメータの領域が全部で21個確保でき、例え
ば、21桁の情報をここに入れることができる。このよ
うにすると、ここに入れられた着信PS番号パラメータ
を用いることにより着信PSがCSに認識され、そのP
Sに対する発呼者番号も容易に検出可能とされる。
【0050】SIG13において、CS5にUSCCH
によるページングサービス要求が受信され、パラメータ
内の着信PS番号により直接的に着信PS番号が検出さ
れる。着信PS番号がCS5によって検出されると、P
S1にUSCCHによるページングサービス応答メッセ
ージが送信される(SIG15)。
【0051】図8に、このUSCCHの、上述した、C
SからPSに送られるページングサービス応答メッセー
ジの構成例を示す。このメッセージ領域は、図に示すよ
うにオクテット単位で構成されており、第1オクテット
にメッセージ種別が割り当てられている。また、第2オ
クテットの1〜7ビット目までは、理由表示パラメータ
が割り当てられており、残る8ビット目は正常パラメー
タである。さらに、第3オクテットにキャリア番号パラ
メータ、第4オクテットにはUSCCH相対位置番号パ
ラメータが割り当てられており、残りの領域はオプショ
ンとされている。
【0052】図8において、正常パラメータは、ページ
ング情報を正常にPSへ送信できるか否かの情報であ
る。また、ページング情報が正常にPSに送信できない
とき、理由表示パラメータにその理由が示される。例え
ば、発信者がページングサービスを希望していない場合
などは、正常パラメータに非正常を表す値が入れられ、
理由表示パラメータには「発信者ページングサービス拒
否」のコーディングがされる。
【0053】また、キャリア番号パラメータは、発呼者
番号情報がどのキャリアで送信されたかを示すものであ
る。また、USCCH相対位置番号パラメータは、後述
するUSCCHスーパーフレームの最初のUSCCHか
ら数えて何番目で、このUSCCHが送信されたかを示
すものである。
【0054】PSにこのページングサービス応答メッセ
ージが受信されることによって、当該PSは、キャリア
番号パラメータおよびUSCCH相対位置番号パラメー
タで示されるUSCCHスーパーフレームのUSCCH
の番号を、発呼者番号として認識することができる。さ
らに、この場合、USCCH内の着識別符号により着信
PSのPS番号が報知されるので、これにより着信PS
は、自分に対する発呼者番号であることを認識すること
も可能である。
【0055】なお、この第2の実施例においても、CS
が発呼者番号を得る方法としては、上述の第1の実施例
と同様に、DTT1におけるレイヤ3のSETUPメッ
セージ内に含まれる発呼者番号パラメータが用いられ
る。
【0056】ページングサービス応答メッセージがCS
5からPS1に送信されると、当該USCCHに発呼者
番号情報が入れられ、USCCHスーパーフレームを用
いてCS5からPS1に発呼者番号が報知される(SI
G15)。このときのUSCCHスーパーフレームの構
成例を図9に示す。ここで、USC0には、例えば、U
SCCHスーパーフレームが何個のUSCCHで構成さ
れているか等の、USCCHスーパーフレームの構成情
報が入れられている。USC1〜USC8は、発呼者番
号情報を入れるUSCCHとして用いられる。
【0057】図10に、この発呼者番号情報を入れられ
るUSCCHの構成例を示す。このUSCCHのメッセ
ージ領域は、図に示すように、オクテット単位で構成さ
れており、第1オクテットは、メッセージ種別を表す値
が入れられる。ここに入れられるメッセージ種別パラメ
ータによって、他のサービスとの区別が付けられる。ま
た、第2オクテット以降は発呼者番号パラメータが入れ
られ、0〜9までの番号が4ビットで表される。
【0058】次に、この第2の実施例における具体的な
ページングシステムの動作について説明する。先ず、P
HSの携帯端末PS1を持つユーザ(ユーザBとする)
に通話を行いたいユーザ(ユーザAとする)により、P
S1の電話番号およびページングサービス番号がダイヤ
ルされる。さらに、ユーザAがページングサービスを要
求する場合には、ユーザA自身の電話番号もダイヤルさ
れる。ダイヤルされると、予め着信PS1が位置登録さ
れてあるMSC6まで回線交換され、MSC6が管理す
る一斉呼び出しエリア内で、着信PS1の電話番号がM
SC6の管理下のCSを介して報知される(図2のSI
G10)。
【0059】PS1には、切替スイッチ4が内蔵されて
おり、通話モードとページャモードが切り替えられるよ
うにされている。この切替スイッチ4が通話モードの場
合には、上述の着信PS1の電話番号の報知に対し着呼
を検出したPS1により、リンクチャネル確立要求が最
寄りのCS5に送信される(図2のSIG11)。この
PS1からのリンクチャネル確立要求に対し、若し、リ
ンクチャネル割当が可能であれば、CS5によりリンク
チャネル割当がPS1に送信される。
【0060】PS1によりこのリンクチャネル割当が受
信されたならば、通常のRCR−STD28に標準化さ
れているシーケンスに則り、ユーザAとユーザBは、P
S1を介して通話が可能となる。
【0061】一方、上述のPS1からのリンクチャネル
確立要求に対し、エア側輻輳などの理由でCS5により
リンクチャネル割当拒否が送信され(図2のSIG1
2)、これがPS1に受信された場合、PS1によりペ
ージングサービス要求メッセージが送信される(図2の
SIG13)。
【0062】このページングサービス要求を受信したC
S5は、PS1にページングサービス応答メッセージを
送信する(SIG15)。このページングサービス応答
メッセージを受信したPS1に、このメッセージの中に
含まれるキャリア番号パラメータおよびUSCCH相対
位置番号パラメータで示されるUSCCHスーパーフレ
ームのUSCCHの番号により、発呼者番号が認識され
る。
【0063】さらに、USCCHスーパーフレーム中の
USCCHに発信者番号が入れられ、MSC6からCS
5を介してPS1に発呼者番号が報知される(SIG1
4)。こうすることにより、ユーザBは、発信者の電話
番号を知ることが可能となる。なお、このUSCCHス
ーパーフレームは、ページングサービス応答メッセージ
中のキャリア番号およびUSCCH相対位置番号とで表
されるものである。
【0064】また、ユーザBが通話中および切替スイッ
チ4がページャモードの時には、検出回路2で着信が検
出されると、すぐにページングサービス要求がCSに送
信され(図2のSIG13)、上述した方法と全く同様
な方法で、ユーザBは、発信者の電話番号を知ることが
可能となる。
【0065】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。この第3の実施例におけるシステム構成および
着呼のシーケンスは、全体としては上述した第1の実施
例と同一であるので、以下の説明においても、第1の実
施例の説明に用いた図1をそのシステムの構成とし、ま
た、図2をそのシーケンスの説明に用いる。さらに、こ
のシーケンスの詳細についても、上述した第1の実施例
におけるページングサービス要求のシーケンス、すなわ
ち、図2におけるSIG13までは共通であるので、そ
の部分についての詳細な説明を省略する。
【0066】この第3の実施例においても、第1の実施
例と同様、ある電話加入者がPS1を持つユーザに発信
する場合について説明する。先ず、ある電話加入者から
の発信要求が電話サービス運用会社のネットワークを介
して、予め着信ユーザの位置登録がされているMSC6
まで回線交換される。その後、上述した第1の実施例に
おけるシーケンスのSIG13まで、同じ手順を踏んで
通信が行なわれる。すなわち、CS5からの着呼の送信
がPS1に受信されると(SIG10)、リンクチャネ
ル確立要求がPS1からCS5に送信される(SIG1
1)。リンクチャネルが確立できない場合CS5からリ
ンクチャネル割当拒否が送信される(SIG12)。そ
して、PS1からCS5にページングサービス要求が送
信される(SIG13)。
【0067】このページングサービス要求メッセージ
は、上述の第1に実施例で示した図4のものと同一であ
る。このメッセージ内には、図に示すように発識別符号
の領域が設定されており、ここには個々のPSを識別す
るためのPS−IDが入れられている。SIG13でC
S5によりページングサービス要求が受信されると、こ
のPS−IDまたはPCH相対位置パラメータにより着
信PS番号が検出される。
【0068】着信PS番号が検出されると、CS5から
PS1にページングサービス応答メッセージが送信され
る(SIG15)。この第3の実施例においては、この
ページングサービス応答メッセージの送信に、SCCH
のオプション用として確保されているオプション用メッ
セージを用いる。このときのパラメータ例を図11に示
す。このメッセージ領域は、図に示すようにオクテット
単位で構成されている。第2オクテットの1〜7ビット
目までは、理由表示パラメータが割り当てられており、
残る8ビット目は正常パラメータである。さらに、第3
オクテットにキャリア番号パラメータ、第4オクテット
にはPCH相対位置番号パラメータが割り当てられてお
り、残りの領域はオプションとされている。
【0069】図8において、正常パラメータは、ページ
ング情報を正常にPSへ送信できるか否かの情報であ
る。また、ページング情報が正常にPSに送信できない
とき、理由表示パラメータにその理由が示される。例え
ば、発信者がページングサービスを希望していない場合
などは、正常パラメータに非正常を表す値が入れられ、
理由表示パラメータには「発信者ページングサービス拒
否」のコーディングがされる。
【0070】また、キャリア番号パラメータは、発呼者
番号情報がどのキャリアで送信されたかを示すものであ
る。また、PCH相対位置番号パラメータは、LCCH
スーパーフレームの最初のPCHから数えて何番目で、
このPCHが送信されたかを示すものである。
【0071】このページングサービス応答メッセージが
PS1に受信されると、キャリア番号とPCH相対位置
番号パラメータで示されるLCCHスーパーフレームの
PCHの番号がPS1に発呼者番号と認識される。
【0072】なお、この第3の実施例においても、CS
が発呼者番号を得る方法としては、上述の第1の実施例
および第2の実施例と同様に、DTT1におけるレイヤ
3のSETUPメッセージ内に含まれる発呼者番号パラ
メータが用いられる。
【0073】ページングサービス応答メッセージがCS
5からPS1に送信されると、当該PCHに発呼者番号
を入れられ、CS5からPS1に発呼者番号報知される
(SIG44)。この第3の実施例においては、この発
呼者番号報知に、LCCHスーパーフレームが用いられ
る。この場合の方法は、上述の第1の実施例で示した、
SIG10におけるPSへの着呼を示すPCHを使う方
法と全く同じであるが、ページング用のPCHを一斉呼
び出しエリア内で特別に設ける必要がある。しかしなが
ら、ページングサービス応答メッセージの中におけるキ
ャリア番号およびPCH相対位置番号とを用い、容易に
発呼者番号を認識することができるので、ここではその
詳細な説明を省略する。
【0074】次に、この第3の実施例における具体的な
ページングシステムの動作について説明する。先ず、P
HSの携帯端末PS1を持つユーザ(ユーザBとする)
に通話を行いたいユーザ(ユーザAとする)により、P
S1の電話番号およびページングサービス番号がダイヤ
ルされる。さらに、ユーザAがページングサービスを要
求する場合には、ユーザA自身の電話番号もダイヤルさ
れる。ダイヤルされると、予め着信PS1が位置登録さ
れてあるMSC6まで回線交換され、MSC6が管理す
る一斉呼び出しエリア内で、着信PS1の電話番号がM
SC6の管理下のCSを介して報知される(図2のSI
G10)。
【0075】PS1には、切替スイッチ4が内蔵されて
おり、通話モードとページャモードが切り替えられるよ
うにされている。この切替スイッチ4が通話モードの場
合には、上述の着信PS1の電話番号の報知に対し着呼
を検出したPS1により、リンクチャネル確立要求が最
寄りのCS5に送信される(図2のSIG11)。この
PS1からのリンクチャネル確立要求に対し、若し、リ
ンクチャネル割当が可能であれば、CS5によりリンク
チャネル割当がPS1に送信される。
【0076】PS1によりこのリンクチャネル割当が受
信されたならば、通常のRCR−STD28に標準化さ
れているシーケンスに則り、ユーザAとユーザBは、P
S1を介して通話が可能となる。
【0077】一方、上述のPS1からのリンクチャネル
確立要求に対し、エア側輻輳などの理由でCS5により
リンクチャネル割当拒否が送信され(図2のSIG1
2)、これがPS1に受信された場合、PS1によりペ
ージングサービス要求メッセージが送信される(図2の
SIG13)。
【0078】このページングサービス要求を受信したC
S5は、PS1にページングサービス応答メッセージを
送信する(SIG15)。このページングサービス応答
メッセージを受信したPS1に、このメッセージの中に
含まれるキャリア番号パラメータおよびPCH相対位置
番号パラメータで示されるLCCHスーパーフレームの
PCHの番号により、発呼者番号が認識される。
【0079】さらに、LCCHスーパーフレーム中のP
CHに発呼者番号が入れられ、MSC6からCS5を介
してPS1に発呼者番号が報知される(SIG14)。
こうすることにより、ユーザBは、発信者の電話番号を
知ることが可能となる。なお、このLCCHスーパーフ
レームは、ページングサービス応答メッセージ中のキャ
リア番号およびPCH相対位置番号とで表されるもので
ある。
【0080】また、ユーザBが通話中および切替スイッ
チ4がページャモードの時には、検出回路2で着信が検
出されると、すぐにページングサービス要求がCSに送
信され(図2のSIG13)、上述した方法と全く同様
な方法で、ユーザBは、発信者の電話番号を知ることが
可能となる。
【0081】また、上述した第2の実施例および第3の
実施例は、互いに独立した方法のように書いたが、これ
らの方法は、混合して用いることができる。ただし、発
呼者番号を報知するためのシーケンスであるSIG15
およびSIG14は、同じ実施例に示される方法でなけ
ればならない。すなわち、SIG13のページングサー
ビス要求には、SCCHおよびUSCCHのどちらを用
いても構わない。また、SIG15にSCCHを用いた
ならばSIG14にはLCCHスーパーフレームを、S
IG15にUSCCHを用いたならばSIG14にはU
SCCHスーパーフレームを用いなければならない。例
えば、SIG13においてSCCHを用い、SIG15
ではUSCCHを、そしてSIG14ではUSCCHス
ーパーフレームを用いるなどの方法が可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡易型携帯電話システムで用いられている論理制御
チャネルを使って発信者番号を得ているので、エア側輻
輳などの理由により無線リンクが確立できなくても、発
信者の電話番号を知ることができるという効果が得られ
る。
【0083】また、ページングシステムサービスを行う
ときには必ずページングシステム要求メッセージを基地
局へ送信するので、ネットワークが着信携帯端末の状態
を管理しやすくなる。そのため、着信携帯端末が応答し
ない場合、なぜ応答しないのかの情報を、発信者へ伝え
ることができる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による簡易型携帯電話システムにおけ
るページングシステムの構成を示す概念図である。
【図2】この発明によるページングシステムの通信処理
のシーケンスを示す略線図である。
【図3】LCCHスーパーフレームの構造を示す概念図
である。
【図4】PCHを用いたときのページングサービス要求
メッセージの構成を示す概念図である。
【図5】キャリア番号の例を示す略線図である。
【図6】PCHを用いたときのページングサービス応答
メッセージの構成を示す概念図である。
【図7】USCCHを用いたときのページングサービス
要求メッセージの構成を示す概念図である。
【図8】USCCHを用いたときのページングサービス
応答メッセージの構成を示す概念図である。
【図9】USCCHスーパーフレームの構造を示す概念
図である。
【図10】発呼者番号報知のためのUSCCHの構成を
示す概念図である。
【図11】SCCHを用いたときのページングサービス
応答メッセージの構成を示す概念図である。
【図12】従来の簡易型携帯電話システムの構成を示す
概念図である。
【図13】従来の簡易型携帯電話システムにおける着呼
シーケンスの一部を示す略線図である。
【図14】TDMA/TDD方式における送受信のタイ
ミングを示す略線図である。
【図15】通信スロットの概略を示す略線図である。
【図16】制御用スロットの構成を示す略線図である。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 検出回路 3 通達装置 4 切替スイッチ 5 CS 6 MSC SIG10 着呼 SIG11 リンクチャネル確立要求 SIG12 リンクチャネル割当拒否 SIG13 ページングサービス要求 SIG14 発呼者番号報知 SIG15 ページングサービス応答

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡易型携帯電話システムを用いたページ
    ングシステムにおいて、 発呼者番号情報を基地局へ送信する在圏ノードと、 携帯端末からの要求がある場合には該携帯端末へリンク
    チャネル設定用メッセージまたはユーザ特別制御チャネ
    ルを用いた応答メッセージを送信し発呼者番号情報を制
    御用キャリアの論理制御チャネルスーパーフレームまた
    はユーザ特別制御チャネルスーパーフレームを用いて該
    携帯端末に送信する基地局と、 発呼者番号情報を検出する検出手段と発呼者番号をユー
    ザに知らせる通達手段を有しリンクチャネル設定用メッ
    セージまたはユーザ特別制御チャネルを用いて上記基地
    局へ発呼者番号情報を要求するようにされた携帯端末と
    を具備し、 発信ユーザからの要求があるときに上記携帯端末を有す
    る着信ユーザに上記発信ユーザの電話番号を知らせるこ
    とを特徴とするページングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のページングシステムに
    おいて、 上記基地局は、 上記携帯端末に着呼者番号を送信するときに、上記論理
    制御チャネルスーパーフレームまたは上記ユーザ特別制
    御チャネルスーパーフレームを上記携帯端末の着呼者番
    号情報を送信した一斉呼び出しチャネルの位置と全く同
    じ位置に送信することを特徴とするページングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のページングシステムに
    おいて、 上記リンクチャネル設定用メッセージまたは上記ユーザ
    特別制御チャネルにオプション用メッセージであるペー
    ジングサービス要求メッセージを付加しこれを用いて上
    記基地局へ発呼者番号情報を要求するようにされた携帯
    端末を具備することを特徴とするページングシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のページングシステムに
    おいて、 上記ページングサービス要求メッセージは、 該ページングサービス要求メッセージが上記リンクチャ
    ネル設定用メッセージに付加されているとき、PCH相
    対位置番号パラメータが設けられていることを特徴とす
    るページングシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のページ
    ングシステムにおいて、 上記ページングサービス要求メッセージは、 キャリア番号パラメータが設けられていることを特徴と
    するページングシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4または請求項5
    に記載のページングシステムにおいて、 上記ページングサービス要求メッセージは、 ページングサービスに加入しているかどうかの認証情報
    パラメータが設けられていることを特徴とするページン
    グシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のページングシステムに
    おいて、 携帯端末から発呼者番号情報要求を受信した上記基地局
    がリンクチャネル設定用メッセージのオプション用メッ
    セージであるページングサービス応答メッセージを用い
    て該携帯端末へページングサービスが可能かどうか伝達
    することを特徴とするページングシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のページングシステムに
    おいて、 上記ページングサービス応答メッセージは、 ページングサービスが可能かどうかのパラメータが設け
    られていることを特徴とするページングシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のページ
    ングシステムにおいて、 上記ページングサービス応答メッセージは、 ページングサービスの拒否理由を示すパラメータが設け
    られていることを特徴とするページングシステム。
  10. 【請求項10】 請求項7または請求項8または請求項
    9に記載のページングシステムにおいて、 上記ページングサービス応答メッセージは、 セキュリティパラメータが設けられていることを特徴と
    するページングシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のページングシステ
    ムにおいて、 上記セキュリティパラメータはスクランブルパターンで
    あって、一斉呼び出しチャネルの発呼者番号情報にスク
    ランブルを施すことを特徴とするページングシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 上記携帯端末は、 通話モードとページャモードを切り替える切替スイッチ
    を有することを特徴とするページングシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項12に記載のペ
    ージングシステムにおいて、 上記基地局は、 上記携帯端末からのページングサービス要求に対して上
    記携帯端末への発呼者番号情報を有していない場合には
    在圏ノードへ発呼者番号情報要求を送信し該在圏ノード
    から該発呼者番号情報を得るようにされたことを特徴と
    するページングシステム。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項12または請求
    項13に記載のページングシステムにおいて、 上記在圏ノードは、 上記発呼者番号情報要求を上記基地局から受信したら該
    基地局へ加入者線伝送方式のレイヤ3のSETUPメッ
    セージ内のパラメータを利用して上記発呼者番号情報を
    送信するようにされたことを特徴とするページングシス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項1または請求項14に記載のペ
    ージングシステムにおいて、 上記在圏ノードは、 上記発呼者番号情報をディジタル加入者線伝送方式で規
    定されているレイヤ3のSETUPメッセージ内のパラ
    メータを用いて上記基地局へ送信するようにされたこと
    を特徴とするページングシステム。
  16. 【請求項16】 請求項1または請求項13または請求
    項14または請求項15に記載のページングシステムに
    おいて、 上記基地局は、 上記在圏ノードから発呼者番号を得られなかった時には
    ページングサービスを実行しないようにされたことを特
    徴とするページングシステム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 発信者がページングサービスを希望する場合、着信ユー
    ザの電話番号とページングサービス番号及び自分の電話
    番号をダイヤルすることにより着信ユーザへ発呼者番号
    を送信するようにされたことを特徴とするページングシ
    ステム。
  18. 【請求項18】 請求項3に記載のページングシステム
    において、 上記ページングサービス要求メッセージは、 該ページングサービス要求メッセージが上記ユーザ特別
    制御チャネルに付加されているとき、着信PS番号パラ
    メータが設けられていることを特徴とするページングシ
    ステム。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 上記携帯端末から発呼者番号情報要求を受信した上記基
    地局が上記ユーザ特別制御チャネルであるページングサ
    ービス応答メッセージを用いて該携帯端末へページング
    サービスが可能かどうか伝達することを特徴とするペー
    ジングシステム。
  20. 【請求項20】 請求項7または請求項19に記載のペ
    ージングシステムにおいて、 上記ページングサービス応答メッセージは、 上記発呼者番号情報を報知する上記キャリア番号と上記
    発呼者番号の位置を示すパラメータを設けることを特徴
    とするページングシステム。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 ページングサービスを欲するユーザへ着信等の報知情報
    を報知する論理制御チャネルとは異なるキャリアのペー
    ジングサービス用の論理制御チャネルで発呼者番号を報
    知することを特徴とするページングシステム。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 ページングサービスを欲するユーザへ着信等の報知情報
    を報知する論理制御チャネルとは異なるキャリアのユー
    ザ特別制御チャネルで発呼者番号を報知することを特徴
    とするページングシステム。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載のページングシステム
    において、 上記ユーザ特別制御チャネルは、 サービスの種別を表すメッセージ種別パラメータを設け
    ることを特徴とするページングシステム。
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