JPH0815367A - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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JPH0815367A
JPH0815367A JP14747094A JP14747094A JPH0815367A JP H0815367 A JPH0815367 A JP H0815367A JP 14747094 A JP14747094 A JP 14747094A JP 14747094 A JP14747094 A JP 14747094A JP H0815367 A JPH0815367 A JP H0815367A
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JP
Japan
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signal
partial discharge
signals
connection portion
predetermined
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JP14747094A
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English (en)
Inventor
Noriaki Mizuno
紀昭 水野
Akinobu Miyazaki
明延 宮崎
Toshimichi Matsui
俊道 松井
Masakata Fukazawa
正名 深澤
Takeshi Endo
桓 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部分放電信号とノイズの区別を容易に判別する
ことができ、多数の信号を効率良く集め、かつ、処理す
ることができるようにする。 【構成】絶縁接続部2bの絶縁筒を介して部分放電信号
を含む第1の信号を検出する。同時に絶縁接続部2b付
近でノイズ信号である第2の信号をノイズ検出用アンテ
ナ23aで検出する。第1の信号と第2の信号とをノイ
ズゲート17aで比較し、第1の信号から第2の信号と
同時刻の信号を除去して第3の信号を得る。この第3の
信号中に、所定のしきい値を超える信号が所定の時間内
に所定の回数含まれていると持続性ゲート20aで判断
した場合、部分放電発生警告を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分放電測定方法に関
し、特に、ノイズを除去して高精度で部分放電の発生を
検出できる部分放電測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの絶縁体中に発生する部分
放電は、例えば、図4に示されるような方法で測定する
ことができる。すなわち、電力ケーブルの絶縁接続部の
絶縁筒33を挟んで金属胴管上の防食層32上に静電結
合用の検出電極34を設け、この検出電極間に検出イン
ピーダンス36を接続し、この検出インピーダンス36
の両端に生じる電位差を測定器37で測定することによ
り測定することができる。また、上記構成に、較正用電
極35を介して検出電極4に並列に較正信号発生器38
を設けることにより、測定器37を較正することができ
る。
【0003】以上のような方法で部分放電測定を行うこ
とができるが、この部分放電測定を常時行うため、電力
ケーブルの各絶縁接続部において、検出インピーダンス
36の両端に生じる電位差を信号として取り込み、これ
を測定室まで伝送路を介して伝送し、この信号から部分
放電を測定するという方法が提案されている。具体的に
は、取り込んだ信号を1〜100MHzの範囲で帯域幅
100±50kHzの信号に同調増幅し、これを変調し
て測定室まで伝送し、この信号を復調して熟練者による
目視または信号の大きさ、発生位相、数、経時変化等を
分析し、ニューラルネット手法等により、部分放電の発
生の有無、放電電荷量等を検出するという方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部分放
電測定方法では以下のような問題がある。
【0005】第1に、検出インピーダンスの両端に生じ
た電位差のみを信号として取り込むため、ケーブル及び
接続部内で生じた部分放電信号とケーブルを伝搬してく
るノイズ及び外部から侵入したノイズとの区別が不明確
であるという問題がある。
【0006】第2に、電力ケーブルが長距離にわたり接
続部数が多い場合、測定室で測定する信号の数は著しく
多くなるため、これらの信号を全て効率良く集めること
が困難であり、かつ、これらの信号から効率良く部分放
電信号を判別することは多くの人材、機材を必要とし、
多くの費用がかかるという問題がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、部分放電信
号とノイズの区別を容易に判別することができ、多数の
信号を効率良く集め、かつ、処理することができる部分
放電測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、普通接続部の右隣の絶縁接続部において絶
縁筒を介して部分放電信号を含む第1の信号を検出し、
前記右隣の絶縁接続部付近に設けられたノイズ検出用ア
ンテナによってノイズ信号である第3の信号を検出し、
前記普通接続部の左隣の絶縁接続部において絶縁筒を介
して部分放電信号を含む第2の信号を検出し、前記左隣
の絶縁接続部付近に設けられたノイズ検出用アンテナに
よってノイズ信号である第4の信号を検出し、前記第1
の信号を絶縁接続部を測定対象とする所定の周波数で同
調増幅した信号をf1−IS、前記第1の信号を普通接
続部を測定対象とする所定の周波数で同調増幅した信号
をf1−NS、前記第2の信号を絶縁接続部を測定対象
とする所定の周波数で同調増幅した信号をf2−IS、
前記第2の信号を普通接続部を測定対象とする所定の周
波数で同調増幅した信号をf2−NS、前記第3の信号
を絶縁接続部を測定対象とする所定の周波数で同調増幅
した信号をf3−IX、前記第3の信号を普通接続部を
測定対象とする所定の周波数で同調増幅した信号をf3
−NX、前記第4の信号を絶縁接続部を測定対象とする
所定の周波数で同調増幅した信号をf4−IX、前記第
4の信号を普通接続部を測定対象とする所定の周波数で
同調増幅した信号をf4−NXとし、これらの信号を所
定の場所に伝送し、前記f1−IS信号の中からf3−
IX信号と同時刻の信号を除去した信号をf1−I
S′、前記f1−NS信号の中からf3−NX信号と同
時刻の信号を除去した信号をf1−NS′、前記f2−
IS信号の中からf4−IX信号と同時刻の信号を除去
した信号をf2−IS′、前記f2−NS信号の中から
f4−NX信号と同時刻の信号を除去した信号をf2−
NS′とし、前記f1−IS′、f2−IS′信号をそ
れぞれの絶縁接続部の部分放電測定用の信号とし、この
f1−IS′、f2−IS′信号に、部分放電信号の電
荷量に応じて定めた所定のしきい値を超える信号が所定
の時間内に所定の回数含まれている場合に部分放電発生
警報を出力し、前記f1−NS′信号とf2−NS′信
号とを比較して同時刻の信号のみを第5の信号とし、前
記第5の信号を前記普通接続部の部分放電測定用の信号
とし、この信号に、部分放電信号の電荷量に応じて定め
た所定のしきい値を超える信号が所定の時間内に所定の
回数含まれている場合に部分放電発生警報を出力するこ
とを特徴とする部分放電測定方法を提供する。
【0009】本発明はまた、前記第1、2、3、4の信
号を所定の場所に伝送してから所定の周波数に同調増幅
する前記部分放電測定方法を提供する。
【0010】本発明はまた、信号伝送方法として信号を
多重化し、光信号を変換して行う前記部分放電測定方法
を提供する。
【0011】本発明はまた、前記f1−IS′、f1−
NS′、f2−IS′、f2−NS′信号には、線路電
圧波形の任意の位相幅中に発生した信号だけを通過させ
る信号処理を含む前記部分放電測定方法を提供する。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0013】図1には、本実施例の部分放電測定方法の
説明図が示されている。図1の伝送路は、電力ケーブル
線路1上に、終端接続部4と、複数の絶縁接続部2a〜
2e及び普通接続部3a及び3bと、絶縁接続部に接続
された部分放電検出部5と、部分放電検出部5で検出さ
れた部分放電信号を伝送するための光ファイバ7と、光
ファイバ7を介して部分放電信号が伝送され、各信号を
分析する測定部6とから構成される。また、絶縁接続部
2a〜2e及びその付近の部分放電は、絶縁接続部2a
〜2e自身で検出し、普通接続部3a及び3b及びその
付近の部分放電は、例えば、普通接続部3aの場合は、
絶縁接続部2bと2cから検出する。なお、本実施例の
部分放電測定方法においては、例えば、電力ケーブル線
路1の終端部付近で、3相線路全体の測定を行うもので
あり、図1には1相のみが示されているが、3相全部を
測定することもできる。ただし、ここでは説明の便宜
上、1相の場合について説明する。
【0014】図2には、本実施例の部分放電測定方法を
実施するための装置のブロック図が示されている。この
装置は、部分放電信号を検出する検出部と、その信号を
伝送する送信部と、伝送された信号を受信する受信部
と、受信した信号に所定の処理を施す信号処理部と、処
理された信号から部分放電を検出する判定部とから構成
されている。
【0015】検出部は、絶縁接続部2b及び2cに設け
られた検出電極8a、8bと、検出電極8a及び8bに
生じる電位差を信号として取り出す検出器9a、9c
と、絶縁接続部2b及び2c付近のノイズを検出するノ
イズ用検出アンテナ23a、23bと、検出したノイズ
を信号として取り出す検出器9b、9dとから構成され
ている。なお、本実施例の検出器9は、検出周波数領域
1〜100MHzのものを用いる。
【0016】絶縁接続部2b、2cに、従来技術の欄で
説明したように検出電極8a、8bを取り付け、同様の
方法で部分放電を検出する。検出電極8a、8bには、
部分放電信号検出と同時に侵入するノイズをなるべく少
なくするように、極力小さい検出器9a、9cを取り付
ける。ノイズ検出用アンテナ23a、23bは、本実施
例においては、絶縁接続部2b、2c近くに3mの線を
張ったものである。このノイズ検出用アンテナ23a、
23bに、検出電極に取り付けられた検出器と同種の検
出器9b、9dを取り付けてノイズを検出する。なお、
上記ノイズ検出用アンテナ23によるノイズ検出以外
に、測定対象となる絶縁接続部2d,2eと同一回線内
の多相、他回線の相、他の電力または通信ケーブル等に
検出電極を取り付けてノイズを検出することもできる。
【0017】送信部は、取り出した信号を多重化して伝
送する送信器10a、10bと、多重化された信号が伝
送される光ファイバ11a、11bとから構成されてい
る。送信部10a、10bは更に、検出部で検出された
信号を同調増幅する同調増幅回路(図示せず)と、同調
増幅された信号を伝送するための変調回路(図示せず)
と、変調された信号をE/O変換して光ファイバ11
a、11bを介して伝送するE/O変換回路(図示せ
ず)とを有している。
【0018】本実施例の部分放電測定方法には、1相を
測定対象とするときは1つの絶縁接続部当り以下の4種
類の信号が必要である。すなわち、絶縁接続部2bを例
にとると、絶縁接続部2b及びその付近での部分放電の
有無を判定するための信号fIS、隣接する普通接続部3
a及びその付近での部分放電の有無を判定するための信
号fNS、fISからノイズを除去するための信号fIX、f
NSからノイズを除去するための信号fNXが必要である。
絶縁接続部2cについても同様である。検出器9a〜9
dによって検出される1〜100MHzの信号中、絶縁
接続部2b、2cの部分放電を検出するために10〜1
00MHzの信号を用い、普通接続部3aの部分放電を
検出するために1〜10MHzの信号を用いることにし
た。このようにしたのは、普通接続部3aからの部分放
電信号は、電力ケーブル線路1中を伝搬する際の減衰が
大きいからで、上記周波数領域で同調増幅することが最
もS/N比が良い場合が多いからである。そこで、同調
増幅回路では、上記2つの周波数範囲で、帯域幅100
±50kHzの信号に同調増幅することにしている。な
お、絶縁接続部2aについては隣接する普通接続部がな
いので、普通接続部の部分放電を検出する信号は作らな
くてもよいが、前記と同様に作り遠方からの信号を調べ
るのに利用してもよい。
【0019】また、上記のように4つの信号を伝送する
ことにしたのは、変調前に信号中からノイズを除去する
方法もあるが、ノイズを除去することにより、部分放電
信号まで除去してはならないので、ノイズ信号も信号処
理部まで伝送し、必要に応じてノイズを除去していない
場合の信号も確認できるようにするためである。これに
より伝送信号数が増加するが、本実施例においては、伝
送前に信号を同調増幅し、信号を圧縮して多重化を図っ
ているため、効率良く信号の伝送をすることができる。
したがって、本実施例の方法によれば、1回線3相分、
2〜6回線を同時に測定することもできる。
【0020】なお、本実施例の伝送方式としては、伝送
周波数1.0〜1.4GHzのBSIF帯を用い、FM
変調周波数多重(4波)伝送とし、変調後の信号を発光
波長1.31μm のレーザダイオードによりアナログ光
強度変調し、SM(単一モード)ファイバにて伝送して
いる。
【0021】受信部は、多重化された信号を受信する受
信器12a、12bで構成されている。受信器12a、
12bは、光強度変調された信号をフォトダイオードで
受光し、O/E変換し、復調して信号処理部へ受信した
信号を伝送する。この際、上記4つの信号に分け、それ
ぞれの伝送路へ伝送する。すなわち、fISは伝送路13
a、13bへ、fNSは伝送路14a、14bへ、fIX
伝送路15a、15bへ、fNXは伝送路16a、16b
へ伝送される。
【0022】信号処理部は、絶縁接続部2b、2c用
と、普通接続部3a用のものに分かれる。絶縁接続部2
b、2c用のものは、fIS及びfIXとを比較し、fIS
らfIXの信号と同時刻の信号を除去するノイズゲート1
7a、17dと、fISから線路電圧波形の電圧絶対値が
増加する部分の信号だけを通過させる位相ゲート18
a、18dと、fISから所定のしきい値を超える信号だ
けを通過させるレベルゲート19a、19cとから構成
されている。
【0023】上記絶縁接続部2b、2c用の信号処理部
における処理を図3を用いて具体的に説明する。まず、
ノイズゲート17a、17dに入力されたfISとf
IXは、図3(a)に示されるように、それぞれ比較さ
れ、fISからfIXと同時刻の信号を除去、すなわち、ノ
イズが取り除かれる。
【0024】ノイズゲートから出力されたfISは、位相
ゲート18a、18dに入力され、電圧波形の電圧絶対
値が増加する部分の信号だけがこれを通過することがで
きる。すなわち、図3(b)に示されるsinカーブの
斜線部の信号のみを通過させ、他の部分の信号はカット
される。
【0025】位相ゲート18a、18dから出力された
ISは、レベルゲート19a、19cに入力され、fIS
から所定のしきい値を超える信号、すなわち、図3
(c)に示されるしきい値を超える信号(斜線部の信
号)だけがこれを通過できる。これにより、低レベルの
常時存在するノイズを取り除くことができる。
【0026】なお、本実施例では、上記位相ゲート18
a、18d及びレベルゲート19a、19cを設けた
が、これらは必ずしも設ける必要はない(以下同様)。
【0027】次に普通接続部の部分放電測定のための信
号処理部について説明する。普通接続部は、上述したよ
うに、その両側に隣接する絶縁接続部から得た信号から
部分放電発生を判定する。したがって、絶縁接続部2b
からの信号と、絶縁接続部2cからの信号とを比較して
判定する。そのため、普通接続部の信号処理部には、2
つの信号を比較し、同時信号だけを普通接続部の部分放
電測定対象信号として取り出す同時性ゲート21が設け
られている。
【0028】まず、絶縁接続部2b、2cからの信号
は、上述したように、それぞれ受信部12a、12b
で、絶縁接続部での部分放電を測定する周波数と分けら
れ、ノイズゲート17b、17c、位相ゲート18b、
18cで絶縁接続部の部分放電測定の場合と同様に処理
される。
【0029】そして、両信号は、同時性ゲート21に入
力される。同時性ゲート21では、絶縁接続部2bから
の信号fA-NSと、絶縁接続部2cからの信号fB-NSとが
比較される。例えば、図2に示されるように、測定部6
に対して絶縁接続部2bが絶縁接続部2cより近い位置
にあるとする。この場合において、図3(d)に示され
るように、fB-NSの信号に対してfA-NS中に同時刻に信
号が存在しているときだけゲートを開いて信号を通過さ
せ、存在しない場合は信号を通過させない。こうするこ
とにより普通接続部での部分放電信号を含む信号f
AB-NS が得られる。ただし、上記例の場合、絶縁接続部
2bからの信号fA-NSの方が、絶縁接続部2cからの信
号fB-NSより、接続部2スパン分(通常600から12
00m)早く同時性ゲート21に到達する。しかし、こ
の時間の差は数μsecであり、同調増幅後の信号波形
は幅約10μsecのパルスであることから、ほぼ同時
とみなすことができる。
【0030】なお、同時性ゲート21でfAB-NS が得ら
れると、その後の処理は絶縁接続部の部分放電の信号処
理と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0031】以上の信号処理部の信号処理により、信号
からノイズが取り除かれ、部分放電による信号である可
能性が高くなる。
【0032】レベルゲート19a、19b、19cを通
過した信号は、持続性ゲート20a、20b、20cに
入力される。この持続性ゲート20a、20b、20c
は、所定のしきい値を超える信号が所定の時間内に所定
の回数含まれているかどうかをチェックし、部分放電発
生の警報を出力するのである。
【0033】持続性ゲート20a、20b、20cに与
えられる条件は、本実施例においては、部分放電の大き
さ3pc以上、半波長に1ケ所以上3pc以上の信号が
存在し、これが2秒以上継続する場合とした。そして、
図3(e)に示されるように、斜線部の警報領域に入る
信号をチェックし、上記条件を満たす場合に部分放電発
生警報が出力される。その後、その信号が部分放電によ
るものなのかが十分検討されることになる。ただし、部
分放電現象は、一旦発生しても一時的に消滅することも
あるため、警報発生後の信号に警報発生条件を満たすよ
うな信号がない場合や、どのような信号が受信されてい
たかを確認するためにも復調後の信号を記録装置22
a、22bで記録している。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の部分放電測定方
法によれば、各信号処理工程で容易にノイズを除去する
ことができるため、部分放電信号とノイズの区別を容易
に判別することができその後の分析、判定が容易にな
る。
【0035】また、絶縁接続部で検出された信号を送信
する際、その信号を同調増幅して信号を圧縮することに
より、長距離、多重伝送をすることができ、多重化する
ことにより、装置、コストの大幅な低減を図ることがで
きる。
【0036】更に、警報を発生させた信号についてだけ
詳しく調査し、部分放電発生の有無を判別すればよいた
め、判別用装置、コストの大幅な低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図4】絶縁接続部での部分放電検出方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電力ケーブル線路 2a、2b、2c、2d、2e 絶縁接続部 3a、3b 普通接続部 4 終端接続部 5 部分放電検出部 6 測定部 7、11a、11b 光ファイバ 8a、8b、34 検出電極 9a、9b、9c、9d 検出器 10a、10b 送信器 12a、12b 受信器 13a、13b、14a、14b、15a、15b、1
6a、16b 伝送路 17a、17b、17c、17d ノイズゲート 18a、18b、18c、18d 位相ゲート 19a、19b、19c レベルゲート 20a、20b、20c 持続性ゲート 21 同時性ゲート 22a、22b 記録装置 23a、23b ノイズ検出用アンテナ 31 金属シース上の防食層 32 金属胴管上の防食層 33 絶縁筒 35 較正用電極 36 検出インピーダンス 37 測定器 38 較正信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 俊道 愛知県名古屋市熱田区横田2丁目3−24 中部電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 深澤 正名 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 遠藤 桓 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】普通接続部の右隣の絶縁接続部において絶
    縁筒を介して部分放電信号を含む第1の信号を検出し、
    前記右隣の絶縁接続部付近に設けられたノイズ検出用ア
    ンテナによってノイズ信号である第3の信号を検出し、
    前記普通接続部の左隣の絶縁接続部において絶縁筒を介
    して部分放電信号を含む第2の信号を検出し、前記左隣
    の絶縁接続部付近に設けられたノイズ検出用アンテナに
    よってノイズ信号である第4の信号を検出し、前記第1
    の信号を絶縁接続部を測定対象とする所定の周波数で同
    調増幅した信号をf1−IS、前記第1の信号を普通接
    続部を測定対象とする所定の周波数で同調増幅した信号
    をf1−NS、前記第2の信号を絶縁接続部を測定対象
    とする所定の周波数で同調増幅した信号をf2−IS、
    前記第2の信号を普通接続部を測定対象とする所定の周
    波数で同調増幅した信号をf2−NS、前記第3の信号
    を絶縁接続部を測定対象とする所定の周波数で同調増幅
    した信号をf3−IX、前記第3の信号を普通接続部を
    測定対象とする所定の周波数で同調増幅した信号をf3
    −NX、前記第4の信号を絶縁接続部を測定対象とする
    所定の周波数で同調増幅した信号をf4−IX、前記第
    4の信号を普通接続部を測定対象とする所定の周波数で
    同調増幅した信号をf4−NXとし、これらの信号を所
    定の場所に伝送し、前記f1−IS信号の中からf3−
    IX信号と同時刻の信号を除去した信号をf1−I
    S′、前記f1−NS信号の中からf3−NX信号と同
    時刻の信号を除去した信号をf1−NS′、前記f2−
    IS信号の中からf4−IX信号と同時刻の信号を除去
    した信号をf2−IS′、前記f2−NS信号の中から
    f4−NX信号と同時刻の信号を除去した信号をf2−
    NS′とし、前記f1−IS′、f2−IS′信号をそ
    れぞれの絶縁接続部の部分放電測定用の信号とし、この
    f1−IS′、f2−IS′信号に、部分放電信号の電
    荷量に応じて定めた所定のしきい値を超える信号が所定
    の時間内に所定の回数含まれている場合に部分放電発生
    警報を出力し、前記f1−NS′信号とf2−NS′信
    号とを比較して同時刻の信号のみを第5の信号とし、前
    記第5の信号を前記普通接続部の部分放電測定用の信号
    とし、この信号に、部分放電信号の電荷量に応じて定め
    た所定のしきい値を超える信号が所定の時間内に所定の
    回数含まれている場合に部分放電発生警報を出力するこ
    とを特徴とする部分放電測定方法。
  2. 【請求項2】前記第1、2、3、4の信号を所定の場所
    に伝送してから所定の周波数に同調増幅する請求項1記
    載の部分放電測定方法。
  3. 【請求項3】信号伝送方法として信号を多重化し、光信
    号を変換して行う請求項1記載の部分放電測定方法。
  4. 【請求項4】前記f1−IS′、f1−NS′、f2−
    IS′、f2−NS′信号には、線路電圧波形の任意の
    位相幅中に発生した信号だけを通過させる信号処理を含
    む請求項1記載の部分放電測定方法。
JP14747094A 1994-06-29 1994-06-29 部分放電測定方法 Pending JPH0815367A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105334435A (zh) * 2015-10-23 2016-02-17 国网山东海阳市供电公司 一种基于任意阵形的自适应局部放电超声监测方法
WO2017029415A1 (de) * 2015-08-20 2017-02-23 Bombardier Transportation Gmbh Verfahren und messaufbau zur messung von teilentladungen in steckverbindungen in einem schienenfahrzeug

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WO2017029415A1 (de) * 2015-08-20 2017-02-23 Bombardier Transportation Gmbh Verfahren und messaufbau zur messung von teilentladungen in steckverbindungen in einem schienenfahrzeug
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