JPH0815255A - 尿量計 - Google Patents

尿量計

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JPH0815255A
JPH0815255A JP14650994A JP14650994A JPH0815255A JP H0815255 A JPH0815255 A JP H0815255A JP 14650994 A JP14650994 A JP 14650994A JP 14650994 A JP14650994 A JP 14650994A JP H0815255 A JPH0815255 A JP H0815255A
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JP
Japan
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urine
container
stopcock
tube
transparent
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Pending
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JP14650994A
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English (en)
Inventor
Nobufumi Ninomiya
宣文 二宮
Yasunobu Izumi
康伸 泉
Yukihiko Sakaguchi
幸彦 坂口
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 側部に容量を示す目盛りを付した透明なプラ
スチック容器1の頂部に尿の流入口3を設け、底部には
ストップコック5を有する排出チューブ6を接続すると
共に、容器内に浮き秤式比重計10を内蔵させた。ま
た、ストップコックの排出口7に、尿分析用比色試験紙
12を内蔵させた透明なチューブ11を密着して装着
し、密閉系で尿を採取できるようにした。 【効果】 尿量の測定と同時に密閉系で尿比重を測定で
き、また、尿成分の分析においても密閉系で尿を採取で
きるので、測定時の尿の漏れによる汚染の恐れがなく、
安全に且つ正確に尿の検査を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術中の患者の腎機能
や全身状態を把握するための、時間尿量の測定や尿検査
を行うための尿量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手術室、ICU、CCU、病室等におい
て、重症患者の尿の管理、例えば人工心肺を用いて開心
術を施行した患者や交通事故などの救急患者等における
尿の管理は極めて重要である。
【0003】時間尿量の測定を行う目的で、従来より尿
量計が使用されている。これはバルーンカテーテルを膀
胱に留置し、貯まった尿を自然に体外へ取り出して尿量
を測定するものであり、通常の尿量測定のほかに、色な
どの性状や尿比重などの検査がルーチンで実施されてい
る。
【0004】図4は、従来より用いられている尿量計の
1例を示したもので、目盛りのついた透明なプラスチッ
クボトル(1’)と軟質バッグ(2)から構成されてい
る。患者の膀胱からチューブ(4’)を通ってプラスチ
ックボトル(1’)に流入し貯溜した尿の量を、約1時
間ごとに目盛りで読み取るものであり、尿量の少ないと
きは細かな量の読みができるような構造となっている。
プラスチックボトル(1’)と軟質バッグ(2)は排出
チューブ(6)で接続されており、通常はストップコッ
ク(5)によって閉鎖されている。プラスチックボトル
(1’)には通常300〜500mlの尿を貯溜できる
ようになっており、これが満杯になると、下部のストッ
プコック(5)の操作によって、軟質バッグ(2)に尿
を移し変えることができ、さらに引き続きプラスチック
ボトル(1’)で尿量測定を続けることができる。これ
を繰り返すことにより、合計2〜3l程度の尿量の測定
が可能である。
【0005】また、このような形状の尿量計のほかに、
図5に示すように、プラスチックボトル(1’)のみ
で、軟質バッグの蓄尿部分をもたない簡易型の尿量計も
使用されている。
【0006】尿比重の測定には、従来から屈折率測定法
が主に用いられている。例えば、ストップコック(5)
の操作を行って、排出口(7)から適当な容器に尿を採
取し、尿比重の測定を行う。このほか尿中の糖分やタン
パク質等尿成分の組成分析についても、同様に適当量の
尿を容器にサンプリングし、尿分析用比色試験紙等を浸
漬して検査する方法が多くとられている。
【0007】一方従来の尿量計では、尿比重の測定や成
分分析を行うためには、上述したごとく尿を外部の容器
等に取出して測定しなくてはならず、このときの操作を
少しでも誤ると尿による汚染、あるいは感染という重大
な事故を引き起こす危険性が高い問題がある。
【0008】例えば、尿を採取する時、ストップコック
(5)を閉じるタイミングがわずかでもずれたりする
と、採取容器から尿があふれることがある。このためこ
の操作を慎重に、ゆっくり時間をかけて行わなければな
らない。しかしながら、近年病院においては医療費抑制
の要望が強く、また人手不足が著しくなって、ルーチン
の検査業務等の合理化が大きな課題となっている。この
ため尿量計に対しても、安全にかつ簡便に尿比重や成分
分析を実施できることが望まれていた。
【0009】このため最近では、肝炎、エイズ等の感染
症の問題とも関連して、従来の尿の検査をクローズドシ
ステム化し、極力看護婦等の接触を少なくしたいという
医療現場からの要望が強くなって来ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来より行
われていた尿量や尿成分の測定の管理において、より簡
便に尿比重の測定や尿成分の分析を行なうべく種々の検
討の結果なされたもので、その目的とする所は、比較的
安価で、簡便に、かつ安全で正確な尿比重の測定や尿成
分の分析を可能とする尿量計を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、透明なプ
ラスチック容器からなり、該容器の頂部に測定試料とな
る尿を導入するための流入口を有し、容器の底面にはス
トップコックを付設した排出チューブを接続すると共
に、容器の側部に容量を示す目盛りを付した尿量計であ
って、前記容器内に浮き秤式比重計を内蔵させたことを
特徴とし、また、第2の発明は、ストップコックの排出
口に、尿分析用比色試験紙を内蔵した透明な有底チュー
ブを密着付設したことを特徴とする。
【0012】以下、図面により本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例となる尿量計を示す図であ
る。
【0013】プラスチック容器(1)は、一般的に透明
ポリ塩化ビニル樹脂などによるブロー成形品、あるいは
真空成形品などの成形品を使用することが多いが、バッ
グ状のものでも使用可能であり、特にこれらの材料や成
形法に限定されず、その他の熱可塑性樹脂でも差しつか
えない。患者からの尿は、プラスチック容器(1)の頂
部の流入口(3)に接続されたチューブ(4)を通して
導入される。容器(1)の側部には容量を示す目盛りが
付けられており、溜まった尿の量を直接読み取ることが
出来る。容器(1)の下部ないし底部近傍を、上部に比
べて細径に形成して容積を絞り、また目盛りを細かくす
ることにより、尿量が少ないときでも高精度の測定が可
能になる。
【0014】本発明では、このプラスチック容器(1)
内に比重計(10)を予め封入して内蔵させるが、前記
のように容器(1)の底部近傍を細径に形成すると、比
重計(10)の位置あるいは収納状態が安定するので好
ましい。比重計(10)を封入する方法は特に限定され
ないが、例えば、容器(1)を前面と後面に分割した真
空成形品の溶着構造として、溶着を行う工程において比
重計を封入することが可能である。
【0015】本発明において使用する比重計は、例え
ば、図2(a)に示すような形状であり、従来より浮き
秤式比重計と呼ばれているものである。ガラス製の筒状
の密閉容器の下部に比重調整用の金属重りを封入してあ
り、被測定液の液面の目盛りを読むことで比重を知るこ
とができるものであるが、特にこれらの形状・材質に限
定されず、その他の類似する形状であっても差しつかえ
ない。
【0016】プラスチック容器(1)の底面にはストッ
プコック(5)を付設した排出チューブ(6)が接続さ
れており、容器(1)内に貯溜された尿は尿量を測定し
た後、ストップコック(5)を開いて排出される。容器
(1)の下部に軟質バッグ(2)を設けて排出チューブ
(6)をつないでおけば、排出した尿を貯溜することが
出来て便利であるが、その都度他の容器に排出しても何
ら差しつかえはない。
【0017】本願第2の発明では、ストップコック
(5)の排出口(7)に、尿分析用比色試験紙(12)
を内蔵した透明な有底チューブ(11)を密着して取付
ける。ストップコック(5)は、図1に示すように2個
の排出口(7)を有する3方コックを用いるのが好まし
いが、図3に示すように排出口(7)が1個の2方コッ
クを使用して、貯溜した尿の排出と兼用しても何ら差し
つかえはない。
【0018】有底チューブ(11)は、ブロー成形や射
出成形で作られた成形品、あるいは図2(b)に示すよ
うな一定の長さにカットしたチューブの末端を適宜の手
段で封止したもの等が使用でき、その製法や形状は特に
限定されないが、開口部の内径は排出口(7)の外径に
ほぼ等しく、排出口(7)に液密的に密着して接続でき
ることが必要である。チューブ端末の封止方法は特に限
定されないが、例として加熱溶着法等が簡便で確実な方
法である。このほか接着、キャップ装着等いずれの方式
でもよい。
【0019】有底チューブ(11)を排出口(7)に接
続し、ストップコック(5)の操作によって排出口
(7)側を開放しても、有底チューブ(11)の内部は
密閉されているため、このままでは尿はスムーズに採取
できない。そこで有底チューブ(11)を用手的に押圧
し、内部のエアーを押出して尿を採取するが、そのため
には有底チューブ(11)は、側部を押圧することによ
って変形し、押圧を緩めたときもとに復原できる弾性を
有するものであることが必要とされる。また合わせて測
定後に有底チューブ(11)をストップコックの排出口
(7)から取り外した時に、チューブ(11)が押圧変
形して中の尿が溢れるのを防ぐためには、一定の保形性
あるいは剛性を有することが必要である。
【0020】また、チューブ(11)の材質は、極力透
明であることが必要なことは言うまでもない。このよう
な特性を満足する材質の樹脂としては、その例として軟
質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート
(PET)などが挙げられるが、特にこれに限定される
ものではない。尚、本発明のような尿量計を使用する患
者の場合、通常、尿の検査は一定時間毎に行なわれるも
ので、尿分析用比色試験紙を内蔵した有底チューブは、
多数用意しておいて、1回毎に取り換えて使用する。
【0021】本願第1の発明である比重計の内蔵と、第
2の発明である尿分析用比色試験紙を内蔵した有底チュ
ーブの使用とは、夫々個別でも実施できるが、両者を併
用すればより効果的であることは勿論である。
【0022】次に、本発明による尿量計の使用方法につ
いて、図1に基づいて説明する。先ず、プラスチック容
器(1)に頂部の流入口(3)より流入し貯溜された尿
について、一定時間毎にその容量と比重を測定する。そ
こでストップコック(5)を開いて軟質バッグ(2)へ
尿を排出させるが、その際に、排出口(7)に尿分析用
比色試験紙を内蔵した有底チューブを装着し、ストップ
コック(5)を操作して排出口(7)から有底チューブ
(11)へ、尿の一部を採取する。この時、チューブ
(11)内は密閉されていて尿は流入し難いので、チュ
ーブ(11)の側部を指先で押圧して中のエアーを押出
し、押圧を緩めてチューブ壁の復原力で尿を吸入させ
る。1回の採取量が少ない場合には、必要な量になるま
で上記の操作を繰り返す。必要量が採取された後、スト
ップコック(5)を閉鎖し、有底チューブ(11)を引
き抜いて、比色試験紙の変色を確認する。
【0023】
【発明の効果】本発明の尿量計を使用すれば、尿量の測
定と同時に密閉系で尿比重を測定でき、また、尿成分の
分析においても、密閉系でチューブの押圧操作をするだ
けで安全に尿の採取ができるので、測定時の尿の漏れに
よる汚染の恐れがなく、医療の現場において安全にかつ
正確に尿の検査を行なうことのできる極めて簡便な医
療、測定用具として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる尿量計の構造を示す概
要図である。
【図2】本発明で使用される浮き秤式比重計、及び尿成
分分析用の有底チューブの一例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例となる尿量計の構造を示す
概要図である。
【図4】従来の尿量計の一例を示す図である。
【図5】従来の尿量計の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 1’ プラスチックボトル 2 軟質バッグ 3 流入口 4,4’ チューブ 5 ストップコック 6 排出チューブ 7 排出口 10 比重計 11 有底チューブ 12 試験紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なプラスチック容器からなり、該容
    器の頂部に測定試料となる尿を導入するための流入口を
    有し、容器の底面にはストップコックを付設した排出チ
    ューブを接続すると共に、容器の側部に容量を示す目盛
    りを付した尿量計であって、前記容器内に浮き秤式比重
    計を内蔵させたことを特徴とする尿量計。
  2. 【請求項2】 透明なプラスチック容器からなり、該容
    器の頂部に測定試料となる尿を導入するための流入口を
    有し、容器の底面にはストップコックを付設した排出チ
    ューブを接続すると共に、容器の側部に容量を示す目盛
    りを付した尿量計であって、尿分析用比色試験紙を内蔵
    した透明な有底チューブを前記ストップコックの排出口
    に密着付設したことを特徴とする尿量計。
  3. 【請求項3】 ストップコックの排出口に、尿分析用比
    色試験紙を内蔵した透明な有底チューブを密着付設した
    ことを特徴とする、請求項(1)記載の尿量計。
  4. 【請求項4】 透明な有底チューブが、押圧変形可能な
    弾性を有するものであることを特徴とする、請求項
    (2)もしくは請求項(3)記載の尿量計。
  5. 【請求項5】 透明なプラスチック容器の底部近傍を細
    径に形成したことを特徴とする、請求項(1)乃至請求
    項(3)のいずれかに記載の尿量計。
  6. 【請求項6】 透明なプラスチック容器の下部に、排出
    チューブを介して尿貯溜用の軟質バッグを付設したこと
    を特徴とする、請求項(1)乃至請求項(3)のいずれ
    かに記載の尿量計。
JP14650994A 1994-06-28 1994-06-28 尿量計 Pending JPH0815255A (ja)

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JP14650994A JPH0815255A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 尿量計

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014137333A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-12 Becton, Dickinson And Company Method and apparatus for determining sample turbidity
JP2018520349A (ja) * 2014-05-06 2018-07-26 ダブリュケー ホールディングス,インコーポレイティド 生体材料収集システム
JP2019174251A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 テルモ株式会社 検査用器具
US11123049B2 (en) 2014-05-06 2021-09-21 Wk Holdings, Inc. System for collecting biomaterial in a vessel

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