JPH08151882A - 梯 子 - Google Patents

梯 子

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JPH08151882A
JPH08151882A JP6321780A JP32178094A JPH08151882A JP H08151882 A JPH08151882 A JP H08151882A JP 6321780 A JP6321780 A JP 6321780A JP 32178094 A JP32178094 A JP 32178094A JP H08151882 A JPH08151882 A JP H08151882A
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ladder
horizontal rail
slide cam
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slide
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JP6321780A
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Takashi Teramoto
隆 寺本
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JPH08151882A publication Critical patent/JPH08151882A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C1/00Ladders in general
    • E06C1/02Ladders in general with rigid longitudinal member or members
    • E06C1/04Ladders for resting against objects, e.g. walls poles, trees
    • E06C1/08Ladders for resting against objects, e.g. walls poles, trees multi-part
    • E06C1/12Ladders for resting against objects, e.g. walls poles, trees multi-part extensible, e.g. telescopic
    • E06C1/125Ladders for resting against objects, e.g. walls poles, trees multi-part extensible, e.g. telescopic with tubular longitudinal members nested within each other
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C1/00Ladders in general

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣服や履物が引っ掛かる部分のないものとす
ること。 【構成】 平行で中空の1対の支柱部44とその上端部間
に設けられた横桟部46とからなる部材の複数を、順次支
柱部を摺動可能に上方から嵌入させ、各部材の横桟部が
順次当接した短縮状態と各部材の横桟部が離れた伸長状
態とに変更可能にすると共に部材の前記横桟部内に、伸
長状態を保持する係止手段40及び解除手段41を設けてな
る梯子において、係止手段が、伸長状態にある支柱部の
2重壁部を貫通する貫通孔47、48と、横桟部内から突出
して貫通孔に先端部が嵌入する係止ピン49と、横桟部内
に上下に摺動し係止ピンの後端部に係合したスライドカ
ム部50と、係止ピンを突出させるばね51とで構成され、
解除手段が、横桟部の下面に露出させたスライドカム部
の下部を下側の横桟部の上面の凸部41により短縮時に駆
動してスライドカム部が上方向に摺動する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梯子に関し、特に伸縮
可能な梯子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伸縮可能な梯子として、本願出願
人が先に提案した、特願平5−157911号がある。
その概略の構成は、図5〜図7に示すように、間隔を隔
てて平行に配置され内部が中空の1対の支柱部4、4
と、その双方の支柱部の上端部間に設けられた横桟部6
とからなる部材の複数(梯子の段数に略相当する数)
を、順次前記支柱部4、4の太さを異ならせて形成し、
前記支柱部の最も太い部材2aの前記双方の支柱部に、
順次支柱部の細い部材2b、2c、2d、・・・・、2m、
2nを摺動可能に上方から嵌入させ、前記各部材の横桟
部6が順次上下に当接した短縮状態(図4の下半部に示
す状態)となるように、且つ前記各部材の横桟部6が適
当に離れ支柱部が嵌合している伸長状態(図4の上半部
に示す状態)となるように形成してある。その各部材は
1対の支柱部4、4と横桟部6とが一体となるように圧
入して強固に結合形成されている。そして、図5、図6
に示すように、最上部の部材2nを除く部材の前記横桟
部6内に付勢手段12により双方の支柱部4、4の中空
部に突出するように設けた突出体10と前記中空部に嵌
入している支柱部4、4に設けてあり前記伸長状態で前
記突出体10が突出して係合する係合孔8とで構成し前
記伸長状態を保持するする係止手段11と、その係止手
段11に対応して前記横桟部6に下方へ突出して操作部
36を設けられ、その操作部36を押し上げることによ
り前記突出体11を後退させる係止解除手段14を設け
た構成である。
【0003】係止手段11の突出体10は、棒状体であ
り、胴部16、頸部18、端部20からなり、横桟部6
内の支持壁22に穿設された貫通孔24に胴部18を摺
動可能に支持され、胴部16の先端28を保護ラバーで
形成してあり、その先端部が横桟部6の側壁25に穿設
された案内孔26から支柱部4内に付勢手段12により
突出するようになっている。付勢手段12は、支持壁2
2と胴部16に設けたばね受け用座金30との間に圧縮
状態で配置したコイルばね31である。係止解除手段1
4は、回転軸32を中心に回動するレバーであり、一方
の端部34が突出体10の頸部18に係合しており、他
方の端部が操作部36であり、この操作部36は突出体
10が突出して係合孔8に嵌入している状態で、図6に
見られるように横桟部6の下縁よりも下方へ突出してい
る。この操作部36を横桟部6の下縁6a迄押し上げる
と、図5に見られるように、突出体10が後退して係合
孔8から抜け出すようになっている。なお、最下部の部
材2aは支柱部4、4を下方へ少し延長形成し、下端に
滑り止めのゴム栓37を施し、補強横桟38を設けてあ
る。
【0004】この梯子は、短縮状態では、図4の下半部
に見られるように、各横桟部6、6、・・・・が上下に当接
した状態である。また、伸長状態では、同図の上半部に
見られるように横桟部6、6、・・・・が離れて梯子の各段
を形成し、図6に見られるように係止手段11の突出体
10が突出して係合孔8に係合し、係止解除手段14の
操作部36が横桟部6の下方に突出した状態である。伸
長状態から短縮状態とするには、部材2aの横桟部6か
ら下方へ突出している係止解除手段14の操作部36を
押し上げると、部材2bの支柱部4、4の係止が解除さ
れるから、部材2bが自身とその上方の部材の重量によ
り下降し、部材2bの支柱部4、4が部材2aの支柱部
4、4内に深く嵌入して夫々の横桟部6、6が当接する
状態になる。このとき部材2bの係止解除手段14の操
作部36が部材2aの横桟部6によって相対的に押し上
げられるから、更にその上の部材2cの係止が解除さ
れ、部材2cが自身とその上の部材の重量により下降
し、これによって部材2dの係止が解除される。このよ
うにして順次下方のものから上方のものへ係止状態が解
除され、自重によって短縮状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように伸縮可能な
梯子は、伸長状態として使用するが、その使用時に、前
記係止解除手段のレバー36に衣服や履物が引っ掛かる
可能性がある点で問題がある。また、製作時の組み立て
において、支柱部上端と横桟部を結合することやレバー
を軸支持すること等の組み立て工数が多くなる点で問題
がある。また、支柱部4、4及び横桟部6は金属で形成
されるから、横桟部に比較的軽いアルミダイキャスト等
を使用しても重量がかなり大きくなり、持ち運びが困難
な場合もある問題がある。本発明は、このような問題を
回避できる梯子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、前述し
たような伸縮可能な梯子において、間隔を隔てて平行に
配置され内部が中空の1対の支柱部とその双方の支柱部
の上端部間に設けられた横桟部とからなる部材の複数
を、順次前記支柱部の太さを異ならせて形成し、前記支
柱部の最も太い部材の前記双方の支柱部に、順次支柱部
の細い部材を摺動可能に上方から嵌入させ、前記各部材
の横桟部が順次当接した短縮状態と各部材の横桟部が離
れた伸長状態とに変更可能に構成すると共に最上部のも
のを除く部材の前記横桟部内に、前記伸長状態を保持す
る係止手段及びその係止の解除手段を設けてなる梯子に
おいて、前記係止手段が、前記伸長状態にある支柱部の
嵌合している2重壁部を前記横桟部の位置で貫通するよ
うに穿設された貫通孔と、前記横桟部内から夫々突出し
て前記貫通孔に先端部が嵌入するように設けられた係止
ピンと、前記横桟部内に上下に摺動するように設けられ
前記係止ピンの後端部に係合しており下方向に摺動して
係止ピンを突出させ上方向に摺動して係止ピンを横桟部
内に後退させるように設けたスライドカム部と、前記係
止ピンを突出させるように設けたばねとで構成され、前
記解除手段が、前記横桟部の下面に露出させた前記スラ
イドカム部の下部を下側の横桟部の上面に設けた凸部に
より前記短縮時に駆動してスライドカム部が上方向に摺
動するように構成されていることを特徴とする。
【0007】前記手段において、前記係止ピンが、後端
に首部を介してその首部の直径よりも大きい膨大部を連
設され、前記スライドカム部が、前記膨大部の首部側に
当接する後退駆動用の第1カム面と膨大部の首部と反対
側に当接する前進駆動用の第2カム面とを有するものと
するのがよい。また、前記手段において、前記膨大部が
球形に形成され、前記第1カム面と第2カム面が、前記
スライドカム部に穿設された前記球形膨大部の外径に相
当する内径の一つの円孔の内面で形成され、その円孔内
を球形膨大部が移動可能に前記首部の通る首部の直径に
相当する幅の割り溝を前記スライドカム部に設けてある
ものとするのがよい。
【0008】また、前記手段において、前記横桟部がプ
ラスチック材料、例えば、アセタール樹枝、ナイロン、
FRP等により構成されているものとするのがよい。こ
の場合、前記支柱部と横桟部の結合が、嵌合結合であ
り、支柱部上端部外周に形成した環状の凹所に対して、
前記横桟部の支柱嵌合孔内面に周方向に分断して形成し
た凸部が係合した構成であり、その凸部の突出寸法が大
略前記プラスチック材料を成型後に強化のための熱処理
温度(例えば、80°C)に加熱した時の嵌合孔の半径
方向の膨張寸法程度に決められているものとするのがよ
い。
【0009】
【作用】本発明の手段は、梯子が伸長状態であるとき、
係止ピンが貫通孔に嵌入しており、スライドカム部が下
方位置にあるがスライドカム部の下部は横桟部の下面か
ら突出していないで、露出している程度である。従っ
て、梯子使用時に衣服等が引っ掛かる恐れはない。短縮
状態とするときは、最下段の横桟部のスライドカム部の
下面を指で押し上げると、係止ピンが後退して嵌入孔か
ら脱出し、これによって上側の支柱と横桟部からなる2
番目の部材がその上側のものとともに下降してくる。そ
してその2番目の部材のスライドカム部の下面が最下部
の横桟部の凸部によって押し上げられるから、その上側
の3番目の部材が係止を解除されて下降してくる。この
ように順次係止を解除されて自動的に折り畳まれる点は
前述した従来の梯子と略同じである。しかし、上下にス
ライドするスライドカム部は従来のようにレバーで駆動
する必要がなく、レバー軸固定のためのかしめ作業を必
要としない。
【0010】係止ピンが、後端に首部を介し膨大部を連
設され、スライドカム部が、第1カム面と第2カム面と
を有する構成は、1個のスライドカム部によって係止ピ
ンを突出駆動と後退駆動の双方が可能な構成であるか
ら、スライドカム部の構成が単純化される。また、前記
膨大部を球形にして第1カム面と第2カム面を一つの円
孔の内面で形成した構成は、スライドカム部の構成がよ
りいっそう単純化される。
【0011】横桟部をプラスチック材料で形成したとき
は、梯子の重量を従来よりも軽く形成でき、耐衝撃性、
耐薬品性に優れたものとすることができる。また、支柱
部と横桟部の結合を、支柱部の環状の凹所に対して、横
桟部の支柱嵌合孔内面の凸部が係合し、その凸部の突出
寸法を前述のように決めた構成は、横桟部を加熱して膨
張させそして嵌合させて冷却すると結合状態が得られ、
しかも強化のための熱処理も同時に完了する。従って、
圧入設備が必要でなく、組み立て工数が大幅に少なくな
る。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4を用いて説明
する。この実施例は、部材42a〜42n、係止手段4
0、解除手段41、等からなり、先に図5〜図7を用い
て説明した従来の梯子とは、主に係止手段40、その解
除手段41、及び横桟部46が異なり、図4に示すよう
に、部材42a〜42nが間隔を隔てて平行に配置され
内部が中空の1対の支柱部44、44とその双方の支柱
部の上端部間に設けられた横桟部46からなり、支柱部
が順次嵌合していて伸長状態と短縮状態になる構成は略
同じである。
【0013】部材42a〜42nは、いずれも順次上下
で相互に関連した梯子の伸長状態を保持する係止手段4
0、その解除手段41を設けてある。説明の簡略化のた
めに一つの部材42bの左側を例にその構成を説明す
る。係止手段40は、梯子が伸長状態で係止手段40が
係止状態にある状態を図1に示すように、貫通孔47、
48、係止ピン49、スライドカム部50、ばね51等
で構成されている。貫通孔47、48は、部材42bの
支柱部44とその内孔に嵌入した上側の部材42cの支
柱部44で2重になっている2重壁部を横桟部46の位
置で貫通するように穿設されている。係止ピン49は、
横桟部46内から夫々突出して貫通孔47、48に先端
部が嵌入するように設けられ、後端部に首部52を介し
て球形の膨大部53を設けられている。係止ピン49の
途中は横桟部46内の下方に開放した空洞部54を横切
っており、その適所に止め輪55を設けて先端の突出量
が制限されている。
【0014】スライドカム部50は、前記係止ピン49
の後端部位置で上下に摺動きるように横桟部46内に下
方に開放した空洞56を設けて、その空洞内に収容され
ており、ブロック状に形成されている。スライドカム部
50は、上側から斜め下方に向かって球形膨大部53が
丁度入り込む直径の1個の円孔57を穿設され、その円
孔57の支柱部側に円孔の直径よりも幅の狭い切り割り
溝68を設けてある。この切り割り溝68内を首部52
が通り、円孔57内に係止ピン49の球形膨大部53が
嵌入している。係止ピン57の前後方向で円孔57の内
面の前半部、すなわち首部52の側が第1カム面58と
され、円孔57の内面の後半部が第2カム面59として
ある。スライドカム部50が図1に見られる状態にある
とき、係止ピン49は突出して貫通孔47、48に先端
部が嵌入しており、この状態からスライドカム部50が
上方へ摺動すると第1カム面58によって膨大部53が
後方へ引かれて係止ピン49が後退し、図3に示す係止
解除状態となる。また、図3の状態から下方へ摺動する
と第2カム面59によって膨大部53が前方へ押されて
係止ピンが前進して突出状態となる。
【0015】ばね51は、空洞56の天井面とスライド
カム部50の上端面との間に圧縮状態で設けられたコイ
ルばねであり、スライドカム部50を下方へ付勢してい
る。図中60は凸部で、スライドカム部50に接するば
ね51の下端位置を決めている。また、61はスライド
カムの下端部であり、円柱状に形成され、係止ピン49
が突出した図1の状態で下端面が横部材46の下面と略
一致している。
【0016】解除手段41は、横桟部46の上面に設け
られ、上側に位置する部材42cのスライドカム部50
の下端部61の下面に対向する位置に山形に凸部62と
して突設されている。梯子の短縮状態で凸部62が上側
の横桟部46内にあるスライドカムの下端部61に当接
してこれを押し上げ、スライドカム部50を上方へ摺動
させるから、係止手段40による係止を解除し、図3に
示すような係止解除状態とする。
【0017】前記支柱部44はステンレスパイプで形成
され、横桟部46及びスライドカム部50はアセタール
樹脂で形成されている。横桟部46と支柱部44との結
合は金属とプラスチックの結合であるから嵌合状態で結
合してある。図1に示すように、支柱部上端部外周に形
成した環状の凹所63に対して、横桟部46の支柱嵌合
孔64の内面に周方向に分断して形成した凸部65が係
合した構成であり、その凸部65の突出寸法が大略前記
プラスチック材料を成型後に強化のための熱処理温度
(80°C)に加熱した時の嵌合孔の半径方向の膨張寸
法程度に決められている。なを、最下部の部材42aの
支柱部4の下端は滑り止めゴム栓37を設けてあり、最
上部の部材42nの横桟部46には係止手段40の係止
ピン等は必要がないから設けない。また、部材42n、
42mには凸部62の必要がないから設けない。また、
図示していないが、順次嵌入している部材44は、伸長
状態とするときの抜け止め手段として、支柱部44内孔
内周面に環状に突出した環状凸部を設け、伸長状態でこ
の凸部に当接して抜け止め作用する抜け止めリングを嵌
入する側の外周に設けてある。
【0018】このように構成された梯子は、使用時には
従来と同様に引き延ばし、係止手段40の作用した伸長
状態として用い、収納時に短縮状態とする。伸長状態と
するときは、単に引き延ばすだけで、係止解除手段41
の凸部62がスライドカム部50の下端部61から離
れ、ばね51の作用によりスライドカム部50が下降し
て係止ピン49に突出作用を与えるから、支柱部44の
貫通孔47と48が一致するようになると貫通孔に嵌入
して係止手段40の作用状態となる。短縮状態とすると
きは、最下部の部材2aのスライドカム部50の下端部
61を押し上げると、下から2番目の部材2bが係止を
解除されて部材2bと係止状態にあるその上の部材2
c、・・・・、2nが共に下降する。その下降により2番目
の部材2aの横桟部6が最下部の横桟部6に当接するよ
うになると、そのスライドカム部50の下端部61を最
下部の部材2aの解除手段41である凸部62が押し上
げ、下から3番目の部材2cの係止を解除する。これに
よって部材2cとその上の部材2d、・・・・、2nが共に
下降してくる。そして、部材2cの横桟部6が部材2b
の横桟部6に当接するようになると、部材2cの係止が
解除され、以後同様にして部材2d、・・・・、2nが順次
下降してくる。
【0019】実施例の梯子は、梯子が伸長状態であると
き、スライドカム部50が下方位置にあるがスライドカ
ム部の下部50は横桟部の下面から突出していないで、
露出している程度である。従って、梯子使用時に衣服や
足等が引っ掛かる恐れはない。係止ピンが、後端に首部
を介して球形膨大部53を連設され、スライドカム部5
0が、一つの円孔57の内面で形成した第1カム面58
と第2カム面59とを有する構成は、カム面の形成が容
易であり、1個のスライドカム部50によって係止ピン
49の確実な突出駆動と後退駆動の双方が可能な構成で
あるから、スライドカム部の構成が単純化される。
【0020】また、横桟部46をプラスチック材料で形
成したから、梯子の重量を従来よりも軽く形成でき、耐
衝撃性、耐薬品性に優れたものである。また、支柱部4
4と横桟部46の結合を、支柱部の環状の凹所63に対
して、横桟部46の支柱嵌合孔64内面の凸部65が係
合し、その凸部の突出寸法を前述のように決めた構成
は、横桟部46を加熱し膨張させそして嵌合させて冷却
すると金属同士の焼き嵌めのような結合状態に加えて環
状の凹所63と凸部65が係合した強力な結合状態が得
られ、しかも強化のための熱処理も同時に完了するか
ら、組み立てが容易で製作工程を短縮でき、圧入設備が
不要であり、組み立てが容易になるから、組み立て工数
が従来よりも大幅に低減する。
【0021】上記実施例において、横桟部46をプラス
チック材料で形成したが、重量や耐薬品性等が必ずしも
重要でない用途の場合には、アルミダイキャスト等の金
属で形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スライ
ドカム部が横桟部の下面から突出しない構成であるか
ら、衣服や足が引っ掛かることがなく、安全性が高くな
る効果を奏する。上下に移動するスライドカム部を用い
てあるから、その駆動のためにレバー及びレバー軸をを
設ける必要がないから、組み立てが容易となる効果を奏
する。請求項2に記載の発明によれば、スライドカム部
の構成が単純になり、部品の製作及び組み立てが簡単に
なり、組み立て工数が低減する効果を奏する。請求項3
に記載の発明によれば、スライドカム部の構成がより一
層単純になり、部品の製作がより一層簡単になる効果を
奏する。請求項4に記載の発明によれば、軽量化を達成
できて持ち運びが便利になり、耐薬品性に優れたものと
なり、化学工場等で使用するに適したものとなり、耐衝
撃性も向上する効果を奏する。請求項5に記載の発明に
よれば、支柱部と横桟部の結合が強力となり、製作も簡
略となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は係止手段が
作用状態である主要部を示す縦断正面図、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図2】(a)は図1(a)のB−B断面図、(b)は
図1(a)のC−C断面図である。
【図3】同実施例の係止手段が解除状態である主要部を
示す縦断正面図である。
【図4】同実施例の伸縮梯子の部分省略正面図である。
【図5】従来の伸縮梯子の部分省略正面図である。
【図6】同従来の梯子の係止解除状態を示す主要部拡大
縦断正面図である。
【図7】同従来の梯子の係止状態を示す主要部拡大縦断
正面図である。
【符号の説明】
40 係止手段 41 解除手段 42a 部材(最下部) 42b 部材(下から2番目) 42c 部材(下から3番目) 42n 部材(最上部) 44 支柱部 46 横桟部 47 貫通孔 48 貫通孔 49 係止ピン 50 スライドカム部 51 ばね 52 首部 53 球状膨大部 57 円孔 58 第1カム面 59 第2カム面 61 スライドカム部の下端部 62 凸部 63 環状の凹所 65 凸部 68 割り溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てて平行に配置され内部が中空
    の1対の支柱部とその双方の支柱部の上端部間に設けら
    れた横桟部とからなる部材の複数を、順次前記支柱部の
    太さを異ならせて形成し、前記支柱部の最も太い部材の
    前記双方の支柱部に、順次支柱部の細い部材を摺動可能
    に上方から嵌入させ、前記各部材の横桟部が順次当接し
    た短縮状態と各部材の横桟部が離れた伸長状態とに変更
    可能に構成すると共に最上部のものを除く部材の前記横
    桟部内に、前記伸長状態を保持する係止手段及びその係
    止の解除手段を設けてなる梯子において、前記係止手段
    が、前記伸長状態にある支柱部の嵌合している2重壁部
    を前記横桟部の位置で貫通するように穿設された貫通孔
    と、前記横桟部内から夫々突出して前記貫通孔に先端部
    が嵌入するように設けられた係止ピンと、前記横桟部内
    に上下に摺動するように設けられ前記係止ピンの後端部
    に係合しており下方向に摺動して係止ピンを突出させ上
    方向に摺動して係止ピンを横桟部内に後退させるように
    設けたスライドカム部と、前記係止ピンを突出させるよ
    うに設けたばねとで構成され、前記解除手段が、前記横
    桟部の下面に露出させた前記スライドカム部の下部を下
    側の横桟部の上面に設けた凸部により前記短縮時に駆動
    してスライドカム部が上方向に摺動するように構成され
    ていることを特徴とする梯子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の梯子において、前記係
    止ピンが、後端に首部を介してその首部の直径よりも大
    きい膨大部を連設され、前記スライドカム部が、前記膨
    大部の首部側に当接する後退駆動用の第1カム面と膨大
    部の首部と反対側に当接する前進駆動用の第2カム面と
    を有するものであることを特徴とする梯子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の梯子において、前記膨
    大部が球形に形成され、前記第1カム面と第2カム面
    が、前記スライドカム部に穿設された前記球形膨大部の
    外径に相当する内径の一つの円孔の内面で形成され、そ
    の円孔内を球形膨大部が移動可能に前記首部の通る首部
    の直径に相当する幅の割り溝を前記スライドカム部に設
    けてあることを特徴とする梯子。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、又は請求項3に記
    載の梯子において、前記横桟部がプラスチック材料によ
    り構成されていることを特徴とする梯子。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の梯子において、前記支
    柱部と横桟部の結合が、嵌合結合であり、支柱部上端部
    外周に形成した環状の凹所に対して、前記横桟部の支柱
    嵌合孔内面に周方向に分断して形成した凸部が係合した
    構成であり、その凸部の突出寸法が大略前記プラスチッ
    ク材料を成型後に強化のための熱処理温度に加熱した時
    の嵌合孔の半径方向の膨張寸法程度に決められているこ
    とを特徴とする梯子。
JP6321780A 1994-11-29 1994-11-29 梯 子 Withdrawn JPH08151882A (ja)

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