JPH08149698A - 同期保護装置 - Google Patents
同期保護装置Info
- Publication number
- JPH08149698A JPH08149698A JP28166594A JP28166594A JPH08149698A JP H08149698 A JPH08149698 A JP H08149698A JP 28166594 A JP28166594 A JP 28166594A JP 28166594 A JP28166594 A JP 28166594A JP H08149698 A JPH08149698 A JP H08149698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- reactor
- generator
- circuit
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 並列運転される同期発電機にあって位相差の
存在によるショックを抑制するようにした同期保護回路
を提供する。 【構成】 ライン1に接続される発電機Gの主回路にリ
アクトルLを挿入したことにより、突入電流を抑制する
ことができる。
存在によるショックを抑制するようにした同期保護回路
を提供する。 【構成】 ライン1に接続される発電機Gの主回路にリ
アクトルLを挿入したことにより、突入電流を抑制する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインに対して同期発
電機を並列接続するに当り、位相や電圧のずれによって
生ずる破損から発電機を保護するための同期保護装置に
関する。
電機を並列接続するに当り、位相や電圧のずれによって
生ずる破損から発電機を保護するための同期保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】同期発電機の並行運転に当っては、周波
数、位相、電圧を一致させる条件が必要であり、このた
めに発電機を並列接続する際には注意が必要である。例
えば、ラインの区分開閉器にて区分けされた一部にて停
電させて工事の必要が生じ高圧電源車による給電を行な
うに当っては、健全ラインに送電を続行することになる
が、停電復旧時にはライン側の発電機と高圧電源車の発
電機とが一時的に並列接続されることになる。このよう
な並列運転にあって位相や電圧のずれが存在する場合に
は、突入電流が流れ機器を破損することがある。このた
め発電機の接続には同期を採る必要があり、同期の方法
として自動同期や手動同期がある。このうち、自動同期
はライン側及び発電機側の条件を全て自動的に調整し限
られた誤差内で正確に投入するものであり、また、手動
同期はライン側又は発電機側の条件を手動にて調整し操
作員の判断により投入を行なうものであるが、誤差が大
きい場合には投入できない場合がある。
数、位相、電圧を一致させる条件が必要であり、このた
めに発電機を並列接続する際には注意が必要である。例
えば、ラインの区分開閉器にて区分けされた一部にて停
電させて工事の必要が生じ高圧電源車による給電を行な
うに当っては、健全ラインに送電を続行することになる
が、停電復旧時にはライン側の発電機と高圧電源車の発
電機とが一時的に並列接続されることになる。このよう
な並列運転にあって位相や電圧のずれが存在する場合に
は、突入電流が流れ機器を破損することがある。このた
め発電機の接続には同期を採る必要があり、同期の方法
として自動同期や手動同期がある。このうち、自動同期
はライン側及び発電機側の条件を全て自動的に調整し限
られた誤差内で正確に投入するものであり、また、手動
同期はライン側又は発電機側の条件を手動にて調整し操
作員の判断により投入を行なうものであるが、誤差が大
きい場合には投入できない場合がある。
【0003】図5は従来の自動同期回路であり、ライン
1に対して高圧電源車2を接続する回路を示している。
この回路にて判明するように高圧電源車2内ではライン
1と発電機Gとをつなぐ主回路にしゃ断器CB−Gを介
在させると共に、この主回路に対してライン1と並列に
しゃ断器CB−Lを介在させた並列回路を有し給電エリ
アの電力量を計測する。主回路及び並列回路にて6本の
ケーブルを使用し、発電機Gによる供給後区分開閉器3
を開いて停電し作業を行なう。復旧は同期検定器SYに
て同期を採りつつしゃ断器CB−Lを投入し並行運転を
行なっている。この場合、ライン1と高圧電源車2と
は、6本のパワーケーブルにて接続され、並列回路を形
成する必要がある。かかるパワーケーブルの引き込みや
並列回路の形成という作業性の煩雑さからパワーケーブ
ルを主回路3本とし、図5に示す停電側のパワーケーブ
ルとしゃ断器CB−Lを省く代り同期の条件と電力量を
光ファイバを用いて送受信し、同期操作を区分開閉器3
にて操作員が行なうという方式が行なわれている。
1に対して高圧電源車2を接続する回路を示している。
この回路にて判明するように高圧電源車2内ではライン
1と発電機Gとをつなぐ主回路にしゃ断器CB−Gを介
在させると共に、この主回路に対してライン1と並列に
しゃ断器CB−Lを介在させた並列回路を有し給電エリ
アの電力量を計測する。主回路及び並列回路にて6本の
ケーブルを使用し、発電機Gによる供給後区分開閉器3
を開いて停電し作業を行なう。復旧は同期検定器SYに
て同期を採りつつしゃ断器CB−Lを投入し並行運転を
行なっている。この場合、ライン1と高圧電源車2と
は、6本のパワーケーブルにて接続され、並列回路を形
成する必要がある。かかるパワーケーブルの引き込みや
並列回路の形成という作業性の煩雑さからパワーケーブ
ルを主回路3本とし、図5に示す停電側のパワーケーブ
ルとしゃ断器CB−Lを省く代り同期の条件と電力量を
光ファイバを用いて送受信し、同期操作を区分開閉器3
にて操作員が行なうという方式が行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この光ファ
イバを用いた同期回路にあっては、制御上(計装上)で
の人間が操作するためインターロックが困難となり、位
相差を有しての投入が増加することとなった。そして、
この位相差が存在する状態での投入は、突入電流の増大
によるショックが生じ機器を破損する事態となって問題
視されている。
イバを用いた同期回路にあっては、制御上(計装上)で
の人間が操作するためインターロックが困難となり、位
相差を有しての投入が増加することとなった。そして、
この位相差が存在する状態での投入は、突入電流の増大
によるショックが生じ機器を破損する事態となって問題
視されている。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑み位相差投入時
のショックを防止する同期保護回路の提供を目的とす
る。
のショックを防止する同期保護回路の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、ラインに対して並列に接続される発電機におい
て、ラインと発電機とを結ぶ主回路にリアクトルを介在
させたことを特徴とする。
発明は、ラインに対して並列に接続される発電機におい
て、ラインと発電機とを結ぶ主回路にリアクトルを介在
させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】主回路へのリアクタの挿入によって突入電流が
制限され位相差があっても発電機の破損防止までには至
らない。
制限され位相差があっても発電機の破損防止までには至
らない。
【0008】
【実施例】ここで、図1〜図4を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は3本の主回路パワーケーブルを接
続した高圧電源車2の内部回路を示すものである。図1
において、高圧電源車2の主回路は、しゃ断器CB−
G、リアクトルLと短絡用のしゃ断器CB−Sとの並列
回路、発電機Gからなる。また、同期の条件は光ファイ
バにて送受信され、同期検定器SYを動作させる。
例を説明する。図1は3本の主回路パワーケーブルを接
続した高圧電源車2の内部回路を示すものである。図1
において、高圧電源車2の主回路は、しゃ断器CB−
G、リアクトルLと短絡用のしゃ断器CB−Sとの並列
回路、発電機Gからなる。また、同期の条件は光ファイ
バにて送受信され、同期検定器SYを動作させる。
【0009】かかる高圧電源車2をライン1に接続して
図2に例示する区分開閉器3間を工事するに当っては、
まず、図3に示すように並列用しゃ断器CB−Gをライ
ン1に接続する。電力を非接触センサで計測し電力量が
発電機容量以内であることを確認する。ついで、区分開
閉器3を開き停電エリアを作り作業をする。作業完了後
は停電エリアをライン側より充電する。この後区分開閉
器3の投入にて発電機Gによる並列運転にて給電エリア
に送電するのであるが、その際まず短絡用しゃ断器CB
−Sを開放してリアクトルLを作動させつつ区分開閉器
3を投入するようにしている。この投入の際仮に位相差
があるままにて投入してもリアクトルLにより突入電流
が抑えられる。この後並列用しゃ断器CB−Gを開放す
ることにより高圧電源車がラインより切離され作業が完
了する。図4は、リアクトルが無い場合と挿入している
場合とにて同一条件で並列運転したときの突入電流の例
示を表わしている。
図2に例示する区分開閉器3間を工事するに当っては、
まず、図3に示すように並列用しゃ断器CB−Gをライ
ン1に接続する。電力を非接触センサで計測し電力量が
発電機容量以内であることを確認する。ついで、区分開
閉器3を開き停電エリアを作り作業をする。作業完了後
は停電エリアをライン側より充電する。この後区分開閉
器3の投入にて発電機Gによる並列運転にて給電エリア
に送電するのであるが、その際まず短絡用しゃ断器CB
−Sを開放してリアクトルLを作動させつつ区分開閉器
3を投入するようにしている。この投入の際仮に位相差
があるままにて投入してもリアクトルLにより突入電流
が抑えられる。この後並列用しゃ断器CB−Gを開放す
ることにより高圧電源車がラインより切離され作業が完
了する。図4は、リアクトルが無い場合と挿入している
場合とにて同一条件で並列運転したときの突入電流の例
示を表わしている。
【0010】
【発明の効果】発電機の並行運転において、位相差が生
じても突入電流を抑えショックを抑えることにより機器
の破損を防止したものである。
じても突入電流を抑えショックを抑えることにより機器
の破損を防止したものである。
【図1】本発明の一実施例の回路図。
【図2】ライン停電の説明図。
【図3】図1の部分拡大図。
【図4】突入電流の比較図。
【図5】従来の回路図。
【符号の説明】 1 ライン 2 高圧電源車 3 区分開閉器
Claims (1)
- 【請求項1】 ラインに対して並列に接続される発電機
において、 ラインと発電機とを結ぶ主回路にリアクトルを介在させ
たことを特徴とする同期保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28166594A JPH08149698A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 同期保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28166594A JPH08149698A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 同期保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149698A true JPH08149698A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17642275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28166594A Withdrawn JPH08149698A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 同期保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08149698A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10242826B2 (en) | 2015-07-28 | 2019-03-26 | Abb Schweiz Ag | Electric power distribution switchgear and method of breaking an electric power current |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP28166594A patent/JPH08149698A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10242826B2 (en) | 2015-07-28 | 2019-03-26 | Abb Schweiz Ag | Electric power distribution switchgear and method of breaking an electric power current |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4538196A (en) | Protective relay apparatus and method for providing single-pole tripping | |
CN103809052B (zh) | 超高压电网输电线路保护动模实验系统、带电功能测试方法 | |
Ransom | Get in step with synchronization | |
CN104953705B (zh) | 基于不完整一次主接线的内桥备用电源自动投入控制方法 | |
Schaefer | Art of generator synchronizing | |
KR20110015090A (ko) | 초전도 한류기를 고려한 재폐로 제어 시스템 및 그 제어 방법 | |
MXPA96005115A (en) | Method and apparatus for transfer between sources of electrical energy that block adaptative transfer until the voltage of charge achieves a secure value | |
CN105553091B (zh) | 两台主变不完整一次主接线扩大内桥备用电源投入方法 | |
JPH08149698A (ja) | 同期保護装置 | |
KR20180031184A (ko) | Bess 연계 배전계통의 적응형 재폐로 방법 | |
Revi et al. | Grid-Parallel and Islanding Operation Challenges of a Large Battery Energy Storage System at Cape Cod | |
RU2437193C1 (ru) | Способ, система и устройство дифференциальной защиты | |
SU1379855A1 (ru) | Способ автоматического повторного включени распределительной сети с односторонним питанием с секционированием ее на участки | |
Thakur et al. | Implementation of automatic bus transfer scheme on multi-function microprocessor based relays | |
CN214755490U (zh) | 非有效接地柴油发电机组中性点保护装置 | |
Elmore | Introduction and General Philosophies | |
JP3438288B2 (ja) | 異電源間無停電切替システム | |
Hansen et al. | 4160 Volt Bus Transfer System Re-Design at Reliant Energy's Cheswick Generating Station | |
Cidrás et al. | 8 Fault Analysis and Protection | |
JP3290245B2 (ja) | 瞬時電圧低下対策装置の再併入方法 | |
Energy | OOPS, Out-of-Phase Synchronization | |
JPH0245419B2 (ja) | ||
Hydro | Catastrophic Breaker Failures Due to Missing Current Zero-Crossings in Highly Shunt-Compensated 500 kV Lines—Point-on-Wave, Reclosing, and Protection Considerations | |
Cidrás et al. | Fault Analysis and Protection Systems | |
SU858170A1 (ru) | Устройство дл компенсации тока однофазного замыкани на землю в электрической сети |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |