JPH08145869A - 粒子分析装置 - Google Patents

粒子分析装置

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JPH08145869A
JPH08145869A JP6290907A JP29090794A JPH08145869A JP H08145869 A JPH08145869 A JP H08145869A JP 6290907 A JP6290907 A JP 6290907A JP 29090794 A JP29090794 A JP 29090794A JP H08145869 A JPH08145869 A JP H08145869A
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JP
Japan
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sample
flow
particle
slit
sample flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP6290907A
Other languages
English (en)
Inventor
雅明 ▲塙▼
Masaaki Hanawa
Masaaki Kurimura
正明 栗村
Hidetoshi Sugiyama
英利 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粒子検出におけるレーザ光束とスリットを用い
てサンプル流れを監視することにより、高精度でかつ鮮
明な粒子の静止画像が撮影できる粒子分析装置を実現す
る。 【構成】粒子検出用レーザをフローセル4に照射し、粒
子の散乱光静止画像をモニタ11上に表示する。一方、
サンプル流れ13はレーザとスリット27,スリット2
8により監視されている。フローセル内又は、サンプル
流れに異常をきたしている場合には、モニタ11上にア
ラームを表示して、装置を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流れている液体中の粒
子を撮像し、液体中の粒子を分析する粒子分析装置であ
り、特に尿,血液中の細胞や粒子を分析するのに適した
粒子分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尿沈査検査は尿を遠心濃縮しサン
プルをスライドガラスに移し、標本を作成し、顕微鏡検
査を行うものであった。この方法では、遠心分離の工程
において有形成分が破壊されたり、濃縮精度にばらつき
が生じたりした。また、検査工程に非常に時間のかかる
ものであった。
【0003】標本を作成せずに、流れているサンプル液
中の粒子画像を撮像し、得られた画像から粒子を分析,
分類するものは、特開平3−105235 号公報,特願平4−3
0383号明細書が知られている。
【0004】特開平3−105235 号公報では、フラットシ
ースフロー方式を応用した顕微鏡検査方法を採用してお
り、フローセル中サンプルを上部から下部へ流れの幅が
広くなるように偏平に流し、ストロボ光による静止画像
を撮影しその静止画像を用いて粒子を分析する方法が示
されている。
【0005】ここで、サンプルが尿の場合、尿中の粒子
の種類が多種にわたり、かつ大きさも異なる。代表的な
値は、赤血球,白血球が10μm程度,上皮細胞が数十
μm,円柱が100〜200μmである。このような場
合、同一倍率で細胞を分析することは不可能であり、測
定中に倍率を切り換える必要がある。特開平3− 105
235号公報では倍率切り換えの機構を持ち、切り換えに
伴いサンプル厚み,光源の光量も変化させている。
【0006】特願平4−30383号明細書では、さらに粒子
検出用光学系を粒子画像撮像系の中に組み込んだ方法が
示されている。すなわち、粒子検出用レーザ光束が、顕
微鏡画像撮像系の顕微鏡コンデンサレンズを通してサン
プル試料流れに照射する方法が述べられている。粒子検
出用の光学系を別に用意する必要がないこと、粒子検出
位置を出来るだけ粒子画像取り込み領域に近づけて配置
できる特徴がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】流れているサンプル液
の粒子の静止画像を解析するために、従来の方法では次
のような問題点がある。
【0008】(1)従来技術に開示された装置では、撮
像部におけるサンプル流の状態や位置については詳細に
示されていない。静止画像を撮影する際には、撮像部に
おけるサンプル流の形状及び位置は非常に重要である。
サンプル流が撮像領域を外れて流れていると、十分な画
像を得られないばかりではなく、分析精度が低下すると
いう問題がある。
【0009】(2)サンプル流れに異常をきたしている
場合、異常を判断する手段が無いためそのまま分析を続
けることになり、分析精度の低下あるいは誤った分析結
果を出力するという問題点がある。
【0010】(3)フローセル内に前サンプルの残留液
がある場合次のサンプルを流した時に誤った分析結果を
出力するという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、粒子検出系を持つ粒子分
析装置で、撮像部におけるサンプル流れを監視し、常に
高精度で鮮明な静止画像の撮れる粒子分析装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の粒子分析装置では、粒子検出におけるレ
ーザ光束による散乱光とスリットを用いてサンプル流れ
を監視する。粒子検出におけるレーザ光束は、画像取り
込み視野よりサンプル流れの上流とし、サンプル流れの
幅方向に対しフローセル全面に照射する。スリットは、
2種類を用意する。一つは、画像取り込み視野外の光を
制限するものであり、もう一方は画像取り込み視野内の
光を制限するものである。
【0013】測定サイクルはフローセル内にシース液の
みを流し続いてサンプルを流す。サンプル流れが安定し
た後測定を開始し、測定終了後フローセル内を洗浄する
ものとする。フローセル内がシース液のみの時及び洗浄
時は、画像取り込み視野外の光を制限するスリットを用
いる。サンプル流れ安定後ある時間画像視野外の光を制
限するスリットに切替え、測定時には、再び元のスリッ
トに戻す。
【0014】フローセル内にサンプルが流れ込む直前に
粒子検出信号をサンプリングし、何らかの信号が得られ
れば、洗浄不足或いは何らかの原因でフローセル内にサ
ンプルが残留しているものと判断し、アラームを表示し
て装置を停止させる。またスリットを画像取り込み視野
内の光を制限するものに切替後、何らかの信号が得られ
た場合も、サンプル流れの位置ずれ或いは流れに何らか
の異常をきたしていると判断し、前記同様に装置を停止
させる。
【0015】測定するサンプルにより、測定途中でサン
プル流れの条件を変化させる必要がある場合流れの条件
変化させると共に、スリットを画像取り込み視野内の光
を制限するスリットに切替え、サンプル流れ安定後ある
時間検出信号をサンプリングし、再びスリットを戻し測
定を続ける。ここで、スリット切替により何らかの信号
が得られた場合は、前述と同様に、装置を停止させる。
【0016】装置停止後は、フローセル内を洗浄或いは
装置再調整を行いアラームの出たサンプルを再測定す
る。
【0017】以上のことは、粒子検出用レーザとスリッ
トを用いてサンプル流れを監視することにより可能とな
る。
【0018】
【作用】高精度で鮮明な静止画像の撮れる粒子分析装置
を提供することを目的とし、粒子検出におけるレーザ光
束とスリットを用いてサンプル流れを監視することによ
り次のような作用がある。
【0019】測定直前のサンプル流れの位置を監視する
ことにより、規定領域外を流れるサンプルに対しては、
アラームを出して再測定することができる。従って測定
するサンプルは常に規定領域内を流れるため高精度な粒
子分析を行うことができる。サンプル流れに異常をきた
している場合も、同様にアラームを出して再測定するこ
とにより、誤った分析結果を出力すること無く高精度な
粒子分析を行うことができる。
【0020】測定前のフローセル内を監視することによ
り前のサンプルの持ち越しの有無が判断でき、持ち越し
がある場合はアラームを出して再測定することができ
る。従って、誤った分析結果を出力すること無く高精度
な粒子分析を行うことができる。
【0021】測定途中でサンプル流れの条件を替えた場
合もサンプル流れを監視することにより上記同様に分析
が行える。
【0022】サンプル流れの位置を監視するスリット
で、粒子検出信号のサンプリング時間を制御することに
より、サンプル注入から安定流に至るまで、また、サン
プル流れ切替えから安定流に至るまでの時間を把握でき
るため、無駄の無い分析を行うことができる。
【0023】以上の作用により、粒子検出系を持つ粒子
分析装置で、サンプル流れを監視することにより、高精
度で鮮明な静止画像の撮れる粒子分析装置を提供するこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0025】図1は、本発明の粒子分析装置の系統図で
ある。顕微鏡光源であるフラッシュランプ1を出た光は
顕微鏡光軸9上を進み、フィールドレンズ2で集められ
コンデンサレンズ3を通ってフローセル4内のサンプル
流れ13上に集光される。顕微鏡対物レンズ5により粒
子画像は結像位置6に像を形成する。この結像位置の像
は、投影レンズ7によりTVカメラ8の撮像画面上に投
影され、モニタ11に静止画像として表示される。
【0026】フラッシュランプ1の発光のタイミング
は、粒子検出系の検出信号に従って制御される。連続発
振しているレーザ光源15からの光束は、コリメータレ
ンズ16で平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ
17で光束の一方向のみ集束させる。レーザ集束位置は
フローセル内サンプル流れの上流であり、反射鏡18お
よび微小反射鏡19をへて照射される。測定対象である
サンプル粒子がレーザ光束をよぎると、レーザ光は光散
乱され、この散乱光は粒子像撮影につかう顕微鏡対物レ
ンズ5で集められ、ハーフミラー20で反射させ光検出
器22で電気信号に変換され粒子検出信号を得る。
【0027】レーザ光源15は常時点灯しており、常に
サンプル中の粒子が検出領域を通過するのを観察してい
る。粒子が通過し散乱光による粒子検出信号が所定の信
号レベル以上有れば、フラッシュランプ1をランプ制御
回路23とランプ駆動回路24により粒子の画像が画像
取り込み視野の定められた位置に止まるようなタイミン
グで発光する。
【0028】TVカメラの出力信号は画像メモリ25に
記憶され、静止画像はモニタ11上に表示される。
【0029】フローセル4内のサンプル流れ13はレー
ザ光束35と画像取り込み視野外の光を制限したスリッ
ト27と画像取り込み視野内の光を制限したスリット2
8により監視されている。先ずスリット27をセットし
フローセル4内にサンプルを流す直前に光検出機22の
信号をサンプリングする。信号が得られればアラームを
モニタ11上に表示し、装置を停止させる。信号が得ら
れなければ、スリット切替機構26を作動させスリット
28に切替える。フローセル4内にサンプルが流れ込
み、安定流が形成された後に光検出器22の信号をある
一定時間サンプリングし、信号が得られれば前記同様
に、装置を停止させる。信号が得られなければ、再びス
リット切替機構26を作動させスリット27に切替え測
定を開始する。
【0030】図2(a),(b)は、サンプル流れとスリ
ットの位置関係の一実施例である。図2(a)で、レー
ザ光束35はサンプル流れ13の流れの幅方向に対し、
フローセル全面に照射する。規定領域内を流れるサンプ
ル流れ13内の粒子がレーザ光束35を通るとレーザ光
束35は光散乱され、画像取り込み視野外の光を制限し
たスリット27を通り光検出器22へと向かう。測定前
のフローセル4内にはサンプル流れ13は無くシース液
のみが流れている。このため光散乱は得られないのが通
常であるが、もし、光検出器22により、検出信号を得
た場合は、モニタ11上にアラームを表示して、装置を
停止する。図2(b)は画像取り込み視野内の光を制限
するスリット28に切替えた場合の位置関係の例であ
る。この場合も規定領域内を流れるサンプル流れ13に
よる光散乱が得られるが、スリット28により光検出器
22へ向かう光は遮断されるのが通常であるが、サンプ
ル流れの位置ずれが生じていたり、何らかの原因でサン
プル流れに異常をきたしている場合は、画像取り込み視
野外より検出信号を得る。この場合も、モニタ11上に
アラームを表示して装置を停止する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)サンプル流れを監視することによりフローセル内
及びサンプル流れに異常が生じた場合そのサンプルの再
測定を行うことができる。
【0032】(2)サンプル流れに異常をきたしている
場合にサンプル流れを監視することにより、誤った分析
結果の出力を防ぐことができる。
【0033】(3)サンプルを流す前のフローセル内を
監視することで前のサンプルの持ち込みの有無を判断で
きるため誤った分析結果の出力を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒子検出装置の系統図。
【図2】サンプル流れとスリットの位置関係を示す説明
図。
【符号の説明】
1…フラッシュランプ、4…フローセル、8…TVカメ
ラ、9…光軸、11…モニタ、13…サンプル流れ、1
5…レーザ光源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フローセルにサンプルを供給し、前記フロ
    ーセルにサンプル液の外層として流れるシース液を供給
    し、粒子の通過を検出し、パルスランプを光源とし粒子
    を撮像し、得られた画像を解析し粒子の分析をする粒子
    分析装置において、レーザ光束とスリットを用いてサン
    プル流れを監視することを特徴とする粒子分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記スリットを複数持
    ち、かつ切替えの機構を備える粒子分析装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、サンプル流れに異常を
    きたした場合には、アラームを表示して、装置を停止す
    る粒子分析装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記レーザ光束とスリ
    ットを用いて測定前のフローセル内を監視する粒子分析
    装置。
JP6290907A 1994-11-25 1994-11-25 粒子分析装置 Pending JPH08145869A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6290907A JPH08145869A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 粒子分析装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6290907A JPH08145869A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 粒子分析装置

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JPH08145869A true JPH08145869A (ja) 1996-06-07

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ID=17762059

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JP6290907A Pending JPH08145869A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 粒子分析装置

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JP (1) JPH08145869A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191163A (ja) * 2000-09-06 2008-08-21 Guava Technologies Inc 粒子分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191163A (ja) * 2000-09-06 2008-08-21 Guava Technologies Inc 粒子分析装置

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