JPH08145642A - 部品認識方法および部品認識装置 - Google Patents

部品認識方法および部品認識装置

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JPH08145642A
JPH08145642A JP29086694A JP29086694A JPH08145642A JP H08145642 A JPH08145642 A JP H08145642A JP 29086694 A JP29086694 A JP 29086694A JP 29086694 A JP29086694 A JP 29086694A JP H08145642 A JPH08145642 A JP H08145642A
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Fumio Sato
文雄 佐藤
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品と背景との間に濃度差がなくても部品を
背景から区別して認識できる方法、装置の提供。 【構成】 部品12と背景13の両方にピントがあった
画像と部品12のみにピントがあった画像の、各画素で
の濃度差から部品12の画像のみをとり出した画像を生
成して部品12を認識する方法、装置。部品38に貼付
したカラーマーク37を複数のカラーフィルター34、
35、36を通して撮像した複数の画像29、30、3
1から最も平均濃度値の低いものに対応するカラーフィ
ルター34、35、36の色からカラーマーク37の色
と部品の種類を認識する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品認識方法、とくに部
品認識のための画像処理方法と、部品認識装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カメラ、たとえばCCDカメラ、で撮像
した画像データを基にして部品を認識するには、部品を
背景から区別することが必要である。従来、特開昭62
−185486号公報は、検出物を背景と区別するため
に、背景部分の明度を検出して、しきい値を補正する画
像処理装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来画
像処理装置による画像処理には次の問題がある。すなわ
ち、対象物と背景部分に明度差や濃度差がないとしきい
値が設定できず、検出ができない。たとえば、図16に
示すように対象物と背景との間に所定値以上の濃度差が
あれば、その間にしきい値の設定が可能で、対象物と背
景部分を区別できるが、図17に示すように対象物と背
景との間に濃度差がなければしきい値の設定ができな
い。そのため、2値化画像での検出ができない。図18
に示すように対象物と背景が類似した濃度値をしている
場合、背景と対象物を区別できない。そのため、正規化
相関処理による対象物認識精度が低下する。本発明の目
的は、検出対象物である部品と背景との間に濃度差がな
くても、部品前面と背景との間に間隔がありさえすれ
ば、部品を背景から区別して認識できる部品認識方法お
よびその装置を提供することにある。本発明のもう一つ
の目的は、検出対象物である部品と背景との間に濃度差
がなくても、部品前面に部品の種類に応じて施したカラ
ーマークの色に基づいて、部品の種類を認識できる部品
認識装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の方法、装置は次の通りである。 (1)部品と背景の両方がカメラの焦点深度内に入るよ
うにカメラを焦点調整し撮像した第1の画像データを濃
淡画像処理装置内の第1のメモリに取り込み、部品と背
景のうち部品のみがカメラの焦点深度内に入るようにカ
メラを焦点調整し撮像した第2の画像データを濃淡画像
処理装置内の第2のメモリに取り込む画像データ取り込
み工程と、画枠内の各画素について第1の画像データの
濃度値と第2の画像データの濃度値の差を求め、濃度値
の差が所定値以内にあれば第1の画像データの濃度値ま
たは第2の画像データの濃度値のままとし濃度値の差が
所定値を越えれば濃度値を0に置き換える操作を全画素
について実行して1画像を生成する画像処理工程と、を
有する部品認識方法。 (2)焦点調整機構付きレンズを有するカメラと、該カ
メラに接続された濃淡画像処理装置と、前記焦点調整機
構付きレンズに接続された焦点距離調整装置と、該焦点
距離調整装置と前記濃淡画像処理装置に接続された制御
装置と、を有しており、前記濃淡画像処理装置は、部品
と背景の両方がカメラの焦点深度内にある第1の画像デ
ータを格納する第1のメモリと、部品のみがカメラの焦
点深度内にある第2の画像データを格納する第2のメモ
リと、画枠内の各画素について第1の画像データの濃度
値と第2の画像データの濃度値の差を求め、濃度値の差
が所定値以内にあれば第1の画像データの濃度値または
第2の画像データの濃度値のままとし濃度値の差が所定
値を越えれば濃度値を0に置き換える操作を全画素につ
いて実行して1画像を生成する画像データ比較処理部を
備えている、部品認識装置。 (3)部品のカラーマークを撮像するカメラと、該カメ
ラに接続された濃淡画像処理装置と、該濃淡画像処理装
置に接続されたモニターと、前記部品と前記カメラとの
間に配設された複数色のフィルターと、を有しており、
前記濃淡画像処理装置は、複数色のフィルターを介して
取り込んだ複数の画像を格納する画像メモリと、複数の
画像に対しそれぞれウインドウを設定するウインドウ設
定部と、それぞれのウインドウ内の平均濃度値を演算す
る平均濃度演算部と、全ウインドウから最も低い平均濃
度値のウインドウを見つける濃度値比較部と、を有して
いる、部品認識装置。
【0005】
【作用】上記(1)の方法では、第1の画像データの各
画素における濃度値と、第2の画像データの各画素にお
ける濃度値とは、部品に対応する画素においては等しい
かあるいはほぼ等しいが、背景部分に対応する画素にお
いてはピントのずれによる濃度値の変化により異なって
いるので、それらの差が所定値以上のものの濃度値を0
に置き換えて生成した画像では、部品に対応する画素に
ついては元の濃度値そのままが残り、背景に対応する画
素については濃度値が0となって、部品に対応する部分
のみに濃度値をもつ画像データを作ることができる。こ
れによって、部品を背景から鮮明に区別できる。その
後、予じめ登録しておいた部品パターンと正規化相関値
をとって、部品の認識を行う。上記(2)の装置では、
制御装置により焦点距離制御装置を制御し、焦点機構付
きレンズの焦点を調整して、第1の画像データと第2の
画像データを作り、濃淡画像処理装置に送信し、入力す
る。濃淡画像処理装置では、第1の画像データと第2の
画像データの濃度差を画素単位でとって濃度差が所定値
以上の場合にその画素の濃度値を0とおいて、部品に対
応する部分のみに濃度値をもつ、したがって部品を背景
から区別した1つの画像データを作成する。ついで、予
じめ登録しておいた部品パターンと正規化相関値をとっ
て部品の認識を行う。上記(3)の装置では、カラーマ
ークをカラーフィルターを通して撮像した場合、カラー
マークとカラーフィルターとが同色の場合(たとえば、
赤、赤)は画像の色はカラーマークと同じとなって濃度
は変らないが、カラーマークとカラーフィルターとが異
なる色の場合(たとえば、赤、緑)は、画像の色はカラ
ーマークの色と異なって色が濃くなり、濃度が大にな
る。この原理を利用して、部品に付けた単一のカラーマ
ークを、複数の互いに異なる色のカラーフィルターを通
して撮像した複数の画像の中から最も平均濃度値の低い
画像を選び出し、それに対応するカラーフィルターの色
から対象の部品のカラーマークの色がわかり、その色の
カラーマークに対応する部品の種類を認識できる。カラ
ーまで識別できなくても濃淡だけ識別できる画像処理装
置を利用して部品を認識できるので、装置のコストが大
幅に小なもので済む。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図1〜
図15を参照して説明する。図中、図1〜図9は本発明
の第1実施例に対応し、図10〜15は本発明の第2実
施例に対応する。まず、本発明の第1実施例の装置(請
求項2に対応)を説明する。図1に示すように、部品を
背景と共に撮像するためのCCDカラメが設けられる。
CCDカメラ1は焦点調整機構付きレンズ2を有する。
CCDカメラ1は濃淡画像処理装置3と電気的に接続さ
れていて、CCDカメラ1の撮像データは濃淡画像処理
装置3に送信される。焦点調整機構付きレンズ2は、焦
点距離調整装置4に接続されており、焦点距離調整装置
4によって焦点調整される。焦点距離調整装置4と濃淡
画像処理装置3とは制御装置5としてのホストコンピュ
ーターに接続されている。濃淡画像処理装置3で画像処
理され、正規化相関処理をとって判定されたデータはホ
ストコンピューター5に送信される。ホストコンピュー
ター5は焦点距離調整装置4を制御し、焦点を調整す
る。
【0007】図3は、認識対象物である部品12と背景
13を示しており、部品12の前面(カメラ1に近い側
の面)は背景13との間には間隔dがある。14は撮像
された画面枠である。部品12の前面と背景13の両方
がカメラの焦点深度内にあるように焦点調整された場合
の焦点深度は図3のf1の領域にわたって存在し、部品
12の前面と背景13のうち部品12の前面のみがカメ
ラの焦点深度内にあるように焦点調整された場合の焦点
深度は図3のf2の領域にわたって存在する。
【0008】濃淡画像処理装置3は、コンピューター
(ホストコンピューター5とは別の、小型のコンピュー
ター)からなり、図2に示すように、カメラ1の撮像を
画像データとして保存する第1の画像メモリ6および第
2の画像メモリ7、メモリ6、7に入力、保存された2
つの画像データを比較して部品12の画像を背景13か
ら区別した画像データを生成する画像データ比較処理部
8、生成データと予じめ登録した部品パターン(マスタ
ーパターン)のデータとの正規化相関(正規化相関自体
は公知の手法)をとる正規化相関処理部9、部品画像デ
ータを予じめマスターパターンとして登録しておく辞書
パターン10、および正規化相関処理の結果から撮像し
た部品12が予じめ登録したマスターパターンの部品と
同種類のものか否かを判定する判定処理部11、を有す
る。
【0009】部品12と背景13の両方がカメラの焦点
深度内にある撮像データは第1の画像データとして第1
のメモリ6に入力、保存され、部品12のみがカメラの
焦点深度内にある撮像データは第2の画像データとして
第2のメモリ7に入力、保存される。画像データ比較処
理部8は、画素(枠画内の画面を格子状に複数に分割し
たときの1つ1つの画面部分)単位で、第1の画像デー
タと第2の画像データの濃度差を求め、濃度差が所定値
(微小基準値)以内にあれば第2の画像データのその画
素の濃度値をそのままとし、濃度差が所定値を越えれば
第2の画像データのその画素の濃度値を0に置き換える
ことを全画素について演算して、部品12に対応する部
分の画素に0でない濃度値(濃度分布)をもつ1画像を
生成する手段からなる。
【0010】つぎに、本発明の第1実施例の方法(請求
項2に対応)を説明する。図7に示すように、工程10
1で、ホストコンピューター5の指令により焦点距離調
整装置4で焦点調整機構付きレンズ2を調整し、カメラ
1のピントを部品12と背景13の両方に合わせる。工
程102で、CCDカメラ1で撮像する。工程103
で、CCDカメラ1の撮像データを濃淡画像処理装置3
に送り、第1の画像データとして第1の画像メモリ6に
入力、保存する。同様に、工程104で、ホストコンピ
ュータ5の指令により焦点距離調整装置4で焦点機構付
きレンズ2を調整し、カメラ1のピントを部品12のみ
に合わせ、背景13をぼかす。工程105で、CCDカ
メラ1で撮像する。工程106で、CCDカメラ1の撮
像データを画像処理装置に送り、第2の画像データとし
て第2の画像メモリ7に入力、保存する。ステップ10
1〜103と、ステップ104〜106はどちらを先に
実行してもよい。図4は第1の画像データのA−A′線
(図3)に沿う画素群の濃度分布を示しており、図5は
第2の画像データのA−A′線に沿う画素群の濃度分布
を示している。図4の濃度分布では、部品12に対応す
る部分も背景13に対応する部分も高周波成分(濃淡が
鮮明)をもつが、図5の濃度分布では、部品12に対応
する部分のみが高周波成分をもち、背景13に対応する
部分はなまされて高周波成分をもたない。したがって、
濃度値は、部品12に対応する部分では図4、図5は同
じであるが、背景13に対応する部分では異なる。
【0011】ついで、画像データ比較処理部8にて、工
程107〜112を実行する。まず、工程107にて画
素番号nを1とおく。工程108に進み、第1のメモリ
6の画像の画素番号nの濃度値と第2のメモリ7の画像
の画素番号nの濃度値との差をとり、この差が所定値
(微小の基準値)以上か否かを判定する。所定値以上な
ら工程110に進んで第2のメモリ7の画素番号nの濃
度値はそのまま保持し、所定値より小なら工程109に
進んで第2のメモリ7の画素番号nの濃度値に0を入れ
る。ついで、工程111に進み、nが1つの画像データ
の全画素数を越えたか否かを判定し、越えていなければ
工程112に進んでnをn+1として、再び工程108
に戻り、これを工程111でnが全画素数を越えるまで
繰り返す。この操作によって、図4と図5の濃度分布の
うち、濃度分布が同じところはそのままの濃度分布が残
され、濃度分布が異なるところは濃度値が0とされた、
図6に示す新しい画像が生成される。図6は、部品12
に対応する部分のみが濃度分布をもち、背景13に対応
する濃度値0の画像である。これによって、部品12と
背景13との間に明度差、濃度差がほとんどない場合で
あっても、図6に示すような部品12のみが浮き出た、
したがって、部品12と背景13とが明瞭に区別された
画像が作成される。
【0012】ついで、工程113に進み、正規化相関処
理部9にて、新たに生成された画像(図6の濃度分布を
もつ画像で、第2のメモリ7に新たに生成されている画
像)と辞書パターン10に予じめ登録されている部品1
2用のマスターパターンとの正規化相関処理を行う(各
画像について濃度分布が類似しているかどうかを判定す
る)。そして、工程114で正規化相関値が1に近いか
否かを判定して、部品12が予じめ辞書パターン10に
登録した部品と同じ種類の部品か否かを判定する。辞書
パターン10への登録は、最初に画像データ比較処理部
8で2画像から生成した1画像内の部品画像をウインド
ウで仕切り、マスターパターンとして登録すればよい。
【0013】上記方法を用いた部品認識において、背景
による認識率への影響を焦点深度を変えることにより検
証するために、カメラの位置、絞り、部品の位置を固定
し、図8に示すように、次の〜の5通りに水準を変
えて撮像した。設定条件は、部品12の前面と背景13
との間隔は80mm、カメラと部品前面の距離は355
mmであった。 部品、背景とも焦点深度外、焦点深度84mm 部品が焦点深度内、背景が焦点深度外、焦点深度8
9mm 部品が焦点深度内、背景が焦点深度外、焦点深度9
5mm 部品が焦点深度内、背景が焦点深度内、焦点深度1
19mm 部品が焦点深度外、背景が焦点深度内、焦点深度1
25mm 上記の、の状態で部品をパターン登録し、各水準で
の正規相関処理を行い、相関値を求めた。結果を図9に
示す。の状態でマスターパターン登録し、正規相関を
とると高精度で部品を背景から区別して部品を認識でき
ることがわかる。
【0014】つぎに、本発明の第2実施例の装置を説明
する。第2実施例の部品認識装置は、図10に示すよう
に、部品38のカラーマーク37(たとえば、図14の
赤マーク40、緑マーク41、青マーク42から選択さ
れたマーク)を撮像するカメラ(CCDカメラ)21
と、カメラ21に接続された濃淡画像処理装置22と、
濃淡画像処理装置22に接続されたモニター27と、部
品38とカメラ21との間に配設された複数色(たとえ
ば、赤、青、緑)のカラーフィルター34、35、36
(たとえば34は赤フィルター、35は緑フィルター、
36は青フィルター)をもつミラー33と、を有してい
る。図13の39はカメラケースである。濃淡画像処理
装置22は、複数色のフィルター34、35、36を介
して取り込んだ複数の画像29、30、31を格納する
画像メモリ23と、複数の画像29、30、31に対し
それぞれウインドウ32を設定するウインドウ設定部2
4と、それぞれのウインドウ32内の画像部分の平均濃
度値を演算する平均濃度演算部25と、全ウインドウ3
2から最も低い平均濃度値のウインドウを見つける濃度
値比較部26を有する。
【0015】第2実施例の装置を用いて行う部品認識方
法の原理を図14を参照して説明する。カラーマーク3
7(色は40、41、42の何れか1つ)をフィルター
34、35、36を通して撮像したとき、画像29、3
0、31の色はマークの色と変化しないかあるいはマー
クの色より濃い色となり、濃度でいえば変化しないか濃
度大となる。たとえば、赤色のマーク40を赤フィルタ
ー34、緑フィルター35、青フィルター36を通して
見た場合、カラーマーク40はフィルターが同色であれ
ば変化なくモニター上では淡い色として見え、フィルタ
ーが他色であれば赤色フィルター34を通した色よりも
濃い色となって見える。同様に、緑色のマーク41、青
色のマーク42においても、フィルターを通すことによ
り、変化しなかったり、濃く見えたりする。
【0016】第2実施例の装置を用いて実行する部品認
識方法を図10〜図15、とくに図15を参照して説明
する。カラーマーク37に対して、フィルター34、3
5、36を貼ったミラー33を用いて反射させた像をC
CDカメラ21で撮像する(図15の画像取り込み工程
201)。ミラー34は3つに分割されており、対象の
カラーマーク37を同時に撮像できるように角度をつけ
て配置する。また、ミラー33には、分割した枚数ごと
に異なる色のフィルター34、35、36を貼りつけ
る。それにより、同一のカラーマーク37に対して複数
のフィルター34、35、36を通した像が一度にCC
Dカメラ21で撮像できる。使用する際はカメラ−ケー
ス39(図13参照)にCCDカメラ21、ミラー33
を一体に納めて用いる。
【0017】ついで、図15の画像処理工程202〜2
06にて各画像29、30、31の濃度値を求める。取
り込んだ画像29、30、31に対してそれぞれウイン
ドウ32を設定する。モニター28に写し出される複数
の画像29、30、31は、ミラー33の分割面間に角
度が付いているため、その形状が異なる。そこで、ウイ
ンドウ32はカラーマーク37の像29、30、31だ
けを検出するようにカラーマークより小さいサイズに設
定して、その平均濃度値を計測する。各ウインドウ32
ごとに計測した各画像29、30、31の濃度値は、工
程207で互いに比較され、工程208で平均濃度値の
最も低いウインドウが見つけ出される。ついで、図15
の、色の判定工程209にて平均濃度値の最も低いウイ
ンドウに対応したフィルターと同じ色のカラーマーク3
7の色から、対象の部品38の種類を判定する。ただ
し、部品38には、予じめ異なる種類ごとに異なる色の
カラーマーク37を貼付しておくものとする。
【0018】第2実施例では、分割したミラー33に複
数のカラーフィルター34、35、36を貼り付け、同
時にCCDカメラ21で取り込むことにより、単一フィ
ルターの場合のようなフィルター取り換え作業がなくな
り、また取り込みが1回でよいため、処理時間は単一フ
ィルターの複数回取り換える場合に比べて約1/3に短
縮される。また、カラーカメラ、カラー画像処理装置を
用いる必要がなく、濃淡CCDカメラ、濃淡画像処理装
置でよいため、安価である。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、焦点深度を変えて撮
像した2つの画像データから、各画素に対し、濃度差が
所定値以内ならそのまま濃度値を残し所定値を越えれば
濃度値を0に置き換えて、1画像を生成するようにした
ので、部品を背景から区別でき、高精度で部品を認識す
ることができる。請求項2によれば、濃淡画像処理装置
を設けたので焦点深度を変えて撮像した2つの画像デー
タから部品と背景を区別した画像データを生成でき高精
度で部品認識できるとともに、焦点距離調整装置を設け
たので、カメラの焦点深度を変えて2つの画像データを
とることができる。請求項3によれば、部品に貼付した
カラーマークを互いに色の異なる複数のカラーフィルタ
ーを介してCCDカメラで撮像した複数の画像から最も
平均濃度値の低い画像を選出してカラーマークの色を判
定し、部品の種類を認識するようにしたものであるた
め、部品と背景との濃度差に無関係に、部品を認識で
き、しかも短時間に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の部品認識装置の系統図で
ある。
【図2】図1のうち濃淡画像処理装置の詳細系統図であ
る。
【図3】部品と背景の概略図である。
【図4】部品と背景がともに焦点深度内にある状態で撮
像した、図3のA−A′線に沿う、濃度分布図である。
【図5】部品は焦点深度内にあり背景は焦点深度外にあ
る状態で撮像した、図3のA−A′線に沿う、濃度分布
図である。
【図6】図4と図5の濃度を比較し差が大きいところを
0にした状態の濃度分布図である。
【図7】本発明の第1実施例の部品認識方法のフロー図
である。
【図8】撮像試験例の概略図である。
【図9】撮像状態の違いによる相関値の変化を示すグラ
フである。
【図10】本発明の第2実施例の部品認識装置の系統図
である。
【図11】図10のうちミラー近傍正面図である。
【図12】図10のうちモニターの正面図である。
【図13】図10のうちミラー近傍の側面図である。
【図14】図10のうちモニターの各画像の濃度の変化
の関係を示す図である。
【図15】本発明の第2実施例の装置を用いて実行する
部品認識方法のフロー図である。
【図16】従来例の、対象物と背景の濃度差大のときの
濃度分布図である。
【図17】従来例の、対象物と背景の濃度差小のときの
濃度分布図である。
【図18】従来例の対象物と背景の濃度分布が小さい濃
度分布図である。
【符号の説明】 1 CCDカメラ 2 焦点頂点機構付きレンズ 3 濃淡画像処理装置 4 焦点距離調整装置 5 制御装置(ホストコンピューター) 6 第1の画像メモリ 7 第2の画像メモリ 8 画像データ比較処理部 9 正規化相関処理部 10 辞書パターン 11 判定処理部 12 部品 13 背景 21 CCDカメラ 22 濃淡画像処理装置 27 モニター 28 CCDカメラで撮像したミラーの反射像 29、30、31 対象物の画像 32 対象物に設定するウィンドウ 33 ミラー 37 カラーマーク 34、35、36 カラーフィルター 38 部品 39 カメラケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品と背景の両方がカメラの焦点深度内
    に入るようにカメラを焦点調整し撮像した第1の画像デ
    ータを濃淡画像処理装置内の第1のメモリに取り込み、
    部品と背景のうち部品のみがカメラの焦点深度内に入る
    ようにカメラを焦点調整し撮像した第2の画像データを
    濃淡画像処理装置内の第2のメモリに取り込む画像デー
    タ取り込み工程と、 画枠内の各画素について第1の画像データの濃度値と第
    2の画像データの濃度値の差を求め、濃度値の差が所定
    値以内にあれば第1の画像データの濃度値または第2の
    画像データの濃度値のままとし濃度値の差が所定値を越
    えれば濃度値を0に置き換える操作を全画素について実
    行して1画像を生成する画像処理工程と、を有すること
    を特徴とする部品認識方法。
  2. 【請求項2】 焦点調整機構付きレンズを有するカメラ
    と、 該カメラに接続された濃淡画像処理装置と、 前記焦点調整機構付きレンズに接続された焦点距離調整
    装置と、 該焦点距離調整装置と前記濃淡画像処理装置に接続され
    た制御装置と、を有しており、 前記濃淡画像処理装置は、部品と背景の両方がカメラの
    焦点深度内にある第1の画像データを格納する第1のメ
    モリと、部品のみがカメラの焦点深度内にある第2の画
    像データを格納する第2のメモリと、画枠内の各画素に
    ついて第1の画像データの濃度値と第2の画像データの
    濃度値の差を求め、濃度値の差が所定値以内にあれば第
    1の画像データの濃度値または第2の画像データの濃度
    値のままとし濃度値の差が所定値を越えれば濃度値を0
    に置き換える操作を全画素について実行して1画像を生
    成する画像データ比較処理部を備えている、ことを特徴
    とする部品認識装置。
  3. 【請求項3】 部品のカラーマークを撮像するカメラ
    と、 該カメラに接続された濃淡画像処理装置と、 該濃淡画像処理装置に接続されたモニターと、 前記部品と前記カメラとの間に配設された複数色のフィ
    ルターと、を有しており、 前記濃淡画像処理装置は、複数色のフィルターを介して
    取り込んだ複数の画像を格納する画像メモリと、複数の
    画像に対しそれぞれウインドウを設定するウインドウ設
    定部と、それぞれのウインドウ内の平均濃度値を演算す
    る平均濃度演算部と、全ウインドウから最も低い平均濃
    度値のウインドウを見つける濃度値比較部と、を有して
    いる、ことを特徴とする部品認識装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215180A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 矢崎総業株式会社 ワイヤーハーネス外観検査装置
JP2019523424A (ja) * 2016-08-01 2019-08-22 ショット シュヴァイツ アー・ゲーSCHOTT Schweiz AG 透明なボディの光学検査を行う方法および装置
JP2022124932A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社椿本チエイン 検出方法、検出装置、検出システム及びコンピュータプログラム

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