JPH08144733A - オイルミスト分離回収装置 - Google Patents

オイルミスト分離回収装置

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JPH08144733A
JPH08144733A JP6312592A JP31259294A JPH08144733A JP H08144733 A JPH08144733 A JP H08144733A JP 6312592 A JP6312592 A JP 6312592A JP 31259294 A JP31259294 A JP 31259294A JP H08144733 A JPH08144733 A JP H08144733A
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JP
Japan
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oil mist
cylindrical portion
gas
center
discharge pipe
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Application number
JP6312592A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsukamoto
浩詞 塚本
Yoshiki Funahashi
芳樹 舟橋
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒径の小さいオイルミストを効率よく回収す
る。 【構成】 オイルミスト分離回収装置の本体10は、円
筒部11aと逆円錐台部11cとオイル回収部11dを
設けており、円筒部の上端には上板11bが取り付けら
れている。円筒部の上端近傍にはガス供給管12が取り
付けられ、上板を貫通してガス排出管13が取り付けら
れている。ガス排出管内には、オイルミスト分離部材2
0が設けられている。オイルミスト分離部材は、縦棒2
1a1 ,21a2 と横棒21b1 ,21b2 を有する縦
長の四角形状の支持枠21を設けている。縦棒間には、
ステンレスの線材23が互いに略平行にかつ中心に向け
て下方に傾斜して卷かれる。本体内で除去され難い粒径
が2μm程度以下の微小な粒子を含むガスは、ガス排出
管13内に流入し、排出管内を螺旋状に旋回して進行
し、微小な粒子が線材23に効率よく吸着し除去され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルミスト分離回収
装置に係り、特に自動車等の車両用エンジンのクランク
室内に溜ったブローバイガスに含まれる粒径の小さいオ
イルミストを分離回収するのに適したオイルミスト分離
回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオイルミスト分離回収装
置としては、例えば実開昭51ー7540号公報に示す
ように、自動車用エンジンのブローバイガス還流管の一
部に介装されたオイルミスト分離回収装置(ブローバイ
ガスの還元装置)が知られていた。このオイルミスト分
離回収装置は、図8に示すように、上端が封止された円
筒部2と、その下端に連結された逆円錐筒部3と、その
下側に設けたオイル受け部4とを有する本体1と、円筒
部2の上端近傍の開口部に連結されたガス供給管5と、
円筒部2の上端面2aの中心を貫通して設けたガス排出
管6とを備えている。そして、ガス供給管5から送られ
たオイルミストを含んだガスが、本体1内の円筒空間を
旋回することにより、管壁にオイルミストが当たって凝
縮するサイクロン効果により、オイルミストが分離回収
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記オイルミ
スト分離回収装置においては、2μm程度以下の微小粒
径のオイルミストの回収効率が不十分である。そして、
その回収効率を高めるためには、本体1の径を小さくし
てオイルミストに加わる遠心力を大きくする必要がある
が、その結果として装置の圧力損失が大きくなるという
問題がある。
【0004】ところで、上記サイクロン方式のオイルミ
スト分離回収装置の場合、ガス供給管内とガス排出管内
におけるガス流の速度分布が異なっている。すなわち、
図7に示すように、ガス供給管5内においては管壁近傍
で小さくなる他はほぼ均一な速度分布Vになっている
が、ガス排出管6内における速度分布は、本体1内にお
ける旋回流の影響により、長さ方向の速度分布Vz 及び
径方向の速度分布Vθ共に管壁の近傍部分の速度が管中
心の速度に比べて非常に大きなものになっている。すな
わち、ガス排出管内におけるガスの流れは、管壁近辺に
沿った螺旋形状になっている。このような事実に基づい
て、本件発明者はサイクロン方式のオイルミスト分離回
収装置における微小粒径のオイルミストの効率的な除去
についての方法を想到するに至った。すなわち、本発明
は、上記した問題に対し、圧力損失を抑制しつつオイル
ミスト混入ガス中の粒径の細かいオイルミストを効率良
く除去することが可能なオイルミスト分離回収装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、上端面
が板材により封止された円筒部と、円筒部の下端に連結
された逆円錐筒部と、円錐筒部の下端開口部に連結され
たオイル受け部とを設けてなる本体と、円筒部の上端近
傍の開口部に連結されたガス供給管と、円筒部の板材の
中心に板材を貫通して設けたガス排出管と、ガス排出管
内の一定範囲内にてガス排出管の軸線から管壁の間に配
設された少なくとも1個の縦長の枠体と、枠体の縦棒間
に管壁から中心に向けて下方に傾斜して互いに略平行に
巻き付けられた線材とを設けてなるオイルミスト分離部
材とを備えたことにある。
【0006】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載のオイルミスト粒子分離成
長装置において、枠体の中心側の縦棒に上下方向に延び
た少なくとも一本の溝を設けたことにある。
【0007】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、上端面が板材により封止された円筒部と、円筒
部の下端に連結された逆円錐筒部と、円錐筒部の下端開
口部に連結されたオイル受け部とを備えてなる本体と、
円筒部の上端近傍の開口部に連結されたガス供給管と、
円筒部の板材の中心に板材を貫通して設けたガス排出管
と、ガス排出管内の一定範囲内にてガス排出管の軸線か
ら管壁の間に配設された少なくとも1個の縦長の枠体
と、枠体の横棒間に縦方向に互いに略平行に巻き付けら
れた線材とを設けてなるオイルミスト回収部材とを備え
たことにある。
【0008】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項3に記載のオイルミスト分離回収装
置において、枠体の横棒を中心方向に下側に向けて傾斜
させたことにある。
【0009】上記オイルミスト分離部材の材質として
は、樹脂、金属が用いられるが、成形の容易な樹脂がよ
り好ましい。また、線材の材質としては、金属線,ガラ
ス繊維、炭素繊維、ナイロン,ポリエステル等の合成繊
維等が用いられ、線材の形態として、それらの単繊維も
しくはそれらの単繊維からなる繊維糸、例えば、縒り
線、有刺線、中空糸等が好ましい。また、上記線材の径
は、100μm以下であることが好ましく、特に2μm
以下程度の微小粒径の粒子を効率よく吸着させるために
は、20〜40μmの範囲であることが好ましい。
【0010】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、まず本体内においてサイクロン効
果によりオイルミスト混入ガス中の主として粒径2μm
以上の粒子が効率よく除去される。そして、主に粒径2
μm以下の微小粒子を含むガスが、ガス排出管内に流入
すると、ガスは管壁近傍の流速が大きな螺旋状の流れに
なっている。そして、この高速のガス流が、ガス排出管
内の一定範囲内に中心から管壁の間に設けられたオイル
ミスト分離部材に当たることにより、ガス中の微小粒径
のオイルミスト成分が分離部材の線材に効率よく吸着さ
れる。そして、吸着されたオイルミスト分は、大きな粒
径に成長し、その重さによって中心に向けて傾斜した線
材に沿って中心に移動する。枠体の中心に集められたオ
イル分は、中心の縦棒を伝って下方に落下し、本体下方
のオイル受け部に収容される。その結果、本体内で十分
に除去されなかった粒径2μm以下程度の微小粒子が、
オイルミスト分離部材によって効率よく除去される。ま
た、オイルミスト分離部材は、線材の径が小さく、線材
列の間に空間部分が設けられているので、ガス通過に際
して圧力損失が大きくなることはない。
【0011】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、枠体の中心に集められたオイル分
が、縦棒の溝に沿ってより速く下方に落下し、オイル受
け部に効率よく回収される。
【0012】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、微小粒径のオイルミストを含むガス
が、ガス排出管内に流入すると、管壁近傍の流速が大き
な螺旋状になって排出管内を流れる。そして、高速のガ
ス流は、中心から管壁の間に設けたオイルミスト分離部
材に当り、微小粒径のオイルミストが、オイルミスト分
離部材の縦方向に配設された線材に効率よく吸着され
る。そして、吸着されたオイルミスト分は、大きな粒径
に成長し、その重さによって下方に移動し、本体下方の
オイル受け部に回収される。その結果、本体内で十分に
除去されなかった粒径2μm以下程度の微小粒子が、効
率よく除去される。また、オイルミスト分離部材によっ
て圧力損失が大きくなることもない。
【0013】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、線材に吸着し大きな粒径に成長した
オイル分が下方に移動する。そして、このオイル分は、
中心に向けて傾斜した横棒を伝ってガス排出管の中心に
集められ、縦棒を伝って下方に落下し、オイル受け部に
効率よく回収される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1及び図2は、第1実施例に係る自動車エン
ジン用のサイクロン方式のオイルミスト分離回収装置を
斜視図、平面図及び一部破断面図により概略的に示した
ものである。このオイルミスト分離回収装置は、プラス
チック製の本体10を有している。本体10は、円筒部
11aを設けており、円筒部11aの上端には中心に貫
通孔11b1 を有する上板11bが取り付けられてい
る。また、円筒部11aの下端には逆円錐筒部11cが
一体的に取り付けられており、その下側開口部にはオイ
ル回収部11dが一体的に取り付けられている。円筒部
11aの上端近傍の開口には、ガス供給管12が取り付
けられている。上板11bには、支持板13aの中心に
貫通して設けられたガス排出管13が、貫通孔11b1
を貫通して上板11bに固定されている。そして、ガス
排出管13内には、図2(b)に示すように、オイルミ
スト分離部材20が設けられている。
【0015】オイルミスト分離部材20は、図3に示す
ように、ポリエステル樹脂等の射出成形により形成され
た支持枠21を設けている。支持枠21は、2本の縦棒
21a1 ,21a2 と2本の横棒21b1 ,21b2 を
有する縦長の四角形状であり、横棒21b1 ,21b2
が中心に向けて30゜傾斜している。横棒21b1 ,2
1b2 の傾斜角度は任意であり必ずしも傾斜させる必要
はないが、好ましくは15〜60゜の範囲で傾斜させる
のがよい。縦棒21a1 ,21a2 の外側には上下に2
2個の溝が21a3 が設けられている。支持枠21の中
心側の縦棒21a1 の上下端には、横棒21b1 ,21
b2 と同一形状の支持棒22a,22bが、支持枠21
と同一平面内に取り付けられており、また支持棒22
a,22bの左端間には支持棒22cが設けられてい
る。ただし、支持棒22cは省略してもよい。なお、オ
イルミスト分離部材20の材質としては、各種樹脂の他
に金属が用いられるが、成形の容易な樹脂がより好まし
い。
【0016】そして、支持枠21の縦棒21a1 、21
a2 間には、図2(b)及び図3に示すように、ステン
レス製の線径30μmの線材23が互いに略平行に卷き
付けられる。線材23は、一方側の溝21a3 から上下
順番に、卷き線機(図示しない)を用いて卷かれる。こ
れにより、オイルミスト分離部材20が得られる。この
オイルミスト分離部材20は、ガス排出管13の内壁に
設けた挿入溝(図示しない)に取り付けられ、接着剤等
を用いて固定される。なお、線材23の材質としては、
その他金属線、ガラス繊維、炭素繊維、ナイロン,ポリ
エステル等の合成繊維等が用いられる。線材の形態とし
て、これら材質の単繊維もしくはこれらの単繊維からな
る繊維糸、例えば、縒り線、有刺線、中空糸等が好まし
い。また、線径については、100μm以下であるが、
特に微小粒径のオイルミストの除去用としては20〜4
0μmの範囲にあることが好ましい。
【0017】以上のように構成したオイルミスト分離回
収装置においては、エンジンのクランク室からオイルミ
ストを含んだガスが、ガス供給管12から本体10内に
流入し、円筒部11aとガス排出管13間の円筒空間K
内を旋回する。このガスの旋回によるサイクロン効果に
より、ガス中の特に粒径が2μ以上の大きなオイルミス
トが管壁に衝突して凝縮し、徐々に大きな粒径に成長す
る。それにより重量が増したオイル粒が、管壁を伝って
落下し、下方のオイル回収部11d内に効率よく回収さ
れる。そして、上記サイクロン効果によっては、除去さ
れ難い粒径が2μm程度以下の微小な粒子を含むガス
は、円筒部11a及び逆円錐筒部11cを通ってガス排
出管13内に流入する。
【0018】このガスは、円筒空間K内における旋回の
影響により、排出管13内を直進することなく螺旋状に
旋回して上方に進行する。そのときのガス流の速度分布
は、図7に示すように、管壁近傍部分の速度が大きく中
心部分の速度が非常に小さくなっている。そして、この
周辺部分を高速度で螺旋状に旋回するガスが、オイルミ
スト分離部材20に当り、オイルミスト中の粒径が2μ
m程度以下の微小な粒子が、支持枠21に高密度で配設
された線材23に効率よく吸着される。この微小粒子の
吸着の繰り返しにより、線材23に吸着された粒子の径
が大きくなり、大きくなった粒子は、その重量により傾
斜した線材23を伝って中心に向けて流れる。そして、
オイル粒は、中心部の縦棒21a1 を伝って落下し、オ
イル回収部11dに収容される。
【0019】このオイルミスト分離回収装置によるオイ
ルミスト回収結果について、オイルミスト分離部材20
を設けていない従来のオイルミスト分離回収装置(図8
に示す)による回収結果と比較したグラフを図4に示
す。ここで、円筒部の内径は35mmφ、ガスの流量は
70l/minである。図4の結果から明らかなよう
に、特にオイルミストの粒径が0.73〜1.2μm及
び1.2〜2.4μmの微小粒径の粒子の補集効率が、
従来に較べて約70%及び35%高く、大幅に改善され
ている。また、このオイルミスト分離部材20は、線材
23の線径が細く、かつ線材23列の間に隙間が設けら
れているので、ガス通過に際して圧力損失が大きくなる
こともない。
【0020】なお、上記実施例に示したオイルミスト分
離部材の支持枠21の変形例として、図5に示すよう
に、支持棒22a〜22cを省略してもよい。そして、
縦棒21a2 を直接ガス排出管の管壁に取り付けること
により、支持枠21をガス排出管13内に配設すること
ができる。また、上記第1実施例及び変形例に示した支
持枠21の中心側の縦棒21a1に上下方向に溝を設け
てもよい。これにより、縦棒21a1 に集められたオイ
ル分の下方への流れが一層円滑に行われる。
【0021】次に、第2実施例について図面により説明
する。第2実施例に係るオイルミスト分離部材30の支
持枠31は、図6に示すように、上記第1実施例の支持
枠21と略同一形状であり、その上下中間位置に排出管
13の中心に向けて下方に30゜傾斜した横棒を31b
3 を加えたものである。ただし、支持枠31に横棒を2
本以上加えてもよく、また加えなくてもよい。また、横
棒31b1 〜31b3 の傾斜角度は任意であり必ずしも
傾斜させる必要はないが、吸着したオイル粒の中心へ向
けての流れを促進させるために好ましくは15〜60゜
の範囲で傾斜させるのがよい。そして、支持枠31の横
棒31b1 の上側及び横棒31b2 の下側には、溝31
b4 が設けられている。そして、支持枠31の横棒31
b1 、31b2 間には、図6に示すように、ステンレス
製の線径30μmの線材33が互いに略平行に卷き付け
られ、オイルミスト分離部材30が得られる。なお、上
記第1実施例の変形例に示したように、支持棒32a〜
32cについては省略してもよい。
【0022】以上のように構成したオイルミスト分離部
材30についても、ガス排出管13の周辺部分を高速度
で螺旋状に旋回するガスが当ることにより、ガスに含ま
れるオイルミスト中の粒径が2μm程度以下の微小な粒
子が、支持枠31に高密度で配設された線材33に効率
よく吸着される。そして、線材33に吸着された粒子の
径が大きくなり、大きくなった粒子は、その重量により
線材33を伝って下方に流れ、さらに横棒31b2 、3
1b3 を伝って中心に向けて流れる。そして、オイル粒
は、中心部の縦棒31a1 に集められて下方に落下し、
オイル回収部11dに収容される。
【0023】なお、上記各実施例及び変形例において
は、横棒または縦棒に溝を設け、溝を通して線材を巻き
付けているが、溝を無くし、線材を棒に巻き付けた後に
線材を接着剤で棒に固定したり、または予め線材を巻き
付ける棒に接着剤を塗布した状態で線材を巻き付けて固
定するようにしてもよい。また、上記各実施例及び変形
例において、線材の巻き付けのピッチについては、目的
用途等に応じて定められる。さらに、上記各実施例及び
変形例においては、オイルミスト分離部材を排気管内に
1個挿着させた場合について説明しているが、2個以上
挿着させてもよい。また、上記各実施例及び変形例にお
いては、オイルミスト分離回収装置を自動車エンジン用
として用いているが、その他のエンジンやガスタービン
等のオイルミスト回収用としても用いることができる。
さらに、上記オイルミスト分離回収装置を、従来工業用
として用いられていた電気集塵装置の代わりに用いるこ
とができ、微小なオイルミストを安全にかつ安価に除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサイクロン形式のオイ
ルミスト分離回収装置を概略的に示す斜視図である。
【図2】第1実施例に係るオイルミスト分離回収装置を
示す平面図及び一部破断正面図である。
【図3】同オイルミスト分離回収装置のオイルミスト分
離部材を概略的に示す正面図である。
【図4】同オイルミスト分離回収装置を用いたオイルミ
ストの補集効率の結果を示すグラフである。
【図5】第1実施例の変形例に係るオイルミスト分離部
材を概略的に示す正面図である。
【図6】第2実施例に係るオイルミスト分離部材を概略
的に示す正面図である。
【図7】サイクロン形式のオイルミスト分離回収装置の
ガス流の速度分布を示す説明図である。
【図8】従来例に係るサイクロン形式のオイルミスト分
離回収装置を概略的に示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
10…本体、11a…円筒部、11b…上板、11c…
逆円錐筒部、11d…オイル回収部、12…ガス供給
管、13…ガス排出管、13a…支持板、20…オイル
ミスト分離部材、21…支持枠、21a1 ,21a2 …
縦棒、21a3 …溝、21b1 ,21b2 …横棒、22
a,22b,22c…支持棒、23…線材、30…オイ
ルミスト分離部材、31…支持枠、31a1 ,31a2
…縦棒、31b1 ,31b2 ,31b3 …横棒、31b
4 …溝、32a,32b,32c…支持棒、33…線
材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端面が板材により封止された円筒部
    と、同円筒部の下端に連結された逆円錐筒部と、同円錐
    筒部の下端開口部に連結されたオイル受け部とを設けて
    なる本体と、 前記円筒部の上端近傍の開口部に連結されたガス供給管
    と、 前記円筒部の板材の中心に同板材を貫通して設けたガス
    排出管と、 同ガス排出管内の一定範囲内にて同ガス排出管の軸線か
    ら管壁の間に配設された少なくとも1個の縦長の枠体
    と、同枠体の縦棒間に管壁から中心に向けて下方に傾斜
    して互いに略平行に巻き付けられた線材とを設けてなる
    オイルミスト分離部材とを備えたことを特徴とするオイ
    ルミスト分離回収装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のオイルミスト粒子
    分離成長装置において、 前記枠体の中心側の縦棒に上下方向に延びた少なくとも
    一本の溝を設けたことを特徴とするオイルミスト分離回
    収装置。
  3. 【請求項3】 上端面が板材により封止された円筒部
    と、同円筒部の下端に連結された逆円錐筒部と、同円錐
    筒部の下端開口部に連結されたオイル受け部とを備えて
    なる本体と、 前記円筒部の上端近傍の開口部に連結されたガス供給管
    と、 前記円筒部の板材の中心に同板材を貫通して設けたガス
    排出管と、 同ガス排出管内の一定範囲内にて同ガス排出管の軸線か
    ら管壁の間に配設された少なくとも1個の縦長の枠体
    と、同枠体の横棒間に縦方向に互いに略平行に巻き付け
    られた線材とを設けてなるオイルミスト回収部材とを備
    えたことを特徴とするオイルミスト分離回収装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載のオイルミスト分離
    回収装置において、 前記枠体の横棒を中心方向に下側に向けて傾斜させたこ
    とを特徴とするオイルミスト分離回収装置。
JP6312592A 1994-11-22 1994-11-22 オイルミスト分離回収装置 Pending JPH08144733A (ja)

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