JPH08140697A - 耐熱性好酸性菌の検出用選択培地およびその検出法 - Google Patents

耐熱性好酸性菌の検出用選択培地およびその検出法

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JPH08140697A
JPH08140697A JP28345994A JP28345994A JPH08140697A JP H08140697 A JPH08140697 A JP H08140697A JP 28345994 A JP28345994 A JP 28345994A JP 28345994 A JP28345994 A JP 28345994A JP H08140697 A JPH08140697 A JP H08140697A
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acidic
juice
bacteria
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Motohiro Niwa
羽 源 廣 丹
Hiroko Sawaguchi
口 裕 子 澤
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Kirin Beverage Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 果汁または該果汁を含む酸性飲料中で増殖し
うる耐熱性好酸性菌を選択的かつ効率的に検出すること
ができる培地および方法を提供する。 【構成】 資化成分の組成が実質的に酵母エキス、グル
コースおよび澱粉からなり、pHを3〜5の範囲に調整
したものであることを特徴とする、酸性果汁または該果
汁を含む酸性飲料中で増殖する耐熱性好酸性菌の検出用
選択培地。資化成分の組成が実質的に酵母エキス、グル
コースおよび澱粉からなるpHを3〜5の範囲に調整し
た培地を用いて、酸性果汁またはこれを含む酸性飲料の
検査試料を比較的高温度で培養することを特徴とする、
酸性果汁または該果汁を含む酸性飲料中で増殖する耐熱
性好酸性菌を選択的に検出する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性好酸性菌の検出
用選択培地およびその検出方法に関する。さらに具体的
には、果汁およびそれを含有する果汁飲料において増殖
性のある耐熱性好酸性菌を選択的に検出する培地および
該菌の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】果実飲料については、原料果汁もしくは
それを含有する飲料は、その液性が酸性領域にあり、一
般的に、細菌が生育し難い条件下にある。しかし、酸性
領域で生育する好酸性菌の存在することがあり、これら
の検出用培地としては、Bacill us acidocaldarius用栄
養培地、Bacillus acido-caldarius 用合成培地、Ther
moplasma acidophilium用合成培地などが公知である
〔山里一英等編、微生物の分離法(1986) p835〕。また
thermo-acidophilic bacilli用基礎培地〔M.Niwa et a
l; 果汁協会報、No.325,22 (1985)〕も知られている。
さらに、好酸性菌の中で高い熱をかけても死滅し難い菌
種があり、これらは耐熱性好酸性菌(thermotolerant-a
cidophilli bacilli)とよばれている。この耐熱性好酸
性菌は、上記好酸性菌培地にて検出される菌を含む検査
液を予め熱処理(通常70〜80℃程度)した後、この
培地にて生育を確認し、さらに果汁もしくは果汁を含む
酸性飲料中での増殖性を調べるために該果汁もしくはそ
れを含む酸性飲料中に植菌し、増殖の有無を確認すると
いった手間と時間を必要としていた。
【0003】〔発明の概要〕
【発明が解決しようとする課題】本発明は、検出操作に
手間と時間を要する上記不都合を解消し、果汁または該
果汁を含む酸性飲料中で増殖しうる耐熱性好酸性菌を選
択的かつ効率的に検出することができる培地および方法
を提供することを目的とするものである。
【0004】<要旨>
【課題を解決するための手段】本発明による、酸性果汁
または該果汁を含む酸性飲料中で増殖する耐熱性好酸性
菌の検出用選択培地は、資化成分の組成が実質的に酵母
エキス、グルコースおよび澱粉からなり、pHを3〜5
の範囲に調整したものである。また本発明による、酸性
果汁または該果汁を含む酸性飲料中で増殖する耐熱性好
酸性菌を選択的に検出する方法は、資化成分の組成が実
質的に酵母エキス、グルコースおよび澱粉からなるpH
を3〜5の範囲に調整した培地を用いて、酸性果汁また
はこれを含む酸性飲料の検査試料を比較的高温度で培養
すること、を特徴とするものである。
【0005】<効果>特定の三資化成分を必須成分とす
るだけのいわば簡単な培地によって本発明の目的を達成
しえたことは、思いかけなかったことと思量される 本発明による選択培地を用いることにり、果汁又は果汁
を含む飲料中で増殖する耐熱性好酸性菌の分離菌を、わ
ざわざ再度果汁検査液(果汁又は果汁を含む飲料)に植
菌して増殖可能性を検査しなくとも、増殖性のある耐熱
性好酸性菌を選択的に検出することができるし、また本
発明培地に生育する菌について、殺菌条件の確立や果汁
受け入れに際しての検査体制をととのえれば、果汁及び
果汁を含む酸性飲料中で増殖性のある耐熱性好酸性菌の
係わる微生物管理を効率的に行うことができる。
【0006】〔発明の具体的説明〕 <対象検査試料>本発明において対象となる検査試料
は、酸性果汁、たとえばリンゴ果汁、レモン果汁、グレ
ープ果汁などの酸性を示す果汁、またはこれを含む酸性
飲料、たとえば該果汁を水あるいは無機塩類溶液などで
希釈したものあるいは野菜汁を含有するものである。通
常はこれらの原液を検査試料とするが、菌数濃度が低い
場合など必要に応じてメンブランフィルターにより濾過
集菌したもの、あるいは遠心分離による濃縮液を検査試
料とすることができる。
【0007】<選択培地>本発明による耐熱性好酸性菌
の検出用選択培地は、資化成分の組成が実質的に酵母エ
キス、グルコースおよび澱粉からなり、pHを3〜5の
範囲に調整したものであることは前記したところであ
る。ここで、「資化成分の組成が実質的に……からな
る」ということは、目的の耐熱性好酸性菌が増殖しうる
量の挙示の三つの栄養成分を含むが、酸性果汁もしくは
これを含む酸性飲料中で増殖性のない耐熱性好酸性菌あ
るいはその他の一般細菌(もしくは常在菌)が増殖しう
る量の他の有機あるいは無機栄養成分を含まないことを
意味するものである。本発明培地の組成は、従来の培地
にあるものと一部は一致しているものであるが、資化成
分を実質的にこの三つの成分に限定した場合にのみ、酸
性果汁中またはこれを含む酸性飲料中で増殖性のある耐
熱性好酸性菌を選択的に検出することができる。従来の
好酸性菌用培地の資化成分の基本的組成は、炭素源とし
てのグルコースの他に硫酸アンモニウム(またはペプト
ン)を含み、これに酵母エキスや無機塩類を添加したも
のである。本発明による選択培地は、グルコースと酵母
エキスは従来のものと共通であるが、これに澱粉を加
え、実質的にこの3つの資化成分組成で培地を構成して
いる。本発明選択培地は、液体、半流動、固体培地のい
ずれの形態もありうるが、検出のし易さ等の点から平板
固形培地の形態が代表的なものである。固形培地の固化
剤としては、寒天、カラギーナン、アガロースなど通常
使用されているものを用いることができる。従って、本
発明培地の組成は、実質的に酵母エキス、グルコース、
澱粉、固化剤(液体培地の場合は不用)および水からな
るものである。資化成分としての酵母エキス、グルコー
スおよび澱粉の配合割合は、従来用いられている濃度を
用いることができるが、通常水1000mlに対して酵
母エキス0.5〜4g、好ましくは1.0〜3.0g、
グルコース0.2〜3g、好ましくは0.5〜1.5
g、澱粉0.5〜4g、好ましくは1〜3gを用いるこ
とができる。固化剤(寒天など)は使用する培地の所望
の硬度(固体、半流動など)により任意に設定すること
ができる。本発明培地は、これらの成分を溶解した状態
で通常の酸または塩基を必要に応じて加えpHを3〜5
の範囲に調整する必要があるが、後記実施例に示すよう
にこのpHを3〜4.5の範囲に調整することにより菌
の検出率をさらに上げることができる。このpHは、好
ましくは検査液(果汁またはこれを含む酸性飲料)のp
Hに合わせるのがよい。
【0008】<検出方法>本発明による耐熱性好酸性菌
の選択的検出法は、資化成分の組成が実質的に酵母エキ
ス、グルコースおよび澱粉からなるpHを3〜5の範囲
に調整した培地を用いて、酸性果汁またはこれを含む酸
性飲料の検査試料を比較的高温度で培養することを特徴
とするものであることは前記したところである。この方
法に用いられる培地は、具体的には前述したような本発
明による耐熱性好酸性菌の検出用選択培地である。培養
に際しては、検査試料は本培地に塗沫または穿刺、ある
いは本培地と混釈する。必要に応じて、検査試料はあら
かじめ熱処理(通常70〜80℃で10分程度)してお
いてもよい。本発明検出法において、検査試料(果汁な
ど)を選択培地上または培地中で培養する時の培養は、
比較的高温で行なうことが条件であるが、ここでいう
「比較的高温」とは、果汁中で増殖性のある耐熱性好酸
性菌は生育するが他の菌は生育し難い温度で、一般に常
温(37〜40℃)の上方(すなわち39〜40℃)か
ら60℃程度の温度を意味するものであり、40℃〜5
0℃の範囲の培養温度がより好ましい。適当な期間(た
とえば数日)培養後、コロニー形成の有無、すなわち目
的の耐熱性好酸性菌存在の有無、を確認する。本発明に
おける代表的な培養および検出方法の例は、以下のよう
に要約することができる。検査試料液(果汁等)を、予
め滅菌された試験管に入れる、必要に応じて、約70℃
で10分間の熱処理をする。これを通常、本培地と混釈
もしくは、本培地上に塗沫する。菌数濃度が低い場合
は、メンブランフィルター等で濾過集菌し、メンブラン
フィルターを本培地にのせる。その後、45℃、3日間
培養する。培養後のコロニー(集落)を、計数し分離す
る。分離された菌は、確認のため再度検査液(果汁等)
に添加し、検査液中で増殖するものを、増殖性のある耐
熱性好酸性菌と称する。以上のように、本発明によれ
ば、本発明による選択培地を用いることにり、果汁又は
果汁を含む飲料中で増殖する耐熱性好酸性菌の分離菌
を、わざわざ再度果汁検査液(果汁又は果汁を含む飲
料)に植菌して増殖可能性を検査しなくとも、増殖性の
ある耐熱性好酸性菌を選択的に検出することができる。
【0009】
【実施例】以下の実施例は、本発明を更に具体的に説明
するためのものである。実施例1:培地組成 次の組成が本発明培地の基本的なものである。 これを滅菌シャーレに分注し、以下の試験に供する。p
Hについては、pHを3〜5の範囲で調整すればよい。
表2は、pHを変化させた場合の培養結果である。供試
菌の検出率はpH3.0〜4.5の範囲で100%が確
保されている。 表2 供試菌(耐熱性好酸性菌)の本培地での生育 供試菌No. pH 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 No. 1 − + + + + + + + No. 2 − + + + + + − − No. 3 − + + + + − − − なお、培地のpHは、好ましくは、所与の検査試料のp
Hに合わせる。
【0010】実施例2:検査液からの耐熱性好酸性菌の
検出 検査液(果汁等)を、予め滅菌された試験管に入れる。
必要に応じて、この試験管につき約70℃で10分間の
熱処理をする。これを通常、本培地と混釈もしくは、本
培地上に塗沫する。菌数濃度が低い場合は、メンブラン
フィルター等で濾過集菌し、メンブランフィルターを本
培地にのせる。その後、45℃、3日間培養する。培養
後のコロニー(集落)を、計数並びに分離する。分離さ
れた菌は、再度検査液(果汁等)に添加し、検査液中で
増殖するものを、増殖性のある耐熱性好酸性菌と称す
る。
【0011】実施例3:本発明選択培地での澱粉の必要
本発明培地は、資化成分が実質的にグルコース、酵母エ
キス、澱粉からなる組成であるが、澱粉がこの果汁等で
増殖性のある耐熱性好酸性菌の選択培地としての必須成
分であることは、表3の実験結果の示す通りである。供
試菌は、前記検出法により選抜された増殖性のある耐熱
性好酸性菌であり、それを下記の培地に混釈培養する。
培養は45℃、3日間である。 表3 本発明培地の組成変化 供試菌1 供試菌2 供試菌3 澱粉無添加 3 6 0 澱粉が基本組成の1/4 15 65 0 澱粉が基本組成の1/2 10 61 0 澱粉が基本組成 37 66 10 澱粉が基本組成の1.5倍 23 58 7 上記結果から、基本組成前後の澱粉を必須成分とするこ
とが分かる。
【0012】実施例4:本発明による耐熱性好酸性菌選
択培地の実験結果 本発明選択培地と、他の耐熱性好酸性菌用培地と比較し
た。いくつかの耐熱性好酸性菌(異なる株)を用意し、
各培地で検出されたものをアップル果汁に添加し、増殖
するかどうかをみた。結果は、表4に示す通りであっ
た。 表4 耐熱性好酸性菌の本発明培地及び比較培地での検出性と 果汁中での増殖性 供試菌 耐熱性好酸性菌の検出性 アップル果汁中 本発明培地 TA基礎培地 Semi合成培地 での増殖性の有無 No. 1 + + + 有 No. 2 + − + 有 No. 3 + + + 有 No. 4 + − + 無 No. 5 − − − 無 No. 6 − − + 無 No. 7 − − − 無 No. 8 − − + 無 No. 9 + + + 有 No.10 + − + 有 No.11 − − + 無 No.12 − − + 無 No.13 − − + 無 ATCC27009 + − + 無 DSM2498 + + + 有 DSM3922 − − − 無 DSM4006 + + + 有 表4の結果から、本発明培地は、果汁中で増殖性のある
耐熱性好酸性菌を完全に検出している。増殖性の無いも
のは、17株中2株のみ検出するが、増殖性のないもの
は殆ど本発明の培地では生育し難い。従って、このアッ
プル果汁等において本培地で生育したものは、該アップ
ル果汁等で増殖性のある耐熱性好酸性菌として基本的に
判断でき、選択培地として成り立つ。表中の比較培地で
あるTA基礎培地、Semi合成培地の組成は、下記の
通りである。 *pHは硫酸でpH2.5〜5.5に調整
【0013】実施例5 本発明培地を用いて、レモン果汁飲料について、実施し
た。 (1)培地組成および培養方法 実施例1および2と同様の培地組成並びに培養方法で実
施した。検査液は、レモン果汁飲料であり、レモン果汁
10%以下のレモネードで、乳成分を7%含有する。p
Hは3.7であった。 (2)本発明培地のレモン果汁飲料で増殖性のある耐熱
性好酸性菌選択培地の実験結果 本発明培地と他の比較培地と比較した。結果を表5に示
した。 表5 耐熱性好酸性菌の本発明培地及び比較培地での検出性と レモン果汁飲料での増殖性 耐熱性好酸性菌の検出性 レモン果汁飲料中 供試菌 本発明培地 Semi合成培地 での増殖性の有無 No.14 + + 有 No.15 + + 有 No. 8 − + 無 比較培地は、レモン果汁飲料で増殖性を持たない耐熱性
好酸性菌をも検出するが、本発明培地は増殖性のあるも
のを選択的に検出する。
【0014】実施例6 上記実施例5に準拠して、グレープ果汁について、検出
性、増殖性を調べた。結果を表6に示した。検査液はP
VPP処理した透明グレープ果汁で、pHは3.4であ
る。 表6 耐熱性好酸性菌の本発明培地及び比較培地での検出性と グレープ果汁飲料での増殖性 耐熱性好酸性菌の検出性 グレープ果汁中での 供試菌 本発明培地 Semi合成培地 増殖性の有無 No. 1 + + 有 No. 6 − + 無 実施例5と同様の結果であった。
【0015】実験結果の解析 実施例1〜6の結果から明らかなように、本発明培地
は、果汁並びに果汁を含む酸性飲料中で増殖性のある耐
熱性好酸性菌は全て検出する。果汁等で増殖性のない耐
熱性好酸性菌も本発明培地で生育して所謂「ノイズ」と
なるが、その頻度は少ない。従って、目的の酸性飲料中
で増殖性のある耐熱性好酸性菌の検出はノイズの少ない
状態で実施することが好ましくできるし、また本発明培
地に生育してノイズとして検出される菌を、果汁等で増
殖性のある耐熱性好酸性菌として扱えば、安全サイド
で、微生物管理をすることができる。すなわち、本発明
培地に生育することによって検出される菌について、殺
菌条件の確立や果汁受け入れに際しての検査体制を整え
れば、果汁及び果汁を含む酸性飲料中で増殖性のある耐
熱性好酸性菌に係わる微生物管理を効率的に行うことが
できる。
【0016】
【発明の効果】本発明の培地を用いることにより、果汁
又は果汁を含む飲料中で増殖する耐熱性好酸性菌の分離
菌を、わざわざ再度果汁又は果汁を含む飲料に植菌して
増殖可能性を調べなくとも、検査液中で増殖性のある耐
熱性好酸性菌を選択的に検出することができ、微生物管
理上有効であることは、〔発明の概要〕の項において上
述した通りである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】資化成分の組成が実質的に酵母エキス、グ
    ルコースおよび澱粉からなり、pHを3〜5の範囲に調
    整したものであることを特徴とする、酸性果汁または該
    果汁を含む酸性飲料中で増殖する耐熱性好酸性菌の検出
    用選択培地。
  2. 【請求項2】平板固形培地の形態である、請求項1記載
    の選択培地。
  3. 【請求項3】pHが3〜4.5の範囲に調整されてい
    る、請求項1または2記載の選択培地。
  4. 【請求項4】資化成分の組成が実質的に酵母エキス、グ
    ルコースおよび澱粉からなるpHを3〜5の範囲に調整
    した培地を用いて、酸性果汁またはこれを含む酸性飲料
    の検査試料を比較的高温度で培養することを特徴とす
    る、酸性果汁または該果汁を含む酸性飲料中で増殖する
    耐熱性好酸性菌を選択的に検出する方法。
  5. 【請求項5】培地が平板固形培地の形態である、請求項
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】培地のpHが3〜4.5の範囲に調整され
    ている、請求項4または5記載の方法。
  7. 【請求項7】培養温度が40〜60℃の範囲である、請
    求項4〜6のいずれか1項記載の方法。
JP28345994A 1994-11-17 1994-11-17 耐熱性好酸性菌の検出用選択培地およびその検出法 Pending JPH08140697A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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