JPH08140195A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JPH08140195A JPH08140195A JP27491494A JP27491494A JPH08140195A JP H08140195 A JPH08140195 A JP H08140195A JP 27491494 A JP27491494 A JP 27491494A JP 27491494 A JP27491494 A JP 27491494A JP H08140195 A JPH08140195 A JP H08140195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- voice coil
- wire
- speaker
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 導電性材料を配合した振動板を用いたスピー
カに関し、過大入力を印加された場合の金糸線と振動板
のショートを防止することが可能な高信頼性のスピーカ
を提供することを目的とする。 【構成】 振動板５の表裏面に絶縁不織布１１を貼り付
けると共に、ボイスコイルリード線３ａと金糸線８の結
合部に絶縁性のある樹脂成形品からなる金糸線ガイド２
１を用いた構成とすることにより、過大入力印加時の金
糸線８と振動板５、ならびにボイスコイルリード線３ａ
と金糸線８の結合部のショートを防止することができ
る。
カに関し、過大入力を印加された場合の金糸線と振動板
のショートを防止することが可能な高信頼性のスピーカ
を提供することを目的とする。 【構成】 振動板５の表裏面に絶縁不織布１１を貼り付
けると共に、ボイスコイルリード線３ａと金糸線８の結
合部に絶縁性のある樹脂成形品からなる金糸線ガイド２
１を用いた構成とすることにより、過大入力印加時の金
糸線８と振動板５、ならびにボイスコイルリード線３ａ
と金糸線８の結合部のショートを防止することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカに関するものである。
るスピーカに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、デジタルオーディオの普及により
オーディオ周辺機器の高性能化が必要不可欠となってお
り、このような要求に応えるために振動板の高性能化を
図る必要があり、振動板の材料に各種物理特性を有する
カーボン等の導電性材料を配合したものを使用するよう
になってきた。
オーディオ周辺機器の高性能化が必要不可欠となってお
り、このような要求に応えるために振動板の高性能化を
図る必要があり、振動板の材料に各種物理特性を有する
カーボン等の導電性材料を配合したものを使用するよう
になってきた。
【０００３】以下にこの種の従来のスピーカについて図
面を用いて説明する。図４（ａ），（ｂ）は従来のスピ
ーカの構成を断面図で示したものであり、図４（ａ）は
正面断面図、図４（ｂ）は金糸線近傍を拡大した要部断
面図である。
面を用いて説明する。図４（ａ），（ｂ）は従来のスピ
ーカの構成を断面図で示したものであり、図４（ａ）は
正面断面図、図４（ｂ）は金糸線近傍を拡大した要部断
面図である。
【０００４】図４において１は磁気回路を示すものであ
り、この磁気回路１は、リング状の上部プレート１ａと
同じくリング状のマグネット１ｂとセンターポールを有
する下部プレート１ｃを積層して結合することにより構
成され、上部プレート１ａの内周面と下部プレート１ｃ
のセンターポール部の外周部との隙間には磁気ギャップ
１０が形成されている。２は上記磁気回路１の上面に結
合されたフレーム、３は上記磁気ギャップ１０にはまり
込んだボイスコイル、４はこのボイスコイル３を支持す
るダンパー、５は上記ボイスコイル３を中心に結合した
振動板、６はこの振動板５の中央部上面に結合されたダ
ストキャップである。
り、この磁気回路１は、リング状の上部プレート１ａと
同じくリング状のマグネット１ｂとセンターポールを有
する下部プレート１ｃを積層して結合することにより構
成され、上部プレート１ａの内周面と下部プレート１ｃ
のセンターポール部の外周部との隙間には磁気ギャップ
１０が形成されている。２は上記磁気回路１の上面に結
合されたフレーム、３は上記磁気ギャップ１０にはまり
込んだボイスコイル、４はこのボイスコイル３を支持す
るダンパー、５は上記ボイスコイル３を中心に結合した
振動板、６はこの振動板５の中央部上面に結合されたダ
ストキャップである。
【０００５】また、上記振動板５の表面に上記ボイスコ
イル３から引き出された一対のボイスコイルリード線３
ａを絶縁シート７を介して配置してこのボイスコイルリ
ード線３ａの終端を一対の金糸線８とそれぞれ接続し、
更に、この金糸線８の他端を上記フレーム２に結合され
たターミナル９に接続するように構成されたものであっ
た。
イル３から引き出された一対のボイスコイルリード線３
ａを絶縁シート７を介して配置してこのボイスコイルリ
ード線３ａの終端を一対の金糸線８とそれぞれ接続し、
更に、この金糸線８の他端を上記フレーム２に結合され
たターミナル９に接続するように構成されたものであっ
た。
【０００６】以上のように構成された従来のスピーカに
ついて、以下その動作について説明する。
ついて、以下その動作について説明する。
【０００７】まず、外部からの入力信号がターミナル
９、金糸線８、ボイスコイルリード線３ａを介してボイ
スコイル３に印加され、フレミングの左手の法則により
ボイスコイル３が駆動し、このボイスコイル３を結合し
た振動板５が振幅を行ってスピーカとしての役割を果た
すものであった。
９、金糸線８、ボイスコイルリード線３ａを介してボイ
スコイル３に印加され、フレミングの左手の法則により
ボイスコイル３が駆動し、このボイスコイル３を結合し
た振動板５が振幅を行ってスピーカとしての役割を果た
すものであった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、入力信号と振動板５の振幅は比例関係にあ
り、過大入力信号が印加された際にスピーカの振幅が増
大するために導電性材料を配合した振動板５と金糸線８
が干渉し、ショートが発生してボイスコイル３が断線
し、スピーカが動作しなくなるという問題を有してい
た。
の構成では、入力信号と振動板５の振幅は比例関係にあ
り、過大入力信号が印加された際にスピーカの振幅が増
大するために導電性材料を配合した振動板５と金糸線８
が干渉し、ショートが発生してボイスコイル３が断線
し、スピーカが動作しなくなるという問題を有してい
た。
【０００９】また、振動板５上でボイスコイルリード線
３ａと金糸線８とを接続する際に、振動板５に穴を開
け、その上に絶縁シート７を貼り付けて金糸線８を接続
するようにしているが、振動板５に開ける穴のバリ等が
金糸線８と干渉し、同様の問題を有しているものであっ
た。
３ａと金糸線８とを接続する際に、振動板５に穴を開
け、その上に絶縁シート７を貼り付けて金糸線８を接続
するようにしているが、振動板５に開ける穴のバリ等が
金糸線８と干渉し、同様の問題を有しているものであっ
た。
【００１０】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ショートの発生を無くし信頼性向上を図ったスピー
カを提供することを目的とするものである。
で、ショートの発生を無くし信頼性向上を図ったスピー
カを提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスピーカは、振動板の表裏面にそれぞれ絶縁
不織布を貼り付け、さらにボイスコイルリード線と金糸
線結合部には絶縁性のある高分子樹脂により成形された
中空状のリード線ガイドを振動板に挿通して結合した構
成としたものである。
に本発明のスピーカは、振動板の表裏面にそれぞれ絶縁
不織布を貼り付け、さらにボイスコイルリード線と金糸
線結合部には絶縁性のある高分子樹脂により成形された
中空状のリード線ガイドを振動板に挿通して結合した構
成としたものである。
【００１２】
【作用】この構成によって振動板と金糸線、あるいはボ
イスコイルリード線と金糸線結合部と振動板とが絶縁さ
れるようになり、振幅による干渉が発生した場合でもシ
ョートしないようにすることができる。
イスコイルリード線と金糸線結合部と振動板とが絶縁さ
れるようになり、振幅による干渉が発生した場合でもシ
ョートしないようにすることができる。
【００１３】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【００１４】図１（ａ），（ｂ）は同実施例におけるス
ピーカの構成を示すものであり、図１（ａ）は正面断面
図、図１（ｂ）は金糸線の近傍を拡大した要部断面図を
示し、その基本的な構成は上記図４（ａ），（ｂ）を用
いて説明した従来のスピーカの構成と同様であるため、
同一部品には同一符号を付与して詳細な説明は省略し、
異なる部分についてのみ説明を行うものとする。
ピーカの構成を示すものであり、図１（ａ）は正面断面
図、図１（ｂ）は金糸線の近傍を拡大した要部断面図を
示し、その基本的な構成は上記図４（ａ），（ｂ）を用
いて説明した従来のスピーカの構成と同様であるため、
同一部品には同一符号を付与して詳細な説明は省略し、
異なる部分についてのみ説明を行うものとする。
【００１５】同図において１１は絶縁不織布であり、こ
の絶縁不織布１１は図２に詳細に示すように振動板５の
裏面側の必要部分に貼り付けされている。
の絶縁不織布１１は図２に詳細に示すように振動板５の
裏面側の必要部分に貼り付けされている。
【００１６】以上のように構成された本実施例のスピー
カについて以下にその動作を説明する。
カについて以下にその動作を説明する。
【００１７】まず、外部からの入力信号がターミナル
９、金糸線８、ボイスコイルリード線３ａを介してボイ
スコイル３に印加され、フレミングの左手の法則により
ボイスコイル３が駆動し、このボイスコイル３を結合
し、かつ絶縁不織布１１を裏面に貼り付けた振動板５が
振幅を行ってスピーカとしての役割を果たすものであ
る。
９、金糸線８、ボイスコイルリード線３ａを介してボイ
スコイル３に印加され、フレミングの左手の法則により
ボイスコイル３が駆動し、このボイスコイル３を結合
し、かつ絶縁不織布１１を裏面に貼り付けた振動板５が
振幅を行ってスピーカとしての役割を果たすものであ
る。
【００１８】以上のように本実施例によれば、絶縁不織
布１１を振動板５の裏面に貼り付けたことにより、導電
性材料を配合した振動板５と金糸線８とが干渉してもシ
ョートを防止することができるようになるものである。
布１１を振動板５の裏面に貼り付けたことにより、導電
性材料を配合した振動板５と金糸線８とが干渉してもシ
ョートを防止することができるようになるものである。
【００１９】（実施例２）以下、本発明の第２の実施例
について図面を参照しながら説明する。
について図面を参照しながら説明する。
【００２０】図３は同実施例によるスピーカの金糸線を
結合した振動板の近傍を示した要部断面図であり、本実
施例が上記第１の実施例と異なるのは、絶縁性のある高
分子樹脂により成形した中空状の金糸線ガイド２１を振
動板５に挿通して嵌着すると共に、この金糸線ガイド２
１の内周に金糸線８を挿通して固定した点に加え、振動
板５の前面側に貼り付けた絶縁シート７を廃止し、これ
に代えて絶縁不織布１１を貼り付けた点であり、これ以
外は上記第１の実施例と同じである。
結合した振動板の近傍を示した要部断面図であり、本実
施例が上記第１の実施例と異なるのは、絶縁性のある高
分子樹脂により成形した中空状の金糸線ガイド２１を振
動板５に挿通して嵌着すると共に、この金糸線ガイド２
１の内周に金糸線８を挿通して固定した点に加え、振動
板５の前面側に貼り付けた絶縁シート７を廃止し、これ
に代えて絶縁不織布１１を貼り付けた点であり、これ以
外は上記第１の実施例と同じである。
【００２１】以上のように構成された本実施例によるス
ピーカは、上記第１の実施例によるスピーカと同様の動
作を行い、かつ、絶縁不織布１１を振動板５の表裏面に
それぞれ貼り付けたことにより、導電性材料を配合した
振動板５と金糸線８、ならびに振動板５とボイスコイル
リード線３ａとが干渉してもショートを防止することが
できる。
ピーカは、上記第１の実施例によるスピーカと同様の動
作を行い、かつ、絶縁不織布１１を振動板５の表裏面に
それぞれ貼り付けたことにより、導電性材料を配合した
振動板５と金糸線８、ならびに振動板５とボイスコイル
リード線３ａとが干渉してもショートを防止することが
できる。
【００２２】また、ボイスコイルリード線３ａと金糸線
８との結合部の振動板貫通穴バリとの干渉も絶縁性のあ
る高分子樹脂成形品による金糸線ガイド２１を用いるこ
とでショートを防止することができるものである。
８との結合部の振動板貫通穴バリとの干渉も絶縁性のあ
る高分子樹脂成形品による金糸線ガイド２１を用いるこ
とでショートを防止することができるものである。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカは、
振動板の表裏面に絶縁不織布を貼り付け、さらにボイス
コイルリード線と金糸線結合部に絶縁性のある高分子樹
脂成形品からなる金糸線ガイドを配置する構成とするこ
とにより、過大入力印加時の振幅の際に、導電性材料を
配合した振動板と金糸線、あるいはボイスコイルリード
線とのショートを防止することのできる優れた信頼性を
発揮するスピーカを実現できるものである。
振動板の表裏面に絶縁不織布を貼り付け、さらにボイス
コイルリード線と金糸線結合部に絶縁性のある高分子樹
脂成形品からなる金糸線ガイドを配置する構成とするこ
とにより、過大入力印加時の振幅の際に、導電性材料を
配合した振動板と金糸線、あるいはボイスコイルリード
線とのショートを防止することのできる優れた信頼性を
発揮するスピーカを実現できるものである。
【図１】（ａ）本発明の第１の実施例におけるスピーカ
の構成を示す正面断面図 （ｂ）同要部断面図
の構成を示す正面断面図 （ｂ）同要部断面図
【図２】同実施例における振動板の正面図
【図３】本発明の第２の実施例におけるスピーカの金糸
線を結合した振動板近傍を拡大した要部断面図
線を結合した振動板近傍を拡大した要部断面図
【図４】（ａ）従来のスピーカの構成を示す正面断面図 （ｂ）同要部断面図
１ 磁気回路 １ａ 上部プレート １ｂ マグネット １ｃ 下部プレート ２ フレーム ３ ボイスコイル ３ａ ボイスコイルリード線 ４ ダンパー ５ 振動板 ６ ダストキャップ ７ 絶縁シート ８ 金糸線 ９ ターミナル １０ 磁気ギャップ １１ 絶縁不織布 ２１ 金糸線ガイド
Claims (2)
- 【請求項１】 磁気ギャップを有する磁気回路の上面に
フレームを結合し、このフレームの周縁に外周部を結合
すると共に上記磁気ギャップにはまり込むボイスコイル
を中心に結合した導電性材料を配合した振動板からなる
スピーカにおいて、上記振動板の表裏面に絶縁シートと
絶縁不織布をそれぞれ貼り付け、上記ボイスコイルから
引き出されたリード線をこの絶縁シートを貼り付けた振
動板の表面側に配置すると共に、このリード線の終端を
振動板を挿通して結合された金糸線に接続し、この金糸
線の他端を上記フレームに結合されたターミナルに接続
してなるスピーカ。 - 【請求項２】 磁気ギャップを有する磁気回路の上面に
フレームを結合し、このフレームの周縁に外周部を結合
すると共に上記磁気ギャップにはまり込むボイスコイル
を中心に結合した導電性材料を配合した振動板からなる
スピーカにおいて、上記振動板の表裏面にそれぞれ絶縁
不織布を貼り付けると共に、この絶縁不織布が貼り付け
られた振動板に絶縁性のある高分子樹脂からなる中空状
の金糸線ガイドを挿通して結合し、上記ボイスコイルか
ら引き出されたリード線を上記絶縁不織布を貼り付けた
振動板の表面側に配置すると共に、このリード線の終端
を上記金糸線ガイドを挿通して結合された金糸線に接続
し、この金糸線の他端を上記フレームに結合されたター
ミナルに結合してなるスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27491494A JPH08140195A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27491494A JPH08140195A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140195A true JPH08140195A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17548299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27491494A Pending JPH08140195A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08140195A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1482761A2 (en) * | 2003-05-26 | 2004-12-01 | Pioneer Corporation | Speaker and manufacturing method for the same |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP27491494A patent/JPH08140195A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1482761A2 (en) * | 2003-05-26 | 2004-12-01 | Pioneer Corporation | Speaker and manufacturing method for the same |
| EP1482761A3 (en) * | 2003-05-26 | 2009-04-01 | Pioneer Corporation | Speaker and manufacturing method for the same |
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