JPH081394Y2 - 同時吸排ダクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案のものは、レンジフードの排気ダクトの改良に
関するものである。

（従来の技術） 従来のレンジフードの排気は、排気するのみで外気を
吸気することが無いので、室内と屋外との気圧差を生ず
る事があった。

又空気調整した室内の空気がそのまま屋外に排気さ
れ、冷暖房の効果を低下させる事がある。

本考案のものは、この点を改良したものである。

（問題点を解決するための手段） 問題点は排気のみする点に有り、排気と同時に外気を
吸気するば良い。

本考案のものは、外気を吸気する場合に、冬は排気熱
を利用して吸気する空気を暖め、夏は冷房により冷やさ
れた空気を排気中に利用するようにしたものである。

（実施例） 図によりその実施例を説明すれば、レンジフード
（１）の排気部（２）に使用する排気ダクト（３）に、
その周囲に吸気ダクト（６）を設けたもので、この場合
排気した空気をすぐに吸気しないために、排気ダクト
（６）の屋外に面した部分に蓋（４）をし、吸気穴
（５）より吸気する。

これは排気（７）をそのまますぐに吸気する事を防止
したものである。排気ダクト（３）で排気される空気
（７）は冬は暖房により暖かい空気で有り、ダクト
（３）も暖められているので、吸気中の空気は排気ダク
ト（３）の外面にふれて暖められ、夏は冷房で冷やされ
ているので、排気される空気（７）も冷えており、これ
により冷やされて季節に応じて室内に吸気（８）され
る。

この場合第２図に図示せるごとく、排気ダクト（３）
の外面にフイン（９）を設ける事で、より効果的であ
る。

このように空気調節された室内の温度を変化させる事
なく、さらに屋外と室内との気圧差を生ずる心配もない
ものである。

（考案の効果） このように、もっともシンプルな構造よりなるダクト
使用により、季節に応じて室内の温度に影響することな
く、屋外と室内との気圧差を生じる事もない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すもので、第１図はその断面
図、第２図はダクトを輪切りにした図である。 （１）はレンジフード、（２）は排気部、（３）は排気
ダクト、（４）は蓋、（５）は吸気穴、（６）は吸気ダ
クト、（７）は排気空気、（８）は吸気空気、（９）は
フイン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】外面にフイン（９）を有する排気ダクト
   （３）の周囲に、吸気ダクト（６）を設け、吸気ダクト
   （６）の屋外に面した部分に蓋（４）をし、横に設けた
   吸気穴（５）より吸気するようになしたる、同時吸排ダ
   クト。