JPH08138175A - 無線警報装置 - Google Patents

無線警報装置

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JPH08138175A
JPH08138175A JP28056594A JP28056594A JPH08138175A JP H08138175 A JPH08138175 A JP H08138175A JP 28056594 A JP28056594 A JP 28056594A JP 28056594 A JP28056594 A JP 28056594A JP H08138175 A JPH08138175 A JP H08138175A
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JP
Japan
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radio wave
receiver
transmitter
received
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JP28056594A
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English (en)
Inventor
Tamiyoshi Yasunaga
民好 安永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、おしめ濡れ検知と徘徊検知と
の機能を備え、携帯性に優れた無線警報装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 濡れセンサ4により水気を検知していないと
きは第1の時間間隔で電波を発信し、濡れセンサ4によ
り水気を検知しているときは電波を発信しない送信機
と、電波を第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔内
で受信しているときには警報音を送出せず、電波を受信
しない状態が第2の時間間隔以上続いたときには警報音
を送出する受信機とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おしめ濡れ等の水気又
は位置が所定距離以上であることを無線により検知する
ための無線警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢化が進む現在、幼児用のおしめに加
え、高齢者のおしめの需要が増加している。特に寝たき
りの高齢者の場合、濡れたままのおしめは蓐瘡(じょく
そう)の原因になるため、速やかにおしめの交換を行う
必要がある。さらに、高齢者や幼児は一人歩きを行って
行方不明になりやすいという問題もあり、介護者に精神
的な負担を与えることがある。
【0003】おしめの問題に対しては、濡れの検知を電
極間の電気抵抗の変化により行って、その検知信号を電
波により送信し、これを受信した受信機で警報音を発す
る装置がすでに公表されている(たとえば、1981年
12月24日付の日経産業新聞、特開平2−17484
6号公報)。
【0004】徘徊の問題に対しても、徘徊の検知を行う
発明が特開平5−346997号公報に記載されてい
る。この発明は、老人等に持たせた携帯型送信機と介護
者、家族等の持つ携帯型受信機との間で、一定時間間隔
での正常な信号の交信によるコードのやりとりが行われ
ないと、受信機は、送信機が一定の領域外にいるものと
みなして警報音を発するものである。実開平4−743
94号公報に記載の考案は、老人等に持たせた携帯型送
信機と介護者、家族等の持つ携帯型受信機とが一定距離
以上離れると、介護者、家族等の持つ携帯型受信機が警
報音を発するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高齢者
や幼児はおしめ濡れの問題と一人歩き(徘徊)の問題と
の両者を持つ場合が多いにもかかわらず、上述した送信
機および受信機から成る無線警報装置には、おしめ濡れ
の検知つまり水気検知と徘徊の検知つまり送信機位置の
検知の両方の検知を行っていないという問題点があっ
た。介護者等への精神的な負担を軽減するためには上記
2つの機能を備えた装置が必要である。
【0006】また、体の虚弱な老人や幼児への装着を考
慮すると、装置としては、でき得る限り小さい方がよ
く、構成が簡単なものがよい。
【0007】さらに、無線警報装置を構成する送信機と
受信機は所持者とともに移動するので、障害物などによ
って電波が瞬間的に届かなくなることが考えられる。電
波には人体を透過しにくいという性質があり、従来例の
ように人体のそばで電波を発する装置では、一方の送信
機又は受信機から見て、もう一方の受信機又は送信機が
人体の陰になることがある。この場合には受信機側では
正確な判断ができないという問題点があった。
【0008】さらに、携帯型であるためには電池駆動に
より長期使用できる必要がある。このためには、消費電
力が少ないことが必要である。
【0009】さらに、受信機を持った介護者等は、おし
め濡れと徘徊との区別ができる必要がある。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成で、おしめ濡れ検知と徘徊検知との機能
を備え、携帯性に優れた無線警報装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の無線警報装置は、濡れセンサ
により水気を検知していないときは第1の時間間隔で電
波を発信し、濡れセンサにより水気を検知しているとき
は電波を発信しない送信機と、電波を第1の時間間隔よ
りも長い第2の時間間隔内で受信しているときには警報
音を送出せず、電波を受信しない状態が前記第2の時間
間隔以上続いたときには警報音を送出する受信機とを備
えた。
【0012】請求項2記載の無線警報装置は、濡れセン
サにより水気を検知していないときは第1の時間間隔で
電波を発信し、濡れセンサにより水気を検知していると
きは第1の時間間隔よりも長い第3の時間間隔で電波を
発信する送信機と、電波を第1の時間間隔よりも長く且
つ第3の時間間隔よりも短い第2の時間間隔内で受信し
ているときには警報音を送出せず、電波を受信しない状
態が第3の時間間隔以上続いたときには連続警報音を送
出し、電波を第3の時間間隔で受信しているときには断
続警報音を送出する受信機とを備えた。
【0013】ここで、濡れセンサとしては、水気による
抵抗値の変化を利用するものや、水気が導体であること
からコンデンサ容量値が略ゼロになることを利用するも
のなどがある。
【0014】
【作用】上記構成によって、電波を第1の時間間隔より
も長い第2の時間間隔内で受信しているときには警報音
を発しないようにしたので、第1の時間間隔で送信機か
ら発信される電波を受信機で1〜2回受けなくても受信
機が警報音を発しないようにすることができるので、障
害物による電波障害の影響を軽減することができる。
【0015】また、送信機から発信される電波は一定時
間間隔で発信される間欠発信であるので、無線警報装置
における電力消費を抑制することができ、これに伴い、
電源電池の小型化、機器の小型化が可能となり、携帯性
に優れたものとすることができる。
【0016】さらに、電波を受信しない状態が第3の時
間間隔以上続いたときには連続警報音を送出し、電波を
第3の時間間隔で受信しているときには断続警報音を送
出するようにしたので、送信機が遠方に在るために受信
機で受信できない場合と、濡れセンサで水気を検知した
場合とを区別することができる。したがって、例えばお
しめ濡れと徘徊とを区別することができる。
【0017】さらに、濡れセンサが水気を検知したとき
に送信機が電波を発信せず、この電波無しを検知した受
信機が警報音を発するようにしたので、送信機が受信機
から遠く離れた場合や、送信機の電源電池が不良となっ
た場合にも、電波無しとなって受信機は警報音を発し、
このような場合の検知も可能となる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図1
〜図5を用いて説明する。
【0019】図4(a)および(b)は図1(a)の送
信機の平面図および正面図、図5は図1(b)の受信機
の平面図である。
【0020】図4において、1は送信機本体、2は装着
のためのベルト、3は電波を発信する送信アンテナ、4
は水気を検知する濡れセンサであり、送信機本体1にベ
ルト2および送信アンテナ3が取り付けられ、その下部
(図4(a)で下側)には濡れセンサ4が取り付けられ
ている。
【0021】また図5において、5は受信機本体、6は
電波を受信する受信アンテナ、7は受信する電波の状態
により警報音を発生、送出する警報ブザーである。
【0022】図1(a)は本発明の実施例における無線
警報装置を構成する送信機の回路図で、図4の場合と同
様に、3は送信アンテナ、4は濡れセンサである。ま
た、8は抵抗器、9は電源端子、10はコンパレータ、
11は基準電圧電源、12はタイマ回路、13はゲート
回路、14は送信回路である。
【0023】次に、このように構成された送信機の動作
について、図1(a)および図2のタイミングチャート
を用いて説明する。濡れセンサ4には、電源端子9から
抵抗器8を介して、電圧が供給されている。濡れセンサ
4は一対の平行な導電体であり、これらの導電体間に尿
などの導電性の水溶液(水気)が介在すると、両導電体
間の抵抗値が低下する。コンパレータ10は、抵抗器8
と濡れセンサ4との接続点の電圧と、基準電圧電源11
から出力される基準電圧とを比較し、比較結果を示す比
較信号aを出力する。この比較信号aは濡れセンサ4の
導電体間に水溶液が無い場合には「H」レベル(ハイレ
ベル)となり、濡れセンサ4の導電体間に水溶液がある
ときには「L」レベル(ローレベル)となる(図2
(a)参照)。比較信号aを入力したタイマ回路12は
ゲート信号bを出力する。このゲート信号bは、比較信
号aが「H」レベルのときには周期(時間間隔)T秒
(第1の時間間隔)でパルス幅t秒のパルス信号とな
り、比較信号aが「L」レベルのときには「L」レベル
となる(図2(b)参照)。タイマ回路12からのパル
ス状ゲート信号bはゲート回路13を通して送信回路1
4の電源を制御する。送信回路14はパルス状ゲート信
号bが「H」レベルのときには電源供給により電波を発
信する。ゲート回路13からの入力信号レベルが「L」
のときには電源が供給されず、送信回路14は電波を発
信しない。すなわち、送信回路14は、図2(c)に示
すように、ゲート信号bが「H」レベルのときに、或る
周波数の送信電波信号cを送信アンテナ3に出力し、送
信アンテナ3は電波により信号cを発信する。送信回路
14から出力する信号cの周波数は、電波取締法に準じ
た範囲での周波数帯のいずれを使用してもよい。
【0024】図1(b)は本発明の実施例における無線
警報装置を構成する受信機の回路図で、図5の場合と同
様、6は受信アンテナ、7は警報ブザーである。また、
15は受信回路、16はカウンタ、17は比較器であ
る。次に、このような構成の受信機の動作について、図
1(b)および図2、図3のタイミングチャートを用い
て説明する。送信機から発信された電波を受信した受信
アンテナ6は送信機における導電性水溶液の存在の有無
を示す受信電波信号dを出力する(図3(a)参照)。
図3(a)の受信電波信号dのレベルは、送信機から発
信される図2(c)の5回の電波のうち、第1番目の電
波は十分な強さ(電界強度)の電波であり、第2番目の
電波は障害物の影響による微弱な電波で、第3番目〜第
5番目の電波は十分な強さの電波であることを示す。
【0025】受信回路15は受信電波信号dを入力して
図3(b)に示すクリア信号eを出力する。クリア信号
eは受信アンテナ6で電波を受信した場合にはパルス信
号となり、電波を受信しなかったとき又は微弱な電波し
か受信しなかったときには「L」レベルとなる。次段の
カウンタ16は計時機能を有し、パルス信号が入力され
ると計時をゼロつまりリセット状態とした後に計時を行
う。カウンタ16は、第1番目のパルス信号でゼロにリ
セットされた後に計時を開始し、次の第2番目のパルス
信号が無いことにより計時を続行するが、第3番目のパ
ルス信号により再度ゼロにリセットされ、その計時時間
が所定の時間2.5T秒(第2の時間間隔)を越えるこ
とはない。所定の時間が2.5T秒であることから、受
信電波に基づくパルス信号が連続して2個欠けた場合に
はカウンタ16の計時時間は上記所定の時間2.5T秒
を越えることになる。カウンタ16は続く第4番目、第
5番目のパルス信号によってもゼロにリセットされる
が、第5番目以降はパルス信号が無いので、計時時間は
第5番目のパルス信号発生後2.5T秒経過して上記所
定の時間を越えることになる。このとき図3(c)に示
すように比較器17は、計時時間と所定時間2.5T秒
との比較結果としての「H」レベルの警報信号fを出力
し、警報ブザーから警報音を発生、送出させる。計時時
間が所定時間2.5T秒以内であれば警報信号fは
「L」レベルであり、警報音は送出されない。障害物等
の存在により受信状態が悪い場合には、送信機から発信
される電波はクリア信号eがパルス信号となるのに十分
でない強さであり、クリア信号eはパルス信号とならな
い。このパルス信号の欠ける回数が図3(b)の第2番
目の電波によるクリア信号eで示すように1回だけの場
合には、上述したように次の電波によりカウンタ16の
計時がリセットされるので、計時時間は所定時間2.5
T秒を越えることがなく、警報音が発生することはな
い。
【0026】送信機が遠方に在ることにより十分な強さ
の電波を受信機で受信できないときには、上述したこと
から分かるように、最後の電波の受信後2.5T秒経過
すると警報音が発生する。なお、本実施例では所定の時
間間隔を2.5T秒としたが、2T以上の適宜の値であ
れば、どのような値でもかまわない。
【0027】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
に係る無線警報装置について、図6、図7のタイミング
チャートおよび図1を用いて説明する。
【0028】第2の実施例が第1の実施例と異なるとこ
ろは、コンパレータ10から出力される比較信号aのレ
ベルが「L」となってもタイマ回路12は依然としてパ
ルス状ゲート信号bを出力し続けることである(図6
(a)、(b)参照)。ただし、比較信号aが「L」レ
ベルのときのパルス状ゲート信号bの周期はT秒でなく
第3の時間間隔の3T秒である。従って、送信回路14
から出力される図6(c)の送信電波信号cも、「L」
レベルの比較信号aに対しては3T周期となり、3T周
期のパルス状電波が送信アンテナ3から発信される。
【0029】このような電波を受信したときの受信機の
動作を図7のタイミングチャートにより説明する。図7
(a)は、送信機からの電波を受信したとき受信アンテ
ナ6から出力される受信電波信号dを示し、この信号d
のレベルは受信電波の強さを示している。すなわち、第
1番目の電波は十分な強さ(電界強度)の電波であり、
周期T秒後の第2番目の電波は障害物の影響による微弱
な電波で、第3番目、第4番目の電波は十分な強さの電
波であることを示す。また、第5番目の電波は上述した
信号aが「L」レベルのときの電波であり、強さは十分
であるが、周期が第1時間間隔の3T秒であることを示
す。
【0030】このような受信電波信号dを入力した受信
回路15は図7(b)に示すようなパルス状のクリア信
号eを出力する。クリア信号eを入力したカウンタ16
は、第1番目のパルス信号でゼロにリセットされた後に
計時を開始し、次の第2番目のパルス信号が無いことに
より計時を続行するが、第3番目のパルス信号により再
度ゼロにリセットされ、計時時間が第2の時間間隔の
2.5T秒を越えることはない。第2の時間間隔が2.
5T秒であることから、受信電波に基づく周期Tのパル
ス信号が連続して2個欠けた場合には計時時間は第2の
時間間隔2.5T秒を越えることになる。カウンタ16
は続く第4番目のパルス状クリア信号eによってもゼロ
にリセットされるが、第5番目のパルス信号までの周期
は3Tあり、従って第5番目のパルス信号が到来する前
に第2の時間間隔2.5T秒が経過して、計時時間は第
2の時間間隔2.5T秒を越える。計時時間が第2の時
間間隔2.5T秒を越えると、比較器17は図7(c)
に示すように「H」レベルの警報信号fを発生して警報
ブザー7を鳴らすが、第5番目のパルス状クリア信号e
により再びカウンタ16はリセットされて、警報信号f
は「L」レベルとなり、警報音の発生は停止する。この
動作は周期3Tのパルス信号が発生している間、繰り返
される。従って、周期3Tのパルス信号(パルス幅は図
7(c)に示すように0.5T+tである)が発生して
いる間は、警報音は断続音になる。一方、送信機が遠方
に在ることにより、受信機には微弱な電波しか到来しな
い場合、パルス信号は全く発生せず、この場合には警報
ブザー7から発する警報音は連続音になる。このように
して導電性水溶液(水気)が存在する場合は断続音とな
り、送信機の位置が遠方である場合は連続音となる。
【0031】次に、警報音の鳴る距離、送信電力につい
て説明する。電波の届く範囲が半径200mで送信機が
時速3.6km(1m/秒)で移動するとすると、半径
200m近傍で最後の電波が受信されることになる。い
まT=5秒で、かつ半径200mで最後の電波が発信さ
れるとすると、2.5T秒×1m/秒=12.5mを加
えた位置つまり半径212.5mの位置で警報音が発生
する。電波状態が悪くて届く範囲が1/3つまり半径6
6.7mになったとすると、警報音は79.2mの位置
で発生する。
【0032】送信電力について、連続送信の場合と本実
施例のような間欠送信の場合とを比較する。周期T=
5、パルス幅t=0.1とすると、本実施例の間欠送信
の場合は連続送信のt/(T+t)=0.02(2%)
の電力となり、大幅に消費電力を低減することができ、
これに伴い、電源電池の小型化、機器の小型化が可能と
なり、携帯性に優れた装置とすることができる。
【0033】なお、濡れセンサ4としては、水気による
抵抗値の変化を利用するものや、水気が導体であること
からコンデンサ容量値が略ゼロになることを利用するも
のなどがあり、いずれにしても同様の効果を奏すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、濡れセンサによ
り水気を検知していないときは第1の時間間隔で電波を
発信し、濡れセンサにより水気を検知しているときは電
波を発信しない送信機と、電波を第1の時間間隔よりも
長い第2の時間間隔内で受信しているときには警報音を
送出せず、電波を受信しない状態が第2の時間間隔以上
続いたときには警報音を送出する受信機とを設けたこと
により、電波を第1の時間間隔よりも長い第2の時間間
隔内で受信しているときには警報音を発しないようにし
たので、第1の時間間隔で送信機から発信される電波を
受信機で1〜2回受けなくても受信機が警報音を発しな
いようにすることができるので、障害物による電波障害
の影響が軽減される無線警報装置を実現できる。また、
送信機から発信される電波は一定時間間隔で発信される
間欠発信であるので、電力消費が抑制され、従って機器
の小型化が可能で携帯性に優れた無線警報装置を実現で
きる。さらに、受信機側で、水気を検知できると共に、
送信機が受信機から遠く離れた場合や、送信機の電源電
池が不良となった場合にも警報音を発するので、このよ
うな場合の検知も可能となる無線警報装置を実現でき
る。
【0035】また、濡れセンサにより水気を検知してい
ないときは第1の時間間隔で電波を発信し、濡れセンサ
により水気を検知しているときは第1の時間間隔よりも
長い第3の時間間隔で電波を発信する送信機と、電波を
第1の時間間隔よりも長く且つ第3の時間間隔よりも短
い第2の時間間隔内で受信しているときには警報音を送
出せず、電波を受信しない状態が第3の時間間隔以上続
いたときには連続警報音を送出し、電波受信の間隔が第
3の時間間隔であるときには断続警報音を送出する受信
機とを設けたことにより、水気検知の場合には断続警報
音、送信機が遠方に在る場合には連続音を送出するよう
にしたので、上記効果に加えて、送信機が遠方に在るた
めに受信機で受信できない場合と、濡れセンサで水気を
検知した場合との区別が可能な無線警報装置を実現でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例における無線警報装置を
構成する送信機の回路図 (b)本発明の実施例における無線警報装置を構成する
受信機の回路図
【図2】(a)本発明の第1の実施例における送信機に
おける比較信号を示すタイミングチャート (b)本発明の第1の実施例における送信機におけるゲ
ート信号を示すタイミングチャート (c)本発明の第1の実施例における送信機における送
信電波信号を示すタイミングチャート
【図3】(a)本発明の第1の実施例における受信機に
おける受信電波信号を示すタイミングチャート (b)本発明の第1の実施例における受信機におけるク
リア信号を示すタイミングチャート (c)本発明の第1の実施例における受信機における警
報信号を示すタイミングチャート
【図4】(a)図1(a)の送信機の平面図 (b)図1(a)の送信機の正面図
【図5】図1(b)の受信機の平面図
【図6】(a)本発明の第2の実施例に係る送信機にお
ける比較信号を示すタイミングチャート (b)本発明の第2の実施例に係る送信機におけるゲー
ト信号を示すタイミングチャート (c)本発明の第2の実施例に係る送信機における送信
電波信号を示すタイミングチャート
【図7】(a)本発明の第2の実施例に係る受信機にお
ける受信電波信号を示すタイミングチャート (b)本発明の第2の実施例に係る受信機におけるクリ
ア信号を示すタイミングチャート (c)本発明の第2の実施例に係る受信機における警報
信号を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 送信機本体 2 ベルト 3 送信アンテナ 4 濡れセンサ 5 受信機本体 6 受信アンテナ 7 警報ブザー 8 抵抗器 9 電源端子 10 コンパレータ 11 基準電圧電源 12 タイマ回路 13 ゲート回路 14 送信回路 15 受信回路 16 カウンタ 17 比較器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濡れセンサにより水気を検知していないと
    きは第1の時間間隔で電波を発信し、前記濡れセンサに
    より水気を検知しているときは電波を発信しない送信機
    と、前記電波を前記第1の時間間隔よりも長い第2の時
    間間隔内で受信しているときには警報音を送出せず、前
    記電波を受信しない状態が前記第2の時間間隔以上続い
    たときには警報音を送出する受信機とを備えたことを特
    徴とする無線警報装置。
  2. 【請求項2】濡れセンサにより水気を検知していないと
    きは第1の時間間隔で電波を発信し、前記濡れセンサに
    より水気を検知しているときは前記第1の時間間隔より
    も長い第3の時間間隔で電波を発信する送信機と、前記
    電波を前記第1の時間間隔よりも長く且つ第3の時間間
    隔よりも短い第2の時間間隔内で受信しているときには
    警報音を送出せず、前記電波を受信しない状態が前記第
    3の時間間隔以上続いたときには連続警報音を送出し、
    前記電波を前記第3の時間間隔で受信しているときには
    断続警報音を送出する受信機とを備えたことを特徴とす
    る無線警報装置。
JP28056594A 1994-11-15 1994-11-15 無線警報装置 Pending JPH08138175A (ja)

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