JPH08132378A - 挟持装置用ハンド及び挟持装置 - Google Patents
挟持装置用ハンド及び挟持装置Info
- Publication number
- JPH08132378A JPH08132378A JP27529594A JP27529594A JPH08132378A JP H08132378 A JPH08132378 A JP H08132378A JP 27529594 A JP27529594 A JP 27529594A JP 27529594 A JP27529594 A JP 27529594A JP H08132378 A JPH08132378 A JP H08132378A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripping
- base end
- posture
- hand
- flexible linear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きく曲がることのできる挟持装置用ハンド
を提供する点にある。 【構成】 複数個の把持体3を基端フレーム2より離れ
る方向に列状に並べ、基端側に位置する基端把持体3A
を前記基端フレーム2に揺動可能に軸支するとともに、
前記基端把持体3Aより先端側に位置する各把持体3
を、隣接する把持体3同士が支点を介して相対揺動すべ
く、連結して多関節式に構成し、各把持体が揺動離間し
た挟持姿勢と各把持体が近接した待機姿勢とに切換駆動
する可撓性ワイヤCを設けてある。
を提供する点にある。 【構成】 複数個の把持体3を基端フレーム2より離れ
る方向に列状に並べ、基端側に位置する基端把持体3A
を前記基端フレーム2に揺動可能に軸支するとともに、
前記基端把持体3Aより先端側に位置する各把持体3
を、隣接する把持体3同士が支点を介して相対揺動すべ
く、連結して多関節式に構成し、各把持体が揺動離間し
た挟持姿勢と各把持体が近接した待機姿勢とに切換駆動
する可撓性ワイヤCを設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、野菜や果物の
収穫や運搬時にそれらを挟持する為に利用される挟持装
置用ハンドであって、複数個の把持体を基端フレームよ
り離れる方向に列状に並べ、基端側に位置する基端把持
体を前記基端フレームに揺動可能に軸支するとともに、
前記基端把持体より先端側に位置する各把持体を、隣接
する把持体同士が支点を介して相対揺動すべく、連結し
て多関節式に構成し、各把持体が揺動離間した挟持姿勢
と各把持体が近接した待機姿勢とに切換駆動する姿勢切
換機構を設けてある挟持装置用ハンドに関する。
収穫や運搬時にそれらを挟持する為に利用される挟持装
置用ハンドであって、複数個の把持体を基端フレームよ
り離れる方向に列状に並べ、基端側に位置する基端把持
体を前記基端フレームに揺動可能に軸支するとともに、
前記基端把持体より先端側に位置する各把持体を、隣接
する把持体同士が支点を介して相対揺動すべく、連結し
て多関節式に構成し、各把持体が揺動離間した挟持姿勢
と各把持体が近接した待機姿勢とに切換駆動する姿勢切
換機構を設けてある挟持装置用ハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の挟持装置用ハンドは、図5及び図
6に示すように、複数の把持体3同士を相対揺動可能に
横向き軸Yで連結し、その横向き軸Yの前後位置に姿勢
切換機構Cを駆動する為の駆動源となるエアーを導入又
は排出するエアー通路5を形成し、隣接する把持体3同
士の対向する面において両把持体のエアー通路5に亘る
姿勢切換機構Cとしての接続用パイプを装着して、構成
されていた。この接続用パイプCは両端外面にOリング
9を装着してエアー通路内面とのシール性を向上させる
ものであると同時に、エアーを供給すると、エアーがエ
アー通路5を介して先端把持体3に供給されてこの先端
把持体3をそれが取り付けられている後続する把持体3
に対して揺動し、両者が相対的に離間するとともに、先
端側の把持体3から順番にエアー供給量に応じて揺動
し、把持体3同士が相対的に離間し、ハンドが挟持姿勢
となる。そして、把持体3同士が相対的に離間しようと
する際に、この接続用パイプC部分でエアー通路5と前
記パイプCとの間で相対摺動が起こり、把持体3同士の
相対離間を許容する構成を採っていた。
6に示すように、複数の把持体3同士を相対揺動可能に
横向き軸Yで連結し、その横向き軸Yの前後位置に姿勢
切換機構Cを駆動する為の駆動源となるエアーを導入又
は排出するエアー通路5を形成し、隣接する把持体3同
士の対向する面において両把持体のエアー通路5に亘る
姿勢切換機構Cとしての接続用パイプを装着して、構成
されていた。この接続用パイプCは両端外面にOリング
9を装着してエアー通路内面とのシール性を向上させる
ものであると同時に、エアーを供給すると、エアーがエ
アー通路5を介して先端把持体3に供給されてこの先端
把持体3をそれが取り付けられている後続する把持体3
に対して揺動し、両者が相対的に離間するとともに、先
端側の把持体3から順番にエアー供給量に応じて揺動
し、把持体3同士が相対的に離間し、ハンドが挟持姿勢
となる。そして、把持体3同士が相対的に離間しようと
する際に、この接続用パイプC部分でエアー通路5と前
記パイプCとの間で相対摺動が起こり、把持体3同士の
相対離間を許容する構成を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来構成に
おいて、接続用パイプCは直線状のものであるから、そ
の接続用パイプCがエアー通路5に対して相対摺動でき
るとしても、揺動して離間する把持体3同士の揺動範囲
が小さくならざるを得ない。そうすると、把持体3を列
状に並べたハンド1としては、挟持姿勢での曲がりを大
きくはとれない欠点がある。別の言い方をすれば、挟持
姿勢での曲がりを大きくしようとすれば、把持体3の並
べる個数を増やすしかなく、これでは、ハンド1として
も重量が嵩むことになって、ハンド1を駆動する際にス
ピード性に欠ける等の問題がでる。本第1発明の目的
は、挟持姿勢において曲がりを大きく採れるハンドを得
る把持体の個数を余り多く設けることなく得られる挟持
装置のハンドを提供する点にある。
おいて、接続用パイプCは直線状のものであるから、そ
の接続用パイプCがエアー通路5に対して相対摺動でき
るとしても、揺動して離間する把持体3同士の揺動範囲
が小さくならざるを得ない。そうすると、把持体3を列
状に並べたハンド1としては、挟持姿勢での曲がりを大
きくはとれない欠点がある。別の言い方をすれば、挟持
姿勢での曲がりを大きくしようとすれば、把持体3の並
べる個数を増やすしかなく、これでは、ハンド1として
も重量が嵩むことになって、ハンド1を駆動する際にス
ピード性に欠ける等の問題がでる。本第1発明の目的
は、挟持姿勢において曲がりを大きく採れるハンドを得
る把持体の個数を余り多く設けることなく得られる挟持
装置のハンドを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明による特徴構
成は、前記姿勢切換機構を可撓性線状体で形成するとと
もこの可撓性線状体の一端を前記把持体のうちの先端に
位置する先端把持体に固定し、前記可撓性線状体の各把
持体の並び方向に沿った進退移動によって、前記挟持姿
勢と待機姿勢とに切り換えるように構成している点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
成は、前記姿勢切換機構を可撓性線状体で形成するとと
もこの可撓性線状体の一端を前記把持体のうちの先端に
位置する先端把持体に固定し、前記可撓性線状体の各把
持体の並び方向に沿った進退移動によって、前記挟持姿
勢と待機姿勢とに切り換えるように構成している点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、可撓性線状体を各把持体の並び方向で
先端把持体が位置する側に向けて移動させると、先ず、
先端把持体が移動するが、その際に先端把持体が隣接す
る把持体との支点周りで相対揺動離間すると同時に、各
把持体を連結する支点を結んでできる曲線の半径を小さ
くする方向に先端把持体が移動する。そうすると、その
先端把持体の移動に連れて後続する各把持体が揺動離間
して挟持姿勢となる。挟持姿勢より、可撓性線状体を後
退させると、先端把持体が後退し、それにつれて後続す
る把持体同士しが近接する状態になるまで後退し、待機
姿勢となる。
先端把持体が位置する側に向けて移動させると、先ず、
先端把持体が移動するが、その際に先端把持体が隣接す
る把持体との支点周りで相対揺動離間すると同時に、各
把持体を連結する支点を結んでできる曲線の半径を小さ
くする方向に先端把持体が移動する。そうすると、その
先端把持体の移動に連れて後続する各把持体が揺動離間
して挟持姿勢となる。挟持姿勢より、可撓性線状体を後
退させると、先端把持体が後退し、それにつれて後続す
る把持体同士しが近接する状態になるまで後退し、待機
姿勢となる。
【0006】
【発明の効果】したがって、各把持体は支点を介して連
結されているだけであるので、揺動する角度は従来のパ
イプで規定される構成のものに比べて大きくとることが
でき、ハンドとしてその曲がりを十分大きなものにでき
て、取扱う野菜等の大きさに使用が限定されることが少
なくなるとともに、各把持体の揺動角を大きく採れるの
で、ハンドとして全体の曲がり半径が同一であるなら
ば、構成把持体の個数を少なくでき、それだけ、ハンド
の姿勢変更も容易なものになる。
結されているだけであるので、揺動する角度は従来のパ
イプで規定される構成のものに比べて大きくとることが
でき、ハンドとしてその曲がりを十分大きなものにでき
て、取扱う野菜等の大きさに使用が限定されることが少
なくなるとともに、各把持体の揺動角を大きく採れるの
で、ハンドとして全体の曲がり半径が同一であるなら
ば、構成把持体の個数を少なくでき、それだけ、ハンド
の姿勢変更も容易なものになる。
【0007】〔その他の目的・構成・作用・効果〕 (1) 請求項2における発明の目的は、請求項1におけ
る発明の目的に加えて、挟持装置として取り扱う対象を
広げることのできるものを提供する点にあり、この為に
採られた構成は、、請求項1の構成において、前記挟持
装置用のハンドを複数個備えている点にあり、その作用
効果は次の通りである。つまり、ハンドを複数個備える
ことによって、一つのハンドでは取り扱うことの難しい
長尺物であっても容易に取り扱うことができる。特に、
ハンドの曲げを大きくとることができるので、細く長い
ものに対して有効でもある。 (2) 請求項3における発明の目的は、請求項1又は請
求項2における発明の目的に加えて、駆動装置の取付位
置等を容易に選定することのできるものを提供する点に
あり、この為に採られた構成は、請求項1又は請求項2
の構成において、前記可撓性線状体を出退駆動させる駆
動装置を、前記基端フレーム内に備えている点にあり、
その作用効果は次の通りである。つまり、姿勢変更機構
として可撓性線状体を使用しているので、この可撓性線
状体を基端フレームまで延出することによって、駆動装
置を基端フレームに設置することが可能になり、各把持
体の連結部位毎に設ける必要もない。したがって、設置
位置も取扱物を挟持することとは直接関与しない基端フ
レームに定めることによって、設置も容易に行えるよう
になる。
る発明の目的に加えて、挟持装置として取り扱う対象を
広げることのできるものを提供する点にあり、この為に
採られた構成は、、請求項1の構成において、前記挟持
装置用のハンドを複数個備えている点にあり、その作用
効果は次の通りである。つまり、ハンドを複数個備える
ことによって、一つのハンドでは取り扱うことの難しい
長尺物であっても容易に取り扱うことができる。特に、
ハンドの曲げを大きくとることができるので、細く長い
ものに対して有効でもある。 (2) 請求項3における発明の目的は、請求項1又は請
求項2における発明の目的に加えて、駆動装置の取付位
置等を容易に選定することのできるものを提供する点に
あり、この為に採られた構成は、請求項1又は請求項2
の構成において、前記可撓性線状体を出退駆動させる駆
動装置を、前記基端フレーム内に備えている点にあり、
その作用効果は次の通りである。つまり、姿勢変更機構
として可撓性線状体を使用しているので、この可撓性線
状体を基端フレームまで延出することによって、駆動装
置を基端フレームに設置することが可能になり、各把持
体の連結部位毎に設ける必要もない。したがって、設置
位置も取扱物を挟持することとは直接関与しない基端フ
レームに定めることによって、設置も容易に行えるよう
になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、二つの挟持装置用のハンド
1,1で丸物野菜A等を掴む挟持装置Bについて説明す
る。まず、ハンド1の構造について説明する。基端フレ
ーム2より下向きにかつ列状に4つの把持体3を並べる
とともに、隣接する把持体3を前後軸芯Xを支点として
相対揺動可能に連結し、基端把持体3Aを基端フレーム
2に支点Xを介して相対揺動可能に連結固定して、多関
節型に構成してある。そして、これら把持体3の姿勢を
変更する機構Cとして可撓性線状体を使用し、可撓性線
状体Cの先端を先端把持体3Bにピン連結するととも
に、他の把持体3に挿通部3aを形成して、この挿通部
3a内を通して基端フレーム2に伸ばしてある。そし
て、この可撓性線状体Cを進退移動させることによっ
て、[作用]の項で述べたように、挟持姿勢と待機姿勢
とに切り換えることができる。そして、この可撓性線状
体Cを進退移動させる駆動装置Dとして次のようなエア
ー駆動構造が設けられている。この駆動装置Dは、基端
フレーム2内に形成されたシリンダ部4と、このシリン
ダ部4の前後端に接続されるエアー通路5と、シリンダ
部4内に内装されるピストン部6とからなり、可撓性線
状体Cの基端をピストン部6に連結固定して、可撓性線
状体Cを駆動するようにしてある。エアー通路5はシリ
ンダ部4の下端に接続される第1エアー通路5Aとシリ
ンダ部4の上端に接続される第2エアー通路5Bとから
なり、夫々のエアー通路5A,5Bを切換弁8によっ
て、エアー供給側とエアー排出側とに変更することによ
って、可撓性線状体Cを進退移動させることができる。
図1においては、実線で示すハンド1が挟持姿勢にあ
り、二点鎖線で示したハンド1が待機姿勢にあることを
示している。図中7は野菜Aが両ハンド1で完全に挟持
された否かを検出する挟持完了検出センサであり、野菜
Aに接当する可動フレーム7Aと、この可動フレーム7
Aを突出付勢するバネ7Bと、可動フレーム7Aが一定
量退入する状態を検出するリミットスイッチ7Cとから
なる。このリミットスイッチ7C以外には、差動トラン
ス、圧電素子、光センサ等が採用できる。このような構
成によって、リミットスイッチ7Cが一定以上の押し込
み状態を感知すると、ハンド1の挟持側への移動を停止
するようにする。
する。図1に示すように、二つの挟持装置用のハンド
1,1で丸物野菜A等を掴む挟持装置Bについて説明す
る。まず、ハンド1の構造について説明する。基端フレ
ーム2より下向きにかつ列状に4つの把持体3を並べる
とともに、隣接する把持体3を前後軸芯Xを支点として
相対揺動可能に連結し、基端把持体3Aを基端フレーム
2に支点Xを介して相対揺動可能に連結固定して、多関
節型に構成してある。そして、これら把持体3の姿勢を
変更する機構Cとして可撓性線状体を使用し、可撓性線
状体Cの先端を先端把持体3Bにピン連結するととも
に、他の把持体3に挿通部3aを形成して、この挿通部
3a内を通して基端フレーム2に伸ばしてある。そし
て、この可撓性線状体Cを進退移動させることによっ
て、[作用]の項で述べたように、挟持姿勢と待機姿勢
とに切り換えることができる。そして、この可撓性線状
体Cを進退移動させる駆動装置Dとして次のようなエア
ー駆動構造が設けられている。この駆動装置Dは、基端
フレーム2内に形成されたシリンダ部4と、このシリン
ダ部4の前後端に接続されるエアー通路5と、シリンダ
部4内に内装されるピストン部6とからなり、可撓性線
状体Cの基端をピストン部6に連結固定して、可撓性線
状体Cを駆動するようにしてある。エアー通路5はシリ
ンダ部4の下端に接続される第1エアー通路5Aとシリ
ンダ部4の上端に接続される第2エアー通路5Bとから
なり、夫々のエアー通路5A,5Bを切換弁8によっ
て、エアー供給側とエアー排出側とに変更することによ
って、可撓性線状体Cを進退移動させることができる。
図1においては、実線で示すハンド1が挟持姿勢にあ
り、二点鎖線で示したハンド1が待機姿勢にあることを
示している。図中7は野菜Aが両ハンド1で完全に挟持
された否かを検出する挟持完了検出センサであり、野菜
Aに接当する可動フレーム7Aと、この可動フレーム7
Aを突出付勢するバネ7Bと、可動フレーム7Aが一定
量退入する状態を検出するリミットスイッチ7Cとから
なる。このリミットスイッチ7C以外には、差動トラン
ス、圧電素子、光センサ等が採用できる。このような構
成によって、リミットスイッチ7Cが一定以上の押し込
み状態を感知すると、ハンド1の挟持側への移動を停止
するようにする。
【0009】〔別実施例〕以上のような基本構成に対し
て、次のような構成を採ってもよい。 (1) ハンド1としては、単品としても独立して取り扱
うことができるものである。勿論、図1で示すように、
一対のハンド1で挟持装置を構成するものでもよいが、
図2に示すように、玉葱A等の球形のものを掴む場合に
は、ハンド1を三角に配置してもよく、図3に示すよう
に、互いに向き合う一対のハンド1,1を横に複数列配
置してもよく、図4に示すように、千鳥状にハンド1を
配置して、葱などの長尺物を掴み易いように構成しても
よい。 (2) 図1においては、各把持体3を連結する支点Xを
取扱物Aの側に配置し、可撓性線状体Cを支点Xの反対
側つまり外側に設けてあるが、可撓性線状体Cを取扱物
Aの側に配置し、外側に支点Xを設けてよい。このよう
に構成すると、可撓性線状体Cを基端フレーム2側に引
き操作することによって、把持体1を挟持姿勢にでき、
可撓性線状体Cを伸ばし操作すると待機姿勢にできる。 (3) 可撓性線状体Cとしては、ワイヤやピアノ線等の
押し操作に耐えるだけの機械的強度を必要とし、弾性の
高いものであれば、樹脂や硬質ゴムのロッドを使用可能
である。 (4) 把持体3の材質としては樹脂であるが、軽量なも
のであれば金属であってもよい。 (5) 可撓性線状体Cを駆動する装置Dとしては、基本
構成を生かして油圧を利用してもよく又は電動式シリン
ダ等を利用してもよい。
て、次のような構成を採ってもよい。 (1) ハンド1としては、単品としても独立して取り扱
うことができるものである。勿論、図1で示すように、
一対のハンド1で挟持装置を構成するものでもよいが、
図2に示すように、玉葱A等の球形のものを掴む場合に
は、ハンド1を三角に配置してもよく、図3に示すよう
に、互いに向き合う一対のハンド1,1を横に複数列配
置してもよく、図4に示すように、千鳥状にハンド1を
配置して、葱などの長尺物を掴み易いように構成しても
よい。 (2) 図1においては、各把持体3を連結する支点Xを
取扱物Aの側に配置し、可撓性線状体Cを支点Xの反対
側つまり外側に設けてあるが、可撓性線状体Cを取扱物
Aの側に配置し、外側に支点Xを設けてよい。このよう
に構成すると、可撓性線状体Cを基端フレーム2側に引
き操作することによって、把持体1を挟持姿勢にでき、
可撓性線状体Cを伸ばし操作すると待機姿勢にできる。 (3) 可撓性線状体Cとしては、ワイヤやピアノ線等の
押し操作に耐えるだけの機械的強度を必要とし、弾性の
高いものであれば、樹脂や硬質ゴムのロッドを使用可能
である。 (4) 把持体3の材質としては樹脂であるが、軽量なも
のであれば金属であってもよい。 (5) 可撓性線状体Cを駆動する装置Dとしては、基本
構成を生かして油圧を利用してもよく又は電動式シリン
ダ等を利用してもよい。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】全体縦断側面図
【図2】ハンドを取扱物の周方向に配置した状態を示す
平面図
平面図
【図3】ハンドを取扱物に対して一対ずつ列状に配置し
た状態を示す平面図
た状態を示す平面図
【図4】ハンドを取扱物に対して千鳥状に配置した状態
を示す平面図
を示す平面図
【図5】従来のハンド構造を示す縦断側面図
【図6】図5に対応するハンドの全体側面図
1 ハンド 2 基端フレーム 3 把持体 3A 基端把持体 3B 先端把持体 C 姿勢切換機構 D 駆動装置 X 支点
Claims (3)
- 【請求項1】 複数個の把持体(3)を基端フレーム
(2)より離れる方向に列状に並べ、基端側に位置する
基端把持体(3A)を前記基端フレーム(2)に揺動可
能に軸支するとともに、前記基端把持体(3A)より先
端側に位置する各把持体(3)を、隣接する把持体
(3)同士が支点(X)を介して相対揺動すべく、連結
して多関節式に構成し、各把持体(3)が揺動離間した
挟持姿勢と各把持体が近接した待機姿勢とに切換駆動す
る姿勢切換機構(C)を設けてある挟持装置用ハンドで
あって、 前記姿勢切換機構(C)を可撓性線状体で形成するとと
もこの可撓性線状体の一端を前記把持体(3)のうちの
先端に位置する先端把持体(3B)に固定し、前記可撓
性線状体の各把持体(3)の並び方向に沿った進退移動
によって、前記挟持姿勢と待機姿勢とに切り換えるよう
に構成している挟持装置用ハンド。 - 【請求項2】 前記挟持装置用のハンド(1)を複数個
備えている請求項1記載の挟持装置。 - 【請求項3】 前記可撓性線状体を進退駆動させる駆動
装置(D)を、前記基端フレーム(2)内に備えている
請求項1又は請求項2記載の挟持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27529594A JPH08132378A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 挟持装置用ハンド及び挟持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27529594A JPH08132378A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 挟持装置用ハンド及び挟持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08132378A true JPH08132378A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17553447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27529594A Pending JPH08132378A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 挟持装置用ハンド及び挟持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08132378A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100421933B1 (ko) * | 2001-04-07 | 2004-03-10 | 김필수 | 엔터테인먼트 로봇용 손가락 구조 |
JP2007134526A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Hitachi High-Tech Control Systems Corp | 基板把持ハンド装置と基板把持方法及びそれを用いた基板搬送装置並びに基板処理装置 |
JP2008194788A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 把持機構およびそれを備えたロボットハンド |
KR101012918B1 (ko) * | 2008-08-20 | 2011-02-08 | 이수종 | 손가락 모듈 및 이를 이용하는 인간형 로봇을 위한 다지 로봇 핸드 장치 |
JP2017189861A (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | ファナック株式会社 | ロボット用把持装置 |
CN107900746A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-04-13 | 济南大学 | 气缸套夹具 |
CN111285101A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-06-16 | 杭州酿蜜科技有限公司 | 一种便于抓取脆性新材料的夹具 |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP27529594A patent/JPH08132378A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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