JPH08132344A - センサ素子の製造方法 - Google Patents

センサ素子の製造方法

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JPH08132344A
JPH08132344A JP23551195A JP23551195A JPH08132344A JP H08132344 A JPH08132344 A JP H08132344A JP 23551195 A JP23551195 A JP 23551195A JP 23551195 A JP23551195 A JP 23551195A JP H08132344 A JPH08132344 A JP H08132344A
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hole
polishing
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Kazuo Yamashita
山下和雄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の被製造物を保持板に固着し、これを
一単位として各工程に送り込んで処理することにより複
数個のセンサ素子を同時に製造する。 【解決手段】 100μm程度の厚みの金属製の可撓性
を有する保持板1に、被製造物の小径部が挿入し得る穴
2を複数箇所に設け、各穴2の内周面の対向する部位に
一対の切込み3、3を設け、切込み3、3間で梁4を形
成する。各穴2に被製造物の小径部を挿入し、各穴2の
梁4と各被製造物との間を溶接により一体に固着する。
これを一単位として、表面研磨工程、成膜構成等に送り
込むことにより、複数個のセンサ素子を同時に製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧力センサ、荷重
センサ等に用いられるセンサ素子の製造方法に関し、特
に、一度に複数個の被製造物を各工程に送り込んで処理
することにより、複数個のセンサ素子を同時に製造する
ことのできるセンサ素子の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、圧力センサ、荷
重センサ等に用いられるセンサ素子にあっては、図6
(a)に示すように構成されている。
【0003】すなわち、このセンサ素子5は、一端が閉
塞された筒状をなすとともに、周面が大径部5aと小径
部5bの2段に形成されていて、大径部5aの上面側
(閉塞されている部分)に歪みゲージ(図示せず)が蒸
着、スパッタリング等の成膜法により所定のパターンで
形成されるようになっている。
【0004】このようなセンサ素子は、図19に示すよ
うに、「切削加工又は鍛造等の工程」、「洗浄工程」、
「表面研磨工程」、「洗浄工程」、「成膜(蒸着又はス
パッタリング等で機能膜形成)工程」、「パターニング
(スピンコート、露光、エッチング等)工程」、「洗浄
工程」の7つの工程を経て製造されるものであるが、従
来は、一度に複数個の被製造物を各工程に送り込んで処
理する有効な手段がなかったため、被製造物を1個づつ
各工程に送り込んで処理しなければならず、複数個のセ
ンサ素子5を製造するのに長時間を要し、生産性が非常
に悪かった。
【0005】例えば、「表面研磨工程」について説明す
ると、図20に示すように、被製造物6を挿入し得る穴
61を複数箇所に設けたホルダ60を研磨盤65上に位
置してガイド64で保持するとともに、ホルダ60の各
穴61に被製造物6を挿入し、被製造物6の上部に弾性
材66を介して錘67を位置して各被製造物6を研磨盤
65の方向に押圧し、この状態で研磨盤65を作動させ
ることにより複数個の被製造物6の研磨が同時に行われ
る。
【0006】この場合、複数個の被製造物6の高さ方向
の寸法のばらつきは、弾性材66の弾性変形によって吸
収されるようになっているので、高いものから先に研磨
されて徐々に全体の高さが揃って行き、最後には全体の
高さが均一に仕上げられるようになっている。
【0007】しかしながら、被製造物6を1個づつホル
ダ60の穴61に装着しなければならないため、その作
業に手間がかかり、また、高さ方向の寸法のばらつきが
大きい場合には、弾性材66の変形によってもばらつき
を完全に吸収することができず、低いもののハンドリン
グが不十分となってしまい、その研磨面にだれが生じて
しまう。なお、センサ素子5は、図6(b)に示すよう
な円筒状のものであっても、前記したものと同様な問題
が生じるものである。
【0008】一方、特開昭58−149168号公報に
は、ウエハーの研磨方法が記載されており、この研磨方
法は、被加工物保持用の穴を複数箇所に設けたホルダの
各穴に被加工物を保持して、これを上下研磨盤間に位置
することにより複数個の被加工物の両面を同時に研磨す
るようにしたものである。
【0009】しかしながら、このようなものにあって
も、被加工物を1個づつホルダの穴に装着しなければな
らないため、その作業に手間がかかり、また、各被加工
物は各穴内に完全に固定されていないので、研磨面にだ
れが生じる虞がある。
【0010】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、一度に複数個の被製造
物を各工程に送り込んで処理することができ、生産性を
大幅に高めることのできるセンサ素子の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0011】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、一端が閉塞された略筒状のセンサ
素子の製造方法であって、可撓性を有する板に複数の被
製造物を、その処理面を前記可撓性板の撓む方向に向け
て固着して、これを一単位として研磨、成膜等の工程に
送り込んで複数個のセンサ素子を同時に処理する手段を
採用したものである。また、一端が閉塞された略筒状の
センサ素子の製造方法であって、可撓性を有する板に複
数の穴を設け、該穴内に径方向に突出する少なくとも二
つの片持梁を設け、該梁と被製造物とを、該被製造物の
処理面を前記可撓板の撓む方向に向けて固着して、これ
を一単位として研磨、成膜等の工程に送り込んで複数個
のセンサ素子を同時に処理する手段を採用したものであ
る。
【0012】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、可撓性のある板に一端が閉塞された略筒状をなす
被製造物を、その処理面を可撓性板の撓む方向に向けて
固着し、これを一単位として各工程に送り込んで処理す
ることにより、複数個の被製造物の個々の高さ方向の寸
法にばらつきがあっても、可撓性のある板が高さ方向に
変位してそのばらつきを吸収することになる。また、複
数個の被製造物を固着することによって可撓性板の剛性
が高まっても、個々の穴の片持梁の撓みによって、高さ
方向の寸法のばらつきを吸収することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明による
センサ素子の製造方法の実施の形態について説明する。
図1〜図5には、この発明によるセンサ素子の製造方法
の第1の実施の形態が示されていて、図1は被製造物を
保持する保持板を示す平面図、図2は図1に示すものの
部分拡大図、図3(3)は図1に示すものに被製造物を
保持した状態を示した部分拡大図、図4(a)は図3
(a)に示すものの側面図、図5は図1に示すものに被
製造物を保持して表面研磨工程に送り込んだ状態を示す
説明図である。
【0014】すなわち、この実施の形態に示すセンサ素
子の製造方法は、一端が閉塞された筒状をなすととも
に、周面が大径部5aと小径部5bの2段に形成される
センサ素子5(図6(a)参照)の製造方法であって、
一端が閉塞された筒状をなすものの周面を大径部6aと
小径部6bの2段に加工した被製造物6(図3(a)、
図4(a)および図5参照)を複数個保持板1に保持
し、これを一単位として各工程に送り込んで処理するこ
とにより、複数個のセンサ素子5を同時に製造するよう
にしたものである。
【0015】ここで保持板1は、100μm程度の厚み
の金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス等からなる
可撓性を有する薄板であって、被製造物6の小径部6b
が挿入し得る穴2をエッチング、打抜き等により複数箇
所に穿設し、各穴2の内周面の対向する部位にそれぞれ
一対の三角形状の切込み3、3を設け、隣接する切込み
3、3間で被製造物を支持する三角形状の梁4を形成し
たものである。
【0016】上記のような保持板1に複数個の被製造物
6を保持するには、各穴2に被製造物6の小径部6bを
挿入して各穴2の梁4と各被製造物6の大径部6aとの
間をシリーズ溶接等により一体に固着する。この場合の
溶接強度は、各工程処理中に外れることなく、各工程終
了後に容易に取り外せる程度の強さとする。
【0017】そして、保持板1に保持した複数個の被製
造物6を一単位として、研磨、成膜等の各工程に送り込
んで処理することにより、複数個のセンサ素子5が同時
に製造されるものである。
【0018】例えば、「表面研磨工程」について説明す
ると、保持板1に保持した複数個の被製造物6を保持板
1と共に研磨盤7上に位置し、その上部に錘8を載置し
て各被製造物6を研磨盤7の方向に押圧する(図5参
照)。
【0019】この場合、各被製造物6の高さ方向の寸法
のばらつきは、可撓性を有する保持板1の高さ方向への
変位によって吸収されるとともに、各被製造物6は各穴
2の梁4によって保持板1に完全に固定されるものであ
る。
【0020】したがって、研磨盤7を作動させても各被
製造物6が各穴2内で動くようなことはなく、高さ方向
のばらつきが大きいために研磨盤7の方向への押圧力が
部分的に不足しても研磨面にだれが生じるような虞はな
く、被製造物6は高いものから順に研磨されて徐々に全
体の高さが揃って行き、最後に全体の高さが均一の寸法
に仕上げられることになる。
【0021】また、複数個の被製造物6を保持板1に保
持して一単位とし、それを各工程に送り込んで処理する
ようにしたことにより、被製造物6を1個づつ各工程に
送り込んで処理していた従来に比べて、研磨工程におけ
る処理時間、成膜工程におけるスピンコート、露光等の
処理時間、洗浄工程の処理時間等を大幅に短縮すること
ができ、生産性を大幅に高めることができることにな
る。なお、被製造物6はフランジが付いているものに限
らず、図3(b)、図4(b)に示す円筒状のものであ
っても同様に固着できるものであり、この場合のセンサ
素子5は図6(b)のようになるものである。
【0022】図7〜図9(a)には、この発明によるセ
ンサ素子の製造方法の第2の実施の形態が示されてい
て、図7は被製造物を保持する保持板を示す平面図、図
8は図7に示すものに被製造物を保持した状態を示す部
分拡大図、図9(a)は図8に示すものの側面図であ
る。
【0023】すなわち、この実施の形態に示すセンサ素
子の製造方法も前記第1の実施の形態に示すものと同様
に、一端が閉塞された筒状をなすとともに、周面が大径
部5aと小径部5bの2段に形成されているセンサ素子
5(図6(a)参照)の製造方法であって、一端が閉塞
された筒状をなすものの周面を大径部6aと小径部6b
の2段に加工した被製造物6(図8および図9(a)参
照)を複数個保持板11に保持し、これを一単位として
各工程に送り込んで処理することにより複数個のセンサ
素子5を同時に製造するようにしたものである。
【0024】ここで保持板11は、100μm程度の厚
みの金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス等からな
る可撓性を有する薄板であって、被製造物6の小径部6
bが挿入し得る穴12をエッチング、打抜き等により複
数箇所に穿設したものである。
【0025】上記のような保持板11に複数個の被製造
物6を保持するには、各穴12に被製造物6の小径部6
bを挿入するとともに、被製造物6の大径部6aを各穴
12の周縁部にシリーズ溶接等により一体に固着する。
この場合の溶接強度は、各工程処理中に外れることな
く、各工程終了後に容易に取り外せる程度の強さとす
る。
【0026】そして、保持板11に保持した複数個の被
製造物6を保持板11と共に研磨、成膜等の工程に送り
込んで処理することにより、複数個のセンサ素子5が同
時に製造されることになる。
【0027】したがって、被製造物6を1個づつ各工程
に送り込んで処理していた従来に比べて、一度に複数個
の被製造物6を各工程に送り込んで処理できるので、研
磨工程における処理時間、成膜工程におけるスピンコー
ト、露光等の処理時間、洗浄工程の処理時間等を大幅に
短縮することができ、生産性を大幅に高めることができ
ることになる。
【0028】また、研磨工程における各被製造物6の高
さ方向の寸法のばらつきは、可撓性を有する保持板11
の高さ方向への変位によって吸収されるとともに、各被
製造物6は各穴12に完全に固定されるので、研磨盤7
(図5参照)を作動させても各被製造物6が各穴12内
で動くようなことはなく、高さ方向のばらつきが大きい
ために研磨盤7の方向への押圧力が部分的に不足しても
研磨面にだれが生じるような虞はなく、被製造物6は高
いものから順に研磨されて徐々に全体の高さが揃って行
き、最後に全体の高さが均一の寸法に仕上げられること
になる。なお、被製造物6はフランジが付いているもの
に限らず、図9(a)に示すように、円筒状のものであ
っても同様に固着できるものであり、この場合のセンサ
素子5は図6(b)のようになるものである。
【0029】図10〜図12には、この発明によるセン
サ素子の製造方法の第3の実施の形態が示されていて、
図10は被製造物を保持する保持板を示す平面図、図1
1は図10に示すものに被製造物を保持した状態を示す
部分拡大図、図12は図11に示すものの側面図であ
る。
【0030】すなわち、この実施の形態に示すセンサ素
子の製造方法も前記第1の実施の形態に示すものと同様
に、一端が閉塞された筒状をなすとともに、周面が大径
部5aと小径部5bの2段に形成されているセンサ素子
5(図6(a)参照)の製造方法であって、一端が閉塞
された筒状をなすものの周面を大径部6aと小径部6b
の2段に加工した被製造物6(図11および図12参
照)を複数個保持板21に保持し、これを一単位として
各工程に送り込んで処理することにより複数個のセンサ
素子5を同時に製造するようにしたものである。
【0031】ここで、保持板21は可撓性を有する金属
製(耐蝕性に優れるステンレス等)の薄板又は金属を表
面にコーティングした可撓性を有する樹脂製の薄板であ
って、被製造物6の大径部6a又は小径部6b(この実
施の形態では大径部6a)が嵌合し得る穴をエッチン
グ、打抜き等により複数箇所に穿設したものである。
【0032】上記のような保持板21に複数個の被製造
物6を保持するには、各穴22に被製造物6の大径部6
aを嵌合する。
【0033】そして、保持板21に保持した複数個の被
製造物6を保持板21と共に各工程に送り込んで処理す
ることにより、同時に複数個のセンサ素子5が製造され
ることになる。
【0034】したがって、研磨工程における処理時間、
成膜工程におけるスピンコート、露光等の処理時間、洗
浄工程の処理時間等を大幅に短縮することができ、生産
性を大幅に高めることができることになる。
【0035】また、研磨工程における各被製造物6の高
さ方向の寸法のばらつきは、可撓性を有する保持板21
の高さ方向への変位によって吸収されるとともに、各被
製造物6は各穴22に完全に固定されるので、研磨盤7
(図5参照)を作動させても各被製造物6が各穴22内
で動くようなことはなく、高さ方向のばらつきが大きい
ために研磨盤7の方向への押圧力が部分的に不足しても
研磨面にだれが生じるような虞はなく、被製造物6は高
いものから順に研磨されて徐々に全体の高さが揃って行
き、最後に全体の高さが均一の寸法に仕上げられること
になる。
【0036】なお、前記第1、第2および第3の実施の
形態においては、被製造物6を溶接又は嵌合によって保
持板1、11、21に固着したが、接着剤によって固着
しても同様の効果が得られるものである。
【0037】図13〜図15(a)には、この発明によ
るセンサ素子の製造方法の第4の実施の形態が示されて
いて、図13は被製造物を保持する保持板を示す平面
図、図14は図13に示すものに被製造物を保持した状
態を示す部分拡大平面図、図15(a)は図14に示す
もののA−A線に沿って見た一部断面図である。
【0038】すなわち、この実施の形態に示すセンサ素
子の製造方法も前記第1の実施の形態に示すものと同様
に、一端が閉塞された筒状をなすとともに、周面が大径
部5aと小径部5bの2段に形成されているセンサ素子
5(図6(a)参照)の製造方法であって、一端が閉塞
された筒状をなすものの周面を大径部6aと小径部6b
の2段に加工した被製造物6(図15(a)参照)を複
数個保持板31に保持し、これを一単位として各工程に
送り込んで処理することにより複数個のセンサ素子5を
同時に製造するようにしたものである。
【0039】ここで、保持板31は、100μm程度の
厚みの金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス等から
なる可撓性を有する薄板であって、被製造物6の大径部
6aよりも小径の穴32をエッチング、打抜き等により
複数箇所に穿設するとともに、各穴32の内周面の対向
する部位に一対の梁34、34を形成したものである。
なお、梁34、34は、各穴32の内周面の対向する部
位に一対以上設けてもよいものである。
【0040】上記のように構成した保持板31に複数個
の被製造物6、6、……を保持するには、各穴32を閉
塞するように保持板31上に複数個の被製造物6、6、
……を載置するとともに、各穴32の梁34、34と各
被製造物6の大径部6aの端面との間をシリーズ溶接等
により一体に固着する。この場合の溶接強度は、各工程
処理中に外れることなく、各工程終了後に容易に取り外
せる程度の強さとする。
【0041】そして、保持板31に保持した複数個の被
製造物6、6、……を保持板31と共に研磨、成膜等の
工程に送り込んで処理することにより、複数個のセンサ
素子5、5、……が同時に製造されることになる。
【0042】この場合、各被製造物6は各穴32の梁3
4、34によって保持板31に固定されているので、表
面研磨工程等において各穴32内で動くようなことはな
い。したがって、表面研磨工程等において、高さ方向の
寸法のばらつきが大きいために研磨盤の方向への押圧力
が部分的に不足しても、研磨面にだれが生じるようなこ
とはなく、複数個の被製造物6は高いものから順に研磨
されて徐々に全体の高さが揃って行き、最後に全体の高
さが均一の寸法に仕上げられることになる。
【0043】したがって、被製造物6を1個づつ各工程
に送り込んで処理していた従来に比べて、一度に複数個
の被製造物6を各工程に送り込んで処理できるので、研
磨工程における処理時間、成膜工程におけるスピンコー
ト、露光等の処理時間、洗浄工程の処理時間等を大幅に
短縮することができ、生産性を大幅に高めることができ
ることになる。
【0044】また、保持板31上に複数個の被製造物
6、6、……を載置して、各穴32の内周面に設けた梁
34、34に各被製造物6の大径部6aの端面を溶接に
より固着するようにしたので、前記第1の実施の形態に
示したものよりも被製造物6を多く保持することができ
ることになる。
【0045】すなわち、一般に、被製造物6の全高の寸
法公差は加工上厳しくできるものの、大径部6aの高さ
方向の寸法公差は厳しくすることができない。前記第1
の実施の形態に示すものは、大径部6aの高さ方向の寸
法のばらつきがそのまま被製造物6の全高の寸法のばら
つきとして現れる。このため、各穴2の梁4、4を長く
してばね定数を小さくし、研磨工程等において保持板1
を高さ方向に変位しやすくし、被製造物6の高さ方向の
寸法のばらつきを保持板1の変位によって吸収するよう
にしている。
【0046】これに対して、この実施の形態に示すもの
は、被製造物6の大径部6aの端面を梁34、34に固
着しているため、大径部6aの高さ方向の寸法のばらつ
きが被製造物6の全高のばらつきとなることはなく、各
穴32の梁34、34の長さを短くしてばね定数を高く
しても、だれ等が生じることなく複数個の被製造物6を
所定の高さに形成することができるものである。したが
って、前記第1の実施の形態に示すものに比べて、穴3
2と穴32との間隔をより狭くすることができ、保持で
きる被製造物6の数を前記第1の実施例の形態に示すも
のよりも多くすることができ、より生産性をより高める
ことができるものである。なお、被製造物6はフランジ
が付いているものに限らず、図15(b)に示すよう
に、円筒状のものであっても同様に固着できるものであ
り、この場合のセンサ素子5は図6(b)のようになる
ものである。
【0047】図16および図17には、この発明による
センサ素子の製造方法の第5の実施の形態が示されてい
て、図16は被製造物を保持する保持板を示す平面図、
図17は図16に示すものの部分拡大図である。
【0048】すなわち、この実施の形態に示すセンサ素
子の製造方法も前記第1の実施の形態に示すものと同様
に、一端が閉塞された筒状をなすとともに、周面が大径
部5aと小径部5bの2段に形成されているセンサ素子
5(図6(a)参照)の製造方法であって、一端が閉塞
された筒状をなすものの周面を大径部6aと小径部6b
の2段に加工した被製造物6を複数個保持板41に保持
して一単位とし、これを各工程に送り込んで処理するこ
とにより複数個のセンサ素子5を同時に製造するように
したものである。
【0049】ここで、保持板41は、100μm程度の
厚みを有する金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス
等からなる可撓性を有する薄板、又はそれ以上の厚みを
有する金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス等から
なる厚板であって、被製造物6の小径部6bが挿入し得
る穴42を、エッチング、打抜き等により複数箇所に穿
設するとともに、各穴42の周囲に複数の切込み43を
設けて、これら複数の切込み43によって各穴42の周
囲にばね構造を形成したものである。
【0050】切込み43は、穴42を囲んで対向するよ
うに一対の円弧状のものを同一同心円上に設けるととも
に、このようなものを複数の同心円上に内から外に向か
って互い違いになるようにそれぞれ設けたものであっ
て、これらの複数の切込み43によって穴42の周囲に
ばね構造を形成したものである。
【0051】そして、上記のような保持板41に複数個
の被製造物6を保持するには、各穴42に被製造物6の
小径部6bを挿入して、各穴42の周囲の切込み43以
外の部分に各被製造物6の大径部6aをシリーズ溶接等
により一体に固着する。この場合の溶接強度は、各工程
処理中に外れることなく、各工程終了後に容易に取り外
せる程度の強さとする。
【0052】そして、保持板41に保持した複数個の被
製造物6を一単位として、研磨、成膜等の各工程に送り
込んで処理することにより、複数個のセンサ素子5が同
時に製造されるものである。
【0053】この場合、各被製造物6は、各穴42の周
囲に固定されているので、例えば、表面研磨工程等にお
いて各穴42内で動くようなことはなく、したがって、
高さ方向の寸法のばらつきが大きいために研磨盤の方向
への押圧力が部分的に不足しても、研磨面にだれが生じ
るようなことはなく、複数個の被製造物6は高いものか
ら順に研磨されて徐々に全体の高さが揃って行き、最後
に全体の高さが均一の寸法に仕上げられることになる。
【0054】したがって、被製造物6を1個づつ各工程
に送り込んで処理していた従来に比べて、一度に複数個
の被製造物6を各工程に送り込んで処理できるので、研
磨工程における処理時間、成膜工程におけるスピンコー
ト、露光等の処理時間、洗浄工程の処理時間等を大幅に
短縮することができ、生産性を大幅に高めることができ
ることになる。
【0055】また、各穴42の周囲に複数の切込み43
を設けて、それら複数の切込み43によって各穴42の
周囲にばね構造を形成したことにより、保持板41が可
撓性が劣る厚板であっても、各被製造物6を各穴42に
おいて高さ方向に十分に変位させることができるので、
複数個の被製造物6の高さ方向の寸法のばらつきを十分
に吸収することができることになる。
【0056】なお、前記の説明においては、保持板41
に複数個の被製造物6の小径部6bが挿入し得る穴42
を設け、この穴42の周囲に複数の切込み43を設けた
が、保持板41に複数の穴42を設けずに、複数個の被
製造物6を保持板41上に載置し、各被製造物6の一部
を保持板41にシリーズ溶接等により固着し、各被製造
物6の周囲の保持板41に複数の切込み43を設け、こ
れらの複数の切込み43によって各被製造物6の周囲に
ばね構造を形成してもよいものである。
【0057】図18には、この発明によるセンサ素子の
製造方法の第6の実施の形態が示されていて、この実施
の形態に示すセンサ素子の製造方法も前記第1の実施の
形態に示すものと同様に、一端が閉塞された筒状をなす
とともに、周面が大径部5aと小径部5bの2段に形成
されているセンサ素子5(図6(a)参照)の製造方法
であって、一端が閉塞された筒状をなすものの周面を大
径部6aと小径部6bの2段に加工した被製造物6を複
数個保持板51に保持して一単位とし、これを各工程に
送り込んで処理することにより、複数個のセンサ素子5
を同時に製造するようにしたものである。
【0058】ここで、保持板51は、100μm程度の
厚みを有する金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス
等からなる可撓性を有する薄板、又はそれ以上の厚みを
有する金属製、例えば耐蝕性に優れるステンレス等から
なる厚板であって、被製造物6の小径部6bが挿入し得
る穴52を板51の中心部にエッチング、打抜き等によ
り設けるとともに、この穴52の外側に穴52を中心と
して、複数の被製造物6の小径部6bが挿入し得る2つ
の環状の穴53、54をエッチング、打抜き等によって
設けたものであって、これらの穴52、53、54によ
って保持板51上にばね構造を形成したものである。
【0059】そして、上記のような保持板51に複数個
の被製造物6を保持するには、各穴52、53、54に
被製造物6の小径部6bを挿入して、各穴52、53、
54の周囲に各被製造物6の大径部6aの一部をシリー
ズ溶接等により一体に固着する。この場合の溶接強度
は、各工程処理中に外れることなく、各工程終了後に容
易に取り外せる程度の強さとする。
【0060】そして、保持板51に保持した複数個の被
製造物6を一単位として、研磨、成膜等の各工程に送り
込んで処理することにより、複数個のセンサ素子5が同
時に製造されるものである。
【0061】この場合、各被製造物6は、各穴52、5
3、54の周囲に固定されているので、例えば、表面研
磨工程等において各穴52、53、54内で動くような
ことはなく、したがって、高さ方向の寸法のばらつきが
大きいために研磨盤の方向への押圧力が部分的に不足し
ても、研磨面にだれが生じるようなことはなく、複数個
の被製造物6は高いものから順に研磨されて徐々に全体
の高さが揃って行き、最後に全体の高さが均一の寸法に
仕上げられることになる。
【0062】したがって、被製造物6を1個づつ各工程
に送り込んで処理していた従来に比べて、一度に複数個
の被製造物6を各工程に送り込んで処理できるので、研
磨工程における処理時間、成膜工程におけるスピンコー
ト、露光等の処理時間、洗浄工程の処理時間等を大幅に
短縮することができ、生産性を大幅に高めることができ
ることになる。
【0063】また、穴52の周囲に穴52を中心として
2つの環状の穴53、54を設けて、それらの穴52、
53、54により保持板51上にばね構造を形成したこ
とにより、保持板51が可撓性の劣る厚板であっても、
各穴52、53、54において各被製造物6を高さ方向
に十分に変位させることができるので、複数個の被製造
物6の高さ方向の寸法のばらつきを十分に吸収すること
ができ、生産性を大幅に高めることができることにな
る。
【0064】なお、前記の説明においては、穴52の外
側に、穴52を中心として2つの環状の穴53、54を
設けたが、環状の穴を1つ又は3つ以上設けてもよいの
は勿論のことである。
【0065】
【発明の効果】この発明は請求項1のように構成したこ
とにより以下のような効果を奏する。複数の被製造物を
同時に処理できるので生産性を高めることができるとと
もに、同一の板に固着された複数の被製造物個々の高さ
方向の寸法にばらつきがあっても、その可撓性のある板
によって高さ方向に変位して寸法のばらつきを吸収する
ので、各工程において複数の被製造物が同時に精度良く
処理でき、また処理量を均一にできる。
【0066】また、請求項2のように構成したことによ
り以下のような効果を奏する。複数個の被製造物を同時
に処理できるので生産性を高めることができるととも
に、同一の板に固着された複数の被製造物個々の高さ方
向の寸法にばらつきがあっても、その可撓性のある板に
よって高さ方向に変位して寸法のばらつきを吸収すると
ともに、複数の被製造物の固着により可撓性の剛性が高
まったとしても、個々の穴の片持梁により、その撓みが
高さ方向の寸法のばらつきを吸収するので、各工程にお
いて複数の被製造物が同時に精度良く処理でき、また処
理量を均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるセンサ素子の製造方法の第1の
実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図2】図1に示すものの部分拡大図である。
【図3】(a)は図1に示すものに被製造物を保持した
状態を示した部分拡大図、(b)は他の例の被製造物を
保持した状態を示した部分拡大図である。
【図4】(a)は図3(a)に示すものの側面図、
(b)は図3(b)に示すものの側面図である。
【図5】図1に示す保持板に複数個の被製造物を保持
し、それを一単位として表面研磨工程に送り込んだ状態
を示した説明図である。
【図6】(a)はこの発明によるセンサ素子および従来
のセンサ素子の一例を示した平面図、(b)は他の例の
センサ素子を示した平面図である。
【図7】この発明によるセンサ素子の製造方法の第2の
実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図8】図7に示すものに被製造物を保持した状態を示
した部分拡大図である。
【図9】(a)は図8に示すものの側面図、(b)は他
の被製造物を保持した場合の側面図である。
【図10】この発明によるセンサ素子の製造方法の第3
の実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図11】図10に示すものに被製造物を保持した状態
を示した部分拡大図である。
【図12】図11に示すものの側面図である。
【図13】この発明によるセンサ素子の製造方法の第4
の実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図14】図13に示すものに被製造物を保持した状態
を示した部分拡大平面図である。
【図15】(a)は図14に示すもののA−A線に沿っ
て見た一部断面図、(b)は他の被製造物を保持した状
態を示した一部断面図である。
【図16】この発明によるセンサ素子の製造方法の第5
の実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図17】図16に示すものの部分拡大図である。
【図18】この発明によるセンサ素子の製造方法の第6
の実施の形態の保持板を示した平面図である。
【図19】この発明および従来のセンサ素子の製造工程
を示した説明図である。
【図20】従来のセンサ素子の製造方法の一例を示した
説明図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、41、51……保持板 2、12、22、32、42、52、53、54、61
……穴 3、43……切込み 4、34……梁 5……センサ素子 5a、6a……大径部 5b、6b……小径部 6……被製造物 7、65……研磨盤 8、67……錘 60……ホルダ 64……ガイド 66……弾性材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉塞された略筒状のセンサ素子の
    製造方法であって、可撓性を有する板に複数の被製造物
    を、その処理面を前記可撓性板の撓む方向に向けて固着
    して、これを一単位として研磨、成膜等の工程に送り込
    んで複数個のセンサ素子を同時に処理することを特徴と
    するセンサ素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 一端が閉塞された略筒状のセンサ素子の
    製造方法であって、可撓性を有する板に複数の穴を設
    け、該穴内に径方向に突出する少なくとも二つの片持梁
    を設け、該梁と被製造物とを、該被製造物の処理面を前
    記可撓板の撓む方向に向けて固着して、これを一単位と
    して研磨、成膜等の工程に送り込んで複数個のセンサ素
    子を同時に処理することを特徴とするセンサ素子の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009039828A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Fujitsu Ltd 研磨装置、基板及び電子機器の製造方法
CN114752740A (zh) * 2022-04-12 2022-07-15 北京航空航天大学 一种用于金属表面纳米化的气动碾压工具

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