JPH08131556A - 足の健康器具 - Google Patents

足の健康器具

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JPH08131556A
JPH08131556A JP6271171A JP27117194A JPH08131556A JP H08131556 A JPH08131556 A JP H08131556A JP 6271171 A JP6271171 A JP 6271171A JP 27117194 A JP27117194 A JP 27117194A JP H08131556 A JPH08131556 A JP H08131556A
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foot
container
spindle
shaft
roller
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JP6271171A
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Reiko Kuriyama
玲子 栗山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水虫の有効な治療を行うことができる足の健
康器具を提供する。 【構成】 内部に液体Mが満たされるとともに底部に足
を載せる台部71が設けられた容器70と、液体M内に
配置され人体の足の指間に配置されるブラッシング部材
88と、このブラッシング部材88を回転させる駆動機
構92とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、水虫の治療用お
よび予防用の足の健康器具の改良に係り、特に、患部に
薬効成分が十分に浸透するようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水虫の治療器具としては、特開昭
59ー95060号公報に開示されたものがある。この
治療器具は、容器に満たされた薬液の中に足を浸し、容
器に設けられた超音波発信器によって薬液に振動を与え
ることにより、足の細部まで清潔にするとともに薬効成
分が患部に浸透するようにしたものである。そして、こ
の治療器具では、水虫の治療のみならず予防にも多大の
効果を奏するとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような治療器具によっても水虫を完治できた実績は少な
く、したがって、水虫の治療にさらに有効な健康器具が
強く要望されていた。よって、本発明の目的は、従来の
水虫の治療器具をさらに発展させて有効な治療を行うこ
とができる足の健康器具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の足の健
康器具は、内部に液体が満たされるとともに底部に足を
載せる台部が設けられた容器と、上記液体内に配置され
人体の足の指間に配置されるブラッシング部材と、この
ブラッシング部材を回転させる駆動機構とを有すること
を特徴としている。
【0005】請求項2に記載の足の健康器具は、前記容
器の上面開口部に前記足の少なくとも先端部を覆う蓋体
を着脱自在に設け、この蓋体に、下方へ向けて延在する
とともに下端部に前記ブラッシング部材を設けた軸を回
転自在に支持し、この軸を回転させる駆動機構を設けた
ことを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の足の健康器具は、前記ブ
ラッシング部材が上端部が前記容器の底部に露出した回
転軸に着脱自在に取り付けられていることを特徴として
いる。
【0007】請求項4に記載の足の健康器具は、前記液
体がヘビイチゴの葉、蔓、茎および根のうちの少なくと
も一つの抽出成分、熊笹の葉の抽出成分およびゲルマニ
ウムの少なくとも一つを含むことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の足の健康器具においては、足
の指間でブラッシング部材が回転して清潔にするととも
に、指間の皮膚を刺激しあるいはその角質層を薄くす
る。このため、指間の皮膚の血行が良くなり、薬効成分
が患部に浸透し易くなる。
【0009】請求項2に記載の足の健康器具において
は、容器の上面に設けた蓋体にブラッシング部材の駆動
機構を設けているので、その防水機構を簡略化すること
ができ、製造コストを大幅に低減することができる。
【0010】また、本発明者は、種々の薬草で試験を行
った結果、ヘビイチゴの煎じ薬が水虫治療に非常に有効
であるとの知見を得た。すなわち、従来の水虫治療薬
は、水虫の菌を殺菌するものであるため、これを皮膚に
使用すると皮膚の細胞を弱らせることになる。その結
果、水虫治療薬を長期にわたって使用してもなかなか根
治にまで至らないのが現状であった。しかしながら、ヘ
ビイチゴの煎じ薬は、皮膚の細胞の活性化を促して水虫
の菌に対する抵抗力を高めるので、水虫治療に非常に有
効となる。そして、請求項4に記載の足の健康器具で
は、そのようなヘビイチゴの薬効成分が患部に浸透する
ため、さらに効果的な水虫治療を行うことができる。ま
た、ヘビイチゴの他に熊笹の抽出成分やゲルマニウムも
水虫治療に有効であることが確認された。
【0011】
【実施例】
A.第1実施例 (1)第1実施例の構成 以下、図1ないし4を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。これらの図において符号1は容器、2
は容器1内に満たされる液体の飛散を防止するカバーで
あり、カバー2は容器1に着脱自在に取り付けられてい
る。なお、図1は容器1からカバー2を取り外した状態
を示している。
【0012】容器1は合成樹脂により一体的に成形され
たもので、その厚さ方向中間部には中座板(台部)3が
形成されて上下に2つの空間4,5が形成されている。
中座板3には、上下の空間4,5を連通する矩形状の穴
6が形成され、穴6にはローラアッセンブリ7が取り付
けられている。
【0013】図において符号8はローラアッセンブリ7
のフレームである。フレーム8は、略半円筒状の断面形
状を有し、その両端部は板部8aによって閉塞されてい
る。また、フレーム8の両側部にはフランジ8bが形成
されており、フレーム8は、フランジ8bを貫通するネ
ジ(図示略)によって中座板3の裏面に取り付けられて
いる。さらに、フレーム8の上面と中座板3の裏面との
間には、フレーム8の全周にわたって延在するパッキン
(図示略)が介装され、空間4,5どうしの間を液密に
遮蔽している。
【0014】次に、フレーム8の板部8a,8aには、
軸受9がそれぞれ取り付けられ、軸受9,9には、ロー
ラ10の軸10a,10aが支持されている。軸受9
は、軸10aを液密にシールしつつ回転自在に支持する
ように構成されている。また、ローラ10は、例えばセ
ラミックスのような硬度の高い材質で構成され、その表
面はヤスリ状とされている。このローラ10は、以下の
構成により回転可能とされている。
【0015】すなわち、容器1の下面には、底板11が
ネジなどにより着脱自在に取り付けられて下側の空間を
隠蔽している。底板11には、モータ12が取り付けら
れ、モータ12の出力軸12aは、減速ギア機構13に
接続されている。減速ギア機構13の一方の出力軸13
aにはプーリ14が取り付けられている。一方、ローラ
10の軸10aの端部にはプーリ15が取り付けられ、
このプーリ15とプーリ14にはタイミングベルト16
が巻回されている。そして、この構成のもとに、モータ
12を回転させることにより、所定の減速比でローラ1
0が回転するようになっている。
【0016】また、減速ギア機構13の他方の出力軸1
3bにはカップリング17を介してシャフト18が取り
付けられている。シャフト18は軸受19によって回転
自在に支持され、その先端部にはベベルギア20が固定
されている。このベベルギア20は、モータ12の回転
を以下に説明する回転ブラシ機構(駆動機構)30に伝
達するためのものである。
【0017】容器1の下側の空間5には、中心線を上下
方向へ向けた軸31が軸受32,32によって回転自在
に支持されている。軸31の下端部には上記ベベルギア
20と噛み合うベベルギア33が固定されている。ま
た、軸31の長手方向中間部には、2つのプーリ34,
35が固定されている。
【0018】また、空間5には、図2において紙面と直
交する方向へ向けて互いに離間したスピンドル36,3
6が軸受37,38によって回転自在に支持されてい
る。各スピンドル36の長手方向中間部には、プーリ3
9,40が上下方向の位置を少しずらして配置されてい
る。そして、プーリ39および34と、プーリ40およ
び35には、それぞれタイミングベルト41,42が巻
回されている。
【0019】軸受38は、スピンドル36を液密にシー
ルしつつ回転自在に支持するように構成されている。ま
た、スピンドル36の上端部は中座板3の上面に突出し
ており、その突出部にはブラシ43が着脱自在に取り付
けられている。図3は、ブラシ43とスピンドル36と
の接合部の詳細を示す側面図である。図に示すように、
ブラシ43の中心には軸44が通っていて、この軸44
にブラシ43の毛が固定されている。また、軸44の下
端部には、その半径方向へ突出する回止め45が軸44
と一体的に成形されている。
【0020】一方、スピンドル36の上端部には、上記
軸と嵌合する孔36aが形成されている。また、孔36
aの両側には、スピンドル36の外周面に連通する切欠
36bが形成されている。切欠36bの幅は、上記回止
め45の厚さよりもわずかに小さく設定されている。こ
れにより、ブラシ43の軸44を孔36aへ挿入する
と、回止め45が切欠36bに挿入されてブラシ43と
スピンドル36とが回転方向に固定されるとともに、回
止め45が挟み込まれて容易に抜けないように固定され
る。なお、ブラシ43は、毛の硬さや直径が異なる種々
のものが揃えられ、例えば、下側の空間5に収納され
る。
【0021】以上の構成のもとに、モータ12の回転
が、減速ギア機構13、ベベルギア20を介してベベル
ギア33に伝達され、ベベルギア33からプーリ34,
35等を介してスピンドル36に伝達され、ブラシ4
3,43が回転するようになっている。なお、図中符号
46は、足の土踏まずを押し付けるための突起であり、
突起46の下端部に形成したネジ46aにより中座板3
に着脱自在に取り付けられている。また、図示はしてい
ないが、モータ12には家庭用電源が接続され、容器1
の側面には、モータ12の回転と停止を指示するスイッ
チと、モータ12の回転速度(例えば、低速、中速、高
速)を選択するセレクタスイッチ等を有するスイッチパ
ネルが配置されている。
【0022】(2)第1実施例の作用・効果 次に、上記構成の足の健康器具の使い方について説明す
る。まず、容器1に満たす薬液としてのヘビイチゴの煎
じ薬を用意する。これには、ヘビイチゴの葉、蔓、茎あ
るいは根などを乾燥し、これを湯が最初の半分程度にな
るまで煮詰める。そして、煮立てた湯を容器1に注入
し、水を加えて薬液(液体)Mの温度を40゜程度とす
る。この薬液Mの中へ両足を浸漬し、その際、親指と人
指指の間にブラシ43を配置する。次いでモータ12の
スイッチをオンにする。
【0023】すると、モータ12の回転が減速ギア機構
13等を介してローラ10およびブラシ43に伝達され
る。そして、ローラ10の回転により、足のかかとの厚
い角質の表層部が擦り減って薄くなり、ヘビイチゴの薬
効成分が角質の奥深くに浸透する。また、ブラシ43の
回転により、指間の汚れが除去されて清潔にされるとと
もに、指間の角質層を薄くする。このため、ブラシ43
の刺激によって血行が良くなることと相まって薬効成分
が患部に十分浸透する。
【0024】また、ローラ10およびブラシ43による
皮膚の摩擦を行っている間に、足の土踏まずを突起50
に押し当ててマッサージを行うことができる。さらに、
親指と人差指との間だけでなく、その他の指間をブラシ
43でブラッシングすることもできる。
【0025】上記実施例では、薬液としてヘビイチゴの
煎じ薬を使用しているので、水虫の治療及び予防に極め
て有効である。ヘビイチゴにそのような薬理効果が存在
することは、本発明者等の研究により始めて発見された
もので、水虫治療の研究の経過で、水虫の治療のみなら
ず外傷や凍傷、瘡(くさ)その他の皮膚病の治療にも有
効であることが発見された。したがって、そのような治
療のためにも本実施例の健康器具を使用することができ
る。
【0026】(3)変更例 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変更が可能である。たとえば、上記実施例では表面がヤ
スリ状のセラミックス製ローラ10を取り付けている
が、ローラ10とほぼ同形同大のタワシを作製して回転
させるように構成することができ、また、一部をロー
ラ、他の部分をタワシにすることもできる。
【0027】ローラ10とブラシ43の駆動源を別々に
するか、あるいは適当なクラッチ機構を用いて、一方の
みを回転させるようにすることができる。また、ローラ
10あるいはブラシ43の回転方向を所定時間経過毎に
自動的に切り替えるようにしてもよい。さらに、ブラシ
を回転しながら上下に往復移動するように構成すること
もできる。図5および6は、そのような構成の一例を示
す図である。
【0028】図に示すように、底板11には、モータ5
0が取り付けられ、モータ50の出力軸50aは減速ギ
ア機構51の入力軸(図示せず)に連結されている。減
速ギア機構51の一方の出力軸51aの先端部にはカッ
プ型ギア52が固定され、他方の出力軸51bには、出
力軸51bに対して偏心したクランク軸53aを有する
クランク53が固定されている。
【0029】一方、ブラシ43が取り付けられるスピン
ドル54は、前記軸受38と軸受55によって、回転自
在かつ上下方向へ摺動自在に指示されている。スピンド
ル54の上端寄りには上記カップ型ギア52と噛み合う
ピニオン56が固定されている。また、スピンドル54
の下端寄りには、一対の鍔部54a,54aが上下方向
へ互いに離間して形成され、鍔部54a,54aの間に
は、ブラケット57が回転自在に支持されている。
【0030】ブラケット57の一端部は横方向へ突出さ
せられ、その突出部分には長孔57aが形成されてい
る。図5(B)に示すように、長孔57aには上記クラ
ンク軸53aの端部が挿入されている。そして、ブラケ
ット57は、クランク軸53aと一体的に形成された鍔
部53bと、クランク軸53aの端面に溶接あるいはネ
ジ止めなどにより固定されたストッパ53cとによって
挟まれている。
【0031】上記構成のもとに、モータ50を回転させ
るとカップ型ギア52が回転してスピンドル54が回転
する。また、クランク軸53が回転してブラケット57
が上下方向へ移動し、それに伴ってスピンドル54が上
下方向へ往復移動する。そして、このような構成によ
り、指間から指の背や腹に至る部分まで確実にブラッシ
ングすることができる。なお、この変更例では、スピン
ドル54毎にモータ51と減速ギア機構52を設けてい
るが、出力軸がもっと多軸の減速ギア機構を用いれば、
1セットで共用することができる。
【0032】B.第2実施例 (1)第2実施例の構成 次に、図7および図8を参照して本発明の第2実施例に
ついて説明する。第2実施例は、ブラッシング部材の回
転駆動機構をカバーに設けた点等において第1実施例と
異なっている。図1において符号70は第1実施例と同
様の形状を有する容器である。容器70は、合成樹脂に
より一体的に形成されたもので、その厚さ方向中間部に
は中座板71が形成されている。中座板71の上部には
薬液Mが満たされるようになっている。中座板71の一
端部にはローラ72が回転可能に支持されている。ロー
ラ72を支持する構成は図1および図2に示す構成とほ
ぼ同じであるので図示および説明を省略する。また、図
中符号73はローラ72を回転させるためのモータであ
り、このモータ73のプーリ73aは、図示しない回転
伝達機構を介してローラ72の軸72aに接続されてい
る。なお、図示は省略するが、容器70には薬液Mを加
熱するためのヒータと、薬液Mの温度を検出するセンサ
が設けられており、薬液Mの温度を約42゜に保つよう
になされている。
【0033】この実施例では、ローラ72は3つの部分
で構成されている。図8に示すように、ローラ72の中
央部72bは軽石で構成され、両端部72c,72c
は、棕櫚あるいは椰子の繊維でできたタワシで構成され
ている。また、図中符号74は土踏まずを押し当てるた
めの突起であり、この実施例では、突起74は中座板7
1の中央部に1個だけ配置されている。
【0034】次に、容器70の上面開口部にはカバー8
0が着雑自在に取り付けられている。カバー80の容器
70に対する位置は固定とすることもできるが、前後方
向(図中左右方向)の位置を調節できるように構成する
こともできる。図7は、カバー80の位置を調節可能と
した例である。この構成について詳述すると、カバーの
下縁部には下方へ向けて突出する複数の突起81(図で
は1つのみ示す)が形成され、この突起81は、容器7
0の上縁部に形成された穴75に嵌合している。これに
より、カバー80は容器70に着脱自在に取り付けられ
ている。穴75は、前後方向へ並んで複数形成されてお
り、突起81を嵌合させる穴を適宜選択することによ
り、カバー80の位置を変更することができるようにな
っている。
【0035】図に示すように、カバー80の内部には中
空部分82が形成され、中空部分82の底を構成する下
壁部84の上面には軸受85が取り付けられている。軸
受85には、スピンドル86が回転自在に支持されてい
る。スピンドル86の長手方向中間部には、蚕の繭を解
した繊維が接着剤によって綿棒のように固着され、これ
により、ブラッシング部(ブラッシング部材)88が形
成されている。
【0036】一方、中座板71の上面には軸受板87が
取り付けられている。軸受板87の上面には、前後方向
に並んだ複数の穴87aが形成され、そのうちの1つに
スピンドル86の下端部が回転自在に支持されている。
穴87a,87aのピッチは、上記した容器70の穴7
5のピッチと同一とされている。これにより、カバー8
0を容器70に対して図7の状態からずらして取り付け
た際に、スピンドル86の下端部がいずれかの穴87a
に嵌合するようになっている。なお、図示は省略するが
スピンドル86は、図1に示すものと同様に左右方向
(図中紙面と直交する方向)に互いに離間して2個配置
されおり、軸受85および軸受板87も2個づつ配置さ
れている。
【0037】次に、スピンドル86の上端部には、ピニ
オンギア90が取り付けられ、ピニオンギア90は、減
速ギア機構91を介してモータ92の出力軸(図示略)
に接続されている。なお、図中符号95は、ローラ72
およびスピンドル86の回転、停止を操作するためのス
イッチであり、このスイッチ95を操作することによ
り、ローラ72あるいはスピンドル86を同時にあるい
は別個に回転させたり、回転速度を選択したりすること
ができるようになっている。
【0038】(2)第2実施例の作用・効果 次に、上記構成の足の健康器具の使い方について説明す
る。まず、第1実施例と同様に、ヘビイチゴの煎じ薬を
水に加えた薬液Mを容器70に満たす。なお、ヘビイチ
ゴの代わりに、あるいはそれに加えて熊笹の煎じ薬、ゲ
ルマニウムをを使用することもできる。次に、薬液Mの
中に両足を浸し、その際、治療すべき指間にブラッシン
グ部88を配置するとともに、足のかかとをローラ72
上に乗せる。次に、スイッチ95をオンにする。する
と、モータ92の回転が減速ギア機構91を介してスピ
ンドル86に伝達され、指間でブラッシング部88が回
転する。また、モータ73の回転によりローラ72が回
転し、かかとの皮膚を摩擦する。その際、必要に応じて
ローラ72の中央部72bの軽石で皮膚を擦ることもで
きる。たとえば、かかとにあか切れなどが生じている場
合には、厚い角質層が軽石で擦られて薄くなるととも
に、ヘビイチゴの薬効成分が傷に浸透するので、その治
療として非常に有効である。
【0039】なお、ヘビイチゴの薬効成分は、水虫や傷
の治療のみならず、足の疲労回復や関節性疾患の治療並
びに予防にも有効である。これは、ヘビイチゴの薬効成
分に細胞を活性化する働きがあるからと考えられるが、
例えば、外反母趾の治療及び予防、あるいは、女性がハ
イヒールを履くことによる起こる指の痛みの除去や疲労
回復にも効果がある。また、突起74に土踏まずを押し
当ててマッサージすることもできる。その際、突起74
に乗せた足の上に他方の足を乗せて、強く押し付けるこ
とも可能である。
【0040】ここで、使用者の足のサイズは区々である
ため、カバー80の位置を適宜変更して調節する。例え
ば、カバー80の突起81を図中左端の穴75へ、スピ
ンドル86の下端部を左端の穴87aに挿入することに
より、足の大きな人でもかかとの位置と指間の位置にロ
ーラ72とブラッシング部88を配置して使用すること
ができる。
【0041】上記第2実施例においては、カバー80に
スピンドル86の回転駆動機構を配置しているので、容
器70の高さを低くすることができるとともに、容器7
0にスピンドルを支持した第1実施例と比較すると、ス
ピンドル86を防水状態で支持する必要がないため、そ
の構成が格段に簡略化され、製造コストを大幅に低減す
ることができる。
【0042】(3)変更例 上記第2実施例では、スピンドル86は鉛直方向を向く
ように配置され、その角度は一定とされている。しかし
ながら、スピンドル86を傾けた方が患部の好位置にブ
ラッシング部88が当たることもある。よって、スピン
ドル86の角度を調整できるように構成することもでき
る。具体的には、スピンドル86を可撓性のある材料で
構成し、軸受板87を前後及び左右方向に位置調整可能
に構成する。あるいは、スピンドルの上端部を剛体で構
成し、その上端部に可撓性のある下端部を着脱自在に差
し込むように構成することもできる。この場合、ブラッ
シング部88はスピンドルの下端部に形成する。可撓性
のある材料としては、プラスチックや細いピアノ線など
を用いることができる。さらに、上記第2実施例では、
スピンドル86の下端部を軸受板87で支持している
が、フリーにすることもできる。この場合において、ス
ピンドル全体あるいはその下端部を可撓性のある材料で
構成することにより、足の指間でスピンドルを撓ませて
ブラッシング部88を患部の好位置に当てることができ
る。
【0043】また、上記実施例では、ブラッシング部8
8を蚕の繭を解して綿棒のように構成しているが、蚕の
繭によってブラシを構成することもできる。具体的に
は、蚕の繭を縦方向に切断して長方形状の素材を形成
し、針金を2つ折りにしてそこに繭の素材を挟む。次い
で、針金の両端部をねじって繭の素材を螺旋状にしてブ
ラシを形成する。ここで、繭の繊維は上記素材の長手方
向と直交する方向に沿っているから、素材の長手方向側
縁部を解すことにより、外周部が毛羽だったブラシを形
成することができる。このようなブラッシング部を形成
した場合には、ブラッシング部をスピンドルに着脱自在
に差し込めるように構成する。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の足の健康
器具によれば、ブラッシング部材の回転により、指間の
汚れが除去されて清潔にされるとともに、指間の皮膚が
刺激されあるいは角質層を薄くする。このため、ブラシ
の刺激によって血行が良くなることと相まって薬効成分
が患部に十分浸透し、水虫の治療に有効である等の効果
が得られる。
【0045】また、薬液にヘビイチゴや熊笹の抽出物あ
るいはゲルマニウムを添加することにより、水虫の治療
のみならず、外傷の治療、関節痛や筋肉痛の緩和などに
も有効であり、足の健康のためのあらゆる用途に適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の足の健康器具の平面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】第1実施例におけるブラシとスピンドルとの接
合部の詳細を示す側面図である。
【図4】第1実施例におけるローラアッセンブリを示す
側面図である。
【図5】第1実施例の変更例を説明するための図であっ
て、(A)は、スピンドルを駆動する構成の側面図、
(B)は(A)の矢印Bで示す部分の拡大図である。
【図6】図5(A)の矢印VI矢視である。
【図7】本発明の第2実施例の足の健康器具を示す側断
面図である。
【図8】第2実施例の足の健康器具におけるローラを示
す斜視図である。
【符号の説明】
70 容器 71 中座板(台部) 88 ブラッシング部(ブラッシング部材) 92 モータ(駆動機構) M 薬液(液体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 ADB H 8217−4C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体が満たされるとともに底部に
    足を載せる台部が設けられた容器と、上記液体内に配置
    され人体の足の指間に配置されるブラッシング部材と、
    このブラッシング部材を回転させる駆動機構とを有する
    ことを特徴とする足の健康器具。
  2. 【請求項2】 前記容器の上面開口部に前記足の少なく
    とも先端部を覆う蓋体を着脱自在に設け、この蓋体に、
    下方へ向けて延在するとともに下端部に前記ブラッシン
    グ部材を設けた軸を回転自在に支持し、この軸を回転さ
    せる駆動機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の足の健康器具。
  3. 【請求項3】 前記ブラッシング部材は、上端部が前記
    容器の底部に露出した回転軸に着脱自在に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の足の健康器
    具。
  4. 【請求項4】 前記液体は、ヘビイチゴの葉、蔓、茎お
    よび根のうちの少なくとも一つの抽出成分、熊笹の葉の
    抽出成分およびゲルマニウムの少なくとも一つを含むこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の足
    の健康器具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7065808B2 (en) 2002-06-11 2006-06-27 Conair Corporation Foot bath
JP2010017489A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Rikio Kurihara 腕専用多機能マッサージ機
WO2018084277A1 (ja) * 2016-11-07 2018-05-11 ビブラテルム株式会社 シャワー装置、及び多機能シャワー装置

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