JPH08130651A - 2次元画像データの圧縮方式および伸長方式 - Google Patents

2次元画像データの圧縮方式および伸長方式

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JPH08130651A
JPH08130651A JP6289109A JP28910994A JPH08130651A JP H08130651 A JPH08130651 A JP H08130651A JP 6289109 A JP6289109 A JP 6289109A JP 28910994 A JP28910994 A JP 28910994A JP H08130651 A JPH08130651 A JP H08130651A
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JP6289109A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Narita
喜則 成田
Kazunori Matsuura
一教 松浦
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データのデータ圧縮率を高め、且つ高速
に圧縮、伸長するデータ圧縮方式、伸長方式及び圧縮装
置、伸長装置を提供する。 【構成】 順次入力される2次元画像データに対して直
前ラインを保持する辞書バッファ6と、現ライン上の圧
縮対象部分データ列を記憶するバッファ16と、辞書バ
ッファ6に記憶されたデータから圧縮対象部分データ列
と同じ直前部分データ列を検出する比較器7と、圧縮対
象部分データ列の圧縮データとして、直前部分データ列
の直前ライン上での位置に応じて異なるコードを出力す
ると共に、注目画素の現ライン上での位置をx1 、直前
部分データ列の先頭画素の直前ライン上での位置をx2
とし、x1 及び/又はx2 の各値毎に直前部分データ列
の長さに応じて異なるコードを出力する符号生成器8を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元画像データにお
けるデータ圧縮方式及び伸長方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像圧縮方式としては、非可逆性
のデータ圧縮方式と可逆性のデータ圧縮方式がある。前
者の例として挙げることのできる離散コサイン変換(DC
T )を用いたJPEGやMPEGなどの非可逆性のデータ圧縮方
式では、カラーコード(カラーパレットの呼び出し符
号)を使用した画像データを圧縮する場合に情報落ちが
生じるため使用することができない。後者の可逆性のデ
ータ圧縮方式の代表的な方式が、情報のランレングス
(run length)を用いてデータ圧縮を行う方式(ランレ
ングス圧縮)、頻繁に現れる情報を辞書に登録しデータ
圧縮を行う方式(辞書圧縮)である。後者の方式は、IE
EE Transactions on Information Theory IT-24 、pp.5
30〜536 に掲載されたZiv 及びLempelによる論文“Comp
ression of Individual Sequenes via Variable Rate C
oding ”に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記圧縮方式には、そ
れぞれ下記のような問題点がある。ランレングス圧縮
は、連続した同じ情報が多く含まれる画像データには効
果を発揮するが、そうでない画像データに対しては効果
が無く、圧縮の効果が全く現れない場合もある。
【0004】辞書圧縮は、辞書に対するヒット率が高い
画像データには効果を発揮するが、そうでない画像デー
タに対しては効果が無い。また、ヒット率は辞書を記憶
するための記憶容量に依存するため、高いヒット率を得
たいならば容量の大きな格納場所が必要となる。更に、
容量の大きな辞書を持つことで辞書参照回数が増大し、
圧縮速度が低下する。
【0005】そこで、本発明は、上記圧縮方式の問題点
を補い、画像データのデータ圧縮率を高め情報量を低減
し且つ高速に圧縮することができるデータ圧縮方式及び
その圧縮されたデータを高速に伸長することができる伸
長方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータ圧縮方式では、順次スキャンされる2
次元画像データに対して直前ラインのデータを参照し、
現ラインに直前ラインと少なくとも1画素分以上同じデ
ータ列である圧縮対象部分データ列を検出した場合に、
前記圧縮対象部分データ列の圧縮データとして、直前ラ
イン上の前記圧縮対象部分データ列に対応する直前部分
データ列の位置に応じて異なるコードを出力すると共
に、前記圧縮対象部分データ列の先頭画素である注目画
素についての現ラインの先頭画素からの位置をx1 、前
記直前部分データ列の先頭画素についての直前ラインの
先頭画素からの位置をx2 とし、前記x1 及び/又は前
記x2 の各値毎に前記直前部分データ列の長さに応じて
異なるコードを出力する。
【0007】また本発明のデータ伸長方式では、順次ス
キャンされる2次元画像データに対して直前ラインのデ
ータを参照し、現ラインに直前ラインと少なくとも1画
素分以上同じ部分データ列である圧縮対象部分データ列
を検出した場合に、前記圧縮対象部分データ列の圧縮デ
ータとして、直前ライン上の前記圧縮対象部分データ列
に対応する直前部分データ列の位置に応じて異なるコー
ドと、前記圧縮対象部分データ列の先頭画素である注目
画素についての現ラインの先頭画素からの位置をx1
前記直前部分データ列の先頭画素についての直前ライン
の先頭画素からの位置をx2 とし、前記x1 及び/又は
前記x2 の各値毎に前記直前部分データ列の長さに応じ
て異なるコードが順次入力される2次元画像圧縮データ
の伸長方式であって、少なくとも直前ラインの伸長され
たデータを保持し、入力された圧縮データから、前記直
前部分データ列の位置に関する情報を抽出すると共に、
この情報に基づいて前記直前部分データ列の先頭画素に
ついての直前ラインの先頭画素からの位置x2 を求め、
伸長しようとする注目画素の現ラインの先頭画素からの
位置x1 及び/又は前記x2 に基づいて前記直前部分デ
ータ列の長さに関する情報を抽出し、前記直前部分デー
タ列の位置に関する情報及び前記直前部分データ列の長
さに関する情報に基づいて、保持された直前ラインの伸
長されたデータから前記直前部分データ列を抽出し、前
記直前部分データ列を入力された圧縮データの伸長デー
タとして出力する。
【0008】また、上記データ圧縮方式を実現するデー
タ圧縮装置は、順次入力される2次元画像データに対し
て1ライン前のデータを保持する参照メモリ手段と、入
力された現ラインの信号から、連続する複数のデータ列
を抽出し圧縮対象部分データ列として記憶するバッファ
手段と、前記参照メモリ手段に記憶されたデータに前記
圧縮対象部分データ列と同じ部分データ列が存在するか
否かを検出する走査比較手段と、前記走査比較手段が同
じ部分データ列を検出した場合に、前記圧縮対象部分デ
ータ列の圧縮データとして、前記参照メモリ手段に記憶
されたデータ上での前記圧縮対象部分データ列に対応す
る直前部分データ列の位置に応じて異なるコードを出力
すると共に、前記圧縮対象部分データ列の先頭画素であ
る注目画素についての現ラインの先頭画素からの位置を
1 、前記直前部分データ列の先頭画素についての直前
ラインの先頭画素からの位置をx2 とし、前記x1 及び
/又は前記x2 の各値毎に前記直前部分データ列の長さ
に応じて異なるコードを出力する符号生成手段と、を備
える。
【0009】さらに、上記データ伸長方式を実現するデ
ータ伸長装置は、順次スキャンされる2次元画像データ
に対して直前ラインのデータを参照し、現ラインに直前
ラインと少なくとも1画素分以上同じ部分データ列であ
る圧縮対象部分データ列を検出した場合に、前記圧縮対
象部分データ列の圧縮データとして、直前ライン上の前
記圧縮対象部分データ列に対応する直前部分データ列の
位置に応じて異なるコードと、前記圧縮対象部分データ
列の先頭画素である注目画素についての現ラインの先頭
画素からの位置をx1 、前記直前部分データ列の先頭画
素についての直前ラインの先頭画素からの位置をx2
前記x1 及び/又は前記x2 の各値毎に前記直前部分デ
ータ列の長さに応じて異なるコードが順次入力される2
次元画像圧縮データの伸長装置であって、少なくとも直
前ラインの伸長されたデータを保持するバッファメモリ
手段と、入力された圧縮データから、前記直前部分デー
タ列の位置に関する情報を抽出すると共に、この情報に
基づいて前記直前部分データ列の先頭画素についての直
前ラインの先頭画素からの位置x2 を求め、伸長しよう
とする注目画素の現ラインの先頭画素からの位置x1
び/又は前記x2 に基づいて前記直前部分データ列の長
さに関する情報を抽出する抽出手段と、前記直前部分デ
ータ列の位置に関する情報及び前記直前部分データ列の
長さに関する情報に基づいて、バッファメモリ手段によ
り保持された直前ラインの伸長されたデータから前記直
前部分データ列を抽出し、前記直前部分データ列を入力
された圧縮データの伸長データとして出力する復号手段
と、を備える。
【0010】
【作用】本発明の理解を容易にするため、本発明の原理
を図面を用いて説明する。本発明では画像データのある
画素は近傍の画素群に類似するという性質を利用し、順
次スキャンされる2次元画像データ(図1に示す)にお
いて、直前ラインのデータを参照データ(これを記憶す
るバッファを「辞書」Aということにする)として保持
する。そして、辞書Aを参照し、現ライン上に辞書A上
のデータとできるだけ長く一致する部分データ列(これ
を圧縮対象部分データ列と定義する)Bを検出する。次
に、注目画素C(圧縮対象部分データ列Bの先頭画素を
こう定義する)と、圧縮対象部分データ列Bと一致する
辞書A上の部分データ列(これを直前部分データ列と定
義する)Dの先頭画素Eとの2次元空間上の相対位置に
応じて異なるコードを出力すると共に、注目画素Cの現
ラインの先頭画素からの位置をx1 (ここではx1 =0
である)、先頭画素Eの辞書Aの先頭画素からの位置を
2 (ここではx2 =1である)とし、x1 及び/又は
2 の各値毎に、直前部分データ列Dの長さ(ここでは
5ドット)に応じて異なるコードを出力する。これによ
り、圧縮対象部分データ列Bのデータ圧縮を行う。上記
コードは、固定長符号とはせず生起確立の高いデータに
短い符号を割当て圧縮率を上げるために可変長符号とす
ることが望ましい。直前部分データ列の長さについての
コードとして、x1 及び/又はx2 の各値毎に、直前部
分データ列の長さに応じて異なるものを割り当てたのは
以下の理由による。原理的には、直前部分データ列の長
さに応じて異なるコードが割り当てられていれば、x1
及び/又はx2 の各値毎にコードを割り当てる必要はな
い。しかし、直前部分データ列の長さの採り得る最大値
は注目画素から現ラインの終端に位置する画素までのド
ット長以上になることはない。すなわち、直前部分デー
タ列の長さの採り得る最大値はx1 の値によって異な
る。また、直前部分データ列の長さの採り得る最大値は
直前ライン上の注目画素に対応する画素から直前ライン
の終端に位置する画素までのドット長以上になることも
ない。すなわち、直前部分データ列の長さの採り得る最
大値はx2 の値によっても異なる。このため、本発明で
は、直前部分データ列の長さを表すコードをx1 及び/
又はx2 の各値毎に用意することにより、長さの採り得
る範囲外の値についてコードが割り当てられるという無
駄を少なくし、符号の冗長性を改善して圧縮率を高め
る。特に、x1 及びx2 のうち値の大きい方をTとし、
Tの各値毎に直前部分データ列の長さに応じて異なるコ
ードを割り当てることにより、長さの採り得る範囲外の
値についてコードが割り当てられるという無駄を完全に
なくし、更に符号の冗長性を改善して圧縮率を高めるこ
とができる。
【0011】尚、辞書に対する参照範囲は、現ライン上
の部分データ列と辞書上の部分データ列との類似度が高
い範囲内に限定するのが望ましい。さらに、圧縮対象部
分データ列が辞書上の部分データ列と一致しない場合
は、圧縮対象部分データ列にランレングス圧縮などを適
用する。
【0012】本発明は、上記のように、辞書の容量は直
前ラインのみを格納すれば良いので非常に小さい。ま
た、類似度の高い範囲内で辞書を参照すると共にできる
だけ長い部分データ列を参照するので、圧縮率が高く且
つ圧縮・伸長を高速に処理することが可能である。さら
に、x1 及び/又はx2 の各値毎に直前部分データ列の
長さに応じて異なるコードを割り当てることにより、直
前部分データ列の長さを表す符号の冗長性を改善し、圧
縮率を高めることができる。また、画像データの1ライ
ン目や辞書参照が不可能な部分データ列にランレングス
圧縮などを適用することで、更に、高い圧縮率が得られ
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図2乃至図6にし
たがって詳述する。図2は本発明のデータ圧縮回路の構
成例、図3は本発明のデータ圧縮アルゴリズムのフロー
チャートである。図2において、5はラインバッファ、
6は1ライン前のデータを保持する辞書バッファ、7は
比較器、8は符号生成器、9は加算器、10はポイン
タ、11は相対位置カウンタ、12はポインタバッフ
ァ、13は長さカウンタ、14は相対位置・長さバッフ
ァ、15はセレクタ、16は部分列バッファを示す。ま
た、17はラインバッファへの入力信号線、18は辞書
バッファへの入力信号線、19は符号出力線を示す。
【0014】次に、図3に示すフローに基づいて上記の
ように構成されたデータ圧縮回路の動作の概要を示す。
先ず、処理20でポインタ10等を初期化し、順次入力
される画像データをラインバッファ入力信号線17を通
してラインバッファ5へ格納する。この際、辞書バッフ
ァ入力信号線18を通して辞書バッファ6にラインバッ
ファ5から押し出されるデータを格納する。次に、処理
21でラインバッファ5に入力されたラインデータが1
ライン目のデータであるか否かを判断する。ラインバッ
ファ5に入力されたラインデータが1ライン目のデータ
である場合、参照すべきデータが辞書バッファ6に未だ
格納されていないので、ランレングス圧縮を行う(処理
25)。すなわち、現ライン上に同一画素ができるだけ
長く連続する部分データ列を検索する。先ず、ポインタ
10の指すラインバッファ5のデータを部分列バッファ
16に格納し、ポインタ10を1つ進め、ラインバッフ
ァ5のデータをセレクタ15を通して、比較器7に入力
し、部分列バッファ16のデータと比較する。比較の結
果が一致するならば、長さカウンタ13をインクリメン
トし、次のポインタ10の指すデータをセレクタ15を
通して比較器7に入力し部分列バッファ16のデータと
比較する。そして、比較の結果が一致しなくなるまでポ
インタ10を1つずつ進め部分列バッファ16のデータ
との比較を繰り返す。これにより、比較結果が一致しな
くなった時点で長さカウンタ13に計数されている値が
現ライン上の同一画素が連続した部分データ列の長さL
として計数される。次に、長さカウンタ13により計数
された部分データ列の長さLのデータと部分列バッファ
16に格納された生データとを符号生成器8に入力す
る。符号生成器8は、部分データ列の長さLのデータと
その生データとをコード化し、符号出力線19を通し
て、そのコードを出力する(処理26)。このようにし
て1ライン目の全てのデータを処理する。
【0015】処理21でラインバッファ5に入力された
ラインデータが2ライン目以降のデータである場合、検
索対象部分データ列(ラインバッファ5に格納された現
ラインのデータから選択された連続する画素のデータを
こう定義する)にできるだけ長く一致する辞書上の最長
部分データ列の検索を行う(処理22)。この最長部分
データ列の検索は図3には処理22として1つのフロー
で示して有るが、以下の手順で行われる。最長部分デー
タ列の検索の概念を8×8の画像データを示す図4を例
として説明する。本実施例では、検索対象部分データ列
に対して1ライン前のラインにその検索対象部分データ
列と同じ部分データ列が存在するか否かを、検索対象部
分データ列の先頭画素位置から−1戻った位置(相対位
置−1と定義する)から+1進んだ位置(相対位置+1
と定義する)において、検索対象部分データ列の先頭画
素と同じ画素が存在するか否かを検索することによって
判定している。即ち、1ライン前に左右1画素分ずれた
範囲内に同じ画素列が存在する場合に処理24の圧縮が
行なわれる。
【0016】図4(a)で言えば、(1)相対位置−1
の例としては、3行1列目の「5」に続く部分データ列
「554」がある。この部分データ列「554」は2行
の0列目の「5」に続く部分データ列「554」と同じ
データ列であるので左に1画素ずれた位置に同一部分デ
ータ列が存在すると判定される。(2)相対位置0の例
としては、1行4列目の「3」に続く部分データ列「3
4」がある。この部分データ列「34」は0行の4列目
の「3」に続く部分データ列「34」と同じデータ列で
あるので0画素ずれた位置に同一部分データ列が存在す
ると判定される。(3)相対位置+1の例としては、2
行0列目の「5」に続く部分データ列「55434」が
ある。この部分データ列「55434」は1行1列目の
「5」に続く部分データ列「55434」と同じデータ
列であるので右に1画素ずれた位置に同一部分データ列
が存在すると判定される。
【0017】処理22では先ず、ポインタ10のデータ
をポインタバッファ12に格納し、相対位置カウンタ1
1を初期化する。次に、ポインタ10の指すラインバッ
ファ5から1画素分のデータが部分列バッファ16に取
り込まれる。ラインバッファ5から部分列バッファ16
に取り込まれた現ラインの1画素のデータについて辞書
バッファに記憶された1ライン前の相対位置−1の画
素、相対位置0の画素、相対位置+1の画素について一
致する画素が有るか無いかを検索し、無い場合は、相対
位置・長さバッファ14にそれぞれの相対位置毎に長さ
「0」を書き込んで処理23に進む。図4(a)では1
行3列の「4」は、0行2列、0行3列は「2」であ
り、0行4列は「3」であるので、相対位置・長さバッ
ファ14にポイント(1、3)の長さデータとして相対
位置−1、0、+1ともに「0」が書き込まれる。一致
する画素が存在する場合は、ポインタ10と長さカウン
タ15をインクリメントし、隣の画素のデータを部分列
バッファ16に取り込む。このときポインタバッファ1
2には今回の検索で検索中の検索対象部分データ列の先
頭番地が残されている。
【0018】検索対象部分データ列の先頭画素が相対位
置−1に一致を発見した場合は、隣の画素については1
ライン前のデータの相対位置−1の画素のデータと部分
列バッファ16に取り込まれた画素との比較が行われ、
相対位置0に一致を発見した場合は、隣の画素について
は1ライン前のデータの相対位置0の画素のデータと部
分列バッファ16に取り込まれた画素との比較が行わ
れ、相対位置+1に一致を発見した場合は、隣の画素に
ついては1ライン前のデータの相対位置+1の画素のデ
ータと部分列バッファ16に取り込まれた画素との比較
が行われる。上記それぞれの比較結果が一致を示す場合
には、更に隣の画素ポインタ10をインクリメントし、
隣の画素のデータを部分列バッファ16に取り込み、長
さカウンタ15をインクリメントする。そして、上記そ
れぞれの比較結果が一致しなくなるまで繰り返す。これ
により、比較結果が一致しなくなった時点で長さカウン
タ15に計数されている値が1ライン前のデータに同じ
データ列を持つ部分データ列の長さLとして計測され
る。この長さ情報Lは相対位置−1、相対位置0、相対
位置+1のそれぞれについて計数される。すなわち、相
対位置−1について上記のようにして長さLを計数した
後、その長さLを相対位置−1についての長さ情報とし
て相対位置・長さバッファの相対位置−1の欄に記憶す
る。次に、相対位置0についての検索を行うため、ポイ
ンタバッファ12に一時保存しておいた検索対象部分デ
ータ列の先頭番地をポインタ10に戻し、相対位置カウ
ンタ11をインクリメントし、検索対象部分データ列の
先頭番地の右隣のデータについて同様に相対位置0のデ
ータが一致しなくなるまで画素ポインタ10をインクリ
メントしながら比較を行い、長さ情報Lを求める。続い
て相対位置+1について同様の検索を行う。
【0019】図4(a)の2行0列の「5」を先頭画素
とする部分データ列を考えると、この画素はライン先頭
なので前のラインの相対位置−1にデータが存在しな
い。したがって、相対位置−1については、長さLは0
となる。相対位置0については1行0列に「5」が存在
するので、長さカウンタ13をインクリメントして2行
0列の「5」の隣接する2行1列のデータ「5」が部分
列バッファ16に取り込まれ1行1列の「5」と比較さ
れる。これも一致するので、長さカウンタ13をインク
リメントするとともに2行1列の「5」の隣接する2行
2列のデータ「4」が部分列バッファ16に取り込まれ
1行2列の「5」と比較される。これは異なるのでこの
ときまでに一致したデータの数「2」が2行0列の
「5」を先頭画素とする部分データ列の相対位置0につ
いての長さL=2となる。
【0020】2行0列の「5」を先頭画素とする部分デ
ータ列については、1行1列に「5」が存在し先頭画素
と一致するので相対位置+1についても隣接画素の比較
を行う。2行0列の「5」の隣接する2行1列のデータ
「5」が部分列バッファ16に取り込まれ、相対位置+
1の1行2列の「5」と比較される。一致するので順次
右側の画素を取り込み比較を続けると、2行5列の
「3」と1行6列の「1」の比較を行った時に不一致に
なる。従って、このときの長さカウンタ13の値「5」
が2行0列の「5」を先頭画素とする部分データ列の相
対位置0についての長さL=5となる。
【0021】以上により、2行0列の「5」を先頭画素
とする部分データ列の長さLとしては、L(相対位置−
1)=0,L(相対位置0)=2,L(相対位置+1)
=5の3つが相対位置・長さバッファに記憶されること
になる。この中で最長の5を長さLとする部分データ列
を選択する。図4(a)の場合、同図(b)に示すよう
に部分データ列A(55)は相対位置0の同一部分デー
タ列を示し、部分データ列B(55434)は相対位置
+1の同一部分データ列を示す。部分データ列Aは長さ
2、部分データ列Bは長さ5であるので圧縮効率の高い
部分データ列Bを選択する。
【0022】すなわち、処理23を介して処理24に移
行し、相対位置・長さバッファ14の中に格納されてい
るデータの中で最長のデータとそれに対する相対位置の
データを符号生成器8に入力する。符号生成器8は、相
対位置のデータと部分データ列の長さLのデータとをコ
ード化し、符号出力線19を通して、そのコードを出力
する(処理26)。
【0023】また、相対位置・長さバッファ14に格納
されている長さが全て0の場合、つまり辞書の中に一致
する部分データ列が見つからなかった場合は、処理23
を介して処理25に移行し、上記のランレングス圧縮を
行う。
【0024】処理27及び処理28を介して上記操作を
2次元画像データの最終ラインまで繰り返し、データ圧
縮を行い符号化する。
【0025】次に、図4に示す8×8の画像データのデ
ータ圧縮過程を説明する。各データは4ビットで表現さ
れるものとする。以下では、便宜的に、画像データの座
標を(列,行)、符号化されたコードを、{相対位置,
長さ}あるいは[データの種類,長さ]で表すこととす
る。即ち、中括弧{ }で囲まれている部分は本発明に
よる圧縮がおこなわれている部分であり、鍵括弧[ ]
で囲まれている部分はランレングスによる圧縮が行われ
ている部分を示すことになる。
【0026】たとえば、相対位置が1、長さが3の符号
コードは{1,3}、データの種類が5、長さが2の符
号コードは[5,2]となる。また、注目データの座標
を(x, y)とすると、辞書参照範囲を相対位置で(x-1, y-
1)、(x, y-1)、(x+1, y-1)とする。先ず、図4(a)の
場合、0行目は参照する辞書が存在しないのでランレン
グス圧縮を行う。画像データ(0,0)から(3,0)
のデータは2で同じなので、符号は[2,4]となる。
(4,0)の3は1つだけなので符号は[3,1]とな
る。(5,0)から(7,0)のデータは4で同じなの
で符号は[4,3]となり、0行目の符号は、図5の0
行目に示すように、[2,4][3,1][4,3]と
なる。
【0027】図4(a)の1行目の処理は、0行目を辞
書として扱う。(0,1)と(0,0)を比較し一致し
ないので、次に(0,1)と(1,0)と比較し、これ
も一致しないので、辞書には一致する部分データ列がな
いと判断し、ランレングス圧縮を適用する。(0,1)
から(2,1) のデータは5で同じであるので符号は
[5,3]となる。(3,1)の4は(2,0)、
(3,0)、(4,0)と一致しないので、ランレング
ス圧縮を適用し、符号は[4,1]となる。(4,1)
の3は(3,0)、(4,0)、(5,0)の中の
(4,0)と一致し、(4,1)から(5,1)と辞書
の(4,0)から(5,0)が一致するので、符号は
{0,2}となる。(6,1)と(7,1)はそれぞれ
辞書のデータと一致しないので符号は、それぞれ[1,
1]、[3,1]となる。したがって、1行目の符号
は、図5の1行目に示すように、[5,3][4,1]
{0,2}[1,1][3,1]となる。
【0028】図4(a)の2行目の処理は、1行目を辞
書として扱う。(0,2)は相対位置0の辞書(0,
1)と相対位置1の辞書(1,1)と一致するが、相対
位置0の場合は一致する辞書の部分データ列の長さが
(0,1)から(1,1)と2であるが、相対位置1の
場合は一致する辞書の部分データ列の長さが(1,1)
から(5,1)と5であり、相対位置1の辞書の部分デ
ータ列の方が長いので、符号は{1,5}となり、上記
の処理を最終行まで繰り返すと図4の画像データに対し
て図5の符号列が得られる。
【0029】次に、図5の符号列を図6及び図7に示す
符号を用いて実際のコードに割り当ててみる。ランレン
グス圧縮の場合、符号は図7の61に示すように識別子
+データの種類+長さで構成される。ここで、識別子は
1ビット固定で表現することとし、ランレングス圧縮の
場合は0を割り当てる。但し、1ライン目はランレング
ス圧縮のみなので識別子は取り除く。データの種類とは
生データのことである。本実施例では1画素を4ビット
固定で表現している。長さは可変長符号で表現すること
とし、長さに応じて図7の61aに示すコードを割り当
てる。たとえば、図5に示す符号列の0行目の[2,
4]は000101110 となる。
【0030】辞書圧縮の場合、符号は図7の62に示す
ように識別子+相対位置+長さで構成される。辞書圧縮
の場合、識別子に1を割り当てる。相対位置は可変長符
号で表現することとし、相対位置に応じて図7の62a
に示すコードを割り当てる。長さも可変長符号で表現す
ることとし、注目画素の現ラインの先頭画素からの位置
をx1 (本実施例では0≦x1 ≦7)、直前ライン上の
部分データ列の先頭画素についての直前ラインの先頭画
素からの位置をx2 (本実施例では0≦x2 ≦7)、x
1 及びx2 のうち大きい方の値をT(T=MAX
(x1 ,x2 ))とし、Tの各値毎に圧縮対象部分デー
タ列の長さ、すなわち直前ライン上の部分データ列の長
さに応じて図6に示すコードを割り当てる。たとえば、
図5に示す符号列の5行目の{0,2}はx1 =0であ
り、また相対位置は0なのでx2 =0である。したがっ
て、T=x1 =x2 =0となる。T=0の場合、図6に
示すように、長さ2の符号は10であるので、図5に示す
符号列の5行目の{0,2}は1010となる。また、図5
に示す符号列の5行目の{−1,6}はx1 =2であ
り、また相対位置は−1なのでx2 =1である。したが
って、T=x1 =2となる。T=2の場合、図6に示す
ように、長さ6の符号は1111であるので、図5に示す符
号列の5行目の{−1,6}は1111111 となる。
【0031】辞書圧縮の場合において、長さに応じたコ
ードをTの各値毎に用意したのは以下の理由による。原
理的には、長さに応じて異なるコードが割り当てられて
いれば、Tの各値毎にコードを割り当てる必要はない。
しかし、圧縮対象部分データ列の長さ、すなわち、直前
ライン上の部分データ列の長さの採り得る最大値は注目
画素から現ラインの終端に位置する画素までのドット長
より大きくなることはない。また、直前ライン上の注目
画素に対応する画素から直前ラインの終端に位置する画
素までのドット長より大きくなることもない。したがっ
て、圧縮対象部分データ列の長さ、すなわち、直前ライ
ン上の部分データ列の長さの採り得る最大値は、注目画
素から現ラインの終端に位置する画素までのドット長及
び直前ライン上の注目画素に対応する画素から直前ライ
ンの終端に位置する画素までのドット長のうち短い方の
値となる。このため、本実施例では、x1 及びx2 のう
ち値の大きい方をTとし、Tの各値毎に部分データ列の
長さに応じて異なるコードを割り当てることにより、長
さの採り得る範囲外の値についてコードが割り当てられ
るという無駄を完全になくし、符号の冗長性を改善して
圧縮率を高めている。尚、図6において、ハイフン
「−」で示すものは可変長符号が割り当てられていない
ことを示す。T=7のときに可変長符号が割り当てられ
ていないのは、T=7の場合、長さは必ず1となるから
である。
【0032】図5の符号列を実際の符号に変換した結果
が図8になり、図4の画像データの容量が256ビット
であるのに対し、図8のデータ容量は、163ビットで
あり、本発明のアルゴリズムを用いてもとの画像データ
の約64%に圧縮できたことになる。
【0033】次に、図9及び図10を用いて上記の手法
で圧縮した符号を伸長する手順を示す。図9は伸長回路
の構成例、図10はデータ伸長アルゴリズムのフローチ
ャートである。図9において、29は入力バッファ、3
0は識別子バッファ、31はランレングスデコーダ、3
2は辞書デコーダ、33と34はセレクタ、35は長さ
バッファ、36は比較器、37は長さカウンタ、38は
加算器、39は伸長バッファ、40はポインタ、41は
辞書ポインタ、42は辞書バッファ、43は入力信号
線、44は出力信号線である。
【0034】次に、図10に示すフローに基づいて上記
のように構成された伸長回路の動作の概要を示す。先
ず、入力信号線43を通して入力バッファ29に圧縮さ
れたデータを取り込み、初めの1ビットを識別子バッフ
ァに格納し、処理45でポインタ40及び長さカウンタ
37を0に初期化する。処理46に移行し、識別子バッ
ファの内容が1であるなら、後に続くデータは辞書圧縮
されたデータなので、辞書デコーダ32を通し、相対位
置と長さの情報とをデコードする。先ず、初めの1ビッ
トに続く2ビット目以降のビット列長から相対位置の情
報を抽出する。そして、デコードされた相対位置の情報
(−1か0か1)とポインタ40の内容(この場合0)
を加算器38に入力して辞書上の部分データ列の先頭画
素の位置x2 を求め、この位置x2 を辞書ポインタ41
に格納する(処理47)。次に、ポインタ40の指す注
目画素の現ライン上での位置x1 及び加算器38で算出
した辞書上の部分データ列の先頭画素の位置x2 に基づ
き、前述したTの値(T=MAX(x1 ,x2 ))を求
める。そして、このTの値に基づき、相対位置を表すビ
ット列長に続くビット列長から長さの情報を抽出し、長
さバッファに格納する(処理48)。
【0035】処理49では、辞書ポインタ41の指す辞
書バッファ42のデータをポインタ40の指す伸長バッ
ファ39に格納する。次に、辞書ポインタ41及びポイ
ンタ40を1つ進め(処理50、53)、長さカウンタ
37をインクリメントし、長さカウンタ37の内容を長
さバッファ35の内容と比較器36を通して比較する
(処理54)。長さバッファの内容と長さカウンタの内
容が一致しないなら(処理55)、処理56を介して処
理49に移行し、一致するまで処理49、50、53、
54を順に繰り返し処理する。一致する場合は、長さカ
ウンタ37を0に初期化した後(処理57)、処理46
に移行し、新しい符号を伸長する。
【0036】処理46で識別子が0の場合は、後に続く
データはランレングス圧縮されたデータなので、ランレ
ングスデコーダ31を通し、生データと長さの情報とを
デコードする。先ず、初めの1ビットに続く2ビット目
から5ビット目までのビット列長から生データを抽出す
る。次に、6ビット目以降のビット列長から長さの情報
を抽出する。そして、デコードされた長さの情報を長さ
バッファ35に格納すると共に(処理51)、生データ
をポインタ40の指す伸長バッファ39に格納する(処
理52)。次に、ポインタ40を1つ進め(処理5
3)、長さカウンタ37をインクリメントし、長さカウ
ンタ37の内容を長さバッファ35の内容と比較器36
を通して比較する(処理54)。長さバッファの内容と
長さカウンタの内容が一致しないなら(処理55)、処
理56を介して処理52に移行し、一致するまで処理5
2、53、54を順に繰り返し処理する。一致する場合
は、長さカウンタ37を0に初期化した後(処理5
7)、処理46に移行し、新しい符号を伸長する。尚、
入力された圧縮データが1ライン目の場合、識別子は取
り除かれているが、データはランレングス圧縮されたデ
ータのみなので、処理46で識別子の判定をすることな
く処理51に移行する。
【0037】上記の処理を最後の符号まで繰り返して行
い、伸長バッファ39に格納したデータが画像データ1
ライン分に達したら、辞書バッファ42に伸長バッファ
39の内容をすべて複写し、辞書バッファの内容、つま
り復元されたデータを出力信号線44を通して出力す
る。これにより、1ライン分の画像データの伸長動作が
終了する。次のラインの伸長を行うときは、再び処理4
5に移行する。
【0038】上記圧縮の実施例では、辞書上に存在する
最長部分データ列を辞書参照範囲内から検索し、符号化
しているが、その他にも、最長部分データ列を複数の部
分データ列に分割し他の部分データ列と合成して圧縮す
る場合や、最長ではない部分データ列を組み合わせて圧
縮する場合などが考えられる。
【0039】前者の場合、例えば、図4(b)の部分デ
ータ列Bを図4(c)の2つの部分データ列C「554
3」と部分データ列D「4」に分割し、部分データ列D
「4」と2行5列の「3」を合成し部分データ列E「4
3」とする。部分データ列Cの符号は{1,4}、部分
データ列E「43」は1ライン前の1行4列に続く「4
3」と一致しているので、符号は{−1,2}となる。
従って、2行目の符号は{1,4}{−1,2}[5,
1][4,1](この符号を符号aとする)となる。後
者の場合は、例えば、2行0列では相対位置0の部分デ
ータ列「55」を選択し、2行2列では相対位置+1の
部分データ列「434」を選択する。これにより、2行
目の符号は、{0,2}{1,3}{−1,1}[5,
1][4,1](この符号を符号bとする)となる。
【0040】ここで、上記圧縮の実施例で示した図4
(a)の2行目に対する符号が実施例を含め3パターン
できたことになる。図5の2行目の符号を符号cとす
る。これらの符号a、b、cを図6及び図7に示した実
際の符号に割り当ててみると、符号aが25ビット、符
号bが26ビット、符号cが24ビットとなり、符号c
の効率が良い。しかし、図6及び図7に示した以外の符
号を符号a、b、cに割り当てた場合は、また違った結
果になり、符号a又は符号bが最短の符号になる場合も
考えられる。従って、辞書上の最長部分データ列を検索
して符号化することが必ずしも最良ではなく、実際の符
号を割り当てたときに最短になる、辞書上の部分データ
列の組み合わせを選択したほうが好ましい。
【0041】上記のように符号が最短になるように辞書
上の部分データ列の組み合わせ方を変更しても、符号化
のルール(直前ラインでの同一部分データ列の先頭位置
と長さを用いる)が変わらないのであれば、データ伸長
方式に影響を及ぼすことはない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、辞書の容量は直前ラインのみを格納すれば良いの
で非常に小さく、また、類似度の高い範囲内で辞書を参
照すると共にできるだけ長い部分データ列を参照するの
で、圧縮率が高く且つ圧縮・伸長を高速に処理すること
が可能である。さらに、x1 及び/又はx2 の各値毎に
直前部分データ列の長さに応じて異なるコードを割り当
てることにより、直前部分データ列の長さを表す符号の
冗長性を改善し、圧縮率を高めることができる。また、
画像データの1ライン目や辞書参照が不可能な部分デー
タ列にランレングス圧縮などを適用することで、更に、
高い圧縮率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2次元画像データを示す説明図である。
【図2】データ圧縮回路の構成例を示す図である。
【図3】データ圧縮の動作を示す流れ図である。
【図4】圧縮前の画像データを示す説明図である。
【図5】圧縮後の画像データを示す説明図である。
【図6】辞書圧縮の場合の長さの符号を表した図であ
る。
【図7】実際の符号を表した図である。
【図8】実際の符号を割り当てた圧縮後の画像データを
示す説明図である。
【図9】データ伸長回路の構成例を示す図である。
【図10】データ伸長の動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 辞書 2 圧縮対象部分データ列 3 辞書上の部分データ列 4 相対位置 17 ラインバッファ入力信号線 18 辞書バッファ入力信号線 19 符号出力信号線 43 入力信号線 44 出力信号線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次スキャンされる2次元画像データに
    対して直前ラインのデータを参照し、現ラインに直前ラ
    インと少なくとも1画素分以上同じデータ列である圧縮
    対象部分データ列を検出した場合に、前記圧縮対象部分
    データ列の圧縮データとして、直前ライン上の前記圧縮
    対象部分データ列に対応する直前部分データ列の位置に
    応じて異なるコードを出力すると共に、前記圧縮対象部
    分データ列の先頭画素である注目画素についての現ライ
    ンの先頭画素からの位置をx1、前記直前部分データ列
    の先頭画素についての直前ラインの先頭画素からの位置
    をx2 とし、前記x1 及び/又は前記x2 の各値毎に前
    記直前部分データ列の長さに応じて異なるコードを出力
    することを特徴とするデータ圧縮方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記圧縮対象部分デ
    ータ列の圧縮データとして出力する前記直前部分データ
    列の長さに応じたコードは、前記x1 及び前記x2 のう
    ち値の大きい方をTとし、前記Tの各値毎に前記直前部
    分データ列の長さに応じて異なるコードが割り当てられ
    ていることを特徴とするデータ圧縮方式。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2において、前記直前部分
    データ列の位置に関する情報は、現ライン上の注目画素
    と直前ライン上の直前部分データ列の先頭画素との2次
    元空間における相対位置として表わされることを特徴と
    するデータ圧縮方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、直前ラインの参照範
    囲は前記相対位置の所定の範囲内に制限されていること
    特徴とするデータ圧縮方式。
  5. 【請求項5】 順次スキャンされる2次元画像データに
    対して直前ラインのデータを参照し、現ラインに直前ラ
    インと少なくとも1画素分以上同じ部分データ列である
    圧縮対象部分データ列を検出した場合に、前記圧縮対象
    部分データ列の圧縮データとして、直前ライン上の前記
    圧縮対象部分データ列に対応する直前部分データ列の位
    置に応じて異なるコードと、前記圧縮対象部分データ列
    の先頭画素である注目画素についての現ラインの先頭画
    素からの位置をx1 、前記直前部分データ列の先頭画素
    についての直前ラインの先頭画素からの位置をx2
    し、前記x1 及び/又は前記x2 の各値毎に前記直前部
    分データ列の長さに応じて異なるコードが順次入力され
    る2次元画像圧縮データの伸長方式であって、 少なくとも直前ラインの伸長されたデータを保持し、 入力された圧縮データから、前記直前部分データ列の位
    置に関する情報を抽出すると共に、この情報に基づいて
    前記直前部分データ列の先頭画素についての直前ライン
    の先頭画素からの位置x2 を求め、伸長しようとする注
    目画素の現ラインの先頭画素からの位置x1 及び/又は
    前記x2 に基づいて前記直前部分データ列の長さに関す
    る情報を抽出し、 前記直前部分データ列の位置に関する情報及び前記直前
    部分データ列の長さに関する情報に基づいて、保持され
    た直前ラインの伸長されたデータから前記直前部分デー
    タ列を抽出し、前記直前部分データ列を入力された圧縮
    データの伸長データとして出力することを特徴とするデ
    ータ伸長方式。
  6. 【請求項6】 送信側において、順次スキャンされる2
    次元画像データに対して直前ラインのデータを参照し、
    現ラインに直前ラインと少なくとも1画素分以上同じ部
    分データ列である圧縮対象部分データ列を検出した場合
    に、前記圧縮対象部分データ列の圧縮データとして、直
    前ライン上の前記圧縮対象部分データ列に対応する直前
    部分データ列の位置に応じて異なるコードを出力すると
    共に、前記圧縮対象部分データ列の先頭画素である注目
    画素についての現ラインの先頭画素からの位置をx1
    前記直前部分データ列の先頭画素についての直前ライン
    の先頭画素からの位置をx2 とし、前記x1 及び/又は
    前記x2 の各値毎に前記直前部分データ列の長さに応じ
    て異なるコードを出力し、 受信側において、少なくとも直前ラインの伸長されたデ
    ータを保持し、入力された圧縮データから、前記直前部
    分データ列の位置に関する情報を抽出すると共に、この
    情報に基づいて前記直前部分データ列の先頭画素につい
    ての直前ラインの先頭画素からの位置x2 を求め、伸長
    しようとする注目画素の現ラインの先頭画素からの位置
    1 及び/又は前記x2 に基づいて前記直前部分データ
    列の長さに関する情報を抽出し、前記直前部分データ列
    の位置に関する情報及び前記直前部分データ列の長さに
    関する情報に基づいて、保持された直前ラインの伸長さ
    れたデータから前記直前部分データ列を抽出し、前記直
    前部分データ列を入力された圧縮データの伸長データと
    して出力することを特徴とするデータ圧縮・伸長方式。
  7. 【請求項7】 順次入力される2次元画像データに対し
    て1ライン前のデータを保持する参照メモリ手段と、 入力された現ラインの信号から、連続する複数のデータ
    列を抽出し圧縮対象部分データ列として記憶するバッフ
    ァ手段と、 前記参照メモリ手段に記憶されたデータに前記圧縮対象
    部分データ列と同じ部分データ列が存在するか否かを検
    出する走査比較手段と、 前記走査比較手段が同じ部分データ列を検出した場合
    に、前記圧縮対象部分データ列の圧縮データとして、前
    記参照メモリ手段に記憶されたデータ上での前記圧縮対
    象部分データ列に対応する直前部分データ列の位置に応
    じて異なるコードを出力すると共に、前記圧縮対象部分
    データ列の先頭画素である注目画素についての現ライン
    の先頭画素からの位置をx1 、前記直前部分データ列の
    先頭画素についての直前ラインの先頭画素からの位置を
    2 とし、前記x1 及び/又は前記x2 の各値毎に前記
    直前部分データ列の長さに応じて異なるコードを出力す
    る符号生成手段と、 を備えたことを特徴とするデータ圧縮装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記バッファ手段
    は、前記走査比較手段が同じデータ列を検出した場合
    に、現ラインの信号から抽出するデータのビット数を順
    次増加させて、前記走査比較手段が同じデータ列を検出
    しなくなるまで繰り返し、前記走査比較手段が同じデー
    タ列を検出しなくなる直前に検出した部分データ列を圧
    縮対象部分データ列として記憶することを特徴とするデ
    ータ圧縮装置。
  9. 【請求項9】 請求項7乃至9において、前記走査比較
    手段は前記参照メモリ手段に記憶された1ライン前のデ
    ータの中で注目画素から予め定められた画素範囲内にあ
    るデータを抽出して比較を行う事を特徴とするデータ圧
    縮装置。
  10. 【請求項10】 順次スキャンされる2次元画像データ
    に対して直前ラインのデータを参照し、現ラインに直前
    ラインと少なくとも1画素分以上同じ部分データ列であ
    る圧縮対象部分データ列を検出した場合に、前記圧縮対
    象部分データ列の圧縮データとして、直前ライン上の前
    記圧縮対象部分データ列に対応する直前部分データ列の
    位置に応じて異なるコードと、前記圧縮対象部分データ
    列の先頭画素である注目画素についての現ラインの先頭
    画素からの位置をx1 、前記直前部分データ列の先頭画
    素についての直前ラインの先頭画素からの位置をx2
    前記x1 及び/又は前記x2 の各値毎に前記直前部分デ
    ータ列の長さに応じて異なるコードが順次入力される2
    次元画像圧縮データの伸長装置であって、 少なくとも直前ラインの伸長されたデータを保持するバ
    ッファメモリ手段と、 入力された圧縮データから、前記直前部分データ列の位
    置に関する情報を抽出すると共に、この情報に基づいて
    前記直前部分データ列の先頭画素についての直前ライン
    の先頭画素からの位置x2 を求め、伸長しようとする注
    目画素の現ラインの先頭画素からの位置x1 及び/又は
    前記x2 に基づいて前記直前部分データ列の長さに関す
    る情報を抽出する抽出手段と、 前記直前部分データ列の位置に関する情報及び前記直前
    部分データ列の長さに関する情報に基づいて、バッファ
    メモリ手段により保持された直前ラインの伸長されたデ
    ータから前記直前部分データ列を抽出し、前記直前部分
    データ列を入力された圧縮データの伸長データとして出
    力する復号手段と、 を備えたことを特徴とするデータ伸長装置。
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JP2009188995A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Toshiba Corp 画像処理装置および画像処理方法

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