JPH08125662A - 無線通信によるネットワーク通信方式 - Google Patents

無線通信によるネットワーク通信方式

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Publication number
JPH08125662A
JPH08125662A JP26227194A JP26227194A JPH08125662A JP H08125662 A JPH08125662 A JP H08125662A JP 26227194 A JP26227194 A JP 26227194A JP 26227194 A JP26227194 A JP 26227194A JP H08125662 A JPH08125662 A JP H08125662A
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JP
Japan
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group
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Application number
JP26227194A
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English (en)
Inventor
Harumi Okaji
晴美 小梶
Masamitsu Suzuki
政光 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のグループが同時に異なる無線チャネル
でネットワーク通信を行える環境を実現する。 【構成】 ホスト端末は、伝達パケットを選択コードで
拡散して送出する(S11)。新規メンバー端末は、受信
パケットをシステムにおいて用意される全拡散コードで
逆拡散する(S12)。逆拡散後の信号レベルをコンピュ
ータ本体に取り込み、信号レベルを比較し(S13)、レ
ベルの最も大きいコードをグループにおける選択コード
と認識する(S14)。この選択コードがトランシーバに
供給されるように拡散信号発生器を制御する。この時、
伝達パケットは、逆拡散後の信号レベルが問題となるた
め、任意のデータでよい。ただし、伝達パケット信号
は、新規メンバー端末がシステムにおいて用意される全
拡散コードで逆拡散し、その逆拡散後の信号レベルをコ
ンピュータ本体に取り込み、信号レベルの比較を行うの
に充分な時間だけ送出し続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信によるネット
ワーク通信方式に関し、より詳細には、複数のグループ
が同時に異なる無線チャネルでネットワーク通信を行え
る環境を実現するようにした無線システムに関する。例
えば、屋内無線通信や移動体通信に適用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のネットワーク通信方式について記
載した公知文献としては、例えば、特開平6−2998
1号公報がある。この公報のものは、無線送信チャネル
上の信号を受信するローカルエリアネットワークであっ
て、信号を受信する受信装置と、信号を送信する送信装
置とを含み、受信装置が送信チャネルを介して受信した
信号レベルを表す受信レベル決定装置と、レベル指示信
号を与えるしきいレベル回路装置と、そのレベル指示信
号に基づき送信装置の動作を制御する送信制御装置とを
含むことで、高いLAN(Local Area Network)性能を
実現しようとするものである。
【0003】また、特開平5−260051号公報のも
のは、複数の無線端末とその全てと送受信できる中央局
とにより構成されたネットワークにおいて、利用できる
全周波数帯域をメッセージチャネルと、チャネルトーン
上り,チャネルトーン下りの3つに分割することで、中
央局にリピータの役割を持たせ、各端末間の送受信を円
滑にする無線システムを提供するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のもの
は、対象とされている無線ローカルエリアネットワーク
(LAN)が、現在広く普及している有線LANで、端
末間の接続に用いられているケーブルを無線リンクで置
き換えることを目的としている。また、特開平6−29
981号公報に記載の無線LANは、現在最も普及して
いる有線LANであるイーサネットのアクセス方式(C
SMA)を用い、一つの無線チャネルを全端末で共有す
る対等分散型の無線LANである。また、特開平5−2
60051号公報に記載の無線LANは、通信スループ
ットを向上させるために、無線端末の他に中央局を設
け、無線チャネルの制御を行う無線LANであり、中央
局を介した通信形態をとる。両者とも現在使用されてい
る有線LANの利用形態を無線で実現することが目的で
あり、オフィスの中などのある閉じた環境でのネットワ
ーク通信を想定している。
【0005】しかし、近年、ノート型のパーソナルコン
ピュータ(PC)が増えており、また、携帯情報端末と
呼ばれる手帳サイズのコンピュータが使われ始めている
ことを考えると、これらのユーザ複数がこれら可搬型コ
ンピュータを持ち寄り、居場所を問わずにお互いにネッ
トワークを構成し、通信できる環境(モーバイルネット
ワーク)が必要になってくるものと考えられる。このモ
ーバイルネットワーク環境は、たとえば、オフィス内外
の居場所を問わないペーパーレスのミーティングを実現
させる。
【0006】このモーバイルネットワークは、複数のユ
ーザのグループごと隣接して使われる環境が多いと考え
られ、また、その通信形態もミーティングなどリアルタ
イム性を要求されるデータのやり取りが頻繁に行われる
状況が多くなり、トラフィックも高くなる。したがっ
て、特開平6−29981号公報のような一つの無線チ
ャネルを全端末で共有する無線LANでは、明らかにス
ループットの低下を招く問題が生じる。また、特開平5
−260051号公報の無線LANでは、中央局という
リピータが必要となるため、中央局が設置された場所で
しかネットワークを構成できないという場所的な制限が
生じる。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、干渉が極めて小さい複数の無線チャネルを用
意し、ネットワークを構成したいグループでネットワー
ク構成時に任意に一つの無線チャネルを選択すること
で、複数のグループが同時に異なる無線チャネルでネッ
トワーク通信を行える環境を実現する無線システムのた
めに、必要な通信手順のうち、ネットワーク通信を開始
しているグループに、新規メンバーが加入する際、この
新規加入メンバー端末への選択チャネルの伝達方式を有
するネットワーク通信方式を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)複数の無線端末により任意に構成
された複数グループが、それぞれのグループに属する無
線端末同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネ
ットワークであって、任意のグループがネットワーク通
信を行う際に、該グループに属するいずれかの無線端末
がホスト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端
末となって、他グループで使用中の通信チャネルをセン
スして空きチャネルを判断し、該グループで使用する通
信チャネルとして選択した後に、少なくとも同一のグル
ープに属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知
らせ、メンバー端末がグループで使用する通信チャネル
を確認した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型ネ
ットワーク通信を開始するように構成した無線通信によ
るネットワーク通信方式において、各グループで用いる
通信チャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コード
により符号分割多重され、同一のグループ内での通信
は、該個別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信
号の有無をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信
する通信システムであり、ネットワーク通信を行なって
いるグループに、新規メンバー端末が加わる際に、前記
グループのホスト端末はグループで選択したコードで伝
達パケットを拡散して送出し、新規メンバー端末は、シ
ステムにおいて使用可能な全拡散コードで伝達パケット
を逆拡散し、逆拡散後の信号レベルの最も高い拡散コー
ドを加入希望グループの選択コードと認識する新規メン
バー端末への選択コード伝達方式を有すること、更に
は、(2)前記ホスト端末は、選択コードで伝達パケッ
トを拡散して送出した後、選択コードで通信参加表明A
ckパケットでの到来を待機し、自グループへの加入を希
望している新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパ
ケットを受信後、直ちに選択コードで拡散した確認パケ
ットを送出し、新規メンバー端末は、受信パケットをシ
ステムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散し、逆
拡散後の信号レベルの高い順に拡散コードをソートし、
前記ソートした順に拡散コードを選択し、同コードでメ
ンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ackパケッ
トを拡散して送出し、同コードで確認パケットの到来を
待機し、所定時間待機後、確認パケットを受信しない
時、前記ソートした順にコードを選択して前記手順を行
い、確認パケットを受信後、同コードを選択コードと確
認し、ホスト端末は自グループへの加入を希望している
全新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを
受信した後、選択したコードを用いてグループの各メン
バー宛にスペクトル拡散によるマルチキャスト通信もし
くはブロードキャスト通信を行うこと、或いは、(3)
複数の無線端末により任意に構成された複数グループ
が、それぞれのグループに属する無線端末同士で対等分
散型ネットワーク通信を行う無線ネットワークであっ
て、任意のグループがネットワーク通信を行う際に、該
グループに属するいずれかの無線端末がホスト端末とな
り、残りの他の無線端末はメンバー端末となって、他グ
ループで使用中の通信チャネルをセンスして空きチャネ
ルを判断し、該グループで使用する通信チャネルとして
選択した後に、少なくとも同一のグループに属するメン
バー端末に選択した通信チャネルを知らせ、メンバー端
末がグループで使用する通信チャネルを確認した後に、
該通信チャネルを用いて対等分散型ネットワーク通信を
開始するように構成した無線通信によるネットワーク通
信方式において、各グループで用いる通信チャネルがそ
れぞれのグループに個別な拡散コードにより符号分割多
重され、同一のグループ内での通信は、該個別の拡散コ
ードでスペクトル拡散された拡散信号の有無をセンス
し、該拡散信号を検出しない時に送信する通信システム
であり、ネットワーク通信を行なっているグループに新
規メンバー端末が加わる際に、前記グループのホスト端
末はグループで選択したコードで伝達パケットを拡散し
て送信し、新規メンバー端末は、受信パケットをシステ
ムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散した後復調
し、伝達パケットが含まれる復調信号を得るのに用いた
拡散コードを加入希望グループの選択コードと認識する
新規メンバー端末への選択コード伝達方式を有するこ
と、更には、(4)前記(3)において、前記伝達パケ
ットはグループに固有なデータを含むこと、更には、
(5)前記(3)において、前記伝達パケットはネット
ワークに共通なデータを含むこと、更には、(6)前記
(3)において、前記逆拡散後の信号レベルの高いコー
ドの順に、逆拡散後の信号を復調すること、更には、
(7)前記(3)において、前記ホスト端末は伝達パケ
ットを送出後、選択コードにて通信参加表明Ackパケッ
トの到来を待機し、自グループへの加入を希望している
新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを受
信した後、直ちに前記新規メンバー宛に確認パケットを
同コードで拡散して送出し、所定時間内に自グループへ
の加入を希望している全新規メンバー端末からの通信参
加表明Ackパケットを受信しない時、選択コードで伝達
パケットを拡散して送出し、前記手順を行ない、新規メ
ンバー端末は選択コード認識後、認識した選択コードで
メンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ackパケ
ットを拡散して送出し、同コードで受信待ち状態とな
り、伝達パケットを受信後、再度前記通信方式で選択コ
ードを認識し、前記手順を行い、確認パケットを受信
後、同コードを選択コードと確認し、ホスト端末が自グ
ループへの加入を希望している全新規メンバー端末から
の通信参加表明Ackパケットを受信後、選択コードを用
いてグループの各メンバー宛にスペクトル拡散によるマ
ルチキャスト通信もしくはブロードキャスト通信を行う
こと、或いは、(8)複数の無線端末により任意に構成
された複数グループが、それぞれのグループに属する無
線端末同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネ
ットワークであって、任意のグループがネットワーク通
信を行う際に、該グループに属するいずれかの無線端末
がホスト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端
末となって、他グループで使用中の通信チャネルをセン
スして空きチャネルを判断し、該グループで使用する通
信チャネルとして選択した後に、少なくとも同一のグル
ープに属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知
らせ、他のメンバー端末がグループで使用する通信チャ
ネルを確認した後で、該通信チャネルを用いて対等分散
型ネットワーク通信を開始するように構成した無線通信
によるネットワーク通信方式において、各グループで用
いる通信チャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コ
ードにより符号分割多重され、同一のグループ内での通
信は、該個別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散
信号の有無をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送
信する通信システムであって、システム共通の通信チャ
ネル制御用の拡散コードであるパイロットコードを設
け、ネットワーク通信を行っているグループに、新規メ
ンバー端末が加わる際に、前記グループのホスト端末は
少なくとも自グループIDと選択コードに関するデータ
を含む伝達パケットを前記パイロットコードで拡散して
送出し、新規メンバー端末は、伝達パケットを受信し、
パイロットコードで逆拡散し復調することで、加入希望
グループの選択コードを認識する新規メンバー端末への
選択コード伝達方式を有すること、更には、(9)前記
(8)において、前記ホスト端末は伝達パケットを送出
後、パイロットコードにて通信参加表明Ackパケットの
到来を待機し、自グループへの参加を希望している新規
メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを受信後
復調し、Ackパケットに含まれるコードと選択コードを
照合し一致しない時、前記新規メンバー宛に伝達パケッ
トをパイロットコードで拡散して送出し、前記手順を行
い、一致した時、直ちに前記新規メンバー宛にパイロッ
トコードで確認パケットを拡散して送出し、新規メンバ
ー端末は選択コード認識後、パイロットコードで新規メ
ンバー端末に固有のIDおよび認識した拡散コードの種
類に関するデータを含む通信参加表明Ackパケットを拡
散して送出し、パイロットコードで通信待ち状態とな
り、伝達パケットを受信後、再度前記通信方式でコード
を認識し、前記手順を行い、確認パケットの受信後、選
択コードにて通信開始を待機し、ホスト端末は自グルー
プへの参加を希望している全新規メンバー端末からの通
信参加表明Ackパケットを受信した後、選択コードを用
いてグループの各メンバー宛にスペクトル拡散によるマ
ルチキャスト通信もしくはブロードキャスト通信を行う
こと、或いは、(10)複数の無線端末により任意に構
成された複数グループが、それぞれのグループに属する
無線端末同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線
ネットワークであって、任意のグループがネットワーク
通信を行う際に、該グループに属するいずれかの無線端
末がホスト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー
端末となって、他グループで使用中の通信チャネルをセ
ンスして空きチャネルを判断し、該グループで使用する
通信チャネルとして選択した後に、少なくとも同一のグ
ループに属するメンバー端末に選択した通信チャネルを
知らせ、メンバー端末がグループで使用する通信チャネ
ルを確認した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型
ネットワーク通信を開始するように構成した無線通信に
よるネットワーク通信方式において、各グループで用い
る通信チャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コー
ドにより符号分割多重され、同一のグループ内での通信
は、該個別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信
号の有無をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信
する通信システムであり、ネットワーク通信を行なって
いるグループに、新規メンバー端末が加わる際に、前記
グループのホスト端末は選択コードにて通信参加表明A
ckパケットを待機し、自グループへの参加を希望してい
る新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットの
到来を受信後、直ちに確認パケットを選択コードで拡散
して送出し、一方、新規メンバー端末は、システムにお
いて使用可能な拡散コードのうちいずれかのコードでメ
ンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ackパケッ
トを拡散して送出し、同コードで確認パケットの到来を
待機し、所定時間経過後確認パケットを受信しない時、
拡散コードを変更して前記手順を行ない、確認パケット
を受信後、受信したコードを選択コードと認識する新規
メンバー端末へに選択コード伝達方式を有すること、更
には、(11)前記(10)において、前記新規メンバ
ー端末が選択コードを変更する際に、拡散コードをラン
ダムに選び変更すること、更には、(12)前記
(7),(9)又は(10)において、前記ホスト端末
が異なるグループのメンバー端末からの通信参加表明A
ckパケットを受信後、システムに存在するグループのグ
ループIDと、それに対応する選択コードに関するデー
タを含むパケットを設定コードで拡散して送出すること
を特徴としたものである。
【0009】
【作用】本発明は、複数の無線端末により任意に構成さ
れた複数グループが、それぞれのグループに属する無線
端末同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネッ
トワークであって、任意のグループがネットワーク通信
を行う際に、該グループに属するいずれかの無線端末が
ホスト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端末
となって、他グループで使用中の通信チャネルをセンス
して空きチャネルを判断し、該グループで使用する通信
チャネルとして選択した後に、少なくとも同一のグルー
プに属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知ら
せ、メンバー端末がグループで使用する通信チャネルを
確認した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型ネッ
トワーク通信を開始するように構成した無線通信による
ネットワーク通信方式であり、 (1)各グループで用いる通信チャネルがそれぞれのグ
ループに個別な拡散コードにより符号分割多重され、同
一のグループ内での通信は、該個別の拡散コードでスペ
クトル拡散された拡散信号の有無をセンスし、該拡散信
号を検出しない時に送信する通信システムであり、ネッ
トワーク通信を行なっているグループに、新規メンバー
端末が加わる際に、前記グループのホスト端末はグルー
プで選択したコードで伝達パケットを拡散して送出し、
新規メンバー端末は、システムにおいて使用可能な全拡
散コードで伝達パケットを逆拡散し、逆拡散後の信号レ
ベルの最も高い拡散コードを加入希望グループの選択コ
ードと認識するようにした選択コードを用いた新規メン
バーへのチャネル伝達方式を提供できる。
【0010】(2)ホスト端末は、選択コードで伝達パ
ケットを拡散して送出した後、選択コードで通信参加表
明Ackパケットでの到来を待機し、自グループへの加入
を希望している新規メンバー端末からの通信参加表明A
ckパケットを受信後、直ちに選択コードで拡散した確認
パケットを送出し、新規メンバー端末は、受信パケット
をシステムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散
し、逆拡散後の信号レベルの高い順に拡散コードをソー
トし、前記ソートした順に拡散コードを選択し、同コー
ドでメンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ack
パケットを拡散して送出し、同コードで確認パケットの
到来を待機し、所定時間待機後、確認パケットを受信し
ない時、前記ソートした順にコードを選択して、前記手
順を行い、確認パケットを受信後、同コードを選択コー
ドと確認し、ホスト端末は自グループへの加入を希望し
ている全新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケ
ットを受信した後、選択したコードを用いてグループの
各メンバー宛にスペクトル拡散によるマルチキャスト通
信もしくはブロードキャスト通信を行うようにしたの
で、選択コードの誤認識を防ぐための選択コードの確認
の方式を提供できる。
【0011】(3)ネットワーク通信を行なっているグ
ループに新規メンバー端末が加わる際に、前記グループ
のホスト端末はグループで選択したコードで伝達パケッ
トを拡散して送信し、新規メンバー端末は、受信パケッ
トをシステムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散
した後復調し、伝達パケットが含まれる復調信号を得る
のに用いた拡散コードを加入希望グループの選択コード
と認識するようにした選択コードを用いた新規メンバー
へのチャネル伝達方式を提供できる。
【0012】(4)前記(3)において、前記伝達パケ
ットはグループに固有なデータを含むので、新規メンバ
ーは選択コードの伝達において、ネットワークに共通な
データのみを知っていればよく、ネットワークの任意の
メンバー端末同士でのグループが構成しやすい。 (5)前記(3)において、前記伝達パケットはネット
ワークに共通なデータを含むので、複数のグループのホ
スト端末がほぼ同時に選択コード伝達のために、伝達パ
ケットを送出している場合においても、新規メンバー端
末が選択コードを正しく認識できる。 (6)前記(3)において、前記逆拡散後の信号レベル
の高いコードの順に、逆拡散後の信号を復調するので、
選択コードの認識に要する時間が短縮できる。
【0013】(7)前記(3)において、前記ホスト端
末は伝達パケットを送出後、選択コードにて通信参加表
明Ackパケットの到来を待機し、自グループへの加入を
希望しているメンバー端末からの通信参加表明Ackパケ
ットを受信した後、直ちに前記新規メンバー宛に確認パ
ケットを同コードで拡散して送出し、所定時間内に自グ
ループへの加入を希望している全新規メンバー端末から
の通信参加表明Ackパケットを受信しない時、選択コー
ドで伝達パケットを拡散して送出し、前記手順を行い、
新規メンバー端末は選択コード認識後、認識した選択コ
ードでメンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明A
ckパケットを拡散して送出し、同コードで受信待ち状態
となり、伝達パケットを受信後、再度前記(3)の通信
方式で選択コードを認識し、前記手順を行い、確認パケ
ットを受信後、同コードを選択コードと確認し、ホスト
端末が自グループへの加入を希望している全新規メンバ
ー端末からの通信参加表明Ackパケットを受信後、選択
コードを用いてグループの各メンバー宛にスペクトル拡
散によるマルチキャスト通信もしくはブロードキャスト
通信を行う選択コードを用いた選択コード伝達の確認の
方式を提供できる。
【0014】また、本発明は、複数の無線端末により任
意に構成された複数グループが、それぞれのグループに
属する無線端末同士で対等分散型ネットワーク通信を行
う無線ネットワークであって、任意のグループがネット
ワーク通信を行う際に、該グループに属するいずれかの
無線端末がホスト端末となり、残りの他の無線端末はメ
ンバー端末となって、他グループで使用中の通信チャネ
ルをセンスして空きチャネルを判断し、該グループで使
用する通信チャネルとして選択した後に、少なくとも同
一のグループに属するメンバー端末に選択した通信チャ
ネルを知らせ、他のメンバー端末がグループで使用する
通信チャネルを確認した後で、該通信チャネルを用いて
対等分散型ネットワーク通信を開始するように構成した
無線通信によるネットワーク通信方式にであり、(8)
各グループで用いる通信チャネルがそれぞれのグループ
に個別な拡散コードにより符号分割多重され、同一のグ
ループ内での通信は、該個別の拡散コードでスペクトル
拡散された拡散信号の有無をセンスし、該拡散信号を検
出しない時に送信する通信システムであって、システム
共通の通信チャネル制御用の拡散コードであるパイロッ
トコードを設け、ネットワーク通信を行っているグルー
プに、新規メンバー端末が加わる際に、前記グループの
ホスト端末は少なくとも自グループIDと選択コードに
関するデータを含む伝達パケットを前記パイロットコー
ドで拡散して送出し、新規メンバー端末は、伝達パケッ
トを受信し、パイロットコードで逆拡散し復調すること
で、加入希望グループの選択コードを認識するようにし
たパイロットコードを用いて新規メンバーへのチャネル
伝達方式を提供できる。
【0015】(9)前記(8)において、前記ホスト端
末は伝達パケットを送出後、パイロットコードにて通信
参加表明Ackパケットの到来を待機し、自グループへの
参加を希望している新規メンバー端末からの通信参加表
明Ackパケットを受信後復調し、Ackパケットに含まれ
るコードと選択コードを照合し一致しない時、前記メン
バー宛に伝達パケットをパイロットコードで拡散して送
出し、前記手順を行い、一致した時、直ちに前記新規メ
ンバー宛にパイロットコードで確認パケットを拡散して
送出し、新規メンバー端末は選択コード認識後、パイロ
ットコードで新規メンバー端末に固有のIDおよび認識
した拡散コードの種類に関するデータを含む通信参加表
明Ackパケットを拡散して送出し、パイロットコードで
通信待ち状態となり、伝達パケットを受信後、再度前記
(8)の通信方式でコードを認識し、前記手順を行い、
確認パケットの受信後、選択コードにて通信開始を待機
し、ホスト端末は自グループへの参加を希望している全
新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを受
信した後、選択コードを用いてグループの各メンバー宛
にスペクトル拡散によるマルチキャスト通信もしくはブ
ロードキャスト通信を行うパイロットコードを用いた選
択コード伝達の確認の方式を提供できる。
【0016】さらに、本発明は、前記(1)のネットワ
ーク通信方式であり、 (10)ネットワーク通信を行なっているグループに、
新規メンバー端末が加わる際に、前記グループのホスト
端末は選択コードにて通信参加表明Ackパケットの到来
を待機し、自グループへの参加を希望している新規メン
バー端末からの通信参加表明Ackパケットの到来を受信
後、直ちに確認パケットを選択コードで拡散して送出
し、一方、新規メンバー端末は、システムにおいて使用
可能な拡散コードのうちいずれかのコードでメンバー端
末に固有のIDを含む通信参加加表明Ackパケットを拡
散して送出し、同コードで確認パケットの到来を待機
し、所定時間経過後パケットを受信しない時、拡散コー
ドを変更して前記手順を行ない、確認パケットを受信
後、受信したコードを選択コードと認識するようにした
選択コードを用いた新規メンバーへのチャネル伝達方式
を提供できる。
【0017】(11)前記(10)において、前記新規
メンバー端末が選択コードを変更する際に、拡散コード
をランダムに選び変更するので、他のグループ内のスル
ープットの低下を防ぐことができる。 (12)前記(7),(9)又は(10)において、ホ
スト端末が異なるグループのメンバー端末からの通信参
加表明Ackパケットを受信後、システムに存在するグル
ープのグループIDと、それに対応する選択コードに関
するデータを含むパケットを設定コードで拡散して送出
するので、選択コード認識に要する時間が短縮される。
【0018】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による無線通信によるネットワー
ク通信方式の一実施例を説明するための構成図で、モー
バイルネットワークの構成図である。図中、1a〜1
d,2a〜2dは無線端末、3は無線チャネルA、4は
無線チャネルBである。モーバイルネットワークは、無
線端末を持ち寄ることで、任意の場所で対等分散型ネッ
トワークを形成する通信システムである。図1の例で
は、モーバイルネットワークを形成する2つのグループ
(グループ1とグループ2)が存在し、それぞれのグル
ープ内の無線端末間で通信を行っている。2つのグルー
プは、それぞれ異なる無線チャネルAとBをデータパケ
ットの送信に用いている。
【0019】無線チャネルは、互いに干渉が小さい(相
関が小さい)ことが条件であるが、本発明におけるシス
テムは、無線チャネル毎に相関の小さい拡散符号を割り
当て、無線チャネルが符号分割多重される通信システム
である。この場合、各グループで通信を始める際には、
用意された複数の拡散コードの中からグループで一つの
拡散コードを選択する必要がある。グループのいずれか
の無線端末がホスト端末としてグループで使用する拡散
コードを選択し、他のグループメンバー端末に選択した
コードを伝達する。
【0020】図2は、ネットワーク通信開始時の通信手
順を示すフローチャートである。以下、各ステップ
(S)に従って順に説明する。まず、ホスト端末が使用
中の無線チャネルの拡散コードを検知し(S1)、ホスト
端末がグループで使用する拡散コードを選択する(S
2)。次に、選択した拡散コードの情報をグループメン
バーの端末に送信(選択コードの伝達)し(S3)、ホス
ト端末とメンバー端末間で使用する拡散コードの確認
(選択コードの確認)を行う(S4)。次に、選択した拡
散コードをグループメンバーで共有し、ネットワーク通
信を開始する(S5)。なお、ホスト端末となるべき無線
端末はグループ内のどの無線端末でもよく、残りの無線
端末をメンバー端末と呼んでいる。
【0021】このように、通信開始までの手順は、「ホ
スト端末による拡散コードの選択」(S2),「ホスト端末
による選択コードの伝達」(S3),「メンバー端末におけ
る選択コードの確認」(S4)に分けられる。ところで、
図2のような手順によりグループ内での通信を開始した
後に、グループ内通信への参加を希望するメンバー端末
(新規メンバー端末)が存在する場合には、この新規メ
ンバー端末へグループで選択した拡散コードを伝達する
必要がある。この時、例えば、ホスト端末は他のメンバ
ー端末にグループ内通信を一時中断する旨を伝えるパケ
ットをあらかじめ送出し、他のグループメンバー端末
は、これを受けてグループ内の通信を一時中断する。こ
の後、ホスト端末が新規メンバー端末へ選択コードを伝
達する。ホスト端末は、新規メンバー端末へグループの
選択コードを伝達して後、グループ内の全メンバー端末
に通信再開を伝えるためのパケットを送出し、他のメン
バー端末は、このパケットを受けてグループ内の通信を
再開する。本発明は、このうち新規メンバー端末へ選択
コードを伝達する伝達方式を提供するものである。
【0022】図3は、本発明を実現するための無線端末
の構成例を示す図で、図中、11は拡散コード発生器、
12は相関検波部、13はチャネルコントローラ、14
はコンピュータ本体、15はネットワークコントロー
ラ、16はトランシーバ、17はアンテナである。無線
端末は、拡散コードによる拡散および逆拡散,データパ
ケットの変復調,キャリアの送受信を行うためのトラン
シーバ16と、該トランシーバ16に選択拡散コードを
供給する拡散コード発生器11と、前記トランシーバ1
6とコンピュータ本体14との送受信データを仲介し、
対等分散型ネットワーク通信を司るネットワークコント
ローラ15および選択した拡散コードの出力とトランシ
ーバ16で用いる拡散コードおよびそれらの送受信を制
御するチャネルコントローラ13からなる。
【0023】図4(a)〜(g)は、本発明に用いるデ
ータパケットの構成例を示す。パケットは、プリアンブ
ル等の情報を持つヘッダと、データを種別するためのコ
ードと、データおよびパケットの終りを示すエンドデミ
リッタからなる。
【0024】次に、請求項1に記載の発明について説明
する。図5(a),(b)は、本発明による無線通信に
よるネットワーク通信方式の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。図5(a)はホスト端末、図5
(b)は新規メンバー端末である。ホスト端末は、伝達
パケットを選択コードで拡散し送出する(S11)。新規
メンバー端末は、受信パケットをシステムにおいて用意
される全拡散コードで逆拡散する(S12)。逆拡散後の
信号レベルをコンピュータ本体に取り込み、信号レベル
を比較し(S13)、レベルの最も大きいコードをグルー
プにおける選択コードと認識する(S14)。この選択コ
ードがトランシーバに供給されるように拡散信号発生器
を制御する。この時、伝達パケットは、逆拡散後の信号
レベルが問題となるため、任意のデータでよい。ただ
し、伝達パケット信号は、新規メンバー端末がシステム
において用意される全拡散コードで逆拡散し、その逆拡
散後の信号レベルをコンピュータ本体に取り込み、信号
レベルの比較を行うのに充分な時間だけ送出し続ける。
【0025】次に、請求項2に記載の発明について説明
する。図6及び図7は、本発明による無線通信によるネ
ットワーク通信方式の他の実施例を説明するためのフロ
ーチャートである。図6はホスト端末、図7は新規メン
バー端末である。前述した請求項1は、ホスト端末から
送出される選択コードで拡散された伝達パケット信号
を、新規メンバー端末がシステムで用意された全拡散コ
ードで逆拡散し、その信号レベルを比較し、レベルの最
も高いコードを選択コードと認識する選択コード伝達の
方法である。しかし、選択コードの伝達がホスト端末か
ら新規メンバー端末へ一方的になされるため、グループ
の全新規メンバー端末が正しく選択コードを認識したか
の認識がされない。特に、複数のグループのホスト端末
がほぼ同時に伝達パケット信号を送出した場合には、異
なるグループの選択コードを自グループの選択コードと
誤って認識する可能性がある。本発明は、選択コードの
誤認識を防ぐための選択コードの確認の方法を提供す
る。
【0026】ホスト端末は、選択コードで伝達パケット
を拡散して送出した後(S21)、該選択コードで受信モ
ードになり、通信参加表明Ackパケットの到来を待機す
る(S22)。一方、新規メンバー端末は、システムで用
意された全拡散コードで、受信パケットを逆拡散し、逆
拡散後の信号レベルの高い順にコードをソート(PN
[1],PN[2],…,PN[m])し(S32)、ソートした順
に拡散コードを選び、そのコードで通信参加表明Ackパ
ケットを拡散して送出する(S34)。通信参加表明Ack
パケットは、例えば、図4(d)のように、各メンバー
端末に固有のIDを含むデータで構成される。新規メン
バー端末はAckパケットを送出後、同コードで受信モー
ドに入り、確認パケットの到来を待機する(S35)。
【0027】ホスト端末は、受信パケットを選択コード
で逆拡散後復調し(S23)、受信パケットが通信参加表
明Ackパケットであった場には(S24)、パケットに含
まれるメンバー端末に固有のIDを自グループのメンバ
ー端末の個人IDと照合する。Ackパケットが前記新規
メンバー端末からのものであった場合には、そのメンバ
ー宛に選択コードで確認パケットを拡散して送出する
(S25)。確認パケットの構成例としては、図4(e)
のように、グループIDを含むデータで構成される。
【0028】メンバー端末は、受信パケットを選択した
コードで逆拡散し、逆拡散後のデータをコンピュータ本
体に取り込み、同一グループのホスト端末からの確認パ
ケットであるかをパケットに含まれるグループIDより
照合する(S37)。新規メンバー端末は、所定時間内に
同一グループのホスト端末からの確認パケットを受信し
た時、そのコードを選択コードと確認する(S39)。一
方、所定時間待機後、確認パケットを受信しなかった場
合には、ソートした順にコードを切替え(S38)、確認
パケットを受信するまで前記手順を繰り返す。
【0029】ホスト端末は、自グループに参加希望の全
新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケット受信
を確認した後(S24)、マルチキャスト通信する場合に
は、ホスト端末がグループのメンバー端末の個人IDリ
ストをブロードキャストし、メンバーに伝えることで、
マルチキャストによるネットワーク通信を行う。ブロー
ドキャスト通信の場合は、この手順なしで通信を開始す
る。ホスト端末は、所定時間内に自グループへの参加を
希望している新規メンバー端末からの通信参加表明Ack
パケットを受信できなかった場合には、再度選択コード
で伝達パケットを送出し(S21)、前記手順を行う。
【0030】次に、請求項3に記載の発明について説明
する。請求項1は、ホスト端末から送出される選択コー
ドで拡散された伝達パケット信号を、新規メンバー端末
がシステムで用意された全拡散コードで逆拡散し、逆拡
散後の信号レベルを比較し、信号レベルの最も高いコー
ドを選択コードと認識する選択コード伝達方法であり、
選択コードの伝達はホスト端末から新規メンバー端末へ
一方的になされるため、自グループへの参加を希望して
いる全新規メンバー端末が正しく選択コードを認識した
かの認識がされていない。特に、複数のグループのホス
ト端末がほぼ同時に伝達パケット信号を送出した場合に
は、異なるグループの選択コードを自グループの選択コ
ードと誤って認識する可能性があるため、請求項2に述
べたような選択コードの確認の方法が必要となる。グル
ープが複数存在し、逆拡散後の信号レベルがほぼ等しい
ような場合には、ホスト端末と新規メンバー端末間での
確認のためのやりとりが生じるため、グループ数や新規
メンバー端末が多い場合には、選択コードの伝達および
確認に時間がかかる。
【0031】本発明は、請求項1,2における選択コー
ドの伝達および確認にかかる時間の短縮を図るものであ
る。図5(a)にホスト端末の通信手順を、図8に新規
メンバー端末の通信手順を示す。ホスト端末は、伝達パ
ケットを選択コードで拡散して送出する。新規メンバー
端末は、受信パケットをシステムにおいて用意された全
拡散コードで逆拡散後した後復調し(S41,42)、復調信
号をコンピュータ本体に取り込み、復調信号に伝達パケ
ットが含まれるかどうか照合する(S43,44)。照合した
結果、伝達パケットが含まれる復調信号を得た拡散コー
ドを選択コードと認識し(S45)、選択コードがトラン
シーバに供給されるように拡散信号発生器を制御する。
【0032】次に、請求項4に記載の発明について説明
する。本発明に用いる伝達パケットの構成例を図4
(f)に示す。伝達パケットは、システムに共通なデー
タを含む。この場合には、新規メンバー端末はあらかじ
め参加したいグループに固有なID等を入手しておく必
要がないため、ネットワークの任意のグループ内通信へ
の参加が容易となる。
【0033】次に、請求項5に記載の発明について説明
する。本発明に用いる伝達パケットの構成例を図4
(e)に示す。伝達パケットは、グループに固有なデー
タを含む。この場合には、新規メンバー端末は復調信号
に参加したいグループIDが含まれるか否かで選択コー
ドを認識するため、複数のグループのホスト端末が選択
コード伝達のために、ほぼ同時に伝達パケットを送出し
た場合においても、選択コードの認識が正しく行える。
ただし、新規メンバー端末は、あらかじめ自グループの
グループIDを入手する必要がある。
【0034】次に、請求項6に記載の発明について説明
する。請求項6は、ホスト端末が選択コードを用いて新
規メンバー端末が選択コードを認識したかの確認を行う
通信手順について述べたものである。図9及び図10
は、本発明による無線通信によるネットワーク通信方式
の更に他の実施例を説明するためのフローチャートであ
る。図9はホスト端末、図10はメンバー端末である。
【0035】ホスト端末は、請求項3に述べた方法で伝
達パケットを送出後(S51)、選択コードにて通信参加
表明Ackパケットの到来を待機する(S52)。同一のグ
ループに属するメンバー端末は、請求項3に述べた方法
で選択コードを認識した後(S61)、選択コードで拡散
した通信参加表明Ackパケットを送出する(S62)。通
信参加表明Ackパケットは、例えば、図4(d)のよう
に、メンバー端末の個人IDを含むデータで構成され
る。
【0036】ホスト端末は、通信参加表明Ackパケット
を復調し(S53)、パケットに含まれるメンバー端末の
個人IDをあらかじめ入手した新規メンバー端末のID
と照合し(S54)、新規メンバー端末の個人IDと一致
した場合には、確認パケットを選択コードで拡散して送
出する(S55)。確認パケットは、例えば、通信参加表
明Ackパケットと同様に、メンバー端末の個人IDを含
むデータ(図4(d))で構成される。
【0037】所定時間内に参加希望グループホスト端末
からの確認パケットを受信した新規メンバー端末は、同
コードを選択コードと認識する(S61)。一方、所定時
間経過後に確認パケットを受信しない新規メンバー端末
は、請求項3に述べた通信手順で再度選択コードを認識
し(S61)、前記手順を行う。ホスト端末は、所定時間
経過後に自グループへの参加を希望している全新規メン
バー端末から通信参加表明Ackパケットを受信しなかっ
た場合には(S56)、請求項3に述べた通信手順で再度
伝達パケットを送出し、前記手順を行い、同一のグルー
プに属する全新規メンバー端末から通信参加表明Ackパ
ケットを受信したことを確認した後、ブロードキャスト
通信を開始する。また、マルチキャスト通信する場合に
は、ホスト端末がグループの全メンバー端末の個人ID
リストを選択コードでブロードキャストし、メンバーに
伝えることで、マルチキャストによるネットワーク通信
を行う。
【0038】次に、請求項7に記載の発明について説明
する。図11は、本発明を実現するための無線端末の構
成例を示す図で、図中、21-1〜21-nは拡散コード発
生器、22-1〜22-nは相関検波部、23はチャネルコ
ントローラ、24はコンピュータ本体、25はネットワ
ークコントローラ、26はトランシーバ、27はアンテ
ナである。
【0039】図11の無線端末では、システムに用意さ
れた全コードの相関検波が同時に行える。図12に新規
メンバー端末の通信手順を示す。新規メンバー端末は、
伝達パケット信号をシステムにおいて用意されている全
拡散コードで同時に逆拡散する(S71)。各コードでの
逆拡散後の信号レベルをチャネルコントローラ23また
はコンピュータ本体24に取り込んだ後、逆拡散後の信
号レベルを比較し、信号レベルの大きい順に拡散コード
をソート(PN[1],PN[2],…,PN[m])し(S7
2)、このコードの順に逆拡散後の信号を復調し(S7
4)、復調信号に伝達パケットが含まれるかどうか照合
する(S75,76)。信号レベルの大きい順に復調信号の照
合を行うことにより、選択コードを認識するに要する時
間が短縮できる。
【0040】次に、請求項8に記載の発明について説明
する。本発明は、システムに共通な通信チャネル制御用
の拡散コード(パイロットコード)を設け、これを選択
コード伝達に用いる通信手順について述べたものであ
る。図13(a),(b)は、本発明による無線通信に
よるネットワーク通信方式の更に他の実施例を説明する
ためのフローチャートで、図13(a)はホスト端末、
図13(b)は新規メンバー端末である。
【0041】ホスト端末は、伝達パケットをパイロット
コードで拡散し送出する(S81)。伝達パケットは、例
えば、図4(a)のように、少なくとも自グループID
と選択コードに関するデータで構成される。伝達パケッ
トを送出後、選択コードがトランシーバに供給されるよ
うに拡散信号発生器を制御する(S82)。新規メンバー
端末は、パイロットコードにて伝達パケットの到来を待
機し(S83)、受信パケットをパイロットコードで逆拡
散した後、復調する(S84)。さらに、復調信号をコン
ピュータ本体に取り込み、復調信号に含まれるグループ
IDと参加したいグループのグループIDと照合し(S8
5)、参加希望グループのグループIDに対応する拡散
コードの種類をグループで使用する選択コードとして認
識する(S86)。この後、新規メンバー端末はホスト端
末と同様に、選択コードがトランシーバに供給されるよ
うに拡散信号発生器を制御する。一方、受信パケットに
参加希望グループのグループIDが含まれなかった場合
には、パイロットコードで再度伝達パケットの到来を待
機し、前記手順を繰り返す。
【0042】次に、請求項9に記載の発明について説明
する。本発明は、請求項8に、ホスト端末がこのパイロ
ットコードを用いて新規メンバー端末が選択コードを認
識したかの確認を行い、また、新規メンバー端末がホス
ト端末からの確認パケットにより、正しく選択コードを
認識したかの確認手順を加えたものである。
【0043】図14及び図15は、本発明による無線通
信によるネットワーク通信方式の更に他の実施例を説明
するためのフローチャートである。図14はホスト端
末、図15は新規メンバー端末である。ホスト端末は、
請求項8に述べた方法で伝達パケットを送出後(S91)、
パイロットコードにて通信参加表明Ackパケットの到来
を待機する(S92)。新規メンバー端末は、請求項8に
述べた方法で選択コードを認識した後(S101)、パイロ
ットコードで通信参加表明Ackパケットを拡散し送出す
る(S102)。通信参加表明Ackパケットは、例えば、図
4(g)のように、新規メンバー端末の個人IDと認識
した拡散コードを含むデータで構成される。新規メンバ
ー端末は、通信参加表明Ackパケット送出後(S102)、
パイロットコードで確認パケットの到来を待機する(S1
03)。
【0044】ホスト端末は、通信参加表明Ackパケット
を復調し(S93)、パケットに含まれるメンバー端末の
個人IDをあらかじめ入手した新規メンバー端末のID
と照合し(S94)、一致した場合には、パケットに同時
に含まれるコード情報より、新規メンバー端末が正しく
コードを認識している照合を行う。さらに、ホスト端末
は、新規メンバー端末が正しく選択コードを認識したこ
とを確認した後、ただちに確認パケットを前記新規メン
バー宛にパイロットコードで拡散して送出する。確認パ
ケットは、例えば、通信参加表明Ackパケットと同様
に、メンバー端末の個人IDと認識した拡散コードを含
むデータ(図4(g))で構成される。
【0045】一方、自グループへの参加を希望している
新規メンバー端末が異なるコードを選択コードと認識し
ている場合には、確認パケットの代わりに伝達パケット
をパイロットコードで拡散して送出する。新規メンバー
端末は、所定時間内に参加希望グループホスト端末から
の確認パケットを受信した後、選択コードがトランシー
バに供給されるように拡散信号発生器を制御する。一
方、所定時間経過後に参加希望グループホスト端末から
の確認パケットを受信しない場合には、請求項8に述べ
た通信手順で再度選択コードを認識し、前記手順を行
う。
【0046】ホスト端末は、自グループへの参加を希望
している全新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパ
ケットを受信しない場合には(S96)、請求項8に述べ
た通信手順で再度伝達パケットを送出し(S91)、自グ
ループへの参加を希望している全新規メンバー端末から
正しくコードを選択したことを伝える通信参加表明Ack
パケットを受信したのを確認した後(S96)、制御信号
により選択コードに切替え、ブロードキャスト通信を開
始する(S97)。また、マルチキャスト通信する場合に
は、ホスト端末がグループの全メンバー端末の個人ID
リストを選択コードでブロードキャストし、メンバーに
伝えることで、マルチキャストによるネットワーク通信
を行う。
【0047】次に、請求項10に記載の発明について説
明する。図16及び図17は、本発明による無線通信に
よるネットワーク通信方式の更に他の実施例を説明する
ためのフローチャートである。図16はホスト端末の通
信手順、図17は新規メンバー端末の通信手順である。
【0048】ホスト端末は、選択コードで自グループへ
の参加を希望している新規メンバーからの通信参加表明
Ackパケットの到来を待機する(S112)。一方、新規メ
ンバー端末は、システムにおいて使用可能な拡散コード
のうちいずれかを選び、同コード(設定コード)で通信
参加表明Ackパケットを拡散して送出し(S122)、同コ
ードで確認パケットの到来を待機する(S123)。通信参
加表明Ackパケットのデータ構成は、図4(d)のよう
に、各端末に固有の個人IDを含む。
【0049】ホスト端末は、受信パケットを選択コード
で逆拡散後復調して復調信号をコンピュータ本体に取り
込み(S113)、復調信号に含まれるメンバー端末の個人
IDと自グループへの参加を希望しているメンバー端末
の個人IDと照合し(S114)、一致した場合には、前記
新規メンバー宛に直ちに確認パケットを選択コードで拡
散して送出する(S115)。確認パケットは、例えば、図
4(a)のように、自グループIDと選択コード情報で
構成される。新規メンバー端末は、この確認パケットを
所定時間内に受信した場合に(S124)、設定コードを選
択コードと認識する(S125)。また、所定時間経過した
後、前記確認パケットを受信しなかった場合には、設定
コードを制御信号により変更して前記手順を再度行う。
【0050】次に、請求項11に記載の発明について説
明する。請求項10では、新規メンバー端末が他グルー
プの選択コードで通信参加表明Ackパケットを送出した
場合には、他グループの通信に割り込むことになるた
め、グループ内の通信を一時的に中断させる。この時、
各新規メンバー端末のコード選択順序が同一の場合に
は、他グループが選択し、使用中のコードを設定してA
ckパケットを送出した時に、前記グループへ新規メンバ
ー数だけの通信参加表明Ackパケットが集中的に割り込
むため、前記グループのスループットが一時的に低下す
る。本発明は、このような問題を解決するために、各新
規メンバー端末がコード設定をランダムに行うものであ
る。
【0051】図18は、本発明による無線通信によるネ
ットワーク通信方式の更に他の実施例を説明するための
フローチャートで、新規メンバー端末の通信手順を示
す。ホスト端末の通信手順は、請求項10に述べた通信
手順である図16と同一である。各新規メンバー端末
は、拡散コードをランダムに選び、設定コードで通信参
加表明Ackパケットを拡散して送出する(S131,132)。
通信参加表明Ackパケットのデータ構成は、図4(d)
のように、各端末に固有のIDを含む。新規メンバー端
末は、参加希望グループのホスト端末より送られる確認
パケットを所定時間内に受信した場合に、設定コードを
選択コードと認識する(S133)。また、所定時間経過し
た後、前記確認パケットを受信しなかった場合には(S1
34,135)、設定コードをランダムに選び変更して、上記
手順を再度行う。各新規メンバー端末がランダムにコー
ドを設定することにより(S136)、他グループ内のスル
ープットの低下を防ぐ。
【0052】次に、請求項12に記載の発明について説
明する。請求項7または請求項9または請求項10の通
信手順では、ホスト端末は自グループへの参加を希望し
ている新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケッ
トを受信した時にのみ、確認パケットまたは伝達パケッ
トを送出する。本発明は、異なるグループのメンバー端
末からの通信参加表明Ackパケットを受信した場合にお
いても、ホスト端末が通信参加表明Ackパケットに対し
応答するものである。
【0053】図19は、本発明による無線通信によるネ
ットワーク通信方式の更に他の実施例を説明するための
フローチャートで、ホスト端末の通信手順を示す。ホス
ト端末は、請求項7,請求項9,請求項10の通信手順
で通信参加表明Ackパケットの到来を待機し(S141)、
受信パケットを逆拡散後復調して(S142)、復調信号を
コンピュータ本体に取り込み、復調信号が自グループへ
の参加を希望しているメンバー端末からの通信参加表明
Ackパケットであるか否かの照合を行う(S143)。異な
るグループメンバーからの通信参加表明Ackパケットの
場合には、図4(b)のようなコード使用状況情報を含
むパケットを設定コードで拡散して送出する(S146)。
コード使用状況に関する情報は、ホスト端末が空きコー
ド選択時に入手する。通信参加表明Ackパケットを送出
したメンバー端末は、前記パケットを復調し、パケット
に含まれるグループIDと参加希望グループIDとの照
合を行い、参加希望グループIDに対応するコードを選
択コードと認識する。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:選択コードを用いた新
規グループメンバーへのチャネル伝達方式を提供でき
る。 (2)請求項2に対応する効果:選択コードの誤認識を
防ぐための選択コードの確認の方式を提供できる。 (3)請求項3に対応する効果:選択コードを用いたグ
ループメンバーへのチャネル伝達方式を提供できる。 (4)請求項4に対応する効果:新規メンバーは、選択
コードの伝達において、ネットワークに共通なデータの
みを知っていればよく、ネットワークの任意のメンバー
端末同士でのグループが構成しやすい。 (5)請求項5に対応する効果:複数のグループのホス
ト端末が、ほぼ同時に選択コード伝達のために伝達パケ
ットを送出している場合においても、新規メンバー端末
が選択コードを正しく認識できる。 (6)請求項6に対応する効果:選択コード認識に要す
る時間が短縮できる。 (7)請求項7に対応する効果:選択コードを用いた選
択コード伝達の確認の方式を提供できる。 (8)請求項8に対応する効果:パイロットコードを用
いた新規メンバーへのチャネル伝達方式を提供できる。 (9)請求項9に対応する効果:パイロットコードを用
いた選択コード伝達の確認の方式を提供できる。 (10)請求項10に対応する効果:選択コードを用い
た新規メンバーへのチャネル伝達方式を提供できる。 (11)請求項11に対応する効果:他グループ内のス
ループットの低下を防ぐことができる。 (12)請求項12に対応する効果:選択コード認識に
要する時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の一実施例を説明するための構成図である。
【図2】 本発明のネットワーク通信開始時の通信手順
を示すフローチャートである。
【図3】 本発明を実現するための無線端末の構成例を
示す図である。
【図4】 本発明に用いるデータパケットの構成例を示
す図である。
【図5】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の実施例(請求項1)を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の他の実施例(請求項2)を説明するためのフロ
ーチャート(その1)である。
【図7】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の他の実施例(請求項2)を説明するためのフロ
ーチャート(その2)である。
【図8】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の更に他の実施例(請求項3)を説明するための
フローチャートである。
【図9】 本発明による無線通信によるネットワーク通
信方式の更に他の実施例(請求項6)を説明するための
フローチャート(その1)である。
【図10】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項6)を説明するため
のフローチャート(その2)である。
【図11】 本発明を実現するための他の無線端末の構
成例を示す図である。
【図12】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項7)を説明するため
のフローチャートである。
【図13】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項8)を説明するため
のフローチャートである。
【図14】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項9)を説明するため
のフローチャート(その1)である。
【図15】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項9)を説明するため
のフローチャート(その2)である。
【図16】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項10)を説明するた
めのフローチャート(その1)である。
【図17】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項10)を説明するた
めのフローチャート(その2)である。
【図18】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項11)を説明するた
めのフローチャートである。
【図19】 本発明による無線通信によるネットワーク
通信方式の更に他の実施例(請求項12)を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1d,2a〜2d…無線端末、3…無線チャネル
A、4…無線チャネルB、11…拡散コード発生器、1
2…相関検波部、13…チャネルコントローラ、14…
コンピュータ本体、15…ネットワークコントローラ、
16…トランシーバ、17…アンテナ、21-1〜21-n
…拡散コード発生器、22-1〜22-n…相関検波部、2
3…チャネルコントローラ、24…コンピュータ本体、
25…ネットワークコントローラ、26…トランシー
バ、27…アンテナ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線端末により任意に構成された
    複数グループが、それぞれのグループに属する無線端末
    同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネットワ
    ークであって、任意のグループがネットワーク通信を行
    う際に、該グループに属するいずれかの無線端末がホス
    ト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端末とな
    って、他グループで使用中の通信チャネルをセンスして
    空きチャネルを判断し、該グループで使用する通信チャ
    ネルとして選択した後に、少なくとも同一のグループに
    属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知らせ、
    メンバー端末がグループで使用する通信チャネルを確認
    した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型ネットワ
    ーク通信を開始するように構成した無線通信によるネッ
    トワーク通信方式において、各グループで用いる通信チ
    ャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コードにより
    符号分割多重され、同一のグループ内での通信は、該個
    別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信号の有無
    をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信する通信
    システムであり、ネットワーク通信を行なっているグル
    ープに、新規メンバー端末が加わる際に、前記グループ
    のホスト端末はグループで選択したコードで伝達パケッ
    トを拡散して送出し、新規メンバー端末は、システムに
    おいて使用可能な全拡散コードで伝達パケットを逆拡散
    し、逆拡散後の信号レベルの最も高い拡散コードを加入
    希望グループの選択コードと認識する新規メンバー端末
    への選択コード伝達方式を有することを特徴とする無線
    通信によるネットワーク通信方式。
  2. 【請求項2】 前記ホスト端末は、選択コードで伝達パ
    ケットを拡散して送出した後、選択コードで通信参加表
    明Ackパケットでの到来を待機し、自グループへの加入
    を希望している新規メンバー端末からの通信参加表明A
    ckパケットを受信後、直ちに選択コードで拡散した確認
    パケットを送出し、新規メンバー端末は、受信パケット
    をシステムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散
    し、逆拡散後の信号レベルの高い順に拡散コードをソー
    トし、前記ソートした順に拡散コードを選択し、同コー
    ドでメンバー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ack
    パケットを拡散して送出し、同コードで確認パケットの
    到来を待機し、所定時間待機後、確認パケットを受信し
    ない時、前記ソートした順にコードを選択して前記手順
    を行い、確認パケットを受信後、同コードを選択コード
    と確認し、ホスト端末は自グループへの加入を希望して
    いる全新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケッ
    トを受信した後、選択したコードを用いてグループの各
    メンバー宛にスペクトル拡散によるマルチキャスト通信
    もしくはブロードキャスト通信を行うことを特徴とする
    請求項1記載の無線通信によるネットワーク通信方式。
  3. 【請求項3】 複数の無線端末により任意に構成された
    複数グループが、それぞれのグループに属する無線端末
    同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネットワ
    ークであって、任意のグループがネットワーク通信を行
    う際に、該グループに属するいずれかの無線端末がホス
    ト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端末とな
    って、他グループで使用中の通信チャネルをセンスして
    空きチャネルを判断し、該グループで使用する通信チャ
    ネルとして選択した後に、少なくとも同一のグループに
    属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知らせ、
    メンバー端末がグループで使用する通信チャネルを確認
    した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型ネットワ
    ーク通信を開始するように構成した無線通信によるネッ
    トワーク通信方式において、各グループで用いる通信チ
    ャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コードにより
    符号分割多重され、同一のグループ内での通信は、該個
    別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信号の有無
    をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信する通信
    システムであり、ネットワーク通信を行なっているグル
    ープに新規メンバー端末が加わる際に、前記グループの
    ホスト端末はグループで選択したコードで伝達パケット
    を拡散して送信し、新規メンバー端末は、受信パケット
    をシステムにおいて使用可能な全拡散コードで逆拡散し
    た後復調し、伝達パケットが含まれる復調信号を得るの
    に用いた拡散コードを加入希望グループの選択コードと
    認識する新規メンバー端末への選択コード伝達方式を有
    することを特徴とする無線通信によるネットワーク通信
    方式。
  4. 【請求項4】 前記伝達パケットはグループに固有なデ
    ータを含むことを特徴とする請求項3記載の無線通信に
    よるネットワーク通信方式。
  5. 【請求項5】 前記伝達パケットはネットワークに共通
    なデータを含むことを特徴とする請求項3記載の無線通
    信によるネットワーク通信方式。
  6. 【請求項6】 前記逆拡散後の信号レベルの高いコード
    の順に、逆拡散後の信号を復調することを特徴とする請
    求項3記載の無線通信によるネットワーク通信方式。
  7. 【請求項7】 前記ホスト端末は伝達パケットを送出
    後、選択コードにて通信参加表明Ackパケットの到来を
    待機し、自グループへの加入を希望している新規メンバ
    ー端末からの通信参加表明Ackパケットを受信した後、
    直ちに前記新規メンバー宛に確認パケットを同コードで
    拡散して送出し、所定時間内に自グループへの加入を希
    望している全新規メンバー端末からの通信参加表明Ack
    パケットを受信しない時、選択コードで伝達パケットを
    拡散して送出し、前記手順を行ない、新規メンバー端末
    は選択コード認識後、認識した選択コードでメンバー端
    末に固有のIDを含む通信参加表明Ackパケットを拡散
    して送出し、同コードで受信待ち状態となり、伝達パケ
    ットを受信後、再度前記通信方式で選択コードを認識
    し、前記手順を行い、確認パケットを受信後、同コード
    を選択コードと確認し、ホスト端末が自グループへの加
    入を希望している全新規メンバー端末からの通信参加表
    明Ackパケットを受信後、選択コードを用いてグループ
    の各メンバー宛にスペクトル拡散によるマルチキャスト
    通信もしくはブロードキャスト通信を行うことを特徴と
    する請求項3記載の無線通信によるネットワーク通信方
    式。
  8. 【請求項8】 複数の無線端末により任意に構成された
    複数グループが、それぞれのグループに属する無線端末
    同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネットワ
    ークであって、任意のグループがネットワーク通信を行
    う際に、該グループに属するいずれかの無線端末がホス
    ト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端末とな
    って、他グループで使用中の通信チャネルをセンスして
    空きチャネルを判断し、該グループで使用する通信チャ
    ネルとして選択した後に、少なくとも同一のグループに
    属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知らせ、
    他のメンバー端末がグループで使用する通信チャネルを
    確認した後で、該通信チャネルを用いて対等分散型ネッ
    トワーク通信を開始するように構成した無線通信による
    ネットワーク通信方式において、各グループで用いる通
    信チャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コードに
    より符号分割多重され、同一のグループ内での通信は、
    該個別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信号の
    有無をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信する
    通信システムであって、システム共通の通信チャネル制
    御用の拡散コードであるパイロットコードを設け、ネッ
    トワーク通信を行っているグループに、新規メンバー端
    末が加わる際に、前記グループのホスト端末は少なくと
    も自グループIDと選択コードに関するデータを含む伝
    達パケットを前記パイロットコードで拡散して送出し、
    新規メンバー端末は、伝達パケットを受信し、パイロッ
    トコードで逆拡散し復調することで、加入希望グループ
    の選択コードを認識する新規メンバー端末への選択コー
    ド伝達方式を有することを特徴とする無線通信によるネ
    ットワーク通信方式。
  9. 【請求項9】 前記ホスト端末は伝達パケットを送出
    後、パイロットコードにて通信参加表明Ackパケットの
    到来を待機し、自グループへの参加を希望している新規
    メンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを受信後
    復調し、Ackパケットに含まれるコードと選択コードを
    照合し一致しない時、前記新規メンバー宛に伝達パケッ
    トをパイロットコードで拡散して送出し、前記手順を行
    い、一致した時、直ちに前記新規メンバー宛にパイロッ
    トコードで確認パケットを拡散して送出し、新規メンバ
    ー端末は選択コード認識後、パイロットコードで新規メ
    ンバー端末に固有のIDおよび認識した拡散コードの種
    類に関するデータを含む通信参加表明Ackパケットを拡
    散して送出し、パイロットコードで通信待ち状態とな
    り、伝達パケットを受信後、再度前記通信方式でコード
    を認識し、前記手順を行い、確認パケットの受信後、選
    択コードにて通信開始を待機し、ホスト端末は自グルー
    プへの参加を希望している全新規メンバー端末からの通
    信参加表明Ackパケットを受信した後、選択コードを用
    いてグループの各メンバー宛にスペクトル拡散によるマ
    ルチキャスト通信もしくはブロードキャスト通信を行う
    ことを特徴とする請求項8記載の無線通信によるネット
    ワーク通信方式。
  10. 【請求項10】 複数の無線端末により任意に構成され
    た複数グループが、それぞれのグループに属する無線端
    末同士で対等分散型ネットワーク通信を行う無線ネット
    ワークであって、任意のグループがネットワーク通信を
    行う際に、該グループに属するいずれかの無線端末がホ
    スト端末となり、残りの他の無線端末はメンバー端末と
    なって、他グループで使用中の通信チャネルをセンスし
    て空きチャネルを判断し、該グループで使用する通信チ
    ャネルとして選択した後に、少なくとも同一のグループ
    に属するメンバー端末に選択した通信チャネルを知ら
    せ、メンバー端末がグループで使用する通信チャネルを
    確認した後に、該通信チャネルを用いて対等分散型ネッ
    トワーク通信を開始するように構成した無線通信による
    ネットワーク通信方式において、各グループで用いる通
    信チャネルがそれぞれのグループに個別な拡散コードに
    より符号分割多重され、同一のグループ内での通信は、
    該個別の拡散コードでスペクトル拡散された拡散信号の
    有無をセンスし、該拡散信号を検出しない時に送信する
    通信システムであり、ネットワーク通信を行なっている
    グループに、新規メンバー端末が加わる際に、前記グル
    ープのホスト端末は選択コードにて通信参加表明Ackパ
    ケットの到来を待機し、自グループへの参加を希望して
    いる新規メンバー端末からの通信参加表明Ackパケット
    を受信後、直ちに確認パケットを選択コードで拡散して
    送出し、一方、新規メンバー端末は、システムにおいて
    使用可能な拡散コードのうちいずれかのコードでメンバ
    ー端末に固有のIDを含む通信参加表明Ackパケットを
    拡散して送出し、同コードで確認パケットの到来を待機
    し、所定時間経過後確認パケットを受信しない時、拡散
    コードを変更して前記手順を行ない、確認パケットを受
    信後、受信したコードを選択コードと認識する新規メン
    バー端末へに選択コード伝達方式を有することを特徴と
    する無線通信によるネットワーク通信方式。
  11. 【請求項11】 前記新規メンバー端末が選択コードを
    変更する際に、拡散コードをランダムに選び変更するこ
    とを特徴とする請求項10記載の無線通信によるネット
    ワーク通信方式。
  12. 【請求項12】 前記ホスト端末が異なるグループのメ
    ンバー端末からの通信参加表明Ackパケットを受信後、
    システムに存在するグループのグループIDと、それに
    対応する選択コードに関するデータを含むパケットを設
    定コードで拡散して送出することを特徴とする請求項
    7,9又は10記載の無線通信によるネットワーク通信
    方式。
JP26227194A 1994-10-26 1994-10-26 無線通信によるネットワーク通信方式 Pending JPH08125662A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307843B1 (en) 1997-07-18 2001-10-23 Nec Corporation Ad hoc network of mobile hosts using link table for identifying wireless links and destination addresses

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