JPH08125299A - フレキシブルプリント基板およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

フレキシブルプリント基板およびこれを用いた電子機器

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JPH08125299A
JPH08125299A JP25358994A JP25358994A JPH08125299A JP H08125299 A JPH08125299 A JP H08125299A JP 25358994 A JP25358994 A JP 25358994A JP 25358994 A JP25358994 A JP 25358994A JP H08125299 A JPH08125299 A JP H08125299A
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JP
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board
printed circuit
circuit board
flexible printed
wiring pattern
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JP25358994A
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Seigo Morioka
成悟 森岡
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials

Landscapes

  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基板結合部の幅を広くできて配線パターンをフ
ァイン化せずに形成可能として片面に配線パターンを形
成して耐屈曲性を向上して断線クラックを防止し使用時
での幅を小さくして電子機器のヒンジへの配備上の不具
合をなくす。 【構成】一方の側面に基板部4の一端側が、他方の側面
に基板部6の一端側がそれぞれ一体に接続された基板結
合部8を有し、基板部4は他端側を基板結合部8の回り
を折り返されて当初の基板部4の位置方向に延ばされ、
基板結合部8はその折り返しによって折り重ねられるこ
とで、基板結合部8の片面に配線パターンを形成できる
幅としては従来のそれの倍を有し、かつヒンジ27,2
8の間に配備される状態では折り重ねられた状態となっ
て従来の基板結合部の幅となる構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルプリント
基板およびこれを用いた電子機器に係り、より詳しくは
2枚の基板部とこれを接続する基板結合部とを有したフ
レキシブルプリント基板と、携帯情報機器例えば電子手
帳のようにプリント基板を備えた一方の機器ユニット
と、プリント基板を備えかつ該一方の機器ユニットにヒ
ンジで接続されて該一方の機器ユニットに対して開閉可
能とされた他方の機器ユニットとを備えた電子機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例のフレキシブルプリント基
板の斜視図であり、同図を参照してこのフレキシブルプ
リント基板について説明すると、このフレキシブルプリ
ント基板2は、フレキシブルな2枚の基板部4,6と基
板結合部8とを有している。これら基板部4,6は、そ
れぞれの片面上にその長手方向に互いに所定のパターン
間隔でもって図示していない配線パターンが形成されて
いる。基板結合部8は、長手方向に基板部4,6それぞ
れの基板幅a,bを合計した長さよりも長い所定の結合
長cを有しかつこの長手方向に直交する方向に所定の形
成幅dを有した平面状をなしているとともに、基板結合
部8の長手方向一端部側の一方の側面には一方の基板部
4の一端側が、また前記長手方向他端部側の他方の側面
には他方の基板部6の一端側がそれぞれ一体に接続され
ている。基板結合部8は前記両基板部4,6それぞれの
配線パターンに個別に対応して接続された図示していな
い配線パターンを有している。また両基板部4,6それ
ぞれの他端側には配線パターンに対応したコネクタ1
0,12が設けられている。
【0003】図9は上記従来例のフレキシブルプリント
基板を用いた電子機器としての例である携帯情報機器例
えば電子手帳の一部を破断しヒンジの部分を断面で示す
斜視図であり、図10は図9の電子手帳のAーA線に沿
う断面図である。
【0004】この電子手帳16はメインプリント基板1
8を内部に備えた一方の機器ユニットとしての本体ユニ
ット20と、サブプリント基板22を内部にまた液晶表
示部24を表面側に備えた他方の機器ユニットとしての
表示ユニット26とを具備している。本体ユニット20
の表面側の操作部とか表示ユニット26の他の操作部な
どの図示は図面の簡略化のために省略している。
【0005】本体ユニット20は、表示ユニット26側
の端縁開口部に断面が概略円形の中空ヒンジ27を備え
ており、このヒンジ27の内部は本体ユニット20内部
と連通しており、この構造によってメインプリント基板
18に後述のようにして基板部6が接続されたフレキシ
ブルプリント基板2の基板結合部8がヒンジ27内に入
り込めるようになっている。
【0006】また、表示ユニット26も、本体ユニット
20側の端縁開口部に概略円形の中空ヒンジ28を備え
ており、このヒンジ28内部は表示ユニット26内部と
連通しており、この構造によってサブプリント基板22
に後述のようにして基板部4が接続されたフレキシブル
プリント基板2の基板結合部8がヒンジ28内に入り込
めるようになっている。
【0007】本体ユニット20と表示ユニット26と
は、本体ユニット20のヒンジ27端部が表示ユニット
26のヒンジ28端部にヒンジ結合されることで互いの
ヒンジ27,28の部分で開閉自在に接続され、これに
よって表示ユニット26は本体ユニット20側に折り畳
めるようになっている。
【0008】フレキシブルプリント基板2は、一方の基
板部4が表示ユニット26内部に、基板結合部8がヒン
ジ27,28内部に、他方の基板部6が本体ユニット2
0内部にそれぞれ収納された状態で、本体ユニット20
内部のメインプリント基板18上の配線パターンと表示
ユニット26内部のサブプリント基板22の配線パター
ンとを電気的に接続するため、一方の基板部4の他端側
コネクタ10が表示ユニット26のサブプリント基板2
2上の所定の箇所にリフロー半田またはコネクタで接続
され、かつ他方の基板部6の他端側コネクタ12が本体
ユニット20のメインプリント基板18上の所定の箇所
にリフロー半田またはコネクタで接続されている。
【0009】このようにして本体ユニット20のメイン
プリント基板18と表示ユニット26のサブプリント基
板22それぞれの配線パターンはフレキシブルプリント
基板2の両基板部4,6上の配線パターンと基板結合部
8の配線パターンとを介して互いに接続されることにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記フレキシブルプリ
ント基板2の構造にあっては、基板結合部8は本体ユニ
ット20と表示ユニット26との間の狭い空間に配備さ
れたヒンジ27,28に通されるためにその幅が基板部
4,6の幅にくらべて小さくなっている。そのため、各
基板部4,6それぞれの片面に形成されている配線パタ
ーンのパターン幅およびパターンピッチとくらべてその
基板結合部8の配線パターンのそれらはファイン(精
細)化したものにならざるを得ず、これでは配線パター
ンの精度の高い形成が困難となるなどの不具合を来して
しまう。特に、電子手帳16ではその使用上表示ユニッ
ト26を本体ユニット20側に繰り返して折り畳まれる
ことになるから、フレキシブルプリント基板2の基板結
合部8の配線パターンがファインであると配線パターン
の損傷が容易となる。そこで、従来ではフレキシブルプ
リント基板としてはそれの両面に配線パターンを形成す
るようにすることで基板結合部8での配線パターンのパ
ターン幅とかパターンピッチがファイン化しないように
したものがある。
【0011】しかし、基板結合部8の両面に配線パター
ンを形成した構造では耐屈曲性に劣ることから電子手帳
16のヒンジ27,28のところで使用するには不都合
であるのみならず本体ユニット20と表示ユニット26
との開閉時に基板結合部8の配線パターンに断線とかク
ラックとかが発生しやすいものとなり製品上の信頼性に
劣ったものとなってしまうという課題がある。これを解
決するうえで、片面用のフレキシブルプリント基板を複
数枚使用して本体ユニットと表示ユニットそれぞれのプ
リント基板どうしを接続することも考えられるが、これ
ではフレキシブルプリント基板の使用枚数の増加と、そ
れを取り付ける実装作業の工数の増大とによって製品コ
ストが高くついてしまうという課題が残されてしまう。
【0012】したがって、本発明は、基板結合部での配
線パターンがそれが片面用であるにもかかわらずファイ
ン化することなく形成できるようにし、かつ基板結合部
での配線パターンに断線とかクラックが容易に生じるこ
とがないものとし、これによって上記電子手帳のような
電子機器ヘの使用上の不具合をなくしたフレキシブルプ
リント基板およびこれを用いた電子機器を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1の発明のフレキシブルプリント基板にお
いては、少なくとも片面に配線パターンが形成される少
なくとも2枚の基板部と、所定の幅を有し片面に配線パ
ターンが形成される平面状をなし、かつ一端部側の一方
の側面には前記2枚の基板部のうちの一方の基板部の一
端側が、また他端部側の他方の側面には他方の基板部の
一端側がそれぞれ一体に接続された基板結合部とを有し
ており、前記一方の基板部はその他端側を前記基板結合
部を通る線回りに折り返されて所定方向に延ばされてい
るとともに、前記基板結合部は前記折り返しによって折
り重ねられた部分を有していることを特徴としている。
【0014】第2の発明のフレキシブルプリント基板に
おいては、少なくとも片面に配線パターンが形成される
少なくとも2枚の基板部と、所定の幅を有し片面に配線
パターンが形成される平面状をなし、かつ一端部側の一
方の側面には前記2枚の基板部のうちの一方の基板部の
一端側が、また他端部側の他方の側面には他方の基板部
の一端側がそれぞれ一体に接続された基板結合部とを有
しており、前記一方の基板部がその他端側を前記基板結
合部の回りを回り込んで所定方向に延ばされていること
で前記基板結合部がロール状になっていることを特徴と
している。
【0015】第3の発明の電子機器においては、プリン
ト基板を備えた一方の機器ユニットと、プリント基板を
備えかつ該一方の機器ユニットにヒンジ接続されて該一
方の機器ユニットに対して開閉可能とされた他方の機器
ユニットとを備えたものにおいて、前記一方の機器ユニ
ットのプリント基板上に前記第1の発明または第2の発
明のフレキシブルプリント基板の一方の基板部の他端側
が、前記他方の機器ユニットのプリント基板上に該フレ
キシブルプリント基板の他方の基板部の他端側が、それ
ぞれ接続されていることを特徴としている。
【0016】
【作用】第1の発明のフレキシブルプリント基板によれ
ば、前記一方の基板部はその他端側を前記基板結合部を
通る線回りに折り返されて所定方向に延ばされていると
ともに、前記基板結合部は前記折り返しによって折り重
ねられた部分を有していることから、基板結合部はその
幅を大きくしても折り重ねられているから折り重ね状態
での幅は小さくなる。
【0017】第2の発明のフレキシブルプリント基板に
よれば、前記一方の基板部はその他端側を前記基板結合
部回りを回されて所定方向に延ばされていることで基板
結合部はロール状になっていることから、基板結合部は
その幅を大きくしてもロール状態での幅は小さくなる。
【0018】第3の発明の電子機器によれば、一方の機
器ユニットのプリント基板上に前記第1または第2の発
明のフレキシブルプリント基板の一方の基板部の他端側
が、前記他方の機器ユニットのプリント基板上に該フレ
キシブルプリント基板の他方の基板部の他端側がそれぞ
れ接続されていることから、そのフレキシブルプリント
基板の基板結合部の片面に配線パターンをファイン化す
ることなく形成でき、またそのことで基板結合部の耐屈
曲性を損なうことがなくなり、繰り返し両機器ユニット
の開閉動作を長期にわたり信頼性高く行うことができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0020】図1ないし図3は、本発明の実施例1に係
るフレキシブルプリント基板を示しており、図1は折り
曲げる前のフレキシブルプリント基板の斜視図であり、
図2は一方の基板部を他方の基板部の方向に折り曲げた
状態でのフレキシブルプリント基板の斜視図であり、図
3は一方の基板部を図2の状態からさらに図1のそれが
位置していた方向に折り曲げた状態でのフレキシブルプ
リント基板の斜視図であり、これらの図において従来例
に係る図8ないし図10と対応する部分には同一の符号
を付し、その同一の符号に係る部分についての詳しい説
明は省略する。
【0021】まず、図1を参照して実施例1のフレキシ
ブルプリント基板について説明すると、このフレキシブ
ルプリント基板2Aはフレキシブルな材質で構成された
2枚の基板部4,6と、両基板部4,6それぞれの一端
側が一体に接続された基板結合部8とを具備している。
両基板部4,6それぞれは片面に図示省略の配線パター
ンが形成されたものであって他端側にコネクタ10,1
2を備えている。
【0022】基板結合部8は両基板部4,6の基板幅
a,bの合計よりも長い結合長cと、図8で示される従
来のフレキシブルプリント基板の基板結合部の形成幅d
よりも大きな幅例えば2倍の形成幅2dとを有し片面に
図示省略の配線パターンが形成される平面状をなしてい
るとともに、長手方向に折り曲げの正確さと容易さとを
確保するための長穴14を有している。基板結合部8は
また、両基板部4,6の一端側の接続においてはそれの
長手方向一端部側の一方の側面に一方の基板部4の一端
側が、またそれの長手方向他端部側の他方の側面に他方
の基板部6の一端側がそれぞれ一体に接続されている。
【0023】実施例1のフレキシブルプリント基板2A
は、後述する電子手帳の本体ユニットと表示ユニットそ
れぞれのプリント基板間に接続されるときの構造とし
て、図2を参照してまず一方の基板部4がその他端側を
基板結合部6の長手方向を通る第1の線(他方の基板部
6と基板結合部8との接続線)L1回りに矢印E回りに
180度折り返されて他方の基板部6方向に延ばされ、
さらに、図3を参照して第2の線(基板結合部8の幅方
向中央つまり長穴14を通る線)L2回りに矢印F回り
に180度折り返されて一方の基板部4の最初の位置方
向にその他端側が延ばされた状態となる。これによっ
て、基板結合部8は折り曲げられた状態では当初の幅の
半分の幅となるようにして長穴14の部分で2つに折り
重ねられることになるとともに両基板部4,6は折り返
し前後いずれもその片面が同じ向きの状態となってい
る。なお、ここで、上記折り返しとは折り返し部分で折
り目が入ることを必ずしも意味するものではなくカーブ
を描くようにして折り返す場合も含むものである。ま
た、折り返し回数は上記に限定されるものではなく、ま
た、折り返し幅は上記では従来の基板結合部の幅の半分
であったが、これより狭くなるようにしてもよいし、配
線パターンの形成がファイン化することのない程度に従
来のそれよりも広くなるように折り返したものでもよ
い。
【0024】図3の状態にある実施例1のフレキシブル
プリント基板2Aでもって電子手帳の本体ユニットと表
示ユニットそれぞれのプリント基板に接続する場合につ
いて図4を参照して説明する。まず、図4でその断面が
示される電子手帳16は内部にメインプリント基板18
を備えた本体ユニット20と、内部にサブプリント基板
22を表面側に図4ではあらわれない液晶表示部24を
備えた表示ユニット26とを具備し、本体ユニット20
と表示ユニット26とはヒンジ27,28の結合によっ
て開閉自在に接続されている。なお、実施例1のフレキ
シブルプリント基板2Aの使用例としては電子手帳を挙
げたが、このフレキシブルプリント基板2Aが使用され
る電子機器としては電子手帳に限られるものではなくヒ
ンジを用いて開閉される少なくとも一対の機器ユニット
を備え、それぞれの機器ユニットにフレキシブルプリン
ト基板で接続されるプリント基板とかその他を具備した
ものであればよい。これは後述の実施例2においても同
様である。
【0025】フレキシブルプリント基板2Aの一方の基
板部4はそのコネクタ10が表示ユニット26のサブプ
リント基板22にリフロー半田またはコネクタで接続さ
れ、他方の基板部6はそのコネクタ12が本体ユニット
20のメインプリント基板18にリフロー半田またはコ
ネクタで接続される。フレキシブルプリント基板2Aの
基板結合部8は本体ユニット20と表示ユニット26と
を接続するヒンジ27,28の部分に介在される。
【0026】上記構造のフレキシブルプリント基板2A
においては、従来のフレキシブルプリント基板2の基板
結合部の幅dの倍の幅2dを有した基板結合部8を備え
ているが、その基板結合部8が折り重ねられて電子手帳
16のヒンジ28部分での介在状態ではその幅が従来の
それと同程度のものとなっているので、本体ユニット2
0と表示ユニット26との狭い空間内でも容易に配備で
きることになる。
【0027】したがって、実施例1のフレキシブルプリ
ント基板2Aでは基板結合部8の幅が大きくなっている
からその片面に配線パターンをファイン化することなく
形成できるうえ、片面に配線パターンを形成したから両
面に配線パターンを形成した場合とは異なって耐屈曲性
に優れたものとなりそれが繰り返し折り曲げられても配
線パターンの断線、基板結合部のクラックとかが発生し
ないものとなる。さらには片面に配線パターンを形成す
るものでありながら、本体ユニット20と表示ユニット
26それぞれのプリント基板18,22を接続するため
に耐屈曲性を考慮して片面用の複数枚のプリント基板を
使用する必要もない。
【0028】図5および図6は本発明の実施例2に係る
フレキシブルプリント基板を示しており、図5はロール
前の状態にあるフレキシブルプリント基板の斜視図であ
り、図6はロール状態にあるフレキシブルプリント基板
の斜視図である。これらの図において実施例1のそれと
対応する部分には同一の符号を付し、その同一の符号に
係る部分についての詳しい説明は省略する。
【0029】この実施例2のフレキシブルプリント基板
2Bにおいては図5のロール前の状態では基板結合部8
に長穴がないことを除いては実施例1のそれと同様の構
造を有している。すなわち、実施例2のフレキシブルプ
リント基板2Bは、片面に配線パターンが形成されたフ
レキシブルなものでそれぞれの他端にコネクタを備えた
2枚の基板部4,6と、幅がd’とされ、かつ片面に配
線パターンが形成される平面状をなし、かつ長手方向一
端部側の一方の側面には一方の基板部4の一端側が、ま
た長手方向他端部側の他方の側面には他方の基板部6の
一端側がそれぞれ一体に接続された基板結合部8とを有
している。
【0030】実施例2のフレキシブルプリント基板2B
は、電子手帳の本体ユニットと表示ユニットそれぞれの
プリント基板間に接続されるときの構造として、図6を
参照してまず一方の基板部4がその他端側を基板結合部
の回りGを矢印Hの方向に360度回されて図5で示さ
れる最初の位置方向にその他端側が延ばされ、これによ
って基板結合部8はロール状になっている。基板結合部
8がロール状とされることでそのロール径を例えば従来
の基板結合部の幅dをすると、ロールしていない状態で
の幅d’は円周率(約3.14)×dとなり、そのロー
ル径がdであるからロール状態ではその基板結合部8を
ヒンジの狭い空間内に容易に配備できるとともに、配線
パターンを形成するための幅d’は従来の基板結合部の
幅dの約3.14倍となって広いから配線パターンをフ
ァイン化することなく形成できる。ここで、そのロール
径は上記dよりも小さくしてもよいし、配線パターンが
ファイン化しない程度にこれより大きくてもよい。ま
た、ロール回数は上記のように1回に限定されずこれよ
り多くてもよいし、1回以下であってもロール径が配線
パターンをファイン化しない程度であればよい。
【0031】図6の状態にある実施例2のフレキシブル
プリント基板2Bは電子手帳の本体ユニットと表示ユニ
ットそれぞれのプリント基板に接続する場合について図
7を参照して説明する。まず、図7でその断面が示され
る電子手帳16も実施例1と同様に内部にメインプリン
ト基板18を備えた本体ユニット20と、内部にサブプ
リント基板22を表面側に表示部24を備えた表示ユニ
ット26とを具備し、本体ユニット20と表示ユニット
26とはヒンジ27,28によって開閉自在に接続され
ているとともに、フレキシブルプリント基板2Bの一方
の基板部4はそのコネクタ10が表示ユニット26のサ
ブプリント基板22にリフロー半田またはコネクタで接
続され、他方の基板部6はそのコネクタ12が本体ユニ
ット20のメインプリント基板18にリフロー半田また
はコネクタで接続される。基板結合部8は本体ユニット
20と表示ユニット26とを接続するヒンジ27,28
の部分に介在されるようになっている。
【0032】上記実施例2のフレキシブルプリント基板
2Bにおける基板結合部8は図6のようにロール状にな
っていることから、基板結合部8はその幅を大きくして
もロール状態での幅は小さくなり、したがって開閉式の
電子手帳16の本体ユニット20と表示ユニット26と
の間の狭い空間内のヒンジ27,28に容易に配備する
ことができるうえ、表示ユニット26が本体ユニット2
0から開いているときはロール状の基板結合部8は絞ら
れ、また閉じているときは基板結合部8は表示ユニット
26と本体ユニット20との間のヒンジ27,28内周
に沿って折り曲げられず緩んだ状態となっているから、
それの配線パターンに断線クラックが発生することがな
い。さらにロール状にするから基板結合部8の幅を大き
くしてもヒンジ27,28に配備できるから、その幅を
大きくして片面に配線パターンをファイン化することな
く形成できる。そしてさらには片面に配線パターンを形
成するものでありながら、本体ユニット20と表示ユニ
ット26それぞれのプリント基板18,22を接続する
ために耐屈曲性を考慮して片面用の複数枚のプリント基
板を使用する必要もない。
【0033】なお、本発明のフレキシブルプリント基板
が使用される電子機器としては上記の電子手帳のみなら
ずポケットコンピュータ、携帯式電話など開閉体を備
え、これらがヒンジで開閉される方式のものがある。
【0034】また、本発明のフレキシブルプリント基板
では基板結合部に一対の基板部を接続したものであった
が、基板結合部にそれ以上の基板部を接続したものであ
っても同様に適用できる。例えば複数の基板部を基板結
合部回りに折り返したりローリングしても同様に基板結
合部の幅を広くするとともに、ヒンジの狭い空間内に実
装できるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の発
明のフレキシブルプリント基板によれば、一方の基板部
はその他端側を基板結合部を通る線回りに折り返されて
所定方向に延ばされているとともに、該基板結合部は前
記折り返しによって折り重ねられた部分を有しているこ
とから、基板結合部はその幅を大きくしても折り重ねら
れているから折り重ね状態での幅は小さくなり、したが
って機器ユニットと機器ユニットとの間の狭い空間内の
ヒンジに容易に配備することができるうえ、幅が大きい
から片面に配線パターンをファイン化することなく形成
でき、しかも片面に配線パターンを形成したから両面に
配線パターンを形成した場合とは異なって耐屈曲性に優
れたものとなりそれが繰り返し折り曲げられても配線パ
ターンの断線、基板結合部のクラックとかが発生しない
ものとなる。さらには片面に配線パターンを形成するも
のでありながら、前記両機器ユニットそれぞれのプリン
ト基板を接続するために耐屈曲性を考慮して片面用の複
数枚のプリント基板を使用する必要もない。
【0036】第2の発明のフレキシブルプリント基板に
よれば、一方の基板部はその他端側を基板結合部の回り
を回り込んで所定方向に延ばされていることで該基板結
合部はロール状になっていることから、基板結合部はそ
の幅を大きくしてもロール状態での幅は小さくなり、し
たがって開閉式の機器ユニットと機器ユニットとの間の
狭い空間内のヒンジに容易に配備することができるう
え、両機器ユニットが開いているときはロール状基板結
合部は絞られ、また閉じているときは両機器ユニット間
のヒンジ内周に沿って折り曲げられず緩んだ状態となっ
ているから、それの配線パターンに断線クラックが発生
することがない。さらにロール状にするから基板結合部
の幅を大きくしても前記ヒンジに配備できるから、その
幅を大きくして片面に配線パターンをファイン化するこ
となく形成できる。そしてさらには片面に配線パターン
を形成するものでありながら、前記両機器ユニットそれ
ぞれのプリント基板を接続するために耐屈曲性を考慮し
て片面用の複数枚のプリント基板を使用する必要もな
い。
【0037】第3の発明の電子機器によれば、一方の機
器ユニットのプリント基板上に前記第1または第2の発
明のフレキシブルプリント基板の一方の基板部の他端側
が、他方の機器ユニットのプリント基板上に該フレキシ
ブルプリント基板の他方の基板部の他端側がそれぞれ接
続されていることから、両機器ユニットを繰り返し開閉
して使用してもフレキシブルプリント基板の基板結合部
の損傷は従来よりも大きく軽減されその製品上の信頼性
を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る折り曲げ前のフレキシ
ブルプリント基板の斜視図である。
【図2】中間の折り曲げ状態にある図1の実施例1に係
るフレキシブルプリント基板の斜視図である。
【図3】最終の折り曲げ状態にある図1の実施例1に係
るフレキシブルプリント基板の斜視図である。
【図4】実施例1のフレキシブルプリント基板を取り付
けた電子手帳の要部の断面図である。
【図5】本発明の実施例2に係るローリング前のフレキ
シブルプリント基板の斜視図である。
【図6】ローリング状態にある図5のフレキシブルプリ
ント基板の斜視図である。
【図7】実施例2のフレキシブルプリント基板を取り付
けた電子手帳の要部の断面図である。
【図8】従来例のフレキシブルプリント基板の斜視図で
ある。
【図9】従来例に係るフレキシブルプリント基板を用い
た電子手帳の一部を破断しヒンジの部分を断面で示す斜
視図である。
【図10】図9のAーA線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2A,2B フレキシブルプリント基板 4,6 基板部 8 基板結合部 10,12 コネクタ 16 電子手帳 20 本体ユニット 26 表示ユニット 27,28 ヒンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に配線パターンが形成さ
    れる少なくとも2枚の基板部と、所定の幅を有し片面に
    配線パターンが形成される平面状をなし、かつ一端部側
    の一方の側面には前記2枚の基板部のうちの一方の基板
    部の一端側が、また他端部側の他方の側面には他方の基
    板部の一端側がそれぞれ一体に接続された基板結合部と
    を有しており、前記一方の基板部はその他端側を前記基
    板結合部を通る線回りに折り返されて所定方向に延ばさ
    れているとともに、前記基板結合部は前記折り返しによ
    って折り重ねられた部分を有していることを特徴とする
    フレキシブルプリント基板。
  2. 【請求項2】 少なくとも片面に配線パターンが形成さ
    れる少なくとも2枚の基板部と、所定の幅を有し片面に
    配線パターンが形成される平面状をなし、かつ一端部側
    の一方の側面には前記2枚の基板部のうちの一方の基板
    部の一端側が、また他端部側の他方の側面には他方の基
    板部の一端側がそれぞれ一体に接続された基板結合部と
    を有しており、前記一方の基板部がその他端側を前記基
    板結合部の回りを回り込んで所定方向に延ばされている
    ことで前記基板結合部がロール状になっていることを特
    徴とするフレキシブルプリント基板。
  3. 【請求項3】 プリント基板を備えた一方の機器ユニッ
    トと、プリント基板を備えかつ該一方の機器ユニットに
    ヒンジ接続されて該一方の機器ユニットに対して開閉可
    能とされた他方の機器ユニットとを備えた電子機器にお
    いて、前記一方の機器ユニットのプリント基板上に前記
    請求項1または2に記載のフレキシブルプリント基板の
    一方の基板部の他端側が、前記他方の機器ユニットのプ
    リント基板上に該フレキシブルプリント基板の他方の基
    板部の他端側が、それぞれ接続されていることを特徴と
    する電子機器。
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