JPH0812250B2 - 定量的オートラジオグラフィ分析方法とその装置 - Google Patents
定量的オートラジオグラフィ分析方法とその装置Info
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- JPH0812250B2 JPH0812250B2 JP1507869A JP50786989A JPH0812250B2 JP H0812250 B2 JPH0812250 B2 JP H0812250B2 JP 1507869 A JP1507869 A JP 1507869A JP 50786989 A JP50786989 A JP 50786989A JP H0812250 B2 JPH0812250 B2 JP H0812250B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/185—Measuring radiation intensity with ionisation chamber arrangements
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/29—Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2914—Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2921—Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras
- G01T1/2942—Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions; Radio-isotope cameras using autoradiographic methods
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J47/00—Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
- H01J47/02—Ionisation chambers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、放射性核種から放出されるβ線または電子
を用いる定量的オートラジオグラフィ分析のための方法
と装置とに関する。
を用いる定量的オートラジオグラフィ分析のための方法
と装置とに関する。
従来から、免疫活性を測定するようなマイクロアッセ
イの方法は、リンパ球DNAに放射性ヌクレオチドを取り
込ませることを基本として発達してきた。これによっ
て、いろいろな疾患の患者または実験動物から得られた
多数の細胞試料を調べることが可能となった。しかし、
放射性物質を取り込ませるようなアッセイ(ドットブロ
ットとも呼ばれる)においては、一日あたり数百の試料
について放射性物質の取り込みを調べることは一般的で
はない。なぜなら、この方法は多数のフィルター試料か
ら個々のドットブロット(dot−blots)を切り取り、バ
イアル瓶に移し、それぞれのバイアル瓶に、人体にとっ
て危険なシンチレーションカクテルを加え、キャップを
被せ、番号を付し、最後にシンチレーションカンターに
よって放射能を測定するからである。よって、この方法
は時間を浪費し、かつ人体にとって危険なシンチレーシ
ョンカクテルを使用とするという問題がある。
イの方法は、リンパ球DNAに放射性ヌクレオチドを取り
込ませることを基本として発達してきた。これによっ
て、いろいろな疾患の患者または実験動物から得られた
多数の細胞試料を調べることが可能となった。しかし、
放射性物質を取り込ませるようなアッセイ(ドットブロ
ットとも呼ばれる)においては、一日あたり数百の試料
について放射性物質の取り込みを調べることは一般的で
はない。なぜなら、この方法は多数のフィルター試料か
ら個々のドットブロット(dot−blots)を切り取り、バ
イアル瓶に移し、それぞれのバイアル瓶に、人体にとっ
て危険なシンチレーションカクテルを加え、キャップを
被せ、番号を付し、最後にシンチレーションカンターに
よって放射能を測定するからである。よって、この方法
は時間を浪費し、かつ人体にとって危険なシンチレーシ
ョンカクテルを使用とするという問題がある。
他の方法として、マッピングのために写真用フィルム
を使用する方法がある。この方法の基本的な利点は、写
真用フィルムが安価なものであるということと、空間的
解像度(supetifl resolution)に優れているというこ
とであるが、このような利点は、この方法の欠点を上回
るものではない。すなわち、この方法の欠点は露光時間
が日で計算されるということ、定量性に限界があるこ
と、高価な装置を使用すること、そして非常に多くの時
間を浪費せざるおえないことであり、これらの欠点を考
慮すれば、相対的に感度が低いといえる。
を使用する方法がある。この方法の基本的な利点は、写
真用フィルムが安価なものであるということと、空間的
解像度(supetifl resolution)に優れているというこ
とであるが、このような利点は、この方法の欠点を上回
るものではない。すなわち、この方法の欠点は露光時間
が日で計算されるということ、定量性に限界があるこ
と、高価な装置を使用すること、そして非常に多くの時
間を浪費せざるおえないことであり、これらの欠点を考
慮すれば、相対的に感度が低いといえる。
よって、従来から、多数の試料を扱う上での欠点を克
服し、かつシンチレーションによる測定や写真用フィル
ムを使用することがないような方法および装置であっ
て、ひとつのフィルター上に存在する多数の試料の放射
性活性について同時に、かつ直接的に測定できるような
方法および装置の開発が求められてきた。したがって、
本発明の目的はこのような方法および装置の開発にあ
る。
服し、かつシンチレーションによる測定や写真用フィル
ムを使用することがないような方法および装置であっ
て、ひとつのフィルター上に存在する多数の試料の放射
性活性について同時に、かつ直接的に測定できるような
方法および装置の開発が求められてきた。したがって、
本発明の目的はこのような方法および装置の開発にあ
る。
本発明は、はじめにポジトロン放出放射性同位元素の
イメージングのために開発された高密度電子なだれチェ
ンバー(high−density avalanche chamber;以下、HIDA
Cと略す)検出器にもとづいている。このタイプの検出
器は、すでに数年前に開発されており、例えば本発明
者、エー・ピー・ジェーヴォン(A.P.Jeavons)らの論
文「ポジトロン放出トモグラフのための高密度電子なだ
れチェンバー(The High−Density Advalanche Chamber
for Position Emission Tompgraph)」などや、米国ワ
シントン特別区で、1982年10月20〜22日に開催されたア
イ・イー・イー・イー核科学シンポジウム(IEE Nuclea
r Science Symposium)で発表された。この論文の開示
内容はこの明細書において参照されている。
イメージングのために開発された高密度電子なだれチェ
ンバー(high−density avalanche chamber;以下、HIDA
Cと略す)検出器にもとづいている。このタイプの検出
器は、すでに数年前に開発されており、例えば本発明
者、エー・ピー・ジェーヴォン(A.P.Jeavons)らの論
文「ポジトロン放出トモグラフのための高密度電子なだ
れチェンバー(The High−Density Advalanche Chamber
for Position Emission Tompgraph)」などや、米国ワ
シントン特別区で、1982年10月20〜22日に開催されたア
イ・イー・イー・イー核科学シンポジウム(IEE Nuclea
r Science Symposium)で発表された。この論文の開示
内容はこの明細書において参照されている。
HIDAC検出器は、病院で患者のスキャンニンイグにた
いへんよく用いられており、また今日までのところエッ
クス線またはガンマ線のコンバーターを使用している。
このHIDAC検出器は、複数のコンバーターからなり、そ
れぞれのコンバーターが導電性(一般的には、導線)ま
たは非導電性層(一般的には、ファイバーガラス)から
なるスタック(stack)を有する。これらのコンバータ
ーは、穴に放射線を貫通させることによって、放射線を
「透過(transparent)」させる。すなわち、コンバー
ターに形成された複数の穴は直径が1ミリで、三角形状
のパターンにアレンジされている。このパターンの中心
間距離は1.16ミリである。また、コンバーターは感度を
高めるために対(ペア)にして用いられている。そし
て、それぞれの対をなすコンバーターの両側にそれぞれ
マルチワイヤチャンバーを設けることによって4つのマ
ルチワイヤチェンバーを有するものとなっている。それ
ぞれのマルチワイヤチェンバーは、一対のマルチワイヤ
陰極の間に1本のマルチワイヤ陽極が配設されており、
それらワイヤのピッチ間隔は1ミリで、また一対のマル
チワイヤ陰極と1本のマルチワイヤ陽極とがXおよびY
軸方向に直交するようにして設けられている。コンバー
ターとマルチワイヤチェンバーは1個のガス漏れ防止容
器に配列されており、この容器の中を、気体、例えばNe
−CO2の混合物が大気圧よりもわずかほど高い圧力で通
過する。強電界、例えば12KV/cmがコンバーターを横切
って与えられる。コンバーターにおける導線の利用は、
気体をイオン化するためにそれ自身ガンマ線放射を利用
できない場合に行なわれる。したがって、導線は照射さ
れたフォトンを捕捉するのに利用され、この導線からの
フオト電子が気体をイオン化する。この電子はコンバー
ターの穴に含まれるが、ここで電子範囲(electron ran
ge)は小さくされる。強電場は、フオト電子によって作
られた気体イオン化産物を引き出す。電子なだれは、穴
の中において強電場下で起こり、そして、エクストラク
ション後、電子は高い解像度で陽極線によって検出され
る。それぞれの電子は最も近い陽極線においてパルスを
発生させ、なだれ位置は2つの陰極線からなる直角に配
置された2本の線のなかで陽極パルスによって誘導され
る信号を読み取ることによって決定される。
いへんよく用いられており、また今日までのところエッ
クス線またはガンマ線のコンバーターを使用している。
このHIDAC検出器は、複数のコンバーターからなり、そ
れぞれのコンバーターが導電性(一般的には、導線)ま
たは非導電性層(一般的には、ファイバーガラス)から
なるスタック(stack)を有する。これらのコンバータ
ーは、穴に放射線を貫通させることによって、放射線を
「透過(transparent)」させる。すなわち、コンバー
ターに形成された複数の穴は直径が1ミリで、三角形状
のパターンにアレンジされている。このパターンの中心
間距離は1.16ミリである。また、コンバーターは感度を
高めるために対(ペア)にして用いられている。そし
て、それぞれの対をなすコンバーターの両側にそれぞれ
マルチワイヤチャンバーを設けることによって4つのマ
ルチワイヤチェンバーを有するものとなっている。それ
ぞれのマルチワイヤチェンバーは、一対のマルチワイヤ
陰極の間に1本のマルチワイヤ陽極が配設されており、
それらワイヤのピッチ間隔は1ミリで、また一対のマル
チワイヤ陰極と1本のマルチワイヤ陽極とがXおよびY
軸方向に直交するようにして設けられている。コンバー
ターとマルチワイヤチェンバーは1個のガス漏れ防止容
器に配列されており、この容器の中を、気体、例えばNe
−CO2の混合物が大気圧よりもわずかほど高い圧力で通
過する。強電界、例えば12KV/cmがコンバーターを横切
って与えられる。コンバーターにおける導線の利用は、
気体をイオン化するためにそれ自身ガンマ線放射を利用
できない場合に行なわれる。したがって、導線は照射さ
れたフォトンを捕捉するのに利用され、この導線からの
フオト電子が気体をイオン化する。この電子はコンバー
ターの穴に含まれるが、ここで電子範囲(electron ran
ge)は小さくされる。強電場は、フオト電子によって作
られた気体イオン化産物を引き出す。電子なだれは、穴
の中において強電場下で起こり、そして、エクストラク
ション後、電子は高い解像度で陽極線によって検出され
る。それぞれの電子は最も近い陽極線においてパルスを
発生させ、なだれ位置は2つの陰極線からなる直角に配
置された2本の線のなかで陽極パルスによって誘導され
る信号を読み取ることによって決定される。
本発明は第一に、多数の試料を定量的オートラジオグ
ラフィ分析する装置を提供することを目的とし、この装
置はベータ線を利用するものである。また、この装置
は、開口したハウジング、このハウジングに設けられた
チェンバー、チェンバーの一側面に設けられた陰極と陽
極かなる電極、またチェンバーの他側面に設けられた膜
からなり、ハウジングに気体を充填して用いる際にこの
膜でハウジングの開口部を閉じることによって気体をハ
ウジング内に詰め込んだ状態にする。このことによっ
て、膜上に置かれた試料から放出されるベータ線がハウ
ジング内を透過することを可能にする。さらに、この装
置は、導電性または非導電性の連続する層からなり、か
つ貫通孔を有する部材をすくなくとも一つ有することを
特徴とし、そして電極は電極集合体の少なくとも一つか
らなり、またこの電極集合体は、コンバーターの一側面
に隣接して設けられ、かつ穴の開いた第一陰極と、この
第一陰極に隣接して設けられたマルチワイヤ陽極と、こ
の陽極に隣接した第二陰極とからなるものである。
ラフィ分析する装置を提供することを目的とし、この装
置はベータ線を利用するものである。また、この装置
は、開口したハウジング、このハウジングに設けられた
チェンバー、チェンバーの一側面に設けられた陰極と陽
極かなる電極、またチェンバーの他側面に設けられた膜
からなり、ハウジングに気体を充填して用いる際にこの
膜でハウジングの開口部を閉じることによって気体をハ
ウジング内に詰め込んだ状態にする。このことによっ
て、膜上に置かれた試料から放出されるベータ線がハウ
ジング内を透過することを可能にする。さらに、この装
置は、導電性または非導電性の連続する層からなり、か
つ貫通孔を有する部材をすくなくとも一つ有することを
特徴とし、そして電極は電極集合体の少なくとも一つか
らなり、またこの電極集合体は、コンバーターの一側面
に隣接して設けられ、かつ穴の開いた第一陰極と、この
第一陰極に隣接して設けられたマルチワイヤ陽極と、こ
の陽極に隣接した第二陰極とからなるものである。
このように構成された本発明にもとづく装置は、30分
程度の時間で既知の方法以上の制度の測定を可能とす
る。よって、本発明によって分析時間を大幅に減少させ
ることが可能となる。
程度の時間で既知の方法以上の制度の測定を可能とす
る。よって、本発明によって分析時間を大幅に減少させ
ることが可能となる。
穴の開いた電気極(貫通孔電極)と、穴の開いた膜
(貫通孔膜)またはその一部分との間には、空隙が形成
されている。また、これらの部材が一体化されることに
よって、前記部材に対するドリルによる開口処理が簡易
化され、陰極線に穴が開けられると同時に、それらの部
材が連通した貫通孔を有することになる。そしてさらに
相対的に薄い陰極はマルチワイヤチェンバーの操作安定
化に十分貢献する固定貫通孔膜によって実質的に平坦化
(0.1ミリ以内)されている。
(貫通孔膜)またはその一部分との間には、空隙が形成
されている。また、これらの部材が一体化されることに
よって、前記部材に対するドリルによる開口処理が簡易
化され、陰極線に穴が開けられると同時に、それらの部
材が連通した貫通孔を有することになる。そしてさらに
相対的に薄い陰極はマルチワイヤチェンバーの操作安定
化に十分貢献する固定貫通孔膜によって実質的に平坦化
(0.1ミリ以内)されている。
現在まで、マルチワイヤ電極は手作業によって生産さ
れ、この生産に多くの時間が浪費されるばかりか、費用
もかかり、さらに廃棄処分率(スクラップ率)も相対的
に高いものである。その上、このような手作業による完
成品は、非常にデリケートで、慎重に扱わねばならず、
ワイヤによって形成されるトラックは相互に平行に形成
されていなければならない。
れ、この生産に多くの時間が浪費されるばかりか、費用
もかかり、さらに廃棄処分率(スクラップ率)も相対的
に高いものである。その上、このような手作業による完
成品は、非常にデリケートで、慎重に扱わねばならず、
ワイヤによって形成されるトラックは相互に平行に形成
されていなければならない。
本発明は第二に、電気的に非導電性物質からなる基板
を有する印刷回路板を含むものである。この基板の一面
には平行に配列され、かつ電気的に導電性の複数のトラ
ックが設けられており、これらのトラックは事前に決定
された距離で離間し、かつ隣接し合った各一対の前記ト
ラックの間に一連の透過孔が設けられている。
を有する印刷回路板を含むものである。この基板の一面
には平行に配列され、かつ電気的に導電性の複数のトラ
ックが設けられており、これらのトラックは事前に決定
された距離で離間し、かつ隣接し合った各一対の前記ト
ラックの間に一連の透過孔が設けられている。
透過孔は、トラック間の離間距離よりも大きい口径を
有するもので、それによっていくつかのトラック物質は
取り除かれ、かつ非平行側面を有するそれぞれのトラッ
クは離れる。
有するもので、それによっていくつかのトラック物質は
取り除かれ、かつ非平行側面を有するそれぞれのトラッ
クは離れる。
非導電性基板の反対側の面には電気的スクリーンを供
するために電気的導電性物質からなる層が設けられてお
り、透過孔はこのスクリーンを通って延びている。
するために電気的導電性物質からなる層が設けられてお
り、透過孔はこのスクリーンを通って延びている。
本発明の第二の特徴にもとづく陽極は、本発明の第一
の特徴にもとづく装置とともに利用可能である。
の特徴にもとづく装置とともに利用可能である。
本発明にもとづく定量的オートラジオグラフィを行な
うための装置を図面を参照しながら実施例によって詳細
に説明する。
うための装置を図面を参照しながら実施例によって詳細
に説明する。
第1図は、第1実施態様の概略を示す断面図である。
第2図は、第1図の部分拡大図である。
第3図および第4図は、第1図に示した実施態様の一
部品の上側および下側からみた部分を示す図である。
部品の上側および下側からみた部分を示す図である。
第5図は、第3図の部分拡大図である。
第6図及び第7図は、それぞれ第1図および第2図と
同様のものであるが、第二の実施態様を示すものであ
る。
同様のものであるが、第二の実施態様を示すものであ
る。
第9図は、いろいろな実施態様の操作を説明するのに
好都合なグラフである。
好都合なグラフである。
この装置は、一端が開口したハウジング1と、このハ
ウジング1に設けられた貫通孔部材2と、マルチワイヤ
チェンバー3とから概略構成される装置である。このハ
ウジング1は、方形状をなすもので、厚さの異なる複数
の固形スペーサー4がコンバーター2をワイヤチェンバ
ー3から離間するために設けられている。また、必要に
応じて、ワイヤチェンバーは互いによって相関関係にあ
る。ハウジング1の一端は、この一端よりも表面積が大
きい底板5に閉じられている。また、この底板5には、
気体導入口6と気体排出口7とが設けられている。穴蓋
8はハウジングの低い方の端部を閉じるためのもので、
底板5と協働的なO−リングシールに密着した底部周縁
フリンジ9を有し、このフリンジを介してその端部を覆
っている。圧縮シール10は蓋8の下側と最上に位置する
スペーサー4との間に設けられており、このことによっ
てハウジング1の上側を蓋とスペーサーとによって閉じ
られるようにする。さもなければ、このハウジングの開
口端を後述する膜27によって閉じる。最上に位置するス
ペーサー4には気体ブリードスロット(gas bleed slot
s)20が設けられ、これによって気体が導入口6から排
出口7に流れるようにする。
ウジング1に設けられた貫通孔部材2と、マルチワイヤ
チェンバー3とから概略構成される装置である。このハ
ウジング1は、方形状をなすもので、厚さの異なる複数
の固形スペーサー4がコンバーター2をワイヤチェンバ
ー3から離間するために設けられている。また、必要に
応じて、ワイヤチェンバーは互いによって相関関係にあ
る。ハウジング1の一端は、この一端よりも表面積が大
きい底板5に閉じられている。また、この底板5には、
気体導入口6と気体排出口7とが設けられている。穴蓋
8はハウジングの低い方の端部を閉じるためのもので、
底板5と協働的なO−リングシールに密着した底部周縁
フリンジ9を有し、このフリンジを介してその端部を覆
っている。圧縮シール10は蓋8の下側と最上に位置する
スペーサー4との間に設けられており、このことによっ
てハウジング1の上側を蓋とスペーサーとによって閉じ
られるようにする。さもなければ、このハウジングの開
口端を後述する膜27によって閉じる。最上に位置するス
ペーサー4には気体ブリードスロット(gas bleed slot
s)20が設けられ、これによって気体が導入口6から排
出口7に流れるようにする。
貫通孔部材2は従来構造をなすもので、例えば前記参
照文献(ジーボンズ(A.P.Jeavons)らの文献)に記載
されている。明らかに、貫通孔部材2は非導電性物質か
らなる層11(例えば、ファイバーガラス)との導電物質
とからなる層12とが交互に接触した構造を有する。これ
らの層11と12は互いに結合し、混合積重層(コンポジッ
トスタック:composite stack)13を形成している。ま
た、この混合積重層は各層の穴が互いに連通するように
して積み重ねられているものなので、この混合積重層を
貫く貫通孔が形成され、これによって入射ベータ放射線
を「透過」させる。第2図は、混合積層層13およびマル
チワイヤチャエンバー3の部分拡大図である。導線12の
層は、負の高電圧供給源に接続する部分14を有する。
照文献(ジーボンズ(A.P.Jeavons)らの文献)に記載
されている。明らかに、貫通孔部材2は非導電性物質か
らなる層11(例えば、ファイバーガラス)との導電物質
とからなる層12とが交互に接触した構造を有する。これ
らの層11と12は互いに結合し、混合積重層(コンポジッ
トスタック:composite stack)13を形成している。ま
た、この混合積重層は各層の穴が互いに連通するように
して積み重ねられているものなので、この混合積重層を
貫く貫通孔が形成され、これによって入射ベータ放射線
を「透過」させる。第2図は、混合積層層13およびマル
チワイヤチャエンバー3の部分拡大図である。導線12の
層は、負の高電圧供給源に接続する部分14を有する。
マルチワイヤチェンバー3は、第一陰極15と第二陰極
16とを有するもので、貫通した第一陰極15は貫通膜2の
下面と並んで設けられており、また第二陰極16は非導通
の電極である。これら2つの電極の間にワイヤ陽極17が
設けられている。第一陰極15はコンバーターの穴(conv
eryer apertures)の入射ベータ放射線によって生ずる
イオン化気体のために透過性のものである必要がある。
そして陽極17はイオン化気体を受け取るものである必要
がある。そして、陽極17は、フレーム(図示せず)に対
して交叉するように張られ、かつ係止されたものであ
る。しかし、既知の陽極、HIDAC検出器として知られた
ている陽極17と同様のワイヤ構造を有するものとは異な
り、陽極15と陽極17とは本発明の一目的にもとづいて異
なるものである。
16とを有するもので、貫通した第一陰極15は貫通膜2の
下面と並んで設けられており、また第二陰極16は非導通
の電極である。これら2つの電極の間にワイヤ陽極17が
設けられている。第一陰極15はコンバーターの穴(conv
eryer apertures)の入射ベータ放射線によって生ずる
イオン化気体のために透過性のものである必要がある。
そして陽極17はイオン化気体を受け取るものである必要
がある。そして、陽極17は、フレーム(図示せず)に対
して交叉するように張られ、かつ係止されたものであ
る。しかし、既知の陽極、HIDAC検出器として知られた
ている陽極17と同様のワイヤ構造を有するものとは異な
り、陽極15と陽極17とは本発明の一目的にもとづいて異
なるものである。
基本的に、陽極15と16はファイバーガラスからなる基
板19を有する印刷回路板の形となっている。そして、そ
の印刷回路板の一面は、互いに離間し、かつ間在ファイ
バーガラストラックまたはストライブ22によって互いに
絶縁状態となった複数の導電性トラック21(第3図)が
形成されるようにして銅のような導電性物質がエッチン
グされている。トラック21は、既知の方法にもとづい
て、第4図において符号24によって示され、かつ基板19
の前記面とは反対側の面に形成されたバッシングストラ
イブ(bussing strip)とともにエッジターミナルスト
ライブ23に結合しており、バッシングストライプ23に結
合した穴30を通って陰極の他の面に向けてプレートさ
れ、かつ第二陰極16における導入気体の通路としてあ
る。
板19を有する印刷回路板の形となっている。そして、そ
の印刷回路板の一面は、互いに離間し、かつ間在ファイ
バーガラストラックまたはストライブ22によって互いに
絶縁状態となった複数の導電性トラック21(第3図)が
形成されるようにして銅のような導電性物質がエッチン
グされている。トラック21は、既知の方法にもとづい
て、第4図において符号24によって示され、かつ基板19
の前記面とは反対側の面に形成されたバッシングストラ
イブ(bussing strip)とともにエッジターミナルスト
ライブ23に結合しており、バッシングストライプ23に結
合した穴30を通って陰極の他の面に向けてプレートさ
れ、かつ第二陰極16における導入気体の通路としてあ
る。
第二陰極16は実際のところ、入射ベータ放射線に対す
る透過性は必要とされないのでそれ以上の加工を要さず
に使用され、トラック21は事前に用いられたワイヤとし
て必要とされる。しかし、第一陰極15はイオン化気体に
対する通過性を必要とし、そしてイオン化気体は陽極17
に向けて第一陰極を透過する必要がある。したがって第
一陰極15は、導電性トラック21の間にあるそれぞれの絶
縁性トラックに沿うようにして、かつ外側に位置するト
ラック21の外側の縁に沿うようにして形成加工される必
要がある。穴25の直径(一般に1mm)は、導電性トラッ
ク21(一般に0.3mm)よりも大きく形成される。隣接す
る非導電性トラックある穴は互いにずれて形成されてい
る。よって、形成された穴25はそれぞれの関連した対の
導電性トラック21を分断する。このことは第5図を見れ
ば明らかで、その結果、それぞれの導電性トラックは平
坦化した先端を有する概略洞様形状(sinusoidal shap
e)を有しており、また穴によるトラックの分断は隣接
した対のトラックを互いに鏡像関係にあるものとする。
る透過性は必要とされないのでそれ以上の加工を要さず
に使用され、トラック21は事前に用いられたワイヤとし
て必要とされる。しかし、第一陰極15はイオン化気体に
対する通過性を必要とし、そしてイオン化気体は陽極17
に向けて第一陰極を透過する必要がある。したがって第
一陰極15は、導電性トラック21の間にあるそれぞれの絶
縁性トラックに沿うようにして、かつ外側に位置するト
ラック21の外側の縁に沿うようにして形成加工される必
要がある。穴25の直径(一般に1mm)は、導電性トラッ
ク21(一般に0.3mm)よりも大きく形成される。隣接す
る非導電性トラックある穴は互いにずれて形成されてい
る。よって、形成された穴25はそれぞれの関連した対の
導電性トラック21を分断する。このことは第5図を見れ
ば明らかで、その結果、それぞれの導電性トラックは平
坦化した先端を有する概略洞様形状(sinusoidal shap
e)を有しており、また穴によるトラックの分断は隣接
した対のトラックを互いに鏡像関係にあるものとする。
少なくとも第一陰極15の反対側の面は、電気的スクリ
ーン26を形成するために、導電性物質、一般には銅から
なる層が設けられている。このスクリーンは貫通高25に
よって貫通されている。よって、2つの陰極15および16
はたいへん硬い構造を有しているので、陰極17のような
従来のワイヤ構造とは異なりトラック21を損傷する危険
なく容易に扱うことができる。2つの陰極15および16の
トラック21は、あたかもX軸方向およびY軸方向に延び
るようにして互いに直角をなすようにして設けられてい
る。
ーン26を形成するために、導電性物質、一般には銅から
なる層が設けられている。このスクリーンは貫通高25に
よって貫通されている。よって、2つの陰極15および16
はたいへん硬い構造を有しているので、陰極17のような
従来のワイヤ構造とは異なりトラック21を損傷する危険
なく容易に扱うことができる。2つの陰極15および16の
トラック21は、あたかもX軸方向およびY軸方向に延び
るようにして互いに直角をなすようにして設けられてい
る。
第2図にもどって説明する。ハウジング1の開口面は
すでに述べたようにして、、膜27によって気体が漏れな
いように閉ざされる。この膜は既知の合成プラスチック
(商標マイラー(MYLAR))からなるもので、両面が金
属被覆されている。この膜の厚さは数ミクロンの単位で
あって、このような厚さはハウジング1の開口部をふさ
ぐのに必要な厚さであり、かつベータ放射線の透過が可
能な厚さである。しかし、このような薄い膜27は、ハウ
ジング1の内圧によって破損する危険性があり、また膜
の厚さを増せば、装置の感度が落ちるという問題があ
る。よって、膜27を支持する支持体31を膜に置くことが
好ましい。そしてこの支持体は貫通部材2と同様にして
穴が形成され、これら2つの構造物は並んでいる。よっ
て、支持体31を設けることによって膜27の破損を防ぐ一
方、試験の際に試料からのベータ放射線が貫通部材2に
向けて透過されるのを妨害しないですむ。支持体31はカ
バーのようにして設けられる。この支持体の厚さは約0.
1mmである。試料を膜27に近接させておくために、また
貫通孔部材2に高圧がかかった場合に装置に触れるのを
防ぐために、カバー(ヒンジ結合また他の方法による)
がハウジングの開口部に設けられるべきである(図示せ
ず)。
すでに述べたようにして、、膜27によって気体が漏れな
いように閉ざされる。この膜は既知の合成プラスチック
(商標マイラー(MYLAR))からなるもので、両面が金
属被覆されている。この膜の厚さは数ミクロンの単位で
あって、このような厚さはハウジング1の開口部をふさ
ぐのに必要な厚さであり、かつベータ放射線の透過が可
能な厚さである。しかし、このような薄い膜27は、ハウ
ジング1の内圧によって破損する危険性があり、また膜
の厚さを増せば、装置の感度が落ちるという問題があ
る。よって、膜27を支持する支持体31を膜に置くことが
好ましい。そしてこの支持体は貫通部材2と同様にして
穴が形成され、これら2つの構造物は並んでいる。よっ
て、支持体31を設けることによって膜27の破損を防ぐ一
方、試験の際に試料からのベータ放射線が貫通部材2に
向けて透過されるのを妨害しないですむ。支持体31はカ
バーのようにして設けられる。この支持体の厚さは約0.
1mmである。試料を膜27に近接させておくために、また
貫通孔部材2に高圧がかかった場合に装置に触れるのを
防ぐために、カバー(ヒンジ結合また他の方法による)
がハウジングの開口部に設けられるべきである(図示せ
ず)。
つぎに、この装置の使用方法について説明する。アル
ゴンまたはNe−CO2のような不活性気体は導入口からハ
ウジング内に供給し、この装置の使用中はハウジング内
を気体が流動するようにする。ベータ放射線を出す試料
を膜27に置き、カバー(もし装備している場合)をかけ
て負の高電圧を貫通孔部材2に与える。そして、さらに
正の高電圧の陽極17に与える。試料から放射されたベー
タ放射線は貫通孔部材2の穴に入り、その中の気体を直
接的にイオンかするので、ガンマ線を含むHIDAC検出器
に必要とされる方法とは確実に異なるものである。与え
られた電界は約12KV/cmであり、この電界によって第一
陰極15を通過したイオン化気体は増幅され、かつ引き出
される。また、この電界は陽極17に電流パルスを生じさ
せる。さらに、陽極17はこのパルスに一致するパルスを
陰極15および16に生じさせ、データ収集装置によってこ
のパルスが検出され、かつ測定される。このデータ収集
装置は相対的には単純なコンピュータでよい(図示せ
ず)。例えば、シンクレイア キュー・エル(Sinclair
QL)コンピュータでよい。なぜなら、データ率はさほ
ど高くはなく、約1000イベント(event)/分である。
ワイヤチェンバーにおけるそれぞれのイベントの検出お
よび記録は、既知のHIDAC検出器によって用いられるも
のと同じである。貫通部材2にベータ放射線を捕捉する
ことは、イオン化気体が数ミリメータ以上広がらないこ
とを意味している。従来の装置では、このイオン化気体
の拡散によって空間的解像度に限界があった。
ゴンまたはNe−CO2のような不活性気体は導入口からハ
ウジング内に供給し、この装置の使用中はハウジング内
を気体が流動するようにする。ベータ放射線を出す試料
を膜27に置き、カバー(もし装備している場合)をかけ
て負の高電圧を貫通孔部材2に与える。そして、さらに
正の高電圧の陽極17に与える。試料から放射されたベー
タ放射線は貫通孔部材2の穴に入り、その中の気体を直
接的にイオンかするので、ガンマ線を含むHIDAC検出器
に必要とされる方法とは確実に異なるものである。与え
られた電界は約12KV/cmであり、この電界によって第一
陰極15を通過したイオン化気体は増幅され、かつ引き出
される。また、この電界は陽極17に電流パルスを生じさ
せる。さらに、陽極17はこのパルスに一致するパルスを
陰極15および16に生じさせ、データ収集装置によってこ
のパルスが検出され、かつ測定される。このデータ収集
装置は相対的には単純なコンピュータでよい(図示せ
ず)。例えば、シンクレイア キュー・エル(Sinclair
QL)コンピュータでよい。なぜなら、データ率はさほ
ど高くはなく、約1000イベント(event)/分である。
ワイヤチェンバーにおけるそれぞれのイベントの検出お
よび記録は、既知のHIDAC検出器によって用いられるも
のと同じである。貫通部材2にベータ放射線を捕捉する
ことは、イオン化気体が数ミリメータ以上広がらないこ
とを意味している。従来の装置では、このイオン化気体
の拡散によって空間的解像度に限界があった。
第6図および第7図を参照して説明する。これらの図
は、穴の開いた陰極15は貫通孔部材2に結合して一体化
している。このようなコンバーターと陰極との結合は第
1図に示された分離した場合と異なり、開口作業(ドリ
ル操作)が一度ですむので好ましい。しかし、陰極15の
形成はいくつかの問題点が残る。シール10と、気体導入
口6、および気体排出口7の位置決定のような異なる構
造上の問題である。
は、穴の開いた陰極15は貫通孔部材2に結合して一体化
している。このようなコンバーターと陰極との結合は第
1図に示された分離した場合と異なり、開口作業(ドリ
ル操作)が一度ですむので好ましい。しかし、陰極15の
形成はいくつかの問題点が残る。シール10と、気体導入
口6、および気体排出口7の位置決定のような異なる構
造上の問題である。
注目すべきことは、チェンバー3は電子増幅(electr
on amplification)の2つの段階(一つは貫通部材2に
おいて、もう一つはワイヤチャンバーそれ自体におい
て)を含むものであると言うことである。従来は、この
様相を呈するすべての装置は2つの段階の間のギャップ
に取り込まれており、ギャップを非増幅状態にするため
に低電界が与えられていた。このことは、一つの段階か
ら他の段階へのフイードバックを阻害するために行なわ
れ、スパークリングと電気的遮断とを引き起こすことが
できる。しかし、予想とは反対に、穴の開いた陰極とコ
ンバーターとの組み合わせによるギャップの除去は、何
一つ問題を起こさず、また信用性と高い操作性とを与え
る。
on amplification)の2つの段階(一つは貫通部材2に
おいて、もう一つはワイヤチャンバーそれ自体におい
て)を含むものであると言うことである。従来は、この
様相を呈するすべての装置は2つの段階の間のギャップ
に取り込まれており、ギャップを非増幅状態にするため
に低電界が与えられていた。このことは、一つの段階か
ら他の段階へのフイードバックを阻害するために行なわ
れ、スパークリングと電気的遮断とを引き起こすことが
できる。しかし、予想とは反対に、穴の開いた陰極とコ
ンバーターとの組み合わせによるギャップの除去は、何
一つ問題を起こさず、また信用性と高い操作性とを与え
る。
第8図を参照して説明する。この図は第1〜7図に示
された実施態様とは異なる第三の実施態様を示すもので
ある。この図において、貫通孔部材2とマルチワイヤチ
ェンバー3は全体を覆うケースに設けられている。貫通
孔部材2は、第6図および第7図に示した実施態様のも
のと同様に、それに結合した陰極を有するものである
が、第1〜5図に示された分離カンバーター陰極を用い
ている。
された実施態様とは異なる第三の実施態様を示すもので
ある。この図において、貫通孔部材2とマルチワイヤチ
ェンバー3は全体を覆うケースに設けられている。貫通
孔部材2は、第6図および第7図に示した実施態様のも
のと同様に、それに結合した陰極を有するものである
が、第1〜5図に示された分離カンバーター陰極を用い
ている。
第8図は、本発明にもとづく一実施態様の背面を示す
もので、背面パネルを取り除いてある。この図から明ら
かなように、ケースはカバー41に付着した基板40と、前
面および背面パネル(図示せず)とからなる。基板40の
上に設置され、かつブラケット42によって後者から支持
された基板43は、貫通部材2とマルチワイヤチェンバー
3とを第1〜5図および第6図・第7図の実施態様とは
逆転した位置に支持する。引出し44は貫通孔部材2の下
側に設けられており、かつスライド45上に滑走自在にし
て設けられている。また、この引出し44はベータ放射線
を出す試料を含む試料板46を受け取ることができる。圧
力パッド47は引出しの上に設けられており、後者はまた
スプリング49が設けられたガイドピン48に適合してい
る。このガイドピンは、スプリング49の働きに拮抗して
引き出しを貫通部材2方向に動かすことを可能にする。
この動きは二重作動気体調整シリンダー50の影響を受け
る。また、このシリンダー50のピストン51はシリンダー
が延びた場合に、引出し44の下側に係合可能なプレート
52に適合する。このシリンダー50は、ソレノイドバルブ
53によって調節される。
もので、背面パネルを取り除いてある。この図から明ら
かなように、ケースはカバー41に付着した基板40と、前
面および背面パネル(図示せず)とからなる。基板40の
上に設置され、かつブラケット42によって後者から支持
された基板43は、貫通部材2とマルチワイヤチェンバー
3とを第1〜5図および第6図・第7図の実施態様とは
逆転した位置に支持する。引出し44は貫通孔部材2の下
側に設けられており、かつスライド45上に滑走自在にし
て設けられている。また、この引出し44はベータ放射線
を出す試料を含む試料板46を受け取ることができる。圧
力パッド47は引出しの上に設けられており、後者はまた
スプリング49が設けられたガイドピン48に適合してい
る。このガイドピンは、スプリング49の働きに拮抗して
引き出しを貫通部材2方向に動かすことを可能にする。
この動きは二重作動気体調整シリンダー50の影響を受け
る。また、このシリンダー50のピストン51はシリンダー
が延びた場合に、引出し44の下側に係合可能なプレート
52に適合する。このシリンダー50は、ソレノイドバルブ
53によって調節される。
基板40に設けられたサブシャーシー54は高電圧源に適
応でき、また低電圧源はスペーサー57を介して基板43に
設けられている。さらに図中符号58で示されたスベーサ
ーは印刷回路板59を支持するもので、またこの回路板は
装置のための、X,Yデコーダーを提供するものである。
気体導入口60は不活性気体を装置に導入するためのもの
である。すでに述べた実施態様の場合と同様の気体が用
いられ、シリンダー50を動かす。
応でき、また低電圧源はスペーサー57を介して基板43に
設けられている。さらに図中符号58で示されたスベーサ
ーは印刷回路板59を支持するもので、またこの回路板は
装置のための、X,Yデコーダーを提供するものである。
気体導入口60は不活性気体を装置に導入するためのもの
である。すでに述べた実施態様の場合と同様の気体が用
いられ、シリンダー50を動かす。
第8図に図示された装置の使用方法について説明す
る。引出し44を引き出し、その上に試料板46を置いて再
び引出し44を戻す。電力を供給するとともに、活性およ
び不活性気体を装置に供給する。その結果、シリンダー
50は伸展して試料板46を貫通孔部材2の膜27方向に押し
付け、以後すでに述べた実施態様と同様の操作がなされ
る。その後、シリンダー50は収縮する。リミットスイッ
チ61は、引出し44の滑動に応じてこの引出しの下側から
板52が取り除かれるようにシリンダーが収縮するのを調
節する。よって、引出し44は引き出され、試料板が取り
除かれて必要に応じて新しい試料板が乗せられる。第8
図の実施態様は、さらに自動化された試料分析が可能で
あろう。
る。引出し44を引き出し、その上に試料板46を置いて再
び引出し44を戻す。電力を供給するとともに、活性およ
び不活性気体を装置に供給する。その結果、シリンダー
50は伸展して試料板46を貫通孔部材2の膜27方向に押し
付け、以後すでに述べた実施態様と同様の操作がなされ
る。その後、シリンダー50は収縮する。リミットスイッ
チ61は、引出し44の滑動に応じてこの引出しの下側から
板52が取り除かれるようにシリンダーが収縮するのを調
節する。よって、引出し44は引き出され、試料板が取り
除かれて必要に応じて新しい試料板が乗せられる。第8
図の実施態様は、さらに自動化された試料分析が可能で
あろう。
図示された実施態様の装置は、培養細胞(窒素刺激リ
ンパ球(nitrogen−stimulated lymphocytes)の14C
「ドットブロット」とともに利用され、第2図にフイル
ターデスク29が示されており、特別な低エネルギー放射
活性放射(low energy radioactive emission)の問題
を調整するためのどのような修飾を必要とせずに全フィ
ルターから30ないし40分以内でたいへん満足する結果を
得ることができる。第9図は、このような結果を従来の
シンチレーション技術で得られた結果と比較するための
ものである。この図中において、右側にあるグラフは本
発明にもとづくベータ放射線検出器によるものであり、
その左側は従来のシンチレーション技術によるものを示
している。それぞれのグラフにおける上側の線は窒素刺
激リンパ球から得られた測定値を示す。また下側の線は
非刺激の対照群から得られた測定値を示す。
ンパ球(nitrogen−stimulated lymphocytes)の14C
「ドットブロット」とともに利用され、第2図にフイル
ターデスク29が示されており、特別な低エネルギー放射
活性放射(low energy radioactive emission)の問題
を調整するためのどのような修飾を必要とせずに全フィ
ルターから30ないし40分以内でたいへん満足する結果を
得ることができる。第9図は、このような結果を従来の
シンチレーション技術で得られた結果と比較するための
ものである。この図中において、右側にあるグラフは本
発明にもとづくベータ放射線検出器によるものであり、
その左側は従来のシンチレーション技術によるものを示
している。それぞれのグラフにおける上側の線は窒素刺
激リンパ球から得られた測定値を示す。また下側の線は
非刺激の対照群から得られた測定値を示す。
この装置は14Cと同様に35Sや32Pなどのベータ放射線
型のものを利用することができる。
型のものを利用することができる。
よって、本発明は従来のものに比べて精度を高くし、
かつ分析に要する時間を短くすることが可能である。さ
らに、本発明にもとづく装置は一つの貫通部材と一つの
ワイヤチェンバーとを利用するものなので、経費は現在
のシンチレーション技術の1/3ほどですむ。
かつ分析に要する時間を短くすることが可能である。さ
らに、本発明にもとづく装置は一つの貫通部材と一つの
ワイヤチェンバーとを利用するものなので、経費は現在
のシンチレーション技術の1/3ほどですむ。
本発明は3つの生物学的分野で幅広く適用可能であ
る。
る。
1. 電気泳動ゲル 2. RNAおよびDNAの分子雑種形成 3. 細胞活性 本発明は定量的オートラジオグラフィ技術の著しい発
展を可能とするもので、以下の利点がある。
展を可能とするもので、以下の利点がある。
1. 操作が簡単な研究室備品。
2. イメージング時間が大幅に減少。
3. 解像に必要な部品の分離を必要としない。
4. 低コストである。
5. 貫通部材と陰極とが組合わさった部材を用いると、
ドリル操作がより簡単になるので、さらにコストを減少
させることが可能である。他の利点としては、相対的に
薄い陰極が硬い貫通部材によって実施的に平坦(0.1mm
以内)に維持されているにもかかわらず、マルチワイヤ
チェンバーの安定的操作を可能とする。
ドリル操作がより簡単になるので、さらにコストを減少
させることが可能である。他の利点としては、相対的に
薄い陰極が硬い貫通部材によって実施的に平坦(0.1mm
以内)に維持されているにもかかわらず、マルチワイヤ
チェンバーの安定的操作を可能とする。
Claims (30)
- 【請求項1】ベータ線を利用するもので、一端が開口し
たハウジングと、前記ハウジング内に設けられたチェン
バー手段(3)と、チェンバー手段の一面側に配置され
た陰極(15,16)と陽極(17)とからなる電極集合体
と、前記チェンバー手段の他面側に設けられて前記ハウ
ジングの開口部を密閉し、前記ハウジングが気体で満た
された状態において前記ハウジングを気密状態とする膜
(27)とを備え、この膜は、膜の表面に置かれて使用さ
れるベータ線放射試料から放射されるベータ線の透過を
許容する構成とされており、前記チェンバー手段は、前
記ベータ線によって気体をイオン化するための少なくと
も一つの貫通孔部材(2)を有し、前記貫通孔部材
(2)は、連続的かつ交互に配列された非導電層(11)
と導電層(12)とを備え、前記電極集合体は、前記貫通
孔部材の一側面に隣接しかつ穴の開いた第一陰極(15)
と、第一陰極に隣接して設けられたマルチワイヤ陽極
(17)と、前記陽極に隣接して設けられた第二陰極(1
6)とを備えていることを特徴とする定量的オートラジ
オグラフィ装置。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
て、前記穴の開いた陰極(15)と前記貫通孔部材(2)
との間には空隙が形成されていることを特徴とする定量
的オートラジオグラフィ装置。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
て、前記穴の開いた陰極(15)は前記貫通孔部材(2)
の一部分をなすものであることを特徴とする定量的オー
トラジオグラフィ装置。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れか一項記載の装置において、膜(27)は、破壊を防ぐ
ために、穴の開いた支持体によって支持されており、前
記支持体の穴は、前記貫通孔部材(2)の穴と一直線上
に存在し、試料から放出されるベータ放射線の透過を可
能とすることを特徴とする定量的オートラジオグラフィ
装置。 - 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
れか一項記載の装置において、前記ハウジング(1)の
開口部には、前記膜(27)または膜支持体(31)のいず
れかを覆うためのカバーが設けられていることを特徴と
する定量的オートラジオグラフィ装置。 - 【請求項6】特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
れか一項記載の装置において、駆動機構(50、51)は前
記試料を動かして前記試料を前記膜(27)と接するよう
にするために具備されることを特徴とする定量的オート
ラジオグラフィ装置。 - 【請求項7】特許請求の範囲第6項記載の装置におい
て、前記試料を動かして前記試料を前記膜(27)と接す
るようにするために具備される前記駆動機構は、前記ハ
ウジングを設けたケースの底板に設けられた複動シリン
ダー(50)であることを特徴とする定量的オートラジオ
グラフィ装置。 - 【請求項8】特許請求の範囲第7項記載の装置におい
て、前記シリンダー(50)は気体によって作動するもの
であり、かつ前記気体は前記ハウジング(1)を充填す
るために用いられる不活性気体と同一供給源から供給さ
れていることを特徴とする定量的オートラジオグラフィ
装置。 - 【請求項9】特許請求の範囲第6項ないし第8項のいず
れか一項記載の装置において、プラットホーム(44)は
前記試料を受け取るために具備されるもので、前記ケー
スの内側および外側に滑動し、かつ前記駆動機構(50、
51)によって前記膜(27)から遠退いたり、近付いたり
するように動くことを特徴とする定量的オートラジオグ
ラフィ装置。 - 【請求項10】特許請求の範囲第9項記載の装置におい
て、前記プラットホームは前記試料が置かれる圧力パッ
ド(47)とともに具備されていることを特徴とする定量
的オートラジオグラフィ装置。 - 【請求項11】電気的に非導電性物質からなる基板を有
する印刷回路板を含み、前記基板の一面には、平行に配
列され、かつ電気的に導電性の複数のトラック(21)が
設けられており、前記トラックは事前に決定された距離
(22)で離間し、かつ隣接し合った各一対の前記トラッ
クの間に一連の貫通孔(25)が設けられていることを特
徴とする穴の開いた陰極。 - 【請求項12】特許請求の範囲第11項記載の陰極におい
て、前記貫通孔(25)は前記トラック(21)を分離させ
ている前記距離(22)よりも大きい寸法を有するもの
で、前記トラック(21)のうち、前記貫通孔(25)が形
成された部分と前記トラック(21)とが重なるべき部分
は、除去されており、この除去された部分における前記
トラック(21)の側面は、このトラック(21)の延長方
向に対して非平行とされていることを特徴とする陰極。 - 【請求項13】特許請求の範囲第11または第12項記載の
陰極において、前記貫通孔(25)は円形であることを特
徴とする陰極。 - 【請求項14】特許請求の範囲第11項ないし第13項のい
ずれか一項記載の陰極において、前記非導電性基板にお
ける前記一面に対する反対側の面には、電気的導電性物
質からなる層が設けられていることを特徴とする陰極。 - 【請求項15】特許請求の範囲第11項ないし第14項のい
ずれか一項記載の陰極を備え、かつベータ線を用いてい
ることを特徴とする定量的オートラジオグラフィ分析装
置。 - 【請求項16】特許請求の範囲第1項ないし第10項のい
ずれか一項記載の装置において、前記第1陰極は、請求
の範囲第11項ないし第14項のいずれか一項記載の陰極で
あることを特徴とする定量的オートラジオグラフィ装
置。 - 【請求項17】次の各工程を含むことを特徴とするオー
トラジオグラフィ分析方法。 分析装置の表面に複数のベータ線放射試料を配置する。
ここで、前記分析装置は、一端が開口したハウジング
と、前記ハウジング内に設けられたチェンバー手段
(3)と、チェンバー手段の一面側に配置された陰極
(15,16)と陽極(17)とからなる電極集合体と、前記
チェンバー手段の他面側に設けられて前記ハウジングの
開口部を密閉し、前記ハウジングが気体で満たされた状
態において前記ハウジングを気密状態とする膜(27)と
を備え、この膜は、膜の表面に置かれて使用されるベー
タ線放射試料から放射されるベータ線の透過を許容する
構成とされており、前記チェンバー手段は、前記ベータ
線によって気体をイオン化するための少なくとも一つの
貫通孔部材(2)を有し、前記貫通孔部材(2)は、連
続的かつ交互に配列された非導電層(11)と導電層(1
2)とを備え、前記電極集合体は、前記貫通孔部材の一
側面に隣接しかつ穴の開いた第一陰極(15)と、第一陰
極に隣接して設けられたマルチワイヤ陽極(17)と、前
記陽極に隣接して設けられた第二陰極(16)とを備えて
いる。 前記膜の表面に前記試料を配置する。 前記貫通孔部材(2)における前記導電層(12)に負の
高電圧を印加する。 前記試料のベータ線放射を測定する。 - 【請求項18】特許請求の範囲第17項記載の方法におい
て、前記穴の開いた陰極(15)と前記貫通孔部材(2)
との間には空隙が形成されていることを特徴とするオー
トラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項19】特許請求の範囲第17項記載の方法におい
て、前記穴の開いた陰極(15)は前記貫通孔部材(2)
の一部分をなすものであることを特徴とするオートラジ
オグラフィ分析方法。 - 【請求項20】特許請求の範囲第17項ないし第19項のい
ずれか一項記載の方法において、膜(27)は、破壊を防
ぐために、穴の開いた支持体によって支持されており、
前記支持体の穴は、前記貫通孔部材(2)の穴と一直線
上に存在し、試料から放出されるベータ放射線の透過を
可能とするように構成されていることを特徴とするオー
トラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項21】特許請求の範囲第17項ないし第20項のい
ずれか一項記載の方法において、前記ハウジング(1)
の開口部には、前記膜(27)または膜支持体(31)のい
ずれかを覆うためのカバーが設けられていることを特徴
とするオートラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項22】特許請求の範囲第17項ないし第21項のい
ずれか一項記載の方法において、駆動機構(50、51)
が、前記試料を動かして前記試料を前記膜(27)と接す
るようにするために具備されていることを特徴とするオ
ートラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項23】特許請求の範囲第22項記載の方法におい
て、前記試料を動かして前記試料を前記膜(27)と接す
るようにするために具備される前記駆動機構は、前記ハ
ウジングを設けたケースの底板に設けられた複動シリン
ダー(50)であることを特徴とするオートラジオグラフ
ィ分析方法。 - 【請求項24】特許請求の範囲第23項記載の方法におい
て、前記シリンダー(50)は気体によって作動するもの
であり、かつ前記気体は前記ハウジング(1)を充填す
るために用いられる不活性気体と同一供給源から供給さ
れていることを特徴とするオートラジオグラフィ分析方
法。 - 【請求項25】特許請求の範囲第22項ないし第24項のい
ずれか一項記載の方法において、プラットホーム(44)
は前記試料を受け取るために具備されるもので、前記ケ
ースの内側および外側に滑動し、かつ前記駆動機構(5
0、51)によって前記膜(27)から遠退いたり、近付い
たりするように動くことを特徴とするオートラジオグラ
フィ分析方法。 - 【請求項26】特許請求の範囲第25項記載の方法におい
て、前記プラットホームは前記試料が置かれる圧力パッ
ド(47)とともに具備されていることを特徴とするオー
トラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項27】特許請求の範囲第17項ないし第26項のい
ずれか一項記載の方法において、前記穴の開いた陰極
(15)は、電気的に非導電性物質からなる基板を有する
印刷回路板を含み、前記基板の一面には、平行に配列さ
れ、かつ電気的に導電性の複数のトラック(21)が設け
られており、前記トラックは事前に決定された距離(2
2)で離間し、かつ隣接し合った各一対の前記トラック
の間に一連の貫通孔(25)が設けられていることを特徴
とするオートラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項28】特許請求の範囲第27項記載の方法におい
て、前記貫通孔(25)は前記トラック(21)を分離させ
ている前記距離(22)よりも大きい寸法を有するもの
で、前記トラック(21)のうち、前記貫通孔(25)が形
成された部分と前記トラック(21)とが重なるべき部分
は、除去されており、この除去された部分における前記
トラック(21)の側面は、このトラック(21)の延長方
向に対して非平行とされていることを特徴とするオート
ラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項29】特許請求の範囲第27または第28項記載の
方法において、前記貫通孔(25)は円形であることを特
徴とするオートラジオグラフィ分析方法。 - 【請求項30】特許請求の範囲第27項ないし第29項のい
ずれか一項記載の方法において、前記非導電性基板にお
ける前記一面に対する反対側の面には、電気的導電性物
質からなる層が設けられていることを特徴とするオート
ラジオグラフィ分析方法。
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