JPH08117579A - 2液混合型接着剤等複数種の粘液の混合装置 - Google Patents

2液混合型接着剤等複数種の粘液の混合装置

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JPH08117579A
JPH08117579A JP6255042A JP25504294A JPH08117579A JP H08117579 A JPH08117579 A JP H08117579A JP 6255042 A JP6255042 A JP 6255042A JP 25504294 A JP25504294 A JP 25504294A JP H08117579 A JPH08117579 A JP H08117579A
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JP
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mixing
passage
rod
mucus
mixed
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JP6255042A
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Yuichi Matsuzawa
松澤裕一
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種以上の粘液、例えば、2液混合型接着剤
の主剤と硬化剤を自動的に混合する装置を提供する。 【構成】 被混合粘液用の第一収納室5と第二収納室
5′を備え、各収納室5,5′を仲介路4,4′を介し
て混合路26に連通する。混合路26は先端に設けた注
出口27を介して外界と連通し、その軸線上には、被混
合粘液を混合する混合杆を回動自在に装置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2液混合型接着剤等複
数種の粘液の混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、エポキシ樹脂系として代表され
る主剤と硬化剤を混合して用いる接着剤は、使用直前に
へら等で両剤を混合して用いるようにしており、粘液を
混合する混合装置に類するものとして特別に挙げられる
ものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、へら等を道具
として手作業で混合しているためその作業が煩雑で、殊
に、混合時に空気の混入を防がねばならないので、尚一
層の煩雑さが伴っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】複数の被混合粘液用の収
納室を備え、各収納室を仲介路を介して先端を注出口と
した混合路に連通せしめ、混合路の軸線上には混合路内
の被混合粘液を混合する混合杆を回動自在に装置した構
成とし、前記混合杆の周側に該混合杆の回動方向と同方
向の螺旋溝を形成して混合が確実に行えるようにし、ま
た、少くも一つの仲介路を除く他の仲介路に混合路への
粘液の流入を阻止する弁装置を設けて、粘液の硬化によ
る混合路の閉塞を防いで実用性を図ったものである。
【0005】
【実施例】図面は本発明に係る2液混合型接着剤等の複
数種の粘液の混合装置の一実施例を示し、図1は2液混
合型接着剤用混合機の後部の断面図、図2は2液混合型
接着剤用混合機の先部の断面図、図3は2液混合型接着
剤用混合機の停止中の後部の断面図、図4は混合杆の一
部の正面図、図5は2液混合型接着剤用混合機の正面図
である。
【0006】実施例は2液混合型接着剤の混合用の混合
機Aに本発明を適用したもので、混合機Aは本体1にノ
ズル材2を着脱自在に組付けて構成したもので、本体1
には先端側に設けた排出口3,3′を介して前記ノズル
材2に設けた仲介路4,4′に連通する第一、第二の収
納室5,5′を設け、第一収納室5には主剤を、第二収
納室5′には硬化剤を収納するようにしてあり、これら
は必要に応じて本体1よりノズル材2を取り外して前記
排出口3,3′を通じて収納室5,5′に充填するよう
になっている。
【0007】各収納室5,5′には押圧材6の先端に備
えた押圧子6a,6a′を収納室5,5′の内壁に密接
するようにして摺嵌し、押圧材6は、先端に押圧子6
a,6a′を設けた押圧杆6b,6b′の前記収納室
5,5′より導出した後端を雌螺子材6cで連結して構
成したもので、この押圧材6の雌螺子材6cには螺杆7
を螺合貫通させてある。
【0008】なお、押圧材6は一方の押圧杆6bの後端
に突子6dを備え、該突子6dは本体1の案内長孔18
に係合してある。
【0009】螺杆7は、先端を押圧材6の前記押圧杆6
b,6b′間に介在して前記本体1内に設けたモータ匣
8に、後端を本体1の後壁1aにそれぞれ支持させて回
動自在に本体1に収設したもので、この螺杆7の後部側
には変速機構9に連動する従動歯車10を取付けてあ
る。
【0010】なお、実施例では、螺杆7の先端部および
後端部に螺子を刻設していないが、これは、押圧材6の
雌螺子材6cが該先端部又は後端部に至って螺杆7との
螺合関係を中断させるためで、これらが螺合関係の状態
にあるままであると、押圧材6は強制的に移動を阻止さ
れる結果となり、第二モータ11にトルクリミッター機
構を設けていないことからモータ11や従動歯車10や
変速機構9等の歯車群が損傷する。突子6dを案内長孔
18に前記の通り係合してあるのは、螺杆7の後端部又
は先端部において押圧材6の雌螺子材6cが螺杆7との
螺合関係を中断したとき、突子6dを案内長孔18に沿
って前後に移動させて再び螺合関係におくためである。
【0011】前記変速機構9は、前記後壁1a内に収設
した歯車群で構成し、一側は前記従動歯車10に噛み合
い、他の一側はモータ軸11aに取付けた駆動歯車12
に噛み合わせてある。モータ軸11aを備えた第二モー
タ11は、本体1に設けたモータ室34に収容し、スイ
ッチ杆13aが第二接点14に接することにより作動す
るようにしてある。
【0012】スイッチ杆13aを備えたスイッチボタン
13は、本体1の把手15の基部に出没自在に組付け、
コイルスプリング16に抗して押圧することにより、ス
イッチ杆13aが第一接点17と前記第二接点14に順
次接し、第一モータ19および第二モータ11が動作す
るようになっている。
【0013】なお、20は前記把手15に取り出し自在
に収納したモータ用のバッテリーである。
【0014】第一モータ19は前記モータ匣8に収設
し、該第一モータ19の軸杆21をモータ匣8より導出
して前記第一収納室5と第二収納室5′の間に介在した
支持筒22に挿通して軸受け36で保持し、該軸杆21
の先端に連結子23を取付け、この連結子23に、混合
杆24の基部24aを着脱自在に連結してある。
【0015】混合杆24は、2本の鋼線24A,24A
を撚り合わせ、適所にリング状部24bを設けると共
に、周側には前記第一モータ19による混合杆24の回
動方向と同方向の(例えば、混合杆24が右回動すると
すれば右回り方向の)螺旋溝25を備え、前記ノズル材
2に設けた混合路26に挿通させてある。
【0016】混合路26は注出口27を介して外界と連
通し、混合杆24との間にわずかな隙間が生じる程度の
内径を、すなわち、混合杆24の回動により混合路26
内の前記主剤等に旋回流が生じる程度の内径を備えたも
ので、第一収納室5側の仲介路4と第二収納室5′側の
仲介路4′を混合機A前後方向に連通位置をずらせてそ
れぞれ連通させてあり、第二収納室5′側の仲介路4′
は切替弁28を介して混合路26に連通する一方、排出
路29を介して外界と連通させてある。
【0017】切替弁28は摘み28aを操作することに
よって動作し、第二収納室5′側の仲介路4′を、混合
路26又は排出路29に選択的に連通させるようになっ
ている。
【0018】なお、ノズル材2は凹入部30,30′に
排出口3,3′を構成する排出筒3a,3a′を係合
し、かつ、ノズル材2の本体1に接合される側で、混合
杆24は混合杆24の直径よりごく僅かに内径の大きい
軸受け35により保持され、基部24aを連結子23に
係合することによって本体1に組み付けられ、組付け状
態は、スプリング31の付勢に抗して回動する係止片3
2の先端をノズル材2の肩部2aに係止することによっ
て維持するようにしてある。
【0019】なお、33は第二モータ11を逆回転する
ための切替スイッチであ。
【0020】しかして、スイッチボタン13を押圧する
と、スイッチ杆13aが第一接点17に接し、この結果
第一モータ19が作動し、軸杆21に連動するように連
結した混合杆24は回動する。
【0021】スイッチボタン13をさらに押圧すると、
スイッチ杆13aは第二接点14に接し、この結果、切
替スイッチ33により正方向に回動するように設定して
ある第二モータ11が動作し、螺杆7は変速機構9を介
して回動する。
【0022】螺杆7には押圧材6の雌螺子材6cを螺合
してあるので、螺杆7の回動により押圧材6は強制的に
前進し(切替スイッチ33により逆方向に回動設定すれ
ば押圧材6は後退し、この後退操作は主剤等を収納室
5,5′に充填する際に行う)、第一収納室5に摺嵌し
た押圧子6aは主剤を押圧し、排出口3および仲介路4
を介して混合路26に送り込み、また、第二収納室5′
に摺嵌した押圧子6a′は硬化剤を押圧して、硬化剤を
排出口3′および仲介路4′を介して混合路26内に送
り込む。
【0023】混合路26において、混合杆24が回動し
ているため、主剤と硬化剤は互いに混合され、接着剤と
なって注出口27より注出される。
【0024】そして、必要量の接着剤を得た後、摘み2
8aを操作することによって切替弁28を切替えて、第
二収納室5′側の仲介路4′を排出路29に連通させる
と、硬化剤の混合路26への流入が阻止され、混合路2
6へは主剤のみが流入する状態となる。
【0025】この状態で、第一、第二の各モータ19,
11の作動を続行すると、混合路26には主剤だけが流
入し続け、混合路26中に残存していた硬化剤と混合さ
れつつ排出され、混合路26中には最終的には主剤のみ
が残存し(この間、硬化剤は、排出路29を経て外界へ
排出される)、硬化剤と混合されていないため、混合路
26内で硬化することなく、混合路26および排出路2
9を外界と遮断する蓋体をノズル材2に組付けることに
より、次の利用まで保管しておくのである。
【0026】なお、混合杆24を単なる直棒杆で構成
し、混合杆24がノズル材2と接触する部分に、混合杆
24にできるだけ緊密に接触した軸受けを装着し、混合
路26内の空気や主剤が漏れないように工夫した装置を
用いると、主剤と硬化剤は混合されて注出口27だけに
排出される。これは、混合路26の中で、主剤等がいわ
ば旋回流が生じて(旋回移動して)混合されるからと思
われる。
【0027】この場合、混合の効率は実施例より若干劣
るため、完全に混合するためには、混合路26と混合杆
24を実施例よりも幾分長いものを用いる必要がある。
【0028】また、実施例のように周側に螺旋溝25を
施した混合杆24を用いた場合、混合杆24のノズル材
2との接触部分に直棒杆の場合のような完全に密閉され
た軸受けを装着しなくても、逆流は認められず、主剤と
硬化剤は完全に混合され注出口27より円滑に排出され
た。これは、螺旋溝の存在により粘液の流れ方向が一定
になるからと思われる。
【0029】なおまた、図面で示すごとく、リング状部
24bを設けたところ、主剤と硬化剤は尚一層確実に混
合されることが判明した。
【0030】本発明装置は、2液混合型接着剤に限ら
ず、所謂粘液を混合する際に適用できる。また、2種の
粘液に限らず、3種以上の粘液の混合にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
機械的操作によって自動的に混合粘液を得ることがで
き、また、混合杆の周側に螺旋溝を設けたことにより、
混合操作中に混合粘液が逆流することがなく一定方向に
流れ、混合操作を確実に行うことができる。
【0032】さらに、混合路に対して一つの仲介路のみ
を導通することができるので、混合操作後、混合路内に
一つの被混合粘液のみを残存させておくことができ、混
合させたままにしておく不都合さを解消し、次段におい
ても混合操作を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2液混合型接着剤用混合機の後部の断面図。
【図2】2液混合型接着剤用混合機の先部の断面図。
【図3】2液混合型接着剤用混合機の停止中の後部の断
面図。
【図4】混合杆の一部の正面図。
【図5】2液混合型接着剤用混合機の正面図。
【符号の説明】
4,4′ 仲介路 5 第一収納室 5′ 第二収納室 24 混合杆 25 螺旋溝 26 混合路 27 注出口 28 切替弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被混合粘液用の収納室を備え、各
    収納室を仲介路を介して先端を注出口とした混合路に連
    通せしめ、混合路の軸線上には混合路内の被混合粘液を
    混合する混合杆を回動自在に装置した、2液混合型接着
    剤等複数種の粘液の混合装置。
  2. 【請求項2】 混合杆の周側に該混合杆の回動方向と同
    方向の螺旋溝を設けた、請求項1記載の2液混合型接着
    剤等複数種の粘液の混合装置。
  3. 【請求項3】 混合路への粘液の流入を阻止する切替弁
    を、少くも一つの仲介路を除く他の仲介路に設けた、請
    求項1又は2記載の2液混合型接着剤等複数種の粘液の
    混合装置。
JP6255042A 1994-10-20 1994-10-20 2液混合型接着剤等複数種の粘液の混合装置 Pending JPH08117579A (ja)

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