JPH08115680A - Ｄｃ型プラズマディスプレイパネル - Google Patents
Ｄｃ型プラズマディスプレイパネルInfo
- Publication number
- JPH08115680A JPH08115680A JP6249015A JP24901594A JPH08115680A JP H08115680 A JPH08115680 A JP H08115680A JP 6249015 A JP6249015 A JP 6249015A JP 24901594 A JP24901594 A JP 24901594A JP H08115680 A JPH08115680 A JP H08115680A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- anode
- auxiliary
- discharge cells
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工精度の余裕が大きく、かつ高精細化に適
した構造にする。 【構成】 前面板１および背面板２に複数の電極が設け
られ、両基板が互いに平行かつ対向するように配設され
ることにより、この両基板の間に設けられた表示要素と
しての複数の放電セルを有し、表示放電セル９に隣接し
て設けられた補助放電セル１０を利用して点灯表示を行
うＤＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、表示放
電セル９に設ける表示陽極母線４と補助放電セル１０に
設ける補助陽極５を絶縁層７を介して形成する。表示陽
極母線４と補助陽極５を異なる層に独立して形成するた
め、加工精度の余裕が大きくなり、かつ高精細化に伴う
抵抗形成領域の減少を最小限に抑えることができる。
した構造にする。 【構成】 前面板１および背面板２に複数の電極が設け
られ、両基板が互いに平行かつ対向するように配設され
ることにより、この両基板の間に設けられた表示要素と
しての複数の放電セルを有し、表示放電セル９に隣接し
て設けられた補助放電セル１０を利用して点灯表示を行
うＤＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、表示放
電セル９に設ける表示陽極母線４と補助放電セル１０に
設ける補助陽極５を絶縁層７を介して形成する。表示陽
極母線４と補助陽極５を異なる層に独立して形成するた
め、加工精度の余裕が大きくなり、かつ高精細化に伴う
抵抗形成領域の減少を最小限に抑えることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス放電を利用して自
発光形式のフラットディスプレイパネルであるＤＣ型の
プラズマディスプレイパネル（以下、ＰＤＰと記す）に
関するものである。
発光形式のフラットディスプレイパネルであるＤＣ型の
プラズマディスプレイパネル（以下、ＰＤＰと記す）に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、フラットディスプレイのカラー化
に関する研究が盛んに行われているが、大型のものとし
てはＰＤＰが最も有力視されている。中でもＤＣ型ＰＤ
ＰはＡＣ型ＰＤＰに比べて構造が簡単であり、しかも製
作が比較的容易であることから大型化に対して極めて有
利なものとして注目されている。さらに、補助放電セル
からのプライミング効果を有効に利用するものも提案さ
れており、このタイプのものは画質を損なうことなく極
めて優れた高速応答性を有しており、最近では高階調の
フルカラー表示も実現されている。
に関する研究が盛んに行われているが、大型のものとし
てはＰＤＰが最も有力視されている。中でもＤＣ型ＰＤ
ＰはＡＣ型ＰＤＰに比べて構造が簡単であり、しかも製
作が比較的容易であることから大型化に対して極めて有
利なものとして注目されている。さらに、補助放電セル
からのプライミング効果を有効に利用するものも提案さ
れており、このタイプのものは画質を損なうことなく極
めて優れた高速応答性を有しており、最近では高階調の
フルカラー表示も実現されている。
【０００３】図１はこの文献に示されているＤＣ型ＰＤ
Ｐの一構成例を表わしており、同図（ａ）はパネル前面
からの透視図、同図（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｙにおける断
面図である。
Ｐの一構成例を表わしており、同図（ａ）はパネル前面
からの透視図、同図（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｙにおける断
面図である。
【０００４】このＤＣ型ＰＤＰは前面板１と背面板２の
２枚の基板で構成され、前面板１に設置された陰極３
と、背面板２に設置された表示陽極母線４と補助陽極５
が、互いに直交するように形成されている。補助陽極５
は隣接する２本の表示陽極母線４の間に位置している。
表示陽極母線４は線状陽極４ａとこの線状陽極４ａから
垂直横方向に伸びた陽極分岐部４ｂで構成され、陽極分
岐部４ｂに抵抗素子６の一端が連結されている。表示陽
極母線４及び抵抗素子６の上には絶縁層７が積層されて
おり、この絶縁層７の上に設けられた陽極端子８が抵抗
素子６の他端と連結されている。すなわち、陽極端子８
は抵抗素子６を介して表示陽極母線４と電気的に接続さ
れている。表示放電セル９および補助放電セル１０は背
面板２上の絶縁層７上に形成された障壁１１で規定され
ており、各表示放電セル９内に陽極端子８が位置し、各
放電表示セル１０内に補助陽極５が位置し、かつ、陰極
３が各表示放電セル９の中心付近を横切っている。そし
て、陰極３と表示陽極母線４との間に所定の電圧を印加
すると、抵抗素子６を介して表示放電陽極８に電流が流
れ、表示放電セル９内に放電が発生し、この放電で発生
する紫外線でＲＧＢ三色の蛍光体を発光させるようにな
っている。この発光は前面板１を通して外部に放射され
フルカラーの画像表示が行われる。この場合、補助陽極
５は表示放電セル９に放電の種火となる荷電粒子を障壁
１１上部のプライミングスリット１２を通して供給する
役目をもつ。なお、絶縁層７は場合によっては白バック
層としても機能する。このタイプのＤＣ型ＰＤＰでは、
抵抗素子１０の働きで電流制御を行うため、効率が向上
し、さらに陰極３のスパッタリングによる輝度劣化を防
ぎパネル寿命を長くできる利点がある。
２枚の基板で構成され、前面板１に設置された陰極３
と、背面板２に設置された表示陽極母線４と補助陽極５
が、互いに直交するように形成されている。補助陽極５
は隣接する２本の表示陽極母線４の間に位置している。
表示陽極母線４は線状陽極４ａとこの線状陽極４ａから
垂直横方向に伸びた陽極分岐部４ｂで構成され、陽極分
岐部４ｂに抵抗素子６の一端が連結されている。表示陽
極母線４及び抵抗素子６の上には絶縁層７が積層されて
おり、この絶縁層７の上に設けられた陽極端子８が抵抗
素子６の他端と連結されている。すなわち、陽極端子８
は抵抗素子６を介して表示陽極母線４と電気的に接続さ
れている。表示放電セル９および補助放電セル１０は背
面板２上の絶縁層７上に形成された障壁１１で規定され
ており、各表示放電セル９内に陽極端子８が位置し、各
放電表示セル１０内に補助陽極５が位置し、かつ、陰極
３が各表示放電セル９の中心付近を横切っている。そし
て、陰極３と表示陽極母線４との間に所定の電圧を印加
すると、抵抗素子６を介して表示放電陽極８に電流が流
れ、表示放電セル９内に放電が発生し、この放電で発生
する紫外線でＲＧＢ三色の蛍光体を発光させるようにな
っている。この発光は前面板１を通して外部に放射され
フルカラーの画像表示が行われる。この場合、補助陽極
５は表示放電セル９に放電の種火となる荷電粒子を障壁
１１上部のプライミングスリット１２を通して供給する
役目をもつ。なお、絶縁層７は場合によっては白バック
層としても機能する。このタイプのＤＣ型ＰＤＰでは、
抵抗素子１０の働きで電流制御を行うため、効率が向上
し、さらに陰極３のスパッタリングによる輝度劣化を防
ぎパネル寿命を長くできる利点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記したＤＣ型ＰＤＰ
では、高速応答性を確保するために、補助放電によるプ
ライミング効果が必須であり、また寿命を伸ばすために
は各表示放電セル６に電流制限用の抵抗素子１０が必要
である。この結果、基板上に形成された抵抗素子１０を
避けて表示陽極母線４および補助陽極５を設けている
が、従来はこの表示陽極母線４と補助陽極５を基板上に
同時に形成しているため、高い加工精度が要求されてお
り、さらに高精細化を図ることが困難になっている。
では、高速応答性を確保するために、補助放電によるプ
ライミング効果が必須であり、また寿命を伸ばすために
は各表示放電セル６に電流制限用の抵抗素子１０が必要
である。この結果、基板上に形成された抵抗素子１０を
避けて表示陽極母線４および補助陽極５を設けている
が、従来はこの表示陽極母線４と補助陽極５を基板上に
同時に形成しているため、高い加工精度が要求されてお
り、さらに高精細化を図ることが困難になっている。
【０００６】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、加工精度の余
裕が大きく、かつ高精細化に適した構造のＤＣ型ＰＤＰ
を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、加工精度の余
裕が大きく、かつ高精細化に適した構造のＤＣ型ＰＤＰ
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のＤＣ型ＰＤＰは、前面板および背面板に
複数の電極が設けられ、両基板が互いに平行かつ対向す
るように配設されることにより、この両基板の間に設け
られた表示要素としての複数の放電セルを有し、表示放
電セルに隣接して設けられた補助放電セルを利用して点
灯表示を行うＤＣ型ＰＤＰにおいて、表示放電セルに設
ける表示陽極母線と補助放電セルに設ける補助陽極を絶
縁層を介して形成したことを特徴とするものである。
めに、本発明のＤＣ型ＰＤＰは、前面板および背面板に
複数の電極が設けられ、両基板が互いに平行かつ対向す
るように配設されることにより、この両基板の間に設け
られた表示要素としての複数の放電セルを有し、表示放
電セルに隣接して設けられた補助放電セルを利用して点
灯表示を行うＤＣ型ＰＤＰにおいて、表示放電セルに設
ける表示陽極母線と補助放電セルに設ける補助陽極を絶
縁層を介して形成したことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】上述の構成からなる本発明のＤＣ型ＰＤＰで
は、表示陽極母線と補助陽極を異なる層に独立して形成
するため、加工精度の余裕が大きくなり、かつ高精細化
に伴う抵抗形成領域の減少を最小限に抑えることが可能
となる。
は、表示陽極母線と補助陽極を異なる層に独立して形成
するため、加工精度の余裕が大きくなり、かつ高精細化
に伴う抵抗形成領域の減少を最小限に抑えることが可能
となる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１０】図２は本発明に係るＤＣ型ＰＤＰの一構成
例を示すもので、同図（ａ）はパネル前面からの透視
図、同図（ｂ）は図（ａ）のＸ−Ｙにおける断面図であ
る。
例を示すもので、同図（ａ）はパネル前面からの透視
図、同図（ｂ）は図（ａ）のＸ−Ｙにおける断面図であ
る。
【００１１】図に示されるように、本実施例のＤＣ型Ｐ
ＤＰは前面板１および背面板２の２枚の基板で構成さ
れ、前面板１上に直線状の陰極３が配置されている。背
面板２上には、線状陽極４ａと陽極分岐部４ｂとからな
る表示陽極母線４と、この陽極分岐部４ｂにその一端を
連結された抵抗素子６が配置され、その上に絶縁層７が
積層されており、さらにその上に直線状の補助陽極５と
矩形状の表示放電陽極８が配置されている。このうち表
示放電陽極８は抵抗素子６の他端と連結されている。す
なわち、表示放電陽極８は抵抗素子６を介して表示陽極
母線４と電気的に接続されている。そして、従来の技術
で述べたパネルと同様、表示放電セル９および補助放電
セル１０は背面板２上の絶縁層７上に形成された障壁１
１で規定されており、各表示放電セル９内に表示放電陽
極８が位置し、各放電表示セル１０内に補助陽極５が位
置し、かつ、陰極３が各表示放電セル９の中心付近を横
切っている。
ＤＰは前面板１および背面板２の２枚の基板で構成さ
れ、前面板１上に直線状の陰極３が配置されている。背
面板２上には、線状陽極４ａと陽極分岐部４ｂとからな
る表示陽極母線４と、この陽極分岐部４ｂにその一端を
連結された抵抗素子６が配置され、その上に絶縁層７が
積層されており、さらにその上に直線状の補助陽極５と
矩形状の表示放電陽極８が配置されている。このうち表
示放電陽極８は抵抗素子６の他端と連結されている。す
なわち、表示放電陽極８は抵抗素子６を介して表示陽極
母線４と電気的に接続されている。そして、従来の技術
で述べたパネルと同様、表示放電セル９および補助放電
セル１０は背面板２上の絶縁層７上に形成された障壁１
１で規定されており、各表示放電セル９内に表示放電陽
極８が位置し、各放電表示セル１０内に補助陽極５が位
置し、かつ、陰極３が各表示放電セル９の中心付近を横
切っている。
【００１２】このように、補助放電セル１０内の補助陽
極５を絶縁層７の上に配置しているので、背面板２上に
は電極のうちの表示陽極母線４のみを形成すればよく、
したがって加工精度の余裕が生まれ、容易に電極を形成
することができる。
極５を絶縁層７の上に配置しているので、背面板２上に
は電極のうちの表示陽極母線４のみを形成すればよく、
したがって加工精度の余裕が生まれ、容易に電極を形成
することができる。
【００１３】上記の構成からなる本実施例のパネルと従
来の技術で述べたパネルを比較すると、補助放電セル１
０内の補助陽極５が絶縁層７の上に位置している点では
異なるが、各構成要素は従来の技術のパネルと同一の働
きをし動作も同様である。すなわち、陰極３と表示陽極
母線４との間に所定の電圧を印加すると、抵抗素子６を
介して表示放電陽極８に電流が流れ、表示放電セル９内
に放電が発生し、この放電で発生する紫外線でＲＧＢ三
色の蛍光体を発光させ、この発光が前面板１を通して外
部に放射されフルカラーの画像表示が行われる。この場
合、補助陽極５が表示放電セル９に放電の種火となる荷
電粒子を障壁１１上部のプライミングスリット１２を通
して供給する点も同じである。
来の技術で述べたパネルを比較すると、補助放電セル１
０内の補助陽極５が絶縁層７の上に位置している点では
異なるが、各構成要素は従来の技術のパネルと同一の働
きをし動作も同様である。すなわち、陰極３と表示陽極
母線４との間に所定の電圧を印加すると、抵抗素子６を
介して表示放電陽極８に電流が流れ、表示放電セル９内
に放電が発生し、この放電で発生する紫外線でＲＧＢ三
色の蛍光体を発光させ、この発光が前面板１を通して外
部に放射されフルカラーの画像表示が行われる。この場
合、補助陽極５が表示放電セル９に放電の種火となる荷
電粒子を障壁１１上部のプライミングスリット１２を通
して供給する点も同じである。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のＤＣ型Ｐ
ＤＰは、表示放電セルに設ける表示陽極母線と補助放電
セルに設ける補助陽極の位置関係に着目し、両者を絶縁
層を介して形成するように構成したので、従来のパネル
のように同一面上で両者を形成する必要がなく、したが
って加工精度の余裕が大きくなり、さらには抵抗形成領
域の減少を最小限に抑えて高精細化に適した構造にする
ことができる。
ＤＰは、表示放電セルに設ける表示陽極母線と補助放電
セルに設ける補助陽極の位置関係に着目し、両者を絶縁
層を介して形成するように構成したので、従来のパネル
のように同一面上で両者を形成する必要がなく、したが
って加工精度の余裕が大きくなり、さらには抵抗形成領
域の減少を最小限に抑えて高精細化に適した構造にする
ことができる。
【図１】従来のＤＣ型プラズマディスプレイパネルの構
造の概略図を表すもので、同図（ａ）はパネル前面から
の透視図、同図（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｙにおける断面図
である。
造の概略図を表すもので、同図（ａ）はパネル前面から
の透視図、同図（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｙにおける断面図
である。
【図２】本発明に係るＤＣ型プラズマディスプレイパネ
ルの一構成例を示すもので、同図（ａ）はパネル前面か
らの透視図、同図（ｂ）は図（ａ）のＸ−Ｙにおける断
面図である。
ルの一構成例を示すもので、同図（ａ）はパネル前面か
らの透視図、同図（ｂ）は図（ａ）のＸ−Ｙにおける断
面図である。
１ 前面板 ２ 背面板 ３ 陰極 ４ 表示陽極母線 ５ 補助陽極 ６ 抵抗素子 ７ 絶縁層 ８ 表示放電陽極 ９ 表示放電セル １０ 補助放電セル １１ 障壁 １２ プライミングスリット
Claims (1)
- 【請求項１】 前面板および背面板に複数の電極が設け
られ、両基板が互いに平行かつ対向するように配設され
ることにより、この両基板の間に設けられた表示要素と
しての複数の放電セルを有し、表示放電セルに隣接して
設けられた補助放電セルを利用して点灯表示を行うＤＣ
型プラズマディスプレイパネルにおいて、表示放電セル
に設ける表示陽極母線と補助放電セルに設ける補助陽極
を絶縁層を介して形成したことを特徴とするＤＣ型プラ
ズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6249015A JPH08115680A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | Ｄｃ型プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6249015A JPH08115680A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | Ｄｃ型プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08115680A true JPH08115680A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17186743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6249015A Pending JPH08115680A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | Ｄｃ型プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08115680A (ja) |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP6249015A patent/JPH08115680A/ja active Pending
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