JPH08110812A - 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置 - Google Patents

発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置

Info

Publication number
JPH08110812A
JPH08110812A JP24559894A JP24559894A JPH08110812A JP H08110812 A JPH08110812 A JP H08110812A JP 24559894 A JP24559894 A JP 24559894A JP 24559894 A JP24559894 A JP 24559894A JP H08110812 A JPH08110812 A JP H08110812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
data
unit
file
record
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24559894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Takagi
木 恭 高
Yukio Miura
浦 幸 雄 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24559894A priority Critical patent/JPH08110812A/ja
Publication of JPH08110812A publication Critical patent/JPH08110812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニットが停止してから起動するまでは停止
時の実績データを入出力装置に表示出力し、起動完了後
は一連の停止時および起動時の実績データを同時に表示
または出力することができるようにする。 【構成】 発電プラントの停止および起動の各スケジュ
ール実績データを受信しそれぞれ第1および第2のファ
イル(F1,F2)に保存し、第1のファイル(F1)
から停止スケジュール実績データを読み込み、第3のフ
ァイル(F3)への保存を介して第4のファイル(F
4)に収録し、起動スケジュール実績データの受信時に
直前の停止スケジュール実績データを第4のファイル
(F4)から読み込み、前者を後者に付加しユニット停
止起動実績データとして第3のファイル(F3)に保存
し、さらに第4のファイル(F4)に一連のユニット停
止起動実績データとして収録する。第4のファイル(F
4)から停止起動実績データを読み込んで入出力装置
(I/O)に表示出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラントにおける
ユニット停止起動実績管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電プラントにおける従来のユニット停
止起動実績管理装置においては、停止スケジュール実績
データおよび起動スケジュール実績データの両方を一つ
の停止起動スケジュール実績データとして、ユニット起
動完了時に発電プラントから受信し、そのデータをユニ
ット停止起動実績データとして収録し、入出力装置に表
示または出力するのが一般的である。
【0003】また別の方式による実績管理装置では、ユ
ニット停止完了時に停止スケジュール実績データを受信
して、そのデータをユニット停止実績データとして収録
し、ユニット起動完了時に起動スケジュール実績データ
を受信して、そのデータをユニット起動実績データとし
て収録する。収録したユニット停止実績データおよびユ
ニット起動実績データは表示出力装置に別々に表示また
は出力する。
【0004】ユニットの停止起動モードには深夜停止起
動(以下、「DSS」という)や週末停止起動(以下、
「WES」という)等のパターンがあり、さらにWES
の場合はプラントの停止条件によりホットバンキング
(ボイラの熱を保有するユニット停止)および強制冷却
(強制的にボイラを冷却するユニット停止)に分類され
る。DSSの停止時間には8時間、10時間、12時
間、および14時間の各パターンがあり、WESの停止
時間には32時間以下、32時間超過(32時間以上、
72時間以下)、および72時間の各パターンがある。
しかしながら、従来の装置では停止時のイベント(出力
降下、解列、停止完了、等)や起動時のイベント(真空
上昇、点火、タービン起動、並列、給電指令、起動完
了、等)の計画時刻を発電プラントから受信して入出力
装置に帳表形式で表示または出力するだけで、停止時お
よび起動時における発電出力の計画変動を1パターンの
固定グラフで表示または出力する。
【0005】従来の実績管理装置では、ユニットの停止
条件(タービン停止時の主蒸気圧力、主蒸気温度、第1
段内面メタル温度等)および起動条件(タービン起動時
の主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段内面メタル温度、ミ
スマッチ温度等)を、発電プラントから受信した実績値
を入出力装置に表示または出力するが、これらの計画値
については表示または出力をしない。
【0006】また従来の実績管理装置では、停止時や起
動時のイベントの実績時刻を発電プラントから受信して
入出力装置に帳表形式で表示または出力し、停止時およ
び起動時における発電出力の計画変動を計画グラフで表
示または出力するが、停止時および起動時における発電
出力や他のデータに関する実際の変動を実績グラフとし
て表示または出力することはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユニット停止起動実績管理装置では、停止スケジュール
実績データおよび起動スケジュール実績データをユニッ
ト起動完了時に発電プラントから受信してユニット停止
起動実績データを作成するため、ユニット停止から起動
するまでの期間(DSSの場合で8〜14時間、WES
の場合14〜72時間以上、定期点検の場合は1〜6箇
月間)は、既に完了している停止時の実績データを入出
力装置に表示または出力することができない。このた
め、発電プラントの操作員は、ユニット停止期間中は、
停止時の実績データを確認することができず、停止時の
操作ミスや発電プラントの機器故障等の問題が発生した
場合には、問題の発見はユニット起動完了後になり、次
回のユニット停止まで発電プラント機器の修理等の対応
を実施することが不可能になる。
【0008】また、ユニット停止完了時に停止スケジュ
ール実績データを受信し、ユニット起動完了時に起動ス
ケジュール実績データを受信し、ユニット停止実績デー
タおよびユニット起動実績データとして別々に収録する
従来の装置では、ユニット停止実績データおよびユニッ
ト起動実績データを別々に入出力装置に表示または出力
するため、一連の停止・起動データとして扱うべきとこ
ろを、発電プラントの操作員が誤って異なる組み合わせ
の停止・起動データとして確認し管理してしまう懸念が
ある。
【0009】また従来の装置では、停止時および起動時
のイベントの計画時刻を入出力装置に帳表形式で表示ま
たは出力し、停止時および起動時における発電出力の計
画変動を1パターンの固定グラフで表示または出力する
ため、DSSやWES等の停止起動モードによって異な
るイベント発生の計画や発電出力の変動計画を発電プラ
ントの操作員が誤認する虞がある。
【0010】また従来の装置では、ユニットの停止条件
および起動条件の実績値のみを入出力装置に表示または
出力するため、発電プラントの操作員はDSSやWES
の停止起動モードにて異なる停止条件および起動条件の
計画値と実績値の相違をその場で容易に把握することが
できず、ユニット停止時や起動時に操作ミスや発電プラ
ントの機器故障等の問題が発生した場合には、その対応
が遅れてしまう懸念がある。
【0011】さらにまた従来の装置では、ユニット停止
時および起動時の発電出力を計画グラフのみを入出力装
置に表示または出力するだけなので、計画グラフと実績
値の相違や発電出力や他のプラントデータから発電プラ
ントの実際の変動を把握することができず、ユニット停
止時や起動時に操作ミスや発電プラントの機器故障等の
問題が発生した場合には、その対応が遅れてしまう虞が
ある。
【0012】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであって、その目的とするところは、ユニットが停止
してから起動するまでは停止時の実績データを入出力装
置に表示または出力することができ、起動完了後には一
連の停止時および起動時の実績データを同時に表示また
は出力することができるようにすることである。
【0013】本発明の他の目的は、複数のパターンを有
する発電出力等の停止計画グラフおよび起動計画グラフ
を、停止起動モードに対応して入出力装置に表示または
出力することができるようにすることである。
【0014】本発明のさらに他の目的は、複数のパター
ンがある主蒸気圧力等の停止条件および起動条件の計画
値を、停止起動モードに対応して入出力装置に表示また
は出力することができるようにすることである。
【0015】本発明のさらに他の目的は、発電機出力等
の停止計画グラフおよび起動計画グラフを入出力装置に
表示または出力すると共に、実際の変動を示す停止実績
グラフおよび起動実績グラフを表示または出力すること
ができるようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るユニット停止起動実績管理
装置は、第1ないし第4のファイルと、発電プラントの
ユニット停止および起動に際して発電プラントから伝送
される停止スケジュール実績データおよび起動スケジュ
ール実績データを受信し、停止スケジュール実績データ
を第1のファイルに保存し、起動スケジュール実績デー
タを第2のファイルに保存するデータ受信手段と、第1
のファイルから停止スケジュール実績データを読み込
み、次の起動が行われるまではその停止スケジュール実
績データから、また次の起動が行われて起動スケジュー
ル実績データを受信したときはその受信時にそれに先立
つ直前の停止時の停止スケジュール実績データに付加し
て、それぞれユニット停止起動実績データを作成して第
3のファイルに保存するデータ作成手段と、第3のファ
イルからユニット停止起動実績データを読み込み、過去
の一連のユニット停止起動実績データと共に第4のファ
イルにユニット停止起動実績データとして収録するユニ
ット停止起動実績データ収録手段と、第4のファイルに
収録されたユニット停止起動実績データを入出力装置に
表示出力する表示出力制御手段とを備えたものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のユニッ
ト停止起動実績管理装置において、ユニットの停止計画
グラフデータおよび起動計画グラフデータを保存してい
る停止起動計画グラフデータテーブルをさらに備え、表
示出力制御手段が第4のファイルからユニット停止起動
実績データを読み込むと共に停止起動計画グラフデータ
テーブルから停止計画グラフデータおよび起動計画グラ
フデータを読み込み入出力装置に表示出力するようにし
たものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1記載のユニッ
ト停止起動実績管理装置において、ユニットの停止条件
データおよび起動条件データを保存している停止起動条
件テーブルをさらに備え、表示出力制御手段が第4のフ
ァイルからユニット停止起動実績データを読み込むと共
に停止起動条件テーブルから停止条件データおよび起動
条件データを読み込み入出力装置に表示出力するように
したものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1記載のユニッ
ト停止起動実績管理装置において、ユニットの停止計画
グラフデータおよび起動計画グラフデータを保存してい
る停止起動計画グラフデータテーブルと、ユニットの停
止条件データおよび起動条件データを保存している停止
起動条件テーブルとをさらに備え、表示出力制御手段
が、第4のファイルからユニット停止起動実績データを
読み込むと共に、停止起動計画グラフデータテーブルか
ら停止計画グラフデータおよび起動計画グラフデータ
を、また、停止起動条件テーブルから停止条件データお
よび起動条件データをそれぞれ読み込み、入出力装置に
表示出力するようにしたものである。
【0020】
【作用】請求項1によるユニット停止起動実績管理装置
においては、ユニット停止時にデータ受信手段により受
信した停止スケジュール実績データからデータ作成手段
によりユニット停止起動実績データを作成して、ユニッ
ト停止起動実績データ収録手段により収録し、これを表
示出力手段により入出力装置に表示または出力する。ま
た、ユニット起動時にデータ受信手段により受信した起
動スケジュール実績データをデータ作成手段により収録
済のユニット停止起動実績データに付加して、ユニット
停止起動実績データ収録手段により収録し、これを表示
出力手段により入出力装置に表示または出力する。これ
により、発電プラントの運転員は、ユニットが停止して
から起動するまでは停止時の実績データを入出力装置に
表示または出力して確認することができ、起動完了後に
は一連の停止時および起動時の実績データを同時に表示
または出力して確認することができる。
【0021】請求項2によるユニット停止起動実績管理
装置においては、表示出力手段により停止起動計画グラ
フデータテーブルから、停止起動モードに対応した停止
計画グラフデータおよび起動計画グラフデータを読み込
み、入出力装置にグラフとして表示または出力する。こ
れにより、発電プラントの運転員は、停止起動モードに
対応した発電出力等の停止計画グラフおよび起動計画グ
ラフを入出力装置に表示または出力することで、イベン
トの発生計画や発電出力等の変動計画を確認することが
できる。
【0022】請求項3によるユニット停止起動実績管理
装置においては、表示出力手段により起動停止条件テー
ブルから、停止起動モードに対応した停止条件データお
よび起動条件データを読み込み、入出力装置に表示また
は出力する。これにより、発電プラントの運転員は、停
止起動モードに対応した停止条件および起動条件の計画
値を入出力装置に表示または出力することで、実績値と
の相違を確認することができる。
【0023】請求項4によるユニット停止起動実績管理
装置においては、データ受信手段より受信し、プラント
データ収録手段により収録したプラントデータを、デー
タ作成手段によりユニット停止起動実績データに付加
し、これをユニット停止起動実績データ収録手段により
収録し、表示出力手段により入出力装置に表示または出
力する。これにより、発電プラントの運転員は、停止計
画グラフおよび起動計画グラフと共に停止実績グラフお
よび起動実績グラフを入出力装置に表示または出力する
ことで、発電プラントの停止時および起動時における変
動計画と実際の変動の相違を確認することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のユニット停止起動実績管理装
置の実施例を図面を参照して説明する。請求項1の実施例 (構成)図1は、請求項1の実施例によるユニット停止
起動実績管理装置S1を示すものである。このユニット
停止起動実績管理装置S1は、データ受信手段M1、停
止スケジュール実績データ受信ファイルF1、起動スケ
ジュール実績データ受信ファイルF2、データ作成手段
M2、ユニット停止起動実績データ作成ファイルF3、
ユニット停止起動実績データ収録手段M3、磁気ディス
クMD1および光ディスクOD1を含んで構成されるユ
ニット停止起動実績データ収録ファイルF4と、表示出
力制御手段M4、および入出力装置I/Oからなってい
る。入出力装置I/Oは入力装置と出力装置からなり、
さらに入力装置はキーボードを含み、出力装置はCRT
(陰極線管)ディスプレイおよびプリンタを含むものと
する。
【0025】図1の管理装置における停止スケジュール
実績データ受信ファイルF1のファイル構成を図2に、
起動スケジュール実績データ受信ファイルF2のファイ
ル構成を図3に、ユニット停止起動実績データ作成ファ
イルF3のファイル構成を図4〜8に、ユニット停止起
動実績データ収録ファイルF4のファイル構成を図9/
13にそれぞれ示している。なお、図中、Pri…は2
系列中の1号機を意味し、Sec…は2号機を意味する
ものとする。図4および図9はそれぞれファイルF3,
F4の概略全体構成を示しており、それぞれテキストヘ
ッダ、停止起動モード、停止スケジュール実績データ、
および起動スケジュール実績データからなっている。図
5は図4中のテキストヘッダ31の詳細構成を、図6は
図4中の停止起動モード32の詳細構成を、図7は図4
中の停止スケジュール実績データ33の詳細構成を、図
8は起動スケジュール実績データ34の詳細構成を示す
ものである。図9に示すファイルF4も基本的にはファ
イルF3と類似のファイル構成を持っており、従ってそ
の詳細を示す図10〜13もそれぞれ図5〜8に類似し
ている。図10は図9中のテキストヘッダ41の詳細構
成を、図11は図9中の停止起動モード42の詳細構成
を、図12は図9中の停止スケジュール実績データ43
の詳細構成を、図13は起動スケジュール実績データ4
4の詳細構成を示すものである。 (作用)図示していない発電プラントのあるユニットの
運転が停止完了すると、発電プラントから伝送される停
止スケジュール実績データd1−1をデータ受信手段M
1が受信し、その受信データをデータd1−2として停
止スケジュール実績データ受信ファイルF1に保存する
(図2参照)。停止スケジュール実績データ受信ファイ
ルF1は、図2に示すように、伝送日時(伝送年月日、
伝送時分秒)、ユニット番号、停止起動モード(DSS
/WESモード、停止時間モード、WES停止モー
ド)、解列年月日(実績)、停止時のスケジュールデー
タ(解列時刻、タービントリップ時刻、解列時主蒸気圧
力、……等の計画および実績を示すデータ)から構成さ
れる。
【0026】なお、図表中の二三の項目について注釈を
加える。DSS/WESモードは、それぞれ前者をコー
ド1、後者をコード2で表現する。停止時間モードは、
例えば停止時間を8時間とする時はコード1、10時間
とする時はコード2、12時間とする時はコード3、1
4時間とする時はコード4、14〜32時間とする時は
コード5、32〜72時間とする時はコード6、72時
間以上とする時はコード7とする。WES停止モードに
ついては、ホットバンキングをコード1、強制冷却をコ
ード2とする。また、図表中、ロータ停止所要時間とい
うのは停止に際して定格回転数から停止に至るまでの所
要時間、ロータ200rpm〜停止所要時間というのは
200rpmから停止に至るまでの所要時間、最大振動
というのはタービントリップからターニングインまでの
間の最大振動時の振動、をそれぞれ意味するものとす
る。
【0027】ファイルF1に停止スケジュール実績デー
タd1−2が保存されると、データ作成手段M2はその
データをファイルF1から停止スケジュール実績データ
d1−3として読み込み、停止時のユニット停止起動実
績データd1−4を作成し、それをユニット停止起動実
績データ作成ファイルF3(図4参照)に保存する。こ
のファイルF3は、既に述べたようにテキストヘッダ3
1、起動停止モード32、停止スケジュール実績データ
33、および起動スケジュール実績データ34から構成
される。テキストヘッダ31はさらに図5に示すように
データ作成年月日、ユニット番号、解列年月日、解列時
刻、並列年月日、並列時刻の各データからなっている。
データ作成手段M2は、このファイルF3におけるテキ
ストヘッダのユニット番号、解列年月日、および解列時
刻、停止起動モードの各データ、停止スケジュール実績
データの各データを、停止スケジュール実績データdl
−3に基づいて作成し、その作成日付をテキストヘッダ
の作成年月日の項に保存する。この段階では、テキスト
ヘッダの並列年月日および並列時刻、起動スケジュール
実績データの保存領域はそれぞれブランクにしておく。
【0028】ユニット停止起動実績データ収録手段M3
は上記のようにしてファイルF3に保存されたデータを
停止時のユニット停止起動実績データd1−5として読
み込み、それをユニット停止起動実績データd1−6と
して磁気ディスクMD1上のユニット停止起動実績デー
タ収録ファイルF4に収録する。このファイルF4は、
概略を図9に示し、詳細を図10〜13に示すように、
ファイルF3と同様、テキストヘッダ41、停止起動モ
ード42、停止スケジュール実績データ43、および起
動スケジュール実績データ44から構成されている。デ
ータ収録手段M3は、各データを、ファイルF3から読
み込んだ停止時のユニット停止起動実績データd1−5
に基づいてファイルF4に収録するが、その場合、収録
した日付をテキストヘッダの収録年月日の項に保存し、
その時のデータサイズを収録サイズの項に保存する。
【0029】表示出力制御手段M4は、ファイルF4か
ら停止時のユニット停止起動実績データd1−7を読み
込み、それをユニット停止起動実績表を表すデータd1
−8として入出力装置I/OのCRTディスプレイに表
示させ、またはプリンタに出力する。
【0030】上記のユニット停止後、ユニットが起動完
了すると、発電プラントから伝送される起動スケジュー
ル実績データd1−11をデータ受信手段1が受信し、
それを受信データd1−12として起動スケジュール実
績データ受信ファイルF2に保存する。ファイルF2
は、図3に示すように、伝送日時(伝送年月日、伝送時
分秒)、ユニット番号、停止起動モード(DSS/WE
Sモード、停止時間モード、WES停止モード)、解列
年月日および時刻(実績)、起動時のスケジュールデー
タ(並列時刻、ボイラ点火時刻、タービン起動時主蒸気
圧力、……等の計画および実績)から構成される。
【0031】ファイルF2に上記データが保存される
と、データ作成手段M2はファイルF2(図3)からそ
れを起動スケジュール実績データd1−13として読み
込み、そのデータd1−13と、既に保存されているユ
ニット番号、解列年月日、解列時刻が一致する停止時の
ユニット停止起動実績データd1−10をユニット停止
起動実績データ収録ファイルF4(図9〜13)から読
み込む。さらにデータ作成手段M2は、停止時のユニッ
ト停止起動実績データd1−10のブランク部分に、フ
ァイルF2から読み込んだ起動スケジュール実績データ
d1−13を付加して、ユニット停止起動実績データd
1−14を作成し、それをユニット停止起動実績データ
作成ファイルF3に保存する。このとき、起動スケジュ
ール実績データd1−13と停止時のユニット停止起動
実績データdl−14との間で停止起動モード(DSS
/WESモード、停止時間モード、WES停止モード)
が異なる場合は、発電プラントから後で伝送された起動
スケジュール実績データd1−13を採用して、停止時
および起動時のユニット停止起動実績データd1−14
を作成する。
【0032】ユニット停止起動実績データ収録手段M3
は、ファイルF3(図4〜8)から上記の作成データを
停止時および起動時のユニット停止起動実績データd1
−15として読み込み、それをユニット停止起動実績デ
ータd1−16として、ユニット番号、解列年月日、お
よび解列時刻が一致するユニット停止起動実績データ収
録ファイルF4(図9〜13)のデータd1−6に上書
き収録する。
【0033】表示出力制御手段M4は、ファイルF4か
らその収録データを停止時および起動時のユニット停止
起動実績データd1−17として読み込み、それをユニ
ット停止起動実績表の形をした表示出力データd1−1
8として入出力装置I/OのCRTディスプレイに表示
し、またはプリンタに出力する。
【0034】データ収録手段M3は、ユニット停止起動
実績データd1−16を50個分まで磁気ディスクMD
1上のファイルF4に収録し、51個目のデータが作成
された時点で、解列年月日および解列時刻が最古である
データを光ディスクOD1上のユニット停止起動実績デ
ータ収録ファイルF4に保存する。 (効果)請求項1の実施例によれば、発電プラントの運
転員は、発電プラントのあるユニットが停止してから起
動するまでの間に、停止時の実績データを入出力装置に
表示または出力して確認することができ、起動完了後に
は一連の停止時および起動時の実績データを同時に表示
または出力して確認することができる。これによりユニ
ットの停止時や起動時に発生しやすい諸問題に対する早
期発見と早期対応が可能になるという効果がある。請求項2の実施例 (構成)図14は、請求項2の実施例によるユニット停
止起動実績管理装置S2を示すものである。このユニッ
ト停止起動実績管理装置S2は、請求項1の実施例にお
いて、停止起動計画グラフデータテーブルT1を追加
し、表示出力制御手段M5を介してそのテーブルT1を
参照し、付加的に停止計画グラフおよび起動計画グラフ
を入出力装置I/Oに表示出力するようにしたものであ
る。停止起動計画グラフデータテーブルT1の具体例を
図15および図16に示す。 (作用)図14に示す実績管理装置S2において、第4
のファイルF4にユニット停止および起動の実績データ
が収録されるまでは図1の実績管理装置S1の場合と変
わりがない。発電プラントのユニット停止完了後、停止
時のユニット停止起動実績データd1−6が磁気ディス
クMD1上のファイルF4(図4参照)に収録される。
表示出力制御手段M5は、ファイルF4から停止時のユ
ニット停止起動実績データd1−7を読み込み、このデ
ータd1−7のユニット番号、停止起動モード(DSS
/WESモード、停止時間モード、WES停止モード)
に対応する停止起動計画グラフデータd2−1(発電出
力、主蒸気圧力(MSP)、主蒸気温度(MST)、第
1段内面メタル温度(1ST)、復水器真空度(VA
C)、タービン回転数、等。図15参照)を停止起動計
画グラフデータテーブルT1から読み込む。グラフデー
タテーブルT1は、図15に詳細に例示するように、ユ
ニット、停止起動モード毎の相対時刻(グラフ起点を0
0:00とした時刻)に対応するイベント(出力降下、
解列、真空上昇、点火、タービン起動、並列、給電指
令、等)、発電出力、主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段
内面メタル温度、復水器真空度、タービン回転数のテー
ブルである。
【0035】表示出力制御手段M5は、ユニット停止起
動実績データd1−18をユニット停止起動実績表とし
て、また停止起動計画グラフデータd2−1を停止計画
グラフおよび起動計画グラフとして入出力装置I/Oの
CRT画面に表示し(後述の図37参照)、またはプリ
ンタに出力する。
【0036】停止ユニットの起動完了後、停止時および
起動時のユニット停止起動実績データd1−16が磁気
ディスクMD1上のユニット停止起動実績データ収録フ
ァイルF4に収録される。表示出力制御手段M5は、こ
のファイルF4から停止時および起動時のユニット停止
起動実績データd1−17を読み込み、このデータd1
−17のユニット番号、停止起動モードに対応する停止
起動計画グラフデータd2−1を停止起動計画グラフデ
ータテーブルT1から読み込む。さらに表示出力制御手
段M5は、ユニット停止起動実績データd1−18をユ
ニット停止起動実績表として、また停止起動計画グラフ
データd2−1を停止計画グラフおよび起動計画グラフ
として入出力装置I/OのCRT画面に表示し、または
プリンタに出力する。 (効果)図14の実施例によれば、発電プラントの運転
員は、ユニット停止起動実績データと、停止起動モード
(DSS/WESモード、停止時間モード、WES停止
モード)に対応した発電出力、主蒸気圧力、主蒸気温
度、第1段メタル内面温度、復水器真空度、タービン回
転数等の停止計画グラフおよび起動計画グラフを併せて
入出力装置に表示または出力することができる。これに
より、ユニット停止起動実績データの各イベント(解
列、タービントリップ、ボイラ消火、強制冷却、ボイラ
点火、真空上昇、タービン起動、並列、最低負荷、給電
指令、等)時刻の実績値と計画グラフとの相違が大きい
場合には何らかの問題が発生していることを推定するこ
とができ、停止時や起動時に発生しやすい諸問題に対す
る早期発見ないし早期対応が可能になるという効果があ
る。請求項3の実施例 (構成)図17は、請求項3の実施例によるユニット停
止起動実績管理装置S3を示すものである。
【0037】このユニット停止起動実績管理装置S3
は、図1の実施例の構成において、停止起動条件テーブ
ルT2を追加し、表示出力制御手段M5を介してそのテ
ーブルT2を参照し、付加的に停止条件データおよび起
動条件データを入出力装置I/Oに表示出力するように
したものである。停止起動条件テーブルT2の詳細構成
例を図18(停止起動モードがDSSの場合)および図
19(停止起動モードがWESの場合)に示す。 (作用)図17に示す実績管理装置S3においても、第
4のファイルF4にユニット停止および起動の実績デー
タが収録されるまでは図1の実績管理装置S1の場合と
変わりがない。発電プラントのユニット停止完了後、停
止時のユニット停止起動実績データd1−6が磁気ディ
スクMD1上のユニット停止起動実績データ収録ファイ
ルF4(図4参照)に収録される。表示出力制御手段M
6は、ファイルF4から停止時のユニット停止起動実績
データd1−7を読み込み、このデータd1−7のユニ
ット番号、停止起動モード(DSS/WESモード、停
止時間モード、WES停止モード)に対応する停止起動
条件データd3−1(停止時の主蒸気圧力、主蒸気温
度、第1段内面メタル温度、ミスマッチ温度、等)を停
止起動条件テーブルT2から読み込む。停止起動条件テ
ーブルT2は、図18および図19に示すように、ユニ
ット番号、停止起動モードに対応する停止条件(主蒸気
圧力、主蒸気温度、第1段内面メタル温度)および起動
条件(主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段内面メタル温
度、ミスマッチ温度)のテーブルである。さらに表示出
力制御手段M6は、ユニット停止起動実績データd1−
8をユニット停止起動実績表として、また停止起動条件
データd3−1を停止条件データおよび起動条件データ
として、それぞれ入出力装置I/OのCRT画面に表示
し、またはプリンタに出力する。
【0038】停止ユニットの起動完了後、停止時および
起動時のユニット停止起動実績データd1−16が磁気
ディスクMD1上のユニット停止起動実績データ収録フ
ァイルF4に収録される。表示出力制御手段M6は、フ
ァイルF4から停止時および起動時のユニット停止起動
実績データd1−17を読み込み、このデータd1−1
7のユニット番号、停止起動モードに対応する停止起動
条件データd3−1を停止起動条件テーブルT2から読
み込む。さらに表示出力制御手段M6は、ユニット停止
起動実績データd1−18をユニット停止起動実績表と
して、また停止起動条件データd3−1を停止条件デー
タおよび起動条件データとして入出力装置I/OのCR
T画面に表示し、またはプリンタに出力する。 (効果)図17の実施例によれば、発電プラントの運転
員は、ユニット停止起動実績データと、停止起動モード
(DSS/WESモード、停止時間モード、WES停止
モード)に対応した主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段メ
タル内面温度、ミスマッチ温度等の停止条件データおよ
び起動条件データとを併せて入出力装置に表示または出
力することができる。これにより、ユニット停止起動実
績データの停止時および起動時の実績値と停止および起
動条件データとの相違が大きい場合には何らかの問題が
発生していることを容易に推定することができ、停止時
や起動時に発生しやすい問題に対する早期発見と早期対
応が可能になるという効果がある。請求項4の実施例 (構成)図20は、請求項4の実施例によるユニット停
止起動実績管理装置S4を示すものである。このユニッ
ト停止起動実績管理装置S4には、図1の実施例におけ
るデータ受信手段M1の代わりに、停止スケジュール実
績データd1−1、起動スケジュール実績データd1−
11、およびプラントデータd4−1を受信するデータ
受信手段M7が設けられている。この実施例の表示出力
制御手段M10は、ファイルF4から収録データd1−
7,d1−17を読み込むと共に、停止起動計画グラフ
データテーブルT1および停止起動条件テーブルT2か
らそれぞれデータを読み込む。さらに管理装置S4に
は、データ受信手段M7からデータを取り込むプラント
データ受信ファイルF5、このファイルF5からデータ
を読み込むプラントデータ収録手段M8、およびプラン
トデータ収録手段M8によって収録されたデータを収録
するプラントデータ収録ファイルF6が設けられてい
る。
【0039】この実施例におけるプラントデータ受信フ
ァイルF5のファイル構成を図21に、プラントデータ
収録ファイルF6のファイル構成を図22に、ユニット
停止起動実績データ作成ファイルF3のファイル構成を
図23に、ユニット停止起動実績データ収録ファイルF
4のファイル構成を図30にそれぞれ示す。ここに特記
していないファイルは既に説明した実施例におけるもの
と同一の構成を持っているものとする。ファイルF3
(図23)はテキストヘッダ310、停止起動モード3
20、停止スケジュール実績データ330、起動スケジ
ュール実績データ340、および停止時の実績グラフデ
ータ350、起動時の実績グラフデータ360からなっ
ており、それぞれの詳細構成例を図24〜29に示して
いる。ファイルF4(図30)は、ファイルF3と同様
に、テキストヘッダ410、停止起動モード420、停
止スケジュール実績データ430、起動スケジュール実
績データ440、停止時の実績グラフデータ450、お
よび起動時の実績グラフデータ460から構成される。 (作用)図20に示す管理装置S4の作用を以下に説明
する。発電プラントのユニットが停止完了すると、発電
プラントから伝送される停止スケジュール実績データd
1−1をデータ受信手段M7が受信し、それを停止スケ
ジュール実績データd1−2として停止スケジュール実
績データ受信ファイルF1に保存する(図2参照)。デ
ータ受信手段M7は発電プラントから一定周期(例えば
1分周期)で伝送されるプラントデータd4−1を常時
受信し、それをプラントデータd4−2としてプラント
データ受信ファイルF5に保存する。このファイルF5
は(つまりプラントデータは)、図21に示すように、
伝送日時(伝送年月日、伝送時分秒)、ユニット番号、
およびプラントデータ(主蒸気圧力、主蒸気温度、主蒸
気流量、……、等)から構成される。なお、図21のフ
ァイルF5において、主蒸気圧力(MSP)、主蒸気温
度(MST)、第1段内面メタル温度(1ST)、およ
びミスマッチ温度(ΔTM)が実績グラフデータに使用
される。
【0040】プラントデータ収録手段M8は、ファイル
F5からその収録データをプラントデータd4−3とし
て読み込み、それをプラントデータd4−4として磁気
ディスクMD2上のプラントデータ収録ファイルF6に
収録する。このファイルF6は、図22に示すように、
収録年月日、ユニット番号、収録周期、収録サイズ、お
よび時系列に並ぶプラントデータ(主蒸気圧力、主蒸気
温度、主蒸気流量、……、等)から構成される。プラン
トデータ収録手段M8は、発電プラントから1分周期で
受信したプラントデータd4−3の1日分を、各データ
毎の時系列の並びでまとめて収録し、その収録した日付
をテキストヘッダの収録年月日に保存し、そのときのデ
ータサイズを収録サイズに保存する。
【0041】プラントデータ収録手段M8は、1日分の
プラントデータd4−4を一定期間(例えば3箇月間)
は磁気ディスクMD2上のプラントデータ収録ファイル
F6に収録しておき、3箇月経過以降は収録年月日が最
古のデータのものから1日単位で光ディスクOD2上の
プラントデータ収録ファイルF6に保存する。データ作
成手段M9は、ファイルF1から停止スケジュール実績
データd1−3を読み込む。データ作成手段M9は、読
み込んだ停止スケジュール実績データd1−3の停止起
動モードがDSSおよびWESホットバンキングの場合
は解列1時間前から解列1時間後までのプラントデータ
(発電出力、主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段内面メタ
ル温度、等)を、WES強制冷却の場合は解列1時間前
から強制冷却完了までのプラントデータをそれぞれプラ
ントデータd4−5として磁気ディスクMD2上のプラ
ントデータ収録ファイルF6から読み込む。
【0042】さらにデータ作成手段M9は、読み込んだ
停止スケジュール実績データd1−3とプラントデータ
d4−5から停止時のユニット停止起動実績データd1
−4を作成して、ユニット停止起動実績データ作成ファ
イルF3に保存する。データ作成手段M9は、このファ
イルF3におけるテキストヘッダ310(図24)のユ
ニット番号、解列年月日、および解列時刻、停止起動モ
ード320(図25)の各データ、停止スケジュール実
績データ330の各データを停止スケジュール実績デー
タd1−3に基づいて作成し、停止時の実績グラフデー
タ350の各データはプラントデータd4−5に基づい
て作成し、その作成した日付をテキストヘッダの作成年
月日の項に保存する。このとき、テキストヘッダ310
の並列年月日および並列時刻、起動スケジュール実績デ
ータ340の各データ、起動時の実績グラフデータ36
0はブランクとしておく。
【0043】ユニット停止起動実績データ収録手段M3
は、ファイルF3から停止時のユニット停止起動実績デ
ータd1−5を読み込み、このデータd1−5を磁気デ
ィスクMD1上のユニット停止起動実績データ収録ファ
イルF4に収録する。データ収録手段M3は各データを
停止時のユニット停止起動実績データd1−5に基づい
て収録し、その収録した日付をテキストヘッダの収録年
月日に保存し、そのときのデータサイズを収録サイズに
保存する。
【0044】表示出力制御手段M10は、ファイルF4
から停止時のユニット停止起動実績データd1−7を読
み込み、このデータd1−7のユニット番号、停止起動
モード(DSS/WESモード、停止時間モード、WE
S停止モード)に対応する停止起動計画グラフデータd
2−1(発電出力、主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段内
面メタル温度、復水器真空度、タービン回転数、等)を
停止起動計画グラフデータテーブルT1(図15および
図16参照)から読み込み、ユニット番号、停止起動モ
ードに対応する停止起動条件データd3−1(主蒸気圧
力、主蒸気温度、第1段内面メタル温度、ミスマッチ温
度、等)を停止起動条件テーブルT2(図18および図
19参照)から読み込む。さらに表示出力制御手段M1
0は、ユニット停止起動実績データd1−7をユニット
停止起動実績表として、またユニット停止起動実績デー
タd1−7のうち、プラントデータを停止実績グラフと
して、停止起動計画グラフデータd2−1を停止計画グ
ラフおよび起動計画グラフとして、さらに停止起動条件
データd3−1を停止条件データおよび起動条件データ
として、それぞれ入出力装置I/OのCRT画面に表示
し、またはプリンタに出力する。
【0045】停止中であったユニットの起動が完了する
と、発電プラントから伝送される起動スケジュール実績
データd1−11をデータ受信手段M7が受信し、それ
を起動スケジュール実績データd1−12として起動ス
ケジュール実績データ受信ファイルF2(図3参照)に
保存する。ファイルF2にデータが保存されると、デー
タ作成手段M9はそのファイルF2から保存データを起
動スケジュール実績データd1−13として読み込み、
そのデータd1−13とユニット番号、解列年月日、解
列時刻が一致する停止時のユニット停止起動実績データ
d1−10をユニット停止起動実績データ収録ファイル
F4(図30)から読み込む。
【0046】データ作成手段M9は、停止起動モードの
いかんに係わらず真空上昇時刻またはボイラ点火時刻の
早い方から給電指令時刻までのプラントデータd4−5
(発電出力、主蒸気圧力、主蒸気温度、第1段内面メタ
ル温度、等)を、磁気ディスクMD2上のプラントデー
タ収録ファイルF6(図22)から読み込む。さらにデ
ータ作成手段M9は、停止時のユニット停止起動実績デ
ータd1−10のブランク部分に起動スケジュール実績
データd1−13およびプラントデータd4−5を付加
して、停止時および起動時のユニット停止起動実績デー
タd1−14を作成し、ユニット停止起動実績データ作
成ファイルF3に保存する。このとき、起動スケジュー
ル実績データd1−13と停止時のユニット停止起動実
績データd1−10の停止起動モード(DSS/WES
モード、停止時間モード、WES停止モード)が異なる
場合は、発電プラントから後で伝送された起動スケジュ
ール実績データd1−13のデータを採用して、停止時
および起動時のユニット停止起動実績データd1−14
を作成する。
【0047】ユニット停止起動実績データ収録手段M3
は、ファイルF3から停止時および起動時のユニット停
止起動実績データd1−15を読み込み、それをユニッ
ト停止起動実績データd1−16としてユニット番号、
解列年月日、解列時刻が一致するファイルF4のデータ
d1−6に上書き収録する。表示出力制御手段M10
は、ファイルF4から停止時および起動時のユニット停
止起動実績データd1−17を読み込み、このデータd
1−17のユニット番号、停止起動モードに対応する停
止起動計画グラフデータd2−1を停止起動計画グラフ
データテーブルT1から読み込み、また、ユニット番
号、停止起動モードに対応する停止起動条件データd3
−1を停止起動条件テーブルT2から読み込む。さらに
表示出力制御手段M10は、ユニット停止起動実績デー
タd1−17をユニット停止起動実績表として、ユニッ
ト停止起動実績データd1−17のうちプラントデータ
を停止実績グラフおよび起動実績グラフとして、停止起
動計画グラフデータd2−1を停止計画グラフおよび起
動計画グラフとして、さらに停止起動条件データd3−
1を停止条件データおよび起動条件データとして、それ
ぞれ入出力装置I/OのCRT画面に表示し、またはプ
リンタに出力する。これらのデータをプリンタに出力し
たユニット停止起動実績帳表のフォーマット例を図37
および図38に示す。なお、図38は図37のP部およ
びQ部の詳細を別図として示したものである。
【0048】図37のユニット停止起動実績帳表では、
右上(P部。図38の上部)が停止時のユニット停止起
動実績表を、右下(Q部。図38の下部)が起動時のユ
ニット停止起動実績表を、左上が停止計画グラフおよび
停止条件データを、中上が起動計画グラフおよび起動条
件データを、左下が停止実績グラフを、中下が起動実績
グラフをそれぞれ出力している。なお、図37のグラフ
において、曲線1は発電機出力[MW]を、曲線2は主
蒸気圧力(MSP)[kg/cm2 ]を、曲線31は主蒸気
温度(MST)[℃]を、曲線32は第1段内面メタル
温度(1ST)[℃]を、曲線4は復水器真空度(VA
C)[mmHg]を、曲線5はタービン回転数[rpm]
を、それぞれ示すものである。
【0049】ユニット停止起動実績データ収録手段M3
は、停止時および起動時のユニット停止起動実績データ
d1−16を50個分まで磁気ディスクMD1上のユニ
ット停止起動実績データ収録ファイルF4に収録し、5
1個目のデータが作成された時に、解列年月日および解
列時刻が最古であるデータを光ディスクOD1上のユニ
ット停止起動実績データ収録ファイルF4に保存する。 (効果)図20の実施例によれば、発電プラントの運転
員は、ユニット停止起動実績データに加えて、停止実績
グラフおよび起動実績グラフ、さらに、停止起動モード
(DSS/WESモード、停止時間モード、WES停止
モード)により異なる停止計画グラフ、起動計画グラ
フ、停止条件データ、並びに起動条件データを入出力装
置に表示または出力して確認することができる。そし
て、これらデータから、停止計画グラフと停止実績グラ
フ、起動計画グラフと起動実績グラフ、停止条件データ
とユニット停止起動実績データの停止実績データ、起動
条件データとユニット停止起動実績データの起動実績デ
ータとの比較を行い、比較の結果、相違が大きい場合に
は何らかの問題(停止または起動操作ミス、発電プラン
ト機器故障、等)が発生していることを推定することが
でき、停止時や起動時に発生しやすい問題に対する早期
発見と早期対応が可能になるという効果がある。他の実施例 付加的に取り入れるデータをプラントデータだけではな
く、発電日誌データの定時ログ(発電端効率、タービン
効率、ボイラ効率、等)を発電プラントからデータ受信
手段で受信し、それらを用いてデータ作成手段によりユ
ニット停止起動実績データとして作成し、表示出力制御
手段によって停止ロググラフおよび起動ロググラフとし
て表示または出力することもできる。これらのデータか
ら、停止時および起動時の効率の良い発電プラントの運
転を可能とすることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、発電プラント
の運転員は、ユニットが停止してから起動するまでは停
止時の実績データを入出力装置に表示または出力して確
認することができ、起動完了後には一連の停止時および
起動時の実績データを同時に表示または出力して確認す
ることができる。従って、ユニット停止時や起動時に発
生しやすい諸問題を早期に発見し、早期に対処すること
ができる。
【0051】請求項2の発明によれば、発電プラントの
運転員は、ユニット停止起動実績データと停止起動モー
ドに対応した停止計画グラフおよび起動計画グラフとを
併せて入出力装置に表示または出力させることにより、
ユニット停止起動実績データの各イベント時刻の実績値
と計画グラフとの相違を一層容易に確認することができ
る。
【0052】請求項3の発明によれば、発電プラントの
運転員は、ユニット停止起動実績データと停止起動モー
ドに対応した停止条件データおよび起動条件データとを
併せて入出力装置に表示または出力させることができ、
ユニット停止起動実績データの停止時および起動時の実
績値と停止および起動条件データとの相違をさらに容易
に確認することができる。
【0053】請求項4の発明によれば、発電プラントの
運転員は、ユニット停止起動実績データに加えて、停止
実績グラフおよび起動実績グラフ、また、停止起動モー
ドにより異なる停止計画グラフ、起動計画グラフ、停止
条件データ、および起動条件データを入出力装置に表示
または出力して確認することができ、停止計画グラフと
停止実績グラフ、起動計画グラフと起動実績グラフ、停
止条件データとユニット停止起動実績データの停止実績
データ、起動条件データとユニット停止起動実績データ
の起動実績データとの相違を確認することができる。
【0054】かくして、本発明によれば、比較した各デ
ータの相違の程度から何らかの問題が発生していること
を容易に把握・推定することができ、特に停止時および
起動時という特殊な発電プラント運転状態時に発生しや
すい運転操作ミスや機器故障等の問題に対して早期発見
および早期対応を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のユニット停止起動実績管理装置S1
のブロック図。
【図2】図1における停止スケジュール実績データ受信
ファイルF1のファイル構成を示す図。
【図3】図1における起動スケジュール実績データ受信
ファイルF2のファイル構成を示す図。
【図4】図1におけるユニット停止起動実績データ作成
ファイルF3のファイル構成を示す図。
【図5】図4におけるテキストヘッダ31の詳細構成を
示す図。
【図6】図4における停止起動モード32の詳細構成を
示す図。
【図7】図4における停止スケジュール実績データ33
の詳細構成を示す図。
【図8】図4における起動スケジュール実績データ34
の詳細構成を示す図。
【図9】図1におけるユニット停止起動実績データ収録
ファイルF4のファイル構成を示す図。
【図10】図9におけるテキストヘッダ41の詳細構成
を示す図。
【図11】図9における停止起動モード42の詳細構成
を示す図。
【図12】図9における停止スケジュール実績データ4
3の詳細構成を示す図。
【図13】図9における起動スケジュール実績データ4
4の詳細構成を示す図。
【図14】請求項2のユニット停止起動実績管理装置S
2のブロック図。
【図15】図14における停止起動計画グラフデータテ
ーブルT1のテーブル構成の第1部分を示す図。
【図16】図14における停止起動計画グラフデータテ
ーブルT1のテーブル構成の第2部分を示す図。
【図17】請求項3のユニット停止起動実績管理装置S
3のブロック図。
【図18】図17における停止起動モードが深夜停止起
動(DSS)である場合の停止起動条件テーブルT2の
テーブル構成を示す図。
【図19】図17における停止起動モードが週末停止起
動(WES)である場合の停止起動条件テーブルT2の
テーブル構成を示す図。
【図20】請求項4のユニット停止起動実績管理装置S
4のブロック図。
【図21】図20におけるプラントデータ受信ファイル
F5のファイル構成を示す図。
【図22】図20におけるプラントデータ収録ファイル
F6のファイル構成を示す図。
【図23】図20におけるユニット停止起動実績データ
作成ファイルF3のファイル構成を示す図。
【図24】図23におけるテキストヘッダ310の詳細
構成を示す図。
【図25】図23における停止起動モード320の詳細
構成を示す図。
【図26】図23における停止スケジュール実績データ
330の詳細構成を示す図。
【図27】図23における起動スケジュール実績データ
340の詳細構成を示す図。
【図28】図23における停止時の実績グラフデータ3
50の詳細構成を示す図。
【図29】図23における起動時の実績グラフデータ3
60の詳細構成を示す図。
【図30】図20におけるユニット停止起動実績データ
収録ファイルF4のファイル構成を示す図。
【図31】図30におけるテキストヘッダ410の詳細
構成を示す図。
【図32】図30における停止起動モード420の詳細
構成を示す図。
【図33】図30における停止スケジュール実績データ
430の詳細構成を示す図。
【図34】図30における起動スケジュール実績データ
440の詳細構成を示す図。
【図35】図30における停止時の実績グラフデータ4
50の詳細構成を示す図。
【図36】図30における起動時の実績グラフデータ4
60の詳細構成を示す図。
【図37】図20におけるユニット停止起動実績帳表の
フォーマット例を示す図。
【図38】図37におけるP部およびQ部の詳細を示す
図。
【符号の説明】 S1,S2,S3,S4 ユニット停止起動実績管理装
置 M1,M7 データ受信手段 M2,M9 データ作成手段 M3 ユニット停止起動実績データ収録手段 M4,M5,M6,M10 表示出力制御手段 M8 プラントデータ収録手段 F1 停止スケジュール実績データ受信ファイル F2 起動スケジュール実績データ受信ファイル F3 ユニット停止起動実績データ作成ファイル F4 ユニット停止起動実績データ収録ファイル F5 プラントデータ受信ファイル F6 プラントデータ収録ファイル MD1,MD2 磁気ディスク OD1,OD2 光ディスク I/O 入出力装置 T1 停止起動計画グラフデータテーブル T2 停止起動条件テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ないし第4のファイルと、 発電プラントのユニット停止および起動に際して発電プ
    ラントから伝送される停止スケジュール実績データおよ
    び起動スケジュール実績データを受信し、停止スケジュ
    ール実績データを第1のファイルに保存し、起動スケジ
    ュール実績データを第2のファイルに保存するデータ受
    信手段と、 第1のファイルから停止スケジュール実績データを読み
    込み、次の起動が行われるまではその停止スケジュール
    実績データから、また次の起動が行われて起動スケジュ
    ール実績データを受信したときはその受信時にそれに先
    立つ直前の停止時の停止スケジュール実績データに付加
    して、それぞれユニット停止起動実績データを作成して
    第3のファイルに保存するデータ作成手段と、 第3のファイルからユニット停止起動実績データを読み
    込み、過去の一連のユニット停止起動実績データと共に
    第4のファイルにユニット停止起動実績データとして収
    録するユニット停止起動実績データ収録手段と、 第4のファイルに収録されたユニット停止起動実績デー
    タを入出力装置に表示出力する表示出力制御手段とを備
    えた発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット停止起動実績管
    理装置において、 ユニットの停止計画グラフデータおよび起動計画グラフ
    データを保存している停止起動計画グラフデータテーブ
    ルをさらに備え、 表示出力制御手段は第4のファイルからユニット停止起
    動実績データを読み込むと共に停止起動計画グラフデー
    タテーブルから停止計画グラフデータおよび起動計画グ
    ラフデータを読み込み入出力装置に表示出力するもので
    ある発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のユニット停止起動実績管
    理装置において、 ユニットの停止条件データおよび起動条件データを保存
    している停止起動条件テーブルをさらに備え、 表示出力制御手段は、第4のファイルからユニット停止
    起動実績データを読み込むと共に停止起動条件テーブル
    から停止条件データおよび起動条件データを読み込み入
    出力装置に表示出力するものである発電プラントにおけ
    るユニット停止起動実績管理装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のユニット停止起動実績管
    理装置において、 ユニットの停止計画グラフデータおよび起動計画グラフ
    データを保存している停止起動計画グラフデータテーブ
    ルと、ユニットの停止条件データおよび起動条件データ
    を保存している停止起動条件テーブルとをさらに備え、 表示出力制御手段は、第4のファイルからユニット停止
    起動実績データを読み込むと共に、停止起動計画グラフ
    データテーブルから停止計画グラフデータおよび起動計
    画グラフデータを、また、停止起動条件テーブルから停
    止条件データおよび起動条件データをそれぞれ読み込
    み、入出力装置に表示出力するものである発電プラント
    におけるユニット停止起動実績管理装置。
JP24559894A 1994-10-11 1994-10-11 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置 Pending JPH08110812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24559894A JPH08110812A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24559894A JPH08110812A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08110812A true JPH08110812A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17136109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24559894A Pending JPH08110812A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08110812A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072716A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 火力発電プラントの起動スケジュール管理方法
CN103439932A (zh) * 2013-08-12 2013-12-11 国家电网公司 火电机组自动启停控制系统运行中增减断点的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072716A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 火力発電プラントの起動スケジュール管理方法
CN103439932A (zh) * 2013-08-12 2013-12-11 国家电网公司 火电机组自动启停控制系统运行中增减断点的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4455614A (en) Gas turbine and steam turbine combined cycle electric power generating plant having a coordinated and hybridized control system and an improved factory based method for making and testing combined cycle and other power plants and control systems therefor
US5748500A (en) System to assess the starting performance of a turbine
US20180173214A1 (en) Systems and methods for generating maintenance packages
JPH08110812A (ja) 発電プラントにおけるユニット停止起動実績管理装置
De Mello et al. Steam plant startup and control in system restoration
JP7296763B2 (ja) 設備診断システム
JP6317628B2 (ja) 制御装置、制御方法、プログラム、及びガスタービン制御装置
EP0275192A2 (en) Reconfigurable integrated controls and displays for a turbomachine
JP2953613B2 (ja) 各種プラントの監視・診断方法
US11885227B2 (en) Sensor-based calculation of service intervals for gas turbines
TWI608324B (zh) 工廠操作裝置、工廠操作方法、及工廠操作程式
JP2000155612A (ja) コージェネレーション設備の遠隔監視装置
Mehta CAES geology
JP6163407B2 (ja) プラント最適運転計画立案装置および方法
JP2011123650A (ja) 省エネルギー評価プラント模擬装置および省エネルギー評価方法
JP2002092075A (ja) 建築設備再投資方法、その保証方法、建築設備再投資システム及び出力媒体
Hansen et al. Gas turbines aim at world power market dominance
Loft Speedtronic®---Tomorrow's Analog and Digital Gas Turbine Control System
DellaVilla et al. ORAP: operational reliability analysis program-a gas turbine and combined cycle power plant reliability reporting system
Bennett Using the non-intrusive load monitor for shipboard supervisory control
JP2004088840A (ja) 送電計画作成方法および送電計画作成プログラム
Kure-Jensen et al. Speedtronic™ Mark V steam turbine control system
Gaul et al. Development of turbomachinery trains for the CASHING, NGCASH, and IGCASH cycle applications
Gonzalez-Sierra et al. The Importance of Modeling Operational Constraints in Combined-Cycle Units to Support Energy Transition
Edkin et al. Automated endurance testing of a Brayton power conversion system