JPH08110364A - ガス絶縁開閉装置の故障点標定装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の故障点標定装置

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JPH08110364A
JPH08110364A JP6271773A JP27177394A JPH08110364A JP H08110364 A JPH08110364 A JP H08110364A JP 6271773 A JP6271773 A JP 6271773A JP 27177394 A JP27177394 A JP 27177394A JP H08110364 A JPH08110364 A JP H08110364A
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JP
Japan
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gas
current
metal container
metal
conductor
Prior art date
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JP6271773A
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Kiyoshi Fujii
清 藤井
Mutsuo Tsutsumi
睦生 堤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス絶縁開閉装置本体の信頼性を損なうことな
く、かつ標定装置の動作状態を容易に確認ができる故障
点標定装置を提供する。 【構成】金属容器2を区画する絶縁スペーサ3中に埋設
されたシールドコイル1に誘導された通電導体10の電
流値に比例する信号を検出する検出部4と、これらの検
出信号の値から故障点を判定する判定部7とからなり、
この判定部7において、所定値以上の検出信号を有する
シールドコイルと所定値以下の検出信号を有するシール
ドコイルとが互いに隣接している組合わせを選択し、こ
れらのシールドコイルを有する絶縁スペーサで区画され
ているガス区分に短絡事故が発生したと判定し、その故
障位置を故障位置表示部8にて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高絶縁性ガスが封入
されたガス絶縁開閉装置の内部異常、特にガス絶縁開閉
装置の金属容器内に収納されている通電導体の内部短絡
事故の位置を検出し、その事故発生個所を特定するガス
絶縁開閉装置の故障点標定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の光学的手法によるガス絶縁
開閉装置の金属容器内の閃絡による短絡事故を監視する
装置を示す。ガス絶縁開閉装置は、内部短絡、地絡事故
が発生した場合、その事故発生個所の点検,復旧を速や
かにする必要があるが、通電導体は鉄やアルミニュム等
からなる金属容器内に収納されているために、事故発生
個所を金属容器外から特定することは非常に難しく、従
来は事故発生時の状況、及び事故時に生じる僅かな異
臭、金属容器壁の変色等により、事故発生部の特定を行
っていたため、その発生部の位置の標定に非常に時間を
要していた。このため、最近は予防保全の観点から事故
位置を標定する故障点標定装置が開発され、ガス絶縁開
閉装置に常設され、常時監視するようになってきてい
る。
【0003】この種の故障点標定装置としては、内部短
絡、地絡事故時に生じる部分放電の検出、及びこの部分
放電の発生時の放電光の検出、あるいは事故時の金属容
器内に封入されているSF6 ガスの放電による局部的な
加熱による金属容器内部のガス圧力の変化を検出して事
故位置を特定するものがある。しかしながら、これらの
故障標定装置は、装置をガス絶縁開閉装置に設置した場
合においても、ガス絶縁開閉装置の信頼度を低下させる
ものであってはならない。そして、一般にガス絶縁開閉
装置は、保守、事故時の接触子等の部品の交換作業を考
慮して、複数のガス区分に金属容器を絶縁スペーサにて
区画している構造となっているので、故障点標定装置と
しては、前記ガス区分単位で事故の発生位置が標定でき
ることが要求される。
【0004】図6に示す光検出方式による故障点標定装
置は、絶縁スペーサ3にて区画された金属容器2のガス
区分22a,22b及び22cの外壁のそれぞれに、光
透過窓11を設け、金属容器2内の通電導体10の短絡
事故にともなう放電光が金属容器2内で反射して、ある
いは直接光透過窓11に入射して光透過窓11に設けら
れた光フアイバー12により光電変換装置13へと導か
れ、表示装置14にてその故障位置を表示するものであ
る。この方式では金属容器2が絶縁スペーサ3によって
ガス区分22a,22b及び22cに区画されているの
で、絶縁スペーサ3により隣接するガス区分への放電光
の入射が遮蔽されるので、事故の発生したガス区分単位
での事故点標定が可能である。更に、光フアイバー12
が設けられている光透過窓11に点検用の光フアイバー
を設置して他方端から試験用光源を入射させ、この光を
光フアイバー12により常時検出する方式を採用するこ
とで、標定装置の動作状態を常時確認できる。
【0005】一方、金属容器内のガス圧力を監視する方
式の故障点標定装置は、圧力センサーを絶縁スペーサに
よって区画されたガス区分ごとに金属容器の外壁に貫通
させ、あるいは連通管を配して、短絡事故にともなう過
渡的に上昇するSF6 ガス圧力を検出するものである。
この方式ではガス区分単位に事故を検出することが可能
であるとともに、圧力センサーを金属容器壁に気密に設
ける必要があるため、圧力センサーを設けることによる
金属容器内のガス漏れ等の虞れはないので機器の信頼性
の低下は殆どないと言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの故
障標定装置は、前記したように予防保全として使用され
るため、取扱が簡便で、故障点標定装置の動作が正常に
作動するかの点検の確認ができ、かつ装置をガス絶縁開
閉装置に設置した場合においても、金属容器からのガス
の漏洩等の機器としての信頼度を低下させないことが重
要となってくる。しかしながら、前記した従来の故障評
点装置において、金属容器内の短絡事故にともなう放電
光を検出する光検出方式では、放電光を金属容器外に導
出させるために、金属容器の外壁に光透過窓を配置する
ための貫通穴を開けなければならず、光透過窓と金属容
器の貫通孔からのSF6 ガスの漏れがないように気密封
止を講じなけれれはならないという問題がある。
【0007】更に、ガス圧力を検出する方式では、過渡
的な僅かに変化する値を検出するので、標定装置が常時
検出可能な状態かをチエックするためには、例えば毎
日、故意に試験用に小な圧力変化を与えて機器が正常に
作動するかを検証することが必要であるという課題があ
る。
【0008】この発明の目的は、前記の課題を解決した
ガス絶縁開閉装置本体の信頼性を損なうことなく、かつ
標定装置の動作状態を容易に確認ができる故障点標定装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、通電導体を絶縁支持し、金属容器
のフランジ間に挟持された前記金属容器を区画する絶縁
スペーサ中に円周方向に沿って埋設された環状の金属導
体と、前記通電導体に通流する電流により前記金属導体
に誘導される信号を検出する検出部と、所定の値以上と
以下の信号を出力し、互いに隣接して配されている金属
導体を有する絶縁スペーサを選択する選択部と、前記選
択された隣接する絶縁スペーサで区画された金属容器の
ガス区分内に短絡事故が発生したと判定する判定部と、
この判定部で特定されたガス区分の位置を表示する故障
位置表示部とを有するものとする。
【0010】また、絶縁スペーサ中に埋設された金属導
体を、金属容器のフランジ部間に埋設された電界緩和用
のシールドリングと兼用すると好適である。
【0011】更に、絶縁スペーサ中に埋設された金属導
体からの検出信号を受けて、故障したガス区分の位置を
標定するための判定を記憶回路のプログラムに沿って行
うものとする。
【0012】
【作用】この発明は、金属容器内の絶縁スペーサにて絶
縁支持され、この絶縁スペーサにて区画されている各ガ
ス区分の通電導体において、あるガス区分内での通電導
体の電流が金属容器へ短絡する事故が発生した場合、こ
のガス区分に隣接する電源側と反対側のガス区分内の通
電導体には電流の流通がなくなるので、ガス絶縁開閉装
置を構成している金属容器のそれぞれのガス区分内の通
電導体の電流の通流の有無を常時監視することにより、
事故の発生したガス区分を特定できることによりなされ
たのである。この場合、前記したガス区分での通電導体
の電流の流通を検出する手段として、金属容器を区画し
て通電導体を絶縁支持する絶縁スペーサを挟持する金属
容器のフランジ部に位置する絶縁スペーサ内に、円周方
向に沿って環状の金属導体を埋設する構成とする。これ
により、通電導体に電流が流通している場合には、この
通電導体の周囲に配された環状の金属導体に誘導電流が
流れるので、ガス区分されている隣接する絶縁スペーサ
のそれぞれの誘導電流の検出信号を得ることによりガス
区分内の通電導体の電流の流通の有無が確認できる。こ
れにより、検出信号が得られた金属導体を有する絶縁ス
ペーサと、これに隣接し検出信号が得られない絶縁スペ
ーサにて区画された金属容器のガス区分内で事故が発生
したことを判定できる。
【0013】また、絶縁スペーサを挟持している金属容
器のフランジ部の角部(図6のA)の電界緩和をするた
めに設けられている通常は大地電位になされているシー
ルドコイルを、この発明の通電導体の電流検出用の金属
導体として兼用することにより、環状の金属導体を新た
に絶縁スペーサ中に設けることによるガス絶縁開閉器装
置本体の信頼性の低下の虞を防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1〜図3はこの発明の実施例を適用したガス絶縁開閉
装置の部分断面図であり、図1は絶縁スペーサ中に設け
られた環状の金属導体を埋設した金属容器の断面図、図
2は図1の環状の金属導体の断面図であり、図3は短絡
事故のガス区分を特定するための故障点標定装置の構成
を示すブロック図である。図1において、通電導体10
を絶縁支持しているコーン状の形状をした絶縁スペーサ
3の周端部は、金属容器2のフランジ21間に図示しな
いボルトで貫通されナットにより締付け固定されてい
る。絶縁スぺーサ3に配されている通電導体10に通流
する電流を検出する通電導体の周囲に設けられている環
状の金属導体は、電界緩和用に設けられているシールド
コイル1からなるものあり、金属容器2の外壁より内側
の通電導体10側に設けられている。そして、このシー
ルドコイル1には、誘導された信号を検出する信号検出
部4が接続されている。
【0015】このシールドコイル1の形状は図2に示す
ように、断面が円形の銅線を螺旋状に巻回したコイルを
リング状に形成したものである。このシールドコイル1
による通電導体10に流通する電流の検出能力は、例え
ば図2のシールドコイル1において、コイル断面の直径
φ1 が約14mm、コイル全体の直径φ2 が約378mm、
コイルのターン数が180ターンの場合、通電導体10
に50Hzの電流1KAが通流した場合の誘導電流によ
るシールドコイル端間の出力電圧V1 は、約9mvであ
る。
【0016】図3には、金属容器をガス区分している絶
縁スペーサ中に内蔵しているシールドコイル1a及び1
bを例として、これらの信号を検出する検出部4から、
短絡事故が発生したガス区分を標定するための構成を示
している。通電導体に通流する電流によりシールドコイ
ル1a及び1bに誘導された信号を検出する検出部4A
及び4Bは、検出信号を増幅する増幅器40A及び40
Bと、この増幅された信号を光信号に変換する光電変換
器(E/O)41A及び41Bとからなっている。これ
らの光電変換器(E/O)41A及び41Bからの光信
号は光フアイバー5A及び5Bにより送信され、送信さ
れてきた光信号は光電変換器(O/E)6A及び6Bに
より電気信号に変換される。これらの電気信号から判定
部7において、シールドコイル1a及び1bからの検出
信号の有無を検出する。この判定部7は、所定値以上の
検出信号を有するシールドコイル、及び前記値以下の検
出信号を有するシールドコイルが互いに隣接している組
合わせを選択する選択部と、これにより短絡事故が発生
したガス区分を判定する機能を有している。故障位置表
示部8は、前記した判定部で特定された短絡事故が発生
したガス区分の位置を表示すものである。
【0017】この構成によれば、シールドコイル1に通
電導体10に流通している電流が鎖交している場合は、
常にシールドコイル1から信号が出力されているので、
この出力信号を光電変換器(O/E)6A及び6Bから
検出することができる。従って、信号を出力していない
シールドコイルを検知することにより、このこのシール
ドコイルで区画しているガス区分、即ち、信号を出力し
ていないシールドコイルと出力しているシールドコイル
が隣接しているガス区分にて、短絡事故が発生したと標
定することができる。
【0018】次に、図4に基づいて、ガス絶縁開閉装置
におけるこの発明による故障点標定装置について説明す
る。図4で、9Aは電源を示すケーブルヘッド18とシ
ールドコイル1Aを埋設されている絶縁スペーサで区画
されているガス区分、9Bは前記シールドコイル1Aと
1Bを有する絶縁スペーサで区画されている通電導体1
0に断路器15を有するガス区分、9Cは遮断器16を
有しシールドコイル2Cが埋設されている絶縁スペーサ
で区画されているガス区分、そして9Dは、前記したガ
ス区分9Cに隣接した接地開閉器17を有し、シールド
コイル1Dを埋設された絶縁スペーサで区画されたガス
区分である。また、前記した図3のように前記したシー
ルドコイル1A〜1Dそれぞれには信号検出部4A〜4
Dが接続され、これらの信号の光変換された出力が光フ
アイバー5にて光電変換器(O/E)6A〜6Dに入力
され、これらの入力信号により故障位置を標定する判定
部7と、故障位置表示部8とから構成されている。
【0019】このガス絶縁開閉装置では、通電導体10
には電源側のケーブルヘッド18から、ガス区分9A,
9B,9C及び9Dの順に電流が通流している。即ち、
シールドコイル1A,1B,1C及び1Dに通電電流が
鎖交するように通流しているものである。この状態でガ
ス絶縁開閉装置が課電され前記した電源側のケーブルヘ
ッド18から通電導体10に電流が流れ始まると、前記
した各シールドコイル1から信号が一斉に出力される。
【0020】この状態で例えばガス区分9Cで金属容器
に通電導体10から閃絡する短絡事故が発生したとする
と、シールドコイル1Aと1Bの出力信号の検出部4A
と4Bに接続されている光電変換器(O/E)6Aと
(O/E)6Bからは、短絡直後も保護リレーが動作す
るまでの間は判定部7へ通電導体10の電流に比例した
信号が出力される。しかしながら、シールドコイル1C
及び1Dの出力信号の検出部4C及び4Dに接続されて
いる(O/E)6Cと(O/E)6Dからは、前記した
ガス区分9Cでの短絡事故により、信号は出力されなく
なる。この場合、判定部7では、前記した出力信号の有
無を検出するのであるが、外部からの誘導障害による雑
音の影響を回避するために、通電導体10に通流する電
流によりシールドコイルに誘導される検出信号にしきい
値を設けて、所定の値を有する信号を出力しているシー
ルドコイル1Aと1B、及び信号が所定値以下のシール
ドコイル1Cと1Dとを判別している。従って、判定部
7は、前記にて判別した信号が所定値以上と以下の出力
がそれぞれ隣接しているシールドコイルの組合わせを選
択し、これらのシールドコイルが埋設されている絶縁ス
ペーサで区画されているガス区分9Cを短絡事故の位置
を特定する。そして、このガス区分の位置を故障位置表
示部8にて表示する。
【0021】この発明の実施例では、通電導体に流通す
る電流を検出する検出用の金属導体を絶縁スペーサに埋
設してある電界緩和用のシールドコイルにて兼用した
が、この検出用の金属導体を前記したように絶縁スペー
サ中に新たに設けることもできる。また、金属容器の外
周に設ける構造も考えられるが、しかしながら、この構
造では、短絡事故による事故電流が金属容器を通って電
源側に流れた場合には、金属容器内の通電導体に流通し
ている電流と逆方向となり、金属容器外に設けられた検
出用の金属導体に誘導される電流は差引零となり信号が
検出されないという問題が生じるため、ガス区画されて
いる金属容器間を絶縁し、電流が金属容器間で流通しな
いようにフランジ間の絶縁スペーサ部を絶縁接続しなけ
ばならないという煩雑さがある。
【0022】更に、この発明では、故障点標定装置が正
常に動作している場合には、常にシールドコイルからの
信号を出力しているので、この故障点標定装置が正常か
どうかの点検が容易に確認がでる。
【0023】次に、図5に示すフローチヤートに示すよ
うに、光電変換器(O/E)6からの所定値以上の出力
の有無の組合わせにより故障位置を標定するための判定
部7による判定を、RAM、ROM等の記憶素子に組込
まれたプログラムにより行うことにより、より省力され
た故障点標定装置とすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ガ
ス絶縁開閉装置の金属容器のガス区分内で発生する短絡
事故の位置を標定する装置として、金属容器を区画する
絶縁スペーサ内に通電導体を囲む金属導体を設ける構成
を採用し、通電導体に流通する電流を前記金属導体で検
出するようにした。これにより所定の値の出力信号を有
する金属導体と、所定値以下の金属導体の組合わせを選
択することにより、これらの金属導体を埋設している絶
縁スペーサで区画されているガス区分が、前記した短絡
事故が発生した位置であることを標定するようにした。
これにより、従来の金属容器の外壁に事故検出用のため
に光透過窓等を配置するための貫通穴を設けることがな
いので、故障点標定装置を設けることによるガス絶縁開
閉装置機器本体の信頼性を損なうことを防止することが
できる。
【0025】更に、故障点標定装置が正常に作動してい
るときには、常時シールドコイルから信号が出力されて
いるため、特に点検用のための試験を行わなくても、装
置の点検の確認ができるという、予防保全として優れた
装置を提供できる。
【0026】また、通電導体の電流を検出する金属導体
を、絶縁スペーサを挟持している金属容器のフランジ部
に設けてある電界緩和用のシールドコイルで兼用するこ
とにより、特別に金属導体を設けることなく故障点標定
装置を構成することができる。更に、シールドコイルか
ら出力された検出信号から事故点位置を判定するため
に、この判定手順を記憶回路のプログラムにより実施さ
せるようにすることにより、大幅な試験の省力化が達成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す絶縁スペーサ中に埋設
された環状の金属導体を有するガス絶縁開閉装置の部分
断面図である。
【図2】図1の環状の金属導体の断面図である。
【図3】この発明の短絡事故が発生したガス区分を特定
するための構成を示すブロック図である。
【図4】この発明によるガス絶縁開閉装置の故障点標定
装置の構成図である。
【図5】この発明による故障位置を標定するための判定
のフローチヤートである。
【図6】従来のガス絶縁開閉装置の故障点標定装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 シールドコイル 2 金属容器 21 フランジ 3 絶縁スペーサ 4 検出部 4A 検出部 4B 検出部 40A 増幅器 40B 増幅器 41A 光電変換器(E/O) 41B 光電変換器(E/O) 5 光フアイバー 5A 光フアイバー 5B 光フアイバー 6 光電変換器(O/E) 6A 光電変換器(O/E) 6B 光電変換器(O/E) 7 判定部 8 故障位置表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性ガスを封入した金属容器内の通電導
    体の短絡事故の位置を検出するガス絶縁開閉装置の故障
    点標定装置において、通電導体を絶縁支持し、金属容器
    のフランジ間に挟持された前記金属容器を区画する絶縁
    スペーサ中に円周方向に沿って埋設された環状の金属導
    体と、前記通電導体に通流する電流により前記金属導体
    に誘導される信号を検出する検出部と、所定の値以上と
    以下の信号を出力し、互いに隣接して配されている金属
    導体を有する絶縁スペーサを選択する選択部を有し、選
    択された隣接する絶縁スペーサで区画された金属容器の
    ガス区分内に短絡事故が発生したと判定する判定部と、
    この判定部で特定されたガス区分の位置を表示する故障
    位置表示部とからなることを特徴とするガス絶縁開閉装
    置の故障点標定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガス絶縁開閉装置の故障
    点評定装置において、絶縁スペーサ中に埋設された金属
    導体を、金属容器のフランジ部間に埋設された電界緩和
    用のシールドリングと兼用することを特徴とするガス絶
    縁開閉装置の故障点標定装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のガス絶縁開閉装置の故障
    点評定装置において、絶縁スペーサ中に埋設された金属
    導体からの検出信号を受けて、短絡事故が発生したガス
    区分の位置の判定を、記憶回路のプログラムに沿って行
    うことを特徴とするガス絶縁開閉装置の故障点標定装
    置。
JP6271773A 1994-10-11 1994-10-11 ガス絶縁開閉装置の故障点標定装置 Pending JPH08110364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111817142A (zh) * 2020-07-08 2020-10-23 江苏核电有限公司 一种核电站用开关柜综合故障报警在线检测装置及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111817142A (zh) * 2020-07-08 2020-10-23 江苏核电有限公司 一种核电站用开关柜综合故障报警在线检测装置及方法

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