JPH08106031A - 光ファイバアレー用端末と光半導体チップアレーが搭載された光ファイバアレー用端末 - Google Patents

光ファイバアレー用端末と光半導体チップアレーが搭載された光ファイバアレー用端末

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JPH08106031A
JPH08106031A JP7201631A JP20163195A JPH08106031A JP H08106031 A JPH08106031 A JP H08106031A JP 7201631 A JP7201631 A JP 7201631A JP 20163195 A JP20163195 A JP 20163195A JP H08106031 A JPH08106031 A JP H08106031A
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semiconductor chip
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optical
chip array
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバアレーの光ファイバと光半導体チ
ップアレーの受光素子又は発光素子との光軸を容易に正
確に一致させることのできる光ファイバアレー用端末を
得る。 【解決手段】 パッケージ30に開口された導入口32
を覆うフランジ102の内側と外側とに固定テーブル1
04とガイドテーブル106とを延設し、光ファイバア
レー10の端部に露出させた光ファイバ10aをフラン
ジ102に開口したガイド孔108を通して固定テーブ
ル104表面に支持し、光ファイバ10aの後部に連な
る光ファイバアレー10をガイドテーブル106表面に
支持する。光ファイバ10aには、押圧部材200を被
せて、光ファイバ10aを押圧部材200と固定テーブ
ル104との間に挟持する。押圧部材200には、光半
導体チップアレー20をマウントするマウント面220
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバアレー
を光半導体チップアレー収容用のパッケージ内空間に導
入、支持するための光ファイバアレー用端末と、該端末
に光半導体チップアレーをマウントしてなる光半導体チ
ップアレーが搭載された光ファイバアレー用端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信機器の光通信用ケーブルには、図
11(a)、(b)に示したような、光ファイバアレー
10が多用されている。光ファイバアレー10は、リボ
ン状をしていて、複数本の光ファイバ10aを横に並べ
て束ねた構造をしている。光ファイバ10aは、所定屈
折率を有するガラス材からなるファイバ芯10bの周囲
を屈折率の異なるガラス材からなるクラッド10cで被
覆した構造をしている。光ファイバアレー10の複数本
の光ファイバ10aは、その周囲を樹脂材10dで一体
に覆って束ねている。
【0003】光通信機器においては、図9又は図10に
示したように、光ファイバアレー10の端部周囲を覆う
樹脂材10dを除去して、光ファイバアレー10の端部
に光ファイバ10aを露出させている。そして、その光
ファイバアレー10の端部に露出させた光ファイバ10
aをパッケージ30外部からパッケージ30内空間に導
入している。そして、その光ファイバ10aをパッケー
ジ30内に収容した発光素子又は受光素子が並べて備え
られた光半導体チップアレー20に対向させて配置し、
光ファイバ10aとそれに対向する光半導体チップアレ
ー20の受光素子又は発光素子(図示せず)との光軸を
一致させている。
【0004】その際には、図9又は図10に示したよう
な、光ファイバアレー用端末40を用いて、光ファイバ
10aをパッケージ30に開口された導入口32を通し
てパッケージ30内空間の所定部位に導入、支持してい
る。光ファイバアレー用端末40は、メタル材で形成し
ていて、パッケージ30と別体に形成している。そし
て、その端末40のフランジ42を導入口32周囲のメ
タル材からなるパッケージ30部分にレーザ溶接等によ
り接合している。光ファイバアレー10と光半導体チッ
プアレー20との間に位置するパッケージ30内側面に
は、ガラス板等の光透過板50を被着して、パッケージ
30に開口された導入口32をその内側から光透過板5
0で気密に覆っている。そして、パッケージ30内空間
の気密性を保持している。
【0005】パッケージ30内に導入した光ファイバ1
0aの先端面は、図9に示したように、斜めにカットし
ている。そして、光半導体チップアレー20の発光素子
から発せられた光が、光ファイバ10aの先端面で反射
して、光半導体チップアレー20の発光素子から発せら
れる光と相互干渉を起こすのを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記端
末40を用いて光ファイバ10aをパッケージ30内空
間に導入、支持した場合には、端末40のフランジ42
をメタル材からなるパッケージ30部分にレーザ溶接等
により接合した際に、溶接等の熱影響を受けて、パッケ
ージ30とフランジ42との間に両者の熱膨張率の差に
よる応力が発生し、その応力を受けて、パッケージ30
が歪んでしまった。そして、端末40を用いてパッケー
ジ30内空間に導入、支持した光ファイバ10aとパッ
ケージ30内に収容した光半導体チップアレー20との
位置関係が狂ってしまった。そして、光ファイバ10a
とそれに対向する光半導体チップアレー20の受光素子
又は発光素子との光軸がずれて、光ファイバ10aと光
半導体チップアレー20との間で光を洩らさずに効率良
く伝えることができなくなってしまった。
【0007】加えて、上記端末40を用いて光ファイバ
10aをパッケージ30内空間に導入、支持した場合に
は、光ファイバ10aと光半導体チップアレー20との
間に光透過板50が介在していて、光ファイバ10aを
光半導体チップアレー20に接近させることができない
ため、光ファイバ10aとそれに対向する光半導体チッ
プアレー20の受光素子又は発光素子との光軸合わせに
困難を極めた。また、光ファイバ10aと光半導体チッ
プアレー20との間に光透過板50を配置するためのス
ペースが必要となって、光通信用モジュールをコンパク
ト化できなかった。
【0008】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、パッケージ内空間に導入する光ファイバの光
軸をパッケージ内に収容する光半導体チップアレーの受
光素子又は発光素子の光軸に容易に正確に一致させるこ
とのできる光ファイバアレー用端末であって、光通信用
モジュールをコンパクト化できる光ファイバアレー用端
末(以下、端末という)と、該端末に光半導体チップア
レーをマウントしてなる半導体チップアレーが搭載され
た光ファイバアレー用端末(以下、光半導体チップアレ
ーが搭載された端末という)とを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の端末は、パッケージに開口された導入口を
その外側から覆うフランジの内側に前記導入口を通して
パッケージ内空間に導入する固定テーブルを設け、前記
フランジの外側にガイドテーブルを延設し、前記フラン
ジに開口したガイド孔に光ファイバアレーの端部に露出
させた光ファイバを挿通して、該光ファイバを前記固定
テーブル表面に支持すると共に、前記光ファイバの後部
に連なる光ファイバアレーを前記ガイドテーブル表面に
支持し、前記ガイド孔に挿通した光ファイバの周囲をガ
イド孔の内周壁に気密に封着し、前記光ファイバに押圧
部材を被せて、光ファイバを押圧部材と前記固定テーブ
ルとの間に挟持し、光半導体チップアレーを前記光ファ
イバの端部に対向させてマウントするマウント面を前記
押圧部材に備えたことを特徴としている。
【0010】本発明の端末においては、固定テーブルに
対向する押圧部材の表面に溝を設けて、該溝に光ファイ
バを嵌入した構造とすることを好適としている。
【0011】また、押圧部材を固定テーブルに接合した
構造とすることを好適としている。
【0012】また、固定テーブル表面とガイドテーブル
表面とをほぼ同一平面上に位置させて、前記固定テーブ
ル表面とガイドテーブル表面との近くのフランジ部分に
ガイド孔を開口した構造とすることを好適としている。
【0013】また、フランジには、該フランジの内外を
電気的に接続する接続端子を備えても良い。
【0014】本発明の光半導体チップアレーが搭載され
た端末は、本発明の端末の押圧部材のマウント面に光半
導体チップアレーを光ファイバの端部に対向させてマウ
ントしたことを特徴としている。
【0015】本発明の光半導体チップアレーが搭載され
た端末においては、光半導体チップアレーを押圧部材の
マウント面にサブキャリアを介してマウントした構造と
することを好適としている。
【0016】
【作用】本発明の端末においては、光半導体チップアレ
ーをマウントするマウント面を光ファイバを挟持した押
圧部材に備えているため、光半導体チップアレーを光フ
ァイバに接近させて押圧部材のマウント面にマウントで
きる。そして、光半導体チップアレーの受光素子又は発
光素子の光軸を、光ファイバの光軸に容易かつ正確に一
致させることができる。
【0017】また、ガイド孔に挿通した光ファイバの周
囲をガイド孔の内周壁に気密に封着していて、光ファイ
バの周囲とガイド孔の内周壁との間の隙間を接合材で気
密に封じているため、ガイド孔を通してフランジの内側
とその外側との間の気密性が損なわれるのを防止でき
る。
【0018】また、固定テーブルに対向する押圧部材の
表面に溝を設けて、該溝に光ファイバを嵌入した本発明
の端末にあっては、光ファイバを押圧部材表面の溝に動
かぬように嵌入、係止できる。
【0019】また、押圧部材を固定テーブルに接合した
本発明の端末にあっては、押圧部材と固定テーブルとを
メタル材で形成した場合に、そのメタル材からなる押圧
部材をメタル材からなる固定テーブルに電気的に接続で
きる。
【0020】また、固定テーブル表面とガイドテーブル
表面とをほぼ同一平面上に位置させて、固定テーブル表
面とガイドテーブル表面との近くのフランジ部分にガイ
ド孔を開口した本発明の端末にあっては、ガイド孔に挿
通した光ファイバを、ガイド孔近くの固定テーブル表面
に隙間少なく安定させて支持できる。それと共に、光フ
ァイバの後部に連なる光ファイバアレーを、ガイド孔近
くのガイドテーブル表面に隙間少なく安定させて支持で
きる。
【0021】また、フランジに、該フランジの内外を電
気的に接続する接続端子を備えた本発明の端末にあって
は、フランジの内側に配置された光半導体チップアレ
ー、半導体チップ等の光通信用部品を、フランジに備え
られた接続端子を通して、フランジの外側に配置された
電子回路に電気的に接続できる。
【0022】本発明の光半導体チップアレーが搭載され
た端末においては、光半導体チップアレーを、それをマ
ウントしたマウント面を有する押圧部材と固定テーブル
とそれらの間に挟持した光ファイバと共に、パッケージ
に開口された導入口を通して、パッケージ内空間に導入
できる。そして、導入口をその外側からフランジで覆っ
て、フランジを導入口周囲のパッケージ部分に溶接等に
より接合し、導入口をフランジで気密に封ずることがで
きる。そして、光半導体チップアレーと光ファイバと
を、パッケージ内空間に気密に封入できる。そして、光
半導体チップアレーや光ファイバが塵埃や湿気の悪影響
を受けるのを防止できる。
【0023】また、フランジを導入口周囲のパッケージ
部分に溶接等により接合した際に、溶接等の熱影響を受
けて、フランジとパッケージとの間に両者の熱膨張率の
差による応力が発生し、パッケージが歪んでも、光ファ
イバと光半導体チップアレーとを共に同じ固定テーブル
に支持したり押圧部材を介してマウントしたりしている
ため、光ファイバと光半導体チップアレーとの位置関係
が狂うのを防止できる。そして、光半導体チップアレー
の受光素子又は発光素子の光軸とそれに対応する光ファ
イバの光軸とがずれるのを防止できる。
【0024】また、光半導体チップアレーを押圧部材の
マウント面にサブキャリアを介してマウントした本発明
の光半導体チップアレーが搭載された端末にあっては、
光半導体チップアレーに振動を加えながら光半導体チッ
プアレーの底面をサブキャリアに金―錫共晶ろうを用い
て低温でダイボンディングできる。そして、光半導体チ
ップアレーをサブキャリアに接合した際に、光半導体チ
ップアレーが、高熱を受けて、破壊されるのを防止でき
る。
【0025】次いで、光半導体チップアレーをマウント
したサブキャリアを、押圧部材のマウント面に搭載でき
る。そして、押圧部材上でのサブキャリアの搭載位置を
調整して、サブキャリアにマウントされた光半導体チッ
プアレーの受光素子又は発光素子の光軸を、それに対応
する固定テーブルと押圧部材との間に挟持された光ファ
イバの光軸に一致させることができる。
【0026】次いで、サブキャリアを、その位置を動か
さずに、押圧部材のマウント面に溶接等により高温をか
けて接合できる。そして、サブキャリアにマウントされ
た光半導体チップアレーの受光素子又は発光素子の光軸
と光ファイバの光軸との位置関係を狂わせずに正確に一
致させた状態のまま、半導体チップアレーを押圧部材の
マウント面にサブキャリアを介してマウントできる。
【0027】それと共に、サブキャリアを押圧部材に溶
接等により接合した際に、その接合箇所に発生する高熱
を、サブキャリアを介して弱めて、光半導体チップアレ
ーに間接的に伝えることができる。そして、光半導体チ
ップアレーが、高熱を受けて、破壊されるのを防止でき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1と図2は本発明の端末の好適な実
施の形態を示し、図1はその使用状態を示す正面断面
図、図2はその押圧部材周辺の側面図である。以下に、
この端末を説明する。
【0029】図において、102は、パッケージ30に
開口された導入口32をその外側から覆う板状のフラン
ジ102である。
【0030】フランジ102の内側のほぼ中央部には、
導入口32を通してパッケージ30内空間に導入する固
定テーブル104を起立させて設けている。
【0031】フランジ102の外側のほぼ中央部には、
ガイドテーブル106を起立させて延設している。
【0032】フランジ102、固定テーブル104、ガ
イドテーブル106は、コバール(鉄―ニッケル―コバ
ルト合金)、ステンレス等のメタル材で形成している。
【0033】固定テーブル104表面とガイドテーブル
106表面とは、ほぼ同一平面上に位置させている。そ
して、その固定テーブル104表面とガイドテーブル1
06表面との近くのフランジ102部分に、複数個のガ
イド孔108を所定ピッチで横に並べて開口している。
【0034】複数個のガイド孔108には、光ファイバ
アレー10の端部に並べて露出させた複数本の光ファイ
バ10aのそれぞれをフランジ102外側から挿通して
いる。そして、光ファイバ10aをガイド孔108近く
の固定テーブル104表面に隙間少なく安定させて支持
している。それと共に、光ファイバ10aの後部に連な
る光ファイバアレー10をガイド孔108近くのガイド
テーブル106表面に隙間少なく安定させて支持してい
る。
【0035】光ファイバアレー10の端部に露出させた
光ファイバ10aの周囲には、金属めっき層(図示せ
ず)を形成している。そして、ガイド孔108に挿通し
た光ファイバ10aの金属めっき層で覆われた周囲を、
ガイド孔108の内周壁にろう材等の接合材(図示せ
ず)を用いて気密に封着している。そして、ガイド孔1
08に挿通した光ファイバ10aの周囲とガイド孔10
8の内周壁との間の隙間を、接合材で気密に封じてい
る。そして、ガイド孔108を通して、フランジ102
の内側とその外側との間の気密性が損なわれるのを防い
でいる。
【0036】固定テーブル104表面に支持した複数本
の光ファイバ10aには、ブロック状をしたメタル材か
らなる押圧部材200を被せている。そして、光ファイ
バ10aを固定テーブル104と押圧部材200との間
に挟持している。
【0037】固定テーブル104に対向する押圧部材2
00の表面には、図2に示したように、光ファイバ10
aを嵌入する断面V字状等の溝202を所定ピッチで複
数本横に並べて刻設している。そして、それらの溝20
2のそれぞれに複数本の光ファイバ10aを所定ピッチ
で動かぬように横に並べて嵌入、係止させている。そし
て、複数本の光ファイバ10aのそれぞれを固定テーブ
ル104表面の所定部位に位置決め、固定している。
【0038】押圧部材200の表面は、その溝202が
刻設された箇所を除いて、固定テーブル104にろう付
け、スポット溶接等により接合している。そして、メタ
ル材からなる押圧部材200をメタル材からなる固定テ
ーブル104に電気的に接続している。
【0039】押圧部材200の先端面には、図1に示し
たように、複数個の発光素子又は受光素子が並べて備え
られた後述の光半導体チップアレー20を固定テーブル
104に支持した光ファイバ10aの端部に対向させて
マウントするマウント面220を備えている。
【0040】光ファイバ10aの端部の先端面は、図1
に示したように、斜めにカットして、その表面を覆うめ
っき層を剥がしている。そして、その光ファイバ10a
の端部の斜めにカットした先端面を、固定テーブル10
4及び押圧部材200の先方に突出させている。そし
て、光ファイバ10aの端部の斜めにカットした先端面
の内側を、押圧部材200の先端面のマウント面220
にマウントする後述の光半導体チップアレー20の発光
素子又は受光素子に対向させて配置できるようにしてい
る。
【0041】図1と図2に示した端末は、以上のように
構成している。
【0042】次に、この端末の使用例であって、本発明
の光半導体チップアレーが搭載された端末を説明する。
【0043】図3は本発明の光半導体チップアレーが搭
載された端末の好適な実施の形態を示し、詳しくはその
使用状態を示す正面断面図である。以下に、この光半導
体チップアレーが搭載された端末を説明する。
【0044】図の光半導体チップアレーが搭載された端
末では、押圧部材200の先端面に備えられたマウント
面220に、複数個の発光素子又は受光素子が並べて備
えられた光半導体チップアレー20を、メタル材からな
るブロック状のサブキャリア300を介してマウントし
ている。具体的には、光半導体チップアレー20の底面
を接合したサブキャリア300を、押圧部材200の先
端面に備えられたマウント面220に接合している。そ
して、光半導体チップアレー20を、光ファイバ10a
の端部に接近させて対向させて配置している。
【0045】それと共に、光半導体チップアレー20の
グランド電極を構成する底部を、メタル材からなるサブ
キャリア300を通して、押圧部材200に電気的に接
合している。
【0046】光半導体チップアレー20は、該アレー2
0に振動を加えながら、サブキャリア300表面に金―
錫共晶ろうを用いて低温でダイボンディングしている。
そして、光半導体チップアレー20をサブキャリア30
0にマウントした際に、光半導体チップアレー20が、
高熱を受けて、破壊されるのを防いでいる。
【0047】光半導体チップアレー20は、サブキャリ
ア300に低温接合した後に、そのサブキャリア300
を押圧部材200の先端面のマウント面220に搭載し
て接合することにより、押圧部材200にマウントして
いる。
【0048】光半導体チップアレー20をマウントした
サブキャリア30は、押圧部材200の先端面のマウン
ト面220に搭載した際に、その搭載位置を調整してい
る。そして、サブキャリア300にマウントされた光半
導体チップアレー20の発光素子又は受光素子の光軸
を、それに対応する光ファイバ10aの光軸に一致させ
ている。
【0049】次いで、光半導体チップアレー20をマウ
ントしたサブキャリア300を、その位置を動かさぬよ
うにして、押圧部材200の先端面のマウント面220
にスポット溶接等により接合している。そして、サブキ
ャリア300を押圧部材200に溶接等により接合した
際に、その接合箇所に発生する高熱を、サブキャリア3
00を介して弱めて、光半導体チップアレー20に間接
的に伝えている。そして、サブキャリア300を押圧部
材200に接合した際に、光半導体チップアレー20
が、高熱を受けて、破壊されるのを防いでいる。それと
共に、サブキャリア300を押圧部材200の先端面の
マウント面220に接合した際に、サブキャリア300
にマウントされた半導体チップアレー20の発光素子又
は受光素子の光軸が、それに対応する光ファイバ10a
の光軸からずれるのを防いでいる。
【0050】サブキャリア300は、銅等の高熱伝導性
部材で形成している。そして、光半導体チップアレー2
0の発光素子等から発せられる熱を、サブキャリア30
0に効率良く放散させることができるようにしている。
【0051】押圧部材200の先端面のマウント面22
0にサブキャリア300を介してマウントした光半導体
チップアレー20は、光ファイバ10aの端部の斜めに
カットされた先端面の内側に対向させて配置している。
そして、光半導体チップアレー20の発光素子から発せ
られる光が、光ファイバ10aの端部の斜めにカットさ
れた先端面の内側で反射して、光ファイバ10aに入射
するように、光半導体チップアレー20の発光素子の光
軸を、それに対応する光ファイバ10aの光軸に一致さ
せている。
【0052】又は、光ファイバ10aを伝わる光が、光
ファイバ10aの端部の斜めにカットされた先端面の内
側で反射して、光半導体チップアレー20の受光素子に
入射するように、光半導体チップアレー20の受光素子
の光軸を、それに対応する光ファイバ10aの光軸に一
致させている。
【0053】図3に示した光半導体チップアレーが搭載
された端末は、以上のように構成している。
【0054】次に、この光半導体チップアレーが搭載さ
れた端末の使用例並びにその作用を説明する。
【0055】図3に示したように、光半導体チップアレ
ー20を、それをマウントしたサブキャリア300とそ
れを搭載した押圧部材200と固定テーブル104とそ
れらの間に挟持した光ファイバ10aと共に、パッケー
ジ30の側壁に開口された導入口32を通して、上端が
広く開口された箱体状のパッケージ30内空間に導入す
る。
【0056】次いで、導入口32をその外側からフラン
ジ102で覆って、メタル材からなるフランジ102を
導入口32周囲のメタル材からなるパッケージ30部分
にレーザー溶接、抵抗溶接等により気密に接合する。そ
して、導入口32をフランジ102で気密に塞いで、導
入口32を通してパッケージ30内空間の気密性が損な
われるのを防ぐ。それと共に、光半導体チップアレー2
0のグランド電極を構成する底部を、メタル材からなる
サブキャリア300と押圧部材200と固定テーブル1
04とフランジ102とを通して、パッケージ30のグ
ランドを構成するメタル材からなる外囲壁に電気的に接
続する。
【0057】それに前後して、パッケージ30内空間に
導入した光半導体チップアレー20の電極を、パッケー
ジ30の側壁に備えられたセラミック端子の接続線路3
4にワイヤ80を介して電気的に接続する。
【0058】次いで、パッケージの上端開口部36をキ
ャップ40で覆って、光半導体チップアレー20と光フ
ァイバ10aとをパッケージ30内空間に気密に封入す
る。そして、光半導体チップアレー20や光ファイバ1
0aが塵埃や湿気の悪影響を受けるのを防ぐ。
【0059】その後、パッケージ30のグランドを構成
する外囲壁と接続端子34の外端との間にバイアス電圧
を印加する。そして、光半導体チップアレー20のグラ
ンド電極を構成する底部と光半導体チップアレーの発光
素子の電極との間にバイアス電圧を印加する。そして、
発光素子から光を発生させる。
【0060】すると、その発光素子から発せられる光
を、発光素子に対向する光ファイバ10aの端部の斜め
にカットされた先端面の内側で反射させて、光ファイバ
10aに伝えることができる。
【0061】又は、光ファイバ10aを伝わる光を、光
ファイバ10aの端部の斜めにカットされた先端面の内
側で反射させて、それに対向する光半導体チップアレー
20の受光素子に入射させることができる。そして、そ
の受光量に応じて、受光素子に流れる電流量を大小に変
化させることができる。
【0062】また、パッケージ30外部に配置された電
子回路(図示せず)とパッケージ30内に収容された光
半導体チップアレー20の電極とを、パッケージ30の
側壁に備えられたセラミック端子の接続端子34を通し
て電気的に接続し、所定機能を有する光通信用モジュー
ルを形成できる。
【0063】なお、図1に示した端末又は図3に示した
光半導体チップアレーが搭載された端末においては、パ
ッケージ30の側壁に、セラミック端子に代えて、ガラ
ス端子(図示せず)を備えて、そのガラス端子のリード
を接続端子34に用いても良い。
【0064】また、ガイドテーブル106表面に支持し
た光ファイバアレー10は、ガイドテーブル106表面
に接着剤を用いて動かぬように固定しても良い。
【0065】また、図3に示した光半導体チップアレー
が搭載された端末の使用例においては、パッケージ30
内に電子回路(図示せず)を収容しても良い。そして、
その電子回路を同じパッケージ30内空間に収容した光
半導体チップアレー20の電極にワイヤ80を介して電
気的に接続し、所定機能を有する光通信用モジュールを
形成しても良い。
【0066】図4は本発明の端末の他の好適な実施の形
態を示し、詳しくはその使用状態を示す正面断面図であ
る。以下に、この端末を説明する。
【0067】図の端末では、押圧部材200の先端を固
定テーブル104の先方に突出させて、その押圧部材2
00の先端上面に、光半導体チップアレー20をマウン
トするマウント面220を備えている。そして、そのマ
ウント面220にマウントする後述の光半導体チップア
レー20を、固定テーブル14に支持した光ファイバ1
0aの端部に接近させて対向させて配置できるようにし
ている。
【0068】固定テーブル104と押圧部材200との
間に挟持した光ファイバ10aの先端は、円錐状、半球
状又はそれらに近い形状に削成して、その表面を覆うめ
っき層を剥離している。そして、光ファイバ10aの先
端を通して、光ファイバ10aの内外に光を伝えること
ができるようにしている。それと共に、押圧部材200
の先端上面のマウント面220にマウントする後述の光
半導体チップアレー20の発光素子から発せられた光
が、光ファイバ10aの先端表面で発光素子方向に反射
して、光半導体チップアレー20の発光素子から発せら
れる光と相互干渉を起こすのを防ぐことができるように
している。
【0069】フランジ102には、フランジ102の内
外を電気的に接続する接続端子72を備えている。具体
的には、フランジ102に透孔60を設けて、その透孔
60の中央にリード70を挿通している。そして、その
リード70を透孔60にガラス74を介して気密に封着
している。フランジ102内側に突出したリード70の
内端は、平板状に押し潰している。そして、その平板状
に押し潰したリード70の内端上面が押圧部材200の
先端上面のマウント面220にマウントする後述のサブ
キャリア300上面に備えられたメタライズ層380表
面又は光半導体チップアレー20の電極上面とほぼ平行
となるようにしている。
【0070】その他は、図1に示した端末と同様に構成
している。
【0071】次に、この端末の使用例であって、本発明
の光半導体チップアレーが搭載された端末を説明する。
【0072】図5と図6は本発明の光半導体チップアレ
ーが搭載された端末の好適な実施の形態を示し、図5は
その使用状態を示す正面断面図、図6はその光半導体チ
ップアレーが搭載された箇所周辺の拡大正面断面図であ
る。以下に、この光半導体チップアレーが搭載された端
末を説明する。
【0073】図の光半導体チップアレーが搭載された端
末では、押圧部材200の先端上面に備えられたマウン
ト面220に、光半導体チップアレー20をブロック状
のサブキャリア300を介してマウントしている。そし
て、光半導体チップアレー20を光ファイバ10aの端
部に接近させて対向させて配置している。
【0074】サブキャリア300は、図6に示したよう
に、セラミックで形成していて、その下部内側面とその
底面とその下部外側面とにメタライズ層340をU字状
に連続して備えている。そして、サブキャリア300の
下部内側面のメタライズ層340表面に、光半導体チッ
プアレー20の底面を、該アレー20に振動を加えなが
ら、金―錫共晶ろうを用いて低温でダイボンディングし
ている。そして、光半導体チップアレー20をサブキャ
リア300にマウントした際に、光半導体チップアレー
20が、高熱を受けて、破壊されるのを防いでいる。
【0075】サブキャリア300の底面とその下部外側
面とに備えられたメタライズ層340表面には、前述コ
バール等からなる金属板400をL字状に連続して接合
している。そして、その金属板400を介して、サブキ
ャリア300をメタル材からなる押圧部材200の先端
上面のマウント面220にスポット溶接等により接合し
ている。
【0076】光半導体チップアレー20は、サブキャリ
ア300にマウントした後に、そのサブキャリア300
を押圧部材200の先端上面のマウント面220に搭載
して接合することにより、押圧部材200の先端上面の
マウント面220にマウントしている。
【0077】光半導体チップアレー20をマウントした
サブキャリア300は、押圧部材200の先端上面のマ
ウント面220に搭載した際に、その搭載位置を調整し
ている。そして、サブキャリア300にマウントされた
光半導体チップアレー20の発光素子又は受光素子の光
軸を、光ファイバ10aの光軸に一致させている。
【0078】次いで、光半導体チップアレー20をマウ
ントしたサブキャリア300を、その位置を動かさぬよ
うにして、押圧部材200に接合している。具体的に
は、サブキャリア300を、その底面のメタライズ層3
40表面に接合された金属板400を介して、メタル材
からなる押圧部材200の先端上面のマウント面220
にスポット溶接等により接合している。そして、サブキ
ャリア300を押圧部材200に接合した際に、その接
合箇所に加わる高熱を、サブキャリア300を介して弱
めて、光半導体チップアレー20に間接的に伝えてい
る。そして、サブキャリア300を押圧部材200の先
端上面のマウント面220に接合した際に、光半導体チ
ップアレー20が、高熱を受けて、破壊されるのを防い
でいる。それと共に、サブキャリア300を押圧部材2
00に接合した際に、サブキャリア300にマウントさ
れた半導体チップアレー20の発光素子又は受光素子の
光軸が、それに対応する光ファイバ10aの光軸からず
れるのを防いでいる。
【0079】サブキャリア300は、ムライトセラミッ
ク等の高熱伝導性部材で形成している。そして、光半導
体チップアレー20の発光素子等から発せられる熱を、
サブキャリア300に効率良く放散させることができる
ようにしている。
【0080】光半導体チップアレー20のグランド電極
を構成する底部は、サブキャリア300の下部内側面と
その底面とに連続して備えられたメタライズ層340と
該メタライズ層340表面に接合された金属板400と
を通して、グランドを構成するメタル材からなる押圧部
材200に電気的に接続している。
【0081】サブキャリア300の上部内側面とその上
面とには、図5に示したように、メタライズ層380を
逆L字状に連続して備えている。そして、サブキャリア
300の上部内側面に備えたメタライズ層380表面
が、光半導体チップアレー20の電極上面とほぼ平行と
なるようにしている。そして、そのメタライズ層380
表面を光半導体チップアレー20の電極上面に、ワイヤ
ボンディング装置を用いてワイヤ80を介して電気的に
接続している。
【0082】サブキャリア300上面に備えたメタライ
ズ層380表面は、該表面とほぼ平行な平面状に押し潰
されたリード70の内端上面に、ワイヤボンディング装
置を用いてワイヤ80を介して電気的に接続している。
そして、光半導体チップアレー20の電極をリード70
にメタライズ層380を介して電気的に接続している。
【0083】図5と図6に示した光半導体チップアレー
が搭載された端末は、以上のように構成している。
【0084】次に、この光半導体チップアレーが搭載さ
れた端末の使用例並びにその作用を説明する。
【0085】図5に示したように、光半導体チップアレ
ー20を、それをマウントしたサブキャリア300とそ
れを搭載した押圧部材200と固定テーブル104とそ
れらの間に挟持した光ファイバ10aと共に、キャップ
状をしたパッケージ30の端部に開口された導入口32
を通して、パッケージ30内空間に導入する。そして、
パッケージの導入口32をフランジ102で覆う。
【0086】次いで、メタル材からなるフランジ102
を導入口32周囲のメタル材からなるパッケージ30周
縁部分にスポット溶接、抵抗溶接等により気密に接合す
る。そして、光半導体チップアレー20と光ファイバ1
0aとを、パッケージ30とフランジ102とで囲まれ
た空間内に気密に封入する。そして、光半導体チップア
レー20の発光素子又は受光素子と光ファイバ10aと
が、塵埃や湿気の悪影響を受けるのを防ぐ。それと共
に、光半導体チップアレー20のグランド電極を構成す
る底部が電気的に接続された押圧部材200を、メタル
材からなる固定テーブル104とフランジ102とを介
して、パッケージ30のメタル材からなる外囲壁に電気
的に接続する。
【0087】その後、パッケージ30のグランドを構成
する外囲壁と接続端子72の外端との間にバイアス電圧
を印加する。そして、光半導体チップアレー20のグラ
ンド電極を構成する底部と光半導体チップアレー20の
発光素子の電極との間にバイアス電圧を印加する。そし
て、発光素子から光を発生させる。
【0088】すると、その発光素子から発せられる光
を、発光素子に対向する光ファイバ10aの円錐状等に
削成された先端面を通して、光ファイバ10aに伝える
ことができる。
【0089】又は、光ファイバ10aを伝わる光を、光
ファイバ10aの円錐状等に削成された先端面を通し
て、それに対向する光半導体チップアレー20の受光素
子に入射させることができる。そして、その受光量に応
じて、受光素子を流れる電流量を大小に変化させること
ができる。
【0090】また、パッケージ30外部に配置された電
子回路(図示せず)と光半導体チップアレー20の電極
とを接続端子72を通して電気的に接続し、所定機能を
有する光通信用モジュールを形成できる。
【0091】なお、図5に示した光半導体チップアレー
が搭載された端末の使用例においては、パッケージ30
内に電子回路(図示せず)を収容して、その電子回路を
同じパッケージ30内に収容した光半導体チップアレー
20の電極に電気的に接続しても良い。そして、所定機
能を有する光通信用モジュールを形成しても良い。
【0092】また、図4に示した端末又は図5に示した
光半導体チップアレーが搭載された端末においては、フ
ランジ102に、リード70に代えて、セラミック端子
(図示せず)を気密に嵌着しても良い。そして、そのセ
ラミック端子を、フランジ102の内外を電気的に接続
する接続端子72として用いても良い。
【0093】また、図1又は図4に示した端末、又は図
3又は図5に示した光半導体チップアレーが搭載された
端末においては、押圧部材200の表面に溝202を設
けずに、押圧部材200と固定テーブル104との間に
光ファイバ10aを単に挟持しても良い。そして、光フ
ァイバ10aを固定テーブル104表面の所定部位に位
置決め、固定しても良く、そのようにしても、図1又は
図4に示した端末、又は図3又は図5に示した光半導体
チップアレーが搭載された端末とほぼ同様な作用を持つ
端末を形成できる。ただし、そうした場合には、押圧部
材200の表面が固定テーブル104表面から光ファイ
バ10aの外径分浮き上がった状態となって、メタル材
からなる押圧部材200と固定テーブル104とが電気
的に接続されない状態となるため、押圧部材200の一
部に突起(図示せず)を設けて、その突起を固定テーブ
ル104に接合するか、押圧部材200と固定テーブル
104とをワイヤ等で別途電気的に接続する必要があ
る。
【0094】また、図1又は図4に示した端末、又は図
3又は図5に示した光半導体チップアレーが搭載された
端末においては、図7又は図8に示したように、押圧部
材200を銅等の高熱伝導性部材で形成して、その押圧
部材200に備えたマウント面220に光半導体チップ
アレー20を導電性接着剤等を用いて低温接合により直
接にダイボンディングしても良く、そのようにしても、
図1又は図4に示した端末、又は図3又は図5に示した
光半導体チップアレーが搭載された端末とほぼ同様な作
用、効果を有する端末を形成できる。
【0095】また、図1又は図4に示した端末、又は図
3又は図5に示した光半導体チップアレーが搭載された
端末においては、押圧部材200、固定テーブ104、
フランジ102又はガイドテーブル106は、セラミッ
ク等で形成しても良い。ただし、そうした場合は、押圧
部材のマウント面220にサブキャリア300を介して
又は直接にマウントする光半導体チップアレー20又は
マウントした光半導体チップアレー20の底部のグラン
ド電極をパッケージ30のグランドを構成するメタル材
からなる外囲壁又はパッケージ30に備えられたグラン
ド用の接続端子(図示せず)にワイヤ等の接続手段(図
示せず)を用いて別途電気的に接続する必要がある。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の端末又は
本発明の光半導体チップアレーが搭載された端末によれ
ば、光ファイバアレーの端部に露出させた光ファイバを
光半導体チップアレーに接近させて配置できる。そし
て、その光ファイバの光軸を光半導体チップアレーの受
光素子又は発光素子の光軸に容易に正確に一致させるこ
とができる。
【0097】また、フランジをパッケージに溶接等によ
り接合した際に、パッケージに加わる熱応力で、パッケ
ージが歪んでも、光ファイバとそれに対応する光半導体
チップアレーの発光素子又は受光素子との光軸の位置関
係が狂うのを確実に防止できる。そして、光半導体チッ
プアレーの発光素子から発せられる光を、それに対応す
る光ファイバに的確に入射させることができる。それと
共に、光ファイバの端部から発せられる光を、それに対
応する光半導体チップアレーの受光素子に的確に入射さ
せることができる。
【0098】また、光半導半導体チップアレーと光ファ
イバとの間に光透過板を介在させる必要がなくなって、
光通信用モジュールをコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端末の使用状態を示す正面断面図であ
る。
【図2】本発明の端末の押圧部材周辺の側面図である。
【図3】本発明の光半導体チップアレーが搭載された端
末の使用状態を示す正面断面図である。
【図4】本発明の端末の使用状態を示す正面断面図であ
る。
【図5】本発明の光半導体チップアレーが搭載された端
末の使用状態を示す正面断面図である。
【図6】本発明の光半導体チップアレーが搭載された端
末の光半導体チップアレー周辺の拡大正面断面図であ
る。
【図7】本発明の光半導体チップアレーが搭載された端
末の使用状態を示す正面断面図である。
【図8】本発明の光半導体チップアレーが搭載された端
末の使用状態を示す正面断面図である。
【図9】従来の端末の使用状態を示す正面断面図であ
る。
【図10】従来の端末の使用状態を示す斜視図である。
【図11】(a)は光ファイバアレーの側面図、(b)
は光ファイバアレーの平面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバアレー 10a 光ファイバ 20 光半導体チップアレー 30 パッケージ 32 導入口 34 接続端子 40 光ファイバアレー用端末 50 光透過板 60 透孔 70 リード 72 接続端子 80 ワイヤ 102 フランジ 104 固定テーブル 106 ガイドテーブル 108 ガイド孔 200 押圧部材 202 溝 220 マウント面 300 サブキャリア 340、380 メタライズ層 400 金属板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージに開口された導入口をその外
    側から覆うフランジの内側に前記導入口を通してパッケ
    ージ内空間に導入する固定テーブルを設け、前記フラン
    ジの外側にガイドテーブルを延設し、前記フランジに開
    口したガイド孔に光ファイバアレーの端部に露出させた
    光ファイバを挿通して、該光ファイバを前記固定テーブ
    ル表面に支持すると共に、前記光ファイバの後部に連な
    る光ファイバアレーを前記ガイドテーブル表面に支持
    し、前記ガイド孔に挿通した光ファイバの周囲をガイド
    孔の内周壁に気密に封着し、前記光ファイバに押圧部材
    を被せて、光ファイバを押圧部材と前記固定テーブルと
    の間に挟持し、光半導体チップアレーを前記光ファイバ
    の端部に対向させてマウントするマウント面を前記押圧
    部材に備えたことを特徴とする光ファイバアレー用端
    末。
  2. 【請求項2】 固定テーブルに対向する押圧部材の表面
    に溝を設けて、該溝に光ファイバを嵌入した請求項1記
    載の光ファイバアレー用端末。
  3. 【請求項3】 押圧部材を固定テーブルに接合した請求
    項1又は2記載の光ファイバアレー用端末。
  4. 【請求項4】 固定テーブル表面とガイドテーブル表面
    とをほぼ同一平面上に位置させて、前記固定テーブル表
    面とガイドテーブル表面との近くのフランジ部分にガイ
    ド孔を開口した請求項1、2又は3記載の光ファイバア
    レー用端末。
  5. 【請求項5】 フランジに、該フランジの内外を電気的
    に接続する接続端子を備えた請求項1、2、3又は4記
    載の光ファイバアレー用端末。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の光フ
    ァイバアレー用端末の押圧部材のマウント面に光半導体
    チップアレーを光ファイバの端部に対向させてマウント
    したことを特徴とする光半導体チップアレーが搭載され
    た光ファイバアレー用端末。
  7. 【請求項7】 光半導体チップアレーを押圧部材のマウ
    ント面にサブキャリアを介してマウントした請求項6記
    載の光半導体チップアレーが搭載された光ファイバアレ
    ー用端末。
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