JPH08101029A - ピストン加工溝の評価方法 - Google Patents

ピストン加工溝の評価方法

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JPH08101029A
JPH08101029A JP26146994A JP26146994A JPH08101029A JP H08101029 A JPH08101029 A JP H08101029A JP 26146994 A JP26146994 A JP 26146994A JP 26146994 A JP26146994 A JP 26146994A JP H08101029 A JPH08101029 A JP H08101029A
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JP
Japan
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piston
data
groove
evaluation
image
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JP26146994A
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English (en)
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Hideo Suda
英雄 須田
Yoshitaka Saitou
吉敬 斉藤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 評価精度を落とすことなく評価時間を短縮す
ること。 【構成】 ピストン外周面の展開画像を当該ピストンを
回転させながら光学系及びCCDセンサを介して撮像す
ることで画像データを生成する(ステップS1)第一の
工程と、当該ピストンの加工溝の幅情報を受け付けて
(ステップS2)画像データを当該加工溝の幅で分割す
る(ステップS3)第二の工程と、当該分割された画像
データ毎に特徴量を算出する(ステップS4)第三の工
程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストン加工溝の評価
方法に係り、特に、ピストンの当たりの自動評価装置に
用いるピストン加工溝の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストンの当たり評価(磨耗状況
検査)は目視により行われるか、必要な部分の精密測定
で行っている。また、画像処理により磨耗状況評価を行
う手法が同一出願人により出願されている(例えば、特
願平5−347663号,特願平6−54460号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目視に
よる場合にあっては、評価に個人差が生じ、また評価に
際しても熟練を要し、更に、評価の定量化が困難なもの
となっていた。すなわち、各個人の評価レベルの統一化
ができない、という不都合があった。
【0004】また、精密測定による場合にあっては、ピ
ストンの全周を隈なく行うには多くの時間と労力を要す
るという不都合があり、一方、熱応力による内部歪みの
問題もあって、精密測定は必ずしも良好なものとはなっ
ていない。
【0005】特願平5−347663号の画像処理によ
る評価手法では、分解能が粗く、加工溝が当たりにより
無くなった部分と、加工溝の残っている部分との検出の
みをするものであった。即ち、加工溝の有無のみを評価
する構成となっていて、加工溝の磨耗状況(当たり)を
段階別に検出し定量化することができなかった。そのた
め、長時間運転後のピストンは評価できるが、短時間運
転のピストンは加工溝が全て残っているため、評価がで
きない、という不都合があった。
【0006】また、特願平6−54460号では、ピス
トン側面の展開画像の取り込みはパーソナルコンピュー
タ(以下PCという)で行っていたが、PCではピスト
ン側面を撮像した大量の画像データを扱うのが困難であ
った。しかも、評価を正確に行うため、加工溝の位置を
全画像について位置決めを行っていたため、この全ての
加工溝の位置の決定処理にかなりの時間が掛かり、エン
ジニアリングワークステーション(以下EWSという)
を使用しても高速化が望めなかった。つまり、単純なC
PUパワーの向上では加工溝の位置決定処理の高速化に
限界が生じた、という不都合があった。
【0007】また、このピストンの表面評価を可搬性の
ある簡易なシステムで行いたいとの要望があるため、ピ
ストンの磨耗状況評価方法を実施するためのピストン表
面評価装置を新たに開発した(本出願と同日出願のピス
トン表面評価装置)。これに伴い、磨耗状況の評価を簡
易なシステムで実施するピストンの加工溝の評価方法が
求められた。
【0008】具体的には、EWSではなくPCを用いて
ピストンの磨耗状況評価を行いたい、という必要が生じ
た。
【0009】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、評価精度を落とすことなく評価時間を短
縮することのできるピストン加工溝の評価方法を提供す
ることを、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ピ
ストン外周面の展開画像を当該ピストンを回転させなが
ら光学系及びCCDセンサを介して撮像することで画像
データを生成する第一の工程と、当該ピストンの加工溝
の幅情報を受け付けて画像データを当該加工溝の幅で分
割する第二の工程と、当該分割された画像データ毎に特
徴量を算出する第三の工程とを備えた、という構成を採
っている。これによって前述した目的を達成しようとす
るものである。
【0011】ここで、加工溝とは、ピストン側面に横方
向に施された、ピストンの作成時に発生する溝をいう。
また、第三の工程で算出する「分割された画像データ毎
の特徴量」とは、最大値と最小値の差や、平均値等の分
割された画像データ毎の特徴を表す値をいう。この値は
直接に、また特徴量をさらに変換することで加工溝の当
たりの強さとして捉えることができる。
【0012】
【作用】第一の工程は、ピストン外周面の展開画像を当
該ピストンを回転させながら光学系及びCCDセンサを
介して撮像することで画像データを生成する。次いで、
第二の工程は、まず、当該ピストンの加工溝の幅情報を
受け付ける。これは、撮像した画像をCRT等に表示し
て画面上で判明しやすい加工溝に基づいて当該加工溝の
幅を入力するようにしても良いし、又予め現物で測定し
ておいて入力するようにしても良い。次に、画像データ
を当該加工溝の幅で分割する。加工溝は螺旋状にピスト
ン側面に付されているが、ここではこの螺旋の角度等に
かかわらず単純に加工溝の幅で分割している。さらに、
第三の工程は、当該分割された画像データ毎にその特徴
量を算出する。ここでは、特徴量として波形の最大値と
最小値の差(波高値)を用いている。この特徴量は加工
溝の幅を単位に抽出した特徴量であるため、隣り合う加
工溝の磨耗状況は類似するという点から、特徴量の大小
を磨耗状況の大小としている。
【0013】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は、本発明によるピストン加工溝の評
価方法の構成を示すフローチャートである。ピストン加
工溝の評価方法は、ピストン外周面の展開画像を当該ピ
ストンを回転させながら光学系及びCCDセンサを介し
て撮像することで画像データ1aを生成する(ステップ
S1)第一の工程と、当該ピストンの加工溝の幅情報を
受け付けて(ステップS2)画像データ1aを当該加工
溝の幅で分割する(ステップS3)第二の工程と、当該
分割された画像データ3a毎に特徴量4aを算出する
(ステップS4)第三の工程とを備えている。
【0015】これを詳細に説明する。ピストンの当たり
は、特にエンジンの焼き付きに対して事前に予知しピス
トンのプロフィールを決定するための重要な要素であ
り、ピストンの設計にフィードバックされている。しか
し、実際に何処がどの程度当たりによりピストン表面が
磨耗しているかを調べる手段が無いのが実状である。従
来は、目視により感覚的に評価するか、一部を精密測定
によって行っている。
【0016】本実施例による当たり評価は、ピストンの
作成時に発生する加工溝に注目し、その残量により当た
りの強弱を評価するものである。加工時のバイトは同一
のものを使用しているので、一つのピストンにおいて加
工溝の深さはほぼ均一である。この均一な加工溝に対
し、実際にエンジンを運転するとピストンとシリンダが
擦れ合うことにより、ピストンに当たり(磨耗)が生
じ、その強さにより加工溝の深さが浅くなり、ついには
加工溝自体が磨耗によって、無くなってしまう。従っ
て、この加工溝の残量を測定することにより当たりの強
さを推定することができる。
【0017】ピストンの撮像(ステップS1)は、図2
に示すように、加工溝を詳細に確認するため加工溝と加
工溝の間が10[dot]以上となるように0.014[mm]
の分解能で縦(軸)方向の撮像(測定)を行っている。
横(回転)方向は、1[度]ずつピストンを回転して撮
像するようになっている。そのため、画像データ1a
は、縦方向5000[素子]x横方向360[ライン]
の画像となる。このとき、特願平5−347663号で
示したように、光学系とCCDラインセンサとを結ぶ軸
線の延長線がピストンの中心から幾分ずれるように配置
して撮像すると良好に画像データ1aを得ることができ
る。このように配置して撮像することで、照明を有効活
用してピストンのような曲面で且つ鏡面に近い物体のデ
ータを良好に取得している。
【0018】このように撮像したピストンの縦方向のC
CDラインセンサの出力を図3に示した。図3(A)は
運転前のピストン側面の加工溝と、これを撮像したCC
Dラインセンサの出力波形を示している。図3(B)は
運転後加工溝が磨耗している場合の加工溝の断面と、そ
のCCDラインセンサの出力波形の一例である。
【0019】図3(A)に示すように、運転前のピスト
ン側面の加工溝はほぼ均一であるので、そこから得られ
るCCDセンサの波形もほぼ均一な周期と振幅を持つ波
形となる。これに対し、運転後にあっては、当たりによ
りピストン側面が磨耗し、すなわち、徐々に加工溝の山
の部分が磨耗して、ついには山が完全になくなり、加工
溝自体が見えなくなってしまう。この時のCCDセンサ
の波形は、図3(B)に示すように、当たりにより磨耗
した量により、谷の部分に対応するCCDセンサ波形が
小さくなり、振幅が減少し、ついには均一な明るさにな
る。
【0020】このようなピストンの縦方向の波形を、1
[度]毎に360[度]集積すると、図4に示したよう
に、縦5000[dot],横360[dot]のピストン側面を
縦方向に拡大した展開画像が得られる。この画像データ
は多階調の画像データ1aであり、また、当たりの評価
では色合いをみる必要がないうえピストンはアルミの色
であるグレーが多いので、CCDラインセンサのRGB
三色の内最も良好な感度が得られた赤(Red)成分の
濃淡画像で評価を行っている。
【0021】ピストンの撮像(ステップS1)をこのよ
うな方法で行うため、以下の効果を奏する。まず、CC
Dラインセンサを使用しているので、横の奥行き方向の
画像のゆがみを考慮せず円筒物であるピストンの評価を
行うことができる。また、CCDラインセンサの分解能
が高いので、詳細な画像を得ることができる。また、ピ
ストン以外でも、対象が円筒形であれば処理が可能であ
る。
【0022】さらに、赤成分の濃淡画像で画像データ1
aの作成を行うため、RGBのフルカラーデータを扱う
のに比べて1/3のデータ量となり、このため、画像処
理上処理工程数を減らし、かつ処理時間を短縮すること
ができる。このように、円筒物体の側面の正確な展開画
像を得ることができ、従って、ピストンの当たり評価に
おいては、ピストン側面の展開画像が得られることとな
る。このように、当たり、傷等の認識及びこれらの定量
化を行うための基礎となる画像データ1aを提供するこ
とができる。このピストン側面の展開画像である画像デ
ータ1aを生成するピストン表面評価装置については後
述する。
【0023】次に、この画像データ1aから加工溝の磨
耗量を判定する手法について説明する。まず、先に出願
した特願平6−54460号(以下、先の出願とい
う。)の加工溝の位置を検出した後に当該加工溝毎に評
価を行う手法について説明し、次いでこれとの対比にお
ける本実施例の手法を詳細に説明する。
【0024】図5は加工溝の位置の検出を行う処理工程
を示すフローチャートである。先の出願の手法では、ま
ず、画像データ1aの一定角度分の横方向の画像データ
の積算を行う(ステップT31)。次いで、この積算値
から大まかな加工溝の位置とその幅を求める(ステップ
T32)。さらに、この大まかな加工溝の一及びその幅
とから、詳細な加工溝の位置とその波形を求めていた
(ステップT33)。
【0025】ステップT31では、積算データを、一定
角度分の範囲の縦方向の濃度推移を示す波形の強調され
た平均的形態として扱い、大まかな加工溝幅(eg_wid)
の算出に用いる。この一定角度分の範囲及び位置は、画
像のピストンのセット位置とピストンの形状によって適
切な範囲が設定される。なお、あまり積算幅を大きくす
ると、加工溝はネジ状に存在しているため山と谷が打ち
消しあってしまう。範囲Tの設定にはこの点も加味して
行われる。この積算データでは、加工溝の谷の部分(暗
く写る部分)と、山の部分(明るく写る部分)とを強調
される。つまり、画像データ中大きいデータはより大き
く算出され、さらに、加工溝の谷と山の位置を検索する
ことによって、大まかな山と谷の位置を算出できる。
【0026】ステップT32では、この積算データか
ら、積算局所最大値(S_max[n])とこのS_max[n]の位置
(S_max_pos[n])及び積算局所最小値(S_min[n])とこ
のS_min[n]の位置(S_min_pos[n])を求める。続いて、
隣接する積算局所最大値の位置S_max_pos[n], S_max_po
s[n+1]からその間隔S_wid[n]を次式1より求める。
【0027】 S_wid[n] = S_max_pos[n+1] - S_max_pos[n] .......... 式1
【0028】このようにして求めたS_wid[n], S_wid[n+
1]から、積算データ24における、大まかな加工溝幅S_
eg_widを、次式2により求める。この式は、積算局所最
大値S_maxがn個である場合である。
【0029】
【数1】
【0030】ステップT33では、実際の加工溝を単位
とした階調の画像局所最大値(K_max[n])の位置(K_ma
x_pos[n])及び画像局所最小値(K_min[n])の位置(K_
min_pos[n])を、画像データ1aから求める。さらに、
画像データ1aを当該加工溝に直交する軸に沿ったピス
トン上の場所毎の濃度を示す波形データに変換する。こ
のとき、前述の大まかな加工溝幅(S_eg_wid)を利用し
ている。
【0031】この処理は、図6に示すように、まず、画
像データ1aの上端の積算局所最大値の位置(S_max_po
s[1])及び積算局所最小値の位置(S_min_pos[1])を呼
び出す(ステップS31)。次に、この積算局所最大値
の位置(S_max_pos[1])に大まかな加工溝幅(S_eg_wi
d)加算していき、これを画像局所最小値(K_min[n])
の最小値検索範囲(K_min_srh[n])とする(ステップS
32)。同様に、呼び出した積算局所最小値の位置(S_
min_pos[1])に大まかな加工溝幅(S_eg_wid)加算して
いき、これを画像局所最大値(K_max[n])の各検索範囲
(K_max_srh[n])とする(ステップS33)。
【0032】続いて、画像データ1aから、この最小値
検索範囲(K_min_srh[n])内における、画像局所最小値
(K_min[n])を検索し、このK_min[n]の位置(K_min_po
s[n])を算出する。同様に、最大値検索範囲(K_max_sr
h[n])内の、画像局所最大値(K_max[n])を検索し、こ
のK_max[n]の位置(K_max_pos[n])を算出する。この、
画像局所最大値(K_max_pos[n])及び画像局所最小値
(K_min_pos[n])を図7に示した。
【0033】さらに、このように算出した画像局所最大
値の位置(K_max_pos[n])から画像局所最小値の位置
(K_min_pos[n])までを一つの加工溝に対する波形とす
る。
【0034】図7に示すように、先の出願の手法による
と詳細な加工溝の位置を検出することができる。また、
この手法によると加工溝についての情報がなんら与えら
れなくても情報処理によってのみその位置を検出し得
る。しかしながら、上述したように複雑な処理工程であ
るとともにその処理には時間が掛かるため、EWSなど
でなければ実施することができなかった。従って、PC
などの簡易なシステムでは実用的な時間内で処理を行う
ことができない、という不都合が生じた。また、この手
法では加工溝の磨耗の程度が大きい場合や、ピストン表
面の汚れ等によっては、加工溝の位置の確定に誤差を生
じる、という不都合があった。
【0035】これに対し、本実施例では、加工溝のピッ
チ(幅)はピストンにより一定であることから、事前に
求めておくか、加工溝のはっきり見える部分をCRT等
に表示し、そこから加工溝のピッチを求めることとし
た。CRTに表示して目視により計測することにより、
図6及び図7に示した手法より高速で克つ高精度に画像
データ上の加工溝のピッチを求めることができる。
【0036】また、本実施例では、加工溝の磨耗状況の
評価についても飛躍的に単純化したため、まず先の出願
における加工溝の当たりの強さの算出手法について説明
し、次いで本実施例の技術的思想及び課題を解決するた
めの具体的手段について説明する。
【0037】図8は先の出願における加工溝の当たりの
強さの処理工程を示すフローチャートである。ここで
は、まず、加工溝毎に波形データの階調の最大値(k_ma
x)を検索する(ステップT41)。次に、この階調の
最大値(k_max)から一定割合(sh_lev)を算出する
(ステップT42)。
【0038】この一定割合(sh_lev)は、(K_max)の
何%かであり、当たり評価の対象であるピストン及びそ
の加工溝の種類によって適切な値に定められる。一つの
ピストンの評価においては、この一定割合(sh_lev)
は、全画像データの階調の最大値(K_max)から求めら
れ、このステップT42で固定される。この一定割合
を、以下スレッシュレベル(sh_lev)という。続いて、
波形データをスレッシュレベル(sh_lev)でカットする
(ステップT43)。
【0039】さらに、このスレッシュレベルでカットし
たレベル以上の、すなわち、スレッシュレベルに該当す
る階調から、波形データによる最大値の階調までに含ま
れる画素(ドット)の数(m_wid[n])を、加工溝の幅を
単位に算出する(ステップT44)。この画素の数(m_
wid[n])は、加工溝の当たりの縦方向の幅と同一視する
ことができる。そのため、この画素の数(m_wid[n])か
ら当該加工溝の削られた高さ(hi[n])を推定する(ス
テップT45)。この加工溝の削られた高さ(hi[n])
は、ピストンの加工溝の磨耗量として扱うことができ
る。このスレッシュレベルによるカットと磨耗量の関係
を図9及び図10に示した。
【0040】加工溝の多くは三角形であり、画素の数
(m_wid[n])と加工溝の削られた高さ(hi[n])とは相
似関係にあるため比例する。この関係を利用し、加工溝
の頂点の鋭さ毎に画素の数(m_wid[n])と加工溝の削ら
れた高さ(hi[n])の相関直線を求めておくことで、ス
テップT45における推定を行っていた。この画素の数
と加工溝の削られた高さの相関関係を図11に示した。
【0041】このように先の出願では、スレッシュレベ
ルに基づいて磨耗量の大小の評価を行うため、CCDラ
インセンサの出力から適切にかつ正確に磨耗量を求める
ことができた。
【0042】しかしながら、この先の出願の手法では、
加工溝の位置を詳細に検出しておかなければならない点
と、加工溝の位置の検出及び当たりの評価において画像
に対する最大値及び最小値の検索処理が多いため、どう
しても処理時間を長く必要としてしまう、という不都合
があった。しかも、中間的なデータを多く必要とするた
めメモリ容量の大きい装置が必要とされた。そのため、
EWSなどのCPUパワー及び大容量のメモリ管理能力
のあるハードウエア資源を用いなければ加工溝の当たり
評価を実施することができない、という不都合が生じ
た。そのため、PCなどの簡易なシステムで加工溝の当
たり評価を実施したいという課題を解決することができ
ない、という不都合が生じた。
【0043】そこで、本実施例では、加工溝の幅はCR
Tでの表示等で予め計測しておくとすると共に、この加
工溝の幅(eg_wid)で画像データ1aを単純に分割した
上、この分割した画像データ(波形)の特徴量を求める
ことにより加工溝の当たりの強さを算出することとし
た。本実施例では、特徴値としてその平均値と波高値
(最大値と最小値の差)を使用している。
【0044】これを詳細に説明する。図12はピストン
断面とそのCCDセンサによる出力波形を示す説明図
で、図13は図12に示したCCDセンサ出力波形の拡
大図である。
【0045】図12に示すように、ピストン側面の加工
溝からの反射によりCCDセンサの出力は加工溝の山の
高さに応じた大きさの波形を出力する。当たりのない状
態では、図12のようにほぼ揃ったCCD出力波形を得
ることができるが、当たりが強くなるに従って、この波
形が乱れ、何処から何処までが一つの加工溝に対応した
波形であるかを確定することが困難になる。
【0046】しかしながら、図13に示すように隣り合
う加工溝は大きな差がないので、加工溝のピッチ(eg_w
id)が解っていれば適正の位置(eg_wid-1)での特徴量
(MAX1, MIN1, M.H1, A.V.1)とずれた位置(eg_wid-2)
での特徴量(MAX2, MIN2, M.H2, A.V.2)はほぼ同じ値で
ある。従って、評価対象領域が確定されていれば、単純
に(eg_wid)で分割し、分割した部分毎に特徴量を求め
ることで当たりの評価が可能となる。ここでは、特に波
高値(M.H[n])を用いてこれをピストン加工溝の磨耗量
に対応する特徴値として用いている。
【0047】また、本実施例では加工溝がピストン側面
に螺旋状に存在することにかかわらず、単純に加工溝の
幅(eg_wid)で分割するようにしている。従って、ピス
トン側面の左右方向で加工溝波形の切り出し位置が異な
ることとなるが、評価結果には影響を与えていない。
【0048】このような方法で加工溝の位置の確定と各
加工溝の特徴量を求めることで、従来使用していたEW
Sのような中型機種のコンピュータ以下のPC程度でも
当たりの評価を精度を落とすことなく高速で処理するこ
とができる。また、ピストン表面評価システムを用いた
場合の処理工程については、ピストン表面評価システム
についての説明の後に再度フローチャートを用いて説明
する。
【0049】次に、上述したピストン加工溝の評価方法
を実施するピストン表面評価システムの実施例について
詳細に説明する。
【0050】図14はピストン表面評価システムの構成
を示すブロック図である。このうち、データ入力装置3
0は同日出願のピストン撮像装置に動作制御部分を付加
したものである。ピストン表面評価システムは、ピスト
ン側面の展開画像を生成するデータ入力装置30と、こ
のデータ入力装置30からの展開画像に基づいてピスト
ン表面の評価を行うデータ処理装置31と、当該データ
処理装置が行った表面評価の結果を外部出力する結果出
力装置32とを備えている。
【0051】しかも、データ入力装置30は、CCDか
らのデータを処理するデータ入力部30Aと、回転ステ
ージを駆動制御するステージコントロール部30Bとを
備えている。
【0052】さらに、データ入力部30Aは、CCDセ
ンサ8の動作を制御して光電変換した信号をA/Dコン
バータ30bに出力するCCDドライバ30aと、CC
Dドライバからのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/Dコンバータ30bと、ピストン側面の展開画像
の画像データの大きさに対応した容量を持つメモリ30
cとを備えている。
【0053】ピストン加工溝の評価方法を実施する装置
としては、本実施例では、パーソナルコンピュータに各
種のボードを加えたデータ処理装置31で実現してい
る。データ処理装置31は、市販のPCにフルカラーデ
ータの処理用の画像ボードとデータ取り込み装置とのイ
ンタフェースのためのPIOボードを加えたものであ
る。従って、処理時間はPCの処理能力によって異な
る。
【0054】データ処理装置31で行ったピストン側面
の評価については、評価結果を表示出力する手段が必要
となる。この結果出力装置32は、評価結果のデータの
保存及び評価結果の表示出力を行う。評価結果を保存し
ておくためのディスク32Aには、色々なものが考えら
れるが、画像データが大きいことから、通常のフロッピ
ーディスク1枚には数データしか保存できない。これに
対し、ハードディスク、高密度フロッピーディスク、光
磁気ディスク等を用いることにより、データの捕存効率
を上げることができる。また、結果の出力に対しても、
数値のみを出力するのであれば、通常のプリンタで充分
であるが、画像データを出力するには、フルカラー対応
のプリンタ33Cが必要になる。従って、用途に応じて
決定するものとして処理ソフトをそれらと対応可能なも
のとする。
【0055】図15は本実施例によるピストン撮像装置
の構成を示す正面図である。ピストン撮像装置は、ピス
トンの大きさを吸収するためのピストン固定治具1と、
このピストン固定治具1が固着される回転ステージベー
ス3と、この回転ステージベース3を回転駆動する回転
ステージ用モータ5と、レンズ7及びCCDセンサ8を
有するカメラ6と、このカメラ6からピストン固定治具
1に固定されたピストン2までの距離を調整する位置調
整シャフト11とを備えている。
【0056】しかも、カメラ6をピストン固定治具1側
に付勢するカメラ用引っ張りバネ9と、位置調整シャフ
ト11のピストン固定治具1側に位置し当該ピストン固
定治具1に当接する滑合部材10とを備えている。ここ
では、この滑合部材10はピストン固定治具1のピスト
ン支持部1B側面に当接する回転用ベアリングである。
また、カメラ6には、ピストン1の反対方向にリンク機
構部17を介してカメラ位置を後方にロックするカメラ
ロック機構が設けられている。
【0057】図16は図15に示したピストン撮像装置
の構成を示す平面図である。カメラ6は、装置ベース1
3上のスライドレール12に位置しており、カメラ用引
っ張りバネ9によってピストン2側に引かれる(図6の
符号A)と、このスライドレール12上を移動する。そ
のため、カメラの移動は直線運動となる。また、カメラ
6は、ピストン固定治具1にかかわらず、カメラ最前位
置12Aで停止するようになっている。
【0058】図17は本実施例によるピストン固定治具
の構成を示している。図17(a)はピストン固定治具
の正面図で、図17(b)はその断面図である。ピスト
ン固定治具1は、固定するピストン2と同径で円筒状の
ピストン支持部1Bと、ピストン支持部1Bの一端に位
置しピストンの装着を受け付けるピストンセット部1A
とを備えている。ピストン支持部1Bは、その直径が撮
像しようとするピストンの直径と同一となるように構成
されている。
【0059】図18はピストン2がピストンセット部1
Aに設置された状態を示す断面図である。図中仮想線は
ピストン2を示しており、ピストン2が、ピストンセッ
ト部1Aに設置されると、ピストン2の側面はピストン
固定治具1の側面と同一面となる。ここでは、ピストン
セット部1Aは、乗せられたピストン2を固定するよう
に構成されている。ピストンの種類によってピストンセ
ット部1Aの高さを変更することで、良好にピストンを
固定している。
【0060】図19はピストン固定治具1の回転ステー
ジベースへの固着を示す断面図である。ピストン固定治
具1の内部は有底穴1Cとなっていて、この有底穴1C
によってステージベース3のピストン固定治具セット部
3Aに装着されるようになっている。さらに、ピストン
固定治具1の側面に設けられた受け穴1Dと回転ステー
ジベース3に装着されるボールプランジャ4の先端部と
の結合によって、ピストン固定治具1と回転ステージベ
ース3とが固着される。また、ボールプランジャ4及び
ボールプランジャの受け穴3Dはネジが切られており、
これによって回転ステージベース3とボールプランジャ
4とが固着される。
【0061】図20はピストン固定治具1が回転ステー
ジベース3に装着された状態を示す図で、図20(a)
は平面図で、図20(b)は右側面図である。ピストン
固定治具1には、治具確認シャッタ1Eが設けられてい
る。治具確認シャッタ1Eを設けることで、回転ステー
ジベース3の原点位置との回転角の差で治具の種類を判
別することができる。ピストン固定治具はピストンの形
状に合わせた構成となっているため、ピストン固定治具
の種類を判別することで、セットしたピストンの種類を
判別することができる。一方、回転ステージベース3に
も原点確認シャッタ3Eが設けられていて、これらのシ
ャッタ1E,3Eは図示しない光センサによってその位
置を検出するようにしている。
【0062】これを詳細に説明する。カメラ6位置は、
ピストン1の表面とレンズ7及びCCDセンサ8との距
離がピストン1の直径が変わっても常に一定でなければ
ならない。また、CCDセンサ8の素子面の長さは、本
実施例では70[mm]あるので、ガソリンエンジンの
ピストンはほぼ測定可能である。そのため、倍率を1倍
に固定して、且つピストンの位置とカメラの位置を一定
に保つことで、鮮明な画像を得ることができる。
【0063】カメラ6は、常にカメラ用引っ張りバネ9
によりピストン側(図16の符号A側)に引っ張られて
おり、測定中にピストン2が回転しても、ピストン固定
治具1と回転用ベアリング10とが接してピストン1と
カメラ6の距離は一定になる。従って、ピストン2の直
径が変わっても、ピストン固定治具1を新たなピストン
の直径に応じて交換することでピストン2とカメラ6と
の間の距離を一定に保つことができ、良好な画像の取り
込みが可能となる。また、カメラ6は、装置ベース13
に取り付けられたスライドレール12上に固定されてお
り、このレール上をスムーズに移動することができるよ
うになっている。
【0064】上述したように本実施例によるピストン側
面の撮像では、ピストン径の差を吸収することが可能と
なり、従来のカメラステージ、モータ、モータドライバ
等が不要になり、低コスト化と装置の簡略化が可能とな
り、制御の負担も軽減されることとなった。さらに、本
実施例では、専用のカメラを設計したため、レンズの選
択範囲が広がり焦点距離が短く小型でかつセンサの長さ
の画角を投影可能なレンズを使用することができ、シス
テムの小型化と低コストかが可能となった。
【0065】しかも、回転ステージベース3を新たに設
計したため、ピストン固定治具1をワンタッチで交換で
きる構成とすることができた。これは、図3に示すよう
に、回転ステージ3ベース側に凸部を設け、ボールプラ
ンジャ4をセットすることと、ピストン固定治具1にこ
の凸部に応じた有底穴1Cと、ボールプランジャ4の受
け穴1Dとを設けることにより、ピストン固定治具1の
上下方向の位置と回転方向の位置の両方を同時に固定す
ることができる。
【0066】このように、回転ステージベース3をモー
タシャフト5Aに直接固定し、これにボールプランジャ
4をセットし、この回転ステージベース3にピストン固
定治具1をはめ込み、ボールプランジャ4によりピスト
ン固定治具1の回転方向,上下方向の位置を確定するた
め、脱着が容易でピストン2を固定した際の軸の倒れや
中心位置のオフセットを最小にすることができる。
【0067】次に、上述した実施例におけるカメラのロ
ック機構について説明する。本実施例では、カメラ用引
っ張りバネ9によりカメラ6は常に位置調整シャフト1
1を介してピストン固定治具1に押しつけられている。
そのため、新たなピストン2を撮像するためにピストン
固定治具1を交換する場合は、また、ピストン撮像装置
を移動する場合には、カメラを後方(図16中の符号B
方向)に下げておく必要がある。これを実現しているの
がカメラのロック機構である。
【0068】カメラのロック機構は、図15及び図16
に示すように、一端が回転自在にカメラ6に固着された
平板であるリンク機構部17と、回転運動によりカメラ
を後方に下げるハンドル16と、このハンドル16に付
随して回転する回転プレート18と、この回転プレート
18に追随してリンク機構部17を後方へ移動させる平
板17Bとを備えている。
【0069】しかも、回転プレート18には、ボールプ
ランジャ19の受け穴18A,18Bがそれぞれ設けら
れている。このボールプランジャ19の受け穴18A,
18Bは、カメラのロック位置及びピストン撮像中のカ
メラ位置に対応して設けられている。
【0070】ピストン測定時(ピストン側面の展開画像
の撮像時)には、回転プレート18はボールプランジャ
19によって受け穴18Aの位置で固定されている。こ
のとき、カメラ6は、ピストンの直径に応じたピストン
固定治具1の直径によりその位置は前後している。しか
し、リンク機構部17の遊び部分17Aによりロック機
構からはフリーな状態となりカメラ用引っ張りバネ9及
び位置調整シャフト11によりカメラ位置が決定され
る。
【0071】しかし、ピストン固定治具1を交換する際
には、カメラを図16の符号Bの方向へ下げておかねば
ならない。そこで、ハンドル16により回転プレート1
8を図16中の符号Fの方向へ回転させ、受け穴18B
でボールプランジャ19と合わせることで回転プレート
18をロックする。すると、カメラはリンク機構17を
介して図16中の符号Bの方向へ移動し、位置調整シャ
フト11とピストン固定治具1との間隔が広がり、ピス
トン固定治具1の交換が可能となる。
【0072】図21は回転プレート18とリンク機構部
17の関係を示す平面図である。図中、実線はボールプ
ランジャ19が受け穴18Aで固定されている状態を示
し、二点鎖線は受け穴18Bで固定されているカメラの
ロック状態を示している。
【0073】ピストン固定治具1の交換中は、このロッ
ク機構の働きによりカメラは後方へ下がったままになっ
ている。ピストン固定治具1の交換が終了したら、ハン
ドルを図16中の符号Eの方向へ回転させ、再び受け穴
18Aでロックする。すると、カメラ6は、この回転に
応じて図16中の符号A方向へカメラ用引っ張りバネ9
の作用で移動し、位置調整シャフト11がピストン固定
治具1に当たるか、またはカメラ最前位置12Aまで移
動する。
【0074】次に、このピストン撮像装置の制御を図面
を参照して説明する。
【0075】回転ステージベース3上にセットされたピ
ストン1への照明によって生じるピストン側面からの反
射光は、カラーCCDセンサ8で光電変換される。この
CCDセンサ8からの出力信号は、CCDドライバ30
aにより増幅され、A/D変換された上、メモリ30c
に取り込まれる。メモリ30cは、一周分のデータを保
持できるように、4MbyteのSRAMとする。メモ
リ30cに格納されたピストン側面の展開画像はピスト
ン表面評価(ピストン加工溝の評価)を行うデータ処理
装置31からアクセスされる。
【0076】ステージコントロール部30Bは、回転ス
テージ用モータ5の動作を駆動制御するモータドライバ
5bを備えている。モータドライバ5bは、データ取り
込みに際して、データ処理装置31からの回転要求に基
づいてピストン直径に合った回転角だけステージを回転
させる。回転角は、データ処理装置31により計算さ
れ、モータドライバ5bへの回転角分のパルスが送ら
れ、ステージモータ5を駆動する。
【0077】図22はデータ入力装置30の電気系の構
成を示すブロック図である。
【0078】図中の各信号線の仕様は以下の通りであ
る。MODE: 汚れ評価時には、データ取り込みをR
→G→B→R→…の順にCCDセンサ8からの信号を読
み取り、1ライン分のデータをA/Dコンバータ30b
へ送る。また、当たり評価時には、Rの信号をRとGに
分け、R→G→R→…の順にCCDセンサ8からの信号
を読み取り、1ラインのODDとEVENのデータをA
/Dコンバータ30bに送る。これらの為の切替信号で
ある。本実施例では、当たり評価であることを示す
「H」信号が流れている。(L:汚れ,H:当たり)
【0079】#BUS.CLT: メモリボード上のR
AMの書き込み、読み込みのアクセス権を変更する信
号。データの取り込み時は、書き込み可で行い、データ
の書き込みはデータ取り込み装置側が制御を行う。デー
タ処理時には、RAMはデータ取り込み装置とは切り離
され、PC側が制御を行い、データの読み込み、書き込
み可の状態で、データへのアクセスを行う。(L:デー
タ取り込み装置がRAMを制御,H:PCがRAMを制
御)
【0080】DATA: データバスで、16bitの
データを扱う。 ADR: アドレスバスで、4Mbyteのデータアド
レスを扱うために、24bitを使用する。 STAT: A/D変換の実行中、Hを出力する。 REQ: 測定中、Hを出力する。 LATCH: CCDセンサの蓄積時間を変更する場合
に使用する。(L: 初期値) DIR: PC側からRAMへのデータのアクセス方法
を決定する(H:読み込み,L:書き込み)。 R/W: PC側からRAMへのデータの書き込みのタ
イミングを示す。(L: 書き込み開始で、この間にD
ATAを書き込む)
【0081】ステージモータドライバ: 回転ステージ
を制御する信号である。 PLUS: ステッピングモータの回転パルスを出力す
る。 DEF: 回転方向を指定する。 H.OFF: モータ停止時の電流をカットする。 TIM: モータのタイミング出力信号。 O.H: モータのオーバーヒート出力信号。 ドアセンサ: データ取り込み装置のピストンセット用
のドアの開閉状態をモニタするためのセンサ信号。 ステージセンサ1: 回転ステージの原点位置を検知す
るためのセンサ信号で、原点位置確認シャッタの位置に
基づく。 ステージセンサ2: ピストン固定治具の判別をするた
めのセンサ信号で、治具確認シャッタの位置に基づく。 ロックセンサ: カメラの距離調整部がロックされてい
るか否かのセンサ信号。
【0082】図23は各信号の測定時のフローチャート
であり、図24は、そのタイミングチャートである。次
に、データ処理装置31が、データ入力部30Aのメモ
リ30cへアクセスするタイミングについて説明する。
データ入力部30Aのメモリ30cは、A/Dコンバー
タ30b側からもデータ処理部31aのCPU側からも
アクセス可能な使用になっている。そのため、メモリ3
0cのコントロールをA/Dコンバータ30b側が行う
か、CPU側が行うか、読み込みか書き込みかを制御す
る必要がある。この時の各制御信号のタイミングチャー
トを図25及び図26に示す。図25はCPU側のデー
タの読み込み時を示し、図26はCPU側のデータの書
き込み時を示している。
【0083】次に、データ入力装置30の前述したメカ
系の仕様を詳細に開示する。図27はメカ系の構成を示
すブロック図である。光学系20は、レンズ7,CCD
センサ8,センサステー,カメラボディ6,カバーとか
ら構成される。仕様は以下の通りである。なお、市販の
ものについては型式や製造者をも開示しているため、型
式等各社の商標であっても記載している。
【0084】 CCDセンサ 型 名 TCD140C(東芝) Color 有効画素数 5000画素×3ライン 画素サイズ 14μm×14μm(14μmピッチ) 感光部 高感度 低暗時出力 pnフォトダイオード ライン間距離 168μm(12ライン)R画素−G画素−B画素間 パッケージ 24ピンDIP(セラミックス) 色フィルタ 赤色,緑色,青色の原色系色フィルタ
【0085】レンズ系 型 名 75[mm]F4N(ニコン) 焦点距離 74.9mm 最小絞り値 f22 レンズ構成 3群4枚 基準倍率 5× 標準使用倍率範囲 2×〜10× 画 角 48度(5×のとき) 色収差補正波長域 380〜700nm
【0086】 回転ステージ用モータ 型 名 UPD533HG2−NA(オリエンタル) 励磁最大静止トルク 20kgcm ローター慣性モーメント 12gcm2 定格電流 0.75A/相 基本ステップ角 0.0072度 減速比 1:100 許容トルク 20kgcm 最大トルク 28kgcm 許容スラスト荷重 10kg 許容オーバーハング荷重 20kg モータドライバ UDX5107N(オリエンタル)
【0087】 信号処理回路(A/Dコンバー30bタ及びメモリ30c) 動作周波数 250kHz ラインデータ取り込み時間 10.4ms A/D処理部 12bit メモリ容量 4Mbyte PCインタフェース 64pinハーフピッチケーブル×2 電源 5V,±12V
【0088】照明 形 式 HF8010−N×2(高周波直管蛍光
灯) ランプ FL−135−L×2
【0089】電源 形 式 ERB01A 容量 +5v:5A, +12V:1.5A, -12V:0.5A
【0090】センサステー 自作 ボディ 自作 カバー 自作
【0091】スライド機構20Bは、光学系を乗せ、3
0[mm]程度の移動を可能とする機構である。スライ
ド機構20Bは、スライドレール12と、カメラ用引っ
張りバネ9とから構成される。仕様は以下の通りであ
る。
【0092】スライドウェー SVR 24−160
(ミスミ) スプリング AWS 10−60(ミスミ) スプリングポスト ASPO 8−25(ミスミ) BSPO8−35(ミスミ)
【0093】光学系位置調節機構20Cは、ピストン固
定治具1と光学系20との間隔を一定に保つ機構であ
る。光学系位置調節機構20Cは、位置調整シャフト1
1と、滑合部材10とから構成される。仕様は次の通り
である。
【0094】調整シャフト 自作 ベアリング WBC5−10ZZA(NOK)
【0095】回転ステージは、ピストン固定治具1を固
定し、ステージ用モータ5のシャフト5Aに直結する。
回転ステージは、回転ステージベース3と、原点検出機
構と、治具検出機構とから構成される。これらは自作し
た。
【0096】光学系ロック機構20Aは、ピストン固定
治具の交換や装置の移動時に光学系をロックしておくた
めの機構である。このロック機構は自作した。
【0097】さらに、制御系の仕様の詳細について以下
に開示する。
【0098】 画像ボード(フレームバッファ31c) 型 式 HyPER−FRAME+(デジタルアーツ) 適用機種 PC−9801シリーズ/PC−286・386シリーズ 但し、アナログRGB出力端子のある機種に限る 画像メモリ 768Kバイト 表示サイズ 640H×400V 1画面 表示色数 最大1670万色(24ビット) 量子化ビット 24(RGB各8)ビット: 1,677,216色 12(RGB各4)ビット: 4096色 6(RGB各2)ビット: 64色 3(RGB各1)ビット: 8色 映像出力 アナログRGB (縦400ライン:水平同期周波数24.83KHz固定) 入出力端子 アナログRGB出力(Dサブ15ピン) アナログRGB入力(DIN6ピン:本体表示入力用) データ入出力 バンク切替方式(I・Oバンク式) I/O型(X,Y,R,G,B)
【0099】 PIOボード 型 式 PIO−96W(98)K(CONTEC) 入力形式 非絶縁TTLレベル入力(正論値) 入力抵抗 10KΩ(1LS−TTL付加) 入力点数 96点 (8ポート:8bit単位、4ポート:4bit単位で入出力切り換え) 出力形式 非絶縁TTLレベル出力(正論理) 出力定格 DC5V,1mA(2LS−TTL負荷) 占有ポート数 16ポート 消費電流 DC5V,600mA(MAX)
【0100】次に、ピストン撮像装置の動作制御につい
て、即ち、データ入力装置30の処理工程について説明
する。まず、特開平6−201598号公報記載のもの
や、その後に出願した特願平6−54460号等でのピ
ストン側面の展開画像の生成処理を図28を参照して説
明する。
【0101】図28に示したピストン側面の撮像処理で
は、A/DコンバータがPC側のボードにあるため、取
り込んだデータはすぐに全てをPCで保存しなければな
らなかった。このためには、1ライン分のデータをA/
Dボードを介してA/D変換し、PC側のメモリへ直接
書き込み(A/DボードのDMA機能)、その後、プロ
グラムでデータを読み出し、事前に求めていた補正係数
で、データを補正し、ファイルへ保存し、ピストンを回
転させる行程を一周分のデータに対して行わなければな
らない(ステップA1〜A5)。その後、データをEW
Sに移行してEWS上で加工溝の位置の検索等の処理を
行わなければならなかった(ステップA6,A7)。
【0102】これに対し、本実施例では、図29に示す
ように、まず、CCDセンサ8でピストン固定治具1に
セットされたピストン2を撮像することで1ライン分の
データを取り込む(ステップB11)。次いで、A/D
コンバータ30bは、当該取り込んだ1ライン分のデー
タをSRAM30cに保存する(ステップB12)。次
いで、データ処理装置31は、PIO31aを介してモ
ータドライバに指令することで、ピストンを1[度]回
転させる(ステップB13)。このステップB11から
B13の処理を繰り返すことで(ステップB14)、ピ
ストン側面の展開画像をメモリ30cに蓄積する。
【0103】次いで、データ処理装置31は、各ライン
のデータの補正を行い(ステップB15)、さらに、デ
ータ処理部31a及びメモリ30cとにより当該メモリ
30cに蓄積された画像データ1aに基づいてピストン
加工溝の評価を行う(ステップB16)。
【0104】図30は、このステップB16の処理の詳
細を示すフローチャートである。データ処理部31a
は、まず、メモリ30cに蓄積された画像データ1aか
ら評価対象領域を抽出する(ステップB21)。
【0105】次いで、データ処理部31aは、評価対象
領域内の加工溝の位置を確定する(ステップB22)。
ここでは、まず、CRT等に画像データ1aを表示し
て、目視により確認する加工溝の幅を特定する。これ
は、メモリ30cに蓄積されている画像データ1aの評
価対象部分をCRTに全体表示し、マウス等のポインテ
ィングデバイスで拡大しようとする位置の入力を受け付
ける。さらに、所定拡大率で当該部分をCRTに再表示
した後、加工溝の位置の選択の入力待ちとする。本装置
の利用者によって加工溝の位置が指定されると、当該指
定された位置のドット数を加工溝の幅としている。従っ
て、本装置の利用者は、評価対象部分のピストン側面の
展開画像から、加工溝の位置を確定するに適した位置を
目視により確認し、さらに、当該部分の拡大表示に対し
て加工溝の幅位置を2点で入力することで加工溝の幅が
確定することができる。
【0106】ステップB22では、次いで、当該加工溝
の幅で分割していくことにより評価対象領域内の加工溝
の位置を確定している。次いで、各加工溝毎の波形の特
徴量を求める(ステップB23)。ここでは、波高値を
用いている。さらに、この特徴量に応じて当たりの強さ
を求める(ステップB24)。さらに、必要に応じた精
度で結果を表示出力する(ステップB25)。
【0107】上述したように本実施例によると、データ
入力装置自体にA/Dとメモリを搭載することにより、
1ライン分のデータを毎回、補正し、ファイルに保存す
る必要がなくなった。これにより、データの取り込みの
高速化が可能となり、データ取り込み時間が従来の5分
の1以下になった。
【0108】また、評価データが大量の画像データであ
るため、図28に示した処理では、メモリが大きく処理
速度の速いEWSで行っている。このため一度PC上の
ファイルに落としてからRAMを使用し、データを転送
しなければならなかった。
【0109】これに対し本実施例では、データ入力装置
30に大量のメモリを搭載し、PCでのメモリコントロ
ールを可能にしているため、PC上で取り込んだ大量の
画像データを扱うことができ、PCとデータ入力装置の
みで評価が可能となった。
【0110】次に、ピストン加工溝の評価方法を実施す
るためのPC31上でのソフトウエアの構成及び動作条
件について開示する。
【0111】データ入力ソフトウエア(ピストン撮像装
置の制御手段) 動作条件 MS−DOS Ver 3.x以上(MS−DO
Sは米マイクロソフト社の登録商標) メインメモリ640kbyte以上 画像ボード及びPIOボードを追加 マウス及びデータ入力装置30を接続 設定項目 ピストン形状の固有値をデータ項目として
設定できること。(新種のピストンの追加にも対応可能
とする) データ補正 必要に応じてデータの補正が可能であるこ
と。 データ表示 1ラインデータを表示可能なこと 測定 測定コマンドによりステージのコントロー
ルとデータの取り込みが可能であること。
【0112】データ処理ソフトウエア 動作条件 同上 設定項目 同上に加え、各レベルの汚れの境界域も設定
可能なこと。 評価 自己評価が可能で、ユーザによる個別箇所の
評価も可能なこと、 結果 評価結果をプリントアウト(数値のみ、また
はカラー化した画像データのプリントアウト)
【0113】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、第二の工程が、まず、当該ピスト
ンの加工溝の幅情報を受け付け、画像データを当該加工
溝の幅で分割し、第三の工程が、当該分割された画像デ
ータ毎にその特徴量を算出する。従って、隣り合う加工
溝の磨耗状況は類似するという点から、特徴量の大小を
磨耗状況の大小とすることができる。そのため、加工溝
の位置の検出等の処理工程を経ずに加工溝の磨耗状況を
評価することができる。このように、評価精度を落とす
ことなく評価時間を短縮することのできるピストン加工
溝の評価方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の処理工程を示すフローチャ
ートである。
【図2】図1のステップS1で撮像したピストン側面展
開データである原画像データの概念を示す説明図であ
る。
【図3】ピストン側面の加工溝とCCDセンサ波形の関
係を示す説明図であり、図3(A)は運転前のピストン
側面の加工溝と、これを撮像したCCDラインセンサの
出力波形を示す説明図であり、図3(B)は運転後加工
溝が磨耗している場合の説明図である。
【図4】画像データへの加工溝の表出を示す説明図であ
る。
【図5】先の出願による加工溝の位置の確定手法を示す
フローチャートである。
【図6】図5に示す加工溝の位置の算出処理工程での積
算データと検索範囲との関係の一例を示す説明図であ
る。
【図7】図5に示した加工溝の位置の算出処理による図
2に示した原画像データの一部分(w)上の加工溝の画
像局所最大値の位置及び画像局所最小値の位置を示す説
明図である。
【図8】図5に示した当たりの強さの算出処理における
処理工程の詳細を示す流れ図である。
【図9】図8に示した当たり推定処理(ステップT4
5)における波形データとスレッシュレベルの関係を示
す説明図である。
【図10】加工溝の当たり具合と、波形データと、スレ
ッシュレベルの関係を示す説明図である。
【図11】図8に示した当たり推定処理(ステップT4
4)で算出した画素の数と、当たりの強さの関係を示す
グラフ図である。
【図12】図1に示した実施例によるピストン断面とC
CDセンサ出力波形の関係を示す説明図である。
【図13】図12に示したCCDセンサ出力波形を拡大
した図で、図1に示した実施例による加工溝毎の特徴量
の概念を示す説明図である。
【図14】図1に示したピストン加工溝評価方法を実施
するためのピストン表面評価システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図15】図14に示したデータ入力装置の主要部であ
るピストン撮像装置の構成を示す正面図である。
【図16】図15に示したピストン撮像装置の構成を示
す平面図である。
【図17】図17に示したピストン固定治具の構成を示
す図であり、図17(a)はその正面図で、図17
(b)はその側面図である。
【図18】図15に示したピストンセット部1Aにピス
トン2を設置した状態を示す断面図である。
【図19】ピストン固定治具の回転ステージベースへの
固着を示す断面図である。
【図20】ピストン固定治具1が回転ステージベースに
装着された状態を示す図で、図20(a)はその平面図
で、図20(b)は右側面図である。
【図21】図15に示した回転プレート18とリンク機
構部17の動作関係を示す平面図である。
【図22】図14に示したピストン表面評価システムに
用いるピストン撮像装置の電気系の構成を示すブロック
図である。
【図23】図22に示した各信号の測定のフローチャー
トである。
【図24】図22に示した構成における動作のタイミン
グチャートである。
【図25】図22に示した構成におけるCPU側のデー
タ読み込み時の制御信号のタイミングチャートを示す図
である。
【図26】図22に示した構成におけるCPU側のデー
タ書き込み時を制御信号のタイミングチャートを示す図
である。
【図27】図14に示したメカ系の構成を示すブロック
図である。
【図28】先の出願によるPC側にA/Dコンバータを
備えた場合のピストン加工溝の評価の処理工程を示すフ
ローチャートである。
【図29】図14に示した場合のピストン加工溝の評価
の処理工程を示すフローチャートである。
【図30】図29に示したステップB16の詳細を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ピストン固定治具 1A ピストンセット部 1B ピストン支持部 2 ピストン 3 回転ステージベース 5 回転ステージ用モータ 6 カメラ 7 レンズ 8 CCDセンサ 9 カメラ用引っ張りバネ 10 滑合部材(回転用ベアリング) 11 位置調整シャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン外周面の展開画像を当該ピスト
    ンを回転させながら光学系及びCCDセンサを介して撮
    像することで画像データを生成する第一の工程と、当該
    ピストンの加工溝の幅情報を受け付けて前記画像データ
    を当該加工溝の幅で分割する第二の工程と、当該分割さ
    れた画像データ毎に特徴量を算出する第三の工程とを備
    えたことを特徴とするピストン加工溝の評価方法。
JP26146994A 1994-09-30 1994-09-30 ピストン加工溝の評価方法 Withdrawn JPH08101029A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101248215B1 (ko) * 2011-04-20 2013-03-28 창원정공(주) 1차원 치수 측정장치, 이를 포함하는 공작머신 및 1차원 치수측정방법
CN108344384A (zh) * 2018-01-23 2018-07-31 南京鑫敬光电科技有限公司 一种基于车辆采集信息的坑槽自动识别方法

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