JPH0799453B2 - ソーラーサイン - Google Patents

ソーラーサイン

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JPH0799453B2
JPH0799453B2 JP2072691A JP7269190A JPH0799453B2 JP H0799453 B2 JPH0799453 B2 JP H0799453B2 JP 2072691 A JP2072691 A JP 2072691A JP 7269190 A JP7269190 A JP 7269190A JP H0799453 B2 JPH0799453 B2 JP H0799453B2
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solar
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貴昭 池田
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株式会社ダイチ
貴昭 池田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は太陽電池による光起電力を内照用電力の電力源
とする内照式表示もしくは内照式サインに関する。
[従来の技術] 夜間内照式表示もしくは内照式サインの内照用電力を太
陽電池によりまかなう試みは種々なされている。例えば
LEDを夜間点滅光源としてアイキャッチ用に光らせた
り、もしくは蛍光燈や水銀燈により屋外時計の文字板を
光らす等の方法である。
しかし本格的な内照用面光源の電力を太陽電池によりま
かなう試みはほとんど成功していない。例えば蛍光ボッ
クス等を用いたりあるいは光拡散板を用いたりして蛍光
灯の光を面光源に拡散する方法も種々試みられてはいる
が、これらに用いる蛍光灯の消費電力もやはり数十ワッ
トのものとなり、夜間フルタイムで点燈させるには、あ
まりにも消費電力が大きすぎて、必要となる太陽電池の
面積は、日照条件が良好で南向きに設置したとしても、
表示面積の数倍乃至は5倍近いものが必要となってしま
う。このような表示体としての意匠上の問題と太陽電池
コストの双方の問題から蛍光灯による面表示の内照用電
力を太陽電池によりまかなう試みも、ほとんどの場合成
功しているとは云い難いのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] このように面表示体や面表標の内照用電力を太陽電池で
まかなうことが困難であることの原因に点燈効率の良い
面発光体が存在しないことが指摘される。最も良く知ら
れ、又その性格が完全拡散面に極めて近いとされる面発
光体はELパネルである。しかしこのELパネルの点燈効率
(ワット当りの光束発散量:ルーメン/ワット)は、た
かだか1ルーメン/ワット程度とされて居り、白熱ラン
プ(電球)でも10ルーメン/ワット以上あるとされてい
る処から、ELパネルを内照用面光源として用いることも
太陽電池の光起電力にその電力源をたよることはやはり
困難であるし、極めて限定的用途にしか使用できないも
のとなっていた。例えば最近ポストの上に太陽電池とパ
ネルが装置された一体型の成形体を置き、装着された太
陽電池による光起電力によりELパネルを夜間6時間未満
の時間で点燈させるソーラーポストと呼ばれる試みが成
されているが、装着されている太陽電池の面積は、装着
されているELパネル(A4判程度)の5倍乃至6倍程度で
ある。これはポストと云う比較的表面積を稼ぎやすい設
置物が土台となっていることから始めて可能となる試み
であるが、一般的な表示物の内照光源にこのシステムを
用いることが困難であることは自ずと明らかである。
このように理想的な完全拡散面であるとされるELパネル
を面表示の夜間内照用面光源として使用し、その点燈用
電力を太陽電池による光起電力によってまかなう試みを
成功させ普及させるには、太陽電池の効率の改善が今す
ぐ格段に上昇する見通しが立たない以上、ELパネルの点
燈効率を数倍に上昇させる対策を考えるしか無いわけで
ある。又、ELパネルの点燈効率を数倍に上昇させる試み
が成功したとしても、それによるソーラーサインを普及
させるには、更に点燈器の改善を達成させねばならな
い。
一般的にインバータと呼ばれているこの点燈器が大変な
曲者であることはELを多少なりとも経験したことがある
人であれば骨身にこたえて理解されるはずである。
太陽電池を電源とせずとも、ELパネルの一般的普及を妨
げている最大の原因が実はこのインバータなる点燈器で
あるとされている。その理由は、ELを点燈させようとす
る場合、ELの面積と点燈輝度に応じてインバータを作り
分けねばならないとされる処にある。しかも一般的にイ
ンバータで点燈させることが可能なELパネルの最大面積
はせいぜいA4判程度が現状限界であるとされ、葉書程度
の大きさからA4判までの大きさのELパネルを点燈させる
のに、おおかた5種類程の大きさに段階的に仕分けして
インバータを作り分けているのが現状である。
A4判以上の大きさのELパネルになるとELの点燈器はとた
んに製作が困難となり放熱板付きの大きなものとなって
しまっている。従って現状ELパネルが普及している用途
を見ると液晶テレビのバックライトやラップトップコン
ピュータの液晶ディスプレイのバックライト等小面積で
しかも同一面積のものが大量に使われ小型で特定のイン
バータの量産が出来る用途が主流であり、全市場の90%
以上をこのような用途でまかなっている。しかし、ソー
ラーサインの用途は明らかにこのような小面積、同一規
格の量産用途とは異なる用途である。まず一般的にサイ
ンと呼ばれる屋外表示物の表示面積は、まさに千差万別
であり、同一表示面積で、しかもA4板程度のものを出し
ていたのでは、おもちゃにも数えられないであろう。
標準的に規格化されたソーラサインを市場に出すにして
も例えば表示面積がA4板程度のもから1平米(1m2)近
いものまで10種類程度は必要であろうし、又特注サイズ
にも対応する必要があろう。このようなことを考え合わ
せると、ELパネルを夜間負荷とするソーラーサインを普
及させるには、ELパネルの点燈効率の改善と合わせて、
EL面積の異なるものに巾広く対応出来、しかもその操作
が単純なEL点燈器を用意することが不可欠な要請と云え
る。
[課題を解決するための手段] この発明は上述の課題は下記の様に構成することにより
解決したものである。
太陽電池による光起電力を二次電池に蓄電し、該太陽電
池による光起電力もしくは/及び二次電池に蓄えられた
電力を容量性の負荷特性を有するELパネルの点灯用電力
源としているソーラーサインのELパネルとインダクタを
直列結合成分の少なくとも一部として含むLCR若しくはL
C回路の一端をインバータの結合出力端子に結合し、該
インバータの正負スウィッチチャネルには、電流値が零
になると自動的にチャネルを閉成(OFF)するゼロクロ
ススウィッチ素子、もしくは/及びゼロクロス回路によ
るスィッチ機構と、該スィッチ機構にバイパスする逆流
電流バイパスダイオードによるバイパスチャネルが設け
られているEL点灯回路を用いたソーラーサインに構成す
る。
また、前記ソーラーサインのELパネルをトランスの二次
側コイルの出力端子に結合し、両極性のコンデンサとト
ランスの一次側コイルを直列結合したものを直列結合成
分の少なくとも一部として含むLCR若しくはLC回路の一
端をインバータの結合出力端子に結合し、他端をインバ
ータの正負直流入力電源の中間電位端子若しくは接地端
子に結合し、該インバータの正負スウィッチチャネルに
は電流値が零になると自動的にチャネルを閉成(OFF)
するゼロクロススウィッチ素子、もしくは/及びゼロク
ロス回路によるスィッチ機構と、該スィッチ機構にバイ
パスする逆流電流バイパスダイオードによるバイパスチ
ャネルが設けられているEL点灯回路を用いたソーラーサ
インに構成したことである。
[作用] ELパネルの点灯用電力原とする太陽電池による光起電力
もしくは二次電池に蓄えられた電力を、DC−DCコンバー
タにより昇圧もしくは降圧して異なる電位の直流電圧も
しくは一定電位の電圧に変換した上でインバータへの直
流入力電源として供給し、LCR回路もしくはLC回路とイ
ンバータチャネルのゼロクロススイッチ機構と逆流バイ
パスダイオードによるバイパスチャネルの組合わせ作用
によりELパネルもしくは両極性のコンデンサにチャージ
アップされた電荷を逆流電流として同一供給電源側に回
収する。また、LCR回路もしくはLC回路に於けるインダ
クタンスによりインバータのスウィッチング素子の開成
(ON)動作時の電流値の急峻な立ち上がりを抑制し、ゼ
ロクロススイッチ素子の開成(OFF)動作時に於ける電
流値を零もしくは零に近ずけることによりインバータチ
ャネルのスウィッチング素子開閉動作に伴うスウィッチ
ングエネルギーロスの解消もしくは減少を図れる。さら
にインバータのスウィッチング周波数を可変設定するこ
とによりELパネルの点灯輝度を可変設定できる。
[実施例] この発明によるソーラーサインのEL点燈回路を用いたソ
ーラサインの回路構成の実施例は、第1図に示す様に太
陽電池42による光起電力もしくは二次電池43に蓄えられ
た電力をコントローラ45を経てEL点燈器46に供給し、EL
パネル44を点燈するもので、前記コントロール45は公知
もしくは既知の如何なるものでもよい。この様な回路構
成を有するソーラサインの場合、二次電池43の電圧は例
えば、12Vというのが最もポピュラーで、この発明の太
陽電池42も12V充電用のものを用い、この電池電源を夜
間コントローラで切り替えてEL点燈器に供給し、ELパネ
ル44を点燈させる入力電圧とする。
従って、何らかの方法でこれを昇圧してやらないとEL点
燈用には低すぎるので、この発明によるソーラサインの
EL点燈回路の第1の態様の実施例を示す第2図及び第3
図のEL点燈回路に於ては、DC−DCコンバータ17でインバ
ータ回路への直流入力電圧そのものを昇圧してやる方法
を採用し、第4図に示す第2の態様の実施例では、イン
バータ回路への直流入力はそのまま12Vで行ないインバ
ータ回路で交流に変換後トランスで昇圧してEL交流負荷
を与える方法をとっているものである。
第1の態様の実施例を第2図により説明する。
コントローラ45を経て供給された電池43からの+eボル
トの電圧をインバータ回路への直流入力電圧に昇圧する
DC−DCコンバータ17を設け、ELパネル44とインダクタL
を直列成分の少なくとも一部として含むLC回路の一端を
インバータの結合出力端子14a、15aの結合出力端子20に
結合し、他端を接地端子16する。なお前記DC−DCコンバ
ータ17は、デュアルモード型を使用し+eボルトの単一
電源から±Eボルトと接地電位端子16の3端子を得られ
るようにする。
インバータの出力電源プラス端子14a及びインバータの
出力電源マイナス端子15aの結合出力端子20間に正スイ
ッチチャネル14b、負スイッチチャネル15bをそれぞれ設
ける。上記正負スイッチチャネル14b、15bは電流値が零
になると自動的にチャネルを閉成(OFF)するサイリス
ター、光サイリスター、トライアック素子等のゼロクロ
ス素子T1、T2若しくはゼロクロス回路を設けたスイッチ
機構に構成し、さらに該スイッチ機構にバイパスする逆
流電流バイパスダイオードD1、D2を配設し、バイパスチ
ャネルを形成したEL点燈回路に構成する。
第1の態様の他の実施例を第3図により説明する。
EL点燈回路で太陽電池からの+eボルト電圧をインバー
タ回路への直流入力電圧に昇圧するDC−DCコンバータ27
を用いて+2Eに昇圧し、また一対の容量の等しいコンデ
ンサC1、C2を用いて該2Eボルトの電圧を分割し、中間電
位端子26を取り出し、該中間電位端子26にELパネルとイ
ンダクタLを直列成分の少なくとも一部として含むLC回
路の一端を結合し、他端をインバータの正負出力端子24
a、25aに結合26aする。またインバータの出力電源プラ
ス端子24a、及び出力電源マイナス端子の結合出力端子2
5a間に正スイッチチャネル24b及び負スイッチチャネル2
5bをそれぞれ設け、該正負スイッチチャネルを電流値が
零になると自動的にチャネルを閉成(OFF)するサイリ
スター、光サイリスター、トライアック素子等のゼロク
ロス素子T1、T2、若しくはゼロクロス回路を設けたスイ
ッチ機構に構成する。さらに該スイッチ機構にはバイパ
スする逆流電流バイパスダイオードD1、D2をそれぞれ配
設してバイパスチャネルに形成したEL点燈回路に構成す
る。
次にこの発明の第2の態様の他の実施例を第4図に基づ
き説明する。
インバータ回路への電池43からの直流入力は、そのまま
の12Vで行ないインバータ回路で交流に変換後トランス
(TRNS)で昇圧して容量CのELに交流負荷を与えるにつ
いて、ELパネルをトランスの二次側コイルの出力端子に
結合し、また両極性コンデンサC3とトランスの一次側コ
イルを直列結合したものを直列結合成分の少なくとも一
部として含むLCRもしくはLC回路の一端をインバータの
結合出力端子34b、35bに結合36aし、他端をインバータ
の2eの正負直流入力電源34の中間電位端子36に結合する
と共に一対の容量の等しいコンデンサC1、C2を設け該一
対の容量の等しいコンデンサC1、C2の他端をインバータ
の正負流入力電源端子34a、35aに架橋結合する。
また二次側コイルの出力端子にELパネルと直列に補償用
インダクタLを挿入する。
インバータの出力電源プラス端子34b及び同マイナス端
子35bの結合出力端子36a間に正スイッチチャネル34cと
負スイッチチャネル35cをそれぞれ設け、該正負スイッ
チチャネル34c、35cを閉成(OFF)するサイリスター、
光サイリスター、トライアック素子等のゼロクロス素子
T1、T2、若しくはゼロクロス回路を設けたスイッチ機構
を構成し、該スイッチ機構にはバイパスする逆流電流バ
イパスダイオードD1、D2を配設してバイパスチャネルを
形成したEL点燈回路を構成したものである。
なお図中11、21、31はパルス発振器、12、22、23はパル
ス選択反転回路、111、121、131は発振パルス、121、22
1、321はプラス選択パルス、131、231、331はマイナス
選択パルスである。
次に、本発明に於けるLCR回路による電力回収原理等に
ついて簡単に説明する。
今第5図の如きLCR回路を考える。すなわち第5図に於
いてスウィッチSをONしてからの電流:電圧波形は、R
の値がある一定限度以下になるならば第6図に示す如き
振動を行う。すなわち、C(EL)に充電された電荷は、
τに於いて逆に電源Eに向かって逆流し、時刻τ
於いてC(EL)の 電位VELはΔVまで下がる。ところ
で、もし、この場合Sが零クロススウィッチでτで自
動的にOFFしてしまい、かつ逆流バイパスダイオードD
が設けられているとすると、この回路の電流電圧の振動
は、 明らかに t=τで止まってしまう。
すなわち t=τに於いでオートロックされる。この
場合 τ〜τの間の逆流電流に相当する電荷がコン
デンサC(EL)から電源Eに回収されたことになる。
本発明に於けるソーラーサインのEL点燈回路は第5図の
電源をインバータで交互に正負切替えるものと考えれば
判りやすい(ただしダイオードの向きは反対になる
が)。
すなわち、本発明に於けるソーラーサインのEL点燈回路
に於ける電流・電圧波形は第7図に示した如くなる。電
流波形のうちI(+)は、プラス側のスイッチイングチ
ャネルが導通している状態に於けるプラスチャージの動
きであり、I(−)はマイナス側チャージの動きであ
る。斜線部が逆流電流によるチャージの回収部分に相当
する。電圧波形でみると半サイルク毎にC(Vp−ΔV)
に相当するチャージが回収されていると云える。CはEL
の静電容量である。
Tは1サイクルの時間であるがΔTは、いわばDead Tim
e(アイドルタイム)である。
本点燈方式に於いてELの点燈周波数fを上げて行くとΔ
Tがちぢまってくるだけであり、例えば0〜τに於け
る電流・電圧波形は何の影響も受けない。従って、本方
式では、 ΔT=0となる限界までELの点燈周波数を上げられる
が、ΔT=0となる周波数fmaxはτ2τであるか
ら、 である。すなわち、本方式によるEL点燈回路ではffm
axの範囲でELの点燈周波数を任意に変えられるから、例
えば実施例を示す第2図、第3図、第4図の発信器のパ
ルス発振周波数fをボリュウム調整等により可変にして
おけば、そのEL点燈器は任意の大きさのELに対して周波
数調整による輝度調整・設定が出来ると云うことにな
る。
次に本発明によるソーラサインの効果を確かめる為に種
々の実験を行った。
ソーラサインに用いるELパネルA、B、C、Eについて
その点燈効率を実測したので、その結果を第8図のグラ
フに示す。用いたELパネルはフクビ化学社製のグリーン
色発光のもので、各ELパネルの正味発光面積は以下の通
りである。
EL A: 3766cm2 EL B: 2851.cm2 EL C: 1367.cm2 EL E: 1094.cm2 EL点燈照度は、各ELパネルについて、表面照度4〜10Lx
の範囲で実測した。又用いた点燈器は第2図に示す構成
のもので、点燈用周波数はボリューム操作によリ可変設
定出来るものであり、又インダクターのインダクタンス
はほぼ30m Hである。DC−DCコンバータは12Vを±50Vの
デュアルモードに変換するもので、従って第2図に於い
て e=12V、E=50Vとなる。DC−DCコンバータの効率は出
力電力によって変化するが出力1.25ワットのとき最大高
率約80%が得られるものであり、出力が下がると効率は
低下する。第8図に於いて横軸は点燈器への(すなわち
DC−DCコンバータへの)入力電力であり、縦軸は、ELパ
ネルが発散する入力電力1ワットあたりの光束発散率
(ルーメン/ワット)である。このグラフから明らかな
通り、入力電力が1ワット以上ではEL(含・点燈器内消
費電力)の光束発散率は3ルーメン/ワット以上ある。
又実測値のプロットは2つの破線曲線内に収まっている
が、この傾向が左下がりになるのはDC−DCコンバータの
効率が下がることによるもので、2つの形状自体DC−DC
コンバータの効率曲線にほぼ合致している。以上から本
発明によるソーラーサインのEL点燈効率の上昇効果は明
らかである。(従来技術では1ルーメン/ワット以下と
されている。) 次に同一のEL点燈器を用いて、異なる面積構成のELパネ
ルを同一照度10Lxで点燈するソーラサインの点燈実験を
行った。その結果を第9図の表に示す。
この表には、異なるELパネル面積の構成を有するソーラ
サインを同一照度 10Lx(ルックス)で点燈させた場合
の点燈周波数の設定値が記されている。
ELパネル面積の構成は、A+AからZまでの9通りであ
る。又その正味EL面積が上段に記されて居る。A+Aは
A2枚を並列点燈させたものであり、B+B、D+Eも同
様である。表中RはELパネルのシート抵抗値を示す。こ
の表から判る如く、本発明によるソーラサインではただ
1つのEL点燈器により周波数を調整設定するだけで広範
囲のEL面積に対応出来、従来技術の如く点燈面積によっ
て点燈器をつくり分ける必要が全くないことが判る。
又製作したEL点燈器のケース外寸は、ほぼ30m/m×60m/m
×80m/mの大きさであり放熱板は何も付いていないし、
連続点燈8時間後もケース表面温度の上昇は外気温に対
し1℃DEG以下であった。用いたELパネルのうち大型寸
法のものの外寸は、 ELパネルB: 550m/m×550m/m ELパネルA: 720m/m×550m/m であり、実際このような大型ELパネルをこのような小型
の点燈器で点燈させている従来技術は存在しないし、ま
してA+A、B+Bに至ってはその事実は顕著である。
[発明の効果] 本発明によるソーラサインのEL点燈回路に於いてはエネ
ルギー的に次の作用が同時に実現し、ELパネルの点燈効
率が従来技術に比して数倍(3〜4倍)にも向上する。
ELパネルによる電力のキャパシタンスロスの解消も
しくは低減。
インバータのスウィッチングチャネルに於けるスウ
ィッチングエネルギーロスの解消もしくは低減。
又、インバータのスウィッチングチャネルにゼロクロス
スウィッチと、ダイオードによる逆流バイパスチャネル
を設けることにより、本発明の上記作用を達成するに必
要なサイクル毎の電流波形モードがELパネルの面積に応
じて自動的にロック(オートロック)され、従って1つ
の点燈器により異なるELパネルの面積に広く対応出来る
のみならず、点燈輝度を個別に調整することが可能とな
る。なおすなわち第3の効果として、本発明によるソー
ラサインのEL点燈回路を用いることにより: 異なるELパネル面積のソーラサインに1種類のEL点
燈器により巾広く対応出来、かつ点燈輝度を個別に調整
することにより目的とするソーラサインの点燈輝度にそ
れぞれ設定することが可能となる。
尚、スウィッチングチャネルにダイオードによる逆流バ
イパスチャネルを設け、ゼロクロススウィッチ機構を用
いない方法に於いても、インバータチャネルのスイッチ
素子開成時間巾(ONタイム)をELの面積に応じて、ある
決められる時間巾の範囲内に設定することによって上記
、、の作用を達成することは可能であるが、しか
しこのやり方(ゼロクロススウィッチを用いないやり
方)では、インバータチャネルのスイッチ素子のONタイ
ムの設定にあたって、オシロスコープ等で電流波形もし
くはELパネルの電圧波形等をモニターしながら設定して
やる必要があり、手間がかかり面倒である。これに対し
てゼロクロススウィッチ機構を用いた本発明では、イン
バータチャネルはゼロクロス機構により自動的に閉成
(OFF)されるので、ELパネルの面積毎にチャネル開成
時間巾(ONタイム)をオシロスコープ等でマニュアル設
定してやる必要はなく、EL点燈器自身で自動的に設定し
てくれる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明のソーラサインの一実施例を示し、第1図
はソーラサインの回路図、第2図はソーラサインのEL点
燈回路の第1の態様の実施例の回路図、第3図は同他の
実施例の回路図、第4図は第2の態様のEL点燈回路図、
第5図はこのEL点燈回路に用いるLCR回路図、第6図〜
第7図はEL点燈回路の電流・電圧波形図、第8図はこの
発明のソーラサインを用いるELパネルの点灯効率を示す
グラフ、第9図はソーラサインの点灯実験効果を示す表
である。 14、24、34……インバータ入力電源プラス端子 15、24……インバータ入力電源マイナス端子 16……接地(中間電位)端子 17、27……DC−DCコンバータ 42……太陽電池 43……二次電池 44……ELパネル 45……コントローラ 46……EL点燈回路 T1、T2……ゼロクロススウィッチ素子 D1、D2……逆流電流バイパスダイオード C1、C2……一対の容量の等しいコンデンサ C3……両極性コンデンサ L……インダクタ L1……補償用インダクタ (可変インダクタンス)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】太陽電池による光起電力を二次電池に蓄電
    し、該太陽電池による光起電力もしくは/及び二次電池
    に蓄えられた電力を容量性の負荷特性を有するELパネル
    の点灯用電力源としているソーラーサインに於て、ELパ
    ネルとインダクタを直列結合成分の少なくとも一部とし
    て含むLCR若しくはLC回路の一端をインバータの結合出
    力端子に結合し、該インバータの正負スウィッチチャネ
    ルには、電流値が零になると自動的にチャネルを閉成
    (OFF)するゼロクロススウィッチ素子もしくは/及び
    ゼロクロス回路によるスィッチ機構と、該スィッチ機構
    にバイパスする逆流電流バイパスダイオードによるバイ
    パスチャネルが設けられているEL点灯回路を用いたこと
    を特徴とするソーラーサイン。
  2. 【請求項2】太陽電池による光起電力を二次電池に蓄電
    し、該太陽電池による光起電力もしくは/及び二次電池
    に蓄えられた電力を容量性の負荷特性を有するELパネル
    の点灯用電力源としているソーラーサインに於て、ELパ
    ネルをトランスの二次側コイルの出力端子に結合し、両
    極性のコンデンサとトランスの一次側コイルを直列結合
    したものを直列結合成分の少なくとも一部として含むLC
    R若しくはLC回路の一端をインバータの結合出力端子に
    結合し、他端をインバータの正負直流入力電源の中間電
    位端子、若しくは接地端子に結合し、インバータの正負
    スウィッチチャネルには、電流値が零になると自動的に
    チャネルを閉成(OFF)するゼロクロススウィッチ素子
    もしくは/及びゼロクロス回路によるスィッチ機構と、
    該スィッチ機構にバイパスする逆流電流バイパスダイオ
    ードによるバイパスチャネルが設けられているEL点灯回
    路を用いたことを特徴とするソーラーサイン。
  3. 【請求項3】トランスの二次側コイルの出力端子にELパ
    ネルと直列に補償用インダクタが挿入されていることを
    特徴とする請求項2記載のソーラーサイン。
  4. 【請求項4】ソーラーサインのELパネル点灯用電力源と
    する太陽電池による光起電力若しくは/及び二次電池に
    蓄えられた電力を、DC−DCコンバータにより昇圧及び/
    または降圧して異なる電位の直流電圧若しくは一定電位
    の電圧に変換した上で、インバータの直流入力電源とな
    すことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記
    載のソーラーサイン。
  5. 【請求項5】LCR若しくはLC回路の他端には容量のほぼ
    等しい一対のコンデンサを結合し、該一対のコンデンサ
    の他端をインバータの正負直流入力電源端子に架橋結合
    したことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項記
    載のソーラーサイン。
  6. 【請求項6】LCR若しくはLC回路とインバータチャネル
    のゼロクロススウィッチ機構と逆流バイパスダイオード
    によるバイパスチャネルの組合せ作用によりELパネル若
    しくは両極性のコンデンサにチャージアップされた電荷
    を逆流電流として同一供給電源側に回収することを特徴
    とする請求項1ないし5の何れか1項記載のソーラーサ
    イン。
  7. 【請求項7】LCR若しくはLC回路に於けるインダクタン
    スの作用により、インバータのスウィッチング素子の開
    成(ON)動作時に於ける電流値の急峻な立ち上がりを抑
    制し、かつゼロクロススウィッチ機構の作用により、ス
    ウィッチング素子閉成(OFF)動作時に於ける電流値を
    零若しくは零に近づけることにより、インバータチャネ
    ルのスウィッチング素子開閉動作に伴うスウィッチング
    エネルギーロスの解消若しくは減少を図ったことを特徴
    とする請求項1ないし6項の何れか1項に記載のソーラ
    ーサイン。
  8. 【請求項8】インバータのスウィッチング周波数を可変
    設定することによりELパネルの点灯輝度を可変設定でき
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいづれか1項に
    記載のソーラーサイン。
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