JPH0799450B2 - 地図及びその製造方法 - Google Patents
地図及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0799450B2 JPH0799450B2 JP23283289A JP23283289A JPH0799450B2 JP H0799450 B2 JPH0799450 B2 JP H0799450B2 JP 23283289 A JP23283289 A JP 23283289A JP 23283289 A JP23283289 A JP 23283289A JP H0799450 B2 JPH0799450 B2 JP H0799450B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- map
- reduced
- ground
- scale
- entities
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は地図及びその製造方法に関するものである。
従来の技術 従来、敷地の区画に合致させて建物を立体的に表示した
案内地図が特開昭50−106721号公報等として知られてい
る。しかし、近年のように建物の高層化が進むと、上記
のような地図では、低層の建物が高層の建物の陰に隠れ
てしまい、地図上に表示できないという欠点があった。
案内地図が特開昭50−106721号公報等として知られてい
る。しかし、近年のように建物の高層化が進むと、上記
のような地図では、低層の建物が高層の建物の陰に隠れ
てしまい、地図上に表示できないという欠点があった。
また、このような欠点を解消するために、建造物によっ
てスケールを適宜変更して描いた地図が実願昭58−2050
87号のマイクロフィルムとして提案された。
てスケールを適宜変更して描いた地図が実願昭58−2050
87号のマイクロフィルムとして提案された。
しかし、建造物全体を他の建造物と異なったスケールで
描くと、建造物の大きさに誤った印象を与え、地図上で
の計測値によって実寸値を得ることが困難であった。
描くと、建造物の大きさに誤った印象を与え、地図上で
の計測値によって実寸値を得ることが困難であった。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、高い地上存在物に低い地上存在物が隠
れることを防ぎ、しかも実際の地上存在物の外観と大き
く異なることなく、地図上での計測値によって容易に実
寸値が得られ、必要な地上存在物を立体的に表示するこ
とのできる地図及び都市の変貌に対応して後から容易に
変更部分を修正することのできる地図の製造方法とを提
供することにある。
れることを防ぎ、しかも実際の地上存在物の外観と大き
く異なることなく、地図上での計測値によって容易に実
寸値が得られ、必要な地上存在物を立体的に表示するこ
とのできる地図及び都市の変貌に対応して後から容易に
変更部分を修正することのできる地図の製造方法とを提
供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を達成するために、実寸法を一定縮
尺で縮小して、地上存在物を投影図法により立体的に表
示した地図において、高い地上存在物の高さ方向の縮小
率を低い地上存在物の高さ方向の縮小率よりも大きくし
たことを特徴とする構造を有し、また、本発明の地図の
製造方法は、敷地区画図を複数のブロックに分け、地上
存在物の実寸法を一定縮尺で縮小し、該縮小値に低い部
分では大きく、高い部分では小さい比率を乗じた高さを
もって、前記各ブロック毎に地上存在物を投影図法によ
り立体的に描いて原画を作製し、更に、該原画を仕上り
縮尺に縮小して縮小図面を作製した後、前記各ブロック
の縮小図面を平面地図上に画面の一端部分から順次組み
込んで原稿を作成し値この原稿より地図を作成すること
を特徴とする構成を有する。
尺で縮小して、地上存在物を投影図法により立体的に表
示した地図において、高い地上存在物の高さ方向の縮小
率を低い地上存在物の高さ方向の縮小率よりも大きくし
たことを特徴とする構造を有し、また、本発明の地図の
製造方法は、敷地区画図を複数のブロックに分け、地上
存在物の実寸法を一定縮尺で縮小し、該縮小値に低い部
分では大きく、高い部分では小さい比率を乗じた高さを
もって、前記各ブロック毎に地上存在物を投影図法によ
り立体的に描いて原画を作製し、更に、該原画を仕上り
縮尺に縮小して縮小図面を作製した後、前記各ブロック
の縮小図面を平面地図上に画面の一端部分から順次組み
込んで原稿を作成し値この原稿より地図を作成すること
を特徴とする構成を有する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
地図を作製するに際し、先ず、描こうとする地域を特徴
付ける主要建造物1a、主要道路1b、公園1c等のランドマ
ークを定め、第１図に示すように、これらランドマーク
で平面地図１上に記入し、これら主要建造物1a、主要道
路1b等が表現し易く、景観特色が出し易いように建造物
の立ち上げ方向を決定する。この立ち上げ方向は一方向
に限られるものではなく、主要道路を境として、同一画
面上で２方向あるいは４方向に設定することができる。
付ける主要建造物1a、主要道路1b、公園1c等のランドマ
ークを定め、第１図に示すように、これらランドマーク
で平面地図１上に記入し、これら主要建造物1a、主要道
路1b等が表現し易く、景観特色が出し易いように建造物
の立ち上げ方向を決定する。この立ち上げ方向は一方向
に限られるものではなく、主要道路を境として、同一画
面上で２方向あるいは４方向に設定することができる。
次に、高層建造物の裏側にかくれる箇所を抜き起すた
め、少なくとも３方向から適宜区画毎に空中写真を撮影
する。撮影は高度300〜800m、撮影角度45゜程度で行な
い、この空中写真をもとに、平面地図の敷地割りを修正
して敷地区画図を作製し、この敷地区画図を平均面積を
40000m2程度のブロックに分割する。
め、少なくとも３方向から適宜区画毎に空中写真を撮影
する。撮影は高度300〜800m、撮影角度45゜程度で行な
い、この空中写真をもとに、平面地図の敷地割りを修正
して敷地区画図を作製し、この敷地区画図を平均面積を
40000m2程度のブロックに分割する。
高層建造物のあるブロックについては、上記面積よりさ
らに小さく分割する。
らに小さく分割する。
また、空中写真では不明瞭な箇所については、現地にお
いて、特に低層階を重点的にスケッチ、写真撮影等によ
って調査する。
いて、特に低層階を重点的にスケッチ、写真撮影等によ
って調査する。
そして、これらスケッチ、空中写真等の資料に基づき、
敷地区画図の各ブロック毎に建造物等の地上存在物の素
描製図を行うのであるが、この時建造物等の実際の高さ
を縮尺どおりに縮小した縮小値に、所定の拡大率を乗じ
た高さをもって、先に決定された立ち上げ方向及び立ち
上げ角度に合わせ、投影図法によって立体的に描く。
敷地区画図の各ブロック毎に建造物等の地上存在物の素
描製図を行うのであるが、この時建造物等の実際の高さ
を縮尺どおりに縮小した縮小値に、所定の拡大率を乗じ
た高さをもって、先に決定された立ち上げ方向及び立ち
上げ角度に合わせ、投影図法によって立体的に描く。
また、建造物等全体に対する平均拡大率は√２に設定さ
れるのがよいが、１階部分に対する拡大率は他階の拡大
率の1.4〜1.5倍、２階部分に対する拡大率は他階の拡大
率の1.1〜1.2倍とし、第８図のように低い部分の拡大率
を大きく設定、すなわち高さの縮小率を低い部分よりも
高い部分を一定の割合で大きくし、20階100m以上の超高
層建造物では拡大率を１として基本的に縮尺どおりに描
く。なお、円あるいは円に近い曲線を表現するときは、
実際の視覚に合せて変形し、建造物等の特徴が出る様
に、建造物等の形、窓等はできるだけ詳細、正確に描
く。
れるのがよいが、１階部分に対する拡大率は他階の拡大
率の1.4〜1.5倍、２階部分に対する拡大率は他階の拡大
率の1.1〜1.2倍とし、第８図のように低い部分の拡大率
を大きく設定、すなわち高さの縮小率を低い部分よりも
高い部分を一定の割合で大きくし、20階100m以上の超高
層建造物では拡大率を１として基本的に縮尺どおりに描
く。なお、円あるいは円に近い曲線を表現するときは、
実際の視覚に合せて変形し、建造物等の特徴が出る様
に、建造物等の形、窓等はできるだけ詳細、正確に描
く。
次に、地域の特色を正しく表現するため、樹木、歩道橋
等を描き込んだ後、素描図に墨入れを行なって原画作成
し、この原画を製版カメラで仕上り縮尺に縮小し、第２
図及び第３図に示すように各ブロック毎の縮小図面３を
作製する。
等を描き込んだ後、素描図に墨入れを行なって原画作成
し、この原画を製版カメラで仕上り縮尺に縮小し、第２
図及び第３図に示すように各ブロック毎の縮小図面３を
作製する。
次に第４図及び第５図に示すように、仕上り縮尺の平面
地図１上に透明フィルム２を置き、前記縮小図面３を建
造物等の地上存在物の外形に沿って切り抜き、第６図及
び第７図に示す如く、透明フィルム２の上面に画面の一
端から順次ブロック毎の切り抜いた縮小図面３を貼着し
て原稿４を作製し、これを写真製版し、さらに印刷して
地図を作製する。
地図１上に透明フィルム２を置き、前記縮小図面３を建
造物等の地上存在物の外形に沿って切り抜き、第６図及
び第７図に示す如く、透明フィルム２の上面に画面の一
端から順次ブロック毎の切り抜いた縮小図面３を貼着し
て原稿４を作製し、これを写真製版し、さらに印刷して
地図を作製する。
発明の効果 以上に述べたように、本発明の地図は地上存在物の高さ
の縮小率が低い部分よりも高い部分を大きくして、投影
図法によって表示したので、低い部分と高い部分の高さ
を同一縮小率としたものと比べて高い地上存在物が低く
描かれ、このため、低い地上存在物が高い地上存在物の
陰に隠れる部分が少なくなりしかも、地上存在物の実際
の外観と大きく異なった印象を与えることがなく、その
縮小率が一定であるため、地図上での計測値によって容
易に実寸値が得られ、案内地図、防災、警備用地図等と
してきわめて有用なものである。
の縮小率が低い部分よりも高い部分を大きくして、投影
図法によって表示したので、低い部分と高い部分の高さ
を同一縮小率としたものと比べて高い地上存在物が低く
描かれ、このため、低い地上存在物が高い地上存在物の
陰に隠れる部分が少なくなりしかも、地上存在物の実際
の外観と大きく異なった印象を与えることがなく、その
縮小率が一定であるため、地図上での計測値によって容
易に実寸値が得られ、案内地図、防災、警備用地図等と
してきわめて有用なものである。
また、本発明の地図の製造方法は、各ブロック毎に描か
れた原画を縮小し、この縮小図面を平面図上にブロック
毎に組み込んで原稿を作製するので、建物の建換え，新
築等によって都市の景観が変化しても、変化したブロッ
クのみの原画を描き直し、その縮小図面を組み換えるこ
とによって簡単に地図を修正することができる。
れた原画を縮小し、この縮小図面を平面図上にブロック
毎に組み込んで原稿を作製するので、建物の建換え，新
築等によって都市の景観が変化しても、変化したブロッ
クのみの原画を描き直し、その縮小図面を組み換えるこ
とによって簡単に地図を修正することができる。
第１図は、本発明の実施例に係るランドマーク記入時の
平面地図の平面図、 第２図及び第３図はそれぞれ縮小図面の平面図、 第４図は、透明フィルム重合時の平面地図の平面図、 第５図は、同上の縦断面図、 第６図は、縮小図面貼着時の原稿の平面図、 第７図は、原稿の縦断面図、 第８図は、階数と拡大率との関係を示す説明図である。 １……平面地図、２……透明フィルム、３……縮小図
面、４……原稿。
平面地図の平面図、 第２図及び第３図はそれぞれ縮小図面の平面図、 第４図は、透明フィルム重合時の平面地図の平面図、 第５図は、同上の縦断面図、 第６図は、縮小図面貼着時の原稿の平面図、 第７図は、原稿の縦断面図、 第８図は、階数と拡大率との関係を示す説明図である。 １……平面地図、２……透明フィルム、３……縮小図
面、４……原稿。
Claims (2)
- 【請求項１】実寸法を一定縮尺で縮小して、地上存在物
を投影図法により立体的に表示した地図において、高い
地上存在物の高さ方向の縮小率を低い地上存在物の高さ
方向の縮小率よりも大きくしたことを特徴とする地図。 - 【請求項２】敷地区画図を複数のブロックに分け、地上
存在物の実寸法を一定縮尺で縮小し、該縮小値に、低い
部分では大きく、高い部分では小さい拡大率を乗じた高
さをもって、前記各ブロック毎に地上存在物を投影図法
により立体的に描いて原画を作製し、更に、該原画を仕
上り縮尺に縮小して縮小図面を作製した後、前記各ブロ
ックの縮小図面を平面地図上に画面の一端部分から順次
組み込んで原稿を作成し、この原稿より地図を作製する
ことを特徴とする地図の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23283289A JPH0799450B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 地図及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23283289A JPH0799450B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 地図及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0396985A JPH0396985A (ja) | 1991-04-22 |
| JPH0799450B2 true JPH0799450B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=16945489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23283289A Expired - Lifetime JPH0799450B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 地図及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0799450B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3644472B2 (ja) * | 1997-07-11 | 2005-04-27 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 建造物形状地図による情報案内装置及び情報案内方法 |
| JP3547947B2 (ja) * | 1997-08-11 | 2004-07-28 | アルパイン株式会社 | ナビゲーション装置における所在階数表示方法 |
| JP5223062B2 (ja) * | 2010-03-11 | 2013-06-26 | 株式会社ジオ技術研究所 | ３次元地図描画システム |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP23283289A patent/JPH0799450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0396985A (ja) | 1991-04-22 |
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