JPH0798005A - ストローク可変シリンダ - Google Patents

ストローク可変シリンダ

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JPH0798005A
JPH0798005A JP26824193A JP26824193A JPH0798005A JP H0798005 A JPH0798005 A JP H0798005A JP 26824193 A JP26824193 A JP 26824193A JP 26824193 A JP26824193 A JP 26824193A JP H0798005 A JPH0798005 A JP H0798005A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
stopper
stroke
linear actuator
movable part
Prior art date
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Pending
Application number
JP26824193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironao Chigusa
宏尚 千種
Masanobu Fujita
昌信 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ストローク範囲を離れた位置から、迅速かつ精
度よく調整できるストローク可変シリンダを提供するこ
と。 【構成】シリンダのストロークエンド部または可動部
に、可動部のストローク範囲を調節するためのリニアア
クチュエータを設ける。リニアアクチュエータは、可動
部の移動方向に直進変位可能でかつ可動部の停止位置を
規定するストッパ部と、入力信号に応じて回転角度を制
御可能なモータと、このモータの回転をストッパ部の直
進変位に変換するネジ機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体圧シリンダ、特に可
動部のストローク範囲を可変としたストローク可変シリ
ンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体圧シリンダとしては空気圧シ
リンダや油圧シリンダが広く知られている。これらシリ
ンダは、流体圧を供給することにより、直線往復運動を
容易に達成できる。また、その運動に加えてストローク
エンド部で殆どエネルギーを消費することなく、位置を
保持することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような流体圧シ
リンダにおいて、そのストローク範囲を変化させるため
に、ストロークエンド部に調整ネジを設けたものがあ
る。しかしながら、この場合には調整ネジが半固定式で
あるため、ストローク範囲を変化させるには設備を止め
て調整ネジを手で調整しなければならず、迅速に対応で
きないという問題がある。特に、調整ネジが手の届きに
くい装置の内部に配置されている場合、調整に手間取る
という欠点がある。そこで、本発明の目的は、ストロー
ク範囲を離れた位置から、迅速かつ精度よく調整できる
ストローク可変シリンダを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シリンダのストロークエンド部または可
動部に、可動部の移動方向に直進変位可能でかつ可動部
の停止位置を規定するストッパ部と、入力信号に応じて
回転角度を制御可能なモータと、このモータの回転をス
トッパ部の直進変位に変換するネジ機構とを備えるリニ
アアクチュエータを設けたものである。
【0005】
【作用】リニアアクチュエータのモータに信号を入力す
ると、モータの回転軸が入力信号に応じた回転角度だけ
回転する。回転軸の回転はネジ機構によりストッパ部の
直進変位に変換される。つまり、ストッパ部が入力信号
に応じて可動部またはストロークエンド部との対向方向
に直進変位し、可動部の停止位置を規定する。この状態
でシリンダを駆動すると、可動部またはストロークエン
ド部がストッパ部に当たって停止するので、ストローク
範囲を無段階に調整できる。リニアアクチュエータは電
気信号によって外部から遠隔操作できるので、シリンダ
が手の届きにくい装置の内部に配置されている場合であ
っても、ストローク範囲を容易に調整できる。可動部ま
たはストロークエンド部がストッパ部に当たった時、ス
トッパ部には反力が作用するが、ストッパ部とモータと
の間にはネジ機構が設けられているので、反力がモータ
に対する負荷とならず、ストッパ部が逆方向にずれを起
こすことがない。したがって、精度の狂いが生じること
がない。また、リニアアクチュエータのモータへの信号
の入力を予めプログラミングすることにより、シリンダ
のストローク範囲を自在に制御することが可能である。
【0006】
【実施例】図1は本発明を磁石式ロッドレスシリンダに
適用した第1実施例を示す。このロッドレスシリンダ
は、シリンダチューブ1と、シリンダチューブ1に沿っ
て移動自在なスライダ(可動部)2と、シリンダチュー
ブ1の両端部に配置されたストロークエンド部3,4
と、シリンダチューブ1,1と平行に配置され、ストロ
ークエンド部3,4を連結する2本の連結シャフト5と
を備えている。上記連結シャフト5はスライダ2を摺動
自在にガイドする機能も有する。磁石式のロッドレスシ
リンダは周知のように、シリンダチューブ1に内装され
たピストン(図示せず)が空気圧によって移動すると、
このピストンと磁気的に連結されたスライダ2がピスト
ンと一体的に移動するものである。なお、ロッドレスシ
リンダは磁石式に限らずチューブスリット式であっても
よい。両方のストロークエンド部3,4には、ショック
アブソーバ6,6が取り付けられている。ショックアブ
ソーバ6のピストンロッド6aはストロークエンド部
3,4から内側に向かって突出しており、ピストンロッ
ド6aにスライダ2の側面が当たると、ピストンロッド
6aが緩やかに後退し、スライダ2と後述するリニアア
クチュエータ10との衝撃力を緩和する。
【0007】両方のストロークエンド部3,4には、本
発明にかかるリニアアクチュエータ10,10が取り付
けられている。リニアアクチュエータ10は、図2にそ
の詳細を示すように、電子制御装置11からの入力信号
によりその回転角度を自在に制御できるステッピングモ
ータ12と、ステッピングモータ12の回転軸12aと
螺合するストッパ軸(ストッパ部)13と、ストッパ軸
13の回転を規制するガイド筒14とを備えたものであ
る。ガイド筒14の外周にロックナット15を螺合さ
せ、ロックナット15とステッピングモータ12のフラ
ンジ部12bとでストロークエンド部3,4を挟着する
ことにより、リニアアクチュエータ10はストロークエ
ンド部3,4に固定される。
【0008】次に、上記ロッドレスシリンダの動作を説
明する。電子制御装置11から所定の信号をいずれかの
ステッピングモータ12に入力すると、この入力信号に
応じてステッピングモータ12の回転軸12aが所定角
度だけ回転する。この回転に伴って、ストッパ軸13は
スライダ2の移動方向に直進する。ステッピングモータ
12を停止すると、そのディテントトルクにより回転軸
12aが停止するので、ストッパ軸13もその位置を保
持する。次に、シリンダチューブ1に空気圧を供給し、
スライダ2を何れかの方向に作動させると、スライダ2
の側面が何れかのリニアアクチュエータ10のストッパ
軸13の先端に当たって停止する。この停止位置はスト
ッパ軸13の突出量によって無段階に変化させることが
できるので、スライダ2のストローク範囲も無段階に調
整できる。また、スライダ2がストッパ軸13に当たっ
た状態でストッパ軸13はその位置を保持しているの
で、スライダ2の停止位置が狂うこともない。
【0009】なお、回転軸12aとストッパ軸13との
ネジ部のリードを小さくすれば、回転軸12aの回転角
に対するストッパ軸13の移動量が少なくなるので、ス
トッパ軸13の移動量を微細制御でき、高精度の位置決
めが可能である。また、スライダ2が当たった時にスト
ッパ軸13にかかる荷重は、ショックアブソーバ6によ
って軽減されるので、回転軸12aとストッパ軸13と
のネジ部やステッピングモータ12に過大な負荷がかか
らない。したがって、リニアアクチュエータ10の寿命
が向上する。ショックアブソーバ6の機能を発揮するた
めには、ストッパ軸13の可動範囲をショックアブソー
バ6のピストンロッド6aの可動範囲内に設定すること
が必要である。しかしながら、ショックアブソーバを有
しないシリンダの場合や、ショックアブソーバを有する
場合であっても、ショックアブソーバをストロークエン
ド部ではなくスライダのリニアアクチュエータと接触す
る部分に取り付けた場合には、ストッパ軸の可動範囲は
上記のような制約を受けない。なお、リニアアクチュエ
ータの原点位置設定については、リニアアクチュエータ
に取り付けた原点センサ(図示せず)によって行う。但
し、本発明はこれに限定されるものではなく、シリンダ
に取り付けられているリードスイッチ(図示せず)を共
用することも可能である。また、図1の実施例におい
て、両側のストロークエンド部にリニアアクチュエータ
を設けたが、片方のストロークエンド部のみにリニアア
クチュエータを設けてもよい。また、ショックアブソー
バは必須ではない。
【0010】リニアアクチュエータとしては、図2のよ
うな構成の他、図3のような構成としてもよい。即ち、
ストロークエンド部3の外側面に2本のシャフト20を
平行に固定し、これらシャフト20にスライド自在なリ
ニアガイド21を介してステッピングモータ22を支持
する。ステッピングモータ22の回転軸23はネジ軸と
一体となっており、このネジ軸23はストロークエンド
部3のネジ孔3aに螺合している。この場合には、ステ
ッピングモータ22を駆動させると、ネジ軸23の回転
に伴ってステッピングモータ22自体がシャフト20に
沿ってスライドし、ネジ軸23の突出長を無段階に変化
させることができる。
【0011】本発明はロッドレスシリンダに限るもので
はなく、種々の流体圧シリンダに適用できる。図4は本
発明を汎用シリンダ30に適用した例である。この実施
例では、ピストンロッド31の先端にチャック機構32
が取り付けられている。また、シリンダ30を固定した
取付板33にはリニアアクチュエータ34も固定され、
上記チャック機構32の停止位置を規制している。リニ
アアクチュエータ34のストッパ部34aの突出量によ
ってチャック機構32のストローク範囲を微調整するこ
とができる。この場合のリニアアクチュエータ34は、
図2あるいは図3と同様のものを用いればよい。
【0012】図5は本発明をツインロッドシリンダ40
に適用した例である。この実施例では、2本の平行なピ
ストンロッド41が設けられ、流体圧を作用させると2
本のピストンロッド41,42が同時に進退する。ピス
トンロッド41,42の先端部は連結部材(可動部)4
3に連結されており、この連結部材43の中央部にリニ
アアクチュエータ44が取り付けられている。ピストン
ロッド43を後退させた時、リニアアクチュエータ44
のストッパ部44aがシリンダ本体45の端面(ストロ
ークエンド部)に当たって停止する。したがって、スト
ッパ部44aの突出量を調整することにより、ストロー
ク範囲を微調整できる。この場合のリニアアクチュエー
タ44は、図2あるいは図3と同様のものを用いればよ
い。
【0013】本発明は、上記のロッドレスシリンダ,汎
用シリンダ,ツインロッドシリンダの他、2本のシリン
ダチューブにエア供給を行い、スライダを駆動させる所
謂スライドユニットや、スライダの直線方向の摺動をガ
イドする所謂リニアモーションガイド(LMガイド)付
きのシリンダにも適用できる。さらに、回転するベーン
タイプとシリンダの直線運動をラックアンドピニオンで
回転運動に変換する所謂ロータリーアクチュエータにも
応用可能である。リニアアクチュエータの構成は、図2
または図3に記載のものに限らず、既存の技術で容易に
代替することが可能である。例えば、ステッピングモー
タに代えて、DCまたはACサーボモータを使用するこ
とが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、シリンダのストロークエンド部または可動部
に、可動部の移動方向に直進変位可能なストッパ部を有
するリニアアクチュエータを設けたので、シリンダのス
トローク範囲を離れた位置から、迅速かつ精度よく調整
できる。また、リニアアクチュエータのモータへの信号
の入力を、予めプログラミングすることにより、シリン
ダのストローク範囲を自在に制御することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をロッドレスシリンダに適用した第1実
施例の平面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】リニアアクチュエータの第2実施例の拡大図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例の側面図である。
【図5】本発明の第4実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 2 スライダ(可動部) 3,4 ストロークエンド部 10 リニアアクチュエータ 11 電子制御装置 12 ステッピングモータ 13 ストッパ軸(ストッパ部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧を制御することにより、所定ストロ
    ーク範囲で往復移動可能な可動部を有する流体圧シリン
    ダにおいて、 上記シリンダのストロークエンド部または可動部に、上
    記可動部の移動方向に直進変位可能でかつ上記可動部の
    停止位置を規定するストッパ部と、入力信号に応じて回
    転角度を制御可能なモータと、このモータの回転をスト
    ッパ部の直進変位に変換するネジ機構とを備えるリニア
    アクチュエータを設けたことを特徴とするストローク可
    変シリンダ。
JP26824193A 1993-09-29 1993-09-29 ストローク可変シリンダ Pending JPH0798005A (ja)

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