JPH0797551B2 - X線マスクアラインメント方法及びその装置 - Google Patents

X線マスクアラインメント方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0797551B2
JPH0797551B2 JP3130091A JP3130091A JPH0797551B2 JP H0797551 B2 JPH0797551 B2 JP H0797551B2 JP 3130091 A JP3130091 A JP 3130091A JP 3130091 A JP3130091 A JP 3130091A JP H0797551 B2 JPH0797551 B2 JP H0797551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
alignment
ray mask
mask
ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3130091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04247613A (ja
Inventor
稔彦 田中
浩一 岡田
Original Assignee
株式会社ソルテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソルテック filed Critical 株式会社ソルテック
Priority to JP3130091A priority Critical patent/JPH0797551B2/ja
Publication of JPH04247613A publication Critical patent/JPH04247613A/ja
Priority to US08/070,081 priority patent/US5325414A/en
Publication of JPH0797551B2 publication Critical patent/JPH0797551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線リソグラフィ用
に適用されるX線マスクアライメント方法及びその装置
に関する
【0002】
【従来の技術】X線マスクアライメント方法としては、
X線マスクとウェハを所定のギャップを保って予め重ね
合わせておいた上で、X線マスクメンブレンを透過する
光を用いてマスク上のアライメント用パターンとウェハ
上のパターンに一括照射し、両者の反射回折光を検出し
てその場位置合せをする方法が検討されており、特に光
ヘテロダイン方式を用いた干渉像による合せを行なう方
式が主流になりつつある。
【0003】図4は上記その場位置合せによるX線マス
クAとウェハBの位置合せ方法の一例を示す説明図であ
る。X線源6側から順にマスクステージ10とウェハステ
ージ11が極めて接近した状態で並べられ、アライメント
用パターン2aの形成されたX線マスクAが該マスクステ
ージ10に固定されると共に、同じくアライメント用パタ
ーン2bの形成されたウェハBが該マスクAに正確なギャ
ップを保って近接する状態でウェハステージ11に吸着さ
れている。両ステージは後述する制御部50の制御指令で
作動する駆動系12、13により動かすことができるように
なっている。一方マスクA側のアライメント用パター
ン2aと、該マスクメンブレン20を透過してウェハB側の
アライメント用パターン2bに一括してアライメント光を
照射するアライメント光照射用光源30が設けられ、これ
らパターン2a、2bにアライメント光が斜入射される。こ
の斜入射に対応して傾いた状態で前記パターン2a、2bよ
り出て来る反射回折光は、ウェハB側のパターン2bより
出てくる反射光のみ途中マスクメンブレン20を透過しな
がら、マスク側パターン検出系のディテクタ4aとウェハ
側パターン検出系のディテクタ4bの夫々で干渉像として
検出される。そしてこれらの検出データは制御部50に送
られた上解析されて、X線マスクAとウェハBの相対位
置ずれ量が求められる。該制御部50はこの位置ずれ量に
基づいて、前記マスクステージ10とウェハステージ11の
夫々の駆動系12、13に制御信号を出力し、X線マスクA
とウェハBの直接的な位置合せが行なわれる(後述する
装置ニュートラル上の位置からの移動ではなく、予め重
ね合わされたマスクAとウェハBのその場位置からの移
動で直接的に位置合わせがなされる)。この位置合せ終
了後X線源6のシャッタ60を開き、X線露光を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述の様なその場位
置合せ的なX線マスクアライメント方式では、ウェハB
のアライメント用パターン2bへのアライメント光の照射
及び該パターン2bからの反射光の検出のため、これらの
光は必ずマスクメンブレン20を透過する必要があり、該
マスクメンブレン20はX線透過性を有するだけでなく、
アライメント光透過性も有する材質でなければならず、
このような制約から、メンブレン材としてはSiN、SiC等
に限られ、しかも2μm程度の薄膜にしなければならな
いという膜厚上の制約も伴なうことになる。そのためマ
スクメンブレン20がたわむ等の歪が発生し易く、マスク
A上のアブソーバ転写用パターン(図示なし)やアライ
メント用パターンの位置が変化する等してマスク精度が
大幅に劣化し、結果的に合せ精度が低下することにな
る。又、仮に上記方式において、マスクメンブレンを透
過せずに、アライメント光をウェハに照射し或いはその
反射光を受光する構成が採用できたとしても、マスクと
ウェハを予め重ね合わせておいて位置合わせを行ってい
るため、チップ毎にステップ&リピートで露光を行う場
合、チップ毎に位置合わせを行う必要を生じ、スループ
ットや精度上の問題から実用的ではない。
【0005】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、マスクの歪を抑えることができ、且
つスループットや精度の上からも良好なX線マスクアラ
イメント方法及びその装置を提供せんとするものであ
る。
【0006】
【問題点を解決するための手段】そのため本発明のX線
マスクアライメント方法は、X線マスクのアライメント
用パターンにアライメント光を照射してその反射光を検
出する工程と、ウェハのアライメント用パターンに直接
アライメント光を照射してその反射光を検出する工程と
別々の場所で別々に行い、これらの反射光検出データ
を基に該ウェハ又は/及びX線マスクを所望の場所に移
動させて該X線マスクとウェハの位置合わせを行うこと
を基本的特徴としている。
【0007】上記構成は、反射光の検出を別々の場所で
別々に行った上で、X線マスクの位置を固定し、これら
の反射光検出データを基に該ウェハを所望の場所に移動
させて該X線マスクとウェハの位置合わせを行うように
すると、機械精度への負担が軽減され、結果的に合せ精
度が向上する。
【0008】又第2発明は上記アライメント方法の実施
装置の発明に係り、X線マスクを所望の位置に移動させ
るX線マスク移動機構と、ウェハを所望の位置に移動さ
せるウェハ移動機構と、X線マスク及びウェハに夫々形
成されたアライメント用パターンと、X線マスク側アラ
イメント用パターンの照射用とウェハ側アライメント用
パターンの照射用に夫々別の場所に別個に設けられたア
ライメント光照射光源と、X線マスク側アライメント用
パターンの反射光検出用とウェハ側アライメント用パタ
ーンの反射光検出用に夫々別の場所に別個に設けられた
ディテクタと、これらの各ディテクタで検出された反射
光検出データを基にX線マスクとウェハの各位置を分析
し、前記ウェハ移動機構に、又はX線マスク移動機構と
ウェハ移動機構に、位置合せ制御信号を出力するコント
ローラを有することをその要旨としている。
【0009】
【作用】ウェハ側へのアライメント光の照射・反射光の
検出はマスクメンブレンを透過せずに直接行なっている
ため、該マスクメンブレンはアライメント光を透過する
必要がなく、材料選択の範囲が広がり、厚膜化も可能と
なる。この結果、マスク歪がなくなって、マスク上のパ
ターン(アブソーバ転写用パターン、アライメント用パ
ターン)位置精度が向上し、合せ精度が高くなる。しか
も上記アライメント光の照射・反射光の検出は別々の場
所で行われてから、夫々の検出位置を出発点としてマス
ク−ウェハ間の相対位置合わせを行っているため、ステ
ップ&リピートでチップ毎に露光を行う場合に、特にウ
ェハのみがステージ送りされて露光する形式では、初回
に行ったアライメント操作だけで以後は両者の位置検出
を行わなくて済み、マスクとウェハを予め重ね合わせて
おいてから位置合わせを行う形式の構成に比べて、スル
ープット的にも、精度的にもメリットがあり、後述する
EGAのような統計処理も行えることになって、有利で
ある。
【0010】
【実施例】以下本発明の具体的実施例を添付図面に基づ
き説明する。
【0011】(実施例1)図1はX線ステッパに用いら
れた第2発明のX線マスクアライメント装置の一実施例
に係り、図中60はX線源6からのX線照射・遮断用に用
いられるシャッタであり、後述するコントローラ5の制
御信号で開閉できるようになっている。
【0012】本実施例装置では、X線マスクAのマスク
ステージ10とウェハBのウェハステージ11からなる位置
合せ機構1と、X線マスクA及びウェハBに夫々形成さ
れたアライメント用パターン2a及び2bと、これらのパタ
ーン2a及び2bの照射用に夫々別個に設けられたアライメ
ント用レーザ光の光源3a及び3bと、これらの光源3a及び
3bに対応させてX線マスクA側とウェハB側に夫々別個
に設けられた反射光検出用のディテクタ4a及び4bと、こ
れらの検出データを基に前記位置合せ機構1に制御信号
を送出するコントローラ5とを有している。
【0013】この位置合せ機構1のマスクステージ10と
ウェハステージ11は夫々駆動系12及び13を備えていて、
コントローラ5に制御されて、X線マスクAとウェハB
のアライメントを行なう。
【0014】又前記アライメント用パターン2a及び2bは
反射型の回折格子で構成され、X線マスクA及びウェハ
Bの所定の場所に構成される。
【0015】前記光源3a及び3bは上記アライメント用パ
ターン2a及び2bに対し、夫々12°の傾きをもってレー
ザ光を斜入射することができるようマスクステージ10の
下方及びウェハステージ11の上方に設置されている。本
実施例ではレーザ光の斜入射角を12°としたが、この
値に限るものではない。この斜入射角度は光学系の取り
回しにより任意に設定できる。
【0016】前記ディテクタ4a及び4bは、上記光源3a及
び3bの斜入射角度に対応させてマスクステージ10及びウ
ェハステージ11に対し夫々傾いて設置されており、アラ
イメント用パターン2a及び2bからの各反射回折光の斜方
検出を、図示するように別々の場所(装置ニュートラル
上の位置)で行なう。そしてその検出データは電気的な
信号に変換されてコントローラ5に送出される。
【0017】更にコントローラ5は、各ディテクタ4a及
び4bから送られてきた検出データを基にX線マスクAと
ウェハBの各位置を分析し、マスクステージ10とウェハ
ステージ11のアライメントに必要な移動量を演算し(装
置ニュートラル上の位置を基準にマスクAとウェハBの
各位置を測定し、その場所から両者の位置合わせに必要
な移動量を夫々演算する)、両ステージの駆動系12及び
13に位置合せ制御信号を出力する。
【0018】図2は本実施例装置で用いられたX線マス
クAの構成を示す正断面図である。このX線マスクAは
マスクメンブレン20の片面ウェハ側にアブソーバ転写用
パターン21と前述したアライメント用パターン2aが設け
られ、その反対面周囲に支持台22が固着されている。そ
してマスクメンブレン20自身は、従来のSiN等のような
材質ではなく、X線透過性を有する反面アライメント光
には不透明なBeで構成されており、又その膜厚も従来の
ものが2μm程度であるのに対し、35μmと1桁以上
厚膜化されている。尚、このBe膜にはPVDにより成膜
したBeをエッチバックして、その表面を十分平滑化した
ものを用いた。即ち、Be上にレジストを被着し、その後
イオンミリングを行なってその表面の凹凸を十分に低減
したものを用いた。
【0019】以上の本実施例装置の使用方法を以下説明
する。
【0020】まず、各光源3a及び3bからのアライメント
光が対象となる夫々のアライメント用パターン2a及び2b
に照射できる位置(装置ニュートラル上の位置)までマ
スクステージ10とウェハステージ11を待避させ、これら
の光源3aから3bから夫々アライメント用パターン2a及び
2bにアライメント光を直接照射する。そして該パターン
2a及び2bからの反射回折光は夫々の場所(上記装置ニュ
ートラル上の位置)でディテクタ4a及び4bにより別々に
検出され、コントローラ5でX線マスクAの位置とウェ
ハBの位置が測られる。この測定値に基づいてコントロ
ーラ5は、両者の位置合わせに必要な移動量を夫々演算
すると共に、マスクステージ10とウェハステージ11の各
駆動系12及び13を制御し、両ステージを摺り合せるよう
な状態で動かして、X線マスクAとウェハBのアライメ
ントを行なう。その後前記シャッタ60を開いてX線露光
を行なう。もちろんステップ&リピートでチップ毎の露
光を繰り返し行う場合は、以後上記のような位置検出を
あらためて行わずに、初回に行ったマスクAとウェハB
の装置ニュートラル上の位置検出値に基づいて、例えば
ウェハステージのみを移動させることで、該露光を行う
ことができるようになる。
【0021】尚、このアライメント方法の実施に当って
は、光リソグラフィ技術で用いられているEGA(Enha
nced Global Alignment)と呼ばれるチップ位置の統計
処理によるアライメント法の実施を行なうこともでき
る。即ち、ウェハBのアライメント用パターン2bからの
反射回折光の検出を行なう時に、ウェハB上の全ての又
は大部分のチップのアライメント用パターン2bの検出を
行なっておき、統計処理して各チップ毎の位置を算出し
ておく。その後複数回に亘るステッピング露光の合い間
になされる各プロセスの影響により、ウェハB上のアラ
イメント用パターン2bに荒れ等があって不正確な検出が
行われても上記の統計処理時のデータを基にアライメン
トを行なうというものであり、それによって合せ精度が
向上することになる。又酸化による段差形状の緩和、Al
被膜等によるグレーンの成長、被膜による反射率の変
化、被膜物による膜内光干渉による反射率の変化、スパ
ッタ膜被覆による段差の非対象化等によりアライメント
用パターン2bが劣化して合わせるべきターゲットの位置
を求めることが困難になり、検出エラーを起こす場合で
も、その後に再度ウェハB上のチップのアライメント用
パターン2bを検出し、その統計処理を行なえば、周囲の
各チップ位置データより合せるべきターゲットの位置が
推定でき、合せ精度向上は著しいものとなる(この意味
でEGAはウェハB上のターゲットパターンの検出精度
のみを向上させるものであり、本発明の様にマスクAの
パターン位置精度の向上とは本質的に関連しない)。パ
ターン検出のランダム誤差は、ターゲットパターンの測
定数nに対し、下式数1の比率で減ることになる。
【0022】
【数1】
【0023】以上のような本実施例装置を用いてX線マ
スクのアライメントを行ない、ステッパによるX線露光
を繰り返し行なって、チップ面内の合せ精度を調べた。
その結果を下表1に示す。回数は露光回数を示す。但
し、ウェハ単位で回数をカウントしているため、実際マ
スクに照射されるX線露光の回数は表示された回数の約
35倍である。回数1000とは1000ウェハ目の露
光を行なったときのチップ面内の合せ精度を示してい
る。アライメントパターンは中央に配置した。なお同表
に示された比較例は、2μm膜厚のSiNのメンブレンか
らなるX線マスクを用いて従来のその場位置合せにより
マスクアライメントを行なった場合の結果である。
【0024】
【表1】
【0025】同表から明らかなように、比較例に比べて
本実施例の場合は、チップ面内位置歪がほとんどなく、
安定したX線マスクアライメントが可能となることがわ
かる。比較例で1〜100回にかけての面内位置歪はお
よそ0.08μmであり、本実施例のおよそ0.06μmに比べ
大きい。位置データを詳細にみるとわかるように、中央
に比べ周辺が+方向に大きくなる傾向がある。これは、
薄いメンブレン膜を用いているため、エッチバック等の
工程により面内位置歪が生じたためと考えられる。10
00回を越えると、比較例では面内位置歪が急激に大き
くなる。これはX線照射によるダメージにより位置歪が
増大したと考えられる。本実施例ではこれらの位置歪が
十分低く押えられている。
【0026】以上の結果から、本実施例では、X線マス
クA上のパターン位置精度の劣化がほとんどない。な
お、本実施例では、上述のように35μmのBe膜をマス
クメンブレン材として用いたため、マスク洗浄も可能と
なった。
【0027】又、本実施例では膜厚35μmのBeを用い
たが、この膜厚および材料に限られるものではない。例
えば20μmの膜厚、50μmの膜厚でも使用できる。
但し、薄膜にするとパターン位置歪が生じやすくなり、
厚膜化するとX線の透過率が下がり、露光時間がかかる
ことを考慮しておけば良い。この点パターン位置検出精
度は膜厚に依存しないことが本発明の利点と言える。そ
してこのマスクメンブレン材料としてはBeの他にAl、Si
を用いることができるし、またマスクをHeあるいは真空
中で使う場合には、LiやKを用いることもできる。
【0028】更に、本実施例では、アライメント用パタ
ーンに回折格子を用いているが、これに限られるもので
はなく、アライメント光を反射させて検出する方式であ
ればよい。例えば、一本の溝や線あるいは十字状のアラ
イメントパターンを使い、その像を結像系を用いて検出
する方式を用いることも可能である。
【0029】(実施例2)一方、図3には前記実施例装
置とは異なる装置構成のX線マスクアライメント装置が
示されており、図中AはX線マスク、Bはウェハ、11は
ウェハステージ、120はマスクローダ、130はウェハステ
ージ11を駆動する駆動系、30、31はアライメント用光
源、40、41はディテクタ、5aはコントローラ、70は架台
を示している。そのうちローダ120および駆動系130は架
台70で固定されており、又マスク位置検出用のアライメ
ント用光源30とディテクタ40は架台70の中に埋めこまれ
ている。
【0030】この装置の使用に当っては、ローダ120で
X線マスクAをX線照射部にロードし、その場所でアラ
イメント用光源30とディテクタ40を使ってX線マスクA
の正確な位置を測定する(この位置がマスクAの装置ニ
ュートラル上の位置となる)。このとき、ウェハステー
ジ11はその位置検出の障害にならないように退避させて
おく。そしてその退避中にウェハ位置測定用のアライメ
ント用光源31とディテクタ41を用いてチップ毎の位置を
把握しておく(この位置がウェハBの装置ニュートラル
上の位置となる)。マスク位置とチップ位置のデータを
コントローラ50へ送り、データ解析する。この解析デー
タをもとに両者の位置合わせに必要なウェハBの移動量
を演算し、駆動系130に制御信号を出力しウェハBを所
望の位置に移動して、シャッタ60を開きX線露光を行な
う。この場合も、以後マスクAとウェハBの位置検出を
あらためて行わなくても、上記マスクAとウェハBの装
置ニュートラル上の位置検出値を基にウェハステージ11
の駆動系130を制御し、ウェハBのみステージ送りし
て、ステップ&リピートでチップ毎の露光を行うことが
できる。
【0031】本実施例装置では、ローダ120でX線マス
クAを照射部にロードした後は固定されるため、前記実
施例1と異なり、合わせ用の可動部はウェハステージ11
だけの3軸合わせとなり、機械精度への負担が軽減され
ることになる。
【0032】尚、アライメント用光源30、31からの発熱
による架台70の歪を防ぐため、これらの光源の周りを温
調することや、発熱量の少ない半導体レーザなどを用い
ることが好ましいことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、X線マス
クとウェハ上のアライメント用パターンを反射光の感知
により別々に検出し、その後その検出データを基にアラ
イメントを行なっているため、X線マスクがアライメン
ト光に対し透明である必要がなくなり、マスクメンブレ
ン材としてはX線に透明で照射耐性があり、歪まないも
のであれば良いということになる。この様なマスクメン
ブレン材への制約が緩くなり、厚膜化も可能であるた
め、X線マスクで最大の問題であるマスク歪の問題がほ
とんどなくなってマスク上のパターン位置精度が向上
し、このため合せ精度が向上することになる。又上記ア
ライメント光の照射・反射光の検出は別々の場所で行わ
れてから、マスク−ウェハ間の相対位置合わせを行って
いるため、ステップ&リピートでチップ毎に露光を行う
場合(特にウェハのみがステージ送りされて露光する形
式では)、初回に行ったアライメント操作だけで以後は
両者の位置検出を行わなくて済み、マスクとウェハを予
め重ね合わせておいてから位置合わせを行う形式の構成
に比べて、スループット的にも、精度的にもメリットが
大きく、しかもEGAのような統計処理も行えて有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線ステッパに用いられた第2発明のX線マス
クアライメント装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】本実施例装置で用いられたX線マスクの構成を
示す正断面図である。
【図3】第2発明装置の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図4】その場位置合せによるX線マスクアライメント
方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 位置合せ機構 10 マスクステージ 11 ウェハステージ 12、13、130 駆動系 2a、2b アライメント用パターン 20 マスクメンブレン 3a、3b、30、31 光源 4a、4b、40、41 ディテクタ 5、5a コントローラ 50 制御部 A X線マスク B ウェハ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線マスクのアライメント用パターンに
    アライメント光を照射してその反射光を検出する工程
    と、ウェハのアライメント用パターンに直接アライメン
    ト光を照射してその反射光を検出する工程とを別々の場
    所で別々に行い、これらの反射光検出データを基に該ウ
    ェハ又は/及びX線マスクを所望の場所に移動させて
    X線マスクとウェハの位置合わせを行うX線マスクアラ
    イメント方法。
  2. 【請求項2】 X線マスクのアライメント用パターンに
    アライメント光を照射してその反射光を検出する工程
    と、ウェハのアライメント用パターンに直接アライメン
    ト光を照射してその反射光を検出する工程とを別々の場
    所で別々に行い、該X線マスクの位置を固定した後で、
    これらの反射光検出データを基に該ウェハを所望の場所
    に移動させて該X線マスクとウェハの位置合わせを行う
    請求項1記載のX線マスクアライメント方法。
  3. 【請求項3】 X線マスクを所望の位置に移動させるX
    線マスク移動機構と、ウェハを所望の位置に移動させる
    ウェハ移動機構と、X線マスク及びウェハに夫々形成さ
    れたアライメント用パターンと、X線マスク側アライメ
    ント用パターンの照射用とウェハ側アライメント用パタ
    ーンの照射用に夫々別の場所に別個に設けられたアライ
    メント光照射光源と、X線マスク側アライメント用パタ
    ーンの反射光検出用とウェハ側アライメント用パターン
    の反射光検出用に夫々別の場所に別個に設けられたディ
    テクタと、これらの各ディテクタで検出された反射光検
    出データを基にX線マスクとウェハの各位置を分析し、
    前記ウェハ移動機構に、又はX線マスク移動機構とウェ
    ハ移動機構に、位置合せ制御信号を出力するコントロー
    ラを有することを特徴とするX線マスクアライメント装
    置。
JP3130091A 1991-02-01 1991-02-01 X線マスクアラインメント方法及びその装置 Expired - Fee Related JPH0797551B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130091A JPH0797551B2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 X線マスクアラインメント方法及びその装置
US08/070,081 US5325414A (en) 1991-02-01 1993-05-28 X-ray mask alignment method and apparatus therefor as well as X-ray mask to be used to said method and said apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130091A JPH0797551B2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 X線マスクアラインメント方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04247613A JPH04247613A (ja) 1992-09-03
JPH0797551B2 true JPH0797551B2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=12327441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3130091A Expired - Fee Related JPH0797551B2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 X線マスクアラインメント方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0797551B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005116966A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 位置合わせ装置及び位置合わせ方法
DE10355681A1 (de) * 2003-11-28 2005-07-07 Süss Microtec Lithography Gmbh Direkte Justierung in Maskalignern
JP4726232B2 (ja) * 2006-10-31 2011-07-20 キヤノン株式会社 露光方法、露光装置及びデバイスの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55113330A (en) * 1979-02-23 1980-09-01 Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai X-ray exposure system and device
JPS61276222A (ja) * 1985-05-30 1986-12-06 Nec Corp X線露光アライメント方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55113330A (en) * 1979-02-23 1980-09-01 Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai X-ray exposure system and device
JPS61276222A (ja) * 1985-05-30 1986-12-06 Nec Corp X線露光アライメント方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04247613A (ja) 1992-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI633299B (zh) 度量衡方法、度量衡裝置及器件製造方法
JP6602388B6 (ja) メトロロジ方法、メトロロジ装置、及びデバイス製造装置
JP6084704B2 (ja) ドーズおよびフォーカス決定方法、検査装置、パターニングデバイス、基板、ならびにデバイス製造方法
KR20190015553A (ko) 계측 장치
US10508906B2 (en) Method of measuring a parameter and apparatus
JP4751411B2 (ja) オーバーレイを測定する方法
TW201118513A (en) Position calibration of alignment heads in a multi-head alignment system
TW200916978A (en) Inspection method and apparatus, lithographic apparatus, lithographic processing cell and device manufacturing method
TW200821770A (en) Method and apparatus for angular-resolved spectroscopic lithography characterization
TW201142236A (en) Lithographic apparatus and device manufacturing method
TW201009514A (en) Inspection method and apparatus, lithographic apparatus, lithographic processing cell and device manufacturing method
TWI424281B (zh) 微影裝置及元件製造方法
TW200925796A (en) An optical focus sensor, an inspection apparatus and a lithographic apparatus
TW200903183A (en) Angularly resolved scatterometer and inspection method
EP3611567A2 (en) Improvements in metrology targets
JP2019511000A (ja) 照明システムおよびメトロロジシステム
TW201928309A (zh) 最佳化相對於基板上之目標的量測照明光點的位置及/或尺寸的方法及相關裝置
WO2020126266A1 (en) Method of measuring a parameter of a patterning process, metrology apparatus, target
US10607873B2 (en) Substrate edge detection
US7292335B2 (en) Optical measurements of patterned structures
JPH0797551B2 (ja) X線マスクアラインメント方法及びその装置
US5325414A (en) X-ray mask alignment method and apparatus therefor as well as X-ray mask to be used to said method and said apparatus
JP3259341B2 (ja) 位置合わせ方法、及びその位置合わせ方法を用いた露光方法、及びその露光方法を用いたデバイス製造方法
TW201910923A (zh) 量測所關注參數之方法、器件製造方法、度量衡設備及微影系統
TW202311807A (zh) 使用於度量衡系統中之光學元件

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980901

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees