JPH0795A - 小魚の冷凍方法 - Google Patents

小魚の冷凍方法

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JPH0795A
JPH0795A JP19254391A JP19254391A JPH0795A JP H0795 A JPH0795 A JP H0795A JP 19254391 A JP19254391 A JP 19254391A JP 19254391 A JP19254391 A JP 19254391A JP H0795 A JPH0795 A JP H0795A
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JP
Japan
Prior art keywords
small fish
frozen
freezing
tray
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP19254391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nishino
好徳 西野
Toshio Ouchi
俊雄 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUISHIYOU KK
Original Assignee
SUISHIYOU KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0795A publication Critical patent/JPH0795A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷凍された小魚を解凍するに際し、小魚を傷
みつけることなしに解凍し、且つ解凍時間を短縮できる
ようにする。 【構成】 上記冷凍パン内に複数の穴をあけた穴あきト
レイに小魚を収納し、上記トレイを複数段積層し、冷凍
する。各段のトレイの小魚は均等に且つ適度に濡れた状
態で冷凍されるため、冷凍された小魚は互いに分離しや
すい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚類の冷凍方法に係り、
特に小魚の冷凍後の処理に好適な小魚の冷凍方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に大量に漁獲した魚類はその大部分
は、そまま或は開きや切身等の加工品として陸上の冷凍
庫の中に収納して冷凍される。冷凍された魚類はその後
必要量に応じて冷凍設備を有するトラック等で消費地へ
搬送され、さらに加工されたりあるいはそのままの形で
店先などに展示される。特に小魚を店先などで展示する
場合は最近では加工調理がしやすいように小魚を開きに
した状態で冷凍保管する場合が多くなってきている。勿
論小魚によっては開きにせず、そのままの形で冷凍保管
される場合もある。
【0003】図5は従来の冷凍方法で上記した小魚を冷
凍する場合の説明図である。以下図面にしたがって従来
技術を説明する。冷凍パン1はスチール製の容器からな
り、小魚2は上記冷凍パン1の底の方からビニールシー
ト3を介して図示の如く上下に積層される。上記ビニー
ルシート3を介して積層される一定量の小魚2は調理加
工しやすいように開きの型であってもよく、小魚を加工
しないそのままの形であってもよい。
【0004】こうして冷凍パン1の中に収納された小魚
2は上方から水をかけられ、冷凍パン1内にほぼ水4が
充満された時点で複数の穴5があけられた錘6が上記冷
凍パン1に蓋をする形で乗せられる。上記した冷凍パン
はこのままの状態で冷凍庫の中に入れられて冷凍され
る。そして冷凍された小魚は図6に示す如く、冷凍前に
冷凍パン1の中に注がれた水4はブロック状の氷7の塊
となり、小魚2は冷凍される。解凍する時にホース等で
上記ブロック状の氷7を解かし、小魚を取り出すことに
なる。尚冷凍時冷凍パン1の中に水4を注入し、錘6で
もって冷凍パン1に蓋をすることは水が冷凍パン1内の
全域にゆきわたるようにし、小魚を均一に冷凍すると共
に、余分な水は上記錘6に設けられた複数の穴5から排
出させるためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来の小魚の冷凍方法は図6に示す如く、小魚2はブロッ
ク状の氷7の塊を解凍して個別に分離しなければなら
ず、また小魚2はビニールシート3毎に定量づつ上下に
積層されているため、小魚を時間をかけて解凍しながら
個別に分離する点について言えば非常に便利であるが、
何れにせよ、ブロック状の氷7を解凍するために時間が
かかりすぎると言う問題がある。また解凍方法は主とし
て上記ブロック状の氷7に対してホースで水をかけて解
凍する方法が行われているが、解凍時間を短縮するため
にホースの水圧を高くすれば小魚は傷みやすくなり、商
品としての価値が損なわれることになる。さらに従来の
冷凍方法はビニールシートを介して小魚を積層している
ため、水を注入しても、水はビニールシートの周辺、言
い換えれば冷凍パンの内壁面に沿って流れることにな
る。したがって各層の中間位置にある小魚は水の注入過
程においては水に触れることがなく、結局冷凍パンの容
器一杯に水を注入して冷凍することになる。
【0006】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたものであって、その目的とするところは冷凍され
た小魚を解凍するに際し、小魚を傷みつけることなしに
解凍し、且つ解凍時間を短縮することができる小魚の冷
凍方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的を達
成するため、本発明では、小魚を冷凍する小魚の冷凍方
法において、複数の穴をあけた穴あきトレイに小魚を収
納し、上記トレイを複数段積層し、この状態で小魚を冷
却して凍結することを特徴とする小魚の冷凍方法を提供
するものである。
【0008】
【作用】本発明は複数の穴を有する合成樹脂製のトレイ
に小魚を収納し、上記トレイを複数段積層して冷凍する
方法を用いているため、小魚は上記トレイの穴を介して
均等に冷却されることになる。したがってトレイの小魚
は、水などに浸して冷凍する必要がなく、均等に且つ適
度に湿潤した状態で冷凍されることになる。このような
状態で冷凍すると、小魚はその表面に氷が付着する程度
となる、また、上記トレイは合成樹脂から成っているた
め、小魚は冷凍状態のままで互いに分離しやすく、分離
に際して小魚を傷め、商品としての価値を失うような問
題は解消することになる。さらに、本発明の冷凍方法は
従来のような水を多量に使用して解凍時にブロック状の
氷を解かすような事はしないため、解凍時間が著しく短
縮される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1、2において、トレイ8
は複数の穴10を有し、合成樹脂などからなる。そして
上記トレイ8は小魚をその中に収納しやすいように、上
記トレイ8の周辺に凸状の縁9が備えられている。上記
縁9はまた図2に示す如く上記トレイ8を積み重ねる場
合、上記トレイ8が固定されると言う利点もある。この
ように小魚2をトレイ8の中に所定量収納した後、上記
トレイ8は冷凍パン1の中に入れられ、複数段にわたっ
て積み重ねられる。トレイ8が規定の段数だけ積み重ね
られた冷凍パン1は図2の点線の如く冷凍パン上方から
少量の水11がシャワー状に散布される。上記シャワー
状の水11は積み重ねられた各トレイ8の中の小魚2が
上記水11によって濡れる程度でよく、したがって極く
少量の水でよい。
【0010】冷凍パン1の上方から均一にかけられたシ
ャワー状の水11は順次積み重ねられたトレイ8の複数
の穴10の各穴を通って冷凍パン1の底に溜ることにな
る。小魚はその過程においてトレイ8の穴10から流れ
てくる水によってほぼ均等に濡れ、小魚2は冷凍するの
に適度な水分を含む状態となる。このような状態の冷凍
パン1は図2の如く錘12によって蓋をされる。上記錘
12は従来技術で説明した複数の穴は不要である。その
理由は従来の冷凍方法の如く、多量の水を使用し、余分
の水を排出する必要がないからである。但し、本発明の
冷凍方法においては上記した穴があっても差し支えがな
い。
【0011】以上の方法で小魚2を冷凍パン1内で冷凍
すると、水を多量に使用してないため、積み重ねられた
トレイ8は容易に冷凍パン1から取り外すことができる
ばかりでなく、積み重ねられた各段のトレイ8も簡単に
個別に分離することが可能となる。また、小魚2は合成
樹脂製のトレイ8に入れられているため、小魚2が凍結
されていても容易に小魚2をトレイ8から分離すること
が可能となる。したがって従来の冷凍方法で見られるよ
うな、水圧をかけて小魚周辺の氷を解凍するような方法
は必要とせず、それによって生ずる小魚の傷みが生じな
い。
【0012】さらに、一枚のトレイの中には決まった数
量の小魚を収納し、これを適当な段数重ねて包装箱に収
納できるので、各包装箱の小魚の数量管理を容易に行う
事ができる。例えば冷凍パンから取り出したトレイはそ
のまま包装箱(図示省略)の中に必要な段数を入れれ
ば、冷凍状態のまま包装が可能である。また、各トレイ
の小魚は、互いに分離できるので、各トレイへの魚の収
納数を適宜選択することができ、その数とトレイの枚数
によって、任意の数量の小魚を包装箱に収納することが
でき、包装に際しての小魚の数量管理が容易となる。
【0013】図4は、本発明の冷凍方法の他の例を示
す。ここでは、冷凍パンを用いずに、紙製等の包装容器
13に、小魚2を収納したトレイ8を積み重ね、この状
態で包装容器ごと冷凍庫に収納して小魚を冷凍してしま
う方法である。この場合は、小魚の保有している水分の
みで冷凍を行い、水の散布は一般に行なわない。本発明
では、小魚の冷凍のため、多量の水を必要としないた
め、このようにして包装容器13に収納したまま冷凍が
可能であり、そのまま出荷或は販売できるとい利点があ
る。なお、図4において、14は、包装容器13の中に
収納した小魚の上に敷いた保護用の緩衝材である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
からなる小魚の冷凍方法によれば解凍時大量の水を必要
としないため、小魚を傷めることがなく、解凍が容易で
解凍後でも簡単に小魚を個々に分離することが可能とな
るという効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明からなる小魚の冷凍方法に使用するトレ
イの斜視図である。
【図2】本発明からなる小魚の冷凍方法を説明する説明
図である。
【図3】本発明からなる冷凍方法によって冷凍した小魚
を冷凍パンから取り出した時の状態を示す図である。
【図4】本発明からなる小魚の冷凍方法の他の例を説明
する説明図である。
【図5】従来の小魚の冷凍方法を説明する説明図であ
る。
【図6】従来の冷凍方法によって冷凍した小魚を冷凍パ
ンから取り出した時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 冷凍パン 2 小魚 3 ビニールシート 4 水 6 錘 7 氷 8 トレイ 10 穴

Claims (1)

    【整理番号】 0910102−02 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小魚を冷凍する小魚の冷凍方法におい
    て、複数の穴をあけた穴あきトレイに小魚を収納し、上
    記トレイを複数段積層し、この状態で小魚を冷却して凍
    結することを特徴とする小魚の冷凍方法。
JP19254391A 1991-07-06 1991-07-06 小魚の冷凍方法 Pending JPH0795A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19254391A JPH0795A (ja) 1991-07-06 1991-07-06 小魚の冷凍方法

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JP19254391A JPH0795A (ja) 1991-07-06 1991-07-06 小魚の冷凍方法

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Publication Number Publication Date
JPH0795A true JPH0795A (ja) 1995-01-06

Family

ID=16293031

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JP19254391A Pending JPH0795A (ja) 1991-07-06 1991-07-06 小魚の冷凍方法

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JP (1) JPH0795A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0795271A1 (fr) * 1996-03-15 1997-09-17 Centre De Cooperation Internationale En Recherche Agronomique Pour Le Developpement (Cirad) Procédé et dispositif de déshydratation et/ou d'imprégnation de produits alimentaires par douchage

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01187046A (ja) * 1988-01-22 1989-07-26 Takio Tone 小魚保存方法

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