JPH0795650B2 - 結合量可変形方向性結合器 - Google Patents
結合量可変形方向性結合器Info
- Publication number
- JPH0795650B2 JPH0795650B2 JP4511390A JP4511390A JPH0795650B2 JP H0795650 B2 JPH0795650 B2 JP H0795650B2 JP 4511390 A JP4511390 A JP 4511390A JP 4511390 A JP4511390 A JP 4511390A JP H0795650 B2 JPH0795650 B2 JP H0795650B2
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- JP
- Japan
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- directional coupler
- coupling
- output
- power
- phase
- Prior art date
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高周波帯、特にマイクロ波領域迄使用可能な広
帯域方向性結合器に関する。
帯域方向性結合器に関する。
(従来の技術) 従来の方向性結合器においては、1つの方向性結合器で
各種の結合度を得ることはできず、要求される結合度に
応じて新たに製作を行っている。また、減衰器を用いて
等価的に結合度を変えるという手段が採られてきた。
各種の結合度を得ることはできず、要求される結合度に
応じて新たに製作を行っている。また、減衰器を用いて
等価的に結合度を変えるという手段が採られてきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者では新たに方向性結合器を設計し製
作を行うため多くの費用がかかり、また後者の手段は高
電力を扱う場合、熱損失の点から減衰器の形状等が大と
なるという問題があった。
作を行うため多くの費用がかかり、また後者の手段は高
電力を扱う場合、熱損失の点から減衰器の形状等が大と
なるという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明ははこれらの課題を解決するため、2つの方向性
結合器と、電力分配器、電力合成器と、結合度を決定す
るための広帯域可変移相器とから構成され、両方向性結
合器の副線路間に設けた前記移相器を可変して結合度を
広帯域にわたり、かつ広範囲に制御するようにしたもの
で、以下実施例につき図面により詳細に説明する。
結合器と、電力分配器、電力合成器と、結合度を決定す
るための広帯域可変移相器とから構成され、両方向性結
合器の副線路間に設けた前記移相器を可変して結合度を
広帯域にわたり、かつ広範囲に制御するようにしたもの
で、以下実施例につき図面により詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明の実施例で、2分配電力分配器1と、結
合度6dBの第1および第2の方向性結合器3,4と270°の
入出力位相差をもった広帯域可変移相器(以下移相器と
呼ぶ)5を用いた結合量可変形方向性結合器の構成を示
す。
合度6dBの第1および第2の方向性結合器3,4と270°の
入出力位相差をもった広帯域可変移相器(以下移相器と
呼ぶ)5を用いた結合量可変形方向性結合器の構成を示
す。
電力分配器1の2個の出力端子へ2個の方向性結合器3
および4の入力開口31,41を接続し、方向性結合器3お
よび4の出力開口32,42は電力合成器2の2個の入力端
子へ接続される。ここで、各方向性結合器3,4は同一性
能のものを採用し、入力開口31と41、出力開口32と42、
結合出力開口33と43、アイソレーション開口34と44は同
一振幅かつ同一位相である。
および4の入力開口31,41を接続し、方向性結合器3お
よび4の出力開口32,42は電力合成器2の2個の入力端
子へ接続される。ここで、各方向性結合器3,4は同一性
能のものを採用し、入力開口31と41、出力開口32と42、
結合出力開口33と43、アイソレーション開口34と44は同
一振幅かつ同一位相である。
方向性結合器3および4の出力開口32および42と結合出
力開口33および43との位相差は、動作周波数範囲にわた
り90°である。また、2個の方向性結合器3,4の出力開
口32と42の位相角は前記のように0°に保たれている。
従って、方向性結合器3の出力開口32の位相角0°を基
準にして2つの結合出力開口33,43の位相角は共に90°
である。
力開口33および43との位相差は、動作周波数範囲にわた
り90°である。また、2個の方向性結合器3,4の出力開
口32と42の位相角は前記のように0°に保たれている。
従って、方向性結合器3の出力開口32の位相角0°を基
準にして2つの結合出力開口33,43の位相角は共に90°
である。
方向性結合器4のアイソレーション開口44を無反射終端
器6で終端し、他端の結合出力開口43へ移相器5の入力
端子を接続し、またこの移相器5の出力端子を方向性結
合器3のアイソレーション開口34へ接続する。
器6で終端し、他端の結合出力開口43へ移相器5の入力
端子を接続し、またこの移相器5の出力端子を方向性結
合器3のアイソレーション開口34へ接続する。
移相器5の移相角を0°(入出力位相差270°)にした
とき、位相角90°の結合出力開口43の出力は位相角360
°すなわち0°としてアイソレーション開口34に入力さ
れ、結合出力開口33に至り更に90°位相が遅れて位相角
90°となる。すなわち方向性結合器3の副線路で位相角
90°の振幅と同相になり、結合出力開口33から得られる
出力電力は2倍になる。これは、方向性結合器3の結合
度が3dBになったのと同じである。
とき、位相角90°の結合出力開口43の出力は位相角360
°すなわち0°としてアイソレーション開口34に入力さ
れ、結合出力開口33に至り更に90°位相が遅れて位相角
90°となる。すなわち方向性結合器3の副線路で位相角
90°の振幅と同相になり、結合出力開口33から得られる
出力電力は2倍になる。これは、方向性結合器3の結合
度が3dBになったのと同じである。
また、移相器5の移相角を180°(入出力位相差450°す
なわち90°)にすると、結合出力開口43からアイソレー
ション開口34へ供給される量の位相角は180°となり、
結合出力開口33で270°となるので、その振幅は方向性
結合器3の副線路で位相角90°の振幅と打ち消し合うこ
とになり、結合出力開口33から得られる出力電力は理論
上0となる。
なわち90°)にすると、結合出力開口43からアイソレー
ション開口34へ供給される量の位相角は180°となり、
結合出力開口33で270°となるので、その振幅は方向性
結合器3の副線路で位相角90°の振幅と打ち消し合うこ
とになり、結合出力開口33から得られる出力電力は理論
上0となる。
第2図、第3図および第4図は、第1図の実施例の測定
結果を示す特性図で、第2図は周波数6GHz一定にして移
相器5の移相角を0°から180°まで可変させたときの
移相角と結合度との関係を示す。第3図は4GHz〜8GHzに
おける移相角をパラメータとした結合度の周波数特性を
示す。また、第4図は結合度が最大および最小のときの
挿入損失と方向性を示している。
結果を示す特性図で、第2図は周波数6GHz一定にして移
相器5の移相角を0°から180°まで可変させたときの
移相角と結合度との関係を示す。第3図は4GHz〜8GHzに
おける移相角をパラメータとした結合度の周波数特性を
示す。また、第4図は結合度が最大および最小のときの
挿入損失と方向性を示している。
(発明の効果) 以上説明したように、移相器の移相量を変化させること
により、結合出力開口から得られる出力電力を広帯域の
マイクロ波領域において、広範囲にまた連続的に制御を
行うことが容易にできる。また、移相器を使用している
ので、殆ど熱損失はなく大電力を扱うときも小型化が可
能である。
により、結合出力開口から得られる出力電力を広帯域の
マイクロ波領域において、広範囲にまた連続的に制御を
行うことが容易にできる。また、移相器を使用している
ので、殆ど熱損失はなく大電力を扱うときも小型化が可
能である。
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図は第1図実施
例の測定結果を示し、移相角一結合度特性図、第3図は
同じく周波数一結合度特性図、第4図は同じく周波数一
挿入損失及び方向性特性図である。 1……電力分配器、2……電力合成器、3……第1の方
向性結合器、4……第2の方向性結合器、5……広帯域
可変移相器、6……無反射終端器。
例の測定結果を示し、移相角一結合度特性図、第3図は
同じく周波数一結合度特性図、第4図は同じく周波数一
挿入損失及び方向性特性図である。 1……電力分配器、2……電力合成器、3……第1の方
向性結合器、4……第2の方向性結合器、5……広帯域
可変移相器、6……無反射終端器。
Claims (1)
- 【請求項1】高周波電力を2分配する電力分配器と、該
電力分配器の各出力端子に主線路を接続する第1および
第2の方向性結合器と、該2つの方向性結合器の各出力
を合成する電力合成器とから成り、かつ第1の方向性結
合器のアイソレーション開口と、アイソレーション開口
が無反射終端器により終端された第2の方向性結合器の
結合出力開口との間に可変移相器を介在させ、前記第1
の方向性結合器の結合出力開口から結合電力を得るよう
に構成したことを特徴とする結合量可変形方向性結合
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4511390A JPH0795650B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 結合量可変形方向性結合器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4511390A JPH0795650B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 結合量可変形方向性結合器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247101A JPH03247101A (ja) | 1991-11-05 |
JPH0795650B2 true JPH0795650B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12710210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4511390A Expired - Fee Related JPH0795650B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 結合量可変形方向性結合器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795650B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7327803B2 (en) | 2004-10-22 | 2008-02-05 | Parkervision, Inc. | Systems and methods for vector power amplification |
US7355470B2 (en) | 2006-04-24 | 2008-04-08 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including embodiments for amplifier class transitioning |
US7911272B2 (en) | 2007-06-19 | 2011-03-22 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including blended control embodiments |
US8013675B2 (en) | 2007-06-19 | 2011-09-06 | Parkervision, Inc. | Combiner-less multiple input single output (MISO) amplification with blended control |
WO2012139126A1 (en) | 2011-04-08 | 2012-10-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of rf power transmission, modulation, and amplification |
CN106415435B (zh) | 2013-09-17 | 2020-08-11 | 帕克维辛股份有限公司 | 用于呈现信息承载时间函数的方法、装置和系统 |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP4511390A patent/JPH0795650B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子情報通信学会技術研究報告MW89−50 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03247101A (ja) | 1991-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |