JPH0794919A - 結合器 - Google Patents

結合器

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JPH0794919A
JPH0794919A JP5233636A JP23363693A JPH0794919A JP H0794919 A JPH0794919 A JP H0794919A JP 5233636 A JP5233636 A JP 5233636A JP 23363693 A JP23363693 A JP 23363693A JP H0794919 A JPH0794919 A JP H0794919A
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JP
Japan
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coupler
line
coupling
resonance
coupler according
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JP5233636A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kasai
正浩 葛西
Shoichi Sato
彰一 佐藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は無線通信における分布定数回路など
の主線路に流れる電力の一部を取り出す結合器に関し、
主線路長の小型化と、1つの結合器で任意の周波数に対
応できるようにすることを目的とする。 【構成】 主線路の電力の一部を取り出し、結合線路に
結合させる結合器1であって、平行して配列された複数
のストリップライン3と、ストリップライン3を絶縁す
る誘電体5と、ストリップライン3と誘電体5とを支持
する接地された導体9と、導体9と協同して、複数のス
トリップライン3と誘電体5とを取り囲む、導体よりな
る共振部7とを具備する。そして、複数のストリップラ
イン3の1つを主線路とし、その他を結合線路とするよ
う構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信における高周
波回路において、主線路(マイクロストリップ等の分布
定数回路)に流れる電力の一部を取り出す結合器に関す
る。取り出された電力はモニタまたはAGC(自動利得
制御)等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】図17および図18に従来技術が示され
る。すなわち、図17には一般的に用いられるブランチ
ライン型結合器が、図18には分布結合型結合器が示さ
れる。両者共に図に示されるようにλg /4線路を用い
る構造である。ここにλg は基板上での一波長を示す。
すなわちフローグラス基板において、2〜8GHz の場合
λg =100〜26mm程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法の問題点とし
ては、主線路においてλg /4の長さを必要とし、回路
の小型化に限界があること(特に低周波)、および1つ
の結合器における使用周波数帯域が狭く、各周波数ごと
に専用の結合器が必要であることである。従って本発明
の目的は、主線路長の小型化と、1つの結合器で任意の
周波数に対応できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、図1
に例示されるように、主線路の電力の一部を取り出し、
結合線路に結合させる結合器1であって、平行して配列
された複数のストリップライン3と、ストリップライン
3を絶縁する誘電体5と、ストリップライン3と誘電体
5とを支持する接地された電導体9と、電導体9と協同
して、複数のストリップライン3と誘電体5とを取り囲
む、電導体よりなる共振部7とを具備し、複数のストリ
ップライン3の1つを主線路とし、その他を結合線路と
するよう構成する。
【0005】
【作用】上述のように構成された結合器を用いれば、ス
トリップラインの周囲導体において、接地している部分
以外が、高周波信号により励振されて特定の周波数によ
り共振する。この結果、結合線路には共振周波数が強く
結合する。共振周波数は図1においてはL=λg /2と
なる周波数である。Lは共振部7のコの字形の部分の内
側の長さ(矢印で示す)である。この理由は、高周波信
号により励振されている導体の両端は高周波的に確実な
接地(短絡)であり、一般に、短絡してある2点間にお
ける電圧定在波は、2点間の長さL=λg /2となる周
波数である。
【0006】従って共振する導体部分の物理長Lと共振
周波数fn の関係は次の(1)式より求められる。 λg (mm)=(300/fn (GHz))×(1/√εe )×n ここに、300/fn は自由空間波長であり、1/√ε
e は波長短縮率である。従って、 fn (GHz)=(300/2L(mm))×(1/√εe )×n … (1) ただしn=1,2,3,…、またεe は誘電体の誘電率
とストリップ構造の寸法で決まる実効誘電率である。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例としての結合器の斜視図
が図1に示される。この結合器1は接地された電導体9
と、その上に配置された誘電体5と、誘電体5に挟まれ
て配置されたストリップライン3と、誘電体5の上側に
配置された電導体から成る共振部7を具備する。高周波
(RF)入力が供給され、RF信号が出力される主線路
と結合線路については結合部がストリップライン構成で
ある。図1の下部に示される外部伝送線路はマイクロス
トリップライン構成であり、上側の結合器1を破線に沿
って挿入し、ねじ止め等で孔27により固定し、ストリ
ップライン3とマイクロストリップライン13を金属箔
または金属線で接続すると、上側のマイクロストリップ
ラインは結合器1の主線路に接続され、下側のマイクロ
ストリップラインは結合線路に接続され、その一端は終
端される。
【0008】図中、15はきょう体であり、17は誘電
体基板である。共振部7は導体9に共振部の短絡部分1
1で確実に接地されている。ストリップラインの周囲導
体において確実に接地されている部分以外が高周波信号
により励振されて特定の周波数により共振する。この結
果、結合線路には共振周波数が強く結合する。主線路お
よび結合線路の特性インピーダンス値は例えば50オー
ムのような特定の値にすることができる。終端器等(2
5,37)は上記目的に用いられる。
【0009】本発明の第2実施例の結合器が図2に示さ
れる。この実施例は第1の実施例に比べ共振部7に移動
可能なショートバー23を設け、共振周波数を可変にし
ている。これにより1つの結合器で任意の周波数に対応
できる。また、この実施例においてはストリップライン
にリードが接続されており、外部伝送線路との接続に便
利なようにしてある。なお、25は外部終端端子であ
る。他の部分については第1実施例と同様であるので説
明を省略する。
【0010】本発明の第3実施例の結合器の斜視図が図
3に示される。この実施例では結合線路を複数にするこ
とにより、特定の周波数成分を複数の結合線路に結合で
きる。ここで主線路と結合線路の位置は任意に設定可能
である。
【0011】第3実施例の結合器の一例が図4および図
5に示され、この結合器の測定結果が図6に示される。
図4は平面図であって、中間のストリップラインは記載
を省略し両端のみ示してある。図5は図4の結合器の側
面図であって、斜線部のうち外側部分は共振部7を示し
ている。測定においてポート1としては図4の左側のポ
ート(29)を用い、ポート2としては右側のポート
(29)を用い、ポート1から信号を加え、ポート2の
出力を測定した。図16の特性図は、図4の構造におけ
る結合器について、横軸には共振部の物理長L(mm)を
とり、縦軸には結合器の共振周波数をとって、前記
(1)式の関係を示すものである。
【0012】本発明の第4実施例の結合器の斜視図が図
7に示される。この実施例は第1実施例と比較して共振
部7の形状が異なるのみである。すなわちコの字状の導
体で構成された共振部7が棒状の導体から構成されてい
る。これにより、共振する導体部分の両端の状態が高周
波的に開放−開放の状態となる。
【0013】本発明の第5実施例の結合器の斜視図が図
8に示される。この実施例は第4実施例における棒状の
共振部7の一端のみが第1実施例と同様にかぎ状になっ
ている場合である。これにより共振する導体部分の両端
の状態が高周波的に開放−短絡の状態となる。
【0014】本発明の第6実施例の結合器の平面図が図
9に示される。この実施例は第1ないし第5の実施例の
結合器がパッケージ(金属ケース33)に内蔵され、外
部との接続に同軸線路の入出力ポート(SMAコネクタ
等)31を備える構造を有するものである。入出力ポー
ト31とパッケージ内の結合器との接続はコネクタの内
導体等を介して行われる。図10は図9におけるA−
A′矢視図であり、図11は同じくB−B′矢視図であ
り、図12は同じくC−C′矢視図である。37は結合
線路の終端器である。
【0015】本発明の第7実施例の結合器の平面図(ふ
た34を取り去った状態)が図13に示される。この実
施例は第2実施例と第6実施例を複合させたものであ
る。すなわち、パッケージ(金属ケース33)に内蔵さ
れた結合器であって、共振部7に移動可能なショートバ
ーを設け共振周波数を可変にし、かつ、ショートバー3
9の可動をパッケージの外側からねじ41を用いて行う
ようにしたものである。コネクタ31、終端器37の配
置等に関しては第6実施例とほぼ同様である。また、共
振部7、誘電体5、等の構成についても、ほぼ第2実施
例と同様である。図14は図13のA−A′矢印方向視
図であり、図15は同じくB−B′矢印方向視図であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、主線路長の小型化が可
能となり、かつ、1つの結合器で任意の周波数の信号を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の結合器の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例の結合器の斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例の結合器の斜視図である。
【図4】第3実施例の結合器の一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4の結合器の側面図である。
【図6】図5の結合器を用いた測定結果を示す図であ
る。
【図7】本発明の第4実施例の結合器の斜視図である。
【図8】本発明の第5実施例の結合器の斜視図である。
【図9】本発明の第6実施例の結合器の平面図である。
【図10】図9におけるA−A′矢視図である。
【図11】図9におけるB−B′矢視図である。
【図12】図9におけるC−C′矢視図である。
【図13】本発明の第7実施例の結合器の平面図であ
る。
【図14】図13におけるA−A′矢視図である。
【図15】図13におけるB−B′矢視図である。
【図16】図4の実施例の結合器の共振周波数と共振部
の長さの関係を示す特性図である。
【図17】従来型のブランチライン型結合器を説明する
平面図である。
【図18】従来型の分布結合型結合器を説明する平面図
である。
【符号の説明】 1…結合器 3…ストリップライン 5…誘電体 7…共振部 9…導体 11…共振部の短絡部分 13…マイクロストリップライン 15…きょう体 17…誘電体基板 21…リード 23…ショートバー 25…外部終端端子 27…固定孔 29…ポート 31…コネクタ 33…金属ケース 34…ふた 35…コネクタの内導体 37…終端器 39…ショートバー 41…ねじ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主線路の電力の一部を取り出し、結合線
    路に結合させる結合器(1)であって、 平行して配列された複数のストリップライン(3)と、 前記ストリップライン(3)を絶縁する誘電体(5)
    と、 前記ストリップライン(3)と前記誘電体(5)とを支
    持する接地された電導体(9)と、 前記電導体(9)と協同して前記複数のストリップライ
    ン(3)と前記誘電体(5)とを取り囲む、電導体より
    なる共振部(7)とを具備し、 前記複数のストリップライン(3)の1つを主線路と
    し、その他を結合線路とすることを特徴とする結合器。
  2. 【請求項2】 請求項1の結合器であって、前記共振部
    (7)の共振周波数fn と共振部の物理長Lと、構造に
    より決定される実効誘電率εe の関係が、nを自然数と
    するとき、式 fn (GHz)=(300/2L(mm))×(1/√εe )×n で表される結合器。
  3. 【請求項3】 前記結合線路の一端に終端器を取り付け
    たことを特徴とする請求項1の結合器。
  4. 【請求項4】 前記共振部(7)の両端の状態が高周波
    的に開放と開放の状態であることを特徴とする請求項1
    の結合器。
  5. 【請求項5】 前記共振部(7)の両端の状態が高周波
    的に開放と短絡の状態であることを特徴とする請求項1
    の結合器。
  6. 【請求項6】 前記共振部(7)の実効電導体長を可変
    することを特徴とする請求項1の結合器。
  7. 【請求項7】 前記結合線路を複数有することを特徴と
    する請求項1の結合器。
  8. 【請求項8】 前記主線路および結合線路の接続端部に
    金属箔または金属ワイヤをボンディングしたことを特徴
    とする請求項1の結合器。
  9. 【請求項9】 前記主線路および結合線路の接続端部に
    金属よりなるリードを設けたことを特徴とする請求項1
    の結合器。
  10. 【請求項10】 前記主線路および結合線路の特性イン
    ピーダンスが特定の特性インピーダンス値を有すること
    を特徴とする請求項1の結合器。
  11. 【請求項11】 前記請求項1の結合器であってパッケ
    ージに内蔵され、同軸線路の入出力ポートを接続部に備
    えるようにした結合器。
  12. 【請求項12】 前記請求項6の結合器であってパッケ
    ージに内蔵され、同軸線路の入出力ポートを接続部に備
    え、外部から共振部(7)の物理長を可変するようにし
    た結合器。
JP5233636A 1993-09-20 1993-09-20 結合器 Withdrawn JPH0794919A (ja)

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JP5233636A JPH0794919A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 結合器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012145579A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 General Electric Co <Ge> エネルギーメータ向け先端メータリングインフラ(ami)カートリッジ

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Effective date: 20001128