JPH079476B2 - 原子炉内構造物の締結装置 - Google Patents

原子炉内構造物の締結装置

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JPH079476B2
JPH079476B2 JP61070764A JP7076486A JPH079476B2 JP H079476 B2 JPH079476 B2 JP H079476B2 JP 61070764 A JP61070764 A JP 61070764A JP 7076486 A JP7076486 A JP 7076486A JP H079476 B2 JPH079476 B2 JP H079476B2
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JP
Japan
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rod
shroud
fastening device
tea bar
shroud head
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JP61070764A
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Inventor
弘之 師
雅弘 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は沸騰水型原子炉の炉内構造物を締結する原子炉
内構造物の締結装置に係り、特に、シュラウド上にシュ
ラウドヘッドを固定するシュラウドヘッドボルトを改良
した原子炉内構造物の締結装置に関する。
(従来の技術) 従来のシュラウドヘッドボルトは第6図〜第11図に示す
ように構成され、第6図に示すように原子炉圧力容器1
内にシュラウド2を収容しており、炉心3をシュラウド
2、上部格子板4および炉心支持板5により囲繞してい
る。
シュラウド2の頂部は気水分離器6を立設するシュラウ
ドヘッド7により覆われ、このシュラウドヘッド7はシ
ュラウド2に複数本のシュラウドヘッドボルト8で締結
されている。
シュラウドヘッドボルト8はシュラウド2のブラケット
2aと、シュラウドヘッド7のラグ7aの各貫通孔に貫挿さ
れて、両者7,8を締結するものであり、第7図および第
8図に示すように筒状のパイプ9内にロッド10を貫挿し
ており、パイプ9の下端より下方に突出するロッドの先
端にティーバ11を設けている。
ティーバ11はシュラウド2のブラケット2aの貫通孔に係
合し、このブラケット2aの下端に係止される。
一方、ロッド10の上部には六角ナット等のナット13がね
じ結合されており、このナット13によりリティーナ14お
よびヘッド15を介してパイプ9に固定される。リティー
ナ14はスプリング16によりばね付勢されてナット13の角
部に嵌合し、通常運転時、ナット13の回転を拘束してい
る。
パイプ9の下端には円筒状のベース18が固着され、この
ベース18はロッド10の外周面に起立させて植設された係
止ピン19が遊嵌される係止溝18bを有し、シュラウドヘ
ッド7のラグ7aの貫通孔内に挿入される。このときに、
ベース18のフランジ18aがラグ7a上面のラグ溝に嵌入さ
れて回転を防止している。
したがって、第9図に示すようにシュラウドヘッドボル
ト8のフランジ18aとティーバ11とが、シュラウド2の
ブラケット2aとシュラウドヘッド7のラグ7aとを挟持
し、両者2a,7aを締結している。
しかも、ロッド10はインコネル600(NCF600)の材料で
形成され、オーステナイト系ステンレス網で形成される
パイプ9やシュラウド4、シュラウドヘッド5に比して
熱膨張率が小さいので、原子炉の運転により高温になる
と、パイプ9がロッド10よりも大きく軸方向に熱膨張
し、ベース18の係止溝18bの下線に係止ピン19が係止
し、シュラウド4とシュラウドヘッド5とはシュラウド
ヘッドボルト8により堅固に締付けられる。
また、原子炉の定期点検時や燃料交換時には、シュラウ
ドヘッド7はシュラウド2から取外される。
シュラウドヘッド7をシュラウド2から取り外す場合に
は、リティーナ14を押し下げ、特殊レンチによりナット
13を回転させて、ロッド10およびティーバ11を押し下げ
るとともに、ロッド10を90度回転させ、第10図に示すよ
うにティーバ11とシュラウド2のブラケット2aとの係合
を解除する。この状態でシュラウドヘッド7と共にシュ
ラウドヘッドボルト8を引き上げることにより、シュラ
ウドヘッドボルト8は取り外される。
そして、第11図に示すように係止ピン19はカラー20を介
してロッド10に取着され、締結時にシュラウド2のブラ
ケット2a内に挿入されてティーバ11の偏心を防止するリ
ング状突部21をロッド10に突設している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の原子炉内構造物の締結
装置では係止ピン19を植設するカラー20の一端をロッド
10の外周に溶接で固着すると共に、リング状突部21の一
端をロッド10の外周に溶接で固着している。
したがって、第11図に示すようにロッド10の外周面と、
カラー20およびリング状突部21の内周面との間に微小間
隙が残存し、溶接時の熱影響を受けて応力腐蝕割れを生
じ、破断する恐れがあった。
また、溶接箇所や部品点数の削減は原子炉用機器の信頼
性向上のために要請されている。
そこで、本発明は溶接箇所および部品点数を削減して信
頼性を向上することができる原子炉内構造物の締結装置
を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明はシュラウドヘッドボルトのカラーとリング状突
部とを例えばロッドに一体に連成したものであり、次の
ように構成される。
ベースを有するパイプ内にティーバを有するロッドを貫
挿し、このロッドの外周にカラーを介して植設した係止
ピンを上記ベースの係止溝内にて突出させ、このベース
のフランジをシュラウドヘッドのラグに係止させると共
に、シュラウドのブラケットに上記ティーバを係止させ
て挟持し、このシュラウド上に上記シュラウドヘッドを
固定する原子炉内構造物の締結装置において、上記カラ
ーを上記ロッドに一体に連成して上記係止ピンを植設す
る一方、上記シュラウドのブラケットの貫通孔内に介在
されるリング状突部を上記ロッドもしくは上記ティーバ
に一体に連成した。
(作用) カラーがロッドに一体に連成され、リング状突部がロッ
ドもしくはティーバに一体に連成されるので、溶接箇所
および部品点数を削減でき、カラーおよびリング状突部
とロッドとの間の微小間隙が解消し、微小間隙に発生す
る応力腐蝕割れを防止することができる。
これにより、シュラウドヘッドボルトの信頼性の向上を
図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1図〜第5図を参照し
て説明する。なお、第1図〜第5図中、第7図〜第11図
と共通する部分には同一符号を付してある。
第1図は本発明に係る原子炉内構造物の締結装置の第1
の実施例を示す縦断面図であり、第2図は第1図の要部
拡大断面図である。
原子炉炉内構造物としてシュラウド上にシュラウドヘッ
ドを固定させるシュラウドヘッドボルト30は第7図以下
に示した従来のシュラウドヘッドボルト8とほぼ同様な
構成を有し、例えばオーステナイト系ステンレス鋼より
なるパイプ31内にインコネル600よりなるロッド32を貫
挿している。パイプ31の下端にはフランジ33aを有する
円筒状のベース33を固着し、第2図に示すようにベース
33の側周面にてほぼ矩形状に開口する係止溝33b内に係
止ピン34を突出させている。
係止ピン34はロッド32に直接溶接されてロッド32上に起
立されており、ロッド32は従来例のカラー20(第11図参
照)を一体に連成して、係止ピン34より若干上方(第2
図では左方)の部位からティーバ11まで外方へ膨出する
大径に形成されている。
また、ロッド32は第2図に示すように凸状段部のリング
状突部35を一体に連成している。このリング状突部35は
従来例のリング状突部21(第11図参照)をロッド32に一
体に連成して外方に膨出しており、シュラウド2のブラ
ケット2a(第9図参照)の貫通孔内に挿入されて、ティ
ーバ11の偏心を防止している。このティーバ11は溶接線
36を介してロッド32の下端に固着されている。
このように本実施例は従来例のカラー20およびリング状
突部21をロッド32の下部にて一体に連成したので、溶接
箇所と部品点数を削減することができ、微小間隙を解消
することができるので、微小間隙の応力腐蝕割れを防止
でき、シュラウドヘッドボルト30の信頼性を向上するこ
とができる。
なお、上記リング状突部35は第3図に示すようにティー
バ11に一体に連成してもよく、また、第4図に示すよう
に溶接線36の前後に跨ぐようにロッド32とティーバ11と
の両端部に一体に連成してもよい。さらに、第5図に示
すようにリング状突部35をティーバ11と共にロッド32に
一体に連成してもよい。これによれば第2図で示す実施
例の溶接線36を省略でき、溶接箇所と部品点数の削減を
さらに図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、従来例のカラーをロッド
に一体に連成して係止ピンを植設する一方、従来例のリ
ング状突部をロッドもしくはティーバに一体に連成した
ので、溶接箇所と部品点数の削減を図ることができるの
で、原子炉内構造物の締結装置の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原子炉内構造物の締結装置の一実
施例の縦断面図、第2図は第1図の要部拡大縦断面図、
第3図、第4図および第5図は本発明の他の実施例をそ
れぞれ示す要部拡大図、第6図は従来のシュラウドヘッ
ドボルト周りの原子炉圧力容器内の要部縦断面図、第7
図は従来のシュラウドヘッドボルトの正面図、第8図は
第7図の縦断面図、第9図は第7図で示す従来例の締結
状態の正面図、第10図は従来例の取外し状態の正面図、
第11図は従来例の部分拡大縦断面図である。 30……シュラウドヘッドボルト、31……パイプ、32……
ロッド、33……フランジ、34……係止ピン、35……リン
グ状突部、36……溶接線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースを有するパイプ内にティーバを有す
    るロッドを貫挿し、このロッドの外周にカラーを介して
    植設した係止ピンを上記ベースの係止溝内にて突出さ
    せ、このベースのフランジをシュラウドヘッドのラグに
    係止させると共に、シュラウドのブラケットに上記ティ
    ーバを係止させて挟持し、このシュラウド上に上記シュ
    ラウドヘッドを固定する原子炉内構造物の締結装置にお
    いて、上記カラーを上記ロッドに一体に連成して上記係
    止ピンを植設する一方、上記シュラウドのブラケットの
    貫通孔内に介在されるリング状突部を上記ロッドもしく
    は上記ティーバに一体に連成したことを特徴とする原子
    炉内構造物の締結装置。
JP61070764A 1986-03-31 1986-03-31 原子炉内構造物の締結装置 Expired - Lifetime JPH079476B2 (ja)

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JPS62228932A JPS62228932A (ja) 1987-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5132051B2 (ja) * 2005-11-14 2013-01-30 株式会社東芝 沸騰水型原子炉のシュラウドヘッド締結機構
JP5450506B2 (ja) * 2011-05-09 2014-03-26 株式会社東芝 沸騰水型原子炉のシュラウドヘッド締結機構

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JPS62228932A (ja) 1987-10-07

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