JPH079306U - 血圧計用架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は血圧計用架台に関し、特に、血圧計
の側部に採血や注射時にも利用可能な腕置き台を設ける
と共に、物入れ体を有することにより血圧以外にも利用
できることを特徴とする。 【構成】 本考案による血圧計用架台は、脚部(2)を介
して立設した支持棒体(3)の上部に設けた電子血圧計(5)
と、この電子血圧計(5)の側部(5a)に設けた腕置き台(6)
と、この電子血圧計(5)の下方位置に設けた物入れ体(7)
とを備え、この腕置き台(6)により血圧測定及び注射等
を行うことができる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、血圧計用架台に関し、特に、血圧計の側部に採血や注射時にも利用 可能な腕置き台を設けると共に、物入れ体を有することにより血圧以外にも利用 できるようにするための新規な改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、用いられていたこの種の血圧計用架台としては、一般に、血圧計の架台 は血圧計のみを支持し、採血や注射時に用いる腕置き台はこの血圧計用架台とは 独立して専用に用いられてきた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の血圧計用架台は、以上のように構成されているため、次のような課題が 存在していた。 すなわち、血圧の測定と採血及び注射とは、通常、イスに座って行われるが、 血圧計用架台と注射用の腕置き台とが別々に独立して配置してあるため、血圧測 定終了後に、別のイスに座り直さなければならず、患者がその都度移動しなけれ ばなになかった。 従って、患者にとっては、病気であるにも拘わらず、離れた場所に移動するこ とは苦痛以外の何物でもなく、より楽な状態の診察や治療が受けられることを希 望しているのが現実である。

【０００４】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、血圧計 の側部に採血や注射時にも利用可能な腕置き台を設けると共に、物入れ体を有す ることにより血圧以外にも利用できるようにした血圧計用架台を提供することを 目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 本考案による血圧計用架台は、脚部を有しこの脚部を介して立設した支持棒体 と、前記支持棒体の上部に設けられた電子血圧計と、前記電子血圧計の側部に設 けられた腕置き台と、前記電子血圧計及び腕置き台の下方位置に設けられた物入 れ体とを備えた構成である。

【０００６】 さらに詳細には、前記腕置き台は前記側部に直接取付けられ、前記物入れ体は 前記電子血圧計と腕置き台の底部から吊下げられると共にあみ状をなす構成であ る。

【０００７】

【実施例】

以下、図面と共に本考案による血圧計用架台の好適な実施例について詳細に説 明する。 図１において符号１で示されるものは４本の脚部２を有する支持台であり、こ の支持台１上にはこれらの各脚部２を有する状態で１本の立設（垂直又は斜め状 ）した支持棒体３が設けられており、この支持棒体３の上部には、表示部４を有 する電子血圧計５が固定して設けられている。

【０００８】 前記電子血圧計５の側部５ａには、図示しない取付ねじ等の接続手段を介して 箱型をなす腕置き台６が取付けられ、この腕置き台６は前記電子血圧計５に対し て水平状となるように配設されている。

【０００９】 前記電子血圧計５の底部５ｂ及び腕置き台６の底部６ａには、あみ状のかごか らなる箱状の物入れ体７の支持棒７ａが固定して取付けられ、この物入れ体７は この各支持棒７ａを介して前記各底部５ｂ，５ａに吊下げられている。

【００１０】 次に、前述の構成において実際に使用する場合について述べる。まず、腕置き 台６上に腕を置き、電子血圧計５により血圧を測定すると、その血圧値は、表示 部４で表示される。続いて、腕を腕置き台６上に置いたままの状態で、注射又は 採血等を行うことができる。また、前述の際に、血圧測定に用いるカフ等の小物 は物入れ体７内に収容することができ、患者は、同じイスに座ったままの状態で 、血圧測定と注射等を同じ腕置き台６上で受けることができ、移動する必要もな く楽に検査や治療を受けることができるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案による血圧計用架台は、以上のように構成されているため、次のような 効果を得ることができる。 すなわち、電子血圧計に腕置き台が一体状に設けられると共に、物入れ体が設 けられるているため、患者は同じイスに座ったままの状態で、移動することなく 、血圧の測定と採血あるいは注射等を受けることができ、患者の苦痛や不便を大 幅に緩和することができる。 また、血圧用と注射用の架台が１本化されているため、狭い診察室等では効率 的なスペースの利用ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による血圧計用架台を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

２ 脚部 ３ 支持棒体 ５ 電子血圧計 ５ａ 側部 ６ 腕置き台 ７ 物入れ体 ５ｂ，６ａ 底部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 脚部(2)を有しこの脚部(2)を介して立設
   した支持棒体(3)と、前記支持棒体(3)の上部に設けられ
   た電子血圧計(5)と、前記電子血圧計(5)の側部(5a)に設
   けられた腕置き台(6)と、前記電子血圧計(5)及び腕置き
   台(6)の下方位置に設けられた物入れ体(7)とを備えた構
   成よりなることを特徴とする血圧計用架台。
2. 【請求項２】 前記腕置き台(6)は前記側部(5a)に直接
   取付けられ、前記物入れ体(7)は前記電子血圧計(5)と腕
   置き台(6)の底部(5b,6a)から吊下げられると共にあみ状
   をなすことを特徴とする請求項１記載の血圧計用架台。