JPH0792375B2 - 簡易型三次元測定機、その移送用収納箱及びその各軸部材間の直角度調整方法 - Google Patents

簡易型三次元測定機、その移送用収納箱及びその各軸部材間の直角度調整方法

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JPH0792375B2
JPH0792375B2 JP7414492A JP7414492A JPH0792375B2 JP H0792375 B2 JPH0792375 B2 JP H0792375B2 JP 7414492 A JP7414492 A JP 7414492A JP 7414492 A JP7414492 A JP 7414492A JP H0792375 B2 JPH0792375 B2 JP H0792375B2
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貞行 松宮
幸二 依田
隆夫 川辺
雅典 新井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元測定機に係り、
所定の部分に分割して移送し、現場で組み立てが可能な
簡易型三次元測定機に関する。
【0002】
【背景技術】従来、三次元測定機には、門型、カンチレ
バー型等、各種のタイプが開発されている。これらの三
次元測定機は、通常、比較的大型であり、しかも極めて
高精度を要求されることから、メーカー側の工場で組み
立て、そのまま現場に移送するか、あるいは、分解して
現場に移送するにしても工場側の専門作業者が現場に出
向いて調整して固定しており、ユーザー側で分解した
り、組み立てる構造にはなっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の三次元測定機
は、前述のようにメーカー側が係わる部分が多いため、
高価になってしまうという問題点がある。一方、従来の
ノギス、マイクロメータ、ハイトゲージ等と同様に簡便
に使用できる安価な簡易型三次元測定機が望まれてい
る。
【0004】本発明の目的は、安価で簡便に使用でき、
ユーザー側でも組み立て、分解が可能な簡易型三次元測
定機を提供するとともに、この簡易型三次元測定機を所
定のユニット単位に梱包して移送可能にするその移送用
収納箱を提供し、かつ、簡易型三次元測定機の各軸部材
間の直角度調整方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、X軸部材を備
え、このX軸部材に摺動自在なXスライダとY軸部材に
摺動自在なYスライダとを分解可能にして前記目的を達
成しようとするものである。具体的には、本発明は、X
軸部材と、このX軸部材に摺動自在に支持されるXスラ
イダと、このXスライダに第1の角度調整手段を介して
組み立て、分解可能に取り付けられるYスライダと、こ
のYスライダに対し水平面内において軸方向摺動自在に
支持されるY軸部材と、このY軸部材の一端部に第2の
角度調整手段を介して取り付けられるZスライダと、こ
のZスライダに対し鉛直面内において軸方向摺動自在に
係合されるとともに、下端部に測定子が取り付けられる
Z軸部材と、このZ軸部材の重量に見合うバランス力を
有するとともに、Z軸部材に連結され、かつ、前記Zス
ライダに固定された機体に支持されるバランス装置と、
を具備したことを特徴とする簡易型三次元測定機であ
る。本発明において、X軸部材は、メーカー側で予め用
意するコラムに、あるいは、ユーザー側で用意する適宜
な支持部材、例えば製造ライン中に配置される取付台、
各種装置のフレーム、その他に取付けられる。
【0006】本発明に係る簡易型三次元測定機の移送用
収納箱は、必要に応じて用いられるコラム部収納箱と、
X軸部材及びXスライダを収納するX軸部材部収納箱
と、組み立て状態にあるY軸部材及びZ軸部材並びにこ
れを覆うY−Z軸カバーとをL字形の開放側が向き合う
ように収納するY−Z軸部材部収納箱と、これら各収納
箱を積み重ねて収納する外装箱とを具備して構成され
る。
【0007】本発明に係る簡易型三次元測定機の各軸部
材間の直角度調整方法は、三次元測定機を設置する位置
に対応して配置した基盤上に直角基準器を設置するとと
もに、この直角基準器の一側面に沿って測定子を移動さ
せることで直角基準器の一側面とX軸部材とを平行に配
置し、次いで、前記一側面と直交する他側面に測定子を
接触させながら移動させ、この他側面とY軸部材とが平
行になるよう、すなわち、X軸部材とY軸部材とが直角
となるように、第1の角度調整手段に設けられたX−Y
軸調整機構で調整し、以下、同様に、Y軸部材とZ軸部
材との直角度を第2の角度調整手段に設けられたY−Z
軸調整機構で、かつ、Z軸部材とX軸部材との直角度を
第1または第2の角度調整手段に設けられたZ−X軸調
整機構でそれぞれ調整する方法である。
【0008】
【作用】本発明に係る簡易型三次元測定機は、メーカー
側の工場で、例えば前述の調整方法で各軸部材間の直角
度を調整した後、X軸部材に取り付けられたXスライダ
とYスライダとを第1の角度調整手段の位置で分解し、
X軸部材及びXスライダ等からなるX軸部材部と、Yス
ライダ、Y軸部材、第2の角度調整手段、Zスライダ及
びZ軸部材等からなるY−Z軸部材部のユニットにし、
例えば、前述の移送用収納箱に収納してユーザー側の工
場に移送する。この際、簡易型三次元測定機がコラムを
有する場合には、コラムとX軸部材とを分解してコラム
等からなるコラム部のユニットも作成し、このユニット
も同時に移送する。
【0009】ユーザー側の工場では、各ユニットを取り
出し、X軸部材をメーカー側で用意したコラムあるいは
ユーザー側で用意した適宜の支持部材に組み付け、X軸
部材に取付けられたXスライダとYスライダとを第1の
角度調整手段の位置で組み付ければ、三次元測定機とし
て使用可能となる。この際、XスライダとYスライダと
は第1の角度調整手段の位置で組み付けるから、そのま
までX軸部材とY軸部材の直角度が設定されることとな
る。しかも、Y軸部材とZ軸部材とは組み立てられたま
まで移送されるから、これらの軸部材間の直角度の調整
も不要である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図11には本発明の第1実施例が示さ
れ、図1には、本実施例に係る簡易型三次元測定機1の
全体構成が示されている。
【0011】図1において、三次元測定機1は、高さ調
整台座2を着脱可能に取り付けられた一対のコラム3を
備え、これらのコラム3は、基盤としての定盤4上に所
定間隔を置いて配置されるとともに、両コラム3の上端
間にはX軸部材5が掛け渡され、図示しないボルトで固
定されている。このX軸部材5には、ボックス状のXス
ライダ6が軸方向に沿って摺動自在に支持され、このX
スライダ6上には第1の角度調整手段20を介してYス
ライダ7が固着されている。このYスライダ7には、X
軸部材5と直交方向に配置されるY軸部材8が摺動自在
に挿入され、このY軸部材8の先端には、第2の角度調
整手段30を介してZスライダ9が取り付けられてい
る。このZスライダ9には、測定軸としてのZ軸部材1
1が鉛直方向摺動自在に挿入されている。このZ軸部材
11の下端には、タッチセンサプローブ等の測定子12
が取り付けられている。一方、Y軸部材8の後端には、
Y軸部材8の先端側に取り付けられる第2の角度調整手
段30、Zスライダ9、Z軸部材11、測定子12、そ
の他の重量に見合った重量を有するバランス重錘13が
取り付けられている。
【0012】Zスライダ9の上部には、板金製の機体1
4が立設されている。従って、Z軸部材11は、Zスラ
イダ9を介して機体14に鉛直方向移動自在に支持され
ていることになる。機体14の上部には、Z軸部材1
1、測定子12等のZ軸部材11側の重量に対応したバ
ランス力を設定可能にされたバランス装置50が設けら
れている。
【0013】簡易型三次元測定機1のコラム3には、こ
の三次元測定機1で被測定物(図示せず)の寸法等を測
定するための演算手段150が接続され、適宜な位置、
例えば定盤4上に載置されている。定盤4上には、後に
詳述するこの簡易型三次元測定機1の直角度を調整する
際に用いられる直角基準器70が載置される。
【0014】図2ないし図4には、Xスライダ6とYス
ライダ7との第1の角度調整手段20を介しての連結構
造が示されている。これらの図において、Xスライダ6
は、複数のローラ81を介してX軸部材5に支持され、
このXスライダ6の上面には、固定ボルト82を介して
Yスライダ7が組み立て、分解可能に固定されている。
【0015】第1の角度調整手段20は、Xスライダ6
の上面に所定間隔をあけて設けられた固定ピン21と偏
心ピン22とを備え、これらの固定ピン21及び偏心ピ
ン22のXスライダ6からの突出した円周面は、それぞ
れYスライダ7の一側面に設けられた基準面23,24
に当接されている。
【0016】固定ピン21は、Xスライダ6に接着剤、
圧入等の適宜な手段で固定され、一方、偏心ピン22
は、X軸部材5とY軸部材8との角度調整前は回動可能
に取り付けられ、角度調整後は接着剤等で固定されるよ
うになっている。この偏心ピン22は、図5に示される
ように、Xスライダ6に挿入される小径軸部22Aと、
この小径軸部22Aに偏心して設けられ、外周面を基準
面24に当接される大径の偏心軸部22Bとを備え、こ
の大径軸部22Bの上面に形成されたすり割溝22Cに
ドライバ(図示せず)の先端等を挿入して偏心ピン22
を回動することにより、Xスライダ6とYスライダ7と
の直角度、ひいては、X軸部材5とY軸部材8との直角
度が調整できるようになっている。
【0017】すなわち、偏心ピン22を回すと、基準面
24が固定ピン21を中心として傾き、Xスライダ6に
対するYスライダ7の角度調整ができる。この角度調整
後、偏心ピン22の固着を行うとともに、予め緩めにね
じ込まれていた固定ボルト82を締め付けてXスライダ
6とYスライダ7との組み立て、固定が行われる。一
方、Xスライダ6とYスライダ7との分解時は、固定ボ
ルト82を外すことにより容易に行え、再組み立てする
時は、Yスライダ7の基準面23,24を固定ピン21
及び偏心ピン22に押し当てながら固定ボルト82を締
め付けることで、再度Xスライダ6とYスライダ7との
角度が直角状態で設定できる。
【0018】ここにおいて、第1の角度調整手段20の
固定ピン21、偏心ピン22及び基準面23,24によ
り、X−Y軸調整機構25が構成されている。
【0019】Yスライダ7にも複数のローラ83が設け
られ、これらのローラ83を介してY軸部材8がYスラ
イダ7に挿入、支持されている。
【0020】図6ないし図8には、第2の角度調整手段
30とZスライダ9の部分の詳細構造が示されている。
第2の角度調整手段30は、Y軸部材8の端部にボルト
31で固定される第1調整ブロック32と、この第1調
整ブロック32にボルト33により組み立て、分解可能
に固定されるとともに、Zスライダ9にボルト34によ
り組み立て、分解可能に固定される第2調整ブロック3
5とを備えている。
【0021】第1、第2調整ブロック32,35は、ボ
ルト33により互いに連結されるリブ36,37を備え
ている。第1調整ブロック32のリブ36には、所定間
隔をおいて固定ピン38と偏心ピン39とが設けられて
いる。一方、第2調整ブロック35のリブ37には、固
定ピン38及び偏心ピン39に対応した位置に、それぞ
れ基準面41,42が設けられている。これらの固定ピ
ン38、偏心ピン39及び基準面41,42の構造及び
作用はX−Y軸調整機構25のものと同様である。
【0022】従って、ボルト33を緩めた状態で偏心ピ
ン39を回動させることにより、第1調整ブロック32
に固定されたY軸部材8と、第2調整ブロック35に固
定されたZスライダ9、ひいては、Z軸部材11との直
角度を調整できるようになっている。ここにおいて、固
定ピン38、偏心ピン39及び基準面41,42によ
り、Y−Z軸調整機構43が構成されている。
【0023】Zスライダ9の第2調整ブロック35が取
り付けられる面には、所定間隔をおいて固定ピン44と
偏心ピン45とが設けられている。一方、第2調整ブロ
ック35の一側面には、固定ピン44及び偏心ピン45
に対応した位置に、それぞれ基準面46,47が設けら
れている。これらの固定ピン44、偏心ピン45及び基
準面46,47の構造及び作用もX−Y軸調整機構25
のものと同様である。
【0024】従って、ボルト34を緩めた状態で偏心ピ
ン45を回動させることにより、第2調整ブロック35
とZスライダ9、ひいては、Z軸部材11との直角度を
調整できるようになっている。この際、第2調整ブロッ
ク35には、第1調整ブロック32、Y軸部材8、Yス
ライダ7及びXスライダ6を介してX軸部材5が連結さ
れているため、偏心ピン45の操作によりZ軸部材11
とX軸部材5との直角度が調整できることになる。ここ
において、固定ピン44、偏心ピン45及び基準面4
6,47により、Z−X軸調整機構48が構成されてい
る。
【0025】Zスライダ9には複数のローラ84を介し
てZ軸部材11が摺動自在に取り付けられている。Zス
ライダ9とZ軸部材11との間には、微動機構90が設
けられている。この微動機構90は、Zスライダ9に回
動自在、かつ、軸方向移動不可能に支持され、一端につ
まみ91を有する微動ねじ92と、この微動ねじ92に
一端側を螺合されるとともに、Zスライダ9の前面側を
平面C字状(図8参照)に囲み、かつ、摺動自在に設け
られたブラケット93と、このブラケット93の一端側
にねじ込まれ、先端をZ軸部材11の一側面に当接可能
にされた受けねじ94と、ブラケット93の他端側にね
じ込まれ、先端をZ軸部材11の他側面に当接可能にさ
れ、かつ、外端につまみ95を有するロックねじ96と
を備えて構成されている。
【0026】従って、ロックねじ96を緩め、その先端
をZ軸部材11に当接させない状態ではZ軸部材11は
Zスライダ9に摺動自在とされる。一方、ロックねじ9
6をねじ込んで、ロックねじ96と受けねじ94とでZ
軸部材11をブラケット93に固定した状態とし、この
状態で微動ねじ92のつまみ91を回転操作すれば、Z
軸部材11はZスライダ9に対し鉛直方向に微動できる
こととなっている。なお、図示しないが、微動機構90
と同様な機構がX軸部材5とXスライダ6との間、及
び、Y軸部材8とYスライダ7との間にそれぞれ設けら
れている。
【0027】バランス装置50は、図9,10に拡大し
て示されるように、機体14に軸受15を介して回転自
在に支持された回転軸51を備え、この回転軸51の中
央部には、ベアリング52を介して中空円盤状の回転ド
ラム25が回転自在に支持されている。回転ドラム53
の外周には円周方向に沿って二条のガイド溝54が形成
され、このガイド溝54に沿ってワイヤ等からなる可撓
性部材55が巻き掛けられている。この可撓性部材55
の一端は、止め具56を介してドラム53の外周に固定
され、他端は連結具57を介してZ軸部材11の上端に
連結されている。
【0028】可撓性部材55は、ワイヤ等の紐状のもの
の他、ベルト状のもの等でもよく、その材質も金属に限
らず、プラスチック、布等の天然繊維、硬質あるいは繊
維入りゴム、その他の材料を使用することができる。
【0029】ドラム53内には、Z軸部材11の重量と
バランスするバランス力を生じさせるためのぜんまいば
ね58が配置され、このぜんまいばね58の内端は止め
ねじ59により回転軸51に固定され、外端はピン61
を介してドラム53の内周に固定されている。
【0030】回転軸51には、ぜんまいばね58による
バランス力を調整するためのバランス力調整手段65が
設けられている。このバランス力調整手段65は、回転
軸51に固定されたウォームホイール66と、このウォ
ームホイール66に噛合されるウォーム67と、このウ
ォーム67が固定されるとともに機体14に軸受16を
介して回転自在に支持される操作軸68と、この操作軸
68の一端に固定されるつまみ69とを備えて構成され
ている。
【0031】なお、図中符号17はZ軸部材11、Y軸
部材8等の周囲を覆うカバーであり、操作軸68の一端
はこのカバー17の外方に位置され、この操作軸68の
カバー17からの突出部につまみ69が固定されてい
る。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
簡易型三次元測定機1による被測定物(図示せず)の測
定方法は通常と同様であり、測定軸としてのZ軸部材1
1を操作して、測定子12を被測定物に当接させ、この
時の測定子12の位置を図示しないX,Y,Z軸方向の
スケールで三次元的に検出するとともに、演算手段15
0で演算して測定を行うものである。この際、バランス
装置50のバランス力は、Z軸部材11を僅かな力で上
方に引上げ、図示しないストッパで停止されているよう
に調整される。
【0033】バランス装置50のバランス力の調整は、
つまみ69を操作して行う。すなわち、つまみ69を回
すと、ウォーム67を介してウォームホイール66が回
転され、このウォームホイール66が固定された回転軸
51が駆動される。これにより、止めねじ59を介して
内端を固定されているぜんまいばね58が、そのぜんま
いの巻き込み方向あるいはその逆方向へと回転され、ぜ
んまいばね58のばね力が変化することとなる。これに
より、ぜんまいばね58の外端がピン61を介して固定
されている回転ドラム53に、可撓性部材55等を介し
て上端を吊られているZ軸部材11は、その上方への付
勢力が変化し、Z軸部材11の操作力、ひいては、測定
子12の測定力も変化する。
【0034】このようなZ軸部材11の操作力の調整
は、被測定物の性状、例えば、柔軟な材質等の性状、あ
るいは、形状等に応じて行われる。
【0035】簡易型三次元測定機1のX,Y,Zの各軸
部材5,8,11間の直角度の調整は、次のようにして
行う。
【0036】簡易型三次元測定機1が設置される定盤4
上に、互いに直交する三つの側面71,72,73の直
角度が精密に設定された直角基準器70を、その二側面
71,72が定盤4の上面に直立するようにして水平面
内の直交する二方向を設定可能な状態に配置する。この
直角基準器70の直交二方向を設定する一側面71に測
定子12を接触させながら、Xスライダ6をX軸部材5
に沿って移動させる。この移動時のX,Y,Z軸方向の
測定値のうち、Y軸方向の測定値が変化せずにX軸方向
の測定値が変化するようになるまで直角基準器70の位
置調整をしてこの一側面71とX軸方向とを平行にし、
この状態で直角基準器70を定盤4上に固定する。
【0037】次いで、直角基準器70の一側面71に直
交する他側面72に測定子12を接触させながらY軸部
材8をYスライダ7に沿って移動させ、この移動時の
X,Y,Z軸方向の測定値のうち、X軸方向の測定値が
変化せずにY軸方向の測定値が変化するように第1の角
度調整手段20のX−Y軸調整機構25を調整する。こ
の調整は、偏心ピン22を僅かづつ回し、その回したた
び毎にY軸部材8を移動させてX軸方向の測定値をチェ
ックして行う。調整完了後にX−Y軸調整機構25の偏
心ピン22を接着剤、あるいは図示しない偏心ピン固定
ねじ、その他の適宜な手段で固定し、更にボルト82を
締め付けてXスライダ6とYスライダ7とを固定する。
これらの操作により、X軸部材5とY軸部材8との間の
直角度が設定される。
【0038】X軸部材5とY軸部材8との直角度の設定
にあたり、Z軸部材11はロックねじ96をねじ込むこ
とにより、Zスライダ9に固定しておくのがよい。
【0039】次に、Y軸部材8とZ軸部材11との直角
度を調整するが、この調整は、第2の角度調整手段30
におけるY−Z軸調整機構43の操作により行う。ま
ず、定盤4上の直角基準器70を側面72を下方にして
起立させ、かつ、今まで下方にあった側面73をほぼY
軸部材8と平行になるように配置する。この状態で、側
面73に測定子12を接触させながら、Y軸部材8をY
スライダ7に沿って移動させ、X軸方向の測定値が変化
しないように角度基準器70の側面73の位置を調整し
て基準器70を定盤4に固定する。これにより、角度基
準器70の側面73がY軸部材8と平行に設定される。
【0040】このようにして、直角基準器70の側面7
3がY軸方向と平行に設定されたら、Z軸部材11のロ
ックねじ96を緩めるとともに、直角基準器70のこの
側面73に直交する鉛直方向の側面71に沿って測定子
12を接触させながら、Z軸部材11をZスライダ9に
沿って移動させる。この移動時のX,Y,Z軸方向の測
定値のうち、Y軸方向の測定値が変化せずにZ軸方向の
測定値が変化するように第2の角度調整手段30のY−
Z軸調整機構43を調整し、調整完了後にY−Z軸調整
機構43を固定する。このY−Z軸調整機構43による
調整は、ボルト33を緩めた状態で偏心ピン39を少し
ずつ回しながら行う。この偏心ピン39の操作により、
第1調整ブロック32に対する第2調整ブロック35の
取り付け角度が固定ピン38を中心として変化する。
【0041】従って、第1調整ブロック32に固定され
たY軸部材8に対し、第2調整ブロック35を介してZ
スライダ9に支持されたZ軸部材11が角度調整され、
両軸部材8,11の直角度が設定される。このY−Z軸
調整機構43による調整は、X−Y軸調整機構25の場
合と同様であり、調整後、偏心ピン39を接着剤等で固
定し、かつ、ボルト33をねじ込んで第1、第2調整ブ
ロック32,35間を固定することも同様である。
【0042】更に、Z軸部材11とX軸部材5との直角
度を調整するが、この調整は、第2の角度調整手段30
におけるZ−X軸調整機構48の操作により行う。ま
ず、Y軸部材8を図示しないロックねじによりYスライ
ダ7に固定する。次に、定盤4上の直角基準器70を側
面72を下方にして起立させた状態のまま、側面73を
ほぼX軸部材5と平行になるように配置する。この状態
で、側面73に測定子12を接触させながらXスライダ
7をX軸部材5に沿って移動させ、Y軸方向の測定値が
変化しないように角度基準器70の側面73の位置を調
整して基準器70を定盤4に固定する。これにより、角
度基準器70の側面73がX軸部材5と平行に設定され
る。
【0043】このようにして、直角基準器70の側面7
3がX軸方向と平行に設定されたら、直角基準器70の
この側面73に直交する鉛直方向の側面71に沿って測
定子12を接触させながら、Z軸部材11をZスライダ
9に沿って移動させる。この移動時のX,Y,Z軸方向
の測定値のうち、X軸方向の測定値が変化せずにZ軸方
向の測定値が変化するように第2の角度調整手段30に
設けられたZ−X軸調整機構48を調整し、調整完了後
にZ−X軸調整機構48を固定する。このZ−X軸調整
機構48による調整は、ボルト34を緩めた状態で偏心
ピン45を少しずつ回しながら行う。この偏心ピン45
の操作により、第2調整ブロック35に対するZスライ
ダ9の取り付け角度が固定ピン44を中心として変化す
る。
【0044】従って、X軸部材5に、Xスライダ6、Y
スライダ7、Y軸部材8及び第1調整ブロック32を介
して支持された第2調整ブロック35に対し、Zスライ
ダ9に支持されたZ軸部材11が角度調整され、X,Z
軸部材5,11の直角度が設定される。このZ−X軸調
整機構48による調整は、X−Y軸調整機構25の場合
と同様であり、調整後、偏心ピン45を接着剤等で固定
し、かつ、ボルト34をねじ込んで第2調整ブロック3
5とZスライダ9との間を固定することも同様である。
【0045】以上のようにして簡易型三次元測定機1の
X,Y,Zの各軸部材5,8,11間の直角度の調整が
なされる。これらの調整は、メーカー側の工場において
調整の熟練者が行う。
【0046】次に、本実施例に係る簡易型三次元測定機
1をメーカー側工場から出荷してユーザー側工場に設置
する場合の分解、組み立て方法及び移送方法について説
明する。前述のようにして角度調整が行われた簡易型三
次元測定機1は、移送にあたり、コラム3からX軸部材
5が取り外されるとともに、高さ調整台座2が取り外さ
れる。
【0047】X軸部材5に支持されたXスライダ6から
は、予めY−Z軸カバー17等が取り外された後、Yス
ライダ7がY軸部材8、第2の角度調整手段30、Zス
ライダ9及びZ軸部材11とともに、第1の角度調整手
段20の部分で取り外される。すなわち、Xスライダ6
とYスライダ7とを固定する固定ボルト82が外されて
両スライダ6,7が分離される。
【0048】このようにして所定のユニット毎に分解さ
れた部品は、図11に示されるように、移送用収納箱1
00に収納されて移送される。移送用収納箱100は、
X軸部材部収納箱101、Y−Z軸部材部収納箱10
6、コラム部収納箱111及びこれらの各収納箱10
1,106,111を積み重ねて収納する木製、ダンボ
ール製等の外装箱116とを備えている。
【0049】X軸部材部収納箱101には、X軸部材5
及びXスライダ6が他の部材から分離して収納される。
このX軸部材収納箱101は、ダンボール等からなる箱
体102と、この箱体102内に収納され、発泡スチロ
ール成形体、プラスチックフィルムから形成されるバブ
ル状緩衝体等からなるクッション体103とから構成さ
れている。
【0050】Y−Z軸部収納箱106には、Y軸部材
8、このY軸部材8に組み付けられたYスライダ7、Y
軸部材8に第2の角度調整手段30を介して取り付けら
れたZスライダ9及びこのZスライダ9に組み付けられ
るZ軸部材11を互いに組み合わせるとともに、Y軸部
材8とZ軸部材11とを略L字形に位置させたY−Z軸
部分組立体18、並びに、このY−Z軸部分組立体18
の周囲を覆う略L字形に形成されたY−Z軸カバー17
が、そのL字形の開放側が互いに向き合うように配置さ
れ、他の部材から分離して収納される。このY−Z軸部
材部収納箱106は、ダンボール等からなる箱体107
と、この箱体107内に収納され、発泡スチロール成形
体等からなるクッション体108とから構成されてい
る。
【0051】コラム部収納箱111には、一対のコラム
3及び高さ調整台座2が、互いに、かつ、他の部材から
分離して収納されている。このコラム収納箱111は、
ダンボール等からなる箱体112と、この箱体112内
に収納され、発泡スチロール成形体等からなるクッショ
ン体113とから構成されている。この際、高さ調整台
座2が不要の場合は、一対のコラム3のみコラム部収納
箱111に収納する。
【0052】このように各部分を分離して収納した各収
納箱101,106,111は、外装箱116内に収納
され、ユーザー側工場に移送される。ユーザー側工場で
は、各収納箱101,106,111から各部分を取り
出して組み立てる。組み立ては、一対のコラム3に必要
に応じて高さ調整台座2を取り付けた後、一対のコラム
3間に、Xスライダ6を有するX軸部材5を図示しない
ボルトで取り付ける。
【0053】次いで、Xスライダ6にY−Z軸部分組立
体18のYスライダ7をボルト82により取り付ける。
この際、Yスライダ7の一側面に設けられた第1の角度
調整手段20の基準面23,24を、Xスライダ6に設
けられた同じく第1の角度調整手段20の固定ピン21
及び偏心ピン22に押しつけるようにし、この状態でボ
ルト82をねじ込んで、Xスライダ6とYスライダ7と
の固定を行う。これにより、Xスライダ6とYスライダ
7とはメーカー側工場で角度調整した状態と同じ状態で
組み立てられ、三次元測定機に必要な各軸部材間の直角
度が容易に設定される。
【0054】この後、Y,Z軸部分組立体18にY−Z
軸カバー17を取り付け、更に、必要な配線の接続等を
行って簡易型三次元測定機1の組み立て作業を完了す
る。なお、組み立てられた三次元測定機1は、ユーザー
側にある適宜な定盤4上で使用される。
【0055】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、本実施例に係る簡易型三次元
測定機1は、少なくともコラム3とX軸部材5、Xスラ
イダ6とYスライダ7とがそれぞれ分解、組み立て可能
とされており、Xスライダ6とYスライダ7との間には
第1の角度調整手段20が設けられているから、各部を
分解して移送し、かつ、直角度を維持した状態で組み立
てることができる。従って、従来困難とされていたユー
ザー側での三次元測定機の組み立てを可能にできる。こ
のことから、簡易型三次元測定機1を一般的な流通機構
を通しての販売も可能になって安価、簡易な測定機とで
きる。また、第1の角度調整手段20は、その構成が、
固定ピン21、偏心ピン22と基準面23,24とで構
成される簡易なものであり、安価に提供できる。
【0056】更に、Y軸部材8とZスライダ9との間に
は、Y−Z軸調整機構43及びZ−X軸調整機構48を
有する第2の角度調整手段30が設けられているから、
Y,Z軸部材8,11及びZ,X軸部材11,5間のそ
れぞれの直角度を容易に設定でき、その構成も簡易であ
るから、安価に提供できる。また、コラム3には必要に
応じて高さ調整台座2が取り付けられるようになってい
るから、測定子12による測定範囲を高さ方向に調整す
ることができる。
【0057】更に、移送用収納箱100は、分解した部
分に対応した各部用の収納箱101,106,111を
有するから、適切な移送を行える。特に、Y−Z軸部材
部収納箱106は、Y軸部材8とZ軸部材11とを略L
字状に配置することで、Y−Zカバー17と一緒にスペ
ース効率よく搬送できるという効果がある。
【0058】また、バランス装置50は、ぜんまいばね
58、ドラム53等を利用しているため、構造が簡単で
小型にでき、しかも特別な駆動力を必要としないという
効果がある。更に、ぜんまいばね58のばね力は、調整
手段65により容易に調整できるため、被測定物の性状
に合った測定力を容易に得ることができる。この調整手
段65は、ウォーム67と、ウォームホイール66、つ
まみ69を有する操作軸68等から構成されているた
め、その調整作業が容易であり、しかも、ウォーム67
とウォームホイール66との作用により、ぜんまいばね
58のばね力によりウォーム67が取り付けられた操作
軸68側が逆転される虞れもないため、特別な固定手段
等を有することなく、操作軸68、あるいは回転軸51
または回転ドラム53の回転止めをでき、バランス力の
調整状態を維持することができる。また、バランス装置
50は、従来のバランス重錘と異なり、自由に移動する
部材がないため、ぜんまいばね58のばね力を強く調整
しておくこと等により、三次元測定機1の移送時に安定
して移送することができる。この際、ロックねじ96を
用いてZ軸部材11を固定してもよいことは勿論であ
る。
【0059】また、ぜんまいばね58を巻き数の多い薄
いばねで構成すれば、Z軸部材11の測定範囲の全域に
渡って、ぜんまいばね58によるばね力の変化を少なく
抑えることができ、操作力のばらつきも少なくできる。
【0060】なお、第1実施例の構造、移送用収納箱、
調整方法は、前述のものに限定されるものではない。例
えば、第1実施例では、第2の角度調整手段30にZ−
X軸調整機構48を設けたが、このZ−X軸調整機構4
8は、第1の角度調整手段10側に設けてもよい。この
場合の構造は、図6におけるY軸部材8をXスライダと
みなし、Zスライダ9をYスライダとみなし、更に、第
2の角度調整手段30を第1の角度調整手段とみなせば
よい。このように、Z−X軸調整機構48は、第1、第
2の角度調整手段20,30のいずれかに設ければ足り
る。
【0061】また、Y軸部材8とZ軸部材11とは、第
2の角度調整手段30における第1、第2調整ブロック
32,35の間、あるいは、第2調整ブロック35とZ
スライダ9との間で分解し、現場で組み立ててもよい。
この場合、基準面41,46,42,47を固定ピン3
8,44及び偏心ピン39,45に当接させながら、ボ
ルト33,34をねじ込んで組み立てる。このようにY
軸部材8とZ軸部材11は分解してもよいが、Y−Z軸
カバー17の収納との関係で、第1実施例のY−Z軸部
材収納箱106を用いる場合は、スペース的利点はな
い。
【0062】更に、第1、第2の角度調整手段20,3
0において、角度調整する手段は、固定ピン21,3
8,44及び偏心ピン22,39,45と、基準面2
3,24,41,42,46,47とによるものに限ら
ず、他の構成でもよい。例えば、図12に示されるよう
に、Xスライダ6とYスライダ7とを例にとると、Xス
ライダ6には固定ピン121とブラケット126を介し
てねじ込まれた調整ねじ122が設けられ、一方、ボル
ト81でXスライダ6に固定されるYスライダ7には、
固定ピン121と調整ねじ122とに対応して基準面1
23,124が設けられた構成でもよい。このような構
成において、調整ねじ122を操作すれば、第1実施例
と同様にXスライダ6とYスライダ7との角度調整が行
われる。但し、第1実施例のようにすれば、設置スペー
スが少なく、かつ、部品点数も少ないという利点があ
る。
【0063】また、第1実施例においては、Y,Z軸部
材8,11及びZ,X軸部材11,5の直角度の調整に
あたり、その都度直角基準器70の側面73をY軸方向
あるいはX軸方向に平行に設定したが、直角基準器70
の形状が図1に示されるものより、側面71,72の高
さが高く設定され、例えば側面73を立設した状態と同
程度に設定されていれば、直角基準器70の側面73の
YあるいはX軸方向と平行の方向への調整は不要とな
る。すなわち、側面71,72の高さが高ければ、初め
に、X,Y軸部材5,8の直角度を調整する際に、直角
基準器70の一側面71をX軸方向に調整しておけば、
他側面72は必然的にY軸方向と平行になっている。こ
のため、Y,Z軸部材8,11及びZ,X軸部材11,
5の直角度の設定の際は、直角基準器70を固定したま
ま、他側面72あるいは一側面71を利用して測定子1
2をZ軸方向に移動させることで、Y−Z軸調整あるい
はZ−X軸調整ができるからである。従って、大型の直
角基準器70を用いてこのような調整方法を行えば、調
整がより容易となる利点がある。
【0064】また、バランス装置50は、重錘、エアシ
リンダ等でもよいが、第1実施例によれば、小型、簡易
等の前述のような利点がある。このバランス装置50の
取付け位置も機体14の上端部に限らず、それより下方
位置でもよく、更には、剛性が許せばY−Z軸カバー1
7等に取付けてもよい。要するに、バランス装置50
は、Zスライダ9と連結されている部分に取付けられ、
かつ、Z軸部材11等の重量と釣合う構造であればよ
い。更に、高さ調整台座2はなくてもよく、その他、各
部の形状等も、第1実施例に限定されない。
【0065】図13には、本発明の第2実施例に係る簡
易型三次元測定機201が示されている。この第2実施
例は、第1実施例に係る三次元測定機1から一対のコラ
ム3及び高さ調整台座2の部分を取り外したものであ
る。従って、第2実施例の簡易型三次元測定機201
は、正確には三次元測定機用ヘッドとも考えられるが、
X軸部材5を適宜な部材に固定するだけで三次元測定が
できることから、本明細書では、第2実施例も三次元測
定機と呼称する。なお、以下の各実施例における前記第
1実施例と同一若しくは相当構成部分には同一符号を用
い、説明を省略または簡略にする。
【0066】第2実施例に係る簡易型三次元測定機20
1は、多少外観上の相違はあるものの、コラム3等を除
き第1実施例に係る三次元測定機101と同様の部材を
備えている。すなわち、三次元測定機201は、X軸部
材5を備え、このX軸部材5には、Xスライダ6が摺動
自在に支持されている。このXスライダ6には、Yスラ
イダ7を介してY軸部材8が軸方向摺動自在に支持さ
れ、このY軸部材8の一端にはZスライダ9を介してZ
軸部材11が鉛直方向摺動自在に支持されている。この
Z軸部材11の下端には測定子12が取り付けられ、上
端側は図示しないバランス装置に連結されている。Yス
ライダ7、Y軸部材8、Zスライダ9等を覆うように略
L字型のY−Z軸カバー17が取り付けられている。
【0067】ここにおいて、Xスライダ6、Yスライダ
7、Y軸部材8、Zスライダ9、Z軸部材11、Y−Z
軸カバー17、図示しないバランス装置等の部材、すな
わち、Z軸部材5に対してXスライダ6とともにスライ
ドする部材によってスライドユニット205が構成され
ている。
【0068】簡易型三次元測定機201のX軸部材5の
両端は、ユーザー側で用意される適宜な構造の支持部材
208により支持されるようになっている。
【0069】このような第2実施例に係る簡易型三次元
測定機201の使用に当たっては、X軸部材5を支持部
材208に取り付けるとともに、簡易型三次元測定機2
01が設置される位置に対応して図示しない基盤を配置
し、この基盤上に被測定物を設置して測定を行う。
【0070】第2実施例に係る簡易型三次元測定機20
1における移送用収納箱の形状及び直角度調整方法は第
1実施例と同様である。この際、移送用収納箱としてコ
ラム部収納箱を使用しないことは勿論である。
【0071】このような第2実施例においても前記第1
実施例と同様な効果を達成でき、しかもコラムを使用し
ない分、ユーザー側における支持部材208の形状のバ
リエーションを多くできるとともに、安価に提供できる
という利点がある。
【0072】図14には本発明の第3実施例が示されて
いる。本実施例は、図13に示される簡易型三次元測定
機201を実際の設備に適用した例である。図14にお
いて簡易型三次元測定機201は、ユーザー側で用意さ
れた支持部材としての移動台車211上にX軸部材5を
介して取り付けられている。この移動台車211は、加
工機であるマシニングセンタ215のベッド216に近
接して配置できるような形状とされ、マシニングセンタ
215のテーブル217上に置かれた図示しない被加工
物の形状、寸法等を測定できるようになっている。この
際、テーブル217は、基盤としての役目をする。
【0073】このような第3実施例によれば、移動台車
211の形状を適宜なものとすることにより、被加工物
(ワーク)の加工現場において直接被加工物の測定を行
うことができるという利点がある。これにより、被加工
物の加工状態をリアルタイムで測定でき、不良品等の製
造を未然に防止できる。
【0074】図15には、前記第2実施例に係る簡易型
三次元測定機201を実際の製造ラインに適用した第4
実施例が示されている。第4実施例において、簡易型三
次元測定機201のX軸部材5は、ユーザー側で用意す
る支持部材としての一対のコラム221上に取り付けら
れる。この一対のコラム221は、測定ステーション2
23上に立設される。測定ステーション223は、ベッ
ド224を備え、このベッド224上には一対のレール
225を介して基盤としてのテーブル226が矢印方向
に摺動自在に設けられている。テーブル226上には被
測定物227が載置され、この被測定物227が簡易型
測定機201の測定子12により計測できるようになっ
ている。
【0075】測定ステーション223の一側には、被測
定物227を搬送するローラコンベア228が設けら
れ、このローラコンベア228から分岐された分岐ロー
ラコンベア229により、被測定物227がテーブル2
26側に搬入できるようになっている。この際、分岐ロ
ーラコンベア229からテーブル226への被測定物2
27の搬入、搬出は、人手によってもよいし、図示しな
い自動装置によってもよい。また、テーブル226の矢
印方向の移動も、人手あるいは自動によって行われる。
【0076】このような第4実施例においては、製造ラ
インの途中でワークである被測定物227の測定を効率
よく行うことができるという利点がある。また、製造ラ
イン内に設置される測定ステーション223の形状、構
造等もユーザー側の任意にできるという利点もある。
【0077】図16には、本発明の第5実施例が示され
ている。第5実施例に係る簡易型三次元測定機231
は、X軸部材5と、第2実施例におけるスライドユニッ
ト205を2ユニット有して構成されている。この際、
X軸部材5には、それぞれのスライドユニット205が
衝突しないように図示しないストッパが設けられるか、
あるいは、それぞれのスライドユニット205に図示し
ない衝撃吸収機構が設けられ、それぞれのスライドユニ
ット205が衝突したときに、そのショックが和らげら
れて、ユニット205の精度低下が起こらないよう構成
されている。本実施例に係る簡易型三次元測定機231
のX軸部材5は、ユーザー側で用意した支持部材として
の一対のコラム233にその両端を支持されている。こ
の一対のコラム233は、それぞれ受け台234に支持
されている。これらの受け台234の両側には、ローラ
コンベア235,236が平行に設けられ、これらのロ
ーラコンベア235,236上には、基盤としての搬送
台237を介して被測定物238が載置され、移送され
てくる。
【0078】このような本実施例における測定は、被測
定物238にスライドユニット205の測定子12を関
与させて一般の三次元測定機のように測定する。
【0079】このような第5実施例によれば、受け台2
34の寸法を小さくすることにより、一対のローラコン
ベア235,236の間隔を狭くでき、製造ラインにお
けるコンベア設置スペースを少なくできる。また、1本
のX軸部材5に2つのスライドユニット205を載置し
たから、部品点数を少なくでき、安価に提供できる。し
かも、スライドユニット205の向きを逆にするだけ
で、近接した2本のローラコンベア235,236の測
定を同時に行うことができる。更に、一方のスライドユ
ニット205を一側に寄せておくことにより、もう一方
のスライドユニット205の測定範囲を大きくすること
ができる。
【0080】なお、この第5実施例において、スライド
ユニット205は2ユニットに限らず、3以上の複数ユ
ニット設けてもよいが、あまり数が多いとX軸部材5の
撓みが生ずるので、X軸部材5の剛性等により適正な台
数にとどめる必要がある。また、スライドユニット20
5は、図16に示されるように逆向きにセットするもの
に限らず、同方向に設置し、1本のローラコンベア上で
被測定物の異なる位置をそれぞれ測定するように構成し
てもよい。
【0081】以上、本発明を複数の実施例に基づいて説
明したが、本発明は前記各実施例に限定されるものでな
く、本発明の目的を達成できる範囲での更なる改良、変
形等も本発明に含まれるものである。
【0082】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、構造が簡
単であり、分解、組み立ても容易で、移送も簡易な簡易
型三次元測定機の提供と、簡易な構造の移送用収納箱の
提供、更には、その簡易な直角度調整方法を提供できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例のX,Yスライダ部の平面図であ
る。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】図1の実施例に用いられる偏心ピンの斜視図で
ある。
【図6】図1の実施例の第2の角度調整手段とZスライ
ダとの部分を示す斜視図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】図6の横断平面図である。
【図9】図1の実施例のバランス装置を示す縦断側面図
である。
【図10】図9の一部を切り欠いた拡大縦断正面図であ
る。
【図11】図1の実施例の移送用収納箱を示す分解斜視
図である。
【図12】角度調整手段の変形例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明を加工機に適用した第3実施例を示す
斜視図である。
【図15】本発明を製造ラインの測定ステーションに適
用した第4実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明を製造ラインに適用した第5実施例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 簡易型三次元測定機 2 高さ調整台座 3 コラム 5 X軸部材 6 Xスライダ 7 Yスライダ 8 Y軸部材 9 Zスライダ 11 Z軸部材 12 測定子 14 機体 17 Y−Z軸カバー 18 Y−Z軸部分組立体 20 第1の角度調整手段 21 固定ピン 22 偏心ピン 23 基準面 24 基準面 25 X−Y軸調整機構 30 第2の角度調整手段 32 第1調整ブロック 35 第2調整ブロック 38 固定ピン 39 偏心ピン 41 基準面 42 基準面 43 Y−Z軸調整機構 44 固定ピン 45 偏心ピン 46 基準面 47 基準面 48 Z−X軸調整機構 50 バランス装置 70 直角基準器 71 側面 72 側面 73 側面 100 移送用収納箱 101 X軸部材部収納箱 106 Y−Z軸部材部収納箱 111 コラム部収納箱 116 外装箱 201 簡易型三次元測定機 205 スライドユニット 208 支持部材 211 支持部材としての移動台車 217 基盤としてのテーブル 221 支持部材としてのコラム 226 基盤としてのテーブル 231 簡易型三次元測定機 233 支持部材としてのコラム 237 基盤としての搬送台

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸部材と、 このX軸部材に摺動自在に支持されるXスライダと、 このXスライダに第1の角度調整手段を介して組み立
    て、分解可能に取り付けられるYスライダと、 このYスライダに対し水平面内において軸方向摺動自在
    に支持されるY軸部材と、 このY軸部材の一端部に第2の角度調整手段を介して取
    り付けられるZスライダと、 このZスライダに対し鉛直面内において軸方向摺動自在
    に係合されるとともに、下端部に測定子が取り付けられ
    るZ軸部材と、 このZ軸部材の重量に見合うバランス力を有するととも
    に、Z軸部材に連結され、かつ、前記Zスライダに固定
    された機体に支持されるバランス装置と、を具備したこ
    とを特徴とする簡易型三次元測定機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の簡易型三次元測定機に
    おいて、前記X軸部材は、所定の支持部材に組み立て、
    分解可能に掛け渡されるとともに、水平面内の所定方向
    に軸線方向を配置されることを特徴とする簡易型三次元
    測定機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の簡易型三次元測定機に
    おいて、前記支持部材は一対のコラムにより構成された
    ことを特徴とする簡易型三次元測定機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機において、前記第1の角度調整手段
    は、少なくともX軸部材とY軸部材との直角度を調整可
    能なX−Y軸調整機構を有するとともに、前記第2の角
    度調整手段は、少なくともY軸部材とZ軸部材との直角
    度を調整可能なY−Z軸調整機構を有し、かつ、第1、
    第2の角度調整手段のいずれか一方には、Z軸部材とX
    軸部材との直角度を調整可能なZ−X軸調整機構が設け
    られていることを特徴とする簡易型三次元測定機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機において、前記第1、第2の角度調整
    手段は、互いに角度調整される隣接した一対の部材の一
    方に所定距離を置いて設けられた二つの基準面と、前記
    一対の部材の他方に設けられた前記二つの基準面の一方
    に当接される固定ピン及び二つの基準面の他方に当接さ
    れる偏心ピンとを備え、偏心ピンの回転により一対の部
    材が角度調整可能にされたことを特徴とする簡易型三次
    元測定機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機において、Y軸部材とZスライダと
    は、第2の角度調整手段の部分で組み立て、分解可能に
    構成されたことを特徴とする簡易型三次元測定機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機において、前記コラムの下面には、高
    さ調整台座が着脱可能に設けられたことを特徴とする簡
    易型三次元測定機。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機において、一本のX軸部材と、Xスラ
    イダ、Yスライダ、Y軸部材、Zスライダ、Z軸部材及
    びバランス装置を組み立てて構成されるスライドユニッ
    トの複数ユニットとを備えて構成されたことを特徴とす
    る簡易型三次元測定機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の簡
    易型三次元測定機を収納する簡易型三次元測定機の移送
    用収納箱であって、 X軸部材及びこのX軸部材に組み付けられたXスライダ
    とが他の部材から分離して収納されるX軸部材部収納箱
    と、 Y軸部材、このY軸部材に組み付けられたYスライダ、
    前記Y軸部材に第2の角度調整手段を介して取り付けら
    れたZスライダ及びこのZスライダに組み付けられるZ
    軸部材を互いに組み付け状態にし、かつ、Y軸部材とZ
    軸部材とを略L字形に位置させたY−Z軸部分組立体、
    並びに、このY−Z軸部分組立体の周囲を覆う略L字形
    に形成されたY−Z軸カバーが、そのL字形の開放側が
    互いに向き合うように配置され、他の部材から分離して
    収納されるY−Z軸部材部収納箱と、 これらの各収納箱を積み重ねて収納する外装箱と、を具
    備したことを特徴とする簡易型三次元測定機の移送用収
    納箱。
  10. 【請求項10】 請求項3ないし8のいずれかに記載の
    簡易型三次元測定機を収納する簡易型三次元測定機の移
    送用収納箱であって、 一対のコラムだけ、あるいは、一対のコラム及び高さ調
    整台座が他の部材から分離して収納されるコラム部収納
    箱と、 X軸部材及びこのX軸部材に組み付けられたXスライダ
    とが他の部材から分離して収納されるX軸部材部収納箱
    と、 Y軸部材、このY軸部材に組み付けられたYスライダ、
    前記Y軸部材に第2の角度調整手段を介して取り付けら
    れたZスライダ及びこのZスライダに組み付けられるZ
    軸部材を互いに組み付け状態にし、かつ、Y軸部材とZ
    軸部材とを略L字形に位置させたY−Z軸部分組立体、
    並びに、このY−Z軸部分組立体の周囲を覆う略L字形
    に形成されたY−Z軸カバーが、そのL字形の開放側が
    互いに向き合うように配置され、他の部材から分離して
    収納されるY−Z軸部材部収納箱と、 これらの各収納箱を積み重ねて収納する外装箱と、を具
    備したことを特徴とする簡易型三次元測定機の移送用収
    納箱。
  11. 【請求項11】 X軸部材と、 このX軸部材に摺動自在に支持されるXスライダと、 このXスライダに第1の角度調整手段を介して組み立
    て、分解可能に取り付けられるYスライダと、 このYスライダに対し水平面内において軸方向摺動自在
    に支持されるY軸部材と、 このY軸部材の一端部に第2の角度調整手段を介して取
    り付けられるZスライダと、 このZスライダに対し鉛直方向において軸方向摺動自在
    に係合されるとともに、下端部に測定子が取り付けられ
    るZ軸部材と、 このZ軸部材の重量に見合うバランス力を有するととも
    に、Z軸部材に連結され、かつ、前記Zスライダに固定
    された機体に支持されるバランス装置と、を具備し、 前記第1の角度調整手段は、少なくともX軸部材とY軸
    部材との直角度を調整可能なX−Y軸調整機構を有する
    とともに、前記第2の角度調整手段は、少なくともY軸
    部材とZ軸部材との直角度を調整可能なY−Z軸調整機
    構を有し、かつ、第1、第2の角度調整手段のいずれか
    一方には、Z軸部材とX軸部材との直角度を調整可能な
    Z−X軸調整機構が設けられている簡易型三次元測定機
    の各軸部材間の直角度調整方法であって、 前記簡易型三次元測定機が設置される位置に対応して配
    置された基盤上に、直角度が精密に設定された直角基準
    器を、前記基盤上面に水平面内の直交する二方向を設定
    可能な状態に配置し、この直角基準器の直交二方向を設
    定する一側面に測定子を接触させながらXスライダをX
    軸部材に沿って移動させ、この移動時のX,Y,Z軸方
    向の測定値のうち、Y軸方向の測定値が変化せずにX軸
    方向の測定値が変化するようになるまで直角基準器の位
    置調整をしてこの一側面とX軸方向とを平行にし、この
    状態で直角基準器を基盤上に固定し、 次いで、この直角基準器の一側面に直交する他側面に測
    定子を接触させながらY軸部材をYスライダに沿って移
    動させ、この移動時のX,Y,Z軸方向の測定値のう
    ち、X軸方向の測定値が変化せずにY軸方向の測定値が
    変化するように第1の角度調整手段のX−Y軸調整機構
    を調整し、調整完了後にX−Y軸調整機構を固定し、以
    下、同様にして、一側面をY軸方向と平行に設置された
    直角基準器のこの一側面に直交する鉛直方向の側面に沿
    って測定子を接触させながらZ軸部材をZスライダに沿
    って移動させ、この移動時のX,Y,Z軸方向の測定値
    のうち、Y軸方向の測定値が変化せずにZ軸方向の測定
    値が変化するように第2の角度調整手段のY−Z軸調整
    機構を調整し、調整完了後にY−Z軸調整機構を固定
    し、 更に、一側面をX軸方向と平行に設置された直角基準器
    のこの一側面に直交する鉛直方向の側面に沿って測定子
    を接触させながらZ軸部材をZスライダに沿って移動さ
    せ、この移動時のX,Y,Z軸方向の測定値のうち、X
    軸方向の測定値が変化せずにZ軸方向の測定値が変化す
    るように第1または第2の角度調整手段に設けられたZ
    −X軸調整機構を調整し、調整完了後にZ−X軸調整機
    構を固定してX,Y,Z各軸部材間の直角度を調整する
    ことを特徴とする簡易型三次元測定機の各軸部材間の直
    角度調整方法。
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