JPH0789495A - 航空機離着陸装置 - Google Patents
航空機離着陸装置Info
- Publication number
- JPH0789495A JPH0789495A JP24222293A JP24222293A JPH0789495A JP H0789495 A JPH0789495 A JP H0789495A JP 24222293 A JP24222293 A JP 24222293A JP 24222293 A JP24222293 A JP 24222293A JP H0789495 A JPH0789495 A JP H0789495A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aircraft
- arch
- wind
- shaped structure
- landing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横風或いは強風の際も航空機が離着陸するこ
とができ、横風用の滑走路を不要とし、狭い面積での飛
行場建設を可能とすると共に、航空機に向かい風を与え
ることができる航空機離着陸装置を提供すること。 【構成】 両端に向けて拡開した開口部9,9´を有す
るアーチ状構造物3を滑走路2に沿って配置し、アーチ
状構造物3の内部に開口部9,9´に向けて送風する送
風装置4を設ける。
とができ、横風用の滑走路を不要とし、狭い面積での飛
行場建設を可能とすると共に、航空機に向かい風を与え
ることができる航空機離着陸装置を提供すること。 【構成】 両端に向けて拡開した開口部9,9´を有す
るアーチ状構造物3を滑走路2に沿って配置し、アーチ
状構造物3の内部に開口部9,9´に向けて送風する送
風装置4を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機が横風等の悪天
候下で離着陸する際に使用する航空機離着陸装置に関す
る。
候下で離着陸する際に使用する航空機離着陸装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】航空機が離着陸する際に横風を受けると
非常に危険なため、従来は互いに交差する2本の滑走路
を造り、風向きに応じて滑走路を選び、機体に横風を受
けないようにしていた。しかし、このような2本の滑走
路を作るには広大な敷地を必要とし、東京近郊のように
地価の高い地域に飛行場を作るのは困難であった。
非常に危険なため、従来は互いに交差する2本の滑走路
を造り、風向きに応じて滑走路を選び、機体に横風を受
けないようにしていた。しかし、このような2本の滑走
路を作るには広大な敷地を必要とし、東京近郊のように
地価の高い地域に飛行場を作るのは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、横風
或いは強風の際も航空機が離着陸することができ、横風
用の滑走路を不要とし、狭い面積での飛行場建設を可能
とすると共に、航空機に向かい風を与えることができる
航空機離着陸装置を提供することにある。
或いは強風の際も航空機が離着陸することができ、横風
用の滑走路を不要とし、狭い面積での飛行場建設を可能
とすると共に、航空機に向かい風を与えることができる
航空機離着陸装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の航空機離着陸装
置は、上記課題を達成するために、両端に向けて拡開し
た開口部を有するアーチ状構造物を滑走路に沿って配置
すると共に、該アーチ状構造物の内部に前記開口部に向
けて送風する送風装置を設ける。
置は、上記課題を達成するために、両端に向けて拡開し
た開口部を有するアーチ状構造物を滑走路に沿って配置
すると共に、該アーチ状構造物の内部に前記開口部に向
けて送風する送風装置を設ける。
【0005】
【作用】送風装置から開口部に向かうの送風によってア
ーチ状構造物の拡開した開口部から進入してくる航空機
に向かい風を与えると共に、アーチ状構造物内によって
外部からの風を遮断する。
ーチ状構造物の拡開した開口部から進入してくる航空機
に向かい風を与えると共に、アーチ状構造物内によって
外部からの風を遮断する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、航空機離着陸装置1は、滑
走路2に沿って配置されると共に航空機が内部を通過出
来るよう両端に向けて拡開した開口部9,9´が形成さ
れたアーチ状構造物3と、アーチ状構造物3の複数箇所
に設置されてアーチ状構造物3の内部から開口部9,9
´に向けて送風する送風装置4とからなる。
に説明する。図1において、航空機離着陸装置1は、滑
走路2に沿って配置されると共に航空機が内部を通過出
来るよう両端に向けて拡開した開口部9,9´が形成さ
れたアーチ状構造物3と、アーチ状構造物3の複数箇所
に設置されてアーチ状構造物3の内部から開口部9,9
´に向けて送風する送風装置4とからなる。
【0007】アーチ状構造物3は、ナイロン等の気密性
の高い可撓性シートを素材とし、航空機の出入が容易と
なるよう、その両端部は中間部よりも大径に形成され、
両側下端に沿ってアンカー取り付け片7が設けられ、両
側面下部には送風装置4に連通する複数の送風口8が穿
設されている。
の高い可撓性シートを素材とし、航空機の出入が容易と
なるよう、その両端部は中間部よりも大径に形成され、
両側下端に沿ってアンカー取り付け片7が設けられ、両
側面下部には送風装置4に連通する複数の送風口8が穿
設されている。
【0008】また、アーチ状構造物3の外面には可撓性
チューブよりなる少数の骨部材5が周方向に沿って一体
に設けられ、骨部材5には空気注入口6が形成され、こ
の空気注入口6を介して空気を注入することにより骨部
材5を膨脹させることができるようになっており、骨部
材5を膨らませて最小限の位置でアーチ状構造物3を自
立させれば、送風装置4が故障等によって停止してもア
ーチ状構造物3が一気に縮小することがなく、アーチ状
構造物3の剛性が高まって、風などの影響により振動し
にくくなる。
チューブよりなる少数の骨部材5が周方向に沿って一体
に設けられ、骨部材5には空気注入口6が形成され、こ
の空気注入口6を介して空気を注入することにより骨部
材5を膨脹させることができるようになっており、骨部
材5を膨らませて最小限の位置でアーチ状構造物3を自
立させれば、送風装置4が故障等によって停止してもア
ーチ状構造物3が一気に縮小することがなく、アーチ状
構造物3の剛性が高まって、風などの影響により振動し
にくくなる。
【0009】送風装置4は風力を調整できる送風機より
成り、航空機が着陸する際には、常に航空機が向かい風
を受けるようになっており、離陸する際には、進入口付
近では航空機の背後の送風装置4の風力を上げて航空機
が追い風を受け、スピードが上昇した後出口付近で向か
い風を受けるようにすることもできる。
成り、航空機が着陸する際には、常に航空機が向かい風
を受けるようになっており、離陸する際には、進入口付
近では航空機の背後の送風装置4の風力を上げて航空機
が追い風を受け、スピードが上昇した後出口付近で向か
い風を受けるようにすることもできる。
【0010】さらに、アーチ状構造物3の外部において
強い横風を受けるときは、アーチ状構造物3の出口付近
に設置された左右の送風装置4の風力を調節して段階的
に外部の風力に近似させ、航空機がアーチ状構造物3か
ら出た時に突然横風を受けることが無いようにすること
も可能である。
強い横風を受けるときは、アーチ状構造物3の出口付近
に設置された左右の送風装置4の風力を調節して段階的
に外部の風力に近似させ、航空機がアーチ状構造物3か
ら出た時に突然横風を受けることが無いようにすること
も可能である。
【0011】この航空機離着陸装置1は、強風あるいは
横風等の際に滑走路2に沿ってアーチ状構造物3を設置
し、骨部材5内部に空気を注入してその箇所で自立させ
ると共に、送風装置4からアーチ状構造物3の内部から
開口部9,9´に向けて送風し、骨部材5間のシートを
内側からの圧力で緊張させることによって張設され、風
向きによって一側の開口部9から他側の開口部9´へ、
又は逆方向に航空機が通過できるようにする。
横風等の際に滑走路2に沿ってアーチ状構造物3を設置
し、骨部材5内部に空気を注入してその箇所で自立させ
ると共に、送風装置4からアーチ状構造物3の内部から
開口部9,9´に向けて送風し、骨部材5間のシートを
内側からの圧力で緊張させることによって張設され、風
向きによって一側の開口部9から他側の開口部9´へ、
又は逆方向に航空機が通過できるようにする。
【0012】なお、航空機離着陸装置1は、不要の場合
は上記と逆の工程によって簡単に撤去することが可能
で、単位長さのアーチを航空機の種類等に応じて複数接
続するようにすると、張設及び撤去が一層容易となる。
また、アーチ状構造物3は内外の気圧差によって張設さ
れているため、骨部材5を必ずしも設ける必要はない。
は上記と逆の工程によって簡単に撤去することが可能
で、単位長さのアーチを航空機の種類等に応じて複数接
続するようにすると、張設及び撤去が一層容易となる。
また、アーチ状構造物3は内外の気圧差によって張設さ
れているため、骨部材5を必ずしも設ける必要はない。
【0013】
【発明の効果】本発明の航空機離着陸装置は、滑走路に
沿って両端に向けて拡開する開口部を有するアーチ状構
造物を配置し、該アーチ状構造物の内部に前記開口部に
向けて送風する送風装置を設けたので、アーチ状構造物
が風を遮って、強風や横風の際にも航空機の離着陸が可
能となり、このため、横風用の滑走路を別に作る必要が
無く、狭い土地にも飛行場を建設することが可能とな
る。
沿って両端に向けて拡開する開口部を有するアーチ状構
造物を配置し、該アーチ状構造物の内部に前記開口部に
向けて送風する送風装置を設けたので、アーチ状構造物
が風を遮って、強風や横風の際にも航空機の離着陸が可
能となり、このため、横風用の滑走路を別に作る必要が
無く、狭い土地にも飛行場を建設することが可能とな
る。
【0014】また、送風装置の風力によって航空機に向
かい風を与えることができ、離着陸時の操縦が容易なも
のとなる。なお、アーチ状構造物を可撓性シートによっ
て構成すると、張設及び撤去作業が簡単で、必要に際し
て迅速に設置し、不要になったら直ちに撤去することが
できる。
かい風を与えることができ、離着陸時の操縦が容易なも
のとなる。なお、アーチ状構造物を可撓性シートによっ
て構成すると、張設及び撤去作業が簡単で、必要に際し
て迅速に設置し、不要になったら直ちに撤去することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す航空機離着陸装置の斜視
図
図
1 航空機離着陸装置 2 滑走路 3 アーチ状構造物 4 送風装置 5 骨部材 6 空気注入口 7 アンカー取り付け片 8 送風口 9,9´ 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に向けて拡開した開口部を有するア
ーチ状構造物を滑走路に沿って配置すると共に、該アー
チ状構造物の内部に前記開口部に向けて送風する送風装
置を設けたことを特徴とする航空機離着陸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24222293A JPH0789495A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 航空機離着陸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24222293A JPH0789495A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 航空機離着陸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789495A true JPH0789495A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17086055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24222293A Pending JPH0789495A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 航空機離着陸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0789495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6811508B1 (ja) * | 2020-08-27 | 2021-01-13 | 株式会社エアロネクスト | 着陸設備 |
CN112874804A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-01 | 兰州有色冶金设计研究院有限公司 | 一种防风航空隧道及其施工方法 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP24222293A patent/JPH0789495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6811508B1 (ja) * | 2020-08-27 | 2021-01-13 | 株式会社エアロネクスト | 着陸設備 |
WO2022044212A1 (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-03 | 株式会社エアロネクスト | 着陸設備 |
CN112874804A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-01 | 兰州有色冶金设计研究院有限公司 | 一种防风航空隧道及其施工方法 |
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