JPH078895U - トロンボーン用保持ベルト - Google Patents
トロンボーン用保持ベルトInfo
- Publication number
- JPH078895U JPH078895U JP4032293U JP4032293U JPH078895U JP H078895 U JPH078895 U JP H078895U JP 4032293 U JP4032293 U JP 4032293U JP 4032293 U JP4032293 U JP 4032293U JP H078895 U JPH078895 U JP H078895U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trombone
- left hand
- ring
- belt
- fasteners
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トロンボーン自体には何等の細工も施す必要
がなく、トロンボーンを安定かつ確実に保持することが
でき、レバーの操作性を向上させる。 【構成】 帯状体2を中央部にて折り返して2つの折り
返し片2A,2Bとし、これら両折り返し片2A,2B
の折り返し側を連結部材3によって互いに連結すること
によりトロンボーンの唄口レシーバ部が挿通される小さ
い輪20を形成する。また両折り返し片2A,2Bの端
部にそれぞれ面ファスナ4,5を取り付け、これら両面
ファスナ4,5の結合によって両折り返し片2A,2B
の端部を分離可能に連結することにより、左手が差し込
まれる大きな輪22を形成する。
がなく、トロンボーンを安定かつ確実に保持することが
でき、レバーの操作性を向上させる。 【構成】 帯状体2を中央部にて折り返して2つの折り
返し片2A,2Bとし、これら両折り返し片2A,2B
の折り返し側を連結部材3によって互いに連結すること
によりトロンボーンの唄口レシーバ部が挿通される小さ
い輪20を形成する。また両折り返し片2A,2Bの端
部にそれぞれ面ファスナ4,5を取り付け、これら両面
ファスナ4,5の結合によって両折り返し片2A,2B
の端部を分離可能に連結することにより、左手が差し込
まれる大きな輪22を形成する。
Description
【0001】
この考案は、トロンボーン用保持ベルトに関する。
【0002】
スライド楽器として知られるトロンボーンは、演奏するために座奏、立奏のい ずれの時も、右手でスライド外管支柱を把持してスライド外管を伸縮させるため 、左手のみで楽器本体を支えなければならない。そのため、特に重量のあるF付 きTrbや更に重いバスTrbトロンボーンにおいてはF管のレバーを作動させ なければならない左手親指および人差し指の自由度を奪う結果となる。この傾向 は指の短い人、成長過程にある子供(手が小さい)ほど顕著である。
【0003】
上記したように従来は左手でトロンボーンのスライド中管支柱を把持して楽器 本体を支えなければならないため、持ち難く長時間持てない、汗で滑る、F管レ バーの操作性が悪いなどの不都合があった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、楽器本体には何等の細工を施すことなく、楽器本体を 安定かつ確実に保持することができ、レバーの操作性を向上させるようにしたト ロンボーン用保持ベルトを提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するためこの考案に係るトロンボーン用保持ベルトは、楽器本 体に引っ掛けられる輪と手が差し込まれる輪とを有する帯状体からなり、手が差 し込まれる輪は楽器本体に引っ掛けられる輪に比べて大きくて止着手段を含み、 かつ開放自在で、大きさの調節が可能である。
【0006】
この考案において、ベルトは大小2つの輪を形成する帯状体からなり、小さな 輪に唄口レシーバ部が挿通されることでトロンボーンに引っ掛けられ、大きな輪 に左手が通されることでトロンボーンと左手を連結する。止着手段は帯状体の両 端を分離可能にかつ長さ調整自在に連結し、手が通される大きな輪を形成する。
【0007】
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1はこの考案に係るトロンボーン用保持ベルトの一実施例を示す斜視図、図 2は同ベルトの使用状態を示す手の平側から見た図、図3は同ベルトの使用状態 を示す手の甲側から見た図である。これらの図において、トロンボーン用保持ベ ルト1は、略中央にて折り返された帯状体2と、帯状体2の各折り返し片2A, 2Bの折り返し部付近を連結するリベット等の連結部材3と、帯状体2の両端、 すなわち各折り返し片2A,2Bの連結部材3側とは反対側端部にそれぞれ取り 付けられた止着手段としての面ファスナ4,5とで構成されている。 なお、図2および図3において、6はトロンボーン、7は唄口レシーバ部(上 停止帯管)、8は唄口(マウスピース)、9はスライド外管、10はスライドレ シーバー(継手外管)、11は下停止帯管、12は継手ねじ、13は補助管、1 4はスライド中管支柱、15はスライド外管支柱、16はウオータキーである。
【0008】 帯状体2は皮革、樹脂等からなり、出来上がり寸法が例えば270mm(展開 長さ540mm)で、厚みt=1.5mm、両端部の幅D1 =25mm、中央部 の幅D2 =10mm程度とされる。
【0009】 リベット3は両折り返し片2A,2Bをその面内にて相対回動自在に連結し、折 り返し部側に唄口レシーバ部7が挿通される小さな輪20を形成している。
【0010】 面ファスナ4,5は衣類等に広く用いられている従来周知のもので、一方の面 ファスナ4が可撓性を有する支持体の表面に多数の鍵(鉤)状体を設けて構成さ れ、他方の面ファスナ5が同じく可撓性を有する支持体の表面に多数のループを 設けて構成されており、これら両面ファスナ4,5を重ね合わせると鍵(鉤)状 体がループに引っ掛かって両支持体、言い換えれば面ファスナ4,5を互いに分 離可能に結合することができ、これによって両折り返し片2A、2Bの端部が互 いに分離可能に連結され、前記小さな輪20より大きく奏者の左手21が差し通 される開放可能な輪22が形成される。また、これらの面ファスナ4,5はベル ト1の長手方向にずらして結合することで輪22の大きさを手の大きさに合わせ て自由に調整することができる。面ファスナ4,5の大きさとしては、例えば長 さが79.5mm、幅22mm程度で、一方の面ファスナ4は折り返し片2Aの 表面側に取り付けられ、他方の面ファスナ5は折り返し片2Bの裏面側に取付け られている。これは使用時の両折り返し片2A,2Bの捩れを防止するためであ る。
【0011】 上記構成からなるトロンボーン用ベルト1を使用する場合は、図2および図3 に示すように小さい輪20にトロンボーン6の唄口レシーバ部7を挿通してベル ト1をトロンボーン6に引っ掛け、一方の折り返し片2Aを左手側とは反対側よ りスライドレシーバ10の下側をくぐらせて表面をスライドレシーバ10の下面 に添接し、左手21の人差し指23の付け根部を巻くようにして先端部を左手2 1の甲側に導き、他方の折り返し片2Bを左手側とは反対側より下停止帯管11 の下をくぐらせて裏面を下停止帯管11の下面に添接し、左手21の小指24の 付け根部を巻くようにして先端部を左手の甲側に導き、面ファスナ5を面ファス ナ4に押し付けると、これら両面ファスナ4,5が互いに結合するため、左手2 1をしっかりとトロンボーン6に結合させることができる。また、予め両ファス ナ4,5を結合して大きい輪22を形成した後小さい輪20に唄口レシーバ部7 を通し、左手側とは反対側より大きい輪22をスライドレシーバ10および下停 止帯管11の下をくぐらせて左手側に導き、この部分に左手21の親指を除く他 の4本の指を下から通して両面ファスナ4,5を左手21の甲に密接させるよう にしてもよい。 このようにベルト1によってトロンボーン6と左手21を連結すると、左手全 体でトロンボーン6を支えるため、スライド中管支柱14を指でしっかり把持す る必要がなく、親指21と人差し指23の自由度を増大させることができる。し たがって、長時間演奏を可能にすると共にレバー操作が容易で、特にF付きTr bトロンボーン等に使用して好適である。また、ベルト1は構造が簡易であるば かりでなく、トロンボーン6に対する取付、取外作業がきわめて簡単かつ容易で 、トロンボーン6自体には何等の細工を施す必要もない。
【0012】 なお、上記実施例は止着手段として面ファスナ4,5を用いたが、本考案はこ れに何等特定されるものではなく、釦、ホック等を用いてもよいことは勿論であ る。
【0013】
以上説明したようにこの考案に係るトロンボーン用保持ベルトは、帯状体によ って大きさの異なる2つの輪を形成し、小さい方の輪にトロンボーンの唄口レシ ーバ部を挿通し、大きい方の輪に左手を通してトロンボーンと左手を連結するよ うに構成したので、左手全体でトロンボーンをしっかり把持していなくてもトロ ンボーンの脱落事故を防止することができ、指の負担を軽減することができる。 その結果、左手の親指と人差し指の自由度が増大するため指の短い人や手の小さ い子供でも、F管レバーの操作が容易となり、良好に演奏することができる。ま た、ベルトは構造が簡単で安価に提供することができるばかりか、トロンボーン に対する取付、取外作業も簡単かつ容易であり、その上止着手段によって左手が 通される輪の大きさを手の大きさに合わせて自由に調整することができるため、 左手とトロンボーンをしっかりと結合させることができ、安定かつ確実な保持を 得ることができる。
【図1】この考案に係るトロンボーン用保持ベルトの一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】同ベルトの使用状態を示す手の平側から見た図
である。
である。
【図3】同ベルトの使用状態を示す手の手の甲側から見
た図である。
た図である。
1 トロンボーン用ベルト 2 帯状体 3 連結部材 4 面ファスナ 5 面ファスナ 6 トロンボーン 7 唄口レシーバ部 8 マウスピース 20 小さい輪 21 左手 22 大きい輪
Claims (1)
- 【請求項1】 楽器本体に引っ掛けられる輪と手が差し
込まれる輪とを有する帯状体からなり、手が差し込まれ
る輪は楽器本体に引っ掛けられる輪に比べて大きくて止
着手段を含み、かつ開放自在で、大きさの調節が可能で
あることを特徴とするトロンボーン用保持ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032293U JP2582775Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トロンボーン用保持ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4032293U JP2582775Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トロンボーン用保持ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078895U true JPH078895U (ja) | 1995-02-07 |
JP2582775Y2 JP2582775Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12577378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4032293U Expired - Lifetime JP2582775Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トロンボーン用保持ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582775Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4730810B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2011-07-20 | 秀夫 渡辺 | 指強化具 |
JP4730816B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-07-20 | 秀夫 渡辺 | 指強化具 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP4032293U patent/JP2582775Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4730810B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2011-07-20 | 秀夫 渡辺 | 指強化具 |
JP4730816B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-07-20 | 秀夫 渡辺 | 指強化具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2582775Y2 (ja) | 1998-10-08 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532 |
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