JPH0788123A - 義歯床適合検査法 - Google Patents

義歯床適合検査法

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JPH0788123A
JPH0788123A JP25772093A JP25772093A JPH0788123A JP H0788123 A JPH0788123 A JP H0788123A JP 25772093 A JP25772093 A JP 25772093A JP 25772093 A JP25772093 A JP 25772093A JP H0788123 A JPH0788123 A JP H0788123A
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JP
Japan
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denture
denture base
inspection
dental plate
diluent
Prior art date
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JP25772093A
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English (en)
Inventor
Tadashige Kamemizu
忠茂 亀水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMEMIZU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
KAMEMIZU KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無圧の状態から咬合圧が加わった状態までの
あらゆる状況でこの適合検査を可能にする。 【構成】 義歯床粘膜面に常温硬化型シリコーン系材料
を塗布した後口腔内に装着し、前記材料を硬化させ、義
歯床粘膜面に形成された被膜の厚さから、口腔粘膜と義
歯床粘膜面との適合状態、及びとくに強く当たっている
箇所の検査を行なう義歯床適合検査法において、まず、
前記材料に希釈剤を添加し、流動性を高め粘度を低くし
た材料で前記検査を行ない、その後、前記希釈剤の添加
量を順次低減し、流動性を低くし粘度を高くしていった
材料で繰り返し前記検査を実施していくことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、義歯床粘膜面と口腔粘
膜との適合状態を正確に検査する義歯床適合検査法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会の到来により、義歯装着者の
数は年々増加の一途をたどっており、義歯に対する重要
度、関心度は増々高まってきている。しかし、現状にお
いて、使用している義歯に十分満足している患者は意外
と少ないものである。すなわち多くの患者は、義歯に対
し、はずれる、噛めない、痛い等の不満を持っている。
【0003】このような義歯の不適合を生み出す要因と
しては、印象採得時の変形、義歯床製作時の変形、
顎堤の経年変化があげられる。 印象採得時の変形 顎堤粘膜の厚さは、各部位において均一ではなく、被圧
縮性が異なるため、加圧時の粘膜の沈下量はそれぞれの
部位によって異なる。そのため、使用する印象材の特性
(流動性、粘度)によって印象面の形態は異なってく
る。
【0004】例えば、流動性の高い粘度の低い材料で印
象採得した場合、粘膜の静的な状態が形態学的に印象さ
れる。しかし、この印象面を基に作製された義歯を装着
した場合、たとえば安静な状態下では適合していても、
咬合圧が加わると、粘膜の厚みが薄く、沈下量の少な
い、いわゆる被圧縮性の少ない部位が支持点となり、粘
膜が厚く、沈下量の大きい、いわゆる被圧縮性の大きい
部位は沈下できず、不等沈下が生じる。そして、前者の
支持点が疼痛点となったり、義歯脱落の原因となる。
【0005】一方、流動性の低い粘度の高い印象材を用
いた場合、粘膜が加圧された状態の印象が採得される。
しかし、この場合、実際の様々な機能時の加圧状態を、
一度の印象採得時に正確に模写することは不可能に近
く、従って、このような印象に基づいて作られた義歯
は、窮屈で締め付けるような義歯になり、たとえある加
圧時には良く適合したとしても、違った加圧条件下では
適合しない場合が起こり、また、粘膜組織は加圧されて
歪んだ場合でも、圧が開放されると元の状態に戻ろうと
するため、義歯をはね返す現象が生じ、安静時には適合
しなくなることも起こり得る。
【0006】また、前記の問題を解決する方法として、
流動性の異なる印象材を部位に応じて使い分ける、いわ
ゆる選択加圧印象法も提案されているが、この方法にお
ける圧の選択、配分のコントロールは、意図的に機能圧
下における粘膜組織の沈下状態を想定、模写する方法で
あり、これは術者自身の手指によるトレーの口腔内固
定、保持により行なわれるもので、実際の義歯使用下に
おける機能圧によるものではない。従って、この場合で
も実際の機能時の加圧状態を正確に模写することはでき
ない。
【0007】このように、印象材の種類、特性により印
象面は異なり、また、同じ印象材を用いた場合でも、機
能を営みながら採得した印象(機能印象)と術者がチェ
アーサイドで採得した印象(静的印象)とでも、得られ
た印象面は微妙に異なる。従って、それに基づいて作製
した義歯床も、異なった粘膜面形状のものが出来上が
る。
【0008】義歯床製作時の変形 現在行なわれている義歯床の製作法は、印象採得→石膏
作業模型作製→ベースプレートの作製→ロウ堤の作製→
咬合採得→咬合器装着→人工歯配列→歯肉形成→ロウ義
歯の試適→埋没→流ロウ→レジン填入→重合硬化(冷却
固化)→取り出し→仕上げ研磨という極めて多くの、し
かも独立したステップからなり、その間のわずかな誤差
によっても寸法変化が生じる。
【0009】また、かりに上述した各プロセスが全くミ
スなく実施されたとしても、成形時の義歯床用材料の収
縮は避けられず、従って義歯床の寸法変化、歪みは必然
的に発生する。
【0010】義歯床を製作するための材料としては、現
在のところ熱硬化型アクリルレジンが最も一般的であ
り、また、最近ではポリカーボネートやポリサルフォン
等の熱可塑性樹脂も使用されるようになってきている。
【0011】これらのうち、前者のアクリルレジンの場
合、重合反応に伴って生ずる収縮(重合収縮)と、加熱
→冷却に伴って生ずる収縮(熱収縮)の2つの要素が加
わるため、成形後の義歯床は大きく変形する。
【0012】また、後者の熱可塑性樹脂の場合、重合収
縮はないものの、高温度に加熱溶融するため、冷却後の
熱収縮が大きくなり、やはり、成形後の義歯床は大きく
変形する。さらに、この際に発生する収縮は、全体的に
均一に生じるものではなく、人工歯や石膏模型の歯槽突
起に収縮が抑制されること等から複雑な収縮形態をと
り、義歯床の変形はよりいっそう助長される。
【0013】このように、現状においては、口腔粘膜と
の適合が優れた、真に機能的な義歯床を作製することは
極めて困難なことであり、それが、義歯装着者の多く
が、使用している義歯に十分満足出来ない大きな理由と
なっている。
【0014】顎堤の経年変化 新義歯の装着当初は維持安定の良好な義歯床であって
も、経年的には増齢に伴い顎骨の吸収が進行して適合不
良となる。義歯床の適合が悪いと、義歯床の維持、安定
を悪くし、疼痛が起こり、また、骨吸収、潰瘍あるいは
義歯性線維腫を引き起こす原因ともなる。義歯床の不適
合により、このような現象が惹起するのは、上下顎堤粘
膜の厚さがそれぞれの部位によって異なり、決して一様
ではないためである。
【0015】すなわち、粘膜には粘弾性があり、咬合す
ることによって義歯床は粘膜面に徐々に沈下するが、粘
膜の厚さが薄い部位ではその沈下量も少なく、結果的に
力の集中が起こり、咬合時に強く義歯床に圧迫され、咬
合圧や義歯床の動揺による外圧が許容範囲を越えると疼
痛の原因となる。
【0016】粘膜の厚さとは直下の歯槽骨あるいは顎骨
との距離をいい、その厚さの変化は歯槽骨の変化と密接
に関係している。顎骨の形態は次の理由により起伏の激
しいものとなるため、増々義歯床は均一な適合がはかり
にくく、動揺しやすいものとなる。
【0017】1.抜歯に伴い歯槽骨が吸収し、歯が残存
している部分の歯槽堤と高さに違いが生じる。 2.歯槽膿漏になると、歯根軸の方向に高度の骨吸収が
起こり、歯槽堤はいびつになる。 3.加齢による廃用萎縮や閉経後の骨粗鬆症による骨吸
収によって顎堤の形態が変わり、歯槽堤はいびつにな
る。
【0018】上記のような歯槽骨の変化に伴い、粘膜の
厚さは部位によってかなりの相違を示し、そのため、動
揺の激しくなった義歯を長期間装着することによって、
顎骨の吸収や義歯性線維腫等が発生する。
【0019】このような状況に陥ることを避けるために
は、適合検査材を用いて粘膜との適合状態を検査し、そ
れに基づき、義歯床粘膜面を修正することが必要とな
る。従来、義歯床の適合検査材としては、非反応性のク
リーム状材料と、常温硬化性を有するペースト状材料の
2つのタイプのものがある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記クリーム状
の材料は、疎水性の油脂の中に白色の顔料を練り込んだ
ものであり、その使用方法は、材料をハケで義歯床粘膜
面に塗布し、口腔内に装着後ただちに口腔内から撤去
し、適合状態を調べるというものである。この場合、強
く加圧された部位は、ハケ面が乱れ、床の下地が露出す
るため、その部分をバーで削除し緩圧を試みる。このタ
イプの検査材としてはプレッシャー・インディケーター
・ペースト(MIZZY社)が知られている。
【0021】このクリーム状の検査材を用いる方法で
は、義歯床を口腔内へ挿入する際に、塗布したクリーム
面が口腔内組織に誤って接触する場合があり、触れた個
所はハケ面が乱れるため、誤った判定を下す結果とな
る。また、この材料は全く流動性がなく、義歯床と粘膜
面の隙間に流れ込むことがないため、義歯床と口腔粘膜
の適合状態を立体的に捕らえることができない。
【0022】一方、常温硬化型のペースト状の材料とし
ては、シリコーン系、及びポリエーテル系の材料があ
り、これらはいずれもベースペーストとキャタリストペ
ーストを、使用時に混合して用いる。使用法としては、
混合物を義歯床粘膜面に塗布した後口腔内に装着し、そ
のまま口腔内で硬化させるというものである。このタイ
プの材料は、使用時には流動性を有し、義歯床と粘膜の
隙間に流れ込むことができるため、適合状態を立体的に
とらえることが可能となる。
【0023】しかし、従来のこのタイプの材料は、流動
性、粘度が一定であるため、義歯床試適の際、一定の圧
で義歯床下粘膜面を流れることになり、従って、その材
料固有の流動性、及び粘度に対応した粘膜の沈下状態で
しかとらえることができない。
【0024】例えば、用いた検査材の流動性が低く、粘
度が高い場合、軟弱な義歯床下粘膜面の”あたり”の確
認ができず、強くあたる部分にマスキングされてしま
う。一方、材料の流動性が高く、粘度が低い場合、咬合
圧が加わった場合の“あたり”の識別ができず、機能時
の適合状態を判定することは不可能である。
【0025】本発明は、従来の前記適合検査の問題点に
留意し、無圧の状態から咬合圧が加わった状態までのあ
らゆる状況下での適合検査が可能となる義歯床適合検査
法を提案することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、義歯床粘膜面に常温硬化型シリコーン系
材料を塗布した後口腔内に装着し、前記材料を硬化さ
せ、義歯床粘膜面に形成された被膜の厚さから、口腔粘
膜と義歯床粘膜面との適合状態、及びとくに強く当たっ
ている箇所の検査を行なう義歯床適合検査法において、
まず、前記材料に希釈剤を添加し、流動性を高め粘度を
低くした材料で前記検査を行ない、その後、前記希釈剤
の添加量を順次低減し、流動性を低くし粘度を高くして
いった材料で繰り返し前記検査を実施していくことを特
徴とするものである。
【0027】
【作用】前記のように構成された本発明の義歯床適合検
査法は、常温硬化型シリコーン系材料に、まず、希釈剤
を適当量添加し、流動性の高い粘度の低い材料で検査を
行なうことにより、微弱な加圧下での適合状態が判定で
きる。すなわち、菲薄な粘膜部分に該当する義歯床粘膜
面では、検査材の被膜が薄くなり、下地が透過して見え
るため、その部分を削除して緩圧を行なう。
【0028】次に、希釈剤の添加量を前回より減らし、
流動性を低く粘度を高く調製した材料で同様の検査を行
なうことにより、粘膜が前回よりも加圧された状態での
適合状態がチェックでき、前回と異なった部位にあたり
が現われる。
【0029】次いで希釈剤の量を減らし、材料の流動性
をさらに低下させた材料で同様の検査を繰り返すことに
より、より強い咬合圧が加わった場合の適合状態の検査
が可能となる。
【0030】このように、材料の流動性、粘度を順次変
えて適合検査を行ない、義歯床粘膜面の強く当たってい
る部位をバーで削除し、緩圧することにより、最終的に
は義歯の顎堤に対する咬合圧を均等に粘膜負担するよう
調製することが可能となり、これにより義歯装着者は、
咀嚼、会話等の機能時においても、痛い、動揺する等の
トラブルが回避でき、快適な生活を取りもどせるととも
に、従来の義歯装着者においてしばしばみられた顎骨の
吸収や義歯性線維腫の発生も防止できる。
【0031】
【実施例】本発明の義歯床適合検査法に用いる適合検査
材としては、常温硬化型のシリコーンが最も適してい
る。シリコーンとしては、縮重合型と付加重合型とがあ
るが、寸法精度が良く、ベースとキャタリストを等量で
混合出来る等の理由から付加重合型の方が好ましい。
【0032】この場合、ベースペーストとしてはビニル
ポリジメチルシロキサン、ヒドロジェンポリジメチルシ
ロキサンのシリコーンに二酸化ケイ素、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム等の無機フィラーを充填し、混練した
ものが相当する。
【0033】また、キャタリストペーストとしては、ビ
ニルポリジメチルシロキサンに二酸化ケイ素、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム等の無機フィラー及び重合触媒と
しての塩化白金酸を添加し、混練したものが該当する。
【0034】このベースペーストとキャタリストペース
トは、ほぼ同程度の粘度に調製することが好ましく、ま
た、両成分を等量混合するように調製することが取り扱
いの面から好ましい。ベースペーストとキャタリストペ
ーストは両成分を混合した後の稠度が30〜40mm(J
IS T−6513)の範囲であることが必要である。
また、混合後の材料は口腔内で1〜10分の範囲内に硬
化することが必要である。
【0035】一方、希釈剤は、ペーストの流動性を高
め、粘度を低減することを目的とするものであり、一般
のポリジメチルシロキサンが使用出来るが、添加による
硬化時間の遅延、物性の低下を防止する意味から、反応
性を有するビニルポリジメチルシロキサン、あるいはヒ
ドロジェンポリジメチルシロキサンを用いることが好ま
しい。本目的に使用する希釈剤としては、その粘度が1
00〜2000CPs の範囲のものが適している。
【0036】使用方法としては、例えばベースペース
ト、キャタリストペーストそれぞれ1mlに対して希釈剤
0.3mlを添加し、調製したものを、第一回目の検査用
に使用し、以後その添加量を0.2ml、0.1mlと減ら
していき、最後は希釈剤を添加しない材料で検査を行な
う。
【0037】ただし、前記した希釈剤の添加量は一つの
例として挙げただけであり、必ずしもそのようにする必
要はない。すなわち、患者の顎堤粘膜の状態等に応じて
適宜添加量を調整すれば良い。
【0038】(実験例)粘度が1000CPs のビニルポ
リジメチルシロキサン52.0重量部、粘度が30CPs
のヒドロジェンポリジメチルシロキサン10.0重量
部、炭酸カルシウム38.0重量部をニーダーで1時間
混練し、ベースペーストを調製した。
【0039】粘度が10000CPs のビニルポリジメチ
ルシロキサン55.0部、炭酸カルシウム45.5重量
部、塩化白金酸0.5重量部をニーダーで1時間混練
し、キャタリストペーストを調製した。なお、ベースペ
ーストとキャタリストペーストを等量混合した材料の稠
度を測定したところ、36mmであった。
【0040】ベースペースト、キャタリストペーストの
それぞれ1mlづつを練和紙上にとり、希釈剤として粘度
1000CPs のビニルポリジメチルシロキサン0.3ml
を加え、15秒間練和した。混合物を義歯床粘膜面に塗
布し、口腔内に挿入して咬合させた。2分後、口腔外に
撤去し、適合試験材の被膜が周囲よりも薄く、下地の義
歯床面が露出している個所をラウンドバーで少し削除し
て緩圧した。
【0041】次に、再度ベースペーストとキャタリスト
ペーストを各1mlづつ練和紙上に採り、上記希釈剤0.
2mlを加えて練和し、上記と同様の操作を繰り返した。
さらに、ベースペーストとキャタリストペーストを各1
mlづつ練和紙に採り、希釈剤を加えることなく、練和
し、同様の操作を繰り返した。このようにして、検査、
調整した義歯床を装着した場合、安静時の適合は良好で
あり、また、食事をしても動揺する、痛い等の問題は全
く発生しなかった。
【0042】(比較例)前記実験例で示した希釈剤を
0.3ml添加した材料のみで一回適合検査を行ない、調
整した義歯床を装着したところ、安静時の適合は良好で
あったものの、咬合時に部分的に痛みが生じた。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の義
歯床適合検査法は、常温硬化型シリコーン系材料に、ま
ず、希釈剤を適当量添加し、流動性の高い粘度の低い材
料で検査を行なうため、微弱な加圧下での適合状態が判
定でき、その後、希釈剤の添加量を前回より減らし、流
動性を低く、粘度を高く調製した材料で繰返し検査を行
なうため、粘膜が前回よりも加圧された状態での適合状
態がチェックでき、前回と異なった部位のあたりの検査
ができ、最終的には義歯の顎堤に対する咬合圧を均等に
粘膜負担するよう調製することが可能となり、これによ
り義歯装着者は、咀嚼、会話等の機能時においても、痛
い、動揺する等のトラブルが回避でき、快適な生活を取
りもどせるとともに、従来の義歯装着者においてしばし
ばみられた顎骨の吸収や義歯性線維腫の発生も防止する
ことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 義歯床粘膜面に常温硬化型シリコーン系
    材料を塗布した後口腔内に装着し、前記材料を硬化さ
    せ、義歯床粘膜面に形成された被膜の厚さから、口腔粘
    膜と義歯床粘膜面との適合状態、及びとくに強く当たっ
    ている箇所の検査を行なう義歯床適合検査法において、 まず、前記材料に希釈剤を添加し、流動性を高め粘度を
    低くした材料で前記検査を行ない、その後、前記希釈剤
    の添加量を順次低減し、流動性を低くし粘度を高くして
    いった材料で繰り返し前記検査を実施していくことを特
    徴とする義歯床適合検査法。
JP25772093A 1993-09-21 1993-09-21 義歯床適合検査法 Pending JPH0788123A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242322A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Gc Corp 歯科用シリコーン系適合試験材組成物
WO2023139905A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 株式会社ジーシー 歯科用適合試験材組成物

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