JPH0787847B2 - 体壁保持具 - Google Patents

体壁保持具

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JPH0787847B2
JPH0787847B2 JP17653087A JP17653087A JPH0787847B2 JP H0787847 B2 JPH0787847 B2 JP H0787847B2 JP 17653087 A JP17653087 A JP 17653087A JP 17653087 A JP17653087 A JP 17653087A JP H0787847 B2 JPH0787847 B2 JP H0787847B2
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浩二 下村
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は腹腔内等に穿刺針を穿刺する際等に用いられる
体壁保持具に関する。
[従来の技術] 近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、切
開を必要とすることなく体腔内の患部等を診断したり、
必要に応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広
く用いられるようになった。
上記内視鏡は、例えば腹部の内部の検査に対しては、腹
壁に、硬性内視鏡の挿入部を挿入するための穿刺孔を設
けることが一般的に行われる。
上記穿刺孔は、穿刺針の穿刺により形成されるが、穿刺
針は先端が尖っているため、そのまま穿刺すると、腹壁
内側の臓器を傷つけてしまう危険性があるため、従来は
穿刺針を腹壁に穿刺するに際し、腹壁を手でつかみ上げ
て、腹壁と臓器との間に空間をつくり出してから行って
いた。また、これの改良したものとして、例えば米国特
許4,633,865号の如く、腹壁保持具を腹壁表皮に密着さ
せ、腹壁保持具と腹壁表皮との空間を真空ポンプに真空
にして、腹壁保持具内に腹壁を吸引し、持ち上げる従来
例がある。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来例は、腹壁保持具の構造が複雑な上に、真空ポ
ンプのような大がかりな装置が必要となり、高価にな
る。また、携帯に適さないため、使用場所が制約される
という欠点がある。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、簡単
な構造で、且つ安価にでき、使用場所にも左右されつこ
とのない体壁保持具を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明では縫合針による糸等で体壁に固定させる固定手
段を複数個有する体壁固定部と、この体壁固定部に設け
られ、穿刺針挿入の際にガイドとなる穿刺針挿入部と、
体壁固定部に設けられ、体壁を引き上げる際の握りとな
る把持部とを設けることにより、簡単な構造で且つ使用
場所に制約されることなく安価でしかも確実に体壁固定
部を体壁に固定できるようにしてある。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の斜視図、第2図は第1実施例の断面
図、第3図は腹壁に固定した第1実施例を示す斜視図、
第4図は第1実施例が固定された腹部を示す断面図、第
5図は第4図の状態で把持部を持ち上げて穿刺針を刺入
できる状態にした様子を示す説明図、第6図は気腹ガス
を送気した腹壁内側を膨らませた状態を示す説明図であ
る。
第1図及び第2図に示すように第1実施例の体壁保持具
1は生体の壁面等に密着させるための金属円板等からな
る体壁固定部2と、この体壁固定部2の円板中央に立設
され、気腹針等の針挿入のガイドとなるガイド孔3が設
けられた金属製パイプからなる把持部4とから構成され
ている。
上記体壁固定部2は、円板の外周近傍に複数個の孔5,
…,5が設けてあり、第3図に示すように各孔5に縫合糸
6を通して人体の腹壁7等に体壁固定部2の裏面を密着
固定できるようにしてある。
上記把持部4は下端が体壁固定部2の中心孔に嵌合さ
せ、嵌合部分をろう付け等で固着してあり、この把持部
4の頂部には金属製の円板状のフランジ8がろう付けで
固着して把持した場合のストッパを形成してある。この
フランジ8が取付けられた頂部側のガイド孔3の開口端
が気腹針等の挿入口9となる。
このように構成された第1実施例の体壁保持具1を用い
て気腹針を挿入する作用を説明する。
上記第1実施例の体壁保持具1の体壁固定部2の裏面を
患者の腹に押し付け密着させ、この状態で縫合針を用い
て体壁固定部2の外周近くに設けた各孔5と、該各孔5
の外周側の腹部とに縫合糸6を通し、第3図又は第4図
に示すように腹壁7に保持具1を固定する。次に把持部
4を手で把持し、持ち上げると臓器10に当接していた腹
壁7が引き上げられ、第5図に示すように臓器10と腹壁
7部分とに空間ができる。この状態で、第5図に示すよ
うに気腹針11を挿入口9に入れ、ガイド孔3内を通して
腹壁7に刺入し、腹壁7内側まで貫通させる。その後こ
の気腹針11の後端側に設けたコックを開き、チューブを
介して気腹用ガスを送気し、気腹針11の中空部を通して
針先端から腹壁7内部に送り込み、第6図に示すように
腹壁7の内部を気腹ガスで膨らませる。
その後、上記保持具1を取り外して、上記気腹針11の代
りに硬性内視鏡を挿入し、腹壁7内側の臓器10等を観察
することができるし、鉗子等で生検し、詳しく調べた
り、また必要に応じて処置具による治療処置等を行うこ
とができる。
この第1実施例は構造が簡単であり、且つ低コストで実
現できるし確実に固定できる。また、小型であり、携帯
に適するし、設置のためのスペースも小さくて済み、使
用場所に製作されない。
第7図は本発明の第2実施例の体壁保持具21を示す。
この第2実施例の体壁保持具21は第1実施例の体壁保持
具1において、把持部4の外表面をテーパ状に太くした
部分と細くした部分とを設けた凹凸部22を形成した把持
部23にしてある。その他は上記第1実施例と同様であ
る。この実施例の作用効果は上記第1実施例とほぼ同様
である他に、凹凸部22によって把持した手が滑ることな
く持ち上げることができ、操作を行い易い。
尚、第7図に示す凹凸部22の代りに、ローレットを設け
たり、ねじを形成したりしても良い。
第8図は本発明の第3実施例を示す。
この第3実施例の体壁保持具31では、上記第1実施例の
体壁保持具1において、把持部4を形成するパイプの外
側にU字状のハンドル部32を設けた把持部33にしてい
る。この場合にはフランジ8を設けてもよい。その他は
上記第1実施例と同様であり、その作用効果もほぼ同様
のものとなる。
第9図は本発明の第4実施例を示す。
この第4実施例の体壁保持具41は上記第1実施例におい
て、把持部4を形成するパイプの他に、例えば2箇所の
U字状ハンドル42,42を立設して、これらハンドル42,42
で把持部43を形成している。尚、パイプにはフランジ8
を設けてないが、設けたものにしても良い。
その他は上記第1実施例と同様であり、同符号で示して
ある。
この第4実施例の作用効果は上記第1実施例とほぼ同様
のものとなる。
第10図は本発明の第5実施例を示す。
この第5実施例の体壁保持具51は、上記第1実施例が縫
合糸6で腹壁7等に固定していたのに対し、金属製のフ
ック52を用いて固定するようにしている。
このフック52は、第11図(a)に示すようにリング状に
なっているが、このリングは枢支部53で互いに逆方向に
回転させることにより、第11図(b)に示すように2つ
の半円形を開くことができる。
上記フック52を用いて体壁固定部2を腹壁7に固定する
場合には、第11図(b)に示すように2つの半円状に開
いた状態のフック52を孔5に通して腹壁7に穿刺し、半
円状ないしはU字状に貫通させた後、フック52を同図
(a)に示すように元のリングに戻すことにより簡単な
操作で行うことができる。
その他は上記第1実施例と同様の構成である。
第12図及び第13図は本発明の第6実施例を示す。
この第6実施例の体壁保持具61は、第1実施例におい
て、縫合糸6の代りに固定具62を用いたものにしてあ
る。
即ち、上記第1実施例における孔5の代りに、第13図に
示すように裏面側が段差状に拡径となる凹部63を有する
ねじ孔64を形成し、このねじ孔64に螺合にするねじを有
し、凹部63内で拡径となるフランジ部にコイル65の基部
を取付けた摘み66を取付けて固定具62を形成している。
フランジ部に固着したコイル65の下端は鋭利にして腹壁
7等に刺入し易くしてある。
しかして、摘み66を回動して凹部63内のコイル65を下方
に押し下げることにより、丁度コイル栓ぬきのような操
作により腹壁7内にコイル62をねじ込めるようにして、
体壁固定部2を腹壁7に固定できるようにしてある。
第14図は本発明の第7実施例を示す。
この第7実施例の体壁保持具71はある程度の肉厚を有す
る円板状の体壁固定部2′の側部外周の数箇所に第15図
に示すようにねじ孔72を形成し、体壁固定具73を取付け
ている。
上記体壁固定具73は、体壁固定部の2′の側部外周に対
向する挾持片74と、この挾持片74の孔に貫通させ、体壁
固定部2′のねじ孔72に螺入できるねじ部75を設けた摘
み76と、第16図に示すように挾持片74で挾持した腹壁7
に刺入して腹壁7に固定する固定針77とからなり、挾持
片74にはこの固定針77を固定するガイド孔78が設けてあ
ると共に、このガイド孔78に対向する体壁固定部2′側
にもガイド孔79が設けてある。尚、固定針77の基部側に
は外周にねじを設けた固定リング80が遊嵌してあると共
に、挾持片74のガイド孔78の端部は拡径にしてねじ孔に
してあり、固定リング80を螺着することによって、固定
針77を固定している。
尚、体壁固定部2′の外周面と、挾持片74における前記
外周面に対向する側の面は内側に凹となる曲面にして体
壁を挾持し易くしてある。
尚、把持部4を形成するパイプの外周にはねじとかロー
レットが設けて滑りにくくしてある。
この第7実施例は、体壁固定部2′の裏面を腹壁7に密
着させた状態で、摘み76を回転することによって、挾持
片74で腹壁7を隆起させ、第16図に示すように腹壁7を
体壁固定部2′の外周面と、挾持片74とで、挾みつける
ことができる。しかして、その後固定針77で確実に固定
できる。
尚、固定針77を用いることなく、摘み76を第16図で示す
状態よりもさらに体壁固定部2′側に近づけて挾持する
こともできる。
尚、上述の各実施例において、体壁固定部と把持部とか
気腹針挿入に用いるパイプ(把持部と兼用の実施例もあ
る。)は金属製のものに限定されるのでなく、必要とさ
れる以上の剛性を有するものであればプラスチックその
他の材料を用いても良い。また、ろう付け等で各部材を
固着するものに限らず螺着しても良いし、一体成形して
も良い。
また、上記実施例では穿刺針として気腹針を例にとって
説明したが、気腹針に限らずトラカール針の穿針にも適
用できる。
また、本発明は腹部での使用に限定されるものでなく、
腹部以外の体壁に対して広く適用できる。
尚、第7実施例において、例えば第16図に示すように挾
持片74で挾持後さらに隣接する位置でも同様に挾持片で
挾持する操作を繰り返して次第に腹壁を内臓から分離さ
せるようにした後、穿刺針を刺入するようにしても良
い。
尚、体壁固定部の裏面を体壁部位の外表面の形状に応じ
て凹面状等にしても良い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、生体壁に複数の固定
手段で固定部を簡単に固定できるようにしてあると共
に、固定後把持部を引き上げることにより、体壁を臓器
と引き離して針を安全に刺入できるようにしてあるの
で、簡単な構造で且つ低コストで確実に穿刺操作を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の斜視図、第2図は第1実施例の断面
図、第3図は腹壁に固定した第1実施例を示す斜視図、
第4図は第1実施例が固定された腹部を示す断面図、第
5図は第4図の状態で把持部を持ち上げて穿刺針を挿入
できる状態にした様子を示す説明図、第6図は気腹ガス
を送気して腹壁内側を膨らませた状態を示す説明図、第
7図は本発明の第2実施例の斜視図、第8図は本発明の
第3実施例の斜視図、第9図は本発明の第4実施例の斜
視図、第10図は本発明の第5実施例の斜視図、第11図は
第5実施例におけるフックを示す側面図、第12図は本発
明の第6実施例の斜視図、第13図は第6実施例の断面
図、第14図は本発明の第7実施例の一部を示す斜視図、
第15図は第7実施例の一部を拡大して示す概略断面図、
第16図は第7実施例において摘みを回して腹壁を挾持し
た状態での一部を拡大して示す概略断面図である。 1……体壁保持具、2……体壁固定部 3……ガイド孔、4……把持部 5……孔、6……縫合糸 7……腹壁、8……フランジ 9……挿入口、10……臓器 11……気腹針

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体壁に固定させる複数の固定手段を有す
    る体壁固定部と、この体壁固定部に設けられ、針挿入の
    際のガイドとなる針挿入ガイド部と、前記体壁固定部に
    設けられ、体壁と引き上げる際の握りとなる把持部とを
    具備したことを特徴とする体壁保持具。
JP17653087A 1987-07-15 1987-07-15 体壁保持具 Expired - Fee Related JPH0787847B2 (ja)

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