JPH0787641A - 海底ケーブルの補修工法及び補修装置 - Google Patents
海底ケーブルの補修工法及び補修装置Info
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- JPH0787641A JPH0787641A JP22843493A JP22843493A JPH0787641A JP H0787641 A JPH0787641 A JP H0787641A JP 22843493 A JP22843493 A JP 22843493A JP 22843493 A JP22843493 A JP 22843493A JP H0787641 A JPH0787641 A JP H0787641A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/46—Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
- G02B6/50—Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
- G02B6/506—Underwater installation
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/46—Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
- G02B6/56—Processes for repairing optical cables
- G02B6/564—Repair sets
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- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ケーブルを海面上に吊り上げて補修を行う際に
ケーブルの一定位置で集中的な曲げを与えることなく所
定の補修工事を遂行できる、海底ケーブルの補修工法と
これを容易に遂行するのに有用な補修装置を提供するこ
と。 【構成】海底ケーブルの事故点を除去することにより分
断されたケーブル補修用端末11を吊り上げた以降で、
かかるケーブル補修用端末を作業船12上にて割り入れ
ケーブル15に対して割り入れジョイントRJをしそれ
が完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及
び割り入れケーブルの屈曲ポイントR1,R2を強制的
に変化させる。そのため、作業船上の割り入れ接続作業
用の台車16を移動自在にしたり、作業船の舳先、艫に
ケーブルガイド用として設けるブリッジ13,14を伸
縮自在にする。
ケーブルの一定位置で集中的な曲げを与えることなく所
定の補修工事を遂行できる、海底ケーブルの補修工法と
これを容易に遂行するのに有用な補修装置を提供するこ
と。 【構成】海底ケーブルの事故点を除去することにより分
断されたケーブル補修用端末11を吊り上げた以降で、
かかるケーブル補修用端末を作業船12上にて割り入れ
ケーブル15に対して割り入れジョイントRJをしそれ
が完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及
び割り入れケーブルの屈曲ポイントR1,R2を強制的
に変化させる。そのため、作業船上の割り入れ接続作業
用の台車16を移動自在にしたり、作業船の舳先、艫に
ケーブルガイド用として設けるブリッジ13,14を伸
縮自在にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海底ケーブルに事故点
が発生した場合にその事故点を除去することにより分断
されたケーブル補修用端末を吊り上げ作業船上で割り入
れケーブルに対して割り入れジョイントを行う工程を含
む海底ケーブルの補修工法及び補修装置に関する。本発
明における「海底ケーブル」とは、水底ケーブルを含み
得るものとする。
が発生した場合にその事故点を除去することにより分断
されたケーブル補修用端末を吊り上げ作業船上で割り入
れケーブルに対して割り入れジョイントを行う工程を含
む海底ケーブルの補修工法及び補修装置に関する。本発
明における「海底ケーブル」とは、水底ケーブルを含み
得るものとする。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図9は、海底ケーブルの補修工
法を工程別に示したものである。以下、工程順に説明し
て行く。図5〜(イ):海底に敷設され埋設された海底
ケーブル1において発生した事故点2及びその前後のケ
ーブル部分を海底で露出する。(ロ):事故点2の前後
におけるケーブル部分で矢印のように切断して事故点を
含んだケーブル部分3を分離する。(ハ):分離された
事故点を含むケーブル部分3を作業船4(台船)に搭載
されたクレーン5で回収する。
法を工程別に示したものである。以下、工程順に説明し
て行く。図5〜(イ):海底に敷設され埋設された海底
ケーブル1において発生した事故点2及びその前後のケ
ーブル部分を海底で露出する。(ロ):事故点2の前後
におけるケーブル部分で矢印のように切断して事故点を
含んだケーブル部分3を分離する。(ハ):分離された
事故点を含むケーブル部分3を作業船4(台船)に搭載
されたクレーン5で回収する。
【0003】図6〜(イ):前記工程により分断された
ケーブル補修用端末の一方6を作業船に搭載されたクレ
ーン5で吊り上げる。(ロ):吊り上げられたケーブル
補修用端末6′を作業船4上に乗り移らせてブレーキ装
置7でケーブルを仮止めした状態で防水用の端末キャッ
プ8を取り付ける。(ハ):防水処理され吊り上げられ
たケーブル補修用端末6″をブレーキ装置から開放しク
レーン5により海底に再び沈設する。図7〜(イ):分
断されたもう一方のケーブル補修用端末9を作業船に搭
載されたクレーン5′で吊り上げる。(ロ):吊り上げ
られたケーブル補修用端末9′を作業船4上に乗り移ら
せてブレーキ装置7でケーブルを仮止めした状態で防水
用の端末キャップ8′を取り付ける。(ハ):防水処理
され吊り上げられたケーブル補修用端末9″をブレーキ
装置から開放しクレーン5′により海底に再び沈設す
る。
ケーブル補修用端末の一方6を作業船に搭載されたクレ
ーン5で吊り上げる。(ロ):吊り上げられたケーブル
補修用端末6′を作業船4上に乗り移らせてブレーキ装
置7でケーブルを仮止めした状態で防水用の端末キャッ
プ8を取り付ける。(ハ):防水処理され吊り上げられ
たケーブル補修用端末6″をブレーキ装置から開放しク
レーン5により海底に再び沈設する。図7〜(イ):分
断されたもう一方のケーブル補修用端末9を作業船に搭
載されたクレーン5′で吊り上げる。(ロ):吊り上げ
られたケーブル補修用端末9′を作業船4上に乗り移ら
せてブレーキ装置7でケーブルを仮止めした状態で防水
用の端末キャップ8′を取り付ける。(ハ):防水処理
され吊り上げられたケーブル補修用端末9″をブレーキ
装置から開放しクレーン5′により海底に再び沈設す
る。
【0004】図8〜(イ):沈設されていた防水処理済
のケーブル補修用端末の一方6をクレーン5にて作業船
4上に吊り上げる。(ロ):吊り上げられたケーブル補
修用端末6′をブレーキ装置7で仮止めした状態で割り
入れケーブル10の一端側を割り入れジョイントRJを
する。(ハ):上記のようにして接続されたケーブル補
修用端末6″及び割り入れジョイント部RJを割り入れ
ケーブル10を所望条長延線しながら海底に沈設する。
図9〜(イ):延線された割り入れケーブル10′を所
要条長分だけ作業船4上に残した状態でブレーキ装置7
で仮止めしておき、もう一方のケーブル補修用端末9を
クレーンにて海底から吊り上げる。(ロ)吊り上げられ
たケーブル補修用端末9′をブレーキ装置7′で仮止め
した状態で割り入れケーブル10′の他端側を割り入れ
ジョイントRJ′をする。(ハ):2回目の割り入れジ
ョイントRJ′をクレーン5″で作業船4上に持ち上げ
つつ、作業船をケーブルの長手方向に直交する方向に移
動し、割り入れジョイントをクレーンの操作で作業船外
に持ち出してから海底に沈設する。(ニ):沈設した海
底ケーブルの補修部をウォータージェット機等による埋
め戻しにより埋設し、全ての作業を終了する。
のケーブル補修用端末の一方6をクレーン5にて作業船
4上に吊り上げる。(ロ):吊り上げられたケーブル補
修用端末6′をブレーキ装置7で仮止めした状態で割り
入れケーブル10の一端側を割り入れジョイントRJを
する。(ハ):上記のようにして接続されたケーブル補
修用端末6″及び割り入れジョイント部RJを割り入れ
ケーブル10を所望条長延線しながら海底に沈設する。
図9〜(イ):延線された割り入れケーブル10′を所
要条長分だけ作業船4上に残した状態でブレーキ装置7
で仮止めしておき、もう一方のケーブル補修用端末9を
クレーンにて海底から吊り上げる。(ロ)吊り上げられ
たケーブル補修用端末9′をブレーキ装置7′で仮止め
した状態で割り入れケーブル10′の他端側を割り入れ
ジョイントRJ′をする。(ハ):2回目の割り入れジ
ョイントRJ′をクレーン5″で作業船4上に持ち上げ
つつ、作業船をケーブルの長手方向に直交する方向に移
動し、割り入れジョイントをクレーンの操作で作業船外
に持ち出してから海底に沈設する。(ニ):沈設した海
底ケーブルの補修部をウォータージェット機等による埋
め戻しにより埋設し、全ての作業を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の海底ケ
ーブルの補修工法では、作業船4(台船)を動かないよ
うにして、ケーブルの吊り上げ作業、割り入れケーブル
の割り入れジョイント等を行っていた。その際、吊り上
げられたケーブル補修用端末6′,9′は、作業船の舳
先または艫の部分で乗り入れられるが、その乗り入れ部
分で屈曲ポイント(例えば図8の(ロ)を参照)が生
じ、その屈曲ポイントは、ケーブル補修用端末の作業船
乗り入れ以降から割り入れケーブルの割り入れジョイン
ト作業(1回目から2回目)が完了するまで、ケーブル
の一定の部分に生じていた。そのような一定位置での屈
曲ポイントには、海面の波や潮流で繰り返し曲げが加え
られ、ひいてはケーブルの金属シースの疲労を起こし、
ケーブルへのダメージを大きくする問題がある。
ーブルの補修工法では、作業船4(台船)を動かないよ
うにして、ケーブルの吊り上げ作業、割り入れケーブル
の割り入れジョイント等を行っていた。その際、吊り上
げられたケーブル補修用端末6′,9′は、作業船の舳
先または艫の部分で乗り入れられるが、その乗り入れ部
分で屈曲ポイント(例えば図8の(ロ)を参照)が生
じ、その屈曲ポイントは、ケーブル補修用端末の作業船
乗り入れ以降から割り入れケーブルの割り入れジョイン
ト作業(1回目から2回目)が完了するまで、ケーブル
の一定の部分に生じていた。そのような一定位置での屈
曲ポイントには、海面の波や潮流で繰り返し曲げが加え
られ、ひいてはケーブルの金属シースの疲労を起こし、
ケーブルへのダメージを大きくする問題がある。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたもので、ケーブルを海面上に吊り上げて補修
を行う際にケーブルの一定位置で集中的な曲げを与える
ことなく所定の補修工事を遂行できる、海底ケーブルの
補修工法とこれを容易に遂行するのに有用な補修装置を
提供することに目的がある。
てなされたもので、ケーブルを海面上に吊り上げて補修
を行う際にケーブルの一定位置で集中的な曲げを与える
ことなく所定の補修工事を遂行できる、海底ケーブルの
補修工法とこれを容易に遂行するのに有用な補修装置を
提供することに目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する海
底ケーブルの補修工法は、海底ケーブルの事故点を除去
することにより分断されたケーブル補修用端末を吊り上
げた以降で、かかるケーブル補修用端末を作業船上にて
割り入れケーブルに対して割り入れジョイントをしそれ
が完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及
び割り入れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させ
ることを特徴とする。
底ケーブルの補修工法は、海底ケーブルの事故点を除去
することにより分断されたケーブル補修用端末を吊り上
げた以降で、かかるケーブル補修用端末を作業船上にて
割り入れケーブルに対して割り入れジョイントをしそれ
が完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及
び割り入れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させ
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明により提供する海底ケーブル
の補修装置は、海底ケーブルの事故点を除去することに
より分断されたケーブル補修用端末を吊り上げた以降
で、かかるケーブル補修用端末を作業船上にて割り入れ
ケーブルに対して割り入れジョイントをしそれが完了す
るまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及び割り入
れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させるための
装置であって、割り入れジョイント作業用の台車を作業
船上で移動自在に設けたことを特徴とする。
の補修装置は、海底ケーブルの事故点を除去することに
より分断されたケーブル補修用端末を吊り上げた以降
で、かかるケーブル補修用端末を作業船上にて割り入れ
ケーブルに対して割り入れジョイントをしそれが完了す
るまで、吊り上げられたケーブル補修用端末及び割り入
れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させるための
装置であって、割り入れジョイント作業用の台車を作業
船上で移動自在に設けたことを特徴とする。
【0009】さらに、本発明により提供する海底ケーブ
ルの補修装置の別な手段は、海底ケーブルの事故点を除
去することにより分断されたケーブル補修用端末を吊り
上げた以降で、かかるケーブル補修用端末を作業船上に
て割り入れケーブルに対して割り入れジョイントをしそ
れが完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末
及び割り入れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化さ
せるための装置であって、ケーブル補修用端末の屈曲部
分をガイドするブリッジを伸縮自在にして作業船に設け
たものである。
ルの補修装置の別な手段は、海底ケーブルの事故点を除
去することにより分断されたケーブル補修用端末を吊り
上げた以降で、かかるケーブル補修用端末を作業船上に
て割り入れケーブルに対して割り入れジョイントをしそ
れが完了するまで、吊り上げられたケーブル補修用端末
及び割り入れケーブルの屈曲ポイントを強制的に変化さ
せるための装置であって、ケーブル補修用端末の屈曲部
分をガイドするブリッジを伸縮自在にして作業船に設け
たものである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明にかかる海底ケーブルの補修
工法の第一実施例を一部の工程によって示すものであ
る。図示では、海底ケーブルの事故点を除去することに
よって分断されたケーブル補修用端末の一方11をクレ
ーンにて作業船12(台船)の舳先側で吊り上げブリッ
ジ13から作業船12上に乗り上げる一方、既に一方の
端末を割り入れジョイントをし作業船12の艫側でブリ
ッジ14から海底に延線された割り入れケーブル15と
かかるケーブル補修用端末11とで割り入れジョイント
RJをした状況を示す。これは、図9(ロ)に対応して
いる。
工法の第一実施例を一部の工程によって示すものであ
る。図示では、海底ケーブルの事故点を除去することに
よって分断されたケーブル補修用端末の一方11をクレ
ーンにて作業船12(台船)の舳先側で吊り上げブリッ
ジ13から作業船12上に乗り上げる一方、既に一方の
端末を割り入れジョイントをし作業船12の艫側でブリ
ッジ14から海底に延線された割り入れケーブル15と
かかるケーブル補修用端末11とで割り入れジョイント
RJをした状況を示す。これは、図9(ロ)に対応して
いる。
【0011】しかして、割り入れジョイントRJは、割
り入れ接続作業用の台車16に載せた状態で固定され
る。台車16は、作業船3上でケーブルの伸長方向に沿
って移動自在にされている。そして、かかる作業船12
を移動して前後のブリッジ13,14の位置を変え、且
つまた台車16を移動し、そうして、割り入れケーブル
15とケーブル補修用端末11とを図示のように破線か
ら実線あるいはその反対のように吊り上げ態様を変化さ
せ、もって、ケーブル補修用端末部11の屈曲ポイント
R1と割り入れケーブル15の屈曲ポイントR2を変化
させ、屈曲ポイントがケーブル接続作業の間において一
定の位置に存在しないようにするものである。
り入れ接続作業用の台車16に載せた状態で固定され
る。台車16は、作業船3上でケーブルの伸長方向に沿
って移動自在にされている。そして、かかる作業船12
を移動して前後のブリッジ13,14の位置を変え、且
つまた台車16を移動し、そうして、割り入れケーブル
15とケーブル補修用端末11とを図示のように破線か
ら実線あるいはその反対のように吊り上げ態様を変化さ
せ、もって、ケーブル補修用端末部11の屈曲ポイント
R1と割り入れケーブル15の屈曲ポイントR2を変化
させ、屈曲ポイントがケーブル接続作業の間において一
定の位置に存在しないようにするものである。
【0012】図2は、本発明にかかる海底ケーブルの補
修工法の第二実施例を一部の工程によって示すものであ
る。図示では、海底ケーブルの事故点を除去することに
よって分断されたケーブル補修用端末の一方11をクレ
ーンにて作業船12(台船)の舳先側で吊り上げブリッ
ジ13から作業船12上に乗り上げる一方、既に一方の
端末を割り入れジョイントをし作業船12の艫側でブリ
ッジ14から海底に延線された割り入れケーブル15と
かかるケーブル補修用端末11とで割り入れジョイント
RJをした状況を示す。これは、図9(ロ)に対応して
いる。割り入れジョイントRJは、割り入れ接続作業用
の台車16に載せた状態で固定される。台車16は、前
述の実施例にならって作業船3上でケーブルの伸長方向
に沿って移動自在にしても良いが、不動の位置に固定し
ておいても良い。
修工法の第二実施例を一部の工程によって示すものであ
る。図示では、海底ケーブルの事故点を除去することに
よって分断されたケーブル補修用端末の一方11をクレ
ーンにて作業船12(台船)の舳先側で吊り上げブリッ
ジ13から作業船12上に乗り上げる一方、既に一方の
端末を割り入れジョイントをし作業船12の艫側でブリ
ッジ14から海底に延線された割り入れケーブル15と
かかるケーブル補修用端末11とで割り入れジョイント
RJをした状況を示す。これは、図9(ロ)に対応して
いる。割り入れジョイントRJは、割り入れ接続作業用
の台車16に載せた状態で固定される。台車16は、前
述の実施例にならって作業船3上でケーブルの伸長方向
に沿って移動自在にしても良いが、不動の位置に固定し
ておいても良い。
【0013】しかして、本実施例では、ブリッジ13,
14を伸縮自在なものとし、図示のように実線から破線
あるいはその反対のように伸縮させることにより、割り
入れケーブル15とケーブル補修用端末11とを図示の
ように破線から実線あるいはその反対のように吊り上げ
態様を変化させ、もって、割り入れケーブル15の屈曲
ポイントR1とケーブル補修用端末部11の屈曲ポイン
トR2を変化させ、屈曲ポイントがケーブル接続作業の
間において一定の位置に存在しないようにするものであ
る。
14を伸縮自在なものとし、図示のように実線から破線
あるいはその反対のように伸縮させることにより、割り
入れケーブル15とケーブル補修用端末11とを図示の
ように破線から実線あるいはその反対のように吊り上げ
態様を変化させ、もって、割り入れケーブル15の屈曲
ポイントR1とケーブル補修用端末部11の屈曲ポイン
トR2を変化させ、屈曲ポイントがケーブル接続作業の
間において一定の位置に存在しないようにするものであ
る。
【0014】図3は、本発明にかかる海底ケーブルの補
修装置の第一実施例を示すものである。この実施例の補
修装置は、割り入れ接続作業用の台車16からなる。即
ち、台車16は、台車本体17をレール18上に走行自
在に設け、台車本体17上には、その両端において、ブ
レーキ装置19,20を搭載したものである。従って、
この台車16によれば、ケーブル補修用端末を一方のブ
レーキ装置20で仮止めし、割り入れケーブルの端末を
他方のブレーキ装置19で仮止めし、それら両ケーブル
の端末を台車本体17上で割り入れジョイント作業によ
り接続することができ、さらにその割り入れジョイント
部を搭載したまま台車本体17をレール18に沿って移
動することで、図1に示す補修工法の実施に供すること
ができる。
修装置の第一実施例を示すものである。この実施例の補
修装置は、割り入れ接続作業用の台車16からなる。即
ち、台車16は、台車本体17をレール18上に走行自
在に設け、台車本体17上には、その両端において、ブ
レーキ装置19,20を搭載したものである。従って、
この台車16によれば、ケーブル補修用端末を一方のブ
レーキ装置20で仮止めし、割り入れケーブルの端末を
他方のブレーキ装置19で仮止めし、それら両ケーブル
の端末を台車本体17上で割り入れジョイント作業によ
り接続することができ、さらにその割り入れジョイント
部を搭載したまま台車本体17をレール18に沿って移
動することで、図1に示す補修工法の実施に供すること
ができる。
【0015】図4は、本発明にかかる海底ケーブルの補
修装置の第二実施例を示すものである。この実施例の補
修装置は、作業船の舳先(または艫)において取り付け
るブリッジ13(14)にかかるものである。即ち、ブ
リッジ13(14)は、釣竿の伸縮構造と同様な方式
で、順次細くした部材21,22,23を差し込み式に
組み合わせたものである。最先端の部材23内にはワイ
ヤリール24を設け、これから引き出されるワイヤー2
5を部材22,21内を通して作業船12上のウィンチ
26に巻き取るようにしたものである。ウィンチ26の
巻き取りを開放した場合には、ワイヤリール24の巻き
取り力でワイヤを逆に巻き取るものである。従って、部
材21,22,23は常に縮まるように働く。伸長した
い場合には、先端の部材23を引っ張り出せば良い。伸
長状態を維持するためのロック機構を付加すると良い。
この実施例のブリッジ13(14)によれば、図2に示
す補修工法の実施に供することができる。
修装置の第二実施例を示すものである。この実施例の補
修装置は、作業船の舳先(または艫)において取り付け
るブリッジ13(14)にかかるものである。即ち、ブ
リッジ13(14)は、釣竿の伸縮構造と同様な方式
で、順次細くした部材21,22,23を差し込み式に
組み合わせたものである。最先端の部材23内にはワイ
ヤリール24を設け、これから引き出されるワイヤー2
5を部材22,21内を通して作業船12上のウィンチ
26に巻き取るようにしたものである。ウィンチ26の
巻き取りを開放した場合には、ワイヤリール24の巻き
取り力でワイヤを逆に巻き取るものである。従って、部
材21,22,23は常に縮まるように働く。伸長した
い場合には、先端の部材23を引っ張り出せば良い。伸
長状態を維持するためのロック機構を付加すると良い。
この実施例のブリッジ13(14)によれば、図2に示
す補修工法の実施に供することができる。
【0016】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明の海底
ケーブルの補修工法及び補修装置によれば、割り入れ接
続作業用の台車を移動自在としたり、作業船の舳先また
は艫に設けるケーブルガイド用のブリッジを伸縮自在な
ものとしたりして、ケーブルの屈曲ポイントをケーブル
の割り入れ接続作業の間中変化させるものであるから、
ケーブルの屈曲ポイントが一定の位置に集中したことに
よるケーブル金属シースの金属疲労が大幅に軽減され、
健全なケーブル部分へのダメージを殆ど無くして所定の
補修作業に供することができる。
ケーブルの補修工法及び補修装置によれば、割り入れ接
続作業用の台車を移動自在としたり、作業船の舳先また
は艫に設けるケーブルガイド用のブリッジを伸縮自在な
ものとしたりして、ケーブルの屈曲ポイントをケーブル
の割り入れ接続作業の間中変化させるものであるから、
ケーブルの屈曲ポイントが一定の位置に集中したことに
よるケーブル金属シースの金属疲労が大幅に軽減され、
健全なケーブル部分へのダメージを殆ど無くして所定の
補修作業に供することができる。
【図1】本発明にかかる海底ケーブルの補修工法の第一
実施例を示す側面的説明図。
実施例を示す側面的説明図。
【図2】本発明にかかる兄弟ケーブルの補修工法の第二
実施例を示す側面的説明図。
実施例を示す側面的説明図。
【図3】本発明にかかる海底ケーブルの補修装置におけ
る第一実施例を示す側面的説明図。
る第一実施例を示す側面的説明図。
【図4】本発明にかかる海底ケーブルの補修装置におけ
る第二実施例を示す側面的説明図。
る第二実施例を示す側面的説明図。
【図5】従来の海底ケーブルの補修工法における第一工
程を示し、(イ)は事故点露出説明図、(ロ)は切断作
業説明図、(ハ)は事故点包含ケーブルの回収説明図。
程を示し、(イ)は事故点露出説明図、(ロ)は切断作
業説明図、(ハ)は事故点包含ケーブルの回収説明図。
【図6】従来の海底ケーブルの補修工法における第二工
程を示し、(イ)は一方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部におけ
る防水キャップ取り付け説明図、(ハ)は防水処理済の
ケーブル補修用端末部の沈設説明図。
程を示し、(イ)は一方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部におけ
る防水キャップ取り付け説明図、(ハ)は防水処理済の
ケーブル補修用端末部の沈設説明図。
【図7】従来の海底ケーブルの補修工法における第三工
程を示し、(イ)は他方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部におけ
る防水キャップ取り付け説明図、(ハ)は防水処理済の
ケーブル補修用端末部の沈設説明図。
程を示し、(イ)は他方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部におけ
る防水キャップ取り付け説明図、(ハ)は防水処理済の
ケーブル補修用端末部の沈設説明図。
【図8】従来の海底ケーブルの補修工法における第四工
程を示し、(イ)は一方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部に対す
る割り入れケーブルの割り入れジョイント状況の説明
図、(ハ)は接続済のケーブル補修用端末部及び割り入
れジョイント部の沈設及び割り入れケーブルの延線状況
の説明図。
程を示し、(イ)は一方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部に対す
る割り入れケーブルの割り入れジョイント状況の説明
図、(ハ)は接続済のケーブル補修用端末部及び割り入
れジョイント部の沈設及び割り入れケーブルの延線状況
の説明図。
【図9】従来の海底ケーブルの補修工法における第五工
程を示し、(イ)は他方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部に対す
る割り入れケーブルの割り入れジョイント状況の説明
図、(ハ)は接続済のケーブル補修用端末部及び割り入
れジョイント部並びに割り入れケーブルの沈設作業の平
面的説明図、(ニ)は沈設されたケーブルへの埋め戻し
作業説明図。
程を示し、(イ)は他方のケーブル補修用端末部の吊り
上げ説明図、(ロ)は当該ケーブル補修用端末部に対す
る割り入れケーブルの割り入れジョイント状況の説明
図、(ハ)は接続済のケーブル補修用端末部及び割り入
れジョイント部並びに割り入れケーブルの沈設作業の平
面的説明図、(ニ)は沈設されたケーブルへの埋め戻し
作業説明図。
11 ケーブル補修用端末 12 作業船(台船) 13,14 ブリッジ 15 割り入れケーブル 16 台車(割り入れ接続作業用) 17 台車本体 18 レール 19,20 ブレーキ装置 21,22,23 部材(ブリッジ構成用) 24 ワイヤリール 25 ワイヤ 26 ウィンチ
Claims (3)
- 【請求項1】海底ケーブルの事故点を除去することによ
り分断されたケーブル補修用端末を吊り上げた以降で、
かかるケーブル補修用端末を作業船上にて割り入れケー
ブルに対して割り入れジョイントをしそれが完了するま
で、吊り上げられたケーブル補修用端末及び割り入れケ
ーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させることを特徴
とする海底ケーブルの補修工法。 - 【請求項2】海底ケーブルの事故点を除去することによ
り分断されたケーブル補修用端末を吊り上げた以降で、
かかるケーブル補修用端末を作業船上にて割り入れケー
ブルに対して割り入れジョイントをしそれが完了するま
で、吊り上げられたケーブル補修用端末及び割り入れケ
ーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させるための装置
であって、割り入れジョイント作業用の台車を作業船上
で移動自在に設けたことを特徴とする海底ケーブルの補
修装置。 - 【請求項3】海底ケーブルの事故点を除去することによ
り分断されたケーブル補修用端末を吊り上げた以降で、
かかるケーブル補修用端末を作業船上にて割り入れケー
ブルに対して割り入れジョイントをしそれが完了するま
で、吊り上げられたケーブル補修用端末及び割り入れケ
ーブルの屈曲ポイントを強制的に変化させるための装置
であって、ケーブル補修用端末の屈曲部分をガイドする
ブリッジを伸縮自在にして作業船に設けたことを特徴と
する海底ケーブルの補修装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22843493A JPH0787641A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 海底ケーブルの補修工法及び補修装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22843493A JPH0787641A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 海底ケーブルの補修工法及び補修装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787641A true JPH0787641A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16876433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22843493A Pending JPH0787641A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 海底ケーブルの補修工法及び補修装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787641A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1365269A2 (en) * | 2002-05-20 | 2003-11-26 | NEC Corporation | Optical cable repair method and repair cable piece used therefore |
EP1376182A2 (en) * | 2002-05-29 | 2004-01-02 | NEC Corporation | Method of repairing optical submarine cable and repair cable used in the method |
KR101459333B1 (ko) * | 2013-07-16 | 2014-11-07 | (주)한국해양기술 | 해저케이블 보호설비 제거장치 및 이를 이용한 보호설비 제거방법 |
WO2016143695A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | リペアージョイントおよび水底ケーブルの修理方法 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22843493A patent/JPH0787641A/ja active Pending
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