JPH078707A - 段 塔 - Google Patents
段 塔Info
- Publication number
- JPH078707A JPH078707A JP17368193A JP17368193A JPH078707A JP H078707 A JPH078707 A JP H078707A JP 17368193 A JP17368193 A JP 17368193A JP 17368193 A JP17368193 A JP 17368193A JP H078707 A JPH078707 A JP H078707A
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- JP
- Japan
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- liquid
- trays
- tray
- regular packing
- packing materials
- Prior art date
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- Granted
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims abstract description 37
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 28
- 239000011449 brick Substances 0.000 abstract description 2
- 239000006260 foam Substances 0.000 abstract description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract 5
- 241001274961 Rubus repens Species 0.000 abstract 2
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 槽 1内に複数のトレー21,22,…が設置された
向流接触型段塔において、トレー21,22,…間に規則充填
物31,32,…が嵌装されていることを特徴とする段塔。 【効果】 本発明の段塔は、所謂、エントレイメントに
よる液に槽外への逸失を防止することができ、しかも、
気液接触が良好である。
向流接触型段塔において、トレー21,22,…間に規則充填
物31,32,…が嵌装されていることを特徴とする段塔。 【効果】 本発明の段塔は、所謂、エントレイメントに
よる液に槽外への逸失を防止することができ、しかも、
気液接触が良好である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は段塔に関し、さらに詳細
には、蒸留塔および気液接触反応塔などとして、気液を
接触させるために使用される向流接触型段塔に係わる。
には、蒸留塔および気液接触反応塔などとして、気液を
接触させるために使用される向流接触型段塔に係わる。
【０００２】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、蒸
留および気液接触において気液を接触させる装置とし
て、ダウンカマーがない接触向流型段塔が広く使用され
ている。しかしながら、このダウンカマーがない接触向
流型段塔では、液体がトレーの全面に滞留し、他方、気
体（蒸気も包含する 以下同様）がトレーの下方から上
昇して、トレー上で液体と接触せしめられる。この際に
気体の上昇速度が大きくなるに伴って、トレー上の液体
が激しく発泡し、その泡が破裂して多量の液滴が生成さ
れ、この液滴が気体と共に運ばれる現象−所謂、エント
レイメント−が発生し、気液接触を妨げ、かつ、液体が
槽外へ逸失し損失せしめられるとの欠点がある。
留および気液接触において気液を接触させる装置とし
て、ダウンカマーがない接触向流型段塔が広く使用され
ている。しかしながら、このダウンカマーがない接触向
流型段塔では、液体がトレーの全面に滞留し、他方、気
体（蒸気も包含する 以下同様）がトレーの下方から上
昇して、トレー上で液体と接触せしめられる。この際に
気体の上昇速度が大きくなるに伴って、トレー上の液体
が激しく発泡し、その泡が破裂して多量の液滴が生成さ
れ、この液滴が気体と共に運ばれる現象−所謂、エント
レイメント−が発生し、気液接触を妨げ、かつ、液体が
槽外へ逸失し損失せしめられるとの欠点がある。
【０００３】本発明者らは、ダウンカマーがない接触向
流型段塔における前記のような欠点を解消し、エントレ
イメントの発生を防止し、以て、気液接触を妨げること
なく、かつ、液体を損失することがない段塔を得るべ
く、鋭意研鑚を重ね、その結果、本発明に到達した。
流型段塔における前記のような欠点を解消し、エントレ
イメントの発生を防止し、以て、気液接触を妨げること
なく、かつ、液体を損失することがない段塔を得るべ
く、鋭意研鑚を重ね、その結果、本発明に到達した。
【０００４】
【課題を解決するための手段、作用】本発明は、槽内に
複数のトレーが設置された向流接触型段塔において、ト
レ−間に規則充填物が嵌装されていることを特徴とする
段塔である。槽およびトレーはそれ自体公知の物を使用
することができる。
複数のトレーが設置された向流接触型段塔において、ト
レ−間に規則充填物が嵌装されていることを特徴とする
段塔である。槽およびトレーはそれ自体公知の物を使用
することができる。
【０００５】トレーとトレーとの間に規則充填物が嵌装
される。本発明における規則充填物とは、比較的大きい
ラシヒリング、めがね煉瓦、波板状の網および波板状の
多孔板などが整然と規則正しく重ね合わされた集合体で
あり、圧力損失が小さく、かつ、液の分布状態が良好で
ある点で、比較的小さいラシヒリングなどが雑然と充填
された不規則充填物と対比されるものである。
される。本発明における規則充填物とは、比較的大きい
ラシヒリング、めがね煉瓦、波板状の網および波板状の
多孔板などが整然と規則正しく重ね合わされた集合体で
あり、圧力損失が小さく、かつ、液の分布状態が良好で
ある点で、比較的小さいラシヒリングなどが雑然と充填
された不規則充填物と対比されるものである。
【０００６】この規則充填物として、それ自体公知であ
るか乃至は市販されているものを使用することができ
る。これらの代表例として、スルザーパッキング（スイ
ス、スルザー社の製品）、テクノパック（三井物産の商
品）、ＭＳパック（三菱商事の商品）およびデュアルパ
ック（瀬田興産の商品）などを挙げることができる。
るか乃至は市販されているものを使用することができ
る。これらの代表例として、スルザーパッキング（スイ
ス、スルザー社の製品）、テクノパック（三井物産の商
品）、ＭＳパック（三菱商事の商品）およびデュアルパ
ック（瀬田興産の商品）などを挙げることができる。
【０００７】しかして、この規則充填物は、トレーの
直下に、トレーとトレーとの中間に、トレーの直上
に、または、トレーとトレーとの間隔の実質的な全長
にわたり配設される。前記、およびの場合には、
規則充填物はトレーと実質的に接触せしめられるか乃至
は僅かな間隙が設けられる。また、前記の場合には、
規則充填物とトレーとの間には大きな間隔が設けられて
いる。
直下に、トレーとトレーとの中間に、トレーの直上
に、または、トレーとトレーとの間隔の実質的な全長
にわたり配設される。前記、およびの場合には、
規則充填物はトレーと実質的に接触せしめられるか乃至
は僅かな間隙が設けられる。また、前記の場合には、
規則充填物とトレーとの間には大きな間隔が設けられて
いる。
【０００８】本発明では、規則充填物の表面に液体を付
着させて液体の薄膜を形成させることにより、液体の比
表面積を増大させて気液接触を向上させることは共通で
ある。さらに、それぞれ、トレー上の液は、槽内を上昇
しトレーの孔を通過した気体によってトレー上で発泡せ
しめられて気体と接触せしめられる。この泡の破裂によ
って液滴が発生せしめられ、この液滴は気体に同伴され
る。しかしながら、この液滴は、規則充填物によって捕
捉され、エントレイメントによる液の槽外への逸失は防
止される。本発明の段塔は、槽内を下降する液体と、槽
内を上昇する気体とを接触させる蒸留塔および気液反応
塔として好適に使用される。
着させて液体の薄膜を形成させることにより、液体の比
表面積を増大させて気液接触を向上させることは共通で
ある。さらに、それぞれ、トレー上の液は、槽内を上昇
しトレーの孔を通過した気体によってトレー上で発泡せ
しめられて気体と接触せしめられる。この泡の破裂によ
って液滴が発生せしめられ、この液滴は気体に同伴され
る。しかしながら、この液滴は、規則充填物によって捕
捉され、エントレイメントによる液の槽外への逸失は防
止される。本発明の段塔は、槽内を下降する液体と、槽
内を上昇する気体とを接触させる蒸留塔および気液反応
塔として好適に使用される。
【０００９】
【実施例】本発明を図面によって示された実施例により
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
よって制限されるものではない。ただし、各図面は原理
を示すだけのもであって、その詳細は省略されている。
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
よって制限されるものではない。ただし、各図面は原理
を示すだけのもであって、その詳細は省略されている。
【００１０】図１乃至図４は、本発明の段塔の縦断面図
である。図１で示された段塔では、円筒状の槽 1内に、
複数のトレー21，22，……が設置されている。トレー2
1，22，……の下面に、これらと実質的に接触せしめら
れて規則充填物31，32，……がそれぞれ配設されてい
る。図２で示された段塔では、円筒状の槽 1内に設置さ
れた複数のトレー21と22との中間に、トレー21および22
のそれぞれと大きな間隔を開けて規則充填物 3が配設さ
れている。図３で示された段塔では、円筒状の槽 1内に
設置された複数のトレー21，22，……の上面に、実質的
に接触せしめられて規則充填物31，32，……がそれぞれ
配設されている。図４で示された段塔では、円筒状の槽
1内に設置された複数のトレー21と22との間隔の実質的
な全長にわたって規則充填物 3が配設されている。図５
では、波板状多孔板 4，4，4，……が、その長軸線を互
いに実質的に直交せしめらて重ね合わされ、円柱状に成
型された規則充填物 3が示されている。
である。図１で示された段塔では、円筒状の槽 1内に、
複数のトレー21，22，……が設置されている。トレー2
1，22，……の下面に、これらと実質的に接触せしめら
れて規則充填物31，32，……がそれぞれ配設されてい
る。図２で示された段塔では、円筒状の槽 1内に設置さ
れた複数のトレー21と22との中間に、トレー21および22
のそれぞれと大きな間隔を開けて規則充填物 3が配設さ
れている。図３で示された段塔では、円筒状の槽 1内に
設置された複数のトレー21，22，……の上面に、実質的
に接触せしめられて規則充填物31，32，……がそれぞれ
配設されている。図４で示された段塔では、円筒状の槽
1内に設置された複数のトレー21と22との間隔の実質的
な全長にわたって規則充填物 3が配設されている。図５
では、波板状多孔板 4，4，4，……が、その長軸線を互
いに実質的に直交せしめらて重ね合わされ、円柱状に成
型された規則充填物 3が示されている。
【００１１】
【発明の効果】本発明の段塔は、所謂、エントレイメン
トによる液の槽外への逸失を防止することができ、しか
も、気液接触が良好である。
トによる液の槽外への逸失を防止することができ、しか
も、気液接触が良好である。
【図１】規則充填物がトレーの直下に配設されている段
塔の縦断面図である。
塔の縦断面図である。
【図２】規則充填物がトレーとトレーとの中間に配設さ
れている段塔の縦断面図である。
れている段塔の縦断面図である。
【図３】規則充填物がトレーの直上に配設されている段
塔の縦断面図である。
塔の縦断面図である。
【図４】規則充填物がトレーとトレーとの間隔の実質的
な全長にわたって配設されている段塔の縦断面図であ
る。
な全長にわたって配設されている段塔の縦断面図であ
る。
【図５】ａ 波板状多孔板が重ね合わされ円柱状に成型
された規則充填物の斜視図 ｂ ａで示された規則充填物の縦断面図 ｃ ａで示された規則充填物の部分横断面図 である。
された規則充填物の斜視図 ｂ ａで示された規則充填物の縦断面図 ｃ ａで示された規則充填物の部分横断面図 である。
1 槽 21 トレー 22 トレー 3 規則充填物 31 規則充填物 32 規則充填物 4 波板状多孔板 41 波板状多孔板の谷 42 波板状多孔板の山 43 波板状多孔板の孔
Claims (5)
- 【請求項１】 槽内に複数のトレーが設置された向流接
触型段塔において、トレ−間に規則充填物が嵌装されて
いることを特徴とする段塔。 - 【請求項２】 規則充填物がトレーの直下に配設されて
いる請求項１記載の段塔。 - 【請求項３】 規則充填物がトレーとトレーとの中間に
配設されている請求項１記載の段塔。 - 【請求項４】 規則充填物がトレーの直上に配設されて
いる請求項１記載の段塔。 - 【請求項５】 規則充填物がトレーとトレーとの間隔の
実質的な全長にわたって配設されている請求項１記載の
段塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173681A JP2869297B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 段 塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173681A JP2869297B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 段 塔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078707A true JPH078707A (ja) | 1995-01-13 |
| JP2869297B2 JP2869297B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=15965133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173681A Expired - Lifetime JP2869297B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 段 塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869297B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012086581A1 (ja) * | 2010-12-21 | 2012-06-28 | 花王株式会社 | 塔型接触装置とその運転方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61204001A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-09-10 | グリツツ・インコ−ポレイテツド | 分留塔 |
| JPH04317701A (ja) * | 1991-03-08 | 1992-11-09 | Inst Fr Petrole | 蒸溜−反応装置およびその使用方法 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5173681A patent/JP2869297B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61204001A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-09-10 | グリツツ・インコ−ポレイテツド | 分留塔 |
| JPH04317701A (ja) * | 1991-03-08 | 1992-11-09 | Inst Fr Petrole | 蒸溜−反応装置およびその使用方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012086581A1 (ja) * | 2010-12-21 | 2012-06-28 | 花王株式会社 | 塔型接触装置とその運転方法 |
| US9132392B2 (en) | 2010-12-21 | 2015-09-15 | Kao Corporation | Column contact apparatus and method for operating the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869297B2 (ja) | 1999-03-10 |
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Legal Events
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