JPH0786301B2 - 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法 - Google Patents

地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法

Info

Publication number
JPH0786301B2
JPH0786301B2 JP4070072A JP7007292A JPH0786301B2 JP H0786301 B2 JPH0786301 B2 JP H0786301B2 JP 4070072 A JP4070072 A JP 4070072A JP 7007292 A JP7007292 A JP 7007292A JP H0786301 B2 JPH0786301 B2 JP H0786301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
well
contaminated
observation
pollutants
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4070072A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05231086A (ja
Inventor
喜計 鈴木
克己 江沢
治法 茂木
久 楡井
賢司 佐藤
邦雄 古野
泰雄 原田
威雄 安西
邦明 松延
順一 村田
Original Assignee
君津市
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 君津市 filed Critical 君津市
Priority to JP4070072A priority Critical patent/JPH0786301B2/ja
Publication of JPH05231086A publication Critical patent/JPH05231086A/ja
Publication of JPH0786301B2 publication Critical patent/JPH0786301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリクロロエチレン又
はテトラクロロエチレン等の揮発性及び準揮発性物質に
よる地質汚染状況を地層単位(階層)毎に調査検出する
方法及びその調査結果に基づき汚染物質を除去する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汚染物質の調査又は除去方法と
しては、例えば特開平3−202586号公報に開示さ
れたものが従来例として周知である。この従来例におい
ては、汚染領域の所定位置に井戸穴を穿設し、該井戸穴
は地下水面の下方にまで位置するようにし、その井戸穴
内に孔付き汲み上げパイプを挿着してガスと地下水との
二相の汚染物質を同時に地表に汲み上げ、夫々を分離し
て両方を処理すると言うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において
は、汚染領域における地層の構成とは関係なく、汲み上
げパイプ内を真空にして、ガス及び地下水を強制的に同
時に汲み上げ、ガスと水とを分離して処理するものであ
るが、汚染物質が停滞し易い地層とそうでない地層とが
存在するにも拘らず、所定深さの井戸穴全体からガスと
地下水とを汲み上げるので、空気及びガスの抜け易い地
層からドンドン空気又はガスが抜けるようになり、実質
的に汚染物質を除去したい地層から効率良くガスが抜け
ないばかりでなく、汚染領域の所定の範囲において汚染
物質が除去されたか否かの確認も出来ないと言う問題点
がある。
【0004】又、井戸穴の深さにしても、汚染物質が停
滞している地層を検知することなく地下水領域まで穿設
しており、無駄な深さの穿設と無駄な地下水及び空気の
汲み上げとを行っており、作業の割りには汚染物質の効
率的な除去がなされていないと言う問題点を有してい
る。従って、従来例においては効率的な汚染物質の除去
及び汚染物質が実際に除去されているか否かの確認に解
決しなければならない課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、有機化合物による汚染
領域に所定深さの井戸を穿設し、該井戸内に複数個の検
知センサーを夫々所定の間隔をもって吊垂状態に設置
し、各検知センサーの検知結果によって、地層単位毎の
汚染状況を検知することを特徴とする地質汚染状況の検
出方法、並びに汚染地層単位毎に吸引井戸を穿設し、
吸引井戸を介して汚染地層単位毎に汚染物質を吸引除去
することを特徴とする汚染物質の除去方法を提供するも
のであり、又前記汚染領域に所定深さの吸引井戸を穿設
し、該吸引井戸の周囲に所定の間隔をもって放射状に複
数の観測井戸を穿設し、各観測井戸に汚染地層単位毎の
吸引パイプ又は吸引チューブを設置し、該吸引パイプ又
は吸引チューブから各地層単位毎に地下空気を吸引して
汚染度を調査しながら各汚染地層単位毎に汚染物質を吸
引井戸を介して吸引して除去するものであり、前記吸引
井戸にパイプ状の挿着部材を挿着し、該装着部材の一部
に通気性部分を形成して汚染地層に対応した吸引領域を
設定すると共に、汚染領域において除去したい汚染物質
上に障害物がある場合に、その障害物を避けて斜め方向
から吸引井戸を穿設するようにしたものである。更に前
記観測井戸から熱風を供給しながら吸引井戸で吸引して
汚染物質を強制的に揮発させて除去するようにすること
ができる。
【0006】
【作用】 汚染地域において、汚染物質が滞留し易い地
層とそうでない地層とがあり、実際に汚染物質が滞留し
ている地層を所定の検出センサーで検出し、その地層毎
に吸引井戸を穿設して重点的に汚染物質を除去するよう
にしたものであり、同時に吸引井戸から所定の間隔をも
って複数の観測井戸を穿設し、各地層毎の汚染物質の除
去状況を見ながら汚染物質を吸引除去することで、効率
良く且つ略完全に汚染物質を除去できるのである。
【0007】
【実施例】次に本発明を図示の実施例により更に詳しく
説明する。図1は汚染物質を除去しようとする領域にお
いて、略1mの深さにおける汚染状況を観測した汚染物
質の濃度分布を数値的に示した図である。
【0008】このような領域において、先ず濃度の高い
領域に所定深さ(約20m程度)の第1の吸引井戸1を
穿設し、その井戸の地層のサンプリングをする。この地
層構成は、図2に示したように、例えばローム層、粘土
層、砂、砂質シルト、礫等が積層して構成されている。
【0009】前記第1の吸引井戸1を中心にして三方向
に放射状に複数個の観測井戸群2,3,4を略同じ深さ
に穿設する。そしていずれの井戸においても、地層のサ
ンプリングをして置く。
【0010】前記したように穿設された第1の吸引井戸
1に対して、図3に示したように、多数の検知センサー
5を所定間隔で取り付けた糸6を上部から吊垂状態に配
設し、吸引井戸1に蓋7をして所定時間放置する。この
場合に使用される検知センサーとしては、例えば実公昭
60−163365号に開示された拡散式検知管が使用
できる。
【0011】このように所定の井戸で検知センサーを用
いて測定することにより、地層によっては汚染物質が多
く停滞している地層とそうでない地層とが略検知でき、
その測定結果に基づき後述するように汚染物質の除去手
段を設計する。測定結果によればシルト層及び粘土層の
上層に汚染物質が比較的多く停滞して、所謂汚染地層と
なっている。
【0012】前記観測井戸群は、例えば井戸群2a,3
a,4aが吸引井戸1から約2mの位置に穿設され、井
戸群2b,3b,4bは吸引井戸1から約6mの位置に
穿設され、更に井戸群2c,3c,4cは吸引井戸1か
ら約14mの位置に順次穿設される。尚、これらの井戸
群の間隔は上記の数値に限定されることはない。
【0013】これらの観測井戸群に対し、前記地質のサ
ンプリング及び測定結果に基づき、図4に示したよう
に、汚染物質を除去したい汚染地層毎に複数の吸引パイ
プ8,9,10…の先端部を位置合わせして配設し、各
吸引パイプの先端近傍に夫々多数の小孔8a,9a…を
穿けておき、該小孔が位置する部分の周囲には砕石又は
砂利11を詰め、その他の部分にはセメント12を詰め
て封鎖する。
【0014】この場合に、各サンプリングの地層によっ
て深さが判定され、拡散式検知管の検知によって汚染物
質を多く含んでいる汚染地層が判定されるのである。そ
して、各観測井戸の底部から順次その深さを計りながら
所定の吸引パイプを挿着させ、その吸引パイプの先端が
所定の汚染地層位置に到達したことを確認してから、先
端部の近傍に砕石又は砂利11等の相互間に間隙のある
材料を所定量投入し、次に汚染物質が停滞していない地
層に対応した厚さ分だけセメント12を詰めて封鎖する
のである。
【0015】このような作業を繰り返して、順次汚染地
層に対応して複数本の吸引パイプ8,9,10…を必要
な数だけ取り付け、その後各吸引パイプから必要に応じ
て空気を抜き取って検査することにより、各地層毎の汚
染物質の状況を調べることができるのである。
【0016】又、観測井戸の径が小さい場合には、図5
〜6に示した観測用ユニット13が使用される。この観
測用ユニット13は、1本のパイプからなる支柱14を
中心にし、前記測定による判定に基づいて先端に有孔又
は多孔質筒15を有する吸引チューブ16を順次取り付
けたものである。この場合の吸引チューブ16は比較的
細いものが使用される。
【0017】つまり、支柱14も一つの吸引パイプとな
り、その支柱14は観測井戸の底部にまで達し、その先
端に多数の小孔14aを有している。そして、支柱14
を中心にして、判定結果に基づく汚染地層に夫々対応し
て多孔質筒15を、例えば結着等の手段により順次取り
付けて観測用ユニット13とするものである。
【0018】このように構成された観測用ユニット13
を、観測井戸群2,3,4に夫々挿着し、前記と同様に
汚染地層位置及び観測用ユニット13の多孔質筒15に
対応する部分に砕石又は砂利11を詰め、その他の部分
にはセメント12を詰めて各層毎に封鎖する。
【0019】吸引井戸に関しては、図7に示したよう
に、中心部の吸引井戸1の近傍に深さを変えて複数個の
吸引井戸が穿設される。そして、中心部の吸引井戸1は
汚染物質の状況を測定した後に、最深部の汚染地層に対
する除去用として用いるか、又は地下水の汲み上げ用と
して用いるようにする。
【0020】実質的な吸引井戸は、中心部の吸引井戸1
の近傍に第1の吸引井戸1a、第2の吸引井戸1b、第
3の吸引井戸1c及び第4の吸引井戸1dとして穿設す
る。この場合に、吸引井戸の深さは汚染地層毎に夫々分
けて穿設し、第1の吸引井戸1aは前記観測井戸群にお
ける最深部の汚染地層に対応する深さにし、第2の吸引
井戸1bは、それよりも浅い位置の汚染地層に対応する
深さにする。このように順次深さを変えて第3及び第4
の吸引井戸を穿設する。
【0021】要するに、観測井戸群2〜4において砂利
11とセメント12とで区分した各汚染地層に対応した
深さの吸引井戸1a〜1dを穿設し、各汚染地層単位で
汚染物質を除去しようとするものである。
【0022】各吸引井戸1a〜1dにはその深さに対応
して、先端にスクリーン等の通気性部材17を備えたパ
イプ等の挿着部材18を夫々配設し、該挿着部材18の
外径は各吸引井戸内径と略一致するように構成されてい
る。従って、挿着部材18を各吸引井戸に挿着配備する
ことにより、各井戸の底部が通気性を有する状態にな
る。
【0023】そして、各吸引井戸の頂部を密閉状態に施
蓋し、その頂部に圧力計19及び調整バルブ20をを取
り付けると共に、所定のパイプ21を介して気液分離器
22及び真空ポンプ23に連結され、該真空ポンプから
流量計24を介して排ガス処理手段25に排気されるよ
うになっている。
【0024】前記したように汚染領域内において吸引井
戸1,1a〜1dと観測井戸群2〜4を設置し、予め測
定した汚染地層毎に、特に汚染の最も高い地層に対応す
る吸引井戸の調整バルブ20を開いて所定の圧力にて吸
引させると、その吸引井戸に対応する地層に停滞してい
る揮発性汚染物が、地下空気と共に吸引井戸内に吸引さ
れ、該吸引井戸から外部に取り出され、所定の処理をし
てから外気に放出される。
【0025】このようにして、順次各吸引井戸の調整バ
ルブを開くことにより、各汚染地層単位で汚染物質が除
去される。そして、各汚染地層毎に所定の時間に亘って
汚染除去を行った後又は吸引を行っている途中で、各観
測井戸においてその汚染除去が行われた地層に対応する
吸引パイプ又は吸引チューブから空気を吸引して取り出
し、汚染物質の濃度を検査してその地層の汚染物質が除
去されているか否かの観測をする。
【0026】この観測の結果、汚染物質が効果的に除去
されていればその地層に対する吸引井戸の吸引作業を中
止し、次の吸引井戸に対して前記同様に作動させる。も
し、充分な汚染物除去がなされていなければ、更に継続
して汚染除去を行うことになるが、所定の時間が経過し
ても、観測井戸の場所によって未だ汚染物質が検出され
るようであれば、その時にその対策を考えなければなら
ない。
【0027】例えば、図1において、観測井戸群2cの
観測では汚染物質が充分除去されたことが確認されたに
も拘らず、観測井戸群3cにおいては未だ汚染物質が検
出されたとすると、この方向における汚染領域が中央部
の吸引井戸では困難であるか又は地層的に無理な点があ
るのか調査しなければならない。従って、吸引井戸によ
って吸引する範囲が必ずしも吸引井戸を中心にして一定
の円形の範囲であるとは限らないのであり、吸引井戸か
ら吸引された空気に含まれる排ガスを測定するだけで
は、それが一定の領域の汚染物質除去には繋がらないの
である。
【0028】前記吸引井戸について、略垂直に穿設した
ものとして説明したが、これに限定されることなく、例
えば汚染物質が滞留している上部に建造物等の障害物が
ある場合には、前記吸引井戸は障害物を避けて斜めに穿
設することもできる。そしてパイプ等の挿着部材18も
略同様なものを使用して、その吸引井戸にそって傾斜し
た状態に挿着すれば良い。
【0029】又、汚染領域における汚染状況によって
は、前記観測井戸群2〜4の吸引パイプから熱風を吹き
込みながら、吸引井戸から吸引させるようにすることも
出来る。この場合には、地層に滞留する汚染物質が加熱
されることで、効率良く揮発し除去効率が高められる。
【0030】いずれにしても、汚染領域における汚染の
状況を所定の井戸を掘って且つ所定の検出センサーによ
り測定検出し、その測定に基づき地層単位で吸引井戸と
その周囲に穿設した観測井戸とによって汚染の除去状況
を見ながら効率良くしかも略完全な状態で汚染物質を除
去するのである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る地質汚
染状況の検出方法は、有機化合物による汚染領域に所定
深さの井戸を穿設し、該井戸内に複数個の検知センサー
を夫々所定の間隔をもって吊垂状態に設置し、各検知セ
ンサーの検知結果によって、地層単位毎の汚染状況を検
知するようにしたことにより、地下のどの部分(地層又
は階層)にどのような汚染物質が滞留しているかを地層
単位毎に知ることができ、それによって汚染物質の効果
的な除去手段並びに対策を立てることができると言う優
れた効果を奏する。
【0032】又、本発明に係る汚染物質の除去方法は、
汚染地層単位毎に吸引井戸を穿設し、該吸引井戸を介し
汚染地層単位毎に汚染物質を吸引除去することによっ
て、無作為に行う除去作業と異なり無駄な吸引及び作業
が省けて著しく効率良く汚染物質の除去ができると言う
優れた効果を奏する。
【0033】更に、本発明においては、汚染領域に所定
深さの吸引井戸を穿設し、該吸引井戸の周囲に所定の間
隔をもって放射状に複数の観測井戸を穿設し、各観測井
戸に汚染地層単位毎の吸引パイプ又は吸引チューブを設
置し、該吸引パイプ又は吸引チューブから各地層単位
に地下空気を吸引して汚染度を調査しながら各汚染地層
単位毎に汚染物質を吸引井戸を介して吸引して除去する
ものであり、一定の領域における汚染除去の実状を見な
がら作業できるので、更に一層作業能率が向上すると共
に、効率良く汚染除去が行えると言う優れた効果を奏す
る。
【0034】更に又、吸引井戸にパイプ状の挿着部材を
挿着し、該装着部材の一部に通気性部分を形成して汚染
地層に対応した吸引領域を設定すると共に、汚染領域に
おいて除去したい汚染物質上に障害物がある場合、その
障害物を避けて斜め方向から前記吸引井戸を穿設するよ
うにしたこと、並びに観測井戸から熱風を供給しながら
吸引井戸で吸引して汚染物質を強制的に揮発させて除去
するようにするようにすることで、地下汚染物質を容易
に且つ簡単に除去できるという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地質汚染状況の検出方法並びに汚
染物質の除去方法を適用した汚染領域の汚染状況を示す
分布図である。
【図2】汚染領域における地層を示す説明図である。
【図3】本発明の地質汚染状況の検出方法の一例を示す
略示的断面図である。
【図4】本発明に係る汚染物質の除去方法に使用される
観測井戸の一実施例の構造を拡大して示した要部の断面
図である。
【図5】本発明に係る汚染物質の除去方法の観測井戸に
装備される観測用ユニットの一部を示す側面図である。
【図6】本発明に係る汚染物質の除去方法の観測井戸の
他の実施例の構造を拡大して示した要部の断面図であ
る。
【図7】本発明に係る汚染物質の除去方法における吸引
井戸と観測井戸との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d 吸引井戸 2,2a,2b,2c,3,3a,3b,3c,4,4
a,4b,4c 観測井戸群 5 検出センサー 6 糸 7 蓋部材 8,9,10 吸引パイプ 8a,9a 小孔群 11 砕石又は砂利 12 セメント 13 観測用ユニット 14 支柱 14a 小孔 15 有孔又は多孔質筒 16 吸引チューブ 17 通気部材 18 挿入部材 19 圧力計 20 調整バルブ 21 パイプ 22 気液分離器 23 真空ポンプ 24 流量計 25 排ガス処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古野 邦雄 千葉県千葉市こてはし台6−41−8 (72)発明者 原田 泰雄 千葉県君津市泉441−20 (72)発明者 安西 威雄 千葉県千葉市黒砂1−15−13 (72)発明者 松延 邦明 神奈川県横浜市旭区若葉台2−17−412 (72)発明者 村田 順一 千葉県茂原市早野2379

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機化合物による汚染領域に所定深さの
    井戸を穿設し、該井戸内に複数個の検知センサーを夫々
    所定の間隔をもって吊垂状態に設置し、各検知センサー
    検知結果によって、地層単位毎の汚染状況を検知する
    ことを特徴とする地質汚染状況の検出方法。
  2. 【請求項2】 汚染地層単位毎に吸引井戸を穿設し、
    吸引井戸を介して汚染地層単位毎に汚染物質を吸引除去
    することを特徴とする汚染物質の除去方法。
  3. 【請求項3】 汚染領域に所定深さの吸引井戸を穿設
    し、該吸引井戸の周囲に所定の間隔をもって放射状に複
    数の観測井戸を穿設し、各観測井戸に汚染地層単位毎の
    吸引パイプ又は吸引チューブを設置し、該吸引パイプ又
    は吸引チューブから各地層単位毎に地下空気を吸引して
    汚染度を調査しながら各汚染地層単位毎に汚染物質を吸
    引井戸を介して吸引して除去する汚染物質の除去方法。
  4. 【請求項4】 吸引井戸にパイプ状の挿着部材を挿着
    し、該装着部材の一部に通気性部分を形成して汚染地層
    に対応した吸引領域を設定する請求項2又は3に記載の
    汚染物質の除去方法。
  5. 【請求項5】 汚染領域において除去したい汚染物質上
    に障害物がある場合に、その障害物を避けて斜め方向か
    吸引井戸を穿設する請求項2、3又は4に記載の汚染
    物質の除去方法。
  6. 【請求項6】 観測井戸から熱風を供給しながら吸引井
    戸で吸引して汚染物質を強制的に揮発させて除去する請
    求項3に記載の汚染物質の除去方法。
JP4070072A 1992-02-21 1992-02-21 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法 Expired - Lifetime JPH0786301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4070072A JPH0786301B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4070072A JPH0786301B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05231086A JPH05231086A (ja) 1993-09-07
JPH0786301B2 true JPH0786301B2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=13420977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4070072A Expired - Lifetime JPH0786301B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0786301B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062206A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Murao Giken:Kk 地下水制御管理システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002336664C1 (en) * 2001-10-24 2008-12-18 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Thermally enhanced soil decontamination method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171599A (ja) * 1984-11-10 1986-08-02 ラインハルト シユナイダ− ごみ捨て場の分解ガスの吸引方法と装置
JPH02256791A (ja) * 1988-11-29 1990-10-17 Gas Res Inst 地中の水圧破砕ゾーンの深さを決定する方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5018576A (en) * 1989-08-16 1991-05-28 The Regents Of The University Of California Process for in situ decontamination of subsurface soil and groundwater

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171599A (ja) * 1984-11-10 1986-08-02 ラインハルト シユナイダ− ごみ捨て場の分解ガスの吸引方法と装置
JPH02256791A (ja) * 1988-11-29 1990-10-17 Gas Res Inst 地中の水圧破砕ゾーンの深さを決定する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062206A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Murao Giken:Kk 地下水制御管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05231086A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE33102E (en) Removal of volatile contaminants from the vadose zone of contaminated ground
US4660639A (en) Removal of volatile contaminants from the vadose zone of contaminated ground
US4593760A (en) Removal of volatile contaminants from the vadose zone of contaminated ground
US5398757A (en) Mono-well for soil sparging and soil vapor extraction
EP0498676B1 (en) Improved process and apparatus for groundwater extraction using a high vacuum process
US5464309A (en) Dual wall multi-extraction tube recovery well
US5271467A (en) Methods and systems for recovering subsurface materials
US5106232A (en) Method of in situ decontamination
US5481927A (en) Vapor port and groundwater sampling well
US7386957B2 (en) Non-intrusive vapor collection apparatus
JP3304842B2 (ja) 土壌間隙水の採取方法及び土壌汚染の調査方法
US5160217A (en) Method of in situ decontamination
CN107639104A (zh) 多相土壤气相抽提器
US5611402A (en) Method of in-situ remediation of volatile contaminants from soils and/or rock
JPH0786301B2 (ja) 地質汚染状況の検出方法及び汚染物質の除去方法
US7704014B2 (en) Process for removing contaminants from contaminated soil
JP2000009721A (ja) 土壌汚染の調査方法
US5591115A (en) Barrier for blocking movement of contaminants within an aggregate particulate substrate
CN216082180U (zh) 一种厚砂质含水层中的定深采样监测井
Kerfoot Landfill gas effects on groundwater samples at a municipal solid waste facility
CN209940624U (zh) 一种循环井
JPH07136631A (ja) 汚染土壌の清浄化方法
US6979150B1 (en) In-situ containment and extraction of volatile soil contaminants
US5813461A (en) Co-axial well construction technique for hazardous waste assessment and remediation
KR100546746B1 (ko) 비파괴식 지질 조사 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090920

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100920

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110920

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120920

Year of fee payment: 17